JP3757643B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
排水蒸発皿、凝縮器、ファン、圧縮機等からなる機械室を有する冷蔵庫に係り、特に排水蒸発皿の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷蔵庫においては、冷蔵庫本体の後方側の下方に形成された機械室内に、冷蔵庫の冷凍サイクルの一部をなす凝縮器、圧縮機を配置と、さらにこれらを冷却するためにファンを配置している。凝縮器と圧縮機とは圧縮機のほうが温度が高いため、通常はファンにより起こされる機械室内の空気の流れの下流側に圧縮機を、上流側に凝縮器を配置されている。また、この圧縮機の上方に、上方が開放された容器が設けられている。この容器は、冷蔵庫内の冷却器に付着した霜を庫内のヒータにより溶かした際にできる水(除霜水)を冷却器下方に設けた樋で受け、樋から排水路を介して導びかれた水を受けている。この容器に導かれた水は、下方の圧縮機から伝達される熱により加熱され蒸発が促進される。
【0003】
また、ファンにより起こされる空気流れによる凝縮器と圧縮機の冷却を効率良く行うため、蒸発皿を圧縮機と蒸発皿、またはファンの上方まで延長して、容器の外壁面により空気の流れを効率良く凝縮器や圧縮機に導くものも考えられている。
【0004】
上記の従来技術の一例は、特開平8−189750号公報、特開平5−203324号公報に開示されている。
【0005】
また、近年では、容器内に溜る除霜水をできるだけ短時間に蒸発させるため、この容器はその上面と天井面との間にすき間をあけるように設けられ、このすき間の間をファンによる流される空気を通過させて蒸発を促進させるようにしているものも考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
機械室を大きく設けると、庫内の貯蔵しつの収納容量を小さくすることになるため、できるだけ小さくすることが望ましい。このため、圧縮機の上方にある容器はできるだけ、高さを低くされ、また機械室の天井面近くに設けられる。このような構成となると、容器上方と天井面とのすき間が小さくなるため、空気が流れにくくなり容器内の除霜水の蒸発が阻害されてしまう。また、上記従来技術の特開平8−189750号公報に記載の技術では、容器の形状をファンの上方近傍まで延在させて設けたものとしているが、この構成では、凝縮器や圧縮機の冷却は向上するものの、上記容器の水の蒸発を阻害してしまう。
【0007】
この問題点を解決するために、近年では上記容器の内側に凝縮器、圧縮機を冷却するための空気の流れている下方側と容器上方の空間とを連通したダクトを形成し、このダクトを介してファンにより起こされる空気の流れを容器上方にも導く構成が考えられている。
【0008】
この蒸発皿を凝縮器、ファン、圧縮機間にまたがって配設した従来の冷蔵庫の構成について、図5、図6を用いて説明する。図5は従来の冷蔵庫の背面下部に設けた機械室の説明図、図6は従来の冷蔵庫の機械室の縦断面説明図である。
【0009】
図に於いて、103は凝縮器であり、機械室101は冷蔵庫の背面下部側に配設され、機械室内に凝縮器103、ファン105、圧縮機107の順に並べた風路を構成している。109は仕切である、仕切109はファン105の取付を兼ねている。111は排水蒸発皿であり、排水蒸発皿111は機械室101の天井面113近くに設けられ、凝縮器103、仕切109、圧縮機107間にまたがって配設されている。上記仕切109は排水蒸発皿111の下面と機械室101の下面に相当する取付面115間を吸込室117と吐出室119に区割している。取付面115には凝縮器103、仕切109、圧縮機107が取付られている。121は通風路であり、通風路121を形成するダクトは排水蒸発皿111の途中に設けられ、その通風する空気の流入口が圧縮機107の容器とファン105との間で下方まで延びており、吐出室119の風がここを通って矢印(A)に示す如く排水蒸発皿111内の水面を通過させて排水蒸発能力をアップさせている。
【0010】
