JP2675962B2 - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JP2675962B2
JP2675962B2 JP5102893A JP10289393A JP2675962B2 JP 2675962 B2 JP2675962 B2 JP 2675962B2 JP 5102893 A JP5102893 A JP 5102893A JP 10289393 A JP10289393 A JP 10289393A JP 2675962 B2 JP2675962 B2 JP 2675962B2
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博 飯島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角膜内皮細胞像の所
定面積当たりの数をカウントするために用いる眼科装置
及びこれに用いることができる眼科装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、人の眼の角膜内皮細胞の数には
個人差があり、通常、幼児期においては4,000〜
5,000個の細胞を有しているが、この角膜内皮細胞
は高齢化するに一部が死滅して隣接する角膜内皮細胞に
吸収される。このため、高齢化するにしたがって角膜内
皮細胞は数が減少して大きくなる傾向がある。
【0003】そして、角膜内皮細胞の数がある値以下に
なると、例えば、500個以下になると、角膜に栄養を
供給しにくくなる。このため、この様な角膜内皮細胞の
状態で眼科手術を行うと、この際に角膜内皮細胞の一部
がメスにより死滅させられ、角膜に栄養が供給されず、
感染等の角膜疾患に至ることがあり、手術は行わない様
にしている。
【0004】従来から、このような被検眼の角膜内皮細
胞像を観察・撮影する角膜内皮細胞観察撮影装置として
は、被検眼の角膜表面にコーンレンズを接触させて角膜
内皮像を観察・撮影する接触式のものや、スリットラン
プに角膜内皮観察用の光学アタッチメントを装着して角
膜内皮細胞像を観察撮影する非接触式のものが開発され
ている。
【0005】近年、この種の角膜内皮細胞観察撮影装置
では角膜内皮細胞をテレビカメラで撮影して電子画像と
して保存する一方、この保存された電子画像の角膜内皮
細胞像をプリントして、このプリントされた角膜内皮細
胞像の上にペンで細胞像毎にマークを付けながら、単位
面積当たりの角膜内皮細胞の数を人手で数えたりしてい
るのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、角膜内
皮細胞像のプリントには時間がかかるためカウントに時
間を要するものであり、又、プリントした角膜内皮細胞
像を人手で数えるため、数え間違いをしたりするという
問題があった。
【0007】そこで、この発明の第1目的は、この様な
角膜内皮細胞像のプリントをしなくても、角膜内皮細胞
像を容易に数えることのできる眼科装置を提供すること
にある。また、この発明の第2目的は、角膜内皮細胞像
の細胞の数を正確且つ半自動的にカウントできる眼科装
置を提供することにある。
【0008】さらに、この発明の第3目的は、角膜内皮
細胞像のカウントに際して角膜内皮細胞像を拡大処理す
る際に、装置各部を容易に操作できる眼科装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、多数の細胞像からなる角膜内皮
細胞像をモニタ画面に表示させると共に、前記各細胞像
にマークを付すマーク付け手段を設けた眼科装置であっ
て、前記モニタ画面上に表示された角膜内皮細胞像の所
定エリアを選択する手段と、該手段により選択された所
定エリアを拡大表示させる制御回路が設けられていると
共に、前記制御回路により前記モニタ画面に拡大表示さ
れ且つ前記マーク付け手段によりマークが付された細胞
の前記マークから単位面積当たりの細胞像の数を算出
する演算手段が設けられている眼科装置としたことを特
徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、前記マーク付け
手段は、拡大された角膜内皮細胞像のうち輪郭が全て分
かる細胞像に付すマークと、角膜内皮細胞像の周縁の一
部のみの細胞像に付すマークとを分けて付すことができ
ることを特徴をする。
