JPH07164881A - ドアトリムの取付構造 - Google Patents

ドアトリムの取付構造

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Publication number
JPH07164881A
JPH07164881A JP5317613A JP31761393A JPH07164881A JP H07164881 A JPH07164881 A JP H07164881A JP 5317613 A JP5317613 A JP 5317613A JP 31761393 A JP31761393 A JP 31761393A JP H07164881 A JPH07164881 A JP H07164881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door trim
door
bracket
pad
piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP5317613A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sagara
清 相良
Yoshiharu Michiura
吉晴 道浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5317613A priority Critical patent/JPH07164881A/ja
Publication of JPH07164881A publication Critical patent/JPH07164881A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力の十分なエネルギー吸収とドアトリムの
取付剛性の確保を両立することができるドアトリムの取
付構造を提供する。 【構成】 ブラケット16が、ドアトリム11側に取付
けられる上向片17とドアインナパネル6側に取付けら
れる下向片18を有する断面クランク形をしており、且
つ前記下向片18とドアトリム11との間にパッド20
の上端部21を介在させたものである。従って、ブラケ
ット16の下向片18に外側からの入力f1 が加わって
も、該下向片18がパッド20の上端部21を潰しなが
ら変形するため、該入力f1 のエネルギー吸収を十分に
行うことができる。また、下向片18とドアトリム11
との間にパッド20の上端部21が介在されているた
め、ドアトリム11の取付剛性が向上し、該ドアトリム
11を車室内側から押しても撓むことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドアトリムの取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドアトリムの取付構造としては、
例えば図3〜図5に示されるようなものがある(類似構
造として、実開昭64−40721号公報参照)。
【0003】図3及び図4は従来例の一例を示す図であ
る。1はフロントドア、2はリヤドアで、両者とも略同
一の断面構造となっているため、図4の断面図は両者共
用の図として説明する。フロントドア1及びリヤドア2
(以下、ドア1、2)にはドアガラス3昇降用のウエス
ト開口4が形成されており、該ウエスト開口4にはドア
ガラス3に当接するウエザストリップ5が設けられてい
る。ドア1、2はドアインナパネル6とドアアウタパネ
ル7とから形成されており、それぞれ内側にはインナレ
インフォース8とアウタレインフォース9が接合されて
いる。
【0004】そして、ドアインナパネル6の乗員Mに対
応する位置には、発泡材料製のパッド10が設けてあ
る。このパッド10はドア1、2が外側からの衝撃Fを
受けて車室内側へ変形した際に乗員Mを保護するための
緩衝材として設けられているものである。このパッド1
0の更に車室内側にはドアトリム11が設けられてい
る。このドアトリム11は、その周縁部の複数個所が図
示せぬクリップにてドアインナパネル6に取付けられる
ものであるが、特にパッド10の上側の部分は断面ハッ
ト形状をしたブラケット12を利用することによりドア
インナパネル6に取付けられている。すなわち、ドアト
リム11に脚部を接合したブラケット12にクリップC
を取付け、該クリップCをドアインナパネル6の対応位
置に形成した取付孔6a内へ嵌合させることにより、こ
の部分のドアトリム11をドアインナパネル6に対して
取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ブラケット12が潰れにく
い断面ハット形状をしているため、ドア1、2に外側か
ら衝撃Fが加わり、それに応じた入力f1 が取付点であ
るクリップCに加わっても、該ブラケット12が有効に
潰れず、前記入力f1 の確実なエネルギー吸収を行えな
い。そのための対策として、ブラケット12の板厚を薄
くすることも考えれるが、そうすると今度はドアトリム
11の取付強度が低下し、車室内側から押圧力f2 が加
わった際に容易に撓んでしまうことになる。
【0006】また、図5に示すように、断面クランク形
のブラケット13もある。すなわち、このブラケット1
3は、下向片14と上向片15を有し、下向片14をド
アトリム11に接合し且つ上向片15をクリップCでド
アインナパネル6の取付孔6aに取付ける構造となって
いる。しかし、このブラケット13は、クリップC部分
へ入力f1 が加わった場合に、図中矢示α1 方向へ簡単
に倒れてしまうため、入力f1 のエネルギーを十分に吸
収できない。しかも、このブラケット13は形状的に強
度が低いため、ドアトリム11の取付強度も低下し、車
室内側からの押圧力f2 により容易に撓んでしまう。
【0007】この発明はこのような従来の技術に技術に
着目したものであり、入力の十分なエネルギー吸収とド
アトリムの取付剛性の確保を両立することができるドア
トリムの取付構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るドアトリ
ムの取付構造は、上記の目的を達成するために、ブラケ
ットが、ドアトリム側に取付けられる上向片とドアイン