123は冷蔵庫の断熱箱体であり、断熱箱体123は庫内125を形成する内箱127、外箱129、内箱127と外箱129間に充填した断熱材131により形成されている。133は取付板であり、取付板133は機械室101の背面側に排水蒸発皿111と一体に複数個設けられ、外箱背面135にネジ136で固定されている。134は前とは別の取付板であり、取付板134は機械室101の奥側に排水蒸発皿111と一体に複数個設けられ、機械室101の天井面113にネジ137で固定され、排水蒸発皿111を水平に保持し、排水蒸発皿111内の水が溢れないようにしている。
【0011】
また、139は排水管であり、排水管139は蒸発器141に付着した霜を除霜用ヒータ143で溶かし、この除霜水を除霜受皿145を介して排水蒸発皿111へ導通している。
【0012】
また、排水蒸発皿111は圧縮機107の上部と凝縮器103の上部に水路が連通して設けてあり、排水蒸発皿111の深さは圧縮機107側が凝縮器103側よりも深く形成してある。圧縮機107の温度は凝縮器103の温度よりも高いので圧縮機107の上部側の排水蒸発皿111で除霜水の蒸発が行われている。夏期の過負荷時に於いては、除霜水量が多くなり、圧縮機107の上部側の排水蒸発皿111の水位が上昇すると、ここと水路が連通した凝縮器103の上部側に流れる。凝縮器103の上部側に溜まった水は凝縮器103の熱で加熱される。圧縮機107の上部側の蒸発が促進され、ここの水位が下がると凝縮器103の上部側で加熱された水が再び圧縮機107の上部側に戻り排水蒸発が行われる。
【0013】
しかしながら、このような構造のものであると、通風路121を通った風の一部が矢印(B)に示す如く、排水蒸発皿111と天井面113との間を通過して吸込室117へショートサーキットするという問題が生じる。すなわち、吐出室の風が通風路を通って、その一部が排水蒸発皿と機械室の天井面との間を通過して吸込室へショートサーキットする。このショートサーキットが起こるとその分凝縮器と圧縮機を冷却する風量が減り、凝縮器と圧縮機の放熱量が減少し、冷蔵庫の冷却効率を低下させてしまい消費電力が増加するという点については、この従来技術は考慮していなかった。
【0014】
また、機械室101の奥側に設けた取付板134の天井113への固定は、固定する位置が奥にあるため固定に手間がかかるという問題が生じる。すなわち、排水蒸発皿を水平に保持する為に、機械室の奥側に排水蒸発皿と一体に設けた取付板を機械室の天井面にネジで固定する従来の固定方法では、固定位置が手の届きにくい機械室の奥側であるため固定が難しく、固定に手間がかかるという問題については、上記従来技術は考慮していなかった。
【0015】
また、上記の構成によれば、ファン105により送られる空気は、通風路121と圧縮機107とに送られるが、この通風量の最適な割合は上記従来技術には開示されていない。もし、特開平8−189750号公報記載の技術のように、通風路121を全く設けなかったり流入口を下方に伸ばして設けない場合には、ファンからの空気の流れの多くは圧縮機へ流れ圧縮機を冷却したり、排水蒸発皿111と圧縮機107との間にある温められた空気を押し流したりして、このために圧縮機からの熱の排水蒸発皿111内の水への熱伝達量が大きく減少して排水の蒸発の量が減少して排水の溢れの虞が大きくなる。このため排水蒸発皿111を大きくせざるを得なくなり、機械室が大きくなり庫内貯蔵室の収納容積が減少してしまう。一方で、通風路121を下方に大きく延長して圧縮機へ流れる空気量を少なくすると共に、排水蒸発皿111への通風量を大きくすると、蒸発量は大きくなるが圧縮機の冷却が不十分となり逆に冷凍サイクルの効率が低下してしまい、消費電力が増加してしまう。
【0016】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷蔵庫の高い冷却性能と大きな収納容積とを両立させた冷蔵庫を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、冷凍サイクルの一部を成す圧縮機及び凝縮器と、前記圧縮機上方に配置され庫内の霜が融けた水が導かれる容器と、前記凝縮器を通過した空気を前記圧縮機に供給するファンと、前記圧縮機と前記容器と前記ファンとが内側に配置された機械室とを備え、前記圧縮機が前記空気の流れ方向下流側に前記ファンと並べて配置された冷蔵庫において、
