JPH0716118A - 衣服かけ及びこれに使用される三方継手 - Google Patents

衣服かけ及びこれに使用される三方継手

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JPH0716118A
JPH0716118A JP17990393A JP17990393A JPH0716118A JP H0716118 A JPH0716118 A JP H0716118A JP 17990393 A JP17990393 A JP 17990393A JP 17990393 A JP17990393 A JP 17990393A JP H0716118 A JPH0716118 A JP H0716118A
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JP
Japan
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pipe
pipes
clothes
ceiling surface
rectangular parallelepiped
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JP17990393A
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Chizuru Watanabe
千鶴 渡辺
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WATT KK
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WATT KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立分解が容易で短時間に済み、軽量で移動
運搬及び格納に便利な上、小さい床面積に多量の衣服を
吊すことができる衣服かけ及びこれに使用して好都合な
三方継手を提供する。 【構成】 パイプ10、20、30、40及び三方継手
60で直方体状骨組1を形成し、これに衣服ハンガーを
吊すための横棒50を天井面90に近い位置と、それよ
り下方に、少なくとも2段になるように取りつけ、骨組
1の頂部を天井面90に当接して使用するもの。天井面
90に接するように使用される三方継手60は、合体部
61表面に天井面方向の突起63が形成されているも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製パイプを組み合
わせた直方体状骨組を主体とする衣服かけ及びこれに使
用される三方継手に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、特開平4−174608号
及び特開平4−220209号の明細書及び図面におい
て、天井面に頂部を当接できる直方体状骨組に組み立て
られ、必要に応じ、前記直方体状骨組にカバーを被覆し
た衣服かけを発明し、天井面までの空間を有効利用する
ことにより、少なくとも衣服を2段吊しできるようにし
て、体裁よく、多量の衣服を吊すことができる衣服かけ
として注目されたが、直方体状骨組を組み立てるのが面
倒で、かなりの時間を要する欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、組立分解が
容易で短時間に済み、軽量で移動運搬及び格納に便利な
上、小さい床面積に多量の衣服を吊すことができる衣服
かけを提供するものである。
【0004】また、本発明は、天井面に近い位置とそれ
より下方に、少なくとも2段に多量の衣服を吊せるにも
拘らず、転倒の恐れがなく、しかも吊した衣服を外から
見えないように簡単容易にカバーができるようにした衣
服かけを提供するものである。
【0005】更に、本発明は、上記衣服かけに使用して
好都合な三方継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明衣服かけは、上記
目的を達成するため、図示するように、天井高さまで伸
