JPH07165167A - メンブレンアングルピース取付け用治具 - Google Patents

メンブレンアングルピース取付け用治具

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JPH07165167A
JPH07165167A JP31466993A JP31466993A JPH07165167A JP H07165167 A JPH07165167 A JP H07165167A JP 31466993 A JP31466993 A JP 31466993A JP 31466993 A JP31466993 A JP 31466993A JP H07165167 A JPH07165167 A JP H07165167A
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JP
Japan
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angle piece
girder
reaction force
corrugation
jig
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JP31466993A
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Kiyoaki Sonoda
清明 園田
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温液化ガスタンクのコーナ部に取り付ける
アングルピースの肌合わせに使用する取付け用治具を提
供する。 【構成】 中央で屈曲した反力桁10と、反力桁10の
屈曲部に固着したナット部材26に螺合し、アングルピ
ースのコルゲーションの屈曲部を押圧するハンドル付き
押し棒19と、コルゲーションに跨がる取付部材を介し
て反力桁の両側に取付けられた中央で屈曲した一対のナ
ット部材取付け板24と、ナット部材取付板に取り付け
た複数のナット部材に螺合し、アングルピースの平面部
を押圧する複数のボルト31と、反力桁の両端部に締結
された一対のクランプ50からなる。 【効果】 アングルピースの取付け作業を短時間且つ正
確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温液化ガスタンクの
コーナ部に取り付けるアングルピースの肌合わせに使用
する取付け用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LNG船等の低温液化ガスを収容するメ
ンブレン式タンクは、内殻の内側に断熱材を配設し、そ
の上にステンレス鋼板製のメンブレンを取付けて構成さ
れている。メンブレンは、低温液化ガスによる熱収縮を
吸収するために一定間隔で直交したコルゲーションを形
成したメンブレンシート(例 3m長さ×1m巾×1.
2mm厚さ)を重ね継手溶接したものである。底面メン
ブレンと側壁メンブレンまたは天井メンブレンと側壁メ
ンブレンの交差するコーナ部は、図8または図9に示す
構成により接続されている。その構成を図8により説明
する。
【0003】1は、ステンレス厚鋼板(例 10mm)
を直角に曲げて形成したコーナプレートで、このコーナ
プレート1は、その内面が断熱材の内面と同一となるよ
うに断熱材に埋め込んで取付けられている。コーナプレ
ート1の水平面端部に底面(または、天井)メンブレン
シート2の一端が重ね継手溶接され、垂直面端部に底面
メンブレンシート2のコルゲーション3aの通り芯とコ
ルゲーション3bのそれが一致するように側壁メンブレ
ンシート5が重ね継手溶接されている。
【0004】6は、コーナプレート1に合わせ曲げ成形
され、その中央にコルゲーション3cを形成したアング
ル・ピースであり、このアングルピース6はコルゲーシ
ョン3cの通り芯がコルゲーション3a,3bに一致す
るようにその端部を底面メンブレンシート2および側壁
メンブレンシート5上に、中間部をコーナプレート1上
に重ねて、継手部を肌合わせした後、仮付けし、全周溶
接して取付けられる。図9は、コーナ部の角度が135
°の例である。従来、コーナ部の肌あわせは、人が叩き
棒やハンマーで矯正し、押し棒で継手部を押圧すること
により行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】継手部を人が叩き棒や