前記容器に設けられ前記ファンと前記圧縮機との間の位置に前記容器の上方と下方とを連通する空気通路と、この空気通路の前記上方の側の開口部より前記ファンの側で前記ファンの上方に前記容器と一体に設けられて前記機械室の天井面と当接する仕切板と、前記圧縮機と前記ファンとが上面側に配置された取付面と、この取付面と前記容器との間に設けられ前記容器を支持する支持部材と、前記容器及び前記支持部材とが嵌合する凸状及び溝部を備え、
前記仕切板が前記機械室の上方の空間を前記空気通路を含む側と含まない側とに区切るとともに、前記支持部材に前記ファンが支持され、
前記仕切板は前記凸状及び溝部の上部に位置し、
前記支持部材の上部をスライダーとして前記凸状及び溝部が係合して前記容器が取り付けられる構造としたものである。
【0019】
さらには、冷凍サイクルの一部を成す圧縮機と、前記圧縮機上方に配置され庫内の霜が融けた水が導かれる容器と、回転して前記圧縮機に空気の流れを供給する遠心ファンと、前記圧縮機と前記容器と前記遠心ファンとが内側に配置された機械室とを備え、前記圧縮機が前記空気の流れ方向下流側に前記遠心ファンと並べて配置された冷蔵庫において、前記遠心ファンがその回転の軸を前記圧縮機へ向けて配置され、前記容器が、前記遠心ファンと前記圧縮機との間の位置に前記容器の上方と下方とを連通し、前記容器の下方側に延在した開口部の下端を前記回転の軸の延長上に配置させることによって前記遠心ファンの前記回転の軸より上側と前記圧縮機の上部との間に位置させた空気通路を備え、前記遠心ファンから送られた空気が、前記圧縮機の上部及び前記容器の底部面の冷却を抑えながら、前記圧縮機へ送られるとともに、前記空気通路を通って前記容器の下方から上方へと送られるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1、図2、図3、図4を用いて説明する。
図1は本発明の冷蔵庫の背面下部に設けた機械室の説明図、図2は本発明の冷蔵庫の機械室の縦断面説明図、図3は本発明の第2の仕切を有する排水蒸発皿の斜視図、図4は本発明の第1の仕切の斜視図である。
【0021】
図に於いて、1は機械室であり、機械室1は冷蔵庫の背面下部に配設されている。3は凝縮器、5はファン、7は第1の仕切であり、ファン5は第1の仕切7に収納されている。9は圧縮機、11は排水蒸発皿であり、排水蒸発皿11は凝縮器3、第1の仕切7、圧縮機9間にまたがって機械室1の天井面13近くに設けられている。
【0022】
第1の仕切7は排水蒸発皿11の途中の下面と機械室1の下面に相当する取付面15に当接して設けられ、排水蒸発皿11の下面と機械室1の下面間を吸込室17と吐出室19に区割している。21は第2の仕切であり、第2の仕切21は排水蒸発皿11の上面と機械室1の天井面13に当接して設けられ、排水蒸発皿11の上面と機械室1の天井面13間を仕切って排水蒸発皿11の水が通過可能な程度に区割し、排水蒸発皿11を吸込室17側と吐出室19側に区分している。また、排水蒸発皿11の上面側に設けた第2の仕切21は排水蒸発皿11と一体に設けられている。
【0023】
23はスライダーであり、スライダー23は第1の仕切7の上部側に断面が凸状に形成してある。25は溝であり、溝25は第2の仕切21の下部側に断面が凹状に形成してある。しかして、スライダー23は溝25に係合し、この係合によって第1の仕切7と第2の仕切21との左右、上下の位置が容易に設定でき、排水蒸発皿11と第1の仕切7との固定保持を容易にした。また、第2の仕切21と一体の排水蒸発皿11の荷重を第1の仕切7で受けて排水蒸発皿11の水平を保持させるようにしたものである。
【0024】
27は通風路であり、通風路27は排水蒸発皿11の途中に排水蒸発皿11と一体に設けられ、通風路27の入口部はファン5のほぼ中心よりも上側の位置に開口させ、ファン5から吐出された風を図1に示す如く圧縮機9側への風(C)と通風路27側への風(D)とに分流させるようにしてある。
【0025】
