JPH0716139Y2 - 作業車両の変速操作装置 - Google Patents
作業車両の変速操作装置Info
- Publication number
- JPH0716139Y2 JPH0716139Y2 JP1990004484U JP448490U JPH0716139Y2 JP H0716139 Y2 JPH0716139 Y2 JP H0716139Y2 JP 1990004484 U JP1990004484 U JP 1990004484U JP 448490 U JP448490 U JP 448490U JP H0716139 Y2 JPH0716139 Y2 JP H0716139Y2
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- JP
- Japan
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- damper
- case
- oil
- hydraulic
- pump
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- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車速を無段に変更制御する油圧伝動装置の可
変容積形油圧ポンプをミツシヨンケース内に設置してあ
る作業車両において、上記油圧ポンプの斜板傾角を変更
して変速を行なうための変速操作装置に関する。
変容積形油圧ポンプをミツシヨンケース内に設置してあ
る作業車両において、上記油圧ポンプの斜板傾角を変更
して変速を行なうための変速操作装置に関する。
このような変速操作装置において変速レバーによる斜板
傾角の変更操作に対し抵抗を附与し、急激な車両発進と
か車速変更を避けるように変速を緩衝的に行なわせるオ
イルダンパ(スプリングを併用したものもある。)を設
けることは従来から普通に採用されている技術である
が、従来はオイルダンパが変速操作具(変速レバーまた
はペダル)に対し直接に接続してミツシヨンケース外に
設置されて来ている(例えば実開昭60−6629号公報及び
実開昭61−32653号公報参照)。
傾角の変更操作に対し抵抗を附与し、急激な車両発進と
か車速変更を避けるように変速を緩衝的に行なわせるオ
イルダンパ(スプリングを併用したものもある。)を設
けることは従来から普通に採用されている技術である
が、従来はオイルダンパが変速操作具(変速レバーまた
はペダル)に対し直接に接続してミツシヨンケース外に
設置されて来ている(例えば実開昭60−6629号公報及び
実開昭61−32653号公報参照)。
ミツシヨンケース外に設置するオイルダンパは、防錆の
ためにメツキ処理を必要とすると共にオイル漏れを防ぐ
ための厳密な油シールを必要として、比較的高価につ
く。
ためにメツキ処理を必要とすると共にオイル漏れを防ぐ
ための厳密な油シールを必要として、比較的高価につ
く。
またメツキ処理を施し厳密な油シールを行なつてあるも
のでも使用につれて錆の発生及びオイル漏れはどうして
も避けられず、またダンパピストンを変速操作具に対し
接続するロツドの摺動部にごみ、泥土が付着することか
ら、耐久性にも問題がある。
のでも使用につれて錆の発生及びオイル漏れはどうして
も避けられず、またダンパピストンを変速操作具に対し
接続するロツドの摺動部にごみ、泥土が付着することか
ら、耐久性にも問題がある。
そこでこの考案は緩衝的な変速を得るためのオイルダン
パを、上述のような問題点を解消するように設けてある
変速操作装置を提供することを課題とする。
パを、上述のような問題点を解消するように設けてある
変速操作装置を提供することを課題とする。
そのためにこの考案は添付図に例示するように、車速を
無段に変更制御する油圧伝動装置2の可変容積形油圧ポ
ンプ3をミツシヨンケース1内に設置してある作業車両
において、次のような技術的手段を講じた。
無段に変更制御する油圧伝動装置2の可変容積形油圧ポ
ンプ3をミツシヨンケース1内に設置してある作業車両
において、次のような技術的手段を講じた。
すなわち変速操作具6による前記油圧ポンプ3の斜板傾
角の変更操作に対し抵抗を附与して変速を緩衝的に行な
わせるためのオイルダンパ7を、ミツシヨンケース1に
ダンパケース8を一体形成してミツシヨンケース1内に
