JPH07162478A - 送信保留機能を備えた通信装置 - Google Patents

送信保留機能を備えた通信装置

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JPH07162478A
JPH07162478A JP5306368A JP30636893A JPH07162478A JP H07162478 A JPH07162478 A JP H07162478A JP 5306368 A JP5306368 A JP 5306368A JP 30636893 A JP30636893 A JP 30636893A JP H07162478 A JPH07162478 A JP H07162478A
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JP
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transmission
line number
transmission data
physical
data
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JP5306368A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Kurata
亮一 倉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物理回線番号から論理回線番号への再変換を
行なうことなく送信保留処理を行なえるようにし、これ
により処理能率の低下を防止する。 【構成】 第1の送信保留バッファ管理エリア53と、
第2の送信保留バッファ管理エリア54とをそれぞれ設
けている。そして、送信データの送信直前に送信保留状
態になった場合に、この送信データのうち回線番号が論
理回線番号から物理回線番号に変換済みのデータについ
ては、その物理回線番号をキー情報としてそのまま第2
の送信保留バッファ管理エリア54に記憶し、これに対
し回線番号が物理回線番号に変換される前のデータにつ
いては、論理回線番号をキー情報として第1の送信保留
バッファ管理エリア53に記憶するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端局装置や電子構内交
換機などの通信装置に係わり、特に送信保留バッファの
管理手法を改良して処理能力の向上を図った通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ニーズの増大や技術の発達に
伴い、種々の通信装置が使用されるようになっている
が、その一つとしてパケット伝送方式を採用した装置が
ある。図2はその構成の一例を示すもので、1はデータ
の送信を指示する上位プロトコル制御部、2は回線制御
ボードをそれぞれ示している。
【0003】このうち回線制御ボード2には、メインプ
ロセッサ21と、上位プロトコル通信部22と、回線制
御部23と、送受信制御部24とからなる制御ユニット
が設けられ、さらに論理回線番号テーブル25と、物理
回線番号テーブル26と、送信保留バッファ27と、送
信保留バッファ管理エリア28とからなる記憶部と、回
線インタフェース機能を有する複数のLAP−B(Link
Access Proceeder-Balance )コントローラ11〜1n
がそれぞれ設けられている。これらのLAP−Bコント
ローラ11〜1nには、各々通信回線L1〜Lnが接続
される。
【0004】このような構成において、送信データの送
信は例えば次のように行なわれる。すなわち、図示しな
い端末装置から送信データが到来すると、この送信デー
タは上位プロトコル制御部1から上位プロトコル通信部
22に転送されたのち、この上位プロトコル通信部22
から回線制御部23に転送される。回線制御部23は、
上記送信データのヘッダに挿入されている通信相手先を
示す論理回線番号をキーとして論理回線番号テーブル2
5をアクセスし、これにより通信相手先の状態を調べ
る。そして、通信相手先が通信可能な状態であれば、上
記論理回線番号テーブル25からこの通信相手先に対応
する物理回線番号を検索して、ヘッダの論理回線番号を
この物理回線番号に変換し、しかるのちこの送信データ
を送受信制御部24に転送する。送受信制御部24は、
上記送信データのヘッダに挿入されている物理回線番号
に対応するLAP−Bコントローラを選択し、このLA
P−Bコントローラから送信データを通信回線へ送信さ
せる。
【0005】ところで、このような一連の送信処理にお
いて、例えば回線制御部23が論理回線番号テーブル2
5をアクセスして通信相手の状態を調べた結果、通信相
手が通信中であり送信を保留する必要が生じたとする。
そうすると回線制御部23は、送信データをその論理回
線番号をキーとして送信保留バッファ27に記憶させ
る。またこのとき、送信データの記憶アドレスや記憶に
使用したバッファ数などの保留管理情報を送信保留バッ
ファ管理エリア28に記憶させる。
【0006】なお、図3は上記送信保留バッファ27の
構成の一例を示したもので、論理回線番号#1〜#mに
対応付けて設けられた複数のバッファ271〜27mと
送信保留バッファエントリ部270とから構成される。
また図4は送信保留バッファ管理エリア28の構成の一
例を示したもので、論理回線番号テーブル281の各論
理回線番号#1〜#mに対応する記憶エリアには状態管
理情報記憶エリア282および送信保留バッファエント
リ記憶エリア283が設けられている。また、このうち
の送信保留バッファエントリ記憶エリア283には、送
信データの記憶に使用した複数の送信保留バッファのう
ち先頭バッファのアドレス、末尾バッファのアドレスお
よび送信保留バッファの使用個数をそれぞれ記憶するた
めのエリア284,285,286が設けられている。
【0007】これに対し、通信相手先が通信可能な状態
と復旧したとする。そうすると回線制御部23は、送信
保留バッファ27から該当する送信データを読み出し、
この送信データの論理回線番号を論理回線番号テーブル
25に登録されている物理回線番号に変換したのち、送
受信制御部24に転送する。送受信制御部24は、この
転送された送信データの物理回線番号に対応するLAP
−Bコントローラを選択し、このLAP−Bコントロー
ラから送信データを通信回線へ送信させる。かくして、
通信相手先への送信が不可能な場合における送信データ
の送信保留が行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来の装置では、上記したように送信データの送信保留管
理を常に論理回線番号をキー情報として行なっている。
このため、例えば送受信制御部24がLAP−Bコント
ローラを用いて送信データを送信する直前に送信を保留
しなければならないことが判明した場合には、送受信制
御部24は物理回線番号テーブル26を検索することに
より物理回線番号を一旦論理回線番号に戻し、この論理
回線番号をキー情報として送信データを送信保留バッフ
ァ27に蓄える必要があり、処理が煩雑になる。
【0009】なお、通信相手先を認識する手段として、
論理回線番号のみを使用するものも考えられている。こ
のような手段を使用すれば、物理回線番号を論理回線番
号に戻したのち送信保留するといった煩雑な処理は不要
となる。しかし、このような手段を使用した場合には、
次のような不具合が発生する。すなわち、障害などに備
えて例えば図5に示すごとく現用のLAP−Bコントロ
ーラ111〜114および121〜124に加えて予備
用のLAP−Bコントローラ131〜134を設け、上
記現用のLAP−Bコントローラ111〜114または
121〜124の一方で障害が発生した場合に、対応す
る切換スイッチS11〜S14,S21〜S24によっ
て上記障害が起きたLAP−Bコントローラを上記予備
用のLAP−Bコントローラに切り換えるように構成さ
れた装置がある。しかし、このような装置にあっては、
論理回線番号のみでは上記予備用のLAP−Bコントロ
ーラ131〜134に対応する予備通信回線L31〜L
34を識別することができない。
【0010】これに対し、通信相手先を物理回線番号の
みを使用して識別する手段も考えられる。しかし、この
ような手段を使用した装置では、当然のことながら送信
保留管理に使用するためのキー情報に物理回線番号を用
いなければならない。そうすると、任意の通信相手先へ
の送信を保留している状態で当該通信相手先とのパスが
何らかの障害により切り換えを行なわなくてはならなく
なった場合に、例えば図6に示すごとく通信回線L11
に対応する送信保留バッファ管理エリアに記憶された情
報を、他の通信回線L3kに対応する送信保留バッファ
管理エリアに転送しなければならず、処理が複雑となり
実用に適さない。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、物理回線番号から論理回
線番号への再変換を行なうことなく送信保留処理を行な
えるようにし、これにより処理能率の低下を防止するこ
とができる送信保留機能を備えた通信装置を提供するこ
とである。
【0012】また他の目的は、送信保留した送信データ
の送信を再開する際に、送信順序を誤ることなく常に正
しく送信することができる送信保留機能を備えた通信装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、送信データを送信する際に、この送信デー
タに付加されている論理回線番号を物理回線番号に変換
して、この物理回線番号に対応する物理通信回線を捕捉
する機能を備えた通信装置において、送信保留バッファ
に加えて、この送信保留バッファに対する送信データの
記憶管理情報を、論理回線番号をキー情報として登録す
る第1の管理エリアと、物理回線番号をキー情報として
登録するための第2の管理エリアとをそれぞれ設け、さ
らに回線番号判定手段と、送信保留記憶制御手段とを設
けている。そして、送信データの送信を保留する必要が
生じた場合には、この送信データを上記送信保留バッフ
ァに記憶させるとともに、上記回線番号判定手段により
上記保留対象の送信データに挿入されている回線番号が
論理回線番号であるか物理回線番号であるかを判定し、
論理回線番号であると判定された場合には、上記保留対
象送信データの記憶管理情報をこの論理回線番号をキー
情報として上記第1の管理エリアに登録し、一方物理回
線番号と判定された場合には、上記保留対象送信データ
の記憶管理情報をこの物理回線番号をキー情報として上
記第2の管理エリアに登録するようにしたものである。
【0014】また上記他の目的を達成するために本発明
は、送信再開制御手段を設け、この手段において、送信
保留中の送信データの送信が可能となった場合に、先ず
上記第2の管理エリアに物理回線番号をキー情報として
記憶されている記憶管理情報に基づいて上記送信保留バ
ッファから該当する送信データを読み出して通信回線へ
送信する処理を行ない、この送信データの送信終了後に
上記第1の管理エリアに論理回線番号をキー情報として
記憶されている記憶管理情報に基づいて上記送信保留バ
ッファから該当する送信データを読み出して通信回線へ
送信する処理を行なうようにしたことも特徴としてい
る。
【0015】
【作用】この結果本発明によれば、回線番号が論理回線
番号から物理回線番号に変換されたのちにその送信デー
タの送信を保留する必要が生じた場合には、回線番号を
一旦物理回線番号から論理回線番号に戻すことなく、物
理回線番号のままでこの物理回線番号をキー情報として
記憶管理情報が管理エリアに登録されることになる。こ
のため、送信データの保留処理が簡略化されて、処理能
率の向上が図られる。
【0016】また、送信保留された送信データの送信を
再開する際に、先ず物理回線番号が付加された送信デー
タを送信保留バッファから読み出して送信し、その送信
が終了した後に論理回線番号が付加された送信データを
送信保留バッファから読み出して送信するようにしてい
るので、送信データの送信保留管理を物理回線番号およ
び論理回線番号をそれぞれキー情報として行なっている
場合でも、必ず先行するデータが先に読み出されて送信
され、その送信がすべて終了した後に後続のデータが読
み出されて送信されることになる。このため、送信デー
タの先後を誤ることなく順序良く常に正しく送信するこ
とが可能となる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる通信装置
の構成を示す回路ブロック図である。本装置は、上位プ
ロトコル制御部30と、回線制御ボード40とを備えて
いる。上位プロトコル制御部30は、回線制御ボード4
0に対しデータの送信を指示する機能を有するもので、
例えばCCIR勧告X.25に従って動作する。
【0018】回線制御ボード40には、制御ユニット
と、RAMからなるメモリ50と、複数のLAP−B
(Link Access Proceeder-Balance )コントローラ61
〜6nとがそれぞれ設けられている。
【0019】制御ユニットは、メインプロセッサ41
と、上位プロトコル通信部42と、回線制御部43と、
送受信制御部44とから構成される。このうち上位プロ
トコル通信部42は、上記上位プロトコル制御部30と
の間でデータ転送を行なう。回線制御部43は、送信デ
ータに付加されている論理回線番号を基に送信相手先を
識別するとともに、上記論理回線番号を物理回線番号に
変換する機能を有する。送受信制御部44は、上記回線
制御部43から転送された送信データの物理回線番号を
基に送信相手先に対応するLAP−Bコントローラ61
〜6nを選択して送信データを送信させる機能を有す
る。
【0020】メモリ50には、論理回線番号テーブル5
1と、物理回線番号テーブル52と、送信保留バッファ
を含む第1および第2の送信保留バッファ管理エリア5
3,54とが設けられている。論理回線番号テーブル5
1には、各論理回線番号に対応付けてその状態を表わす
情報がそれぞれ記憶される。物理回線番号テーブル52
には、各物理回線番号に対応付けてその状態を示す情報
がそれぞれ記憶される。第1の送信保留バッファ管理エ
リア53には、送信保留バッファにおける送信データの
記憶状態を論理回線番号をキー情報として管理した記憶
管理情報が登録される。第2の送信保留バッファ管理エ
リア54には、送信保留バッファにおける送信データの
記憶状態を物理回線番号をキー情報として管理した記憶
管理情報が登録される。
【0021】LAP−Bコントローラ61〜6nにはそ
れぞれ通信回線L1〜Lnが接続され、LAP−Bコン
トローラ61〜6nは上記送受信制御部44から転送さ
れた送信データを送信相手先に向けて送信する機能を有
する。
【0022】次の以上のように構成された装置の送信保
留動作を説明する。上位プロトコル制御部30は、図示
しない端末装置から到来した送信データに論理回線番号
を付加して上位プロトコル通信部42に転送する。上位
プロトコル通信部42は、この転送された送信データを
回線制御部43へ転送する。回線制御部43は、上記送
信データに付加されている論理回線番号をキー情報とし
て論理回線番号テーブル51をアクセスして送信相手先
の状態を調べる。そして、送信が可能であれば、論理回
線番号を対応する物理回線番号に変換したのち、送信デ
ータを送受信制御部44へ転送する。
【0023】送受信制御部44は、転送された上記送信
データに付加されている物理回線番号をキー情報として
物理回線番号テーブル52をアクセスし、これにより上
記物理回線番号に対応する物理通信回線およびLAP−
Bコントローラの状態を調べる。そして、これらの物理
通信回線およびLAP−Bコントローラが通信可能な状
態であれば、送信データをLAP−Bコントローラに転
送し、このLAP−Bコントローラから送信させる。
【0024】ところで、いま仮に物理通信回線またはL
AP−Bコントローラが障害の発生や使用中等の理由に
より送信不能になったとする。そうすると、送受信制御
部44は、送信データの送信保留制御を実行する。すな
わち、このとき送信データに付加されている回線番号は
物理回線番号であるため、送受信制御部44はこの物理
回線番号をキー情報として、上記保留対象の送信データ
を第2の送信保留バッファ管理エリア54内の送信保留
バッファに記憶させる。またそれとともに、その記憶ア
ドレスなどを含む記憶管理情報を第2の送信保留バッフ
ァ管理エリア54内の管理情報エリアに登録する。さら
に、物理回線番号テーブル52内の上記物理回線番号に
対応する状態記憶エリアに「送信保留」を登録し、かつ
回線制御部43に対し上記物理回線番号に対応する物理
通信回線が「送信保留」状態になった旨を通知する。
【0025】この通知を受けた回線制御部43は、論理
回線番号テーブル51をアクセスし、このテーブル内の
上記送信保留された物理回線番号に対応する論理回線番
号に対応付けて「送信保留」を登録する。そして、以後
この送信保留された論理回線番号が付加された送信デー
タが上位プロトコル通信部42から転送されると、この
送信データを第1の送信保留バッファ管理エリア53内
の送信保留バッファに記憶させ、かつその記憶管理情報
を第1の送信保留バッファ管理エリア53内の管理情報
エリアに登録する。
【0026】すなわち、送信データの送信直前に送信保
留状態になった場合、この送信データのうち回線番号が
物理回線番号に既に変換されているデータについては、
この物理回線番号をキー情報としてそのまま第2の送信
保留バッファ管理エリア54内のバッファに記憶され、
これに対し回線番号が物理回線番号に変換される前のデ
ータについては、論理回線番号をキー情報として第1の
送信保留バッファ管理エリア53内のバッファに記憶さ
れる。
【0027】一方、上記送信保留状態が解除されると、
装置は次のように送信データの送信動作を開始する。す
なわち、上記送信保留状態では、回線番号が論理回線番
号から物理回線番号に変換済みの送信データは第2の送
信保留バッファ管理エリア54に記憶され、一方まだ物
理回線番号に変換されていない論理回線番号が付加され
た送信データは第1の送信保留バッファ管理エリア53
に記憶されている。すなわち、一つの通信相手先へ連続
して送信すべきデータが異なる二つの送信保留バッファ
に分かれて記憶されている。
【0028】そこでこの装置では、先ず送受信制御部4
4が上記第2の送信保留バッファ管理エリア54に記憶
されている記憶管理情報を基にその送信保留バッファか
ら物理回線番号が付加された送信データを読み出し、こ
の送信データをその物理回線番号に対応するLAP−B
コントローラに転送して、このLAP−Bコントローラ
から通信回線へ送信させる。そして、第2の送信保留バ
ッファ管理エリア54において送信保留してあった送信
データをすべて送信し終わると、物理回線番号テーブル
52内の上記物理回線番号に対応する状態記憶エリアに
登録されている「送信保留」を消去し、かつ回線制御部
43に対し上記物理回線番号に対応する物理通信回線の
「送信保留」が解除された旨を通知する。
【0029】この通知を受けると回線制御部43は、第
1の送信保留バッファ管理エリア53内のバッファから
論理回線番号が付加された送信データを記憶順に読み出
す。そして、これらの送信データに付加されている論理
回線番号をキー情報として論理回線番号テーブル51を
アクセスし、論理回線番号を対応する物理回線番号に変
換したのち、送信データを送受信制御部44へ転送す
る。送受信制御部44は、転送された上記送信データに
付加されている物理回線番号をキー情報として物理回線
番号テーブル52をアクセスし、これにより上記物理回
線番号に対応する物理通信回線およびLAP−Bコント
ローラの状態を調べる。そして、これらの物理通信回線
およびLAP−Bコントローラが通信可能な状態であれ
ば、送信データをLAP−Bコントローラに転送し、こ
のLAP−Bコントローラから送信させる。
【0030】したがって、送信データが異なる二つの送
信保留バッファに分かれて記憶されている場合であって
も、必ず第2の送信保留バッファ管理エリア54に送信
保留されていた先行するデータが先に読み出されて送信
され、その送信がすべて終了した後に第1の送信保留バ
ッファ管理エリア53に送信保留されていた後続のデー
タが読み出されて送信される。
【0031】このように本実施例の通信装置では、第1
の送信保留バッファ管理エリア53と、第2の送信保留
バッファ管理エリア54とをそれぞれ設けている。そし
て、送信データの送信直前に送信保留状態になった場合
に、この送信データのうち回線番号が論理回線番号から
物理回線番号に変換済みのデータについては、その物理
回線番号をキー情報としてそのまま第2の送信保留バッ
ファ管理エリア54に記憶し、これに対し回線番号が物
理回線番号に変換される前のデータについては、論理回
線番号をキー情報として第1の送信保留バッファ管理エ
リア53に記憶するようにしている。
【0032】したがって本実施例であれば、回線番号が
物理回線番号に変換済みの送信データの送信を保留する
に際し、回線番号を物理回線番号から論理回線番号に一
旦戻したのち送信保留バッファに記憶させる必要がなく
なる。このため、送信保留処理が簡単化され、これによ
りデータ送信処理の処理能率を高めることができる。
【0033】また本実施例では、送信保留された送信デ
ータの送信を再開する際に、先ず物理回線番号をキー情
報とする第2の送信保留バッファ管理エリア54に記憶
されている送信データを読み出して送信し、このデータ
の送信終了後に論理回線番号をキー情報とする第1の送
信保留バッファ管理エリア53に記憶されている送信デ
ータを読み出して送信するようにしている。
【0034】したがって本実施例であれば、送信データ
が異なる二つの送信保留バッファに分かれて記憶されて
いる場合であっても、必ず先行するデータが先に読み出
されて送信され、その送信がすべて終了した後に後続の
データが読み出されて送信されることになり、これによ
り送信データの先後を誤ることなく順序よく送信するこ
とができる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では第1および第2の
送信保留バッファ管理エリア53,54にそれぞれ送信
保留バッファを設けた場合を例にとって説明したが、上
記各管理エリアとは別に送信保留バッファを設けてもよ
い。またその場合に、一つの送信保留バッファに物理回
線番号をキー情報とする送信データと論理回線番号をキ
ー情報とする送信データとをそれぞれ記憶させるように
構成してもよい。
【0036】その他、送信保留のための制御手順やその
内容、送信再開のための制御手順やその内容、装置の回
路構成。装置の種類などについても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、送信保
留バッファに加えて、この送信保留バッファに対する送
信データの記憶管理情報を、論理回線番号をキー情報と
して登録する第1の管理エリアと、物理回線番号をキー
情報として登録するための第2の管理エリアとをそれぞ
れ設け、さらに回線番号判定手段と、送信保留記憶制御
手段とを設けている。そして、送信データの送信を保留
する必要が生じた場合には、この送信データを上記送信
保留バッファに記憶させるとともに、上記回線番号判定
手段により上記保留対象の送信データに挿入されている
回線番号が論理回線番号であるか物理回線番号であるか
を判定し、論理回線番号であると判定された場合には、
上記保留対象送信データの記憶管理情報をこの論理回線
番号をキー情報として上記第1の管理エリアに登録し、
一方物理回線番号と判定された場合には、上記保留対象
送信データの記憶管理情報をこの物理回線番号をキー情
報として上記第2の管理エリアに登録するようにしてい
る。
【0038】したがって本発明によれば、物理回線番号
から論理回線番号への再変換を行なうことなく送信保留
処理を行なうことができ、これにより処理能率の低下を
防止することができる送信保留機能を備えた通信装置を
提供することができる。
【0039】また本発明では、送信再開制御手段を設
け、この送信再開制御手段において、送信保留中の送信
データの送信が可能となった場合に、先ず上記第2の管
理エリアに物理回線番号をキー情報として記憶されてい
る記憶管理情報に基づいて上記送信保留バッファから該
当する送信データを読み出して通信回線へ送信する処理
を行ない、この送信データの送信終了後に上記第1の管
理エリアに論理回線番号をキー情報として記憶されてい
る記憶管理情報に基づいて上記送信保留バッファから該
当する送信データを読み出して通信回線へ送信する処理
を行なうようにしている。
【0040】したがって、送信保留した送信データの送
信を再開する際に、送信順序を誤ることなく常に正しく
送信することができる送信保留機能を備えた通信装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる通信装置の構成を示
す回路ブロック図。
【図2】従来の通信装置の構成の一例を示す回路ブロッ
ク図。
【図3】送信保留バッファの構成の一例を示すブロック
図。
【図4】送信保留バッファ管理エリアの構成の一例を示
すブロック図。
【図5】予備用の通信回線を備えた装置の構成例を示す
ブロック図。
【図6】通信相手先を物理回線番号のみを使用して識別
する機能を備えた装置を説明するための概略図。
【符号の説明】
L1〜Ln,L11〜L14,L21〜L24,L31
〜L34…通信回線 1,30…上位プロトコル制御部 2,40…制御ユニット 11〜1n,111〜114,121〜124,131
〜134,61〜6n…LAP−Bコントローラ S11〜S14,S21〜S24…切換スイッチ 21,41…メインプロセッサ 22,42…上位プロトコル通信部 23,43…回線制御部 24,44…送受信制御部 25,51…論理回線番号テーブル 26,52…物理回線番号テーブル 27…送信保留バッファ 28…送信保留バッファ管理エリア 50…メモリ 53…第1の送信保留バッファ管理エリア 54…第2の送信保留バッファ管理エリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データを送信する際に、この送信デ
    ータに付加されている論理回線番号を物理回線番号に変
    換して、この物理回線番号に対応する物理通信回線を捕
    捉する機能を備えた通信装置において、 送信保留の対象となった送信データを記憶するための送
    信保留バッファと、 この送信保留バッファに対する送信データの記憶状態を
    表わす記憶管理情報を当該送信データに付加されている
    論理回線番号をキー情報として登録するための第1の管
    理エリアと、 前記送信保留バッファにおける送信データの記憶状態を
    表わす記憶管理情報を当該送信データに付加されている
    物理回線番号をキー情報として登録するための第2の管
    理エリアと、 送信データの送信に先立ち、その送信先に対応する物理
    通信回線が通信可能な状態にあるか否かを判定するため
    の状態判定手段と、 前記送信対象の送信データに付加されている回線番号が
    論理回線番号であるか物理回線番号であるかを判定する
    ための回線番号判定手段と、 前記状態判定手段により通信不可能と判定された場合
    に、前記送信対象の送信データを前記送信保留バッファ
    に記憶させるとともに、その記憶管理情報を前記回線番
    号判定手段の判定結果に応じて前記第1および第2の各
    管理エリアの一方に選択的に登録するための送信保留記
    憶制御手段とを具備したことを特徴とする送信保留機能
    を備えた通信装置。
  2. 【請求項2】 送信保留中の送信データの送信が可能と
    なった場合に、先ず前記第2の管理エリアに物理回線番
    号をキー情報として記憶されている記憶管理情報に基づ
    いて前記送信保留バッファから該当する送信データを読
    み出して通信回線へ送信する処理を行ない、この送信デ
    ータの送信終了後に前記第1の管理エリアに論理回線番
    号をキー情報として記憶されている記憶管理情報に基づ
    いて前記送信保留バッファから該当する送信データを読
    み出して通信回線へ送信する処理を行なう送信再開制御
    手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の送信
    保留機能を備えた通信装置。
JP5306368A 1993-12-07 1993-12-07 送信保留機能を備えた通信装置 Pending JPH07162478A (ja)

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