JPH07163770A - 装飾カバー及びフォーム成形中にカバーを積極的に位置決めするための方法 - Google Patents

装飾カバー及びフォーム成形中にカバーを積極的に位置決めするための方法

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JPH07163770A
JPH07163770A JP6170960A JP17096094A JPH07163770A JP H07163770 A JPH07163770 A JP H07163770A JP 6170960 A JP6170960 A JP 6170960A JP 17096094 A JP17096094 A JP 17096094A JP H07163770 A JPH07163770 A JP H07163770A
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decorative material
seam
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tie
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JP6170960A
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Neal J Kupisz
ニール・ジェイムズ・クピス
Sandra L Smith
サンドラ・リン・スミス
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Hoover Universal Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/12Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated means for positioning inserts, e.g. labels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/12Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
    • B29C44/14Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements the preformed part being a lining
    • B29C44/143Means for positioning the lining in the mould

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】装飾カバー内に一体発泡成形する方法において
装飾カバーの位置を適切に装着する。 【構成】中空内部空間を有する装飾カバー12と、該カ
バーから延出する部分を有する少なくとも1つの位置決
め部材34とを設けるステップと、カバーをフォーム成
形用固定装置の近くにもしくは接触させて配置するステ
ップと、位置決め部材をフォーム成形固定装置に対して
固定して、カバーの一部を、固定装置に対して所定位置
で保持するステップと、カバーの中空内部空間を液体フ
ォーム剤で充填するステップと、位置決め部材を固定装
置から実質的に開放するステップと、充填されたカバー
を固定装置から取外し、位置決め部材の延出部分をカバ
ーから取除くステップとから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、詰物及び外装が施され
た物品を製造するための方法及び装飾カバー・布張りカ
バーに係り、特に装飾カバー内にフォームパッド(foam
pad)を成形すべくポアー・イン・プレイス(pour-in-pla
ce) ・プロセスを利用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】詰物・
外装が施された物品(例えば、車両用シートアッセンブ
リのシートクッション,シートバック(背もたれ部)及
びヘッドレストパッド)の多くはポアー・イン・プレイ
ス・フォーム(foam)・プロセスにより製造されている。
このプロセスでは、まず装飾カバーが作られる(これに
より、中空内部空間が形成される)。この中空内部空間
には液体フォーミング(foaming) 剤が充填される。この
液体フォーミング剤が硬化すると弾性フォームパッドと
なる。この弾性フォームパッドの少なくとも一部は装飾
カバーによって覆われる。上記ポアー・イン・プレイス
・プロセスは、予め製造されて所定の形状にされたフォ
ームパッドを機械的にもしくは接着剤によってカバー部
材に取付もしくは接着する方法に代わるものである。
【0003】上記ポアー・イン・プレイス・プロセスは
上記予め所定形状にされたフォームパッドを用いる方法
に比べて幾つかの利点を有する(例えば、製造ステップ
の数(工程数)が少ない)が、幾つかの問題点を有す
る。例えば、液体フォームは常に装飾カバーを外方に強
制して装飾カバーをモールド面に接触させるとは限らな
い。即ち、常に装飾カバーを所望の最終形状に保持する
とは限らない。
【0004】装飾カバーにフォームを充填するとき、装
飾カバーが適切な位置に保持されることを保証するため
の方法が幾つか提案されている。その一つは本出願人所
有の米国特許第4,987,666 号明細書に開示されている。
上記米国特許に開示された方法では、カバーの継目(シ
ーム:seam)を硬質プラスチックウエルト(welt)によっ
て縫合わせることによって、継目部分でカバーに剛性を
付与している。この剛性によって、装飾カバーの継目を
適切な整列状態に保つことができる。上記ポアー・イン
・プレイス・フォーム・プロセスが終了した後、上記ウ
エルトの外側部分を取外す。ウエルトは、継目を適切な
整列状態に保つのに役立つが、ウエルトをモールド面に
対して保持する際のウエルトとモールド固定装置との間
の相互動作を制限する。また、ウエルトがフォーム成形
用固定装置(foam molding fixture)の表面に接触し続け
るという保証はないので、装飾カバー内をフォームで完
全に充填できないこともある。
【0005】したがって、本発明の目的は、装飾カバー
がフォーム成形用固定装置に対して適切に位置すること
を保証する方法及び装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び発明の効果】本
発明に係る詰物・外装が施された製品を製造する方法は
以下のステップを有する。第1に、装飾カバーを設ける
ステップ。この装飾カバーは中空内部空間を有し、且
つ、上記装飾カバーから延出する少なくとも1つの位置
決め部材を有する。第2に、装飾カバーをフォーム成形
用固定装置に取付けるステップ。第3に、上記位置決め
部材を上記フォーム成形用固定装置に固定して、上記装
飾カバーの一部を上記フォーム成形用固定装置に対して
所定の位置に保持するステップ。第4に、上記装飾カバ
ーの中空内部空間に液体フォーミング剤を充填するステ
ップ。第5に、上記位置決め部材を上記フォーム成形用
固定装置から開放するステップ。第6に、上記充填され
た装飾カバーを上記フォーム成形用固定装置から取外す
ステップ。そして、最後に、上記位置決め部材の延出部
分を上記装飾カバーから取外すステップ。
【0007】上記方法にあっては、製造されるべき物品
に応じて、色々なフォーム成形用固定装置を用いる。同
様に、上記延出する位置決め部材としては種々の形状の
ものを用いることができる。
【0008】本発明のその他の目的、特徴及び利点は、
添付図面と共に以下の記載及び特許請求の範囲を読むこ
とにより明らかになる。
【0009】
【実施例】本発明の方法を図1−図6を参照して詳述す
る。図1には、代表的な詰物・外装が施された物品用の
カバーが示されており、このカバーには符号12が付け
られている。カバー12は、自動車のシートアッセンブ
リのヘッドレストパッド用のカバーである。完成された
ヘッドレストはフォームパッドと、装飾カバー12と、
該カバー12から延びる一対の支持脚部14とを有す
る。装飾カバー12は、複数のシート状の装飾材料(例
えば、織物,皮,ビニール)13から成り、これらシー
ト状の装飾材料はエンドシーム(端部継目)16とボト
ムシーム(底部継目)18によって連結されている(縫
合わされている)。装飾材料は図示された外面と内面と
を有している。ボトムシーム18の中央部分20は縫わ
れていない。したがって、カバー12を縫い付けた後、
カバー12の表裏を逆にすることができる。よって、継
目のゆとり部分(縫代部分)をカバー12の内側に位置
させることができる。上記中央部分20は開口部であ
り、ここから液状フォーミング剤をカバー12の中空内
部空間に注入することができる。
【0010】支持脚部14は2本の脚部からなるが、こ
れら2本の脚部は1本のU字状ロッド24の2本の脚部
である。U字状ロッド24はカバー12の孔26と28
を通過している。U字状ロッド24を組付けるには、1
つの脚部14の端部30をカバー12の孔26に通し、
当該脚部14をカバー12の孔28から引出すようにす
る。脚部14の一方もしくは双方には複数のディテント
ノッチ32が形成されている。これらディテントノッチ
32は、通常の手法でシートバックに対して調整した位
置に最終的なヘッドレストパッドを保持するのに用いら
れる。
【0011】本実施例では、カバー12は糸により縫わ
れているが、その糸はカバー12のコーナ36から延出
している。上記コーナ36は、2つのエンドシーム16
と1つのボトムシーム18が合う所である。延出する糸
は、それ以前の縫い付け作業時の残り糸、もしくは図示
されているようなプラスチック紐タイ(紐状の蝶ネクタ
イ:string tie)状の要素34であってもよい。1本の
紐タイ状の要素34が2つのコーナ36のそれぞれから
延びている。各紐タイ状の要素34は端部に大きな頭部
38と40とを有している。頭部38の方が頭部40よ
り小さい。小さい方の頭部38はカバー12の内部に位
置する。これら紐タイ状の要素34は縫い付け作業時に
取付けられるか、もしくは、通常の工具を用いて小さい
方の頭部38をカバー12内へ押し込むことによって取
付けられる。もし紐タイ状の要素34がカバー12内に
縫われるならば、小さな方の頭部38と大きい方の頭部
40のどちらかをカバー12内に設けてもよい。紐タイ
状の要素34は、カバー12をフォーム成形用固定装置
内で位置決めするのに用いられる。紐タイ状の要素34
を取付けるのに工具を用いれば、紐タイ状の要素34を
装飾材料のどの位置にも取付けることができる(継目部
分に限られない)。
【0012】上記固定装置が図2に示されており、符号
42が付けられている。上記固定装置42は下部44と
上部46から成り、上部46はピボット48の回りに回
転できるように下部44に取付けられている。上記下部
44及び上部46は、最終的な詰物・外装の施された製
品のための所定形状のキャビティ(空洞)50を形成す
るような形状を有している。下部44は2つの直立側壁
54と56により両端が区画される窪み部52を有し、
上部46は上部46の両端で開放されている窪み部58
を有する。上部46を下部44上に被せると、上記2つ
の窪み部52と58及び直立側壁54と56によりキャ
ビティ50が形成される。また、上部46及び下部44
の半円筒状支持溝60は、上記U字状ロッド30の支持
脚部14に係合するものである。上記溝60には複数の
突起61が形成されており、これら突起61が支持脚部
14のディテントに係合することにより、上記ロッド2
4を固定装置42に対して位置決めすることができる。
【0013】上記固定装置の2つの部分(上部46と下
部44)には、さらに別の半円筒状窪み部62及び64
が設けられている。上部46と下部44が合体して充填
通路66(図5)を形成するとき、上記窪み部62と6
4は整列状態になる。上記充填通路66は、カバー12
を上記固定装置42内に配置した後、液体フォーミング
剤をカバー12内に導入(注入)するのに用いられる。
【0014】次に図3を参照すると、上記フォーム成形
用固定装置42内にカバー12が配置された状態が示さ
れている。固定装置42は各直立側壁54(56)の外
側に取付ブラケット68を有している(図3では一つの
取付ブラケット68しか描かれていないが)。取付ブラ
ケッ68は一対のプレート70を有している。上記一対
のプレート70は直立側壁54(56)から外方に延び
ており、両プレート70の間には小さな間隔が設けられ
ている。取付ブラケット68はスクリュ72によって直
立側壁54(56)に取付けられる。上記プレート70
の後方エッヂ74(即ち、直立側壁54(56)の前方
エッヂ76から最も遠くにあるエッヂ)にはディテント
78が形成されている(図4)。カバー12が上記固定
装置42内に位置されている状態で、2つの紐タイ状の
要素34の両方をそれぞれ直立側壁54と56の外側へ
引いて一対のプレート70の間に位置させる。そして紐
タイ状の要素34の頭部40をブラケット68のディテ
ント78に着座・係合させる。ブラケット68の位置と
紐タイ状の要素34の長さは、紐タイ状の要素34が継
目18に沿ってカバー12に引張力を付与するような値
にされる。この引張力によって上記開口部20が引張ら
れて閉じられ、したがって、継目18が2つのコーナ部
36の間で直線的になる。上記ブラケットはバネ付勢さ
れてもよい。このバネ付勢により、一貫した力が付与さ
れると共に、色々な長さの紐タイ状の要素にも対応する
ことができる。紐タイ状の要素34は、継目18を直線
的に引張ることに加え、カバー12を上記固定装置内に
しっかりと位置付ける役割も果す。
【0015】フォーム充填管80(図5)が、上記2つ
の半円筒状窪み部62と64により形成された充填通路
66中に挿入される。上記充填管80は上記開口部20
を通ってカバー12の中空内部空間に至る。カバー12
は紐タイ状の要素34によって上記充填管80の周辺に
おいてしっかりと引張られている。液体フォーム剤が充
填管80を通ってカバー12中へ注入され、カバー12
の中空内部空間に充填される。尚、バネ付勢されたブラ
ケットを用いれば、フォームをカバー12中へ直接注入
することもできる(充填管を用いずに)。フォームは硬
化すると、カバー12内で弾性フォームパッドとなる。
カバー12がフォームで充填された後、カバー12を固
定装置42から取外すと図6のようになる。紐タイ状の
要素34の一部はカバー12から延出しているが、カバ
ー12に近い所で切断される。よって、紐タイ状の要素
34をカバーから取外す(切離す)ことができる。この
ようにして作られる詰物・外装の施されたヘッドレスト
パッドの底部継目は直線状になっており、しっかりと閉
じられている(たとえ継目の全長にわたって縫われてい
なくても)。
【0016】次に、図7−図10を参照すると、他のフ
ォーム成形用固定装置が図示されている。これらの図に
基づいて本発明の他の実施例に係る方法を説明する。固
定装置84は装飾カバー86用に設計されている。この
装飾カバー86もシートアッセンブリのヘッドレストを
製造するためのものである。カバー86は複数の装飾材
料部片を縫合わせたものであり、継目88,90及び10
2 を有している。カバー86はほぼU字状の本体を有
し、上部92と下部94から成る。下部94は空間的に
分離している。このヘッドレストは図面では上下が反転
されているので上部92が下部94の下に位置してい
る。U字状の支持ロッド96は一対の脚部98と100 を
有している(これらは前述の支持脚部14と同様のもの
である)。脚部98と100 は図10に示すようなディテ
ント101 を有しているので、ヘッドレストをシートバッ
クに対して固定することができる。
【0017】カバー86の側部104 と底部パネル106 と
の間の継目102 には、薄いプラスチックスカート部108
が設けられている。このスカート部108 は図7では透明
部材として描かれているが、どのような薄いシート状部
材から作ってもよい。
【0018】図7において、カバー86は固定装置84
に取付けられるところである。固定装置84は下面110
を有しており、この下面110 がカバー86の面112 に係
合する蓋となる。固定装置84は一対の孔114 を有す。
上記支持ロッド98と100 が固定装置84に取付けられ
ると、上記一対の孔114 を通って上記支持ロッドの脚部
98と100 が延びる。
【0019】次に、図8を参照する。カバー86が固定
装置84に係合すると、スカート部108 が固定装置84
の端部116 を囲む。各端部116 の周部には溝118 が形成
されている。カバー86が所定位置にあるとき、アーム
120 と122 を旋回させて上記溝118 に係合させる(アー
ム120 と122 は固定装置84の両端に設けられてい
る)。その結果、上記プラスチックスカート部108 が上
記溝118 内に押込まれる。上記アーム120 と122 はリン
ク121 により取付けられている。このリンク121 によっ
て、アーム120 と122 は旋回運動することができ、上記
溝118 に出入りすることができる。上記アーム120 と12
2 の遠い方の端部には締結部材124 が設けられている。
この締結部材124 は磁気的もしくは機械的な締結部材で
あり、2つの締結部材124 が協働することによって、ア
ーム120 と122 を図9に示すような閉位置に保持するこ
とができる。その結果、スカート部108 を上記溝118 に
挟んで固定することができる。
【0020】固定装置84はロックレバー126 を有して
いる。ロックレバー126 はロック位置に回転することが
できる。ロック位置とは、脚部98のディテント101 の
1つに係合する位置である。この動作により、支持ロッ
ド96を固定装置84に対し固定することができる。こ
のとき、スカート部108 はカバー86を固定装置84に
対し固定している。
【0021】固定装置84の煙突状部材128 は、カバー
86の1つの底部パネル106 の継目132 に沿って形成さ
れる開口部130 (図7)を通して、カバー86の内部空
間へフォーミング剤を供給するのに用いられる。カバー
86がフォーミング剤で充填された後、カバー86が固
定装置84から取外される。この取外し作業は、取付作
業と反対の工程によって行う。即ち、アーム120 と122
を溝118 から引出し、ロックレバー126 を脚部98のデ
ィテント101 から取外すことによって行う。固定装置か
らの取外しの後、プラスチックスカート部108 は継目10
2 に沿ってカバー86から除去される(引きはがされ
る)。その結果、ヘッドレストパッドには最終的な面が
現われる。縫い付け作業によってスカート部108 には複
数のパーフォレーション(孔)が形成されているので、
スカート部108 を継目に沿って容易に引き裂くことがで
きる。
【0022】固定装置84の底面134 (図10)は凸状
になっており、この凸部により底部パネル106 を凹状に
することができる。この凹部により、ヘッドレストの底
部パネル106 を見えなくすることができ、最終的な表面
を作ることができる。また、上記凹面によって、ヘッド
レストはシートバックの湾曲上方面に一致することがで
きる。
【0023】本発明の方法によれば、カバーに取外し可
能な位置決め部材を用いることにより、フォーム成形中
のカバーの位置を適切に保持することができる。本発明
の方法は詰物・外装の施されたヘッドレストパッドにつ
いて説明されてきたが、その他の詰物・外装の施された
製品も本発明の基本的技術思想を用いて製造することが
できる。
【0024】本発明は上述及び図示された構成及び方法
に限定されない。種々の変形・改良・変更が、特許請求
の範囲に定義された本発明の精神及び範囲から離れるこ
となくなされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポアー・イン・プレイス・フォーム成形前の装
飾カバーの斜視図。
【図2】モールドキャビティを有するフォーム成形用固
定装置の開状態の斜視図。
【図3】図2のフォーム成形用固定装置の斜視図であ
り、図1のカバーが固定装置内に配置されている状態を
示している。
【図4】図3の4−4線矢視断面図であり、カバーから
延びると共に、フォーム成形固定装置に取付けられた位
置決め部材を示している。
【図5】図2及び図3の固定装置の閉状態の斜視図。
【図6】最終的な詰物・外装の施された製品の斜視図で
あり、延出する位置決め部材が取外された状態を示して
いる。
【図7】別の装飾カバーに用いられるフォーム成形用固
定装置の斜視図(他の実施例)であり、固定装置に取付
けられたカバーも示している。
【図8】別の装飾カバーに用いられるフォーム成形用固
定装置の斜視図(他の実施例)であり、固定装置に取付
けられたカバーも示している。
【図9】固定装置に取付けられる装飾カバーを示す斜視
図。
【図10】図9のカバーと固定装置の10−10線矢視
断面図。
【符号の説明】 12 カバー 13 装飾材料 14 支持脚部 16 エンドシーム(端部継目) 18 ボトムシーム(底部継目) 20 中央部分 24 U字状ロッド 26,28 孔 30 端部 32 ディテントノッチ 34 紐タイ状の要素 36 コーナ 38,40 頭部 42 固定装置 44 下部 46 上部 48 ピボット 50 キャビティ 52 窪み部 54,56 直立側壁 58 窪み部 60 支持溝 61 突起 62,64 窪み部 66 充填通路 68 取付ブラケット 70 プレート 72 スクリュ 74 後方エッヂ 76 前方エッヂ 78 ディテント 80 充填管 84 固定装置 86 装飾カバー 88,90 継目 92 上部 94 下部 96 支持ロッド 98,100 脚部 101 ディテント 102 継目 104 側部 106 底部パネル 108 スカート部 110 下面 112 表面 114 孔 116 端部 118 溝 120,122 アーム 121 リンク 124 締結部材 126 ロックレバー 128 煙突状部材 130 開口部 132 継目 134 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 31:58

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空内部空間を有するカバーをシート状
    の装飾材料から形成し、上記シート状の装飾材料から分
    離している少なくとも1つの位置決め部材を設け、上記
    位置決め部材の一部を上記シート状の装飾材料から延出
    させるステップと、 上記カバーをフォーム成形用固定装置に配置するステッ
    プと、 上記少なくとも1つの位置決め部材を上記フォーム成形
    用固定装置に固定して、上記カバーの一部を上記フォー
    ム成形用固定装置に対して所定位置に保持するステップ
    と、 上記カバーの上記中空内部空間を液体フォーミング剤で
    充填するステップと、 上記フォーム成形用固定装置から上記位置決め部材と上
    記充填されたカバーとを取外すステップと、 上記シート状の装飾材料から上記位置決め部材の上記延
    出部分を取除くステップとから成る詰物・外装の施され
    た製品を製造する方法。
  2. 【請求項2】 上記延出部分を取除くステップが、上記
    シート状の装飾材料から上記位置決め部材の上記延出部
    分を切断することにより行われる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記延出部分を取除くステップが、上記
    シート状の装飾材料から上記位置決め部材の上記延出部
    分を分裂させることにより行われる請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 上記カバーの上記装飾材料に縫合せ継目
    があり、上記継目が両端を有し、上記少なくとも1つの
    位置決め部材が一対の糸もしくは紐から成り、上記糸も
    しくは紐が上記継目の両端から延出しており、上記保持
    するステップが、上記カバーから離れる方向に上記糸も
    しくは紐を反対方向に引張ることにより、引張力を上記
    継目に沿って付与して上記継目を直線的に引張り且つ上
    記糸もしくは紐を上記フォーム成形用固定装置に実質的
    に取付けるステップを含む請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記カバーの上記装飾材料に縫合せ継目
    があり、上記少なくとも1つの位置決め部材が上記継目
    に縫込まれた分裂可能な可撓性を有するシートを有し、
    上記シートが上記装飾材料から延びて付随スカート部を
    形成し、上記保持するステップが上記スカート部を上記
    フォーム成形用固定装置に取付けるステップを含む請求
    項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 1つもしくは2つ以上の継目によって縫
    合わされた複数のシート状の装飾材料と、上記装飾材料
    とは別個の少なくとも1つの位置決め部材とから成る詰
    物・外装の施された製品用のカバーであって、 上記装飾材料が内面と外面を有し、縫合わされることに
    より、フォームパッド用の中空内部空間が形成され、 上記少なくとも1つの位置決め部材が上記装飾材料に取
    付けられ上記装飾材料から延出することにより、成形用
    固定装置への取付けに利用でき、このことにより、上記
    カバーを上記固定装置内で位置決めし、上記フォームパ
    ッドを上記カバーに取付けることができるカバー。
  7. 【請求項7】 上記位置決め部材が長い糸もしくは紐で
    あり、上記位置決め部材を上記装飾材料に取付けて上記
    装飾材料から延出することによって、上記装飾材料を上
    記糸もしくは紐によって引くことができる請求項6記載
    のカバー。
  8. 【請求項8】 上記糸もしくは紐が長い紐タイ状の要素
    であり、上記紐タイ状の要素は両端を有し、上記両端に
    は上記糸もしくは紐より大きな頭部が形成されており、
    上記紐タイ状の要素は上記装飾材料を通って延びてお
    り、上記頭部の一方が上記装飾材料の内部に位置し、他
    方が外部に位置することにより、上記装飾材料を上記紐
    タイ状の要素によって引くことができる請求項7記載の
    カバー。
  9. 【請求項9】 上記位置決め部材が長い糸もしくは紐タ
    イ状の要素であり、上記タイ状の要素は両端を有し、上
    記両端には上記タイ状の要素より大きな頭部が形成され
    ており、上記タイ状の要素は上記一つの継目を通って上
    記装飾材料中に延びており、上記頭部の一方が上記装飾
    材料の内部に位置し他方が外部に位置することにより、
    上記装飾材料を上記タイによって引張ることができる請
    求項6記載のカバー。
  10. 【請求項10】 上記1つの継目が2つの端部を有し、
    上記継目の各端部から1つの紐タイ状の要素が延出し、
    よって、上記タイ状の要素を反対方向に引張ることがで
    き、これにより、上記1つの継目を直線状にすることが
    できる請求項9記載のカバー。
  11. 【請求項11】 上記位置決め部材が可撓性を有するシ
    ート材料からなり、上記継目の1つに結合されており、
    上記継目の1つから延出することによって、上記継目の
    1つから延びるスカート部を形成し、上記スカート部に
    よって成形用固定装置への取付が可能になり、上記1つ
    の継目を上記固定装置に位置決めすることができ、 上記可撓性を有するシート状の材料が上記1つの継目の
    部分で穴を有して上記1つの継目の部分で分裂可能であ
    り、よって、上記シート状の材料を取除くことができる
    請求項6記載のカバー。
JP6170960A 1993-08-09 1994-07-22 装飾カバー及びフォーム成形中にカバーを積極的に位置決めするための方法 Ceased JPH07163770A (ja)

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