JPH07161674A - 半導体ウエハの処理装置およびその処理方法 - Google Patents

半導体ウエハの処理装置およびその処理方法

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JPH07161674A
JPH07161674A JP30791693A JP30791693A JPH07161674A JP H07161674 A JPH07161674 A JP H07161674A JP 30791693 A JP30791693 A JP 30791693A JP 30791693 A JP30791693 A JP 30791693A JP H07161674 A JPH07161674 A JP H07161674A
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JP
Japan
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processing
semiconductor wafer
liquid
wafer
processing liquid
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JP30791693A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Omori
寿朗 大森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハの処理液分解を抑え、処理の制
御を容易にして、半導体ウエハ面の処理を精密にし、か
つ、安全性を高めることを目的とする。 【構成】 処理チャンバー内に設けられた保持手段に半
導体ウエハを乗せ、処理チャンバーに設けられた加熱手
段によって半導体ウエハを加熱した後に、半導体ウエハ
を回転させながら、貯蔵タンクから処理液を半導体ウエ
ハ面に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハの処理装
置および処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5、図6、は従来の半導体ウエハ処理
装置である。1は半導体ウエハ(以下、ウエハとい
う)、2はウエハを収納するためのカセット、3は処理
槽、4はウエハ1面を処理するための処理液、5は処理
液4を加熱するためのヒータ、6は温度センサー、7は
ヒータ5を制御し、処理液4を任意の温度に保持するた
めの制御部である。また、図6において、8はウエハ1
を保持するためのステージ、9は処理チャンバー、10
は処理液4を貯蔵するためのタンク、11は処理液4を
タンク10から吸い上げるためのポンプ、12は処理液
4をウエハ1面に供給するためのスプレーノズルであ
る。
【0003】処理液としては、例えば、硫酸、硫酸と過
酸化水素の混合物、塩酸、塩酸と過酸化水素の混合物、
アンモニアと過酸化水素の混合物、フッ酸、リン酸など
がある。また、半導体ウエハ面を洗浄する場合は、洗浄
液を用いる。
【0004】従来の技術を図5について説明する。処理
槽3に処理液4を入れ、ヒータ5によって処理液を加熱
する。処理液4の温度は、温度センサー6によって検知
され、制御部7によって制御され、任意の温度に維持さ
れている。カセット2にウエハ1を入れ、処理液4の中
に浸してウエハの処理を行なう。
【0005】従来の技術を図6について説明する。処理
液4は、タンク10に貯蔵され、ヒータ5によって加熱
される。処理液の温度は温度センサー6によって検知さ
れ、制御部7によって制御され、任意に保たれる。
【0006】ステージ8にウエハ1を乗せ、タンク10
において加熱された処理液4をポンプ11によって汲み
上げ、半導体ウエハを回転させながらスプレーノズルを
通して半導体面に噴射する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体ウエハの
処理方法では、半導体ウエハ面の処理性能を高めるた
め、処理液を適当な温度に保つ必要がある。しかし、熱
により分解し易い処理液を用いる場合、処理液を常に加
熱保持することにより濃度変化が加速され、この濃度変
化によって、安定した処理性能を保つことが難しく、ま
た、処理液が危険物であると、引火点あるいは発火点近
くまで加熱し使用する場合に、安全上危険性が大きくな
るという問題点があった。