【0011】更に、請求項3の発明は、前記制御回路
は、角膜内皮細胞像の所定エリアをモニタ画面上に拡大
表示させる際に、所定エリアとその周辺部を区別可能に
モニタ画面に表示させることを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】<第1実施例> 図1〜図5は、この発明の第1実施例を示したものであ
る。
【0014】[装置全体の概略構成] 図4において、101は固定ベース、102は固定ベー
ス101の前端部に固定された支持部、103は支持部
102上に取り付けられた支持フレーム、104は支持
フレーム103の額当て、105は支持フレーム103
の顎受けである。
【0015】また、106は固定ベース101上に前後
左右に移動操作可能に装着された可動ベース、107は
可動ベース106を前後・左右に微動操作するジョイス
テックレバー、108は可動ベース106に装着された
角膜内皮細胞観察撮影用の装置本体である。
【0016】この装置本体108は、下部に設けたモニ
ターテレビ109と、上部に設けた観察撮影光学系を有
するカメラ本体110を一体に設けたものである。そし
て、可動ベース106上には、モニターテレビ109の
正面に隣接してキーボード111が設けられている。こ
のキーボード111には、角膜内皮細胞を計数させるた
めの演算スイッチ112,角膜内皮細胞をカウントさせ
るために拡大モードにするカウントスイッチ113,プ
ロットマーク切換スイッチ114等その他のスイッチが
設けられている。
【0017】プロットマーク切換スイッチ114は、大
半が略六角形をしていて輪郭全体が判別できる細胞にマ
ーク付けする(記しを付ける)ためのマーク「○」と、
一部のみしか判別できない細胞にマーク付けするマーク
「X」の切換を行う様になっている。また、115は固
定ベース101の接続部に接続された画面操作用のマウ
ス(マーク付け手段)で、116は装置本体108の側
部に設けられたプリンター、図1中、117はフロッピ
ーディスク,光磁気ディスク等の情報記録・再生装置で
ある。
【0018】[カメラ本体110内の光学系] 図5はその角膜内皮細胞観察撮影装置のカメラ本体11
0の装置光学系を示す平面図であって、図5において、
1は被検眼Eの前眼部を観察する前眼部観察光学系であ
る。
【0019】前眼部観察光学系1は、ハーフミラー2、
対物レンズ3、ハーフミラー4、光路切り換えミラー
5、CCD6から大略構成され、O1はその光軸であ
る。被検眼Eの前眼部は前眼部照明光源7によって照明
される。ハーフミラー2はアライメント指標光投影手段
としてのアライメント光学系(図示せず)の一部を構成
している。
【0020】このアライメント光学系からのアライメン
ト光束は、ハーフミラー2を介して被検眼Eに投影され
て反射し、ハーフミラー2を透過して対物レンズ3に入
射する。この対物レンズ3に導かれたアライメント用の
反射光束は、その一部がハーフミラー4によって反射さ
れ、残りの光束はハーフミラー4を通過する。ハーフミ
ラー4により反射された反射光束は受光手段としてのア
ライメント検出センサー4’に導かれる。
【0021】光路切り換えミラー5は、常時は前眼部観
察光学系1の光路から退避されている。また、光路切り
換えミラー5は、その一面に遮光面5aを有し、その他
面に全反射面5bを有する。ハーフミラー4を通過した
光束は、CCD6に導かれて結像され、CCD6に輝点
像が形成される。ハーフミラー4はアライメントパター
ン投影光学系21からの光束を反射する。
【0022】アライメントパターン投影光学系21は、
アライメントパターン用光源22、アライメントパター
ン板23、投影レンズ24から概略なっている。
【0023】アライメントパターン板23には円環状パ
ターンが形成されている。円環状パターンを形成するパ
ターン形成光束はハーフミラー4によって反射されてC
CD6に導かれ、CCD6に円環状パターン像が形成さ
れる。このCCD6はモニター装置であるモニターテレ
ビ109に接続されていて、このモニターテレビ109
にはアライメント時にCCD6からの信号を基に被検眼
Eの前眼部像及び円環状パターンが表示される。この表
示制御は後述する制御回路60により行われる様になっ
ている。
【0024】前眼部観察光学系1の両側には、照明光学
系28と観察撮影光学系29とが設けられている。照明