通風路27の入口部の下端とファン5の回転軸とを略同一直線上に位置させている。あるいは、ファン5の回転軸と圧縮機9の中心位置とを冷蔵庫の上下方向に於いて略同一直線上に位置させている。すわなち、回転軸の延長線上に前記入口部があるように構成されている。あるいは、圧縮機9の中心位置がこのような構成により、風(C)と風(D)は上下方向に確実に分流することができ、圧縮機9の上部と排水蒸発皿11の下方に設けられている空間部に風が送られることはない。これにより圧縮機9の熱によりあたためられた排水蒸発皿11の底部面を冷却することはなく、十分な蒸発促進ができる。この様にすることによって、ファン5から吐出された風で圧縮機9の冷却と排水蒸発皿11の蒸発促進とに利用できるようにしたものである。
【0026】
なお、通風路27の出口部は排水蒸発皿11の上側に開口させ、通風路27の風(D)を排水蒸発皿11の上側と天井面13との間の吐出室19側に吐出させ排水蒸発皿11内の水の蒸発を促進させるようにしてある。また、通風路27の風(D)は第2の仕切21によって吸込室17側へ流出するのを阻止されるので従来冷蔵庫のように吐出室側の風が吸込室側にショートサーキットすることは起こらなくなる。
【0027】
29は取付板であり、取付板29は排水蒸発皿11の左右両側、すなわち吸込室17側と吐出室19側にそれぞれ設けられ、排水蒸発皿11と一体に形成されている。そして、取付板29はネジ31等により外箱背面33に固定されている。
【0028】
また、排水蒸発皿11は前述した第1の仕切7の上部に設けたスライダー23と、排水蒸発皿11と一体に設けた第2の仕切板21の下部に形成した溝25との係合と、これに加えて上記取付板29の外箱背面33への固定とによって、排水蒸発皿11の水平を保持できるようにしたものであるから、機械室1の奥側に排水蒸発皿11と一体に設けた水平保持のための取付板が不要となり、排水蒸発皿の固定の手間を大幅に軽減できるようにした。
【0029】
また、35は排水管であり、排水管35は蒸発皿37に付着した霜を除霜用ヒータ39で溶かし、この除霜水を除霜受皿41を介して排水除霜皿11上部の吐出室側へ導通している。なお、排水管35の出口にあたる吐出室19の圧力はファン5の風圧により庫内43に配設された除霜受皿41側の圧力よりも高いので、排水管35を通って吐出室19の暖気が庫内43側へ逆流するが、この逆流防止手段は図示してないが、例えば排水管35内に霜を形成させて通路を遮断させるか、排水管35の出口部にキャップを設けて出口通路を遮断させる、または、圧力の低い吸込室17側へ移動する等の別手段で行うことができる。
【0030】
また、排水蒸発皿11は圧縮機9の上部と凝縮器3の上部に水路が連通して設けてあり、排水蒸発皿11の深さは圧縮機9側が凝縮器3側よりも深く形成してある。圧縮機9の温度は凝縮器3の温度よりも高いので圧縮機9の上部側の排水蒸発皿11で除霜水の蒸発が行われる。夏期の過負荷時に於いては、除霜水量が多くなり、圧縮機9の上部側の排水蒸発皿11の水位が上昇すると、ここと水路が連通した凝縮器3の上部側に流れる。凝縮器3の上部側に溜まった水は凝縮器3の熱で加熱される。圧縮機9の上部側の蒸発が促進され、ここの水位が下がると凝縮器3の上部側で加熱された水が再び圧縮機9の上部側に戻り排水蒸発が行われる。従って、凝縮器3の上部に設けた排水蒸発皿は排水蒸発能力を大幅に向上させている。
【0031】
なお、45は断熱箱体であり、断熱箱体45は庫内43を形成する内箱47と外箱49との間に充填される断熱材51によって構成されている。53は爪であり、爪53は第一の仕切7の下部に設けられ、図示されていないが取付面15に設けられた切欠き部に係止され第1の仕切7は取付面15に固定される。
【0032】
以上説明したように、本実施例によれば、ファンから出た風が吐出室から吸込室へショートサーキットするのをなくし、これによって凝縮器と圧縮機を冷却する風量を増加し、凝縮器と圧縮機の放熱量を増加し、冷蔵庫の冷却効率を向上し性能を向上できる。
【0033】
また、排水蒸発皿の上面側に設けた第2の仕切を該排水蒸発皿と一体に設けたことによって、第2の仕切を別個に設ける必要がなくなり、この分の部品代を低減できるのでコストダウンを図れる。
