JPH07161019A - 垂直磁気記録用磁気ヘッド - Google Patents

垂直磁気記録用磁気ヘッド

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JPH07161019A
JPH07161019A JP5306935A JP30693593A JPH07161019A JP H07161019 A JPH07161019 A JP H07161019A JP 5306935 A JP5306935 A JP 5306935A JP 30693593 A JP30693593 A JP 30693593A JP H07161019 A JPH07161019 A JP H07161019A
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film
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正喜 篠原
Minoru Takahashi
実 高橋
Hiroaki Wakamatsu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は垂直磁気記録用磁気ヘッドに関し、セ
ンス感度の直線性を確保するのが容易な磁気ヘッドの提
供を目的とする。 【構成】記録媒体に対向する十分大きな面積の端面2B
を有するリターン部2と、記録媒体に対向する先端部1
0Aを有する主磁極10と、リターン部2、主磁極10
及び記録媒体を含む磁気回路の途中に設けられる磁気抵
抗効果膜12と、主磁極10及びリターン部2を磁気的
に接続するバイパス磁路14とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク等の磁気
記録媒体での垂直磁気記録に用いられる磁気ヘッドに関
する。
【0002】磁気ディスク等の磁気記録媒体を用いた磁
気記録の分野において記録密度を高めるためには、水平
磁気記録よりも垂直磁気記録の方が原理的に有利である
とされており、製造作業性や出力特性の改善を考慮した
垂直磁気記録用磁気ヘッドの構成の最適化が模索されて
いる。
【0003】
【従来の技術】垂直磁気記録用磁気ヘッドとして、磁気
記録媒体に対向する十分大きな面積の端面を有するリタ
ーン部と、磁気記録媒体に対向する先端部を有する主磁
極とを備えたものが知られている。情報の記録は、主磁
極の先端を、垂直磁気異方性を有する記録媒体面に対向
して配置し、例えば主磁極を取り囲むコイルに電流を流
すことで主磁極を磁化し、さらに記録媒体を磁化して行
う。このとき、媒体の記録層の下に軟磁性体からなる裏
打ち層を設けることで記録効率が向上することが知られ
ている。
【0004】情報の読み出しは、媒体からの磁束が主磁
極を通ることを利用して、主磁極と媒体を相対的に移動
することで磁束を変化させ、前述のコイルに発生する電
流を電圧変化として取り出すものが一般的である。しか
し、記録密度を高めようとすると、媒体の1ビット当た
りの体積が減少して媒体からの磁束量が減り、読み出し
出力が小さくなって、読み出しが困難になる。
【0005】そこで、近年においては、磁場の大きさに
よって電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した磁気
ヘッド(MRヘッド)を読み出しに用いることが行われ
始めている。MRヘッドは、媒体からの磁束の大きさに
従って磁気抵抗効果素子の電気抵抗が変化することを、
センス電流を流すことで検出するものであり、原理的に
センス電流が大きいほど出力が大きくなるという利点を
有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】MRヘッドではセンス
電流を必要とするため、メタルディスク等のように導電
性の記録媒体を用いる場合に、MRヘッドが記録媒体表
面と接触したときにセンス電流がリークして出力が低下
してしまう。また、MRヘッドが導電性の記録媒体と接
