JPH0716633B2 - 2液用スプレーガン - Google Patents

2液用スプレーガン

Info

Publication number
JPH0716633B2
JPH0716633B2 JP63313220A JP31322088A JPH0716633B2 JP H0716633 B2 JPH0716633 B2 JP H0716633B2 JP 63313220 A JP63313220 A JP 63313220A JP 31322088 A JP31322088 A JP 31322088A JP H0716633 B2 JPH0716633 B2 JP H0716633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
spray gun
curing agent
atomizing
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63313220A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02160067A (ja
Inventor
和幸 沼田
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岩田塗装機工業株式会社 filed Critical 岩田塗装機工業株式会社
Priority to JP63313220A priority Critical patent/JPH0716633B2/ja
Publication of JPH02160067A publication Critical patent/JPH02160067A/ja
Publication of JPH0716633B2 publication Critical patent/JPH0716633B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はノズル中心より高圧塗料をフィルム状に噴射し
て霧化し、更に圧縮空気を付加してスプレーを行なう加
圧気液併用のスプレーガンによって主剤と硬化剤の2液
塗料の吹付けを行なう2液用スプレーガンに関する。
<従来の技術> 従来より高圧塗料をフィルム状に噴射して霧化し、これ
に圧縮空気を吹付てスプレーする加圧気流併用のスプレ
ーガンは種々の形態のものが知られている。
又、2液塗料、即ち主剤と硬化剤を混合して反応硬化さ
せることにより塗膜を形成する塗装も広く知られてお
り、塗料と硬化剤を混合する方法として、塗料と硬化剤
を夫々別々の噴射孔から噴射して混合する方法や、スプ
レーガン内部で塗料と硬化剤を噴射直前に混合する方法
が知られている。
更に、加圧気液併用型のスプレーガンを用いて2液塗料
を噴射する技術として実開昭62−160669号が提案されて
いる。これには、塗料の噴射孔の周囲を囲むように主剤
の噴射軸線と平行な噴射軸線をもつよう形成されたスリ
ット状の圧縮空気噴射孔より、硬化剤が混合された圧縮
空気が前記塗料流を包み込むよう前方へ噴射する技術が
示されている。
<発明が解決しようとする課題> しかし乍ら、従来技術に示されるような塗料と硬化剤と
を別々の噴射孔から噴射する方法では、十分な混合がで
きず、混合不良による塗装むらが出る。
又、スプレーガン内部での混合では、ノズルが小さい孔
であることに加え、2液の反応硬化が起やすいこと等か
ら噴射孔の詰まりが発生しやすいという問題点があっ
た。更に、上述した実開昭62−160669号に示されるもの
は、主剤の噴射軸線と平行するスリット状の噴射孔より
圧縮空気と硬化剤の混合した気流が噴射し扇状に広がっ
た主剤の噴射フィルム面の前方の霧化部で衝突するた
め、硬化剤の混合効果が劣る他、パターン形成するため
の気流も硬化剤の混合された圧縮空気を用いることか
ら、硬化剤の分散が多く、混合が不十分となる他、噴霧
パターンを変化させない場合には硬化剤の粒子が粗くな
り混合が悪くなるという問題を含むものである。
そこで、本発明は上記の問題点を解消し塗料と硬化剤の
十分な混合を得て効率の良い霧化、スプレーパターンの
形成ができる加圧気液併用の2液スプレーガンを提供す
ることを目的とするものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、先端に噴出口を開口させた液圧霧化ノズルを
有し、該ノズルより噴射する流体に圧縮空気を衝突させ
て微粒化し噴霧するスプレーガンにおいて、前記液圧霧
化ノズルの外周に、前記噴出口の噴射軸線に対し交差す
る対称位置に二つの霧化用空気孔を設けた空気キャップ
を取付けると共に、スプレーガン本体内に形成した霧化
空気路を途中より分岐し、一方の空気路に硬化剤供給口
を接続し、前記二つの霧化用空気孔に連通させ、他方の
空気路は空気キャップの先端のパターン調整用空気孔に
連通させたものである。
<作用> 本発明は上記のような構成のため、ノズルよりフィルム
状に液圧噴射した主剤の液体フィルム面に対向する位置
より、該フィルム面に向けて直接、即ち噴射軸線がフィ
ルム面と交差するように硬化剤混合気流を衝突させ、主
剤と硬化剤の十分な混合と効率のよい霧化を行なう。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明すれ
ば、次の通りである。
1は加圧気液併用のスプレーガン本体で、該スプレーガ
ン本体1の先端に噴出口2aを開口させた液圧霧化ノズル
2がノズル台3に嵌挿され、外周には噴出口2aの噴射軸
線に対し交差する対称位置に二つの霧化用空気孔4を設
けた空気キャップ5がカバー6にて装着されている。
又、スプレーガン本体1の中央にはニードル弁7が、先
端がノズル2の噴出口2aに接離するよう引金8にて進退
自在に嵌挿されている。9はスプレーガン本体1の内部
に形成された霧化空気路で、途中より分岐し、空気キャ
ップ5の先端のパターン調整用空気孔10に連通するパタ
ーン空気路11に連通する。12はスプレーガン本体1の側
面に形成された硬化剤供給口であり、前記霧化空気路9
に連通し、圧縮空気Bに硬化剤Cを混入させ、混合気流
として先端の霧化用空気孔4より噴出させる。ここで、
硬化剤Cはパターン空気路11に流れる空気中には混入さ
れない。仮に、硬化剤を混入しても分散が多く、混合が
不十分となる他、噴霧パターンを変化させない場合は、