【0008】処理液によって用いられる最適な温度は異
なるが、従来の装置では処理液の温度を短時間で変える
ことが難しく、ウエハ面をエッチングすることにより処
理する場合、膜種の違いによって一定量エッチングする
のに必要な処理時間の幅が極めて広くなり、生産性の面
で問題となる。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決し、
安全性が高く、制御を容易にして、より精密な処理効果
が得られる半導体ウエハの処理装置を得ることを目的と
する。
【0010】また、貯蔵された処理液の分解をさらに抑
制する半導体ウエハの処理装置を得ることを目的とす
る。
【0011】さらに、本発明は、上記のような問題点を
解決し、安全性が高く、制御が容易で、より精密な処理
効果が得られる半導体ウエハの処理方法を得ることを目
的とする。
【0012】また、貯蔵された処理液の分解をさらに抑
制する半導体ウエハの処理装置を得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る半導体ウエハの処理装置においては、処理チャンバ
ーに半導体ウエハを保持するための手段と、半導体ウエ
ハを加熱する加熱手段を設けたものである。
【0014】この発明の第2の発明に係る半導体ウエハ
処理装置は、処理液供給手段に処理液を供給する処理液
貯蔵タンクと、この処理液貯蔵タンク内に処理液を冷却
する冷却手段を設けたものである。
【0015】この発明の第3の発明に係る半導体ウエハ
処理装置は、処理チャンバーと、この処理チャンバー内
に半導体ウエハを保持するための手段と、半導体ウエハ
を加熱するための手段と、処理チャンバーの一端と処理
液貯蔵タンクに連通する配管と、処理チャンバーの他端
に連通する配管を備えたものである。
【0016】この発明の第4の発明に係る半導体ウエハ
の処理方法は、処理チャンバー内に設けられた保持手段
に半導体ウエハを乗せ、この処理チャンバーに設けられ
た加熱手段によって半導体ウエハ面を加熱した後に、処
理液を半導体ウエハ面に噴射して処理するものである。
【0017】この発明の第5の発明に係る半導体ウエハ
の処理方法は、半導体ウエハ面を加熱し、その温度を処
理液の沸点よりも高くして、処理液を半導体ウエハ面に
噴射して処理するものである。
【0018】この発明の第6の発明に係る半導体ウエハ
の処理方法は、処理チャンバー内に設けられた保持手段
に半導体ウエハを乗せ、この処理チャンバーに設けられ
た加熱手段によって半導体ウエハ面を加熱した後に、処
理液貯蔵タンク内で冷却された処理液を半導体ウエハ面
に噴射して処理するものである。
【0019】この発明の第7の発明に係る半導体ウエハ
の処理方法は、処理チャンバー内に設けられた保持手段
に半導体ウエハを乗せ、この処理チャンバーに設けられ
た加熱手段によって半導体ウエハ面を加熱した後に、処
理チャンバーと処理液貯蔵タンクを連通する配管によっ
て処理液を巡回させて、半導体ウエハ面に供給するもの
である。
【0020】
【作用】この発明の第1の発明においては、処理液を長
時間加熱することなく、処理液の適温で半導体ウエハ面
の処理ができるため、制御が容易になり、精密な処理効
果が得られるうえ、安全性も高くなる。
【0021】この発明の第2の発明においては、処理液
を冷却する手段を備えているので、常温で保存できない
処理液あるいは、一度使用して温度の上昇してしまった
処理液などの場合でも、処理液を変質させることなく、
長時間保存することができ、精密な処理効果が得られる
うえ、安全性も高くなる。
【0022】この発明の第3の発明においては、半導体
ウエハ面に処理液の流れを作ることにより、半導体ウエ
ハ面に接している部分の処理液と、半導体ウエハ面に接
していない部分の処理液との間で温度差が生じ、その温
度差によって、より精密な処理効果が得られる。
【0023】この発明の第4の発明においては、処理液
を長時間加熱することなく、処理液の適温で半導体ウエ
ハ面の処理ができるため、制御が容易になり、精密な処
理効果が得られるうえ、安全性も高くなる。
【0024】この発明の第5の発明においては、半導体
ウエハ面の温度を処理液の沸点より高くしておくことに
よって、処理液を反応させた時に反応が促進され、か
つ、長時間の加熱を避けることもできるので、安全性が
高く、制御が容易で、高い処理効果を得ることができ
る。
【0025】この発明の第6の発明においては、常温で
保存できない処理液あるいは、一度使用して温度の上昇
してしまった処理液などの場合に、冷却することによ