触しない場合においても、MRヘッドと記録媒体との間
に電位差が生じやすく、放電の危険性がある。
【0007】このような問題を解決するためには、磁気
抵抗効果素子と電気的に接続されたフラックスガイドを
用い、記録媒体からの磁束をフラックスガイドを介して
磁気抵抗効果素子に導くようにすることが効果的であ
る。
【0008】このようなフラックスガイドを用いた場
合、フラックスガイドの磁気的挙動と磁気抵抗効果素子
の磁気的挙動が直線関係を保ちつつ連動することが望ま
しいのであるが、フラックスガイド及び磁気抵抗効果素
子のいずれか一方が記録媒体からの磁束により磁気的に
飽和したときに他方が必ずしも磁気的に飽和するとは限
らないので、センス感度の直線性の確保が困難になるこ
とがある。
【0009】よって、本発明の目的は、センス感度の直
線性を確保するのが容易な垂直磁気記録用ヘッドを提供
することにある。一方、MRヘッドは原理的に読み出し
専用であり、記録を行わせるためには記録用ヘッドが必
要となる。実用化されている水平記録ディスク用MRヘ
ッドでは、所謂リング型薄膜ヘッドと積層して、MRヘ
ッドと記録用ヘッドを外観上一体化している。しかし、
磁気抵抗効果素子を用いた記録部とコイルを用いた読み
出し部の積層一体化はヘッドの作製プロセスを著しく複
雑にする。
【0010】よって、本発明の他の目的は、記録部及び
読み出し部の積層にかかわらず単純構造の垂直磁気記録
用磁気ヘッドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、磁気記
録媒体に対向する十分大きな面積の端面を有するリター
ン部と、上記磁気記録媒体に対向する先端部を有する主
磁極と、上記リターン部、上記主磁極及び上記磁気記録
媒体を含む磁気回路の途中に設けられ、その初期磁化の
方向は上記磁気回路における磁束の方向にほぼ直交する
磁気抵抗効果膜と、該磁気抵抗効果膜の両端にそれぞれ
接続される第1及び第2の端子とを備え、上記磁気回路
は上記主磁極と上記リターン部を磁気的に接続するバイ
パス磁路をさらに含む垂直磁気記録用磁気ヘッド(第1
の構成)が提供される。
【0012】本発明の他の側面によると、磁気記録媒体
に対向する十分大きな面積の端面を有するリターン部
と、上記磁気記録媒体に対向する先端部を有する主磁極
と、上記リターン部、上記主磁極及び上記磁気記録媒体
を含む磁気回路の途中に設けられ、その初期磁化の方向
は上記磁気回路における磁束の方向にほぼ直交する磁気
抵抗効果膜と、該磁気抵抗効果膜の両端にそれぞれ接続
される第1及び第2の端子とを備え、上記主磁極と上記
リターン部間の漏れ磁束に対応する磁気抵抗をRb、上
記磁気回路における上記磁気抵抗効果膜の磁気抵抗をR
mr、上記磁気抵抗効果膜の断面積をSmr、上記主磁
極の先端部の断面積をSgとするときに、式Rb/Rm
r≒0.3・Smr/Sgで与えられる関係を満足する
垂直磁気記録用磁気ヘッド(第2の構成)が提供され
る。
【0013】
【作用】本発明の第1の構成においてはバイパス磁路を
設けているので、また、第2の構成においては磁気抵抗
及び断面積に関するパラメータが特定の関係を満足する
ようにしているので、センス感度の直線性を確保するの
が容易になる。
【0014】また、いずれの構成においても、記録書き
込み信号に基づいて上述の磁気回路を励磁して磁気記録
媒体に垂直磁化を生じさせる励磁手段を付加することで
読み出し機能の達成が可能になる。
【0015】この励磁手段は、例えば、本発明の第1の
構成においてはバイパス磁路に錯交するコイルを含み、
本発明の第2の構成においては主磁極に錯交するコイル
を含む。このようなコイルの一体化は容易であり、従っ
て本発明によると、記録部及び読み出し部の積層にかか
わらず単純構造の垂直磁気記録用磁気ヘッドの提供が可
能になる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に沿って詳細
に説明する。図1は本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッド
の基本構成を示す断面図である。フェライト等の磁性体
からなるリターン部2の主磁極形成領域には凹部2Aが
研削加工等により形成されている。リターン部2は図示
しない磁気記録媒体に対向する十分大きな面積の端面2
Bを有している。
【0017】リターン部2の凹部2A内には、非磁性絶
縁層4を介して銅等で成膜してなる渦巻き状の積層コイ
ル6が設けられている。非磁性絶縁層4はアモルファス
カーボン等からなる高硬度の耐磨耗性絶縁層8で覆われ
ており、耐磨耗性絶縁層8上には例えばパーマロイから
なる磁気抵抗効果素子12と同じくパーマロイからなる
主磁極10とが形成される。パーマロイはNi及びFe
の合金であり、その組成は概略80/20である。
【0018】主磁極10は磁気記録媒体に対向する先端
部10Aを有している。磁気抵抗効果膜12は、主磁極
10の先端部10Aと反対側の端部10Bとリターン部
2との間に主磁極10と絶縁された状態で配置される。
主磁極10の概略中央部は、非磁性絶縁層4を貫通する
バイパス磁路14によりリターン部2と磁気的に接続さ
れる。
【0019】磁気抵抗効果膜12の周囲は非磁性絶縁層
16により覆われ、この非磁性絶縁層16及び主磁極1
0上にはさらに耐磨耗性絶縁層18が形成される。これ
により、この磁気ヘッドは、主磁極10の先端部10A
を面一に露出した耐磨耗性絶縁層8及び18からなる磁
気記録媒体との接触摺動面を備えた形になる。
【0020】磁気記録媒体に記録された情報の読み出し
に際しては、主磁極10が所謂フラックスガイドとして
機能し、主磁極10と磁気記録媒体とリターン部2と磁
気抵抗効果膜12とを含む磁気回路が形成されるので、
磁気抵抗効果膜12に紙面に垂直な方向にセンス電流を
流しておくことによって、磁気記録媒体からの磁束量の
変化を磁気抵抗効果膜12の両端間の電圧変化として得
ることができる。
【0021】また、磁気記録媒体への書き込みに際して
は、主磁極10と磁気記録媒体とリターン部2とバイパ
ス磁路14とを含む磁気回路がコイル6により励磁され
るので、磁気記録媒体に垂直磁化を生じさせることがで
きる。
【0022】さて、磁気抵抗効果膜12により磁気記録
媒体に書き込まれた情報を読み出すに際してフラックス
ガイド(図1の構成では主磁極10)を用いる場合、フ
ラックスガイドの磁気的挙動と磁気抵抗効果膜の挙動が
直線関係を保ちつつ連動することが望ましい。直線関係
からずれる原因は、フラックスガイド及び磁気抵抗効果
膜のいずれかが磁気的に飽和或いは飽和に近い磁化状態
になるためである。
【0023】一般に、磁気抵抗効果膜はより薄い方が電
気抵抗が大きく、従って磁気記録媒体からの磁束量の単
位変化に対する抵抗変化をより大きくするためには、磁
気抵抗効果膜をフラックスガイドよりも十分に薄くする
ことが望ましい。例えば、フラックスガイド先端の厚み
が0.3μmであるのに対して磁気抵抗効果膜の厚みは
0.03μmである。この場合、磁気抵抗効果膜の方が
磁気的に飽和しやすくなり、センス感度の直線性を確保
するのが困難になる。
【0024】そこで、本発明では、バイパス磁路の磁気
抵抗を調節してフラックスガイドが飽和するまでは磁気
抵抗効果膜も飽和しないようにしているのである。以
下、センス感度の直線性を確保することができる条件に
ついて考察する。
【0025】図2は図1の磁気ヘッドの等価的磁気回路
を示す図であるR1は磁気記録媒体と主磁極10の先端
部の間のスペースの磁気抵抗、R2は主磁極10のバイ
パス磁路14よりも下側の部分の磁気抵抗、R3(R
b)はバイパス磁路14の磁気抵抗、R4は主磁極10
のバイパス磁路14よりも上側の部分の磁気抵抗、R5
(Rmr)は磁気抵抗効果素子12の磁気抵抗を表す。
また、i0は主磁極10の先端部を通る磁束、i1はバ
イパス磁路14を通る磁束、i2は磁気抵抗効果素子1
2を通る磁束をそれぞれ表す。このとき、以下の各式が
成り立つ。
【0026】R6=R4+R5 1/R7=1/R3+1/R6=(R6+R3)/R3
