JPH0716480B2 - 眼科細胞撮影装置 - Google Patents

眼科細胞撮影装置

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JPH0716480B2
JPH0716480B2 JP3135095A JP13509591A JPH0716480B2 JP H0716480 B2 JPH0716480 B2 JP H0716480B2 JP 3135095 A JP3135095 A JP 3135095A JP 13509591 A JP13509591 A JP 13509591A JP H0716480 B2 JPH0716480 B2 JP H0716480B2
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endothelial cells
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桜井明男
岡崎芳郎
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Topcon Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明光学系からの照明
光を被検眼の角膜に導き、撮影光学系を介して撮影する
ことにより前記角膜の内皮細胞像を画面に表示する眼科
細胞撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図7に示されるように、角膜a
は、外皮bと、角膜実質c、及び内皮dとを有してい
る。
【0003】この内皮dの細胞は、通常、幼児期におい
て4,000個〜5,000個の細胞を有している。そ
して、この多数の細胞の内の一つが死ぬと、隣接した細
胞に死んだ細胞が吸収されて徐々に細胞の数が減ると同
時に細胞単体の大きさが大きくなる。
【0004】一方、細胞が死滅減少して細胞の数が、例
えば、500個以下となると、眼科手術の際に細胞の一
部がメスにより切断されて死滅することにより、角膜に
栄養が供給されず感染等の角膜疾患に至ることがあるた
め手術は行わないようになっている。
【0005】そこで、眼科手術前にあっては、角膜内皮
細胞の形状や細胞数を計測してその劣化等を確認し、角
膜手術による人工的細胞死滅を受けても悪影響を与えな
い範囲の細胞数を有しているかどうかを眼科細胞撮影装
置により予め確認する必要があった。また、角膜の手術
後にあっても内皮細胞の被損状態等の経過を眼科細胞撮
影装置で確認する必要があった。
【0006】この眼科細胞撮影装置は、照明光学系から
の照明光を被検眼の角膜に導き、撮影光学系を介して撮
影することにより、角膜の内皮細胞像を画面に表示する
と同時に、眼科細胞撮影装置の内部、或は別体に画像処
理装置等を設けて単位面積当りの細胞数等の諸データを
測定・演算し、その測定・演算結果を画面に表示してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された眼科細胞撮影装置にあっては、細胞の数を測
定・演算するための回路が必要となり、眼科細胞撮影装
置が高価なものとなるばかりでなく、演算処理等に時間
を要するものであった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、安価で簡単な構成でありながら、角膜内皮の細胞
数のおよその目安を瞬時に判断することができ、手術を
行っても支障を生じないか否かの判断を容易に行うこと
ができる眼科細胞撮影装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、照明光学系からの照明光
を被検眼の角膜に導き、撮影光学系を介して前記角膜の
内皮細胞像を観察する眼科細胞撮影装置において、単位
面積当りの前記内皮細胞の個数を判断するためのパター
ンが設けられていることを要旨とする。
【0010】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
角膜の内皮細胞の個数を、細胞の大きさに対応したパタ
ーンにより算出することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の眼科細胞撮影装置の一実施例
を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明に係わる眼科細胞撮影装置の
光学系を示す図、図2(A)乃至図2(D)は夫々パタ
ーン部材の例を示す正面図、図3(A)乃至図3(D)
は夫々編目の形状の例を示す拡大正面図、図4(A)乃
