JPH0716145B2 - ディジタルトランスバーサルフィルタ - Google Patents

ディジタルトランスバーサルフィルタ

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JPH0716145B2
JPH0716145B2 JP27883188A JP27883188A JPH0716145B2 JP H0716145 B2 JPH0716145 B2 JP H0716145B2 JP 27883188 A JP27883188 A JP 27883188A JP 27883188 A JP27883188 A JP 27883188A JP H0716145 B2 JPH0716145 B2 JP H0716145B2
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output
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transversal filter
timing
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雅之 田口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル演算回路によってたたみ込み積分
を行ないフィルタ特性を得るディジタルトランスバーサ
ルフィルタに関する。
〔従来の技術〕
従来、たたみ込み積分を行なうディジタルトランスバー
サルフィルタは第3図に示すような構成が用いられる。
第3図においては、標本化周波数fs=1/Tでkビットに
量子化されたサンプル値は縦続接続され各々kビット幅
のラッチ回路7段から成るシフトレジスタ1に供給され
る。シフトレジスタ1の入力端および各ラッチ回路の出
力である各タップには係数ROM30〜37を用いて乗算を行
なう乗算器20〜27が接続され、乗算器20〜27の出力を加
算器40にて加算してフィルタ出力を得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した第3図の構成では、各タップごとに乗算器を必
要とするため、特に演算する入力データのビット数によ
ってはハードウェアの規模が大きくなるという欠点があ
る。
そこで第4図に示すように1つの乗算器2を共有し、シ
フトレジスタ1のデータを順次シフトさせながら各タッ
プごとの乗算を行ない、加算器4およびデータ保持回路
6によりたたみ込み積分を行なう構成が実際的によく用
いられる。しかし、この場合は各回路の動作速度は標本
化周波数fsのタップ数倍、第4図の例では8倍以上の速
度が必要であるとの欠点がある。したがって、高速広帯
域な信号処理分野でのディジタルフィルタの応用に支障
を来たしている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のディジタルトランスバーサルフィルタは、縦続
接続され第1段目の入力端対応の第1および各々の出力
端対応の第2〜第M(正の整数)のタップ出力を発生す
るM個のタップを含むM−1段のラッチ回路を有するシ
フトレジスタと、前記第1〜第L(M/2≦L<M/2+1を
満足する整数)のタップ出力から成る第1の組の出力と
前記第L〜第Mのタップ出力から成る第2の組の出力と
のいずれか一方を選択して出力する選択回路と、前記選
択回路の前記第1または第2の組の出力の供給にそれぞ
れ応答し係数ROMを用いてたたみ込み積分を行う演算手
段とを備え、前記演算手段が前記第2の組の出力対応の
演算を第1のタイミングで行って第1の演算結果を生成
しこの第1のタイミングの1サンプル周期後の第2のタ
イミングで前記第1の組の出力対応の演算を行って第2
の演算結果を生成しこれら第1および第2の演算結果を
加算することを特徴とするものである。
以上の構成により、本発明では入力信号を時間的に連続
する2つの組に分け、一方の組に対する演算を1サンプ
ル周期早く行なうことにより、動作速度に対して余裕を
もたせ、さらに一部の回路を時分割使用することにより
ハードウェア規模の縮小を図っている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。第
1図において、タップ数Mを7とした6次のディジタル
タランスバーサルフィルタを示しており、入力信号はk
ビット幅のラッチ回路L1〜L6からなるシフトレジスタ1
に供給される。シフトレジスタ1には入力側のタップT1
およびラッチ回路L1〜L6の各々の出力側のタップT2〜T7
を有する。選択回路701は中央のタップT4で二分される
タップ出力の組すなわちタップT4〜T7の組の出力とタッ
プT1〜T4の組の出力とのいずれか一方を選択して、係数
ROMを用いてたたみ込み積分を行う演算部501に供給す
る。演算部501は係数ROM300〜303およびこれら係数ROM3
00〜303の各々に対応する乗算器200〜203、さらに、こ
れら乗算器200〜203の出力を加算するとともにこの加算
結果を1サンプル周期分保持して次の加算結果を加算す
る累計機能を有する加算器400を備え、この加算器400の
出力がフィルタ出力となる。
第3図に示した従来のトランスバーサルフィルタでは、
1番目から8番目のタップの出力信号を同時に乗算器に
入力し、各乗算結果を加算器40で一斉に加算してフィル
タ出力を得る構成となっている。これに対し本実施例の
構成は、機能上、第3図に示した7次のトランスバーサ
ルフィルタ(タップ数8個)と全く同等で、なおかつタ