・R6 R7=R3・R6/(R3+R6) Rt=R1+R2+R7 i0=i1+i2 i1・R3=i2・R6 i2/i1=R3/R6 i0=i1+i1(R3/R6)=i1(1+R3/R
6) i1/i0=1/(1+R3/R6) i2/i0=1/(1+R6/R3) 以上より、磁気抵抗効果膜12を通る磁束I2と主磁極
10の先端部を通る磁束I0の比は次式で与えられるこ
とがわかる。
【0027】i2/i0=1/(1+R6/Rb) ここでR6=Rmr+R4≒Rmr(R4≪Rmr)の
ときを考えると、 i2/i0≒1/(1+Rmr/Rb) … (1) が得られる。ここで、磁気抵抗効果膜12にセンスバイ
アスを45°方向に向くようにかけることは、磁気抵抗
効果膜12の抵抗変化と磁化変化の関係が直線的になる
ようにするために通常行われていることである(最適バ
イアス)。
【0028】このバイアスは、磁気抵抗効果膜12に後
述する軟磁性膜を積層しておき、磁気抵抗効果膜12に
流す電流により発生する磁場により軟磁性膜を磁化し、
その磁化による磁場により磁気抵抗効果膜12にかかる
ものである。このとき、軟磁性膜はその磁化が略飽和す
るようにするので、読み出し時に磁気記録媒体からくる
磁束はほとんど軟磁性膜を通らない。
【0029】さて、主磁極10の先端部の飽和磁束密度
と磁気抵抗効果膜12の飽和磁束密度が同じである場
合、磁気抵抗効果膜12の磁化が45°傾くようにセン
スバイアスをかけ、磁気抵抗効果膜12の磁化を変化さ
せることができる範囲は、45°傾いた磁化が飽和する
までの範囲であり、(1−1/√2)≒0.3で与えら
れる。即ち、飽和値の略30%変化することができる。
【0030】磁気抵抗効果膜12が最大磁化のときに主
磁極10の先端部も飽和するとすると、磁気抵抗効果膜
12の断面積及び飽和磁束密度をそれぞれSmr及びB
smr、主磁極10の先端部の断面積及び飽和磁束密度
をそれぞれSg及びBsgとするときに、 (1)式のi2
/i0の代わりに0.3・Smr・Bs/Sg・Bsg
とおくことで、 0.3・Smr・Bsmr/Sg・Bsg=1/(1+
Rmr/Rb) が得られる。
【0031】ここで、1≪Rmr/Rbのときには、 Rb/Rmr≒0.3・Smr・Bsmr/Sg・Bsg … (2) となる。また、磁気抵抗効果膜12と主磁極10の先端
部が同一材料からなる場合には、Bsmr=Bsgとな
るから、 (2)式は次式に書き替えられる。
【0032】 Rb/Rmr≒0.3・Smr/Sg … (3) このように (2)式或いは (3)式を満足することで、記録
媒体からの磁束により主磁極10の先端部が飽和したと
きに同時に磁気抵抗効果膜12も飽和することになり、
センス感度の直線性を確保することができる。
【0033】次に、各部の寸法等の実例をあげる。磁気
抵抗効果膜12の厚み(図における左右方向の長さ、以
下同様)、幅(紙面に垂直な方向の長さ、以下同様)、
高さ(図における上下方向の長さ、以下同様)及び透磁
率は、それぞれ、0.02μm,10μm,3μm及び
500であり、軟磁性層がある場合には、その厚み、
幅、高さ及び透磁率はそれぞれ0.05μm,10μ
m,3μm及び500であり、バイパス磁路14の厚
み、幅、高さ及び透磁率はそれぞれ30μm,10μ
m,5μm及び300であり、主磁極10のバイパス磁
路14よりも上側の部分の厚み、幅、高さ及び透磁率は
それぞれ3μm,10μm,10μm及び1000であ
り、主磁極10のバイパス磁路14よりも下側の部分の
厚み、幅、高さ及び透磁率はそれぞれ3μm,10μ
m,30μm及び1000であり、主磁極10の先端部
の厚み、幅、高さ及び透磁率はそれぞれ0.3μm,3
μm,5μm及び1000である。
【0034】この場合、主磁極10の先端部の断面積は
Sg=0.3・3=0.9μm2 となり、磁気抵抗効果
膜12の断面積はSmr=0.02・10=0.2μm
2 となる。このとき、主磁極10の先端部の磁束がどれ
だけ磁気抵抗効果膜12に流れるかを計算すると、6.