設置し該ミツシヨンケース内で斜板傾角の変更操作部材
9に対し接続する一方、ダンパピストン10により上記ダ
ンパケース8内に区画形成されダンパピストン10に設け
た絞り連通路11によつて連通させてある1対のダンパ室
12A,12Bに対し油圧伝動装置2のチヤージポンプ13の吐
出油を、該ダンパ室方向への油流れのみを許容する1対
の逆止弁14A,14Bを介して導入するように構成するので
ある。
角の変更操作に対し抵抗を附与して変速を緩衝的に行な
わせるためのオイルダンパ7を、ミツシヨンケース1に
ダンパケース8を一体形成してミツシヨンケース1内に
設置し該ミツシヨンケース内で斜板傾角の変更操作部材
9に対し接続する一方、ダンパピストン10により上記ダ
ンパケース8内に区画形成されダンパピストン10に設け
た絞り連通路11によつて連通させてある1対のダンパ室
12A,12Bに対し油圧伝動装置2のチヤージポンプ13の吐
出油を、該ダンパ室方向への油流れのみを許容する1対
の逆止弁14A,14Bを介して導入するように構成するので
ある。
ダンパケース8ないしダンパ室12A,12B内から漏れる油
はそのままミツシヨンケース1内下部の油だまりに戻さ
れ、各ダンパ室12A,12B内には漏れた油に対応する量の
油が逆止弁14A,14Bを介し補給されて常に油の充填状態
が維持される。
はそのままミツシヨンケース1内下部の油だまりに戻さ
れ、各ダンパ室12A,12B内には漏れた油に対応する量の
油が逆止弁14A,14Bを介し補給されて常に油の充填状態
が維持される。
オイルダンパ7自体の作用は、従来のものと変わりな
い。
い。
なお図例では変速操作具6を変速レバーに構成している
が、ペダルとすることもできる。
が、ペダルとすることもできる。
図示の実施例は第5図に示すように、左右1対宛の前輪
21と後輪22間で車両の下面位置にモアMを装備させるも
のとされたモアトラクタにおいて、この考案を実施した
例に係る。
21と後輪22間で車両の下面位置にモアMを装備させるも
のとされたモアトラクタにおいて、この考案を実施した
例に係る。
第5図に示すように駆動源となるエンジン23は車体の前
部に搭載され、前記ミツシヨンケース1は左右の後輪22
間に配置されて左右の後輪車軸24を装備している。エン
ジン23からミツシヨンケース1内に伝動を行なうために
は前後方向に沿わせた伝動軸25が設けられ、またモアM
を駆動するためにはミツシヨンケース1内から前方向き
に突出させたPTO軸26が設けられていてモアMのギヤボ
ツクスMaに対し伝動軸27により入力伝動を行なうものと
されている。
部に搭載され、前記ミツシヨンケース1は左右の後輪22
間に配置されて左右の後輪車軸24を装備している。エン
ジン23からミツシヨンケース1内に伝動を行なうために
は前後方向に沿わせた伝動軸25が設けられ、またモアM
を駆動するためにはミツシヨンケース1内から前方向き
に突出させたPTO軸26が設けられていてモアMのギヤボ
ツクスMaに対し伝動軸27により入力伝動を行なうものと
されている。
第1,2図及び第5図に示すようにミツシヨンケース1の
上半部の前面には厚手のプレート部材29を装着してあ
り、前記油圧伝動装置2はその前記油圧モータ3をプレ
ート部材29の背面上に上方側で、また定容積形の油圧モ
ータ4をプレート部材29の前面上に下方側で、それぞれ
装着してなるものとされている。油圧ポンプ3のポンプ
軸16はプレート部材29により前方向きに突出させて第5
図に図示の前記伝動軸25に対し接続され、前記チヤージ
ポンプ13はそのポンプ軸を上記ポンプ軸16でもつて兼用
して構成されプレート部材29の前面に装着されている。
上半部の前面には厚手のプレート部材29を装着してあ
り、前記油圧伝動装置2はその前記油圧モータ3をプレ
ート部材29の背面上に上方側で、また定容積形の油圧モ
ータ4をプレート部材29の前面上に下方側で、それぞれ
装着してなるものとされている。油圧ポンプ3のポンプ
軸16はプレート部材29により前方向きに突出させて第5
図に図示の前記伝動軸25に対し接続され、前記チヤージ
ポンプ13はそのポンプ軸を上記ポンプ軸16でもつて兼用
して構成されプレート部材29の前面に装着されている。
第2図に示すように油圧モータ29のモータ軸30はミツシ
ヨンケース1内へと突入させてあり、ミツシヨンケース
1内に配設され第5図に図示の前記後輪車軸24へと伝動