り、処理液を変質させることなく、長時間保存すること
ができる。
【0026】この発明の第7の発明においては、半導体
ウエハ面に処理液の流れを作ることにより、半導体ウエ
ハ面に接している部分の処理液と、半導体ウエハ面に接
していない部分の処理液との間の温度差によって熱対流
が促進され、より精密な処理効果が得られる。
【0027】
【実施例】実施例1.以下、この発明の第1の実施例を
図1について説明する。図1において、1はウエハ、4
はウエハ面を処理するための処理液、8はウエハ1を保
持するためのステージ、9は処理チャンバー、10は処
理液4を貯蔵するためのタンク、12は処理液4をウエ
ハ1面に供給するためのスプレーノズル、13は純水を
ウエハ1面に供給するためのスプレーノズル、14はウ
エハ1を加熱するためのランプ、16はランプ14を制
御するためのコントローラ、17は石英ガラス、18は
処理チャンバー9内の雰囲気を置換するためのガス供給
口、20は処理チャンバー9内を排気するための排気
口、21は処理液4または純水を排液するための排液
口、22は純水スプレーノズルラインに設けられた自動
バルブ、23は処理スプレーノズルラインに設けられた
自動バルブ、24はタンク10内を加圧するためのガス
ラインに設けられた自動バルブ、25は処理液4を温度
制御(冷却)するためのチラー、26はウエハ1面に形
成された処理液4あるいは純水の水膜である。
【0028】次に、動作について説明する。まず、ステ
ージ8にウエハ1をセットする。この状態でウエハ1を
任意の速度で回転させると共に、スプレーノズル12か
らウエハ1面に処理液あるいは、スプレーノズル13か
らウエハ1面に純水を吹き付ける。純水は自動バルブ2
2を開くことによって、処理液4は、自動バルブ23、
24を開くことによってタンク10内が加圧されて供給
される。ウエハ1上の水膜26の厚みはステージ8の回
転速度によって可変である。ウエハ1に処理液4あるい
は純水を供給する前後において、ランプ14によってウ
エハ1を表面側より任意の温度に加熱し保持する。処理
液4あるいは純水を常に一定量供給することにより、処
理液4あるいは純水の水膜26自体の温度上昇を抑制す
ると共に、ウエハ面近傍で水膜26の厚み方向に対して
温度分布差が生じ、熱対流が促進される。一定時間経過
後、ランプ14を切ると共に処理液4あるいは純水の供
給を停止し、処理が終了する。処理液4は、排液口21
より排液するか、あるいはタンク10に戻してもよい。
【0029】処理液としては、例えば、硫酸、硫酸と過
酸化水素の混合物、塩酸、塩酸と過酸化水素の混合物、
アンモニアと過酸化水素の混合物、フッ酸、リン酸など
があり、半導体ウエハ面を洗浄する場合は、洗浄液を用
いる。また、処理液4および純水の供給は、ポンプを用
いて行なってもよい。
【0030】実施例2.以下、この発明の第2の実施例
を図2について説明する。図2において、1はウエハ、
4はウエハ1面を処理するための処理液、8はウエハ1
を保持するためのステージ、9は処理チャンバー、10
は処理液4を貯蔵するためのタンク、12は処理液4を
ウエハ1面に供給するためのスプレーノズル、13は純
水をウエハ1面に供給するためのスプレーノズル、14
はウエハ1を加熱するためのランプ、15は温度センサ
ー、16はセンサー15で温度をモニターしランプ14
を制御するためのコントローラ、17は石英ガラス、1
8は処理チャンバー9内の雰囲気を置換するためのガス
供給口、19はウエハ1裏面側に処理液4の雰囲気が混
入するのを防ぐためのガス供給口、20は処理チャンバ
ー9内を排気するための排気口、21は処理液4または
純水を排液するための排液口、22は純水スプレーノズ
ルラインに設けられた自動バルブ、23は処理スプレー
ノズルラインに設けられた自動バルブ、24はタンク1
0内を加圧するためのガスラインに設けられた自動バル
ブ、25は処理液4を温度制御(冷却)するためのチラ
ー、26はウエハ1面に形成された処理液4あるいは純
水の水膜である。
【0031】図2を用いて、この発明の第2の実施例に
係る半導体ウエハ処理装置の動作について説明する。ま
ず、ステージ8にウエハ1をセットする。この状態でウ
エハ1を任意の速度で回転させると共に、スプレーノズ
ル12からウエハ1面に処理液あるいは、スプレーノズ
ル13からウエハ1面に純水を吹き付ける。純水は自動
バルブ22を開くことによって、処理液4は、自動バル
ブ23、24を開くことによってタンク10内が加圧さ
れて供給される。また、ウエハの裏面側へ処理液4ある