ップ数を1つ減らした構成としている。即ち4番目から
7番目のタップに現われる信号は、1サンプル周期遅れ
たときに5番目から8番目に現われる信号と同じである
ことに着目し、本来5番目から8番目のタップの出力信
号に対するたたみ込み積分を1サンプル周期早く行なっ
て、結果を次のサンプル周期まで保持しておき、1サン
プル周期遅れたタイミングにおいて、残った1番目から
4番目のタップの出力信号に対するたたみ込み積分に、
前記の先行演算分を加えてフィルタ出力を得ている。
したがって、ディジタルフィルタ構成上、最も回路規模
が大きくなる乗算器の数を半分にしている。また1サン
プル周期内で処理するデータ量が半分になるため、回路
の動作遅延が短くなり、その分ディジタルトランスバー
サルフィルタとしての動作速度の向上が図れ、高速広帯
域分野での応用も可能となる。
第2図は本発明の第二の実施例を示すブロック図であ
る。本構成ではたたみ込み積分を行なう演算部として、
ROM乗算器801を用いている。ROM乗算器とは、例えば米
国特許3777130(Dec4,1973)に記載されている“Digita
l Filter for PCM Encoded Signals"にあるように、ROM
を一種のルックアップテーブルとして係数を入力信号デ
ータとの部分積を発生させる手段として用い、各部分積
を累積加算することにより乗算を実現する回路である。
ROM乗算器801の内部で用いるROMの容量は入力信号の数
でそのワード数が、またビット数でROMの個数が決定さ
れる。入力信号のビット数が同じであれば、本発明を適
用することによりROM乗算器の入力信号数を半分に削減
することができ、使用するROM容量も半分にすることが
できる。このことは例えばディジタルトランスバーサル
フィルタをLSI化する上で、搭載するチップサイズを小
さくすると共に、消費電力の低下,製造コストの削減を
図れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ディジタルトランスバー
サルフィルタの入力信号を時間的に連続する2つの組に
分け、一方の組に対するたたみ込み積分を1サンプル周
期早く行い、もう一方の組に対するたたみ込み積分を本
来のサンプル周期で行って、先行演算分との加算を行う
構成とすることにより、タップ数の削減,乗算器ハード
ウェアの規模縮小、ならびにディジタルトランスバーサ
ルフィルタとしての動作速度の向上を図れるという効果
があり、製造コストの低下,装置の小型化,消費電力の
縮少による信頼性の向上を図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は本発
明の第二の実施例のブロック図、第3図および第4図は
従来のディジタルトランスバーサルフィルタのブロック
図である。 1…シフトレジスタ、2,20〜27,200〜203…乗算器、3,3
0〜37,300〜303…係数ROM、4,40,400,401…加算器、5,5
01…演算部、6…データ保持回路、7,701…選択回路、8
01…ROM乗算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦続接続され第1段目の入力端対応の第1
    および各々の出力端対応の第2〜第M(正の整数)のタ
    ップ出力を発生するM個のタップを含むM−1段のラッ
    チ回路を有するシフトレジスタと、 前記第1〜第L(M/2≦L<M/2+1を満足する整数)の
    タップ出力から成る第1の組の出力と前記第L〜第Mの
    タップ出力から成る第2の組の出力とのいずれか一方を
    選択して出力する選択回路と、 前記選択回路の前記第1または第2の組の出力の供給に
    それぞれ応答し係数ROMを用いてたたみ込み積分を行う
    演算手段とを備え、 前記演算手段が前記第2の組の出力対応の演算を第1の
    タイミングで行って第1の演算結果を生成しこの第1の
    タイミングの1サンプル周期後の第2のタイミングで前
    記第1の組の出力対応の演算を行って第2の演算結果を
    生成しこれら第1および第2の演算結果を加算すること
    を特徴とするディジタルトランスバーサルフィルタ。
JP27883188A 1988-11-02 1988-11-02 ディジタルトランスバーサルフィルタ Expired - Lifetime JPH0716145B2 (ja)

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JPH02124621A JPH02124621A (ja) 1990-05-11
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JPH09307403A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Mitsubishi Electric Corp ディジタルフィルタ
US7664915B2 (en) * 2006-12-19 2010-02-16 Intel Corporation High performance raid-6 system architecture with pattern matching

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JPH02124621A (ja) 1990-05-11

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