縮する4本の支柱パイプ10、前記各支柱パイプ間の間
隔を維持する2本の上下正面パイプ20、2本の上下背
面パイプ30及び各2本の上下側面パイプ40と8個の
三方継手60とで直方体状骨組1が形成されること、前
記三方継手60のうち、上の前記正面パイプ20、上の
前記背面パイプ30及び上の前記両側面パイプ40に使
用される前記三方継手60が、これに嵌合する上の前記
正面パイプ20、上の前記背面パイプ30及び上の前記
両側面パイプ30と天井面90との間に、それぞれ一定
間隙ができるように、表面に天井面方向の隆起63が形
成されていること、並びに、前記直方体状骨組1内に天
井面90に近い位置とそれより下方の位置に、少なくと
も2段になるように、衣服ハンガーを吊すための横棒5
0が取りつけられていることからなり、前記直方体状骨
組1の頂部を天井面90に当接して使用されるものであ
る。
【0007】また、本発明衣服かけは、上記衣服かけに
おいて、前記直方体状骨組1の正面部、両側面部及び背
面部が、上の前記正面パイプ20、上の前記背面パイプ
30及び上の前記両側面パイプ40から吊したカーテン
状胴カバー70で被覆されているものである。
【0008】更に、本発明衣服かけは、前記本発明衣服
かけにおいて、前記直方体状骨組1の上部及び前記胴カ
バー70の上部をトレイ状の頭カバー80で被覆し、前
記頭カバー80の頂面部を天井面90に当接して使用さ
れるものである。
【0009】また、上記本発明衣服かけに使用される三
方継手は、集合部61又は61Bからそれぞれ直角3方
向に突出して前記支柱パイプ10、前記正面パイプ2
0、前記背面パイプ30、又は、前記側面パイプ40を
外嵌又は内嵌できるようにした嵌合筒62又は62Bを
有し、前記集合部61又は61B表面に少なくとも1個
の突起63又は63Bを形成すると共に、前記各嵌合筒
62又は62Bの筒上又は筒内に前記パイプ20,30
又は40を外嵌又は内嵌したとき圧着できるようにした
突条64又は64Bを1個又は複数個形成しているもの
である。
【0010】本発明において、支柱パイプ10の伸縮手
段は、伸縮支柱や伸縮物干棹等に使用されているすべて
の公知手段が適用される。
【0011】衣服ハンガーを吊すための横棒50の直方
体状骨組1への取り付け手段は、上の両側面パイプから
吊り下げ又は取りつける手段、上の両側面パイプとは別
に支柱パイプ10,10間に取りつけられた中間側面パ
イプ15から吊り下げ又は取りつける手段などがある。
【0012】カーテン状胴カバー70の開閉は、通常の
カーテンと同様に、正面部を被覆する胴カバー部分の切
り目乃至割れ目74で行われるが、前記切り目乃至割れ
目74には、スライドフアスナー、ホツク、スナツプ、
磁石等を取りつけて開閉できるようにしてもよい。
【0013】三方継手60又は60Bは、支柱パイプ1
0、正面パイプ20、背面パイプ30、又は、側面パイ
プ40の端部を内嵌するタイプ、又は前記パイプ10,
20,30又は40の端部を外嵌するタイプがある。前
記パイプ端部を内嵌する三方継手60Bは、嵌合筒62
Bの内面に突条64Bが形成されているので、前記パイ
プの先端縁を丸めることが好ましい。この場合、前記パ
イプの先端縁を丸めないときは突条64Bにパイプ先端
が引っかかり挿入しにくい場合がある。
【0014】また、表面に形成される隆起64又は64
Bは、嵌合された上の正面パイプ20、上の背面パイプ
30、又は、上の側面パイプ40に、胴カバー70のカ
ーテンリングスライダー72を外嵌し、直方体状骨組1
の頂部又は頭カバー80の頂面部を天井面90に当接し
たとき、前記パイプ上を摺動できる程度の間隙を形成で
きるものであれば、いかなる形状のものでもよい。
【0015】
【実施例】本発明の実施例が、図1乃至図6に示されて
いる。
【0016】本例の衣服かけは、図1に示すように、4
本の支柱パイプ10と、2本の上下正面パイプ20と、
2本の上下背面パイプ30と、各2本の上下側面パイプ
40と、2本の中間側面パイプ15と、2本の横棒50
と、8個の三方継手60とを備えている。
【0017】各支柱パイプ10は、上パイプ11と中間
パイプ12と下パイプ13とからなり、中間パイプ12