光学系28は被検眼Eの角膜Cに向けて斜め方向から照
明光束を照射する。
【0025】照明光学系28は、観察用の照明光源3
0、集光レンズ31、赤外フィルター31’、撮影用の
照明光源32、集光レンズ33、スリット板34、投光
レンズ35を有する。照明光源30と照明光源32とは
集光レンズ31に関して共役である。照明光源32は、
撮影光源発光制御回路32´により発行制御されるよう
になっている。
【0026】照明光源30にはハロゲンランプが用いら
れ、照明光源32にはキセノンランプが用いられる。照
明光源30から出射された光束は、集光レンズ31、赤
外フィルター31’を経て照明光源32の配設位置で一
旦収束される。この赤外光束は照明光源32から射出さ
れたかのようにして集光レンズ33に導かれる。この集
光レンズ33により集光された赤外光束はスリット板3
4に導かれる。スリット板34には細長い長方形状のス
リット36が形成されている。赤外光束はこのスリット
36を通過して投光レンズ35に導かれる。
【0027】35’は光路長補正用の光学部材である。
図5は内皮細胞観察時に光路中に挿入した状態である。
可視光での撮影時には退避して光路長を補正するので凸
レンズで構成されている。また、逆に観察時に光路中に
光学部材35’を挿入せず撮影時に挿入しようとする場
合には、平行平面板或は凹レンズにすればよい。アライ
メントが完了した状態では、スリット板34と角膜Cと
は投光レンズ35に関して略共役であり、角膜Cにはス
リット光束が照射される。
【0028】観察撮影光学系29は対物レンズ40、ハ
ーフミラー41、マスク42、リレーレンズ43、ミラ
ー44、変倍レンズ45、合焦レンズ46、光路切り換
えミラー5から大略構成されている。
【0029】光路切り換えミラー5はアライメント検出
センサー4’の検出出力に基づいて前眼部観察光学系1
の光路に自動的に挿入される。アライメントが完了した
状態では、マスク42と角膜Cとは対物レンズ40に関
してほぼ共役である。
【0030】光路長補正部材40’は、赤外照明光での
観察時にその光路へ挿入され、可視光での撮影時にはそ
の光路から退避される。このときの光路長補正部材4
0’は凸レンズが使用される。また、逆に、撮影時に平
行平面板或は凹レンズを光路長補正部材40’としてそ
の光路へ挿入することにより、基準位置に角膜内皮細胞
像を形成させ、観察時に光路補正部材40’をその光路
から退避させることも可能である。なお、後述する光路
長補正部材43’もこの光路長補正部材40’と同様の
動きと形状を有し、その挿入場所は図5に示した位置の
他、対物レンズ40の手前(角膜C側)や、ハーフミラ
ー41とマスク42との間、合焦レンズ46と光路切り
換えミラー5との間でも同様の効果を得ることができ
る。
【0031】散乱反射光束の一部はハーフミラー41に
より反射されて合焦状態検出センサーとしてのラインセ
ンサー47に導かれる。また、そのハーフミラー41を
通過した散乱反射光束はマスク42に導かれ、角膜内皮
細胞を含めて角膜断面像がマスク42の配設位置に形成
される。このラインセンサー47からの出力は合焦判断
回路47´に入力され、合焦判断回路47´は光学系が
合焦状態であるとラインセンサー47からの出力から判
断したときに撮影光源発光制御回路32´に撮影信号を
出力して、撮影光源発光制御回路32´に照明光源32
を発行制御させるようになっている。
【0032】マスク42は角膜内皮細胞像を形成する以
外の余分の反射光束を遮光する役割を果たす。角膜内皮
細胞像を形成する散乱反射光束は、光路長補正部材4
3’、リレーレンズ43、ミラー44、変倍レンズ4
5、合焦レンズ46を介して光路切り換えミラー5に導
かれ、光路切り換えミラー5により反射された後、CC
D6に結像される。この角膜内皮細胞撮影時には、CC
D6からの信号を基に被検眼Eの角膜内皮細胞像が後述
する制御回路60によりモニターテレビ109に図2の
如く表示される様になっている。
【0033】以上の説明では、光学系の詳細な説明を省
略したが、実際には特願平3−324247号に開示さ
れた光学系を基本的に用いる。
【0034】[制御回路60及びその機能] 上記制御回路60は、固定ベース101に内蔵されてい
て、図1に示した演算制御回路61(演算手段)を有す
る。この演算制御回路61には、図1に示した様にカメ
ラ本体110、キーボード111、マウス115、フレ