ハンマーで矯正し、押し棒で継手部を押圧する方法は、
時間と労力がかかる作業となっていた。本発明は、アン
グルピースをコーナ部に肌合わせする作業を正確且つ短
時間で行うことのできる治具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を以
下の治具により達成する。その一つは、中央で屈曲した
反力桁と、該反力桁の屈曲部に固着したナット部材に螺
合し、アングルピースのコルゲーションの屈曲部を押圧
するハンドル付き押し棒と、コルゲーションに跨がる取
付部材を介して反力桁の両側に取付けられた中央で屈曲
した一対のナット部材取付板と、該ナット部材取付板に
取付けた複数のナット部材と、該複数のナット部材に螺
合し、アングルピースの平面部を押圧する複数のボルト
と、前記反力桁の両端部に締結され、ハンドル操作によ
りメンブレンノットを挟持する一対のクランプからな
る。他の一つは、上記治具の取付部材にアングルピース
のコルゲーションを押圧する複数のボルトを螺合させた
ものである。
【0007】
【作用】アングルピースの両側のコルゲーションノット
をクランプで挟持し反力桁を固定し、ハンドル付き押し
棒でアングルピースの屈曲部を押圧し、ナット部材取付
け板のナット部材に螺合する複数のナットでアングルピ
ースの平面部を押圧することによりアングルピースの肌
合わせができる。取付部材にアングルピースのコルゲー
ションを押圧する複数のボルトを螺合させることによ
り、この複数のボルトによりアングルピースのコルゲー
ション継手部の肌合わせがより確実にできる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図1は、反力桁の屈曲角度を90°とした本発明
治具の斜視図である。図において、反力桁10は、2枚
の板を連結板14により一定間隔開けて連結した水平桁
部材11と2枚の板を連結板15により一定間隔開けて
連結した垂直部材13および水平桁部材11と垂直桁部
材13のなす角度が90°になるように、それらの端部
を接合する2枚の板からなる傾斜桁部材12から構成さ
れている。傾斜桁部材12の上面中央に連結板16が取
付けられており、連結板16の中央位置にはナット部材
17が固着されている。
【0009】ナット部材17に下端がアングルピースの
コルゲーションの屈曲部の押圧部となっており、上端に
ハンドル18を有するハンドル付き押し棒19の中間部
が螺合している。20は、コルゲーションに跨がる凹部
を有する取付部材である。取付部材20の頂部に1本の
六角穴付きボルト21が螺合され、傾斜部にそれぞれ2
本の六角穴付きボルト21が螺合されている。取付部材
20は、水平桁部材11および垂直桁部材13の傾斜桁
部材12との接続端部下に取付板22の一方を桁部材の
側面に、他方を取付部材20の傾斜部にボルト締めする
ことにより取付けられている。
【0010】取付部材20の両側下端部に側方張出部2
3が形成されている。水平桁部材11側の取付部材20
の側方張出部23と垂直桁部材13側の取付部材20の
側方張出部23の間に中央傾斜板25により90°に屈
曲したナット部材取付板24が取付けられている。ナッ
ト部材取付板24の中央傾斜板25にナット部材26が
固着されており、中央傾斜板25の一方の水平板27と
他方の垂直板28に形成された長穴29に離脱しないよ
うに拘束されて摺動可能な可動ナット部材30が係合し
ている。そして、前記ナット部材26と可動ナット部材
30にそれぞれ六角穴付きボルト31が螺合されてい
る。
【0011】水平桁部材11の端部上にボルトの挿通穴
を有する座板40が、桁部材に跨がって係合している。
クランプ50が、その取付ボルトを座板40のボルトの
挿通穴を通しナット41を締めることにより水平桁部材
11下に取付けられている。同様に、垂直桁部材13の
端部下に座板40とナット41により取付けられてい
る。次に、クランプ50の構造について説明する。
【0012】図3は、本発明に係るクランプの平面図、
図4は、本発明に係るクランプの正面図、図5は、図4
のA−A矢視図である。取付板51の一方側の下面に固
定クランプ材52がボルト締めされている。固定クラン
プ部材52は、コルゲーションノットの一方側に嵌合す
る型部53を有している。取付板51の中央部から他方
側にかけてその両端部に案内部54が形成されており、
該案内部54に可動クランプ部材55の側面上部にボル
ト締めされた摺動板56が嵌合している。可動クランプ
部材55は、コルゲーションノットの他方側に嵌合する