硬化剤の粒子が粗くなり混合が悪くなる。
13はノズル2に連通する材料供給口で、該材料供給口13
にフィルター15を備えた主剤供給路14が接続され、主剤
Aがノズル2に供給される。16は空気流入口、17、18は
空気量調整バルブ、19は空気弁、20はニードル弁パッキ
ンを夫々示す。
尚、吹付空気中に硬化剤を混入させる手段としては、例
えば先に提案した実願昭60−201786号の多液塗料用スプ
レーガンと同様の方法でよい。即ち、図示しないが、ス
プレーガン本体の側面に、エアーピストン弁を設け、該
エアーピストン弁の入口側を硬化剤供給源に接続し、出
口側をスプレーガン本体内の霧化空気路9に接続するこ
とにより、圧縮空気Bに硬化剤Cを混入させることがで
きる。
又、霧化空気路9中にエゼクター部(図示せず)を設
け、そこに硬化剤通路を開口させ、吹付空気流によって
生ずる吸引効果で吸引混合させる方法を採用することも
できる。
次に作用を説明すると、先ずスプレーガン本体1の引金
8を引くことにより、空気弁19が開らき、空気Bは空気
流入口16より霧化空気路9に供給されると共に、硬化剤
Cは硬化剤供給口12より前記霧化空気路9に供給された
圧縮空気に混入されて混合気流として先端の霧化用空気
孔4より噴射される。
又、主剤は主剤供給路14よりスプレーガン本体1の材料
供給口13に導入され、ニードル弁が後退することにより
液圧霧化ノズル2の中心の噴出口2aより液体フィルム状
に噴出される。
ここで、圧縮空気Aに硬化剤Cが混入した混合気流は、
ノズル2よりフィルム状に噴射する液体フィルム面Dに
対向する位置に形成された二つの霧化用空気孔4より、
該フィルム面Dに向けて噴射軸線がフィルム面と交差衝
突するように噴射され、主剤Aと硬化剤Cの十分な混合
を得る。
又、空気キャップ5の先端のパターン調整用空気孔10よ
り噴射する空気は硬化剤の混入しない空気であり、この
空気量を調整することにより、噴射されたパターン形状
を自在に調整することができる。
<発明の効果> 上述のように、本発明の2液用スプレーガンは、霧化用
空気路の一部に硬化剤供給口を開口させて圧縮空気と硬
化剤が混合した硬化剤混合気流としてノズルの霧化用空
気孔より噴射し、しかも、ノズルよりフィルム状に液圧
にて噴出する主剤の液体フィルム面に対向する位置に設
けた二つの霧化用空気孔より前記フィルム面に向けて、
噴射軸線が該フィルム面と交差衝突するように噴射され
るため、主剤と硬化剤の十分な混合、霧化が達成され、
確実な硬化を行なうことができる。
しかも、主剤と硬化剤とはスプレーガン本体の外部での
混合となり、事前硬化を招くことなく、塗料通路のつま
りも防止できる。
又、フィルム状に噴出する主剤の液体フィルム面に直
接、硬化剤混合気流を衝突させることから、微粒化がよ
く霧化性能に優れる。
又、パターン調整空気孔より噴射する空気は硬化剤の混
入していない空気であるため、パターン調整を行なって
も主剤と硬化剤の混合状態は変らず、安定した噴霧がで
きる。
尚、この種々のスプレーガンは実用条件として、パター
ン調整用空気を付加することが作業性や塗料の飛散防
止、溝部、凹凸面への入り込み性(塗着)向上、仕上が
り等において不可欠である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は断面図、
第2図は空気キャップ先端の正面図、第3図は第2図、
A−A線断面図である。 1……スプレーガン本体 2……液圧霧化ノズル 2a……噴出口 4……霧化用空気孔 5……空気キャップ 9……霧化空気路 12……硬化剤供給口 14……主剤供給路 A……主剤 B……圧縮空気 C……硬化剤 D……液体フィルム面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に噴出口を開口させた液圧霧化ノズル
    を有し、該ノズルより噴射する流体に圧縮空気を衝突さ
    せて微粒化し噴霧するスプレーガンにおいて、前記液圧
    霧化ノズルの外周に、前記噴出口の噴射軸線に対し交差
    する対称位置に二つの霧化用空気孔を設けた空気キャッ
    プを取付けると共に、スプレーガン本体内に形成した霧
    化空気路を途中より分岐し、一方の空気路に硬化剤供給
    口を接続し、前記二つの霧化用空気孔に連通させ、他方
    の空気路は空気キャップの先端のパターン調整用空気孔
    に連通させたことを特徴とする2液用スプレーガン。
JP63313220A 1988-12-12 1988-12-12 2液用スプレーガン Expired - Lifetime JPH0716633B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63313220A JPH0716633B2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 2液用スプレーガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63313220A JPH0716633B2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 2液用スプレーガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02160067A JPH02160067A (ja) 1990-06-20
JPH0716633B2 true JPH0716633B2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=18038556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63313220A Expired - Lifetime JPH0716633B2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 2液用スプレーガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716633B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3025988U (ja) * 1995-12-18 1996-06-25 株式会社マル井本店 移動式配膳台