ームメモリ62,63,64、画像処理回路65、画像
合成回路66、モニターテレビ109等が接続されてい
る。そして、カメラ本体110のCCD6からの画像信
号、キーボード111の各スイッチ112,113,1
14からの信号、マウス115からの信号等が入力され
る様になっている。
【0035】しかも、演算制御回路61は、カメラ本体
110による角膜内皮細胞の撮影制御を行い、この撮影
が行われると、CCD6からの画像信号を基にフレーム
メモリ62に角膜内皮細胞像データを構築すると共に、
画像処理回路65を制御してフレームメモリ62からの
角膜内皮細胞像データを基にモニターテレビ109のモ
ニタ画面109aに図2に示した角膜内皮細胞像90を
表示させる。図2中、91はマスク42によりマスクさ
れた部分である。このフレームメモリ62に構築された
角膜内皮細胞像データは情報記録・再生装置117でフ
ロッピーディスク又は光磁気ディスク等の記録媒体に記
録される。
【0036】そして、カウントスイッチ113を押す
と、演算制御回路61は、モニタ画面109aの角膜内
皮細胞像90の部分に破線で示した複数の拡大範囲指定
枠67(所定エリア)を表示させる様になっている。
【0037】この状態で、マウス115により操作され
るカーソル115cを複数の拡大範囲指定枠67の例え
ばA部又はB部に移動させて、マウス115の右の認識
スイッチ115aをクリックする(押す)。これによ
り、演算制御回路61は、フレームメモリ62の指定さ
れた範囲(A部またはB部)及びその周囲(周辺部A´
またはB´)の角膜内皮細胞像データを画像処理回路6
5で拡大処理して、この拡大処理した角膜内皮細胞像デ
ータをフレームメモリ63に構築すると共に、このフレ
ームメモリ63に構築された角膜内皮細胞像データを基
に拡大されたA部及びその周辺部A´又はB部及びその
周辺部B´の角膜内皮細胞像を図3(a)又は(b)に示した
様にモニタ画面109aに映し出させる。
【0038】この状態で、拡大範囲指定枠67内の輪郭
全体が判別できる各細胞像をプロットするために、プロ
ットマーク切換スイッチ114によりマーク「○」を選
択する。そして、カーソル115cを角膜内皮細胞像の
輪郭全体が判別できる各細胞像内に移動させて、マウス
115の左のプロットスイッチ115bをクリックする
と、このクリックされた位置に「○」が付けられる。こ
のプロットデータは、フレームメモリ64に構築され
る。
【0039】また、拡大範囲指定枠67内の周縁の輪郭
の一部のみが判別できる各細胞像をプロットするため
に、プロットマーク切換スイッチ114によりマーク
「X」を選択する。そして、カーソル115cを角膜内
皮細胞像の輪郭一部のみしか判別できない各細胞像内に
移動させて、マウス115の左のプロットスイッチ11
5bをクリックすると、このクリックされた位置に
「X」が付けられる。このプロットデータも、フレーム
メモリ64に構築される。
【0040】この様に拡大範囲指定枠67内の各細胞像
にプロットを全て施した後、演算スイッチ112を押す
と、演算制御回路61は「○」,「X」をそれぞれカウ
ントして単位面積当たりの細胞数を演算する。この演算
された細胞数はモニタ画面109aに表示させられる。
この際、「X」が付けられた細胞は、1/2個としてカ
ウントさせる。
【0041】この様なプロット作業及び演算はA部,B
部についてそれぞれ行われる。そして、演算制御回路6
1は、A部,Bの細胞数の演算結果を平均して、その平
均値をモニタ画面109aに表示させる。この様にし
て、得られた単位面積当たりの細胞数及び平均値はプリ
ンター116によりプリントアウトされる。
【0042】この様なプロット作業及び演算はA部,B
部について行うようにしたが、プロット作業及び演算を
行わせる部分は順次数を増やすこともでき、この場合に
は細胞演算の精度が向上する。
【0043】また、拡大指定範囲を図示したものよりも
更に小さい範囲で設定して、上記プロット作業及び演算
を多数箇所で行わせることにより、細胞面積の変動係数
(CV)値を求めることもできる。
【0044】更に、角膜内皮細胞のうち六角形のものと
六角形以外のものを区別してプロットすることにより、
六角形の細胞像の出現率も求めることができる。
【0045】<第2実施例> 図6は、この発明の第2実施例を示したものである。本
実施例は、プロットマークを更に細かく指定できる様に
した例を示したもので、細胞拡大時に1/2,1/3,
2/3,1/4,3/4等のプロットマーク選択枠7
0,71,72,73,74,75等をモニタ画面10
9aに表示させて、マウス115により操作されるカー
ソル115cでプロットマーク選択枠70,71,7
2,73,74,75のいずれかを指定し、プロットス
イッチ115bをクリックすることで、プロットマーク
選択枠70,71,72,73,74,75のクリック
されたものに対応するマーク(プロットマーク選択枠7
0,71,72,73,74,75の左に示した
「○」,「X」,…等のマーク)が選択される様にした
ものである。
【0046】ここで、1/1は拡大範囲指定枠67内の
細胞が全部確認できるものを示し、1/2は拡大範囲指
定枠67内の細胞が半分確認できるものを示し1/3は
拡大範囲指定枠67内の細胞が1/3確認できるものを
示し、2/3は拡大範囲指定枠67内の細胞が2/3確
認できるものを示し、1/4は拡大範囲指定枠67内の
細胞が1/4確認できるものを示し、3/4は拡大範囲
指定枠67内の細胞が3/4確認できるものを示すこと
を意味するものである。
【0047】そして、マークの選択が行われた後は、第
1実施例と同様にして拡大範囲指定枠67内の各細胞に
マークをプロットする。このプロット作業は、拡大範囲
指定枠67内に入る細胞の状態によって、第1実施例と
同様に行われる。このプロット作業を拡大範囲指定枠6
7内の全細胞について行った後、第1実施例と同様にし
て単位面積当たりの細胞数を演算させる。
【0048】この様にプロットマークを細かくすること
で、単位面積当たりの細胞数をより正確に求めることが
できる。
【0049】<第3実施例> 図7〜図9はこの発明の第3実施例を示したものであ
る。本実施例は、第1実施例におけるモニターテレビ1
09のモニタ画面109aをタッチスクリーンにすると
共に、このタッチスクリーンに触れることで角膜内皮細
胞像の拡大処理等を行わせる様にした例を示したもので
ある。本実施例では、図9に示した様に、第1実施例の
構成に加えて、拡大細胞像の為のフレームメモリ81,
82,83,84が設けられている。
【0050】また、モニタ画面109aには、角膜内皮
細胞像の上に複数の拡大範囲指定枠67のA部,B部,
C部………が破線で示した様に表示されると共に、右端
に拡大操作枠S1,複数表示操作枠S2,解析操作枠S
3,復帰枠S4が表示される。
【0051】そして、図7において、拡大範囲指定枠6
7のA部,B部,C部………のいずれか一つ(例えば拡
大範囲指定枠A)に触れた後に拡大操作枠S1に触れる
と、拡大範囲指定枠67のA部,B部,C部………の内
の触れられたもの(例えばA部)が画像処理回路65で
拡大処理され、この拡大処理された角膜内皮細胞像デー
タがフレームメモリ81に構築されると共に、図8(a)
の如くモニタ画面109aに表示される。
【0052】同様に拡大範囲指定枠67のB部,C部,
D部について拡大処理をしてフレームメモリ82,8
3,84に角膜内皮細胞像データを構築させた後、複数
表示操作枠S2に触れると、画像合成回路66によりフ
レームメモリ81〜84に構築された角膜内皮細胞像デ
ータが合成されて、フレームメモリ63に構築されると
共に、拡大範囲指定枠A,B,C,D内の拡大された角
膜内皮細胞像が図8(b)の如くモニタ画面109aに表
示される。
【0053】また、拡大範囲指定枠67のA部,B部,
C部………のいずれか一つ(例えば拡大範囲指定枠A)
に触れた後に解析操作枠S3に触れると、拡大範囲指定
枠67のA部,B部,C部………の内の触れられたもの
(例えばA部)内の角膜内皮細胞の画像解析が画像処理
回路65を用いて行われる。従って、この解析操作枠S
3に触れる前に、第1実施例におけるようなマークのプ
ロット作業を行っておけば、第1実施例と同様な単位面
積当たりの細胞数のカウント(解析)を容易に行うこと
ができる。
【0054】更に、復帰操作枠S4に触れると、モニタ
画面109aに表示が図7に示した状態に復帰させられ
る。尚、上述した様な制御は演算制御回路61によって
行われる。
【0055】
【効果】以上説明したように、請求項1の発明は、多数
の細胞像からなる角膜内皮細胞像をモニタ画面に表示さ
せるようにした眼科装置において、各細胞像にマークを
付すマーク付け手段を設けたので、角膜内皮細胞像のプ
リントをしなくても、角膜内皮細胞像を容易に数えるこ