する図外の走行系トランスミツシヨンに対し、傘歯車31
を介して入力伝動するものとされている。
ヨンケース1内へと突入させてあり、ミツシヨンケース
1内に配設され第5図に図示の前記後輪車軸24へと伝動
する図外の走行系トランスミツシヨンに対し、傘歯車31
を介して入力伝動するものとされている。
第1,2図に示すようにミツシヨンケース1内の前半上部
には油圧ポンプ3のケース部32がミツシヨンケース1と
一体形成され、ポンプ軸16は該ケース部32の背壁32aと
ミツシヨンケース1の後蓋33とに支持させて後方向きに
大きく延出させてある。このポンプ軸16の延出部上に
は、ポンプ軸16上に固定設置したクラツチハウジング34
とポンプ軸16上に遊嵌設置した歯車35とにそれぞれ複数
枚宛の摩擦エレメント36a,36bを摺動のみ自在に支持さ
せてなる油圧多板式のPTOクラツチ36が、設置されてい
る。このPTOクラツチ36は第5図に図示の前記PTO軸26を
ポンプ軸16により選択的に回転駆動させるためのもので
あり、歯車35はミツシヨンケース1内の後端部に配置の
図外のギヤトレーンによりPTO軸26へと連動連結されて
いる。
には油圧ポンプ3のケース部32がミツシヨンケース1と
一体形成され、ポンプ軸16は該ケース部32の背壁32aと
ミツシヨンケース1の後蓋33とに支持させて後方向きに
大きく延出させてある。このポンプ軸16の延出部上に
は、ポンプ軸16上に固定設置したクラツチハウジング34
とポンプ軸16上に遊嵌設置した歯車35とにそれぞれ複数
枚宛の摩擦エレメント36a,36bを摺動のみ自在に支持さ
せてなる油圧多板式のPTOクラツチ36が、設置されてい
る。このPTOクラツチ36は第5図に図示の前記PTO軸26を
ポンプ軸16により選択的に回転駆動させるためのもので
あり、歯車35はミツシヨンケース1内の後端部に配置の
図外のギヤトレーンによりPTO軸26へと連動連結されて
いる。
同様に第1,2図に示すように油圧ポンプ3はポンプ軸16
と一体回転するシリンダブロツク3a内に複数個のプラン
ジヤ3bを後方向きに突出状として配設してなるアキシヤ
ルプランジヤ式のものとされ、ポンプ容積を変更制御す
るため通例のようにプランジヤ3bが接当する斜板5が設
けられている。左右方向に沿う水平軸線まわりで回動可
能に支持されている該斜板5は第1,3図に示すように、
ミツシヨンケース1の一側壁の内外にまたがらせて設け
られた水平な操作軸である前記変更操作部材9(以下、
「操作軸」という。)の外端に変速レバーである前記変
速操作具6(以下、「変速レバー」という。)を、また
内端に操作アーム17を、それぞれ取付け、操作アーム17
端に斜板5一端の支点ピン5aを嵌合固定するボス17aを
取付けて、変速レバー6により操作軸9を回転変位させ
それにより操作アーム17を回動変位させることによつ
て、傾角を変更制御されるものとされている。
と一体回転するシリンダブロツク3a内に複数個のプラン
ジヤ3bを後方向きに突出状として配設してなるアキシヤ
ルプランジヤ式のものとされ、ポンプ容積を変更制御す
るため通例のようにプランジヤ3bが接当する斜板5が設
けられている。左右方向に沿う水平軸線まわりで回動可
能に支持されている該斜板5は第1,3図に示すように、
ミツシヨンケース1の一側壁の内外にまたがらせて設け
られた水平な操作軸である前記変更操作部材9(以下、
「操作軸」という。)の外端に変速レバーである前記変
速操作具6(以下、「変速レバー」という。)を、また
内端に操作アーム17を、それぞれ取付け、操作アーム17
端に斜板5一端の支点ピン5aを嵌合固定するボス17aを
取付けて、変速レバー6により操作軸9を回転変位させ
それにより操作アーム17を回動変位させることによつ
て、傾角を変更制御されるものとされている。
そして前記ダンパケース8は同様に第1,3図に示すよう
に、ミツシヨンケース1の一側壁と前記したケース部背
壁32aに連設してミツシヨンケース1と一体形成し、操
作軸9の後方側で前後方向に沿わせ配置されている。前
後の開口端に螺栓18A,18Bを装着してある該ダンパケー
ス8内には、前記ダンパピストン10が嵌合され1対の前
記ダンパ室12A,12Bを区画形成しており、ダンパピスト
ン10には前記絞り連通路11である小径の貫通孔が形成さ
れている。ダンパピストン10は前後の螺栓18A,18Bを貫
