JPH07166769A - 面材取付溝構造およびその形成方法 - Google Patents

面材取付溝構造およびその形成方法

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JPH07166769A
JPH07166769A JP31805793A JP31805793A JPH07166769A JP H07166769 A JPH07166769 A JP H07166769A JP 31805793 A JP31805793 A JP 31805793A JP 31805793 A JP31805793 A JP 31805793A JP H07166769 A JPH07166769 A JP H07166769A
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JP
Japan
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groove
ceiling surface
glass plate
face material
holding
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JP31805793A
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English (en)
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Hiroyuki Iemura
宏行 家村
Yoshihisa Sugitani
由久 杉谷
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井面での開口幅を広くすることなく、深さ
を深く確保できる面材取付溝構造およびその形成方法を
提供する。 【構成】 天井面1へ向かうに従って幅が次第に広がり
かつ天井面1に開口する保持溝11の奥部に、幅が深さ
方向に一定の逃げ溝12を有する枠体13を埋設する。
逃げ溝12によって深さを充分確保できるとともに、天
井面1での開口幅を大きくしなくても済む。また、これ
の形成にあたっては、溝成形用型の上部に枠体13を被
せ、その上からコンクリート23を打設し、コンクリー
ト硬化後に溝成形用型のみを取り外せば、溝成形用型の
部分に形成される保持溝11と逃げ溝12とからなるガ
ラス板取付溝3Aを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面材取付溝構造および
その形成方法に関する。例えば、コンクリート製の天井
面と床面との間にガラス板などの面材を取り付ける際
に、その面材の上端部を保持する面材取付溝構造および
その形成方法に関する。
【0002】
【背景技術】コンクリート製の天井面と床面との間に面
材、例えば、ガラス板を取り付けるには、天井面と床面
に呑み込み溝を形成し、それにガラス板をけんどんによ
り取り付けている。つまり、図5に示すように、コンク
リート製の天井面1と床面2とに各1条の呑み込み溝
3,4を対向して形成し、ガラス板5の上端部を斜めに
しながら上の呑み込み溝3内に嵌め込んだのち、ガラス
板5の下端部を下の呑み込み溝4に落とし込む。最後
に、ガラス板5の表裏面と各呑み込み溝3,4の内壁と
の隙間にバックアップ材を介してシール材(図示省略)
を充填する。
【0003】従来、上の呑み込み溝3の形成にあたって
は、その呑み込み溝を形成するための抜き勾配を有する
溝成形用型を天井面成形用型に一体的に設け、これを所
定位置に支持したのち、その上にコンクリートを打設し
て天井面を形成し、コンクリートが硬化後に天井面成形
用型を溝成形用型とともに取り外すことにより、溝成形
用型の部分に呑み込み溝3を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガラス板5
の取り付けにあたつては、ガラス板5の上端部を上の呑
み込み溝3内に斜めにして嵌め込んだのち、さらに上方
へ持ち上げながらガラス板5の下端部を下の呑み込み溝
4に落とし込まなければならないから、取付作業性の面
からは呑み込み溝3の深さをできるだけ深く確保するこ
とが望ましい。
【0005】しかし、図6に示すように、呑み込み溝3
の最深部における幅寸法W1 はガラス板5の厚みを基準
に最低幅寸法以下にはできないから、呑み込み溝3の深
さHを深くするに従って天井面1での開口幅W2 が大き
くなってしまう。すると、ガラス板5の表裏面と呑み込
み溝3の内壁との隙間にバックアップ材を介してシール
材を充填するにも、シール材が多く必要となる上、その
分シール打ち作業も時間がかかるのでコスト高になると
いう欠点があった。
【0006】このため、本発明の目的は、このような従
来の欠点を解消し、天井面での開口幅を大きくすること