の両端には、図6に示すように、ノブ付きボルト141
を螺入したパイプホルダ14がそれぞれ外嵌固着してい
る。
【0018】また、1対の中間パイプ12,12の間に
は、中間側面パイプ15,15が固着されている。
【0019】衣服ハンガーを吊すための横棒50は、吊
し棒51の両端に断面フツク状の引掛板52,52が固
着されて、上段の横棒50は、上の各側面パイプ40,
40に、下段の横棒50は、中間側面パイプ15,15
に、それぞれ引掛板52,52を介して着脱可能に吊さ
れている。
【0020】各三方継手60は、図4及び図5に示すよ
うに、集合部61からそれぞれ直角3方向に突出し、パ
イプ10,20,30又は40を外嵌できるようにした
円筒状の嵌合筒62,62,62を有し、集合部61表
面に、それぞれ嵌合筒62の軸線方向に中心を一致させ
た円形突起63を形成すると共に、各嵌合筒62の筒上
に、前記パイプを外嵌したとき、これが離脱しにくいよ
うに前記パイプの内周面に圧着する突条64を形成して
いる。
【0021】カーテン状胴カバー70は、図2に示すよ
うに、カーテン状布地71の上端にリングスライダー7
2が布地穴73を通じて直接に、或いは通常のカーテン
のように針金等のフツク(図示しない)を介して布地上
端に引掛けられて取りつけられる。
【0022】各リングスライダー72は、直方体状骨組
の上の正面パイプ20、上の背面パイプ30及び上の両
側面パイプ40,40にそれぞれ外嵌されている。
【0023】胴カバー70は、直方体状骨組1の正面
部、背面部及び両側面部を被覆すると共に、前記正面部
に切り目74を設けて開閉できるように形成されてい
る。
【0024】頭カバー80は、直方体状骨組1の上部を
被覆すると共に、カーテン状胴カバー70の上部を被覆
するトレイ状のものである。
【0025】
【作用】本発明実施例の衣服かけは、1対の中間パイプ
12,12の間に中間側面パイプ15の両端が固着され
てH状になったものに、各上パイプ11と各下パイプ1
3とを各中間パイプ12,12の両端から嵌入し、これ
らを各パイプホルダ14を介して、任意の位置で固定で
きるようにした各1対の支柱パイプ10と、2本の上下
正面パイプ20、2本の上下背面パイプ30及び各2本
の上下側面パイプ40と、8個の三方継手60とで、図
1に示されるように、直方体状骨組1が組立てられる。
【0026】次いで、この直方体状骨組1の上の正面パ
イプ20、上の背面パイプ30、上の両側面パイプ4
0,40に、カーテンリングスライダー72を取りつけ
た胴カバー70を切り目74が骨組1の正面部にくるよ
うに吊したのち、頭カバー80を骨組1の上部及び胴カ
バー70の上部を被覆するように被せたのち、頭カバー
80の頂面部を天井面90に接するように各支柱パイプ
10を伸ばせば、頭カバー80の頂面部下面にある各三
方継手60の突起63が頭カバー80の頂面部を介して
天井面90に当接する。
【0027】
【実施例2】本発明の衣服かけに使用される三方継手の
別の実施例が図7及び図8に示されている。
【0028】三方継手60Bは、集合部61Bからそれ
ぞれ直角3方向に突出し、パイプ10,20,30、又
は、40を内嵌できるようにした円筒状の嵌合筒62
B,62B,62Bを有し、集合部61B表面に、それ
ぞれ嵌合筒62Bの軸線方向に中心を一致させた円形状
突起63Bを形成すると共に、各嵌合筒62Bの筒内周
面に、前記パイプを内嵌したとき、これが離脱しにくい
ように、前記パイプの外周面に圧着する突条64Bを形
成している。
【0029】
【発明の効果】本発明衣服かけは、部品数が従来に比べ
て半数以下に減少し、又、従来は多数あったねじ締め箇
所が皆無となり、また、各パイプでは穴加工が全くなく
なり、更に、ねじ廻しやスパナ等の工具を全く必要とし
ないで短時間に組み立てることができるようになった。
【0030】また、胴カバーはカーテン状に製作でき、
カバーの取りつけは勿論、製作費も大巾に低減できるよ
うになった。
【0031】更に、本発明衣服かけは、天井面に近い位
置とそれより下方の位置に少くとも上下2段に横棒50
が取りつけられるので、同じ床面積に対し、通常のパイ
プタイプ、洋服タンスタイプ又はクロゼツトタイプの衣