いは純水が回り込むのを防ぐために、ガス供給口19よ
りパージ用ガスとして例えば窒素を導入する。ウエハ1
上の水膜26の厚みはステージ8の回転速度によって可
変である。ウエハ1に処理液4あるいは純水を供給する
前後において、ランプ14によってウエハ1を裏面側よ
り任意の温度に加熱し保持する。処理液4あるいは純水
を常に一定量供給することにより、処理液4あるいは純
水の水膜26自体の温度上昇を抑制すると共に、ウエハ
面近傍で水膜26の厚み方向に対して温度差が生じ、熱
対流が促進される。一定時間経過後、ランプ14を切る
と共に処理液4あるいは純水の供給を停止し、処理が終
了する。
【0032】処理液としては、例えば、硫酸、硫酸と過
酸化水素の混合物、塩酸、塩酸と過酸化水素の混合物、
アンモニアと過酸化水素の混合物、フッ酸、リン酸など
があり、半導体ウエハ面を洗浄する場合は、洗浄液を用
いる。処理液4は、排液口21より排液するか、あるい
はタンク10に戻してもよい。また、処理液4および純
水の供給は、ポンプを用いて行なってもよい。
【0033】実施例3.以下、この発明の第3の実施例
を図3について説明する。1はウエハ、4はウエハ1面
を処理するための処理液、8はウエハ1を保持するため
のステージ、9は処理チャンバー、10は処理液4を貯
蔵するためのタンク、12は処理液4をウエハ1面に供
給するためのスプレーノズル、13は純水をウエハ1面
に供給するためのスプレーノズル、27はウエハ1を加
熱するためのヒータ、16はヒータ27を制御するため
のコントローラ、18は処理チャンバー9内の雰囲気を
置換するためのガス供給口、19はウエハ1裏面側に処
理液4の雰囲気が混入するのを防ぐためのガス供給口、
20は処理チャンバー9内を排気するための排気口、2
1は処理液4または純水を排液するための排液口、22
は純水スプレーノズルラインに設けられた自動バルブ、
23は処理スプレーノズルラインに設けられた自動バル
ブ、24はタンク10内を加圧するためのガスラインに
設けられた自動バルブ、25は処理液4を温度制御(冷
却)するためのチラー、26はウエハ1面に形成された
処理液4あるいは純水の水膜である。
【0034】次に、動作について説明する。まず、ステ
ージ8にウエハ1をセットする。この状態でウエハ1を
任意の速度で回転させると共にスプレーノズル12、1
3からウエハ1に処理液4あるいは純水を吹き付ける。
純水は、自動バルブ22を開くことによって、処理液4
は自動バルブ23、24を開くことによって、タンク1
0内が加圧され供給される。ウエハ1に処理液4あるい
は純水を一定量供給した後、ステージ8の回転を停止
し、ステージ8を下方向に異動させ、ヒータ27によっ
てウエハ1を裏面側より任意の温度に加熱し保持する。
一定時間経過後、ヒータ27を切ると共に、処理液4あ
るいは純水の供給を停止し、処理が終了する。
【0035】処理液としては、例えば、硫酸、硫酸と過
酸化水素の混合物、塩酸、塩酸と過酸化水素の混合物、
アンモニアと過酸化水素の混合物、フッ酸、リン酸など
があり、半導体ウエハ面を洗浄する場合は、洗浄液を用
いる。処理液4および純水の供給は、ポンプでもよく、
処理液4は、排液口21より排液するか、あるいはタン
ク10に戻してもよい。また、先にヒータ27でウエハ
1を任意の温度に加熱した後に、ウエハ1に処理液4あ
るいは純水を供給してもかまわない。
【0036】実施例4.以下、この発明の第4の実施例
を図4について説明する。図4において、1はウエハ、
4はウエハ1面を処理するための処理液、8はウエハ1
を保持するためのステージ、9は処理チャンバー、10
は処理液4を貯蔵するためのタンク、14はウエハ1を
加熱するためのランプ、16はランプ14を制御するた
めのコントローラ、17は石英ガラス、22は純水スプ
レーノズルラインに設けられた自動バルブ、23は処理
スプレーノズルラインに設けられた自動バルブ、25は
処理液4を温度制御(冷却)するためのチラー、26は
ウエハ1面に形成された処理液4あるいは純水の水膜で
ある。
【0037】次に、動作について説明する。ステージ8
にウエハ1をセットする。この状態でウエハ1を任意の
速度で回転させると共にスプレーノズル12、13から
ウエハ1面に処理液4あるいは純水を吹き付ける。純水
は、自動バルブ22を開くことによって、処理液4は自
動バルブ23、24を開くことによって、タンク10内
が加圧され供給される。ウエハ1に処理液4あるいは純
水を一定量供給した後、ステージ8の回転を停止し、ス