至図4(B)は夫々角膜内皮細胞像と編目のスケール像
とを結像した画面の表示状態の例を示す拡大正面図、図
5(A)乃至図5(B)は夫々表示画面の例を示す拡大
正面図である。
【0013】図1において、Aは照明光学系、Bは撮影
光学系である。
【0014】照明光学系Aは、ハロゲンランプ1、コン
デンサレンズ2、フラッシュランプ3、コリメータレン
ズ4、スリット5を備えている。
【0015】ハロゲンランプ1とフラッシュランプ3と
はコンデンサレンズ2に関して共役である。また、ハロ
ゲンランプ1は観察照明用に用いられ、フラッシュラン
プ3は撮影照明用に用いられていて、コリメータレンズ
4により集光された後、スリット5を経由して被検眼R
の角膜内皮が照明される。
【0016】撮影光学系Bは、対物レンズ6a,6bと
リレーレンズ7とを備え、照明光学系Aから被検眼Rに
投影された照明光は被検眼Rの角膜内皮細胞で反射(例
えば45゜)した後、対物レンズ6a,6b及びリレー
レンズ7を介してCCD8に受光される。
【0017】また、対物レンズ6bとリレーレンズ7と
の間に位置し、且つ角膜及びCCD8の中央部Pと共役
な位置Qには、回転可能に設定された円板状のパターン
部材9が配設されている。
【0018】このパターン部材9は、図2(A)に示す
ように、同じ大きさの正六角形状の複数の編目(パター
ン)9a,9a…が規則的に配列された透過性プリント
部材9b,9b…が複数ヶ所に設けられている。また、
各透過性プリント部材9b,9b…の編目9a,9a…
の密度は夫々異なるように設定され、軸9cを回転中心
として透過性部材9b,9b…の夫々が任意に位置Qに
変位可能となるように構成されている。
【0019】ここで使用されているパターン部材9の形
状、及び透過性プリント部材9bの外形等は、例えば、
図2(B)に示すように、円板状のパターン部材19
に、同じ大きさの正六角形状の複数の編目19a,19
a…が規則的に配列された透過性プリント部材19b,
19b…を複数ヶ所に設け、軸19cを軸に回転させる
ように構成したもの、図2(C)に示すように、帯状の
パターン部材29に、同じ大きさの正六角形状の複数の
編目29a,29a…が規則的に配列された透過性プリ
ント部材29b,29b…を複数ヶ所に設けて上下(又
は左右)方向に移動変位可能としたもの、或は図2
(D)に示すように、板状のパターン部材39に、同じ
大きさの正六角形状の複数の編目39a,39a…が規
則的に配列された透過性プリント部材39b,39bを
設けたもの等のように、図2(A)に示したものに限定
されるものではない。
【0020】また、編目9a,9a…の形状も、図3
(A)に示すように正六角形を規則的に配列したもの、
図3(B)に示すように正方形を規則的に配列したも
の、図3(C)に示すように真円を規則的に配列したも
の、図3(D)に示すように菱形を規則的に配列したも
の等のように上記実施例に限定されるのもではない。
【0021】CCD8の中央部Pには、角膜の内皮細胞
に反射された反射光及びパターン部材9の編目9aとが
同時に結像され、この結像されたものがフレームメモリ
10及び処理回路11を介して表示部12の画面12a
に画像表示される。
【0022】この時、画面12aには、図4(A)に示
すように、角膜内皮細胞の単位面積当りの細胞像13
と、編目9a,9a…によるスケール像14とが重ね合
わされた状態、或は、図4(B)に示すように、角膜内
皮細胞の細胞像13の外周にスケール像14が位置する
ように画面12aに表示される。
【0023】また、この画面12aは、図5(A)に示
すように、画面12aを細胞像表示部12bとパターン
表示部12cとに分割し、細胞像表示部12bにはCC
D8からの内皮細胞の反射像を表示し、パターン表示部
12cには密度の異なった密度の編目を有する複数のパ
ターン12d,12d…が画面表示され、このパターン
12d,12d…を例えばマウス(図示せず)等により
選択して細胞像表示部12bに結像することにより内皮
細胞の大きさを比較する、或は、図5(B)に示すよう
に、画面12aを細胞像表示部12bとパターン表示部
12cとに分割し、細胞像表示部12bにはCCD8か
らの内皮細胞の反射像を表示し、パターン表示部12c
には、図示外のパターン選択スイッチにより、異なった
密度の編目を有するパターン12d,12dを2種類表
示してこの2種類のパターンの網目の大きさと細胞像の
細胞の大きさとを比較するように設定することも可能で
ある。
【0024】上記の構成において、照明光学系Aから被
検眼Rに投影された照明光は、被検眼Rの角膜内皮細胞
で反射された後、対物レンズ6a,6b及びリレーレン