7%となる。従って、主磁極10の先端部の飽和磁束の
23%が磁気抵抗効果膜12に流れると、磁気抵抗効果
膜12は、 0.9・0.067/0.2=0.30 となり、飽和磁束の約30%が磁気抵抗効果膜12に流
れることになる。
【0035】磁気抵抗効果膜12はバイアスにより約7
0%の磁化状態にあるので、合計で100%となり、磁
気抵抗効果膜は飽和することになる。即ち、主磁極10
の先端部の飽和と同時に磁気抵抗効果膜12も飽和する
ことになり、非常に効率が良い。
【0036】これらの最適な条件は、バイパス磁路の幅
及び厚みを変えても成立させることができる。この様子
を図3に示す。図3において縦軸はバイパス磁路14の
厚み、横軸はバイパス磁路14の幅を表している。
【0037】次に、書き込み時の記録効率について考察
する。図4は書き込み時の等価的磁気回路を示す図であ
る。ここでは、バイパス磁路に錯交するコイル6による
起磁力によって生じる全体の磁束φ0が、磁気抵抗効果
素子12に流れる磁束φ1と、主磁極10の先端部に流
れる磁束φ2とに分配される様子が示されている。
【0038】Rmrは磁気抵抗効果膜12の磁気抵抗、
Rjは主磁極10における先端部からバイパス磁路14
までの磁気抵抗、Rspは主磁極10の先端部と磁気記
録媒体との空間の磁気抵抗である。
【0039】これらを前述した具体的な数値を用いて計
算すると、Rmr=300,Rj=55となり、スペー
シングが0.1μmのときにはRsp=1111、スペ
ーシングが0.03μmのときにはRsp=333とな
る。ここで、 φ0=φ1+φ2 φ1・Rmr=φ2(Rj+Rsp) が成り立つから、スペーシングが0.1μmのときには
φ2/φ0=0.20となり、スペーシングが0.3μ
mのときにはφ2/φ0=0.43となる。
【0040】つまり、スペーシングが0.1μm(浮上
高さ0.07μm+保護膜多0.03μm)の場合は、
コイルで励磁される磁束の約20%が主磁極の先端部に
流れる一方、スペーシングが0.03μmの所謂コンタ
クト記録の場合には、コイルで励磁される磁束の約43
%が主磁極の先端部に流れることになる。従って、本発
明を実施する場合には、記録効率の面からは、磁気ヘッ
ドをコンタクトヘッドとして使用するのが望ましい。
【0041】図5はコンタクトヘッドの例を示す図であ
る。この例では、図1の主磁極10の先端部10A及び
リターン部2の端面2Bを磁気記録媒体20に実質的に
接触させる手段を用いている。具体的には、支持アーム
22に固定された支持バネ24の先端に磁気ヘッド26
を取り付け、磁気ヘッド26の質量及び支持バネ2のバ
ネ力によって予め定められる接触圧でもって磁気ヘッド
26を磁気記録媒体20に接触させている。
【0042】この種のコンタクトヘッドにおいては、磁
気ヘッド26及び磁気記録媒体20の磨耗を軽減する上
から、磁気ヘッド26をできるだけ小型軽量にすること
が望ましい。本実施例では、コイル6をバイパス磁路1
4に錯交させて、主磁極10を磁気抵抗効果膜12用の
フラックスガイドとして兼用しているので、磁気ヘッド
の構造の単純化が容易であり、磁気ヘッドの小型軽量化
が可能になる。この例では、磁気ヘッド26の荷重は1
00mg、磁気ヘッド26の高さ、幅及び厚みはそれぞれ
500μm,500μm及び200μmである。
【0043】ところで、図1のバイパス磁路14に錯交
するコイル6は、書き込みに際してのみならず、読み出
しに際しても使用することができる。この場合、コイル
6からの読み出し信号と磁気抵抗効果膜12からの読み
出し信号とを合成することで出力レベルを高めることが
できるが、磁気抵抗効果膜12が磁束の絶対値を検出す
るのに対して、コイル6に生じる起電力は磁束の変化率
に比例するので、これらを合成するに際しては次のよう
にするのが良い。
【0044】図6はコイル及び磁気抵抗効果膜12を読
み出しに用いる場合における読み出し回路の例を示すブ
ロック図である。磁気記録媒体20からの磁束により生
じる磁気抵抗効果膜12の読み出し信号は微分回路28
により微分されて合成加算回路30に供給される。一
方、磁気記録媒体20からの磁束により生じるコイル6
からの読み出し信号は、合成加算回路30に直接供給さ
れる。そして、これらの読み出し信号は合成加算回路3
0で加算されて出力される。
【0045】こうすることにより、合成加算回路30で
読み出し信号を合成するに際して信号波形を合わせるこ
とができるので、磁気ヘッドの読み出し出力を大きくす
ることができる。
