JP2003263708A - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド

Info

Publication number
JP2003263708A
JP2003263708A JP2002066294A JP2002066294A JP2003263708A JP 2003263708 A JP2003263708 A JP 2003263708A JP 2002066294 A JP2002066294 A JP 2002066294A JP 2002066294 A JP2002066294 A JP 2002066294A JP 2003263708 A JP2003263708 A JP 2003263708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ferromagnetic
magnetic
magnetoresistive
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002066294A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nishioka
浩一 西岡
Takayoshi Otsu
孝佳 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002066294A priority Critical patent/JP2003263708A/ja
Publication of JP2003263708A publication Critical patent/JP2003263708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】永久磁石を磁気抵抗効果膜の脇に配置する磁区
制御方式では、永久磁石からの磁界によって磁気抵抗効
果膜に低感度領域が生じ、再生トラック幅が小さくなる
と、急激に再生出力が低下するという問題点がある。ま
た、反強磁性膜による磁区制御では、磁区制御力が弱く
バルクハウゼンノイズが発生する。 【解決手段】2つの自由強磁性膜を有し、互いに磁気モ
ーメントが反平行に向き、磁束が閉ループ構成となるよ
うにすることで、反強磁性膜を用いた比較的弱い磁区制
御力でも十分に磁区制御され、バルクハウゼンノイズを
生じることがない。かつ高再生感度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合型磁気ヘッド
に関し、特に、詳細には再生トラックの狭小化に伴う出
力の急激な低下を改善するための、再生感度の大きな狭
再生トラック幅を有する磁気抵抗効果型再生ヘッドを実
現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の、再生用ヘッドの磁区制御には、
磁区制御膜としてMR膜に隣接して永久磁石膜を配置した
Abutted Junction型の磁気抵抗効果型ヘッドが実用化さ
れている。また、再生トラック幅の狭小化に対応して磁
気抵抗効果膜として感度の高いスピンバルブセンサ膜が
採用されている。
【0003】図4に従来の永久磁石層隣接型の磁気ヘッ
ドの構造を示す。この構造では、第1の強磁性膜S1と
第2の強磁性膜S2に挟まれて磁気抵抗効果膜40、永
久磁石層42及び電極膜44が存在する。磁気抵抗効果
膜40の端部に隣接して永久磁石層42が配置され、そ
の直上に電極膜44が配置されている。永久磁石層42
と電極膜44は、磁気抵抗効果膜に電流を流すための電
極の役割を果たしており、永久磁石層42は磁気抵抗効
果膜40を構成する自由強磁性層48に磁界を与え単磁
区化する磁区制御の役割を果たす。
【0004】永久磁石層42からの磁界は永久磁石層4
2に近い程大きいために、磁気抵抗効果膜の永久磁石層
近傍の微小領域は、磁界によって自由強磁性層の磁化回
転が抑制され、その結果センサ感度の低い領域が生じ
る。以下この領域のことを「低感度領域」と称すること
とする。図中にセンサの感度分布を示すが、山形の感度
分布の両脇の裾の領域が「低感度領域」46を表す。低
感度領域は永久磁石層端部から0.05〜0.1μm程度
存在する。再生トラック幅が、例えば1μm程度と大き
い場合には、再生トラック幅に占める低感度領域の割合
は2割程度であり、あまり問題とならないが、再生トラ
ック幅が狭小化すると、低感度領域の再生トラックに占
める割合が増大し再生出力が急激に低下する。
【0005】図5にMR高さ一定でセンス電流一定にし
た場合の再生出力の再生トラック幅依存性を示す。トラ
ック幅が減少するにつれて再生出力は、図中の点線で示
す比例関係よりも急激に減少しており、外挿すると実効
トラック幅0.15μmで出力が零となってしまう。
【0006】記録密度70Gb/in2以上では再生実
効トラック幅は0.2μm以下が必要であり、ハードデ
ィスクドライブを正常に駆動するためには再生出力とし
て1mV程度必要であるため、従来の永久磁石隣接型(A
butted Junction型)GMRヘッドでは再生出力が小さ過
ぎるために記録媒体に書き込まれた情報を再生すること
ができなくなってしまうと言う問題点がある。
【0007】このような狭トラック化にともなう再生感
度低下の問題は、永久磁石膜に隣接する領域に永久磁石
からの磁界によって低感度領域が生じるためであり、前
記低感度領域を生じないようにするには、永久磁石膜の
代わりに反強磁性膜を用いる構造が提案されている。特
開平7−57223号公報には、MR膜に隣接して軟磁性
膜と反強磁性膜を積層した構成を配置するAbutted Junc
tion型磁気抵抗効果型ヘッドが開示されている。このよ
うな構成では、自由強磁性膜における低感度領域の低減
は図れるものの、磁気抵抗効果膜に加わる磁界が非常に
小さいために自由強磁性層41を磁区制御する力が弱
く、再生の際にバルクハウゼンノイズを生じるという問
題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、従来の永
久磁石の隣接 (Abutted Junction) 型での再生トラック
狭小化に伴なう出力の急激な低下をともなうという問題
点、及び従来の反強磁性膜を磁区制御に用いた場合のバ
ルクハウゼンノイズの問題を克服し、再生感度の大き
な、バルクハウゼンノイズのない狭トラックを有する再
生ヘッドを実現する。
【0009】
【課題を解決するための手段】反強磁性膜による磁区制
御構造では、再生感度が大きくなる一方で、バルクハウ
ゼンノイズを抑制することができなくなっており、永久
磁石膜による磁区制御では、バルクハウゼンノイズを抑
止できるが再生感度が低下しており、従来の構造では、
再生感度とバルクハウゼンノイズの抑止がトレードオフ
の関係になっている。
【0010】本発明では、このようなトレードオフの関
係から脱却するために、弱い磁区制御力でもバルクハウ
ゼンノイズを生じることