JPH07165072A - 軌道台車のサイドシフト装置 - Google Patents

軌道台車のサイドシフト装置

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JPH07165072A
JPH07165072A JP31036993A JP31036993A JPH07165072A JP H07165072 A JPH07165072 A JP H07165072A JP 31036993 A JP31036993 A JP 31036993A JP 31036993 A JP31036993 A JP 31036993A JP H07165072 A JPH07165072 A JP H07165072A
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side shift
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Sueo Nobuhara
季男 信原
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設の軌条設備に小さな空間で設置可能な軌
道台車のサイドシフト装置を提供する。 【構成】 複数のコイル台車1が走行する同一の走行軌
条8からコイル台車1を平行移動させて退避させる装置
において、その上部に軌条2a・3aを敷設した本軌条
台2と予備軌条台3と、本軌条台2と予備軌条台3の間
隔を可変に連結する連結棒4と、本軌条台2を駆動する
電動機6及びウォーム7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル運搬等に供する
複数の軌道台車が同一軌条内を走行する場合に生じる相
互干渉を防止するための軌道台車のサイドシフト装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯コイル等の運搬には軌道台車が用い
られており、同一軌条内を走行する複数の軌道台車(以
下、「コイル台車」という)による運搬が不特定距離の
場合であっても効率よく行えるように、相互のコイル台
車の干渉を防止する手段が施されている。
【0003】例えば図4に示すような、軌条11内に分
岐器12及び退避軌条13を敷設し、コイル台車1を退
避軌条13内に引き込むことによって退避させるもの
や、図5・6に示すようなコイル台車を進行方向と直角
に平行移動させて退避させる装置等である。
【0004】このうち図5に示すものは、本軌条21と
予備軌条22とを同一の移行フレーム23に敷設し、予
め走行軌条24と同一線上に合わせた本軌条21上で走
行してきたコイル台車1を停止させた後に前記移行フレ
ーム23を移動させて、コイル台車1を走行軌条24外
に退避させる構成である。この時、予備軌条22は走行
軌条24と同一線上と成して、別のコイル台車は走行軌
条24を支障なく走行可能である。
【0005】また、図6に示すものは、走行軌条24と
同一線上に2基の軌条ターナ25a・25bを設置し、
これら軌条ターナ25a・25bに隣接して走行軌条2
4と直角な方向に退避軌条26a・26bを併設した構
成で、走行駆動部に90°旋回ボギー1a付車輪1bを
設置したコイル台車1を前記軌条ターナ25a・25b
上で停止させた後に、軌条ターナ25a・25bを90
°旋回させることによって旋回ボギー1aを90°方向
転換させてコイル台車1を退避軌条26a・26bへ移
動させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した軌
条内に分岐器及び退避軌条を敷設し、コイル台車を退避
軌条内に引き込んで退避させる方法は、分岐器において
退避軌条と走行軌条とが成す角度を大きくすることはで
きないので、退避軌条を敷設するために必要な空間Aは
図4に示すように長大となり、既設の軌条設備に追加す
るのは困難である。
【0007】また、図5に示すような、移行フレームを
移動させてコイル台車を退避させるサイドシフト装置
は、移行フレーム上に敷設する本軌条と予備軌条との間
隔を常に一定長確保しなければならないので、本軌条を
走行軌条と一致させた状態では、予備軌条の配置される
空間、例えば図面右側に4m前後の長大な空間が必要で
ある。そのため、退避装置の設置可能な空間が小さい既
設の軌条設備には、このサイドシフト装置を追加するに
は困難な場合が多い。
【0008】図6に示すような、軌条ターナを配置して
コイル台車を退避軌条へ移動させる装置は、軌条ターナ
に大きな荷重が加わることになるので、軌条ターナには
高い剛性が必要となる。また、コイル台車は、軌条ター
ナ位置における高い停止位置精度及び旋回ボギーの装備
が必要となるので、高額で複雑な装置となる。
【0009】本発明は、上記した問題に鑑みて成された
ものであり、既設の軌条設備に小さな空間で設置可能で
安価な軌道台車のサイドシフト装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の軌道台車のサイドシフト装置は、複数
の軌道台車が走行する同一の軌条から軌道台車を平行移
動させて退避させるサイドシフト装置において、その上
部に軌条を敷設した複数の軌条台と、これら軌条台の間
隔を可変に連結する連結棒と、前記軌条台のうちの一台
を駆動する駆動部を設けたのである。
【0011】
【作用】本発明のサイドシフト装置は、その上部に軌条
を敷設した複数の軌条台と、これら軌条台の間隔を可変
に連結する連結棒と、前記軌条台のうちの一台を駆動す
る駆動部を設けており、軌道台車が干渉することなく走
行軌条を走行する時には軌条台同士は隣接するように位
置し、軌道台車の退避時には駆動部を駆動して一台の軌
条台を退避方向に引き寄せると、残りの軌条台は軌条台
同士の間隔が最大限の状態で連結棒を介して引き寄せら
れるので、軌条台同士の間隔は大きくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1は本発明の軌道台車のサイドシフト
装置の構成を示した図で(a)は平面図、(b)は側面
図、図2はコイル台車を退避させた状態を示す側面図、
図3は図1中A−Aの断面図である。
【0013】図1〜図3において、2は本軌条台、3は
予備軌条台であり、それぞれの上面には走行軌条8と同
間隔の軌条2a・3aが敷設され、下部には走行軌条8
と直角方向に敷設された移行軌条5上を転動する車輪2
c・3cが回転自在に設置されている。
【0014】4は前記本軌条台2と予備軌条台3を連結
する連結棒であり、本軌条台2及び予備軌条台3の下面
に突設されたブラケット部2b・3bにスライド自在に
嵌合されている。そして、この連結棒4の両端には曲げ
部4a・4bが形成され、本軌条台2を後述する電動機
6を作動させて移行軌条5上を退避位置まで図1の左方
向に引き寄せる際、それぞれの曲げ部4a・4bがブラ
ケット部2b・3bに掛合した状態、すなわち、本軌条
台2上にコイル台車1が停止した状態で予備軌条台3上
を他のコイル台車1が衝突することなく移動できるだけ
の間隔を存した状態で本軌条台2と予備軌条台3が引き
寄せられる。
【0015】7は移行軌条5と平行に設置され、電動機
6に連結されているウォームであり、このウォーム7は
本軌条台2に螺嵌しており、電動機6を回転させること
によって本軌条台2は移行軌条5に沿って走行位置と退
避位置間を移動する。そして、退避位置への本軌条台2
の移動に伴い、連結棒4の作用で図1の左方向に移動し
た予備軌条台3に敷設した軌条3aが走行軌条8と一致
するように、予備軌条台3の下面には突起部3eを設
け、また予備軌条台3の移動範囲所定位置には前記突起
部3eに当接する固定ストッパ5aが設けられている。
なお、走行位置では、壁5bにストッパ3dが当接して
停止している予備軌条台3に、それぞれの側面に突設し
たストッパ2d・3dが当接した状態で隣接停止する本
軌条台2に敷設している軌条2aが走行軌条8と一致し
ていることは言うまでもない。
【0016】本発明のサイドシフト装置は、以上説明し
たような構成であり、通常は本軌条台2に敷設した軌条
2aが走行軌条8と同一線上にあってコイル台車1が走
行している。そして、走行軌条8上を走行しているコイ
ル台車1が干渉する場合には、本軌条台2でコイル台車
1が停止した後に、電動機6を正回転させて本軌条台2
を移行軌条5に沿って図1の左方へ移動させる。本軌条
台2の左方への移動に伴って先ずブラケット部2bと連
結棒4の曲げ部4aが当接し、本軌条台2と連結棒4が
左方へ移動する。さらに本軌条台2を左方へ移動させる
と、連結棒4の曲げ部4bが予備軌条台3のブラケット
部3bに当接し、予備軌条台3は移行軌条5に沿って図
1の左方への移動を開始する。
【0017】そして、固定ストッパ5aに突起部3eが
当接して予備軌条台3が走行軌条8と一致して止まった
後に電動機6の回転を止める。この時、本軌条台2上に
停止しているコイル台車1と走行軌条8を走行するコイ
ル台車1が干渉しないように、連結棒4によって本軌条
台2と予備軌条台3の間隔は保たれている。
【0018】別のコイル台車1が予備軌条台3に敷設し
た軌条3aを通過した後に、電動機6を逆回転させて本
軌条台2を移行軌条5に沿って図1の右方へ移動させ
る。本軌条台2が予備軌条台3にストッパ2d・3dを
介して当接した後は、予備軌条台3を押しながら図1の
右方へ移動する。そして、予備軌条台3が壁5bに当接
した後に、電動機6の回転を止め、本軌条台2の図1の
右方への移動を止める。この後、本軌条台2上に停止し