服かけに対し、2倍以上の多量の長い丈の衣服を収容す
ることができる。
【0032】また、本発明衣服かけは、天井面に近い位
置に多量の衣服を吊しても、前記直方体状骨組1の頂
部、又は、頭カバー80の頂面部が天井面に当接してい
るので、衣服かけの転倒の恐れは全くない。
【0033】また、本発明衣服かけは、パイプ組立タイ
プの衣服かけであるにも拘らず、胴カバー70と頭カバ
ー80で被覆されるので、吊された衣服を洋服タンスや
クロゼツトに収容したときと同じように、露出させるこ
となく、外部に見えないように体裁よく収容することが
できる。
【0034】更に本発明衣服かけは、分解組立が簡単容
易で小さく格納することができ、運搬移動に便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す直方体状骨組の斜視図で
ある。
【図2】図1の骨組に胴カバーを被せたときの正面図で
ある。
【図3】図2の骨組に胴カバーと頭カバーを被せたとき
の斜視図である。
【図4】図1に使用される三方継手の斜視図である。
【図5】図4の背後からみた三方継手の斜視図である。
【図6】パイプホルダーの説明図である。
【図7】三方継手の別の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7の背後からみた三方継手の斜視図である。
【符号の説明】
10 支柱パイプ 20 正面パイプ 30 背面パイプ 40 側面パイプ 50 横棒 60,60B 三方継手 61,61B 集合部 62,62B 嵌合筒 63,63B 突起(隆起) 64,64B 突条 70 胴カバー 80 頭カバー 90 天井面 1 直方体状骨組
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】衣服かけ及びこれに使用される三方継手
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製パイプを組み合
わせた直方体状骨組を主体とする衣服かけ及びこれに使
用される三方継手に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、特開平4−174608号
及び特開平4−220209号の明細書及び図面におい
て、天井面に頂部を当接できる直方体状骨組に組み立て
られ、必要に応じ、前記直方体状骨組にカバーを被覆し
た衣服かけを発明し、天井面までの空間を有効利用する
ことにより、少なくとも衣服を2段吊しできるようにし
て、体裁よく、多量の衣服を吊すことができるようにし
たものを発明したが、直方体状骨組を組み立てるのが面
倒で、かなりの時間を要する欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、組立分解が
容易で短時間に済み、軽量で移動運搬及び格納に便利な
上、小さい床面積に多量の衣服を吊すことができる衣服
かけを提供するものである。
【0004】また、本発明は、天井面に近い位置とそれ
より下方に、少なくとも2段に多量の衣服を吊せるにも
拘らず、転倒の恐れがなく、しかも吊した衣服を外から
見えないように簡単容易にカーテン状に被覆できるよう
にした衣服かけを提供するものである。
【0005】更に、本発明は、上記衣服かけの直方体状
骨組の組立又は分解及びカーテン状カバーを吊って開閉
するのに好都合な三方継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明衣服かけは、上記
目的を達成するため、図示するように、天井高さまで伸
縮する4本の支柱パイプ10、前記各支柱パイプ間の間
隔を維持する2本の上下正面パイプ20、2本の上下背
面パイプ30及び各2本の上下側面パイプ40と8個の
三方継手60とで直方体状骨組1が形成されること、前
記三方継手60のうち、上の前記正面パイプ20、上の
前記背面パイプ30及び上の前記各側面パイプ40に使
用される前記三方継手60が、表面に天井面方向の突起
63を形成していること、並びに、前記直方体状骨組1
内に天井面90に近い位置とそれより下方の位置に、少
なくとも2段になるように、衣服ハンガーを吊すための