型部57を有している。可動クランプ部材55に連結棒
58の一端が連結されている。取付板51の他方側下面
に案内軸受け59が取付けられており、連結棒58の中
間部が前記案内軸受け59を貫通して摺動可能に支持さ
れている。
【0013】取付板51の他方端にアーム60の一端が
取付けられており、その他端にくの字形の第1のリンク
61の一端が枢着されている。第1リンク61の他端に
は開閉ハンドル62が固着されている。そして、第2の
リンク63の一端が、連結棒58の他端に枢着され、そ
の他端が第1リンク61の中間部に枢着されている。従
って、図3において開閉ハンドル62を左回転すると、
可動クランプ部材55が右方向に移動し(クランプが開
く)、開閉ハンドル62を右回転すると、可動クランプ
部材55が左方向に移動する(クランプが閉じる)。取
付板51上にクランプ50の取付ボルト64が取付けら
れている。
【0014】図2は、反力桁の屈曲角度を135°とし
た本発明治具の斜視図である。図において、反力桁70
は、2枚の板を連結板72により一定間隔開けて連結し
た第1の桁部材71とこれに135°の角度で接続する
2枚の板を連結板74により一定間隔開けて連結された
第2の桁部材73から構成されている。反力桁70の屈
曲部に取付板75が取付けられており、この取付板75
上にナット部材76が固着されている。下端がアングル
ピースの屈曲部を押す押圧部となっており、上端にハン
ドルを有するハンドル付き押し棒77の中間部が螺合し
ている。
【0015】反力桁70の屈曲部の両側において、第1
の桁部材71および第2の桁部材73の桁部材下にコル
ゲーションを跨ぐ取付部材78が取付けられている。取
付部材78の両側下端に側方に延びる張出部79が形成
されており、第1の桁部材71の取付部材の張出部79
と第2の桁部材73の取付部材の張出部79の間に中央
で135°に屈曲したナット部材取付板80が固着され
ている。
【0016】ナット部材取付板80は、中央板81、そ
の一方端に接続し、長穴84を有する第1の板82およ
び他方端に接続し、長穴85を有する第2の板83から
構成されている。中央板81上にナット部材86が固着
されており、長穴84、85のそれぞれに離脱しないよ
うに拘束されて摺動可能な可動ナット部材87、88が
係合している。そして、ナット部材86、および可動ナ
ット部材87、88に六角穴付きボルト89が螺合され
ている。
【0017】第1の桁部材71の端部上にボルトの挿通
穴を有する座板40が、桁部材に跨がって係合してい
る。クランプ50が、その取付ボルトを座板40のボル
トの挿通穴を通しナット41を締めることにより第1の
桁部材71下に取付けられている。同様に、第2の桁部
材73の端部下に座板40とナット41により取付けら
れている。クランプ50の構造は、図1のそれと同一で
あるから説明を省略する。
【0018】図1の取付用治具は、メンブレンが直角に
交差するコーナ部にアングルピースを肌合わせするとき
使用するもので、その使用方法を図6により説明する。 水平桁部材11のクランプ50を底面(または天
井)メンブレンシート2のコルゲーションノット4aに
固定し、垂直桁部材13のクランプ50を側壁メンブレ
ンシート5のコルゲーションノット4bに固定し、反力
桁10をハンドル付き押し棒の押圧端がアングルピース
6の屈曲部104に位置するように移動する。
【0019】 水平桁部材11および垂直桁部材13
のナット41を締め、反力桁10を両クランプに固定す
る。このとき、水平桁部材11の取付部材22が底面メ
ンブレンシート2側のアングルピース6のコルゲーショ
ン重ね継手101に跨がり、垂直桁部材13の取付部材
22が側壁メンブレンシート5側のアングルピース6の
コルゲーション重ね継手102に跨がる。また、反力桁
10の両側のナット部材取付板24がアングルピースの
平面部103、105に位置する。
【0020】 水平桁部材11の取付部材22および
垂直桁部材13の取付部材22の六角穴付きボルト21
を締め込み、コルゲーション重ね継手101および10
2の肌合わせをする。また、ナット部材取付板24の可
動ナット部材30を肌合わせに適当な位置に調整し、そ
れらに螺合している六角穴付きボルト31を締め込み、
ナット部材26に螺合している六角穴付きボルト31を
締め込むことによりアングルピースの平面部103、1
05の肌合わせする。 アングルピース6を底面メンブレンシート2、コー
ナプレート1および側壁メンブレンシート5に仮付け溶
接して取り付ける。
【0021】図2の取付用治具は、メンブレンが135
°に交差するコーナ部にアングルピースを肌合わせする
とき使用するもので、その使用方法を図7により説明す
る。 第1の桁部材71のクランプ50を底面(または天
井)メンブレンシート2のコルゲーションノット4aに
固定し、第2の桁部材73のクランプ50を側壁メンブ
レンシート5のコルゲーションノット4bに固定し、反
力桁70をハンドル付き押し棒77の押圧端がアングル
ピース6の屈曲部104に位置するように移動する。
【0022】 第1の桁部材71および第2の桁部材
73のナット41を締め、反力桁70を両クランプに固
定する。このとき、第1の桁部材71の取付部材78が
底面メンブレンシート2側のアングルピース6のコルゲ
ーション重ね継手101に跨がり、第2の桁部材73の
取付部材78が側壁メンブレンシート5側のアングルピ
ース6のコルゲーション重ね継手102に跨がる。ま
た、反力桁10の両側のナット部材取付板80がアング
ルピースの平面部に103、105に位置する。
【0023】 ナット部材取付板80の可動ナット部
材87、88を肌合わせに適当な位置に調整し、それに
螺合している六角穴付きボルト89を締め込み、ナット
部材86に螺合している六角穴付きボルト89を締め込
むことによりアングルピースの平面部103、105の
肌合わせする。 アングルピース6を底面メンブレンシート2、コー
ナ・プレート1および側壁メンブレンシート5に仮付け
溶接して取り付ける。
【0024】
【発明の効果】本発明治具は、アングルピースの両側の
コルゲーションノットをハンドル操作により挟持するこ
とにより反力桁を固定し、反力桁に取付けたナット部材
に螺合する複数のボルトによりアングルピースの肌合わ
せ部を押圧するように構成してあるので、アングルピー
スの取付け作業を短時間且つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】反力桁の屈曲角度を90°とした本発明治具の
斜視図である。
【図2】反力桁の屈曲角度を135°とした本発明治具
の斜視図である。
【図3】本発明治具に係るクランプの平面図である。
【図4】本発明治具に係るクランプの正面図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】交差角90°のメンブレンコーナにおける本発
明治具の使用説明図である。
【図7】交差角135°のメンブレンコーナにおける本
発明治具の使用説明図である。
【図8】交差角90°のメンブレンコーナの説明図であ
る。
【図9】交差角135°のメンブレンコーナの説明図で
ある。
【符号の説明】
1 コーナプレート 2 底面(または、天井)メンブレンシート 4a、4b コルゲーションノット 5 側壁メンブレンシート 6 アングルピース 10 反力桁 19 ハンドル付き押し棒 20 取付部材 24 ナット部材取付板 26 ナット部材 30 可動ナット部材 31 六角穴付きボルト 50 クランプ 62 開閉ハンドル 70 反力桁 77 ハンドル付き押し棒 78 取付部材 80 ナット部材取付板 86 ナット部材 87、88 可動ナット部材 89 六角穴付きボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央で屈曲した反力桁と、該反力桁の屈
    曲部に固着したナット部材に螺合し、アングルピースの
    コルゲーションの屈曲部を押圧するハンドル付き押し棒
    と、コルゲーションに跨がる取付部材を介して反力桁の
    両側に取付けられた中央で屈曲した一対のナット部材取
    付け板と、該ナット部材取付板に取付けた複数のナット
    部材と、該複数のナット部材に螺合し、アングルピース
    の平面部を押圧する複数のボルトと、前記反力桁の両端
    部に締結され、ハンドル操作によりメンブレンノットを
    挟持する一対のクランプからなるメンブレンアングルピ
    ース取付用治具。
  2. 【請求項2】 取付部材にアングル・ピースのコルゲー
    ションを押圧する複数のボルトを螺合させた請求項1記
    載のメンブレンアングルピース取付用治具。
JP31466993A 1993-12-15 1993-12-15 メンブレンアングルピース取付け用治具 Withdrawn JPH07165167A (ja)

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