【0046】以上の実施例では、バイパス磁路14に錯
交してコイル6が設けられているが、コイル6を省略し
て磁気抵抗効果膜12による読み出し専用の磁気ヘッド
を構成しても良い。この場合にも、本発明によりセンス
感度の直線性が得られる。
【0047】また、本実施例では、主磁極の回りに耐磨
耗性絶縁層8及び18を設けているので、磁気記録媒体
との接触摺動面の磨耗を低減して磁気ヘッドの長寿命化
と記録・再生特性の改善が可能になる。
【0048】尚、リターン部2の端面2Bは耐磨耗性絶
縁層8及び18に比べて硬度が低いので、リターン部2
が磁気記録媒体に接触しないように例えば深さ約10μ
mだけ研削により窪ませておいても良い。
【0049】次に本発明のさらに具体的な幾つかの実施
例を説明する。図7は本発明の第1実施例を示す磁気ヘ
ッドの断面図、図8は図7に示される磁気ヘッドの正面
図である。
【0050】この実施例における磁気ヘッドは、磁気抵
抗効果膜12に積層されるパーマロイ等からなる軟磁性
膜32をさらに備えている点で特徴付けられる。また、
図7及び図8には、図1の基本構成では図示が省略され
ている電極34及び36が明示されている。電極34及
び36は磁気抵抗効果膜12の両端に電気的に接続され
る。磁気抵抗効果膜12の初期磁化の方向は、磁気抵抗
効果膜12、主磁極10、磁気記録媒体及びリターン部
2を含む磁気回路における磁束の方向にほぼ直交する。
即ち、磁気抵抗効果膜12の初期磁化の方向は図7にお
いて紙面に直交する。
【0051】軟磁性膜32の特性(厚み、透磁率等)
は、端子34及び36間に記録読み出し用の電流を流し
たときに、磁気抵抗効果膜12の磁化の方向が前述の初
期磁化の方向に対してほぼ45°傾斜するように設定さ
れる。
【0052】このような軟磁性膜32を磁気抵抗効果膜
12に積層することにより、磁気抵抗効果膜12の磁化
の単位変化に対する磁気抵抗効果膜12の抵抗値の変化
を最も大きくすることができるとともに、磁気抵抗効果
膜12における抵抗変化と磁化変化の関係をほぼ直線的
にすることができる。
【0053】図9は本発明の第2実施例を示す磁気ヘッ
ドの断面図、図10は図9の磁気ヘッドの正面図であ
る。この実施例の磁気ヘッドは、図7及び図8の磁気ヘ
ッドと対比して、磁気抵抗効果膜12の上端を直接リタ
ーン部2に磁気的に結合するのではなく、磁気抵抗効果
膜12の上端をフラックスガイド38を介してリターン
部2に磁気的に結合している点で特徴付けられる。
【0054】フラックスガイド38は、リターン部2の
凹部2Aに充填された非磁性絶縁層8上に形成され、フ
ラックスガイド38と電極34及び36との間には、こ
れらを電気的に絶縁するために非磁性絶縁層40が介在
している。
【0055】この構成によると、前述した (2)式又は
(3)式で与えられる条件を満足するためのパラメータの
自由度が増大するので、上記条件を容易に満足させるこ
とができる。
【0056】図11は本発明の第3実施例を示す磁気ヘ
ッドの断面図、図12は図11の磁気ヘッドの正面図で
ある。この実施例の磁気ヘッドは、これまでの実施例と
対比して、バイパス磁路を設けずに、コイル6′を主磁
極10に錯交させている点で特徴付けられる。コイル
6′は、通常のパターン形成技術により主磁極10の回
りに螺旋状に形成される。
【0057】このようにバイパス磁路がない場合には、
主磁極10とリターン部2間の漏れ磁束を考慮すること
が望ましい。具体的には、主磁極10とリターン部2間
の漏れ磁束に対する磁気抵抗をRb、磁気抵抗効果膜1
2の磁気抵抗をRmr、磁気抵抗効果膜12の断面積を
Smr、主磁極10の先端部10Aの断面積をSgとす
るときに、 Rb/Rmr≒0.3・Smr/Sg で与えられる関係を満足するように各部材を設定するこ
とによって、バイパス磁路を有する場合に説明した原理
に準じた原理に従ってセンス感度の直線性が確保され
る。
【0058】この実施例においても、これまでの実施例
と同様の種々のバリエーションを採用することができ
る。例えば、コイル6′を省略して、この磁気ヘッドを
読み出し専用の磁気ヘッドとして使用することもでき
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
センス感度の直線性を確保するのが容易な垂直磁気記録
用磁気ヘッドの提供が可能になるという効果が生じる。
【0060】また、本発明によると、記録部及び読み出
し部の積層にかかわらず単純構造の垂直磁気記録用磁気