テージ8を下方向に異動させ、ヒータ27によってウエ
ハ1を裏面側より任意の温度に加熱し保持する。一定時
間経過後、ヒータ27を切ると共に、処理液4あるいは
純水の供給を停止し、処理が終了する。
【0038】処理液としては、例えば、硫酸、硫酸と過
酸化水素の混合物、塩酸、塩酸と過酸化水素の混合物、
アンモニアと過酸化水素の混合物、フッ酸、リン酸など
があり、半導体ウエハ面を洗浄する場合は、洗浄液を用
いる。処理液4および純水の供給は、ポンプでもよい。
また、先にヒータ27でウエハ1を任意の温度に加熱し
た後に、ウエハ1に処理液4あるいは純水を供給しても
かまわない。
【0039】実施例5.以下、この発明の第5の実施例
を図1について説明する。図1において、1はウエハ、
4はウエハ面を処理するための処理液、8はウエハ1を
保持するためのステージ、9は処理チャンバー、10は
処理液4を貯蔵するためのタンク、12は処理液4をウ
エハ1面に供給するためのスプレーノズル、13は純水
をウエハ1面に供給するためのスプレーノズル、14は
ウエハ1を加熱するためのランプ、16はランプ14を
制御するためのコントローラ、17は石英ガラス、18
は処理チャンバー9内の雰囲気を置換するためのガス供
給口、20は処理チャンバー9内を排気するための排気
口、21は処理液4または純水を排液するための排液
口、22は純水スプレーノズルラインに設けられた自動
バルブ、23は処理スプレーノズルラインに設けられた
自動バルブ、24はタンク10内を加圧するためのガス
ラインに設けられた自動バルブ、25は処理液4を温度
制御(冷却)するためのチラー、26はウエハ1面に形
成された処理液4あるいは純水の水膜である。
【0040】次に、動作について説明する。まず、ステ
ージ8にウエハ1をセットする。この状態でウエハ1を
任意の速度で回転させると共に、スプレーノズル12か
らウエハ1面に処理液あるいは、スプレーノズル13か
らウエハ1面に純水を吹き付ける。純水は自動バルブ2
2を開くことによって、処理液4は、自動バルブ23、
24を開くことによってタンク10内が加圧されて供給
される。ウエハ1上の水膜26の厚みはステージ8の回
転速度によって可変である。ウエハ1に処理液4あるい
は純水を供給する前後において、ランプ14によってウ
エハ1を表面側より、処理液の沸点よりも高い温度に加
熱し保持する。処理液4あるいは純水を常に一定量供給
することにより、処理液4あるいは純水の水膜26自体
の温度上昇を抑制すると共に、ウエハ面近傍で水膜26
の厚み方向に対して温度分布差が生じ、熱対流が促進さ
れる。一定時間経過後、ランプ14を切ると共に処理液
4あるいは純水の供給を停止し、処理が終了する。処理
液4は、排液口21より排液するか、あるいはタンク1
0に戻してもよい。
【0041】処理液としては、例えば、純水などがあ
り、半導体ウエハ面を洗浄する場合などに用いる。その
時、半導体ウエハを100℃以上に加熱しておくと、洗
浄効果が高まる。また、処理液4および純水の供給は、
ポンプを用いて行なってもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明の第1の発明においては、処理
液を長時間加熱することなく、処理液の適温で半導体ウ
エハ面の処理ができるため、制御が容易になり、処理が
精密になるうえ、安全性も高くなるという効果が得られ
る。
【0043】この発明の第2の発明においては、常温で
保存できない処理液あるいは、一度使用して温度の上昇
してしまった処理液などの場合でも、処理液を変質させ
ることなく、長時間保存することができるため、処理が
精密になるうえ、安全性も高くなるという効果が得られ
る。
【0044】この発明の第3の発明においては、半導体
ウエハ面に処理液の流れを作ることにより、半導体ウエ
ハ面に接している部分の処理液と、半導体ウエハ面に接
していない部分の処理液との間で温度差が生じ、その温
度差によって、より精密な処理効果が得られる。
【0045】この発明の第4の発明においては、処理液
を長時間加熱することなく、処理液の適温で半導体ウエ
ハ面の処理ができるため、制御が容易になり、精密な処
理効果が得られるうえ、安全性も高くなる。
【0046】この発明の第5の発明においては、半導体
ウエハ面の温度を処理液の沸点より高くしておくことに
よって、処理液を反応させた時に反応が促進され、か
つ、長時間の加熱を避けることもできるので、安全性が
高く、制御が容易で、高い処理効果を得ることができ
る。