とができる。しかも、請求項1の発明は、前記モニタ画
面上に表示された角膜内皮細胞像の所定エリアを選択す
る手段と、該手段により選択された所定エリアを拡大表
示させる制御回路が設けられていると共に、前記制御回
路により前記モニタ画面に拡大表示され且つ前記マーク
付け手段によりマークが付された細胞像の前記マークか
ら単位面積当たりの細胞像の数を算出する演算手段が設
けられているので、角膜内皮細胞の単位面積当たりの数
が平均的な部分を指定して、角膜内皮細胞の単位面積当
たりの平均的な数を短時間で迅速且つ正確に知ることが
できる。
【0056】更に、請求項2の発明は、前記マーク付け
手段が、拡大された角膜内皮細胞像のうち輪郭が全て分
かる細胞像に付すマークと、角膜内皮細胞像の周縁の一
部のみの細胞像に付すマークとを分けて付すことができ
る様にしたので、角膜内皮細胞像の細胞の数をより正確
に知ることができる。
【0057】その上、請求項3の発明は、前記制御回路
が、角膜内皮細胞像の所定エリアをモニタ画面上に拡大
表示させる際に、所定エリアとその周辺部を区別可能に
モニタ画面に表示させる様にしたので、拡大される所定
エリア内の周縁部の角膜内皮細胞の大きさが表示されて
いる細胞全体が平均的なものかを知ることができるの
で、角膜内皮細胞像の細胞の数を更に正確にカウントで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す眼科装置の制御回
路である。
【図2】図1の眼科装置で処理されモニターテレビに表
示された角膜内皮細胞像の説明図である。
【図3】(a),(b)は図2の角膜内皮細胞像の所定エリア
を拡大処理してモニターテレビに表示させたときの説明
図である。
【図4】(a)は図1の制御回路を備える眼科装置の平面
図、(b)は(a)の側面図である。
【図5】図4のカメラ本体内の光学形の平面は配置図で
ある。
【図6】この発明の第2実施例を示すモニタ画面の角膜
内皮細胞像表示例を示す説明図である。
【図7】この発明の第3実施例を示すモニタ画面の角膜
内皮細胞像表示例を示す説明図である。
【図8】(a)は図7の角膜内皮細胞像の所定エリアを拡
大処理してモニターテレビに表示させたときの説明図、
(b)は図7の角膜内皮細胞像の複数の所定エリアを拡大
処理してモニターテレビに表示させたときの説明図であ
る。
【図9】図7,図8の角膜内皮細胞像の表示処理等をさ
せる制御回路の説明図である。
【符号の説明】
60…制御回路 61…演算制御回路(演算手段) 67…拡大範囲指定枠(所定エリア) 90…角膜内皮細胞像 109…モニターテレビ 109a…モニタ画面 115…マウス(マーク付け手段) A´,B´…周辺部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の細胞像からなる角膜内皮細胞像を
    モニタ画面に表示させると共に、前記各細胞像にマーク
    を付すマーク付け手段を設けた眼科装置であって、前記
    モニタ画面上に表示された角膜内皮細胞像の所定エリア
    を選択する手段と、該手段により選択された所定エリア
    を拡大表示させる制御回路が設けられていると共に、
    記制御回路により前記モニタ画面に拡大表示され且つ前
    記マーク付け手段によりマークが付された細胞像の前記
    マークから単位面積当たりの細胞像の数を算出する演算
    手段が設けられていることを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前記マーク付け手段は、拡大された角膜
    内皮細胞像のうち輪郭が全て分かる細胞像に付すマーク
    と、角膜内皮細胞像の周縁の一部のみの細胞像に付すマ
    ークとを分けて付すことができることを特徴をする請求
    項1に記載の眼科装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、角膜内皮細胞像の所定
    エリアをモニタ画面上に拡大表示させる際に、所定エリ
    アとその周辺部を区別可能にモニタ画面に表示させるこ
    を特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
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