JPH07161177A - 再生編集装置 - Google Patents

再生編集装置

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JPH07161177A
JPH07161177A JP33986893A JP33986893A JPH07161177A JP H07161177 A JPH07161177 A JP H07161177A JP 33986893 A JP33986893 A JP 33986893A JP 33986893 A JP33986893 A JP 33986893A JP H07161177 A JPH07161177 A JP H07161177A
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米 秀 樹 久
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は複数のファイルをもつ、CDなどの
ように本来の情報信号に付随してアドレスデータと称さ
れる各情報の格納位置および時間データを持つ記録媒体
から、カセットテープなどのようにAB2面の記録トラ
ックを持つ連続記録媒体に再生編集記録する際、A面全
体のファイル記録の終点に、B面全体のファイル記録の
開始点を合わせて記録できる再生編集装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 各ファイルの時間データをその合計時間の差
が最小になるように2つのグループに分ける分離手段
と、それぞれのグループの各データを再生する第1およ
び第2の再生出力手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク、テープ等の
記録媒体に音楽情報、画像情報等の再生用データが複数
のファイルに区切られた状態で収録され、かつ各再生用
データについて各ファイル番号およびそのファイルの時
間長データが収録されたものに対し、ファイル単位のデ
ータを任意の順序で再生、編集する再生編集装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクやテープ等の記録媒体に収録さ
れる再生用データとしては、音楽情報、画像情報、テキ
ストデータ等があり、通常これらのデータはそれが連続
的なもの非連続的なものにかかわらず内容に応じてある
程度の長さのファイルに区切られている。たとえば、音
楽情報であれば曲や節毎にファイル化される。そして本
来の情報信号に付随してアドレスデータと称される各フ
ァイルに番号を付した符号データや再生位置を詳細に示
すための時間データ等が合わせて収録される。このよう
なアドレスデータが収録されることにより、再生装置で
は再生中のデータのファイルの正確な再生位置を容易に
知ることができ、また任意のファイルを短時間でサーチ
できるようになる。このため希望のファイルだけの選択
再生が比較的簡単に可能となる。
【0003】以上のような機能を有するコンパクトディ
スクなどのランダムアクセスが可能な記録媒体から、カ
セットテープやデジタルオーディオテープのようにラン
ダムアクセスができず連続的な記録のみができる記録媒
体への編集については各種の発明がなされていた。(例
えば、特開昭64−88982号公報、特公平2−43
278号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の発明の趣旨は、
カセットテープなどの連続記録媒体に、その媒体に隙間
なくいっぱいに、または、カセットテープに表示されて
いる記録時間いっぱいに記録をするように曲などのデー
タを選択再生して記録するものである。しかしながらカ
セットテープではA面とB面があり、通常はA面を再生
したあとB面に記録するわけであるが、カセットテープ
再生の時A面からB面へおよびB面からA面への再生を
行う際、A面全体の記録終端とB面全体の記録始端およ
びB面全体の記録終端とA面全体の記録始端がそれぞれ
ほぼ一致していなければ、AB面が切換るとき、頭出し
のために長いブランク領域を再生することとなる。この
ようなブランク再生時間をなるべく少くした再生を考慮
した発明はなかった。本発明は、このような問題点を解
決するためになされたもので、コンパクトディスクなど
の記録媒体のようにランダムアクセス可能でかつ本来の
情報信号に付随してアドレスデータと称される各情報の
格納位置および時間データを持つ記録媒体から、カセッ
トテープなどのように互に逆方向に記録するAB2面の
記録トラックを持つ連続記録媒体に再生編集記録する
際、複数のファイル数からなるA面全体の記録の終点
に、ファイルデータの合計時間がほぼ等しい複数のファ
イル数からなるB面の記録の開始点を合わせて記録する
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として本発明は、複数ファイルの再生用データ
と、この再生用データの各ファイル番号と、各ファイル
番号毎のファイル記録時間とが記録された記録媒体か
ら、ファイル単位の再生用データを選択的に再生し得る
再生編集装置において、前記ファイル番号を第1グルー
プと第2グループに分け、各グループのファイル記録時
間の合計時間が互いに最も近くかつ第1グループの合計
時間が大きくなるようにする分離手段と、前記第1グル
ープのファイルデータを連続再生する第1グループ再生
出力手段と、前記再生出力手段が完了後再生を一時停止
し第2グループのファイル再生開始を受付けるための再
生開始受付手段と、第2グループのファイルデータを連