ていたコイル台車1を駆動し再び走行軌条8上を走行さ
せる。
【0019】本発明のサイドシフト装置は、本軌条台上
の軌条が走行軌条と同一線を成してコイル台車がこの上
を走行する時には予備軌条台の退避空間を大きく設ける
必要がないので、同等の能力を有する従来のサイドシフ
ト装置と比べて、予備の軌条を収納する空間が約40%
小さくでき、また、同等の能力を有する軌条ターナを用
いた退避装置と比べて設備費が約50%削減できる。
【0020】本実施例では、本軌条台と予備軌条台の駆
動機構として電動機とウォームを用いた機構を説明した
が、油圧シリンダやチェーンを用いた機構と成しても、
また駆動部を軌条台に搭載して自走型とすることも可能
である。また、本実施例では2台の軌条台を用いた場合
を説明したが、3台以上の軌条台を用いて複数の退避位
置を設けることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軌道台車
のサイドシフト装置は、一台の軌条台のみを駆動すれば
連結棒によって間隔可変なように連結されている残りの
軌条台も追従して移動するように構成しているので、一
台の軌条台上に敷設している軌条が走行軌条と一致して
いる時には残りの軌条台の退避空間を小さくできる。従
って、軌道台車の退避装置を設置する空間が小さい既設
の軌条設備への設置が有効である。また、本発明のサイ
ドシフト装置は高い剛性や軌道台車の高い停止位置精度
を必要としないので、簡易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軌道台車のサイドシフト装置の構成を
示した図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】コイル台車を退避させた状態を示す側面図であ
る。
【図3】図1中A−Aの断面図である。
【図4】軌条内に分岐器及び退避軌条を敷設した従来の
退避方法の構成を示した図である。
【図5】従来の軌道台車のサイドシフト装置の構成を示
す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図6】軌条ターナを用いた従来の軌道台車の退避装置
の構成を示した図で、(a)は平面図、(b)はB−B
の断面図である。
【符号の説明】
1 コイル台車 2 本軌条台 2a 軌条 3 予備軌条台 3a 軌条 4 連結棒 6 電動機 7 ウォーム 8 走行軌条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の軌道台車が走行する同一の軌条か
    ら軌道台車を平行移動させて退避させるサイドシフト装
    置において、その上部に軌条を敷設した複数の軌条台
    と、これら軌条台の間隔を可変に連結する連結棒と、前
    記軌条台のうちの一台を駆動する駆動部を設けたことを
    特徴とする軌道台車のサイドシフト装置。
JP31036993A 1993-12-10 1993-12-10 軌道台車のサイドシフト装置 Expired - Lifetime JP2861764B2 (ja)

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JPH07165072A true JPH07165072A (ja) 1995-06-27
JP2861764B2 JP2861764B2 (ja) 1999-02-24

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013043780A (ja) * 2011-08-19 2013-03-04 Oerlikon Textile Gmbh & Co Kg 綾巻きパッケージを製造する繊維機械のための糸スプライシング装置
JP2015062960A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 トヨタ車体株式会社 台車回転装置
JP2015062959A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 トヨタ車体株式会社 台車回転装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015062960A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 トヨタ車体株式会社 台車回転装置
JP2015062959A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 トヨタ車体株式会社 台車回転装置

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