通する前後1対のロツド15A,15Bを一体的に備え、オイ
ルダンパ7は前方側のロツド15A端のフオーク部を、操
作軸9に取付けた接続板片9aに対しピン19によつて接続
することにより、操作軸9へと接続されている。
に、ミツシヨンケース1の一側壁と前記したケース部背
壁32aに連設してミツシヨンケース1と一体形成し、操
作軸9の後方側で前後方向に沿わせ配置されている。前
後の開口端に螺栓18A,18Bを装着してある該ダンパケー
ス8内には、前記ダンパピストン10が嵌合され1対の前
記ダンパ室12A,12Bを区画形成しており、ダンパピスト
ン10には前記絞り連通路11である小径の貫通孔が形成さ
れている。ダンパピストン10は前後の螺栓18A,18Bを貫
通する前後1対のロツド15A,15Bを一体的に備え、オイ
ルダンパ7は前方側のロツド15A端のフオーク部を、操
作軸9に取付けた接続板片9aに対しピン19によつて接続
することにより、操作軸9へと接続されている。
第4図に示すように前記チヤージポンプ13は通例のよう
に、油圧ポンプ3と油圧モータ4間を接続する1対の油
給排回路20A,20Bに対し1対の逆止弁38A,38Bを介し接続
され、油圧ポンプ3の回転方向に応じ低圧側となる油給
排回路20A或は20Bに対し作動油を補給するものとされて
いるが、同補給油の油圧を設定するリリーフ弁39のリリ
ーフ油をオイルダンパ7及び前記PTOクラツチ36方向に
導く油供給回路40が設けられている。この油供給回路40
は、前記した1対の逆止弁14A,14Bを介しオイルダンパ
7の1対のダンパ室12A,12Bに接続される一方、PTOクラ
ツチ36用の方向切換弁41の一次側ポンプポートに対して
も接続されている。油供給回路40に成立させる油圧を設
定するためのリリーフ弁42が設けられており、このリリ
ーフ弁42及び油圧伝動装置2の前記逆止弁38A,38B及び
リリーフ弁39は、その間の油路を含めて前記プレート部
材29内に設けられている。
に、油圧ポンプ3と油圧モータ4間を接続する1対の油
給排回路20A,20Bに対し1対の逆止弁38A,38Bを介し接続
され、油圧ポンプ3の回転方向に応じ低圧側となる油給
排回路20A或は20Bに対し作動油を補給するものとされて
いるが、同補給油の油圧を設定するリリーフ弁39のリリ
ーフ油をオイルダンパ7及び前記PTOクラツチ36方向に
導く油供給回路40が設けられている。この油供給回路40
は、前記した1対の逆止弁14A,14Bを介しオイルダンパ
7の1対のダンパ室12A,12Bに接続される一方、PTOクラ
ツチ36用の方向切換弁41の一次側ポンプポートに対して
も接続されている。油供給回路40に成立させる油圧を設
定するためのリリーフ弁42が設けられており、このリリ
ーフ弁42及び油圧伝動装置2の前記逆止弁38A,38B及び
リリーフ弁39は、その間の油路を含めて前記プレート部
材29内に設けられている。
第4図に図示の油供給回路40の基端側の部分を構成して
いる油通路44が、第1図に示すようにプレート部材29の
背面側に開口させて該プレート部材29中に設けられてい
る。そしてこの油通路44に連通する油通路45をミツシヨ
ンケース1の一側壁に前後に貫通させて形成すると共
に、該油通路45をポンプ軸16の後端位置で後蓋33内に設
けた油室46へと連通させる油通路47を後蓋33に形成して
ある。油室46は第2図に示すように、ポンプ軸16に後端
面側から穿設した油通路48を介してPTOクラツチ34内に
導いてあり、また前記方向切換弁41は後蓋33内に設置さ
れ油通路47を介して油室46を、したがつてPTOクラツチ3
4を、ミツシヨンケース1内へと接続する中立位置とミ
ツシヨンケース一側壁内の油通路45へと接続する作用位
置とに変位操作されるものとされている。
いる油通路44が、第1図に示すようにプレート部材29の
背面側に開口させて該プレート部材29中に設けられてい
る。そしてこの油通路44に連通する油通路45をミツシヨ
ンケース1の一側壁に前後に貫通させて形成すると共
に、該油通路45をポンプ軸16の後端位置で後蓋33内に設
けた油室46へと連通させる油通路47を後蓋33に形成して
ある。油室46は第2図に示すように、ポンプ軸16に後端
面側から穿設した油通路48を介してPTOクラツチ34内に
導いてあり、また前記方向切換弁41は後蓋33内に設置さ