【0034】
さらに、排水蒸発皿を外箱背面に固定したネジと第1の仕切とで水平に保持するようにしたことによって、排水蒸発皿を手の届きにくい機械室の奥側の天井面に固定したネジ、及び機械室の奥側に排水蒸発皿と一体に設けた取付板を不用となり、固定作業の手間が減少する。
【0035】
さらに、第2の仕切と第1の仕切を、第2の仕切の下部に設けた溝と第1の仕切の上部に設けたスライダーとで係合したことによって、両仕切の機械室への取り付け、固定が簡単となる。
【0036】
さらに、圧縮機9の熱によりあたためられた排水蒸発皿11の底部面を冷却することはなく、十分な蒸発促進ができる。この様にすることによって、ファン5から吐出された風を圧縮機9の冷却と排水蒸発皿11の蒸発促進とに適切に利用し、冷却効率の向上と、蒸発促進により蒸発皿の小型化、ひいては機械室の小型化を実現できる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、高い冷却性能と大きな収納容積とを両立させた冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の背面下部に設けた機械室の説明図。
【図2】本発明の冷蔵庫の機械室の縦断面説明図。
【図3】本発明の第2の仕切を有する排水蒸発皿の斜視図。
【図4】本発明の第1の仕切の斜視図。
【図5】従来の冷蔵庫の背面下部に設けた機械室の説明図。
【図6】従来の冷蔵庫の機械室の縦断面説明図。
【符号の説明】
1・・・機械室 3・・・凝縮器 5・・・ファン
7・・・第1の仕切 9・・・圧縮機 11・・・排水蒸発皿
13・・・天井面 15・・・取付面 17・・・吸込室
19・・・吐出室 21・・・第2の仕切 23・・・スライダー
25・・・溝 27・・・通風路 29・・・取付板
33・・・外箱背面 35・・・排水管 41・・・除霜受皿
Claims (2)
- 冷凍サイクルの一部を成す圧縮機及び凝縮器と、前記圧縮機上方に配置され庫内の霜が融けた水が導かれる容器と、前記凝縮器を通過した空気を前記圧縮機に供給するファンと、前記圧縮機と前記容器と前記ファンとが内側に配置された機械室とを備え、前記圧縮機が前記空気の流れ方向下流側に前記ファンと並べて配置された冷蔵庫において、
前記容器に設けられ前記ファンと前記圧縮機との間の位置に前記容器の上方と下方とを連通する空気通路と、この空気通路の前記上方の側の開口部より前記ファンの側で前記ファンの上方に前記容器と一体に設けられて前記機械室の天井面と当接する仕切板と、前記圧縮機と前記ファンとが上面側に配置された取付面と、この取付面と前記容器との間に設けられ前記容器を支持する支持部材と、前記容器及び前記支持部材とが嵌合する凸状及び溝部を備え、
前記仕切板が前記機械室の上方の空間を前記空気通路を含む側と含まない側とに区切るとともに、前記支持部材に前記ファンが支持され、
前記仕切板は前記凸状及び溝部の上部に位置し、
前記支持部材の上部をスライダーとして前記凸状及び溝部が係合して前記容器が取り付けられる構造とした冷蔵庫。 - 冷凍サイクルの一部を成す圧縮機と、前記圧縮機上方に配置され庫内の霜が融けた水が導かれる容器と、回転して前記圧縮機に空気の流れを供給する遠心ファンと、前記圧縮機と前記容器と前記遠心ファンとが内側に配置された機械室とを備え、前記圧縮機が前記空気の流れ方向下流側に前記遠心ファンと並べて配置された冷蔵庫において、
前記遠心ファンがその回転の軸を前記圧縮機へ向けて配置され、
前記容器が、
前記遠心ファンと前記圧縮機との間の位置に前記容器の上方と下方とを連通し、前記容器の下方側に延在した開口部の下端を前記回転の軸の延長上に配置させることによって前記遠心ファンの前記回転の軸より上側と前記圧縮機の上部との間に位置させた空気通路を備え、
前記遠心ファンから送られた空気は、前記圧縮機の上部及び前記容器の底部面の冷却を抑えながら、前記圧縮機へ送られるとともに、前記空気通路を通って前記容器の下方から上方へと送られる冷蔵庫。
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