ヘッドの提供が可能になるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの基本構成
を示す図である。
【図2】磁気ヘッドの等価的磁気回路を示す図である。
【図3】最適条件を与えるバイパス磁路の厚み及び幅の
関係を示すグラフである。
【図4】書き込み時の磁気ヘッドの等価的磁気回路を示
す図である。
【図5】コンタクトヘッドの例を示す図である。
【図6】読み出し回路の例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す磁気ヘッドの断面図
である。
【図8】図7の磁気ヘッドの正面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す磁気ヘッドの断面図
である。
【図10】図9の磁気ヘッドの正面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す磁気ヘッドの断面
図である。
【図12】図11の磁気ヘッドの正面図である。
【符号の説明】
2 リターン部 6,6′ コイル 10 主磁極 12 磁気抵抗効果膜 32 軟磁性膜

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に対向する十分大きな面積
    の端面(2B)を有するリターン部(2) と、 上記磁気記録媒体に対向する先端部(10A) を有する主磁
    極(10)と、 上記リターン部(2) 、上記主磁極(10)及び上記磁気記録
    媒体を含む磁気回路の途中に設けられ、その初期磁化の
    方向は上記磁気回路における磁束の方向にほぼ直交する
    磁気抵抗効果膜(12)と、 該磁気抵抗効果膜(12)の両端にそれぞれ接続される第1
    及び第2の端子(34,36) とを備え、 上記磁気回路は上記主磁極(10)と上記リターン部(2) を
    磁気的に接続するバイパス磁路(14)をさらに含む垂直磁
    気記録用磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記磁気抵抗効果膜(12)は上記主磁極(1
    0)の上記先端部(10A) と反対側の端部(10B) と上記リタ
    ーン部(2) との間に上記主磁極(10)と電気的に絶縁され
    た状態で配置され、 上記バイパス磁路(14)は上記主磁極(10)の概略中央部と
    上記リターン部(2) を磁気的に接続する請求項1に記載
    の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記磁気抵抗効果膜(12)に積層される軟
    磁性膜(32)をさらに備え、 上記第1及び第2の端子(34,36) 間に記録読み出し用の
    電流を流したときに上記磁気抵抗効果膜(12)の磁化の方
    向が上記初期磁化の方向に対してほぼ45°傾斜するよ
    うに上記軟磁性膜(32)の特性が設定される請求項1に記
    載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記主磁極(10)及び上記磁気抵抗効果膜
    (12)は同一の材料からなり、 上記磁気回路における上記バイパス磁路(14)及び上記磁
    気抵抗効果膜(12)の磁気抵抗をそれぞれRb及びRm
    r、上記磁気抵抗効果膜(12)の断面積をSmr、上記主
    磁極(10)の先端部(10A) の断面積をSgとするときに、
    式 Rb/Rmr≒0.3・Smr/Sg で与えられる関係を満足する請求項1に記載の垂直磁気
    記録用磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記主磁極(10)及び上記磁気抵抗効果膜
    (12)は異なる材質からなり、 上記磁気回路における上記バイパス磁路(14)及び上記磁
    気抵抗効果膜(12)の磁気抵抗をそれぞれRb及びRm
    r、上記磁気抵抗効果膜(12)の断面積及び飽和磁束密度
    をそれぞれSmr及びBsmr、上記主磁極(10)の先端
    部(10A) の断面積及び飽和磁束密度をそれぞれSg及び
    Bsgとするときに、式 Rb/Rmr≒0.3・Smr・Bsmr/Sg・Bsg で与えられる関係を満足する請求項1に記載の垂直磁気
    記録用磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 記録書き込み信号に基づいて上記磁気回
