JPH0716730B2 - ヘミング加工装置 - Google Patents

ヘミング加工装置

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JPH0716730B2
JPH0716730B2 JP327489A JP327489A JPH0716730B2 JP H0716730 B2 JPH0716730 B2 JP H0716730B2 JP 327489 A JP327489 A JP 327489A JP 327489 A JP327489 A JP 327489A JP H0716730 B2 JPH0716730 B2 JP H0716730B2
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JP
Japan
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hemming
die
flange
upper holder
sectional
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JP327489A
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JPH02182328A (ja
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之修 伊藤
政光 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば二つのパネル部品のヘミング結合を目
的としたヘミング加工装置に関する。
従来の技術 この種のヘミング加工装置としては例えば第3図に示す
構造のものがある。これは第4図および第5図にも示す
ように自動車のドアパネルWをヘミング加工するための
装置を示しており、予めヘミングフランジ部F1,F2,F3
が折曲成形されたアウタパネルP1とインナパネルP2とを
ポンチ1上に重ねて載せ、セクショナルダイ2とともに
下降するパッド3で双方のパネルP1,P2を加圧挟持した
のちに、セクショナルダイ2によりヘミングフランジ部
F1,F2,F3をさらに折り曲げてヘミング加工するように
したものである。4はポンチ1が取り付けられて該ポン
チ1とともに下型5を構成する下ホルダ、6は同じく下
ホルダ4に取り付けられたガイドブロックである。ま
た、7はセクショナルダイ2が取り付けられた上ホル
ダ、8はパッド3が取り付けられたパッドホルダで、パ
ッドホルダ8は図示外の弾性体を介して上ホルダ7に上
下動可能に弾性支持されており、セクショナルダイ2,パ
ッド3,上ホルダ7およびパッドホルダ8により上型9が
構成される。
発明が解決しようとする課題 上記のようなヘミング加工装置においては、第3図およ
び第4図に示すようにいわゆるストレート形状のヘミン
グフランジ部F1については問題とならないものの、第4
図および第5図に示すように残余のヘミングフランジ部
F2,F3についてはフランジ部自体が所定の曲率をもち、
かつヘミングフランジ部F2,F3がビード状のアクセント
ライン(キャラクターライン)L1,L2に対応する屈曲部
C1,C2を有していることから、ヘミング加工を行うと第
6図および第7図に示すようにだれQa,しゃくれQb等の
成形不良が発生しやすい。
これは、ヘミングフランジ部F2,F3の部位ごとにその曲
率や屈曲の程度に応じて最適とされる成形条件が異なる
にもかかわらず、上ホルダ7と一体にセクショナルダイ
2によって全体を均一に加圧していることが原因と考え
られる。
一方、上記の構造に代わるヘミング加工方法として例え
ば特開昭62−296917号公報に開示されているものがあ
る。この方法は、ヘミング加工に先立つプリヘミング加
工に際して複数のプリヘミングダイを用い、上記プリヘ
ミングダイをタイミングをずらして作動させてプリヘミ
ング加工を行うようにしたものである。
しかしながら、上記の方法をプリヘミング後のヘミング
加工に適用しようとすると、ヘミング加工時にフランジ
長手方向の縮みを伴ういわゆる縮みフランジ成形となる
場合には、加工タイミングが遅れる部位ほど上記の縮み
分の材料の逃げ場がなくなり、結果的にこれがフランジ
しわとなって成形品質を低下させる一因となる。
本発明は、ヘミングフランジ部の部位ごとに形状に応じ
セクショナルダイによる加圧成形力を可変調整すること
によって、ヘミングフランジ部の形状にかかわらずだ
れ,しゃくれ等の成形不良を防止したヘミング加工装置
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、予めヘミングフランジ部が予備成形されたワ
ークを下型上に位置決めし、上ホルダに取り付けられ該
上ホルダとともに上下動するセクショナルダイにより前
記ヘミングフランジ部を折り曲げてヘミング加工を行う
ヘミング加工装置において、前記セクショナルダイを複
数のダイブロックに分割し、各ダイブロックと上ホルダ
との間にばね定数が可変の流体ばねタイプの弾性付与手
段を介装したことを特徴としている。
上記の弾性付与手段としては、例えばピストンロッドを
有するハウジング内に所定の圧力流体を封入した流体シ
リンダタイプのもので、その流体圧力すなわちばね定数
を外部からコントロールできる構造のものを用いる。
作用 この構造によると、例えば前述したヘミングフランジ部
のように、各部位ごとに曲率や屈曲の程度に応じて最適
とされる成形条件が異なる場合に、上記の弾性付与手段
のばね定数を調整することでセクショナルダイによる最
適な加圧成形力が得られ、だれ,しゃくれ等の成形不良
が未然に防止できるようになる。
実施例 第1図および第2図は本発明のより具体的な一実施例を
示す図で、第3図と共通する部分には同一符号を付して
ある。
この実施例では第3図と同様にワークとして自動車のド
アパネルWをヘミング加工する場合の例を示しており、
アウタパネルP1の3辺部のヘミングフランジ部F1,F2
F3に対応するセクショナルダイ10は複数のダイブロック
12,13に分割され、各ダイブロック12,13はストッパボル
ト14により上ホルダ7側のダイベース11に上下動可能に
取り付けられている。そして、ダイベース11と各ダイブ
ロック12,13の間には弾性付与手段としての流体ばね装
置15または16がそれぞれに介装されている。この流体ば
ね装置15,16は、ピストンロッド17を有するハウジング1