続再生する第2グループ再生出力手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】また、前記再生編集装置において、第2グ
ループ再生出力手段は第1のグループの合計時間と第2
のグループの合計時間の差を第2のグループの各ファイ
ル間にブランク時間として分割配分し第2のグループの
各ファイルを再生する際に各ファイル間に前記ブランク
時間に相当する時間を挿入することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、複数ファイルの再生用データ
とその再生用データの各ファイル番号と各ファイル番号
毎のファイル記録時間とが記録された記録媒体からなる
再生編集装置から、カセットテープなどのようにAB2
面の記録トラックを持つ連続記録媒体へ再生編集記録す
る際、分離手段により2つのグループに分け、第1グル
ープ再生出力手段により第1グループはカセットテープ
A面トラックにファイル群を連続記録し、それが終了し
たら、再生開始受付手段により、再生を一時停止して、
そのテープ位置で記録方向を反転後再生開始を再生編集
装置に指示し、第2グループ再生出力手段によりB面ト
ラックに第2グループのファイル群を記録する。このよ
うに各グループのファイル時間の合計をほぼ同じにして
複数のファイル数からなるA面全体の記録の終点に、複
数のファイル数からなるB面の記録の開始点を合わせて
記録できる。従って再生ではA面からB面およびB面か
らA面のいづれでも、直ちに頭出しができる。また、第
2グループ再生出力手段において、第1グループと第2
グループの再生時間差を第2グループの各ファイル間に
ブランク時間として分割挿入して、B面に記録する。こ
のようにしてテープ再生に際して、待ち時間の長くなる
ブランク領域を短くすることができる。
【0008】
【実施例】以下図を参照し本発明の再生編集装置の実施
例を詳しく説明する。図1は、コンパクトディスク編集
再生装置のブロック図である。図1において、スピンド
ルモータ3により回転駆動されるCD2の記録情報が光
学式ピックアップ4により読みとられる。このピックア
ップ4には、レーザダイオード、対物レンズ、フォーカ
スアクチュエータ、トラッキングアクチュエータさらに
はフォトディテクタ等が内蔵されている。ピックアップ
4の出力はフォーカスサーボ回路5、トラッキングサー
ボ回路6およびRFアンプを含む位相比較回路9にそれ
ぞれ入力されており、フォーカスサーボ回路5では、フ
ォーカスエラーが生成され、このエラー成分がピックア
ップ内のフォーカスアクチュエータを駆動しフォーカス
を合わせる。トラッキングサーボ回路6ではトラッキン
グエラーが生成されこのエラー成分がピックアップ内の
トラッキングアクチュエータとピックアップ送りサーボ
回路7へ送出される。このピックアップ送りサーボ回路
7の出力により、ピックアップ4がCD2の半径方向へ
送られる。
【0009】位相比較回路9により得られた再生クロッ
ク信号はクロック発生回路13からの基準クロック信号
との位相差がスピンドルサーボ回路8において検出さ
れ、CD2へ対しトラック線速度が一定となるようにス
ピンドルモータ3が駆動される。位相比較回路9の出力
はフレーム同期回路を含むEFM復調回路10へ供給さ
れ、この復調回路は復調データ信号の誤り検出、訂正等
をなすデータ処理回路11にて処理される。しかるのち
に、データメモリ12に一旦蓄えられてクロック発生回
路13からの一定周期のクロック信号により読みだされ
D/Aコンバータ14においてアナログ信号に変換され
る。このD/Aコンバータの出力14は出力LPF(ロ
ーパスフィルタ)/アンプ回路15を介して左右の音声
信号として出力端子に供給される。
【0010】一方、復調回路10からのデータ中のコン
トロール信号等は、システムコントローラ17へ供給さ
れまたCD2のTOC(Table of Conte
nts)情報が読み込まれRAM16に記憶される。こ
のシステムコントローラ17はマイクロコンピュータで
構成され操作部19(再生開始受付手段)のキー入力お
よびROM18(第1グループ再生出力手段、第2グル
ープ再生出力手段、分離手段)のプログラム領域に記録
してある命令コードによって再生動作、再生データの選
択、表示器20へのデータ供給等が実行される。
【0011】以上の構成におけるシステムコントローラ
17を構成しているマイクロコンピュータにおいてRO
M18にあらかじめ格納されているプログラムに従って
動作するプロセッサは、次の処理を行なう。図2のフロ
ーチャートに従って説明する。まずシステムコントロー
ラ17はCD2のTOC情報を読み取りRAM16に格
納する(ステップS1)。この情報を各ファイルのデー
タの総記録時間の概ね半分でかつその差が最小となる各
データの組合せをシステムコントローラ17で決定する
(分離手段)。これをそれぞれAグループ(第1グルー
プ)およびBグループ(第2グループ)とすると、組合
せの結果の合計時間が長い方をAグループ、短い方をB
グループとしそのリストをRAM16内に生成する(ス
テップS2)。このときもしCD2の記録状態が図3に
示すような場合、その生成されるリストは図4のように
なる。またAグループの合計時間は編集記録用のカセッ
トの片面記録時間より短くなるようにカセットテープを
事前に選択する必要がある。
【0012】ここでCD装置の再生準備は完了したの
で、カセットテープレコーダの記録準備が完了次第、操
作部19を操作し、CDの再生を開始する(ステップS
3)。AグループのファイルデータをAグループのリス
トを参照し、隙間を空けずに連続的に再生し全てのデー
タをカセットテープに記録して完了する(ステップS
4)。この状態では、カセットテープのA面にはAグル