【0047】この発明の第6の発明においては、常温で
保存できない処理液あるいは、一度使用して温度の上昇
してしまった処理液などの場合に、冷却することによ
り、処理液を変質させることなく、長時間保存すること
ができる。
【0048】この発明の第7の発明においては、半導体
ウエハ面に処理液の流れを作ることにより、半導体ウエ
ハ面に接している部分の処理液と、半導体ウエハ面に接
していない部分の処理液との間の温度差によって熱対流
が促進され、より精密な処理効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による半導体ウエハの処理装置お
よびその処理方法を示す図
【図2】第2の実施例による半導体ウエハの処理装置お
よびその処理方法を示す図
【図3】第3の実施例による半導体ウエハの処理装置お
よびその処理方法を示す図
【図4】第4の実施例による半導体ウエハの処理装置お
よびその処理方法を示す図
【図5】従来の半導体ウエハの処理装置およびその処理
方法を示す図
【図6】従来の半導体ウエハの処理装置およびその処理
方法を示す図
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 4 処理液 8 ステージ 9 処理チャンバー 10 タンク 12 スプレーノズル 13 スプレーノズル 14 ランプ 25 チラー 27 ヒータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理チャンバーと、前記処理チャンバー
    内に設けられた半導体ウエハを保持する手段と、前記半
    導体ウエハ面に処理液を供給する処理液供給手段と、前
    記処理チャンバーに前記半導体ウエハを加熱する加熱手
    段を備えたことを特徴とする半導体ウエハの処理装置。
  2. 【請求項2】 処理液供給手段に処理液を供給する処理
    液貯蔵タンクと、この処理液貯蔵タンク内に設けられ、
    処理液を冷却する手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の半導体ウエハの処理装置。
  3. 【請求項3】 処理チャンバーと、前記処理チャンバー
    内に設けられた半導体ウエハを保持する手段と、処理液
    を貯蔵する処理液貯蔵タンクと、前記処理チャンバーに
    設置された前記半導体ウエハを加熱する加熱手段と、前
    記処理チャンバーの一端と前記処理液貯蔵タンクに連通
    する第1の配管と、前記処理チャンバーの他端と前記処
    理液貯蔵タンクに連通する第2の配管を備えたことを特
    徴とする半導体ウエハの処理装置。
  4. 【請求項4】 処理チャンバー内に設けられた半導体ウ
    エハ保持部に半導体ウエハを乗せ、前記処理チャンバー
    に設置された加熱手段により、前記半導体ウエハ面を加
    熱し、処理液を貯蔵するためのタンクから処理液供給手
    段を通して処理液を前記半導体ウエハ面に供給すること
    を特徴とする半導体ウエハの処理方法。
  5. 【請求項5】 処理チャンバー内に設けられた半導体ウ
    エハ保持部に半導体ウエハを乗せ、前記処理チャンバー
    に設置された加熱手段により、前記半導体ウエハ面を加
    熱して処理液の沸点よりも高くした後に、処理液を貯蔵
    するためのタンクから処理液供給手段を通して処理液を
    供給することを特徴とする半導体ウエハの処理方法。
  6. 【請求項6】 処理チャンバー内に設けられた半導体ウ
    エハ保持部に半導体ウエハを乗せ、前記処理チャンバー
    に設置された加熱手段により、前記半導体ウエハ面を加
    熱し、処理液を貯蔵するためのタンク内で冷却された処
    理液を、処理液供給手段を通して供給することを特徴と
    する半導体ウエハの処理方法。
  7. 【請求項7】 処理チャンバー内に設けられた半導体ウ
    エハ保持部に半導体ウエハを乗せ、前記処理チャンバー
    に設置された加熱手段により、前記半導体ウエハ面を加
    熱し、処理液を貯蔵するためのタンク内で冷却された処
    理液を、前記処理チャンバーの一端と前記貯蔵タンクお
    よび前記処理チャンバーの他端と前記貯蔵タンクに連通
    する配管により、巡回させて前記半導体ウエハに供給す
    ることを特徴とする半導体ウエハの処理方法。
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