横棒50が取りつけられていることからなり、前記直方
体状骨組1の頂部を天井面90に当接して使用されるも
のである。
【0007】また、本発明衣服かけは、上記衣服かけに
おいて、前記直方体状骨組1の正面部、背面部及び両側
面部が、上の前記正面パイプ20、上の前記背面パイプ
30及び上の前記両側面パイプ40から吊したカーテン
状胴カバー70で被覆されているものである。
【0008】更に、本発明衣服かけは、前記本発明衣服
かけにおいて、前記直方体状骨組1の上部及び前記胴カ
バー70の上部をトレイ状の頭カバー80で被覆し、前
記頭カバー80の頂面部を天井面90に当接して使用さ
れるものである。
【0009】また、上記本発明衣服かけに使用される三
方継手60又は60Bは、合体部61又は61Bからそ
れぞれ直角3方向に突出して前記支柱パイプ10、前記
正面パイプ20、前記背面パイプ30、又は、前記側面
パイプ40を外嵌又は内嵌できるようにした嵌合筒62
又は62Bを有し、前記合体部61又は61B表面に少
なくとも1個の突起63又は63Bを形成すると共に、
前記各嵌合筒62又は62Bの筒上又は筒内に前記支柱
パイプ10、前記正面パイプ20、前記背面パイ30
プ、又は、前記側面パイプ40を外嵌又は内嵌したとき
圧着できるようにした突条64又は64Bを1条又は複
数条形成しているものである。
【0010】本発明において、支柱パイプ10の伸縮手
段は、伸縮支柱や伸縮物干棹等に使用されているすべて
の公知手段が適用される。
【0011】衣服ハンガーを吊すための横棒50の直方
体状骨組1への取り付け手段は、上の両側面パイプ40
から吊り下げ又は取りつける手段、上の両側面パイプ4
0とは別に対向する支柱パイプ10,10に、それぞれ
設けられた穴、ボルト、又は、溶接等によって取りつけ
られた1個又は複数個の中間側面パイプ15から吊り下
げ又は取りつける手段などがある。
【0012】カーテン状胴カバー70の開閉は、通常の
カーテンと同様に、直方体状骨組1の正面部を被覆する
胴カバー部分の切り目乃至割れ目74で行われるが、前
記切り目乃至割れ目74には、スライドフアスナー、ホ
ツク、スナツプ、磁石等を取りつけて開閉できるように
してもよい。
【0013】カーテン状胴カバー70の吊り下げは、上
の正面パイプ20、上の背面パイプ30及び上の両側面
パイプ40に外嵌する各種のカーテンロッド用のスライ
ダーを介して行われる。
【0014】三方継手60又は60Bは、支柱パイプ1
0、正面パイプ20、背面パイプ30、又は、側面パイ
プ40の各端部を外嵌するタイプ、又は前記パイプ1
0,20,30又は40の各端部を内嵌するタイプがあ
る。前記各パイプ端部を内嵌する三方継手60Bは、嵌
合筒62Bの内面に突条64Bが形成されているので、
前記パイプの先端縁を丸めることが好ましい。
【0015】また、表面に形成される突起63又は63
Bは、上の正面パイプ20、上の背面パイプ30及び上
の両側面パイプ40に、胴カバー70のカーテンスライ
ダー72を外嵌し、直方体状骨組1の頂部又は頭カバー
80の頂面部を天井面90に当接したとき、前記各パイ
プ上をカーテンスライダー72が摺動できる程度の間隙
を形成できるものであれば、いかなる形状のものでもよ
い。
【0016】
【実施例】本発明の実施例が、図1乃至図6に示されて
いる。
【0017】本例の衣服かけは、図1に示すように、4
本の支柱パイプ10と、2本の上下正面パイプ20と、
2本の上下背面パイプ30と、各2本の上下側面パイプ
40と、2本の中間側面パイプ15と、2本の横棒50
と、8個の三方継手60とを備えている。
【0018】各支柱パイプ10は、上パイプ11と中間
パイプ12と下パイプ13とからなり、中間パイプ12
の両端には、図6に示すように、中間パイプ12に上パ
イプ11又は下パイプ13を任意の位置に止着できるよ
うにしたノブ付きボルト141を螺入したパイプホルダ
14がそれぞれ外嵌固着している。
【0019】また、1対の中間パイプ12,12の間に
は、中間側面パイプ15,15が取りつけられている。
【0020】衣服ハンガーを吊るすための横棒50は、
吊し棒51の両端に断面フツク状の引掛板52,52が