れ油通路47を介して油室46を、したがつてPTOクラツチ3
4を、ミツシヨンケース1内へと接続する中立位置とミ
ツシヨンケース一側壁内の油通路45へと接続する作用位
置とに変位操作されるものとされている。
そしてPTOクラツチ36方向に導かれた油通路45がミツシ
ヨンケース1の一側壁内に設けられている構造を利用し
て、第1図に示すように該油通路45の途中をオイルダン
パ7の1対のダンパ室12A,12B内へと連通させる前後1
対の接続金物50A,50Bをミツシヨンケース一側壁に螺着
し、これらの接続金物50A,50Bに前記逆止弁14A,14Bを内
装してある。
ヨンケース1の一側壁内に設けられている構造を利用し
て、第1図に示すように該油通路45の途中をオイルダン
パ7の1対のダンパ室12A,12B内へと連通させる前後1
対の接続金物50A,50Bをミツシヨンケース一側壁に螺着
し、これらの接続金物50A,50Bに前記逆止弁14A,14Bを内
装してある。
なお第2図において、51は油通路48を介し供給され圧力
油によつて前記摩擦エレメント36a,36b間を摩擦係合さ
せPTOクラツチ36をクラツチ係合させるピストン、52は
方向切換弁41が中立位置に移されるとピストン51を押し
戻してPTOクラツチ36を切るリターンばね、53は油圧ポ
ンプ3のリーク油を前記ケース部32内からPTOクラツチ3
6の摩擦エレメント36a,36b部及びポンプ軸16上のベアリ
ング部へと潤滑油として導くようにポンプ軸16の外周面
に形成した油誘導溝である。
油によつて前記摩擦エレメント36a,36b間を摩擦係合さ
せPTOクラツチ36をクラツチ係合させるピストン、52は
方向切換弁41が中立位置に移されるとピストン51を押し
戻してPTOクラツチ36を切るリターンばね、53は油圧ポ
ンプ3のリーク油を前記ケース部32内からPTOクラツチ3
6の摩擦エレメント36a,36b部及びポンプ軸16上のベアリ
ング部へと潤滑油として導くようにポンプ軸16の外周面
に形成した油誘導溝である。
図示のオイルダンパ7の両ダンパ室12A,12B内には、第
4図に図示のリリーフ弁39からリリーフされるチヤージ
ポンプ13の吐出油が逆止弁14A,14Bを介し補給されて常
に油が充満し、変速レバー6によつて斜板5の傾角変更
操作が行なわれるとき、ダンパピストン10の絞り連通路
11を介し両ダンパ室12A,12B間で移動する油によつてレ
バー6操作に対し抵抗が附与され、車両の変速が緩衝的
に行なわれる。
4図に図示のリリーフ弁39からリリーフされるチヤージ
ポンプ13の吐出油が逆止弁14A,14Bを介し補給されて常
に油が充満し、変速レバー6によつて斜板5の傾角変更
操作が行なわれるとき、ダンパピストン10の絞り連通路
11を介し両ダンパ室12A,12B間で移動する油によつてレ
バー6操作に対し抵抗が附与され、車両の変速が緩衝的
に行なわれる。
オイルダンパ7をミツシヨンケース1内に設けた本考案
によればダンパ部材に錆が発生する余地が無くなり、公
害防止のための廃液処理によつて高価につくメツキが不
要とされ、またごみとか泥土が付着することは勿論皆無
となると共に、ダンパ室12A,12B内にチヤージポンプ13
の吐出油を逆止弁14A,14Bを介し導入する構造によつ
て、ダンパ内からの油漏れに対し特別の配慮を行なう必
要が無くされ高価につくシール構造が不要となり、しか
もダンパケース8をミツシヨンケース1と一体に形成し
ていることから、油圧伝動装置を備える作業車両におい
て変速操作装置のダンパ機構が従来のものより大きくコ
ストを低減されると共に、耐久性も高められる。
によればダンパ部材に錆が発生する余地が無くなり、公
害防止のための廃液処理によつて高価につくメツキが不
要とされ、またごみとか泥土が付着することは勿論皆無
となると共に、ダンパ室12A,12B内にチヤージポンプ13
の吐出油を逆止弁14A,14Bを介し導入する構造によつ
て、ダンパ内からの油漏れに対し特別の配慮を行なう必
要が無くされ高価につくシール構造が不要となり、しか
もダンパケース8をミツシヨンケース1と一体に形成し
ていることから、油圧伝動装置を備える作業車両におい
て変速操作装置のダンパ機構が従来のものより大きくコ
ストを低減されると共に、耐久性も高められる。
第1図は一実施例を装備する作業車両のミツシヨンケー
スの縦断平面図(縦断面は第2図のI−I線にほぼ沿