ープの全てのデータの記録が完了している。その終止位
置でカセットテープの動作を停止しテープを裏返しその
後記録を継続するように、表示部20に指示を出す(ス
テップS5)。このとき、オートリバース方式のカセッ
トテープレコーダであれば、テープを裏返すことなくB
面への移行する。B面への記録を開始直後、操作部19
を操作しCD2の再生を開始する(ステップS6)。
【0013】BグループのファイルデータをBグループ
のリストを参照し、連続的に再生し全てのデータの再生
を完了する(ステップS7)。Bグループの合計時間は
Aグループの合計時間より短いためカセットテープの最
後に自動的の何も記録されないブランクが残る。このと
きもしCD2の記録状態が図3に示すような場合、カセ
ットテープの記録状態は図5に示すようになる。また最
後に残したブランクは、最初にその時間に見合った分だ
けCD2の再生を一時停止させることにより、最初に配
置することも可能であり、この場合カセットテープの記
録状態は図6に示すようになる。これで動作を終了す
る。
【0014】次に第2グループ記録手段の他の実施例の
動作を説明する。この実施例では、ステップS6までは
前記の実施例と同様である。従ってステップS6以降を
説明する。Bグループのファイルデータをカセットテー
プのB面に記録する際、図7のように各データ間に等間
隔のブランクを配置する。このフローチャートを図2の
点線で示す。まず、ブランク時間を計算で求める。Aグ
ループの合計時間とBグループの合計時間の差をBグル
ープのデータ数から1を引いた数で割った時間をブラン
ク時間として求める(ステップS8)。Bグループの各
データを再生する際に各データ間に前記計算で求めたブ
ランク時間に相当する時間を挿入するために、再生を一
時停止しながらBグループのすべてのデータを再生する
(ステップS9)。この場合、カセットテープの記録状
態は図7に示すようになる。
【0015】
【発明の効果】本発明により、次のような効果を奏す
る。以上の説明で明らかなように、本発明の再生編集装
置にカセットテープレコーダを接続し、コンパクトディ
スクを再生しながらカセットテープに記録すると、その
ファイルデータの配置はA面全体の記録の終点と開始点
に、B面の全体の記録の開始点と終点をそれぞれほぼ合
わせて記録できる。これにより、カセットテープのA面
全体の記録の終わりでカセットを裏返しにするとB面の
記録の始点が一致しまた、A面の開始点はB面の終点に
ほぼ一致しているためにいちいちカセットテープの記録
の頭出しをする必要がない。またA面とB面の記録時間
差によるB面のブランク領域をB面の各ファイル間に割
りつければテープ再生に際して待ち時間の長いブランク
領域を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の編集再生装置のブロック図
である。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図3】CD媒体上のファイルデータの一記録例であ
る。
【図4】ファイルデータを2つのグループに分けたリス
トの例である。
【図5】本発明の編集再生装置によりカセットテープに
記録したファイルデータの配置図の例である。
【図6】本発明の編集再生装置によりカセットテープに
記録したファイルデータの配置図の例である。
【図7】本発明の編集再生装置によりカセットテープに
記録したファイルデータの配置図の例である。
【符号の説明】
2 CD(コンパクトディスク) 3 スピンドルモータ 4 ピックアップ 5 フォーカスサーボ回路 6 トラッキングサーボ回路 7 ピックアップ送りサーボ回路 8 スピンドルサーボ回路 9 位相比較回路 10 EFM復調回路 11 データ処理回路 12 データメモリ 13 クロック発生回路 14 D/Aコンバータ 15 LPF(ローパスフィルタ)/アンプ回路 16 RAM 17 システムコントローラ 18 ROM(第1および第2グループ再生出力手段、
分離手段) 19 操作部(再生開始受付手段) 20 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ファイルの再生用データと、この再
    生用データの各ファイル番号と、各ファイル番号毎のフ
    ァイル記録時間とが記録された記録媒体から、ファイル
    単位の再生用データを選択的に再生し得る再生編集装置
    において、前記ファイル番号を第1グループと第2グル
    ープに分け、各グループのファイル記録時間の合計時間
    が互いに最も近くかつ第1グループの合計時間が大きく
    なるようにする分離手段と、前記第1グループのファイ
    ルデータを連続再生する第1グループ再生出力手段と、
    前記再生出力手段が完了後再生を一時停止し第2グルー
    プのファイル再生開始を受付けるための再生開始受付手
    段と、第2グループのファイルデータを連続再生する第
    2グループ再生出力手段とを備えたことを特徴とする再
    生編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の再生編集装置において、
    第2グループ再生出力手段は第1のグループの合計時間
    と第2のグループの合計時間の差を第2のグループの各
    ファイル間にブランク時間として分割配分し第2のグル
    ープの各ファイルを再生する際に各ファイル間に前記ブ
    ランク時間に相当する時間を挿入することを特徴とする
    再生編集装置。
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