固着されて、上段の横棒50は、上の対向する側面パイ
プ40に、下段の横棒50は、対向する中間側面パイプ
15に、それぞれ引掛板52,52を介して着脱可能に
吊されている。
【0021】各三方継手60は、図4及び図5に示すよ
うに、合体部61からそれぞれ直角3方向に突出し、パ
イプ10,20,30又は40を外嵌できるようにした
円筒状の嵌合筒62,62,62を有し、合体部61表
面に、突起63を形成すると共に、各嵌合筒62の筒上
に、前記各パイプを外嵌したとき、これが離脱しにくい
ように前記各パイプの内周面に圧着する突条64を複数
条形成している。
【0022】カーテン状胴カバー70は、図2に示すよ
うに、カーテン状布地71の上端に、リング状のスライ
ダー72が、布地穴73を通じて直接に、或いは通常の
カーテンのように、プリーツテープ(図示しない)に挿
入した針金等のフツク(図示しない)を介して取りつけ
られている。
【0023】各リングスライダー72は、直方体状骨組
1の上の正面パイプ20、上の背面パイプ30及び上の
両側面パイプ40にそれぞれ外嵌されている。
【0024】胴カバー70は、直方体状骨組1の正面
部、背面部及び両側面部を被覆すると共に、前記正面部
に切り目74を設けて開閉できるように形成されてい
る。
【0025】頭カバー80は、直方体状骨組1の上部を
被覆すると共に、カーテン状胴カバー70の上部を被覆
するトレイ状のものである。
【0026】
【作用】本発明実施例の衣服かけは、1対の中間パイプ
12,12の間に中間側面パイプ15の両端が取りつけ
られてH状になったものに、各上パイプ11と各下パイ
プ13とを各中間パイプ12の両端から嵌入し、これら
を各中間パイプ12の両端に固着した各パイプホルダ1
4を介して、任意の位置で固定できるように形成した4
本の支柱パイプ10と、2本の上下正面パイプ20、2
本の上下背面パイプ30及び各2本の上下側面パイプ4
0と、8個の三方継手60とで、図1に示されるよう
に、直方体状骨組1が組立てられ、少なくとも2本の衣
服ハンガーを吊るすための横棒50が、対向する上の側
面パイプ40と対向する中間側面パイプ15との間に吊
される。上の正面パイプ20、上の背面パイプ30及び
上の側面パイプ40と嵌合する三方継手60は、それぞ
れ突起63を天井面方向に向けるように組立てられる。
【0027】この直方体状骨組1の上の正面パイプ2
0、上の背面パイプ30、上の各側面パイプ40には、
所定数のカーテンリングスライダー72を外嵌し、胴カ
バー70を切り目74が骨組1の正面部にくるように吊
したのち、頭カバー80を骨組1の上部及び胴カバー7
0の上部を被覆するように被せ、頭カバー80の頂面部
を天井面90に接するように各支柱パイプ10を伸ばせ
ば、頭カバー80の頂面部下面にある各三方継手60の
突起63が頭カバー80の頂面部を介して天井面90に
当接する。なお、直方体状骨組1のまま、各支柱パイプ
10を伸ばして各三方継手60の突起63を天井面90
に当接して使用できることは勿論である。
【0028】
【実施例2】本発明の衣服かけに使用される三方継手の
別の実施例が図7及び図8に示されている。
【0029】三方継手60Bは、合体部61Bからそれ
ぞれ直角3方向に突出し、上のパイプ10,20,30
及び40を内嵌できるようにした円筒状の嵌合筒62
B,62B,62Bを有し、合体部61B表面に、突起
63Bを形成すると共に、各嵌合筒62Bの筒内周面
に、前記各パイプを内嵌したとき、これが離脱しにくい
ように、前記パイプの外周面に圧着する突条64Bを形
成している。その他の構成は実施例1と同様であるので
詳細説明は省略する。
【0030】
【発明の効果】本発明衣服かけは、部品数が従来に比べ
て半数以下に減少し、又、従来は多数あったねじ締め箇
所が皆無となり、また、各パイプでは穴加工が全くなく
なり、更に、ねじ廻しやスパナ等の工具を全く必要とし
ないで短時間に組み立てることができると共に各パイプ
の製作費も大巾に低減できることになった。
【0031】また、胴カバーはカーテン状に製作でき、
カバーの取りつけは勿論、製作費も大巾に低減できるよ
うになった。