8内に所定の圧力流体を封入した流体シリンダタイプの
もので、その流体圧力を外部から調整することでばね定
数を任意に可変調整できる構造となっている。
ここで、第2図および第4,5図から明らかなように各ヘ
ミングフランジ部F1,F2,F3をヘミング加工した場合、
フランジ部F2,F3は直辺状のヘミングフランジ部F1と異
なり所定の曲率を有しているが故に、曲率部aおよびb
はフランジ長手方向での圧縮を伴ういわゆる縮みフラン
ジ成形となる一方、幅広のアクセントラインL1に対応す
るところの屈曲部C1近傍はフランジ長手方向での伸張を
伴ういわゆる伸びフランジ成形となり、このような縮み
および伸びフランジ成形は直辺状のヘミングフランジ部
F1の成形よりも大きな加圧成形力を必要とする。そのた
めに本実施例では、少なくともフランジ部F2,F3すなわ
ちダイブロック13に対応するところの流体ばね装置16の
ばね定数は、ヘミングフランジ部F1(すなわちダイブロ
ック12)に対応するところの流体ばね装置15のばね定数
よりも大きく、かつ曲率部a,bと屈曲部C1の形状に応じ
た値に設定される。
このように構成されたヘミング加工装置においては、第
1図に示すようにワークとしてのアウタパネルP1の上に
インナパネルP2を重ねてポンチ1上に位置決めし、その
状態で上型9を下降させる。
上型9が下降すると、最初にパッド3がインナパネルP2
に当接して双方のパネルP1,P2をポンチ1との間に加圧
挟持し、なおも上型9が下降することによってセクショ
ナルダイ10のダイブロック12,13がヘミングフランジ部F
1,F2,F3の先端に当接して該ヘミングフランジ部F1,F
2,F3が水平になるまで折り返してヘミング加工を行
う。
この時、上ホルダ7の加圧成形力は各流体ばね装置15,1
6を介してダイブロック12,13に伝達されるので、最終的
にヘミングフランジ部F1,F2,F3に作用する加圧成形力
は各流体ばね装置15,16のばね定数によって決定され
る。
つまり、前述したように直辺状のヘミングフランジ部F1
や曲率部a,bおよび屈曲部C1の形状の違いに応じて成形
条件が異なるのであるが、その形状の違いに応じて予め
個々の流体ばね装置15,16のばね定数が調整されている
ために、従来のようなだれ,しゃくれ等の成形不良の発
生のないヘミング加工が可能となる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ヘミング加工を司るセク
ショナルダイを複数のダイブロックに分割し、各ダイブ
ロックと上ホルダとの間にばね定数が可変の弾性付与手
段を介装したものであるから、ヘミングフランジ部の局
部的な形状に応じて最適な加圧成形力が得られるように
なり、その結果として従来のようなだれ,しゃくれ等の
成形不良を未然に防止して加工品質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図で第4図のI−I線
断面に対応する要部断面説明図、第2図はセクショナル
ダイの構成を示す平面説明図、第3図は従来のヘミング
加工装置の一例を示す要部断面説明図、第4図はワーク
としてのアウタパネルの構成を示す斜視図、第5図は第
4図のV−V線に沿う断面図、第6図および第7図は従
来の成形不良の発生状態を示す説明図である。 1…ポンチ、5…下型、7…上ホルダ、9…上型、10…
セクショナルダイ、12,13…ダイブロック、15,16…弾性
付与手段としての流体ばね装置、a,b…曲率部、C1,C2
…屈曲部、F1,F2,F3…ヘミングフランジ部、W…ワー
クとしてのアウタパネル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予めヘミングフランジ部が予備成形された
    ワークを下型上に位置決めし、上ホルダに取り付けられ
    て該上ホルダとともに上下動するセクショナルダイによ
    り前記ヘミングフランジ部を折り曲げてヘミング加工を
    行うヘミング加工装置において、 前記セクショナルダイを複数のダイブロックに分割し、
    各ダイブロックと上ホルダとの間にばね定数が可変の流
    体ばねタイプの弾性付与手段を介装したこと特徴とする
    ヘミング加工装置。
JP327489A 1989-01-10 1989-01-10 ヘミング加工装置 Expired - Lifetime JPH0716730B2 (ja)

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JP327489A JPH0716730B2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ヘミング加工装置

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JP327489A JPH0716730B2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ヘミング加工装置

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Publication Number Publication Date
JPH02182328A JPH02182328A (ja) 1990-07-17
JPH0716730B2 true JPH0716730B2 (ja) 1995-03-01

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ID=11552863

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JP327489A Expired - Lifetime JPH0716730B2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ヘミング加工装置

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JP5971226B2 (ja) 2013-11-01 2016-08-17 株式会社安川電機 ロボットシステムおよび被加工物の製造方法

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JPH02182328A (ja) 1990-07-17

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