なく、深さを深く確保できる面材取付溝構造およびその
形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の面材取付溝構造
は、コンクリート製の天井面に形成され面材の上端部を
保持する面材取付溝構造であって、前記天井面に開口す
るとともに幅が天井面へ向かうに従って次第に広がる保
持溝と、この保持溝の奥部に埋設されその保持溝と連続
する逃げ溝を有する枠体とを備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明の面材取付溝形成方法は、天
井面に面材の上端部を保持する保持溝を形成するための
抜き勾配を有する溝成形用型の上部に、その上部に向か
って開口する逃げ溝を有する枠体を被せ、この状態にお
いてコンクリートを打設して天井面を形成し、コンクリ
ートが硬化後に前記枠体を残して前記溝成形用型のみを
取り外し、その溝成形用型の部分に形成される保持溝と
前記枠体の逃げ溝とから面材取付溝を形成することこと
を特徴とする。ここで、逃げ溝は、幅が深さ方向に一定
な形状でもよく、あるいは、深さ方向に向かうに従って
次第に広がった形状でもよい。
【0009】
【作用】本発明の面材取付溝構造では、天井面に開口す
る保持溝の奥部にその保持溝と連続する逃げ溝を有する
枠体が埋設されているから、枠体の逃げ溝によって深さ
を充分確保できるとともに、天井面での開口幅を大きく
しなくても済む。本発明の面材取付溝形成方法では、ま
ず、抜き勾配を有する溝成形用型の上部に枠体を被せ
る。次に、この状態において、コンクリートを打設す
る。コンクリートが硬化後に枠体を残して溝成形用型の
みを取り外す。これにより、溝成形用型の部分に形成さ
れる保持溝と枠体の逃げ溝とから面材取付溝が形成され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図1〜図4に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。なお、これらの図の説明にあた
って、図5と同一構成要件については同一符号を付し、
その説明を省略もしくは簡略化する。
【0011】図1は前記天井面1に形成され面材として
の前記ガラス板5の上端部を保持するガラス板取付溝
(面材取付溝)3Aの構造を示す図である。同ガラス板
取付溝3Aの構造は、前記コンクリート製の天井面1に
開口するとともに幅が天井面1へ向かうに従って次第に
広がるテーパ状をなした保持溝11と、この保持溝11
の奥部に埋設されその保持溝11と連続しかつ幅が深さ
方向に一定の逃げ溝12を有する枠体13とを備える。
枠体13は、下向きコ字形のアルミニウム型枠によって
形成されている。
【0012】前記ガラス板5の上端部は、保持溝11お
よび逃げ溝12に対して斜めに差し込まれ、続いて、垂
直に起立されたのち、ガラス板5の下端部が下の呑み込
み溝4に落とし込まれた位置で静止される。この状態に
おいて、ガラス板5の表裏面と保持溝11の内壁との隙
間には、バックアップ材6Aを介してシール材7Aが充
填される。
【0013】ところで、このガラス板取付溝3Aの形成
にあたっては、図2に示すように、天井面1にガラス板
5の上端部を保持する保持溝11を形成するための抜き
勾配を有する溝成形用型22を天井面成形用型21に設
け、この溝成形用型22の上部に前記枠体13を開口を
下向きにして被せる。この状態において、その上にコン
クリート23を打設する。次に、図3に示すように、コ
ンクリート23が硬化後に枠体13を残して溝成形用型
22を天井面成形用型枠21とともに取り外す。これに
より、溝成形用型22の部分に形成される保持溝11と
枠体13の逃げ溝12とからなるガラス板取付溝3Aが
天井面1に形成される。
【0014】図4は前記床面2に形成され前記ガラス板
5の下端部を保持するガラス板取付溝4Aの構造を示す
図である。同ガラス板取付溝4Aの構造は、前記床面2
に埋設された下枠体31に係合、支持された2つの溝構
成部材32,33を含んで形成されている。2つの溝構
成部材32,33の間には、つまり、ガラス板取付溝4
Aの底には、ガラス板5を載置するセッティングブロッ
ク34が配置されている。ガラス板5の下端部がガラス
板取付溝4A内のセッティングブロック34に載置され
た状態において、ガラス板5の表裏面とガラス板取付溝
4Aの内壁との隙間には、バックアップ材6Bを介して
シール材7Bが充填される。
【0015】従って、本実施例によれば、天井面1に開
口する保持溝11の奥部にその保持溝11と連続しかつ
幅が深さ方向に一定の逃げ溝12を有する枠体13が埋
設されているから、逃げ溝12によって深さを充分確保
できるとともに、天井面1での開口幅を大きしなくても
済む。そのため、シール材7Aを節約できるとともに、
シール打ち作業も迅速に行うことができるためコストも
低減できる。