【0032】更に、本発明衣服かけは、天井面に近い位
置とそれより下方の位置に少くとも上下2段に衣服ハン
ガーを吊るすための横棒50が取りつけられるので、同
じ床面積に対し、通常のパイプタイプ、洋服タンスタイ
プ又はクロゼツトタイプの衣服かけに対し、2倍以上の
多量の長い丈の衣服を収容することができる。
【0033】また、本発明衣服かけは、天井面に近い位
置に多量の衣服を吊しても、前記直方体状骨組1の頂
部、又は、頭カバー80の頂面部が天井面に当接してい
るので、衣服かけの転倒の恐れは全くない。
【0034】また、本発明衣服かけは、パイプ組立タイ
プの衣服かけであるにも拘らず、胴カバー70と頭カバ
ー80で被覆されるので、吊された衣服を洋服タンスや
クロゼツトに収容したときと同じように、露出させるこ
となく、外部に見えないように体裁よく収容することが
できる。
【0035】更に本発明衣服かけは、分解組立が簡単容
易で小さく格納することができ、運搬移動に便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す直方体状骨組の斜視図で
ある。
【図2】図1の骨組に胴カバーを被せたときの正面図で
ある。
【図3】図1の骨組に胴カバーと頭カバーを被せたとき
の斜視図である。
【図4】図1に使用される三方継手の斜視図である。
【図5】図4の背後からみた三方継手の斜視図である。
【図6】パイプホルダーの説明図である。
【図7】三方継手の別の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7の背後からみた三方継手の斜視図である。
【符号の説明】 10 支柱パイプ 20 正面パイプ 30 背面パイプ 40 側面パイプ 50 横棒 60,60B 三方継手 61,61B 合体部 62,62B 嵌合筒 63,63B 突起 64,64B 突条 70 胴カバー 80 頭カバー 90 天井面 1 直方体状骨組
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井高さまで伸縮する4本の支柱パイ
    プ、前記各支柱パイプ間の間隔を維持する2本の上下正
    面パイプ、2本の上下背面パイプ及び各2本の上下側面
    パイプと8個の三方継手とで直方体状骨組が形成される
    こと、前記三方継手のうち、上の前記正面パイプ、上の
    前記背面パイプ及び上の前記両側面パイプに使用される
    前記三方継手が、これに嵌合する上の前記正面パイプ、
    上の前記背面パイプ及び上の前記両側面パイプと天井面
    との間に、それぞれ一定間隙ができるように、表面に天
    井面方向の隆起が形成されていること、並びに、前記直
    方体状骨組内に天井面に近い位置とそれより下方の位置
    に、少なくとも2段になるように、衣服ハンガーを吊す
    ための横棒が取りつけられていることからなり、前記直
    方体状骨組の頂部を天井面に当接して使用される衣服か
    け。
  2. 【請求項2】 前記直方体状骨組の正面部、両側面部及
    び背面部が、上の前記正面パイプ、上の前記背面パイプ
    及び上の前記両側面パイプから吊したカーテン状胴カバ
    ーで被覆されている請求項1記載の衣服かけ。
  3. 【請求項3】 前記直方体状骨組の上部及び前記胴カバ
    ーの上部をトレイ状の頭カバーで被覆し、前記頭カバー
    の頂面部を天井面に当接して使用される請求項2記載の
    衣服かけ。
  4. 【請求項4】 集合部からそれぞれ直角3方向に突出し
    て前記支柱パイプ、前記正面パイプ、前記背面パイプ、
    又は、前記側面パイプを外嵌又は内嵌できるようにした
    嵌合筒を有し、前記集合部表面に少なくとも1個の突起
    を形成すると共に、前記各嵌合筒の筒上又は筒内に前記
    円筒状パイプを外嵌又は内嵌したとき圧着できるように
    した突条を1本又は複数個形成している請求項1、請求
    項2、又は、請求項3記載の衣服かけに使用される三方
    継手。
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