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534592B2 (ja) * 1991-05-13 1996-09-18 岩田塗装機工業株式会社 2液混合エアアシストスプレ―ガン
US6293476B1 (en) * 2000-06-28 2001-09-25 Illinois Tool Works Inc. Spray gun nozzle assembly air cap

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62160669U (ja) * 1986-04-02 1987-10-13

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3025988U (ja) * 1995-12-18 1996-06-25 株式会社マル井本店 移動式配膳台

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02160067A (ja) 1990-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5899387A (en) Air assisted spray system
US5152460A (en) Spray gun nozzle head
TWI294790B (en) Spray coating device and method, and method of making the spray coating device
CA2066362C (en) Baffle for hvlp paint spray gun
US3734406A (en) Method and apparatus for producing a flat fan paint spray pattern
JPH0724796B2 (ja) 低圧微粒化エアスプレーガン
JP5336763B2 (ja) 内面塗装用スプレーガン。
JP2767075B2 (ja) 2液混合スプレーガン
JPH0716633B2 (ja) 2液用スプレーガン
JPH04176352A (ja) スプレーノズル
EP0411830B1 (en) Low pressure air atomizing spray gun
JP2534592B2 (ja) 2液混合エアアシストスプレ―ガン
JPH0230035Y2 (ja)
JPS635141B2 (ja)
JPS62204871A (ja) スプレ−ガンのノズル
JPH0341808Y2 (ja)
JPH0711802Y2 (ja) 内外部混合併用スプレーガン
KR200295531Y1 (ko) 고체적 저압 스프레이건
JPH01203066A (ja) 液体吹付方法およびその装置
JP2558243Y2 (ja) 内部混合式エアスプレーガン
JP3359859B2 (ja) エア・エアレスガンの霧化空気調節装置
KR19980062641U (ko) 저비산 페인트 스프레이건
JPH0724800B2 (ja) 低圧微粒化スプレーガン
JP2558244Y2 (ja) 内部混合型高粘度用スプレーガンにおける空気ノズル
JPH0474550A (ja) 2液混合塗料の噴霧ノズル装置