う。)、第2図は同ミツシヨンケースの一部省略縦断側
面図、第3図は実施例要部の一部切欠き概略斜視図、第
4図は実施例を含む油圧回路の回路図、第5図は上記作
業車両の一部切欠き概略側面図である。 1…ミツシヨンケース、2…油圧伝動装置、3…油圧ポ
ンプ、4…油圧モータ、5…斜板、6…変速操作具(変
速レバー)、7…オイルダンパ、8…ダンパケース、9
…変更操作部材(操作軸)、9a…接続板片、10…ダンパ
ピストン、11…絞り連通路、12A,12B…ダンパ室、13…
チヤージポンプ、14A,14B…逆止弁、15A,15B…ロツド、
17…操作アーム、18A,18B…螺栓、19…ピン、44,45…油
通路、50A,50B…接続金物。
スの縦断平面図(縦断面は第2図のI−I線にほぼ沿
う。)、第2図は同ミツシヨンケースの一部省略縦断側
面図、第3図は実施例要部の一部切欠き概略斜視図、第
4図は実施例を含む油圧回路の回路図、第5図は上記作
業車両の一部切欠き概略側面図である。 1…ミツシヨンケース、2…油圧伝動装置、3…油圧ポ
ンプ、4…油圧モータ、5…斜板、6…変速操作具(変
速レバー)、7…オイルダンパ、8…ダンパケース、9
…変更操作部材(操作軸)、9a…接続板片、10…ダンパ
ピストン、11…絞り連通路、12A,12B…ダンパ室、13…
チヤージポンプ、14A,14B…逆止弁、15A,15B…ロツド、
17…操作アーム、18A,18B…螺栓、19…ピン、44,45…油
通路、50A,50B…接続金物。
Claims (1)
- 【請求項1】車速を無段に変更制御する油圧伝動装置2
の可変容積形油圧ポンプ3をミツシヨンケース1内に設
置してある作業車両において、変速操作具6による前記
油圧ポンプ3の斜板傾角の変更操作に対し抵抗を附与し
て変速を緩衝的に行なわせるためのオイルダンパ7を、
ミツシヨンケース1にダンパケース8を一体形成してミ
ツシヨンケース1内に設置し該ミツシヨンケース内で斜
板傾角の変更操作部材9に対し接続する一方、ダンパピ
ストン10により上記ダンパケース8内に区画形成されダ
ンパピストン10に設けた絞り連通路11によつて連通させ
てある1対のダンパ室12A,12Bに対し油圧伝動装置2の
チヤージポンプ13の吐出油を、該ダンパ室方向への油流
れのみを許容する1対の逆止弁14A,14Bを介して導入す
るように構成してなる作業車両の変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990004484U JPH0716139Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 作業車両の変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990004484U JPH0716139Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 作業車両の変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0396463U JPH0396463U (ja) | 1991-10-02 |
JPH0716139Y2 true JPH0716139Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31508226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990004484U Expired - Lifetime JPH0716139Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 作業車両の変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716139Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-22 JP JP1990004484U patent/JPH0716139Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0396463U (ja) | 1991-10-02 |
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