ズ7を介してCCD8に受光される。
【0025】このとき、CCD8には、角膜の内皮細胞
に反射された反射光及びパターン部材9の編目9aとが
同時に受光され、この受光されたものがフレームメモリ
10及び処理回路11を介して表示部12の画面12a
に細胞像13及びスケール像14として表示される。
【0026】さらに、画面12aに表示された角膜内皮
細胞の単位面積当りの細胞像13の細胞の大きさと、ス
ケール像14の大きさとが一致しない場合には、パター
ン部材9を回転させて透過性プリント部材9bを変位さ
せ、画面12aに表示された細胞像13の細胞の大きさ
と略一致する大きさの編目9a,9a…を有する透過性
プリント部材9bを画面12aに表示させる。
【0027】そして、細胞像13とスケール像14とが
略一致した際には、図示外の終了スイッチを操作する
と、スケール像14として投影された透過性プリント部
材9bの編目9a,9a…の密度により内皮細胞数が画
面12aに表示され、さらに図示外の出力スイッチの操
作によりその細胞数のデータが蓄積される。この時、被
検者の左右眼検出スイッチを設けて被検者の左右眼の内
皮細胞情報を画面12aに表示することも可能である。
【0028】また、蓄積された細胞数のデータは、被検
眼Rの角膜の略全域の細胞数を個々に検出した後、角膜
内皮の単位面積当りの細胞密度を平均値として算出する
ことも可能である。
【0029】一方、図6に示すように、パターン部材と
して電気的に編目のスケールが大小変化するパターン発
生回路15を設け、TVカメラ16からの原画信号(内
皮細胞の画像信号)と共にミキシング回路17を介して
表示画面18に結像させることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の眼科細胞
撮影装置にあっては、単位面積当りの前記内皮細胞の個
数を判断するための複数の網目が配列されたパターン部
材が前記画面に設けられることにより、安価で簡単な構
成でありながら、角膜内皮の細胞数のおよその目安を瞬
時に判断することができ、手術を行っても支障を生じな
いか否かの判断を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼科細胞撮影装置の光学系を示す図で
ある。
【図2】(A)乃至(D)は夫々パターン部材の例を示
す正面図である。
【図3】(A)乃至(D)は夫々編目の形状の例を示す
拡大正面図である。
【図4】(A)乃至(B)は夫々角膜内皮細胞像と編目
とを結像した画面の表示状態の例を示す拡大正面図であ
る。
【図5】(A)乃至(B)は夫々表示画面の例を示す拡
大正面図である。
【図6】画面の第2実施例を示すブロック図である。
【図7】角膜の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
A…照明光学系 B…撮影光学系 R…被検眼 9…パターン部材 9a…網目(パターン)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光学系からの照明光を被検眼の角膜
    に導き、撮影光学系を介して前記角膜の内皮細胞像を観
    察する眼科細胞撮影装置において、単位面積当りの前記
    内皮細胞の個数を判断するためのパターンが設けられて
    いることを特徴とする眼科細胞撮影装置。
  2. 【請求項2】 単位面積当りの角膜の内皮細胞の個数を
    判断するためのパターンを観察測定光学系に設け、前記
    内皮細胞の細胞像に前記パターンを重ね合わせて画面表
    示することを特徴とする眼科細胞撮影装置。
  3. 【請求項3】 単位面積当りの角膜の内皮細胞の個数を
    判断するためのパターンを観察測定光学系に設け、前記
    内皮細胞の細胞像の外周に位置するように前記パターン
    を画面に沿えて表示することを特徴とする眼科細胞撮影
    装置。
JP3135095A 1991-06-06 1991-06-06 眼科細胞撮影装置 Expired - Fee Related JPH0716480B2 (ja)

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JP6714273B2 (ja) * 2016-06-17 2020-06-24 学校法人同志社 角膜内皮細胞品質評価支援システム

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f´¨fOPHTHALMOLOGY=1990 *

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