ナパネル側に取付けられる下向片を有する断面クランク
形をしており、且つ前記下向片とドアトリムとの間にパ
ッドの上端部を介在させたものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、ブラケットの下向片に外側
からの入力が加わった場合に、該下向片がパッドの上端
部を潰しながら変形するため、該入力のエネルギー吸収
を十分に行うことができる。また、下向片とドアトリム
との間にパッドの上端部が介在されているため、ドアト
リムの取付剛性が向上し、該ドアトリムを車室内側から
押しても撓むことはない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】この実施例に係るブラケット16は、ドア
トリム11に接合される上向片17と、ドアインナパネ
ル6の取付孔6aにクリップCで取付けられる下向片1
8と、前記上向片17と下向片18とを連結する水平部
19とから形成された断面クランク形状をしている。
【0012】そして、パッド20の上端部21は前記ブ
ラケット16の下向片18とドアトリム11との間に挿
入された状態となっている。このパッド20の上端部2
1の幅Wは、前記下向片18及びクリップCの頭部に相
当する分だけ主要部よりも小さく形成されており、この
上端部21の外面がちょうどクリップCの頭部に当たる
ようになっている。また、上端部21の上面をブラケッ
ト16の水平部19に十分接近させ、上端部21の角部
21aをブラケット16の外側の角部16aに近づけた
状態にしている。
【0013】以上のような構造をしていることから、ド
ア1、2に外側からの衝撃Fが加わり、その入力f1
ブラケット16のドアインナパネル6への取付点である
クリップCに加わった場合には、ブラケット16が断面
クランク形状であることから、その下向片18が矢示α
2 方向へ倒れるように変形する。その際、下向片18が
パッド20の上端部21を押し潰しながら変形するた
め、その間に、入力f1のエネルギーを十分且つ確実に
吸収することができる。
【0014】また、逆に、ドアトリム11に車室内側か
らの押圧力f2 が加わったとしても、パッド20の上端
部21がドアトリム11と下向片18との間に介在され
ているため、ドアトリム11が撓むことはない。そし
て、仮に、ドアトリム11を車室内側へ引っ張るような
力f3 が加わったとしても、上端部21の角部21aが
ブラケット16に角部16aに近接していることから、
車室内側への引っ張り力f3 によりクランク形状をした
ブラケット16が伸びるように変形しようとしても、ブ
ラケット16の角部16aが上端部21に角部21aに
当たり、それ以上の伸び変形が規制されるため、前記の
ような引っ張り力f3 に対する抵抗力も大きくなる。こ
のように、ドアトリム11は車室内側からの押圧力f2
を受けても、また車室内側への引っ張り力f3 を受けて
も撓むことがないため、ドアトリム11のドアインナパ
ネル6に対する取付剛性も向上することになる。
【0015】
【発明の効果】この発明に係るドアトリムの取付構造
は、以上説明した如き内容のものであって、ブラケット
の下向片に外側からの入力が加わった場合に、該下向片
がパッドの上端部を潰しながら変形するため、該入力の
エネルギー吸収を十分に行うことができる。
【0016】また、下向片とドアトリムとの間にパッド
の上端部が介在されているため、ドアトリムの取付剛性
が向上し、該ドアトリムを車室内側から押しても撓むこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すドアの側面図であ
る。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】従来例を示すドアの側面図である。
【図4】図3中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図5】別の従来例を示す図4相当の断面図である。
【符号の説明】
6 ドアインナパネル 11 ドアトリム 16 ブラケット 17 上向片 18 下向片 20 パッド 21 上端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナパネルとドアトリムとの間に
    パッドを配した状態で、前記ドアトリムをブラケットを
    介してドアインナパネルに取付けるドアトリムの取付構
    造において、 前記ブラケットが、ドアトリム側に取付けられる上向片
    とドアインナパネル側に取付けられる下向片を有する断
    面クランク形をしており、且つ前記下向片とドアトリム
    との間にパッドの上端部を介在させたことを特徴とする
    ドアトリムの取付構造。
JP5317613A 1993-12-17 1993-12-17 ドアトリムの取付構造 Pending JPH07164881A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5317613A JPH07164881A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ドアトリムの取付構造

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JP5317613A JPH07164881A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ドアトリムの取付構造

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JPH07164881A true JPH07164881A (ja) 1995-06-27

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JP5317613A Pending JPH07164881A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ドアトリムの取付構造

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