    路を励磁して上記磁気記録媒体に垂直磁化を生じさせる
    励磁手段をさらに備えた請求項1に記載の垂直磁気記録
    用磁気ヘッド。
  7. 【請求項7】 上記励磁手段は上記バイパス磁路(14)に
    錯交するコイル(6)を含む請求項6に記載の垂直磁気記
    録用磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 上記コイル(6) はさらに記録読み出しに
    も用いられ、該コイル(6) は第1の読み出し信号を出力
    し、上記磁気抵抗効果膜(12)は上記第1及び第2の端子
    (34,36) を介して第2の読み出し信号を出力する請求項
    7に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】 上記第2の読み出し信号を受けてその微
    分信号を出力する手段と、 該微分信号及び上記第1の読み出し信号を受けてこれら
    を加算して出力する手段とをさらに備えた請求項8に記
    載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 上記主磁極(10)の先端部(10A) 及び上
    記リターン部(2) の端面(2B)を上記磁気記録媒体に実質
    的に接触させる手段をさらに備えた請求項1に記載の垂
    直磁気記録用磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】 上記主磁極(10)の回りに設けられた耐
    磨耗性絶縁層(8,18)をさらに備えた請求項1に記載の垂
    直磁気記録用磁気ヘッド。
  12. 【請求項12】 上記耐磨耗性絶縁層(8,18)はアモルフ
    ァスカーボンからなる請求項11に記載の垂直磁気記録
    用磁気ヘッド。
  13. 【請求項13】 磁気記録媒体に対向する十分大きな面
    積の端面(2B)を有するリターン部(2) と、 上記磁気記録媒体に対向する先端部(10A) を有する主磁
    極(10)と、 上記リターン部(2) 、上記主磁極(10)及び上記磁気記録
    媒体を含む磁気回路の途中に設けられ、その初期磁化の
    方向は上記磁気回路における磁束の方向にほぼ直交する
    磁気抵抗効果膜(12)と、 該磁気抵抗効果膜(12)の両端にそれぞれ接続される第1
    及び第2の端子(34,36) とを備え、 上記主磁極(10)と上記リターン部(2) 間の漏れ磁束に対
    応する磁気抵抗をRb、上記磁気回路における上記磁気
    抵抗効果膜(12)の磁気抵抗をRmr、上記磁気抵抗効果
    膜(12)の断面積をSmr、上記主磁極(10)の先端部(10
    A) の断面積をSgとするときに、式 Rb/Rmr≒0.3・Smr/Sg で与えられる関係を満足する垂直磁気記録用磁気ヘッ
    ド。
  14. 【請求項14】 上記磁気抵抗効果膜は上記主磁極の上
    記先端部と反対側の端部と上記リターン部との間に上記
    主磁極と電気的に絶縁された状態で配置される請求項1
    3に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  15. 【請求項15】 上記磁気抵抗効果膜に積層される軟磁
    性膜をさらに備え、上記第1及び第2の端子間に記録読
    み出し用の電流を流したときに上記磁気抵抗効果膜の磁
    化の方向が上記初期磁化の方向に対してほぼ45°傾斜
    するように上記軟磁性膜の特性が設定される請求項13
    に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  16. 【請求項16】 記録書き込み信号に基づいて上記磁気
    回路を励磁して上記磁気記録媒体に垂直磁化を生じさせ
    る励磁手段をさらに備えた請求項13に記載の垂直磁気
    記録用磁気ヘッド。
  17. 【請求項17】 上記励磁手段は上記主磁極に錯交する
    コイルを含む請求項16に記載の垂直磁気記録用磁気ヘ
    ッド。
  18. 【請求項18】 上記主磁極の先端部及び上記リターン
    部の端面を上記磁気記録媒体に実質的に接触させる手段
    をさらに備えた請求項13に記載の垂直磁気記録用磁気
    ヘッド。
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