【0016】また、天井面1の内部に枠体13が埋設さ
れているから、天井面1の強度も高めることができる。
もとより、保持溝11を備えているから、その抜き勾配
を利用してシール打ち作業も従来と同様にして行うこと
ができる。
【0017】また、これらの形成にあたっては、天井面
1にガラス板5の上端部を保持する保持溝11を形成す
るための抜き勾配を有する溝成形用型22の上部に下向
きコ字形の枠体13を被せ、この状態において、コンク
リート23を打設したのち、コンクリート23が硬化後
に枠体13を残して溝成形用型22を天井面形成用型枠
21とともに取り外せば、溝成形用型22の部分に形成
される保持溝11と枠体13の逃げ溝12とからなるガ
ラス板取付溝3Aを天井面1に形成することができるか
ら、つまり、溝成形用型22の上部に前記枠体13を被
せる工程を付加するだけでガラス板取付溝3Aを形成す
ることができるから、作業工程を大幅に増やすことなく
簡易に行うことができる。
【0018】また、溝成形用型22の幅方向両面側には
上方へ向かうに従って次第に狭くなるテーパ状の抜き勾
配が形成されているから、その上部に枠体13を被せる
だけで、その勾配によって枠体13を溝成形用型22の
上部に安定的に支持させることができる。つまり、特別
に保持手段を設けなくても済むから安価にできる。
【0019】なお、上記実施例では、枠体13をアルミ
製の下向コ字形としたが、内部に逃げ溝12を有する形
状であれば、外形形状はどのような形態でもよい。ま
た、前記逃げ溝12の形状は、幅が深さ方向に一定な形
状に限らず、幅が深さ方向に向かうに従って次第に広が
った形状、いわゆる蟻溝形状でもよい。
【0020】また、前記逃げ溝12の内面に緩衝材など
を貼着しておいてもよい。このようにすれば、ガラス板
5の上端部を保持溝11および逃げ溝12に対して斜め
に差し込んだ際に、ガラス板5の上端部が逃げ溝12の
内面に当接してもガラス板5の破損を防ぐことができ
る。また、上記実施例では、ガラス板5を取り付ける場
合について説明したが、ガラス板5に限らず、一般の平
板状の面材を取り付ける構造にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明の面材取付溝構造に
よれば、天井面での開口幅を大きくすることなく、深さ
を深く確保できる。また、本発明の面材取付溝形成方法
によれば、作業工程を大幅に増やすことなく面材取付溝
を簡易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における上方のガラス板取付
溝3Aの構造を示す図である。
【図2】図1のガラス板取付溝3Aを形成する工程を示
す図である。
【図3】図2に示す工程によって形成されたガラス板取
付溝3Aを示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例における下方のガラス板取付
溝4Aの構造を示す図である。
【図5】一般的なガラス板取付溝構造を示す図である。
【図6】従来の上方の呑み込み溝3の構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 天井面 3A ガラス板取付溝(面材取付溝) 5 ガラス板(面材) 11 保持溝 12 逃げ溝 13 枠体 22 溝成形用型 23 コンクリート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート製の天井面(1)に形成され
    面材(5)の上端部を保持する面材取付溝構造であっ
    て、前記天井面(1)に開口するとともに幅が天井面
    (1)へ向かうに従って次第に広がる保持溝(11)
    と、この保持溝(11)の奥部に埋設されその保持溝
    (11)と連続する逃げ溝(12)を有する枠体(1
    3)とを備えることを特徴とする面材取付溝構造。
  2. 【請求項2】天井面(1)に面材(5)の上端部を保持
    する保持溝(11)を形成するための抜き勾配を有する
    溝成形用型(22)の上部に、その上部に向かって開口
    する逃げ溝(12)を有する枠体(13)を被せ、この
    状態においてコンクリート(23)を打設して天井面
    (1)を形成し、コンクリート(23)が硬化後に前記
    枠体(13)を残して前記溝成形用型(22)のみを取
    り外し、その溝成形用型(22)の部分に形成される保
    持溝(11)と前記枠体(13)の逃げ溝(12)とか
    ら面材取付溝(3A)を形成することを特徴とする面材
    取付溝形成方法。
JP31805793A 1993-12-17 1993-12-17 面材取付溝構造およびその形成方法 Withdrawn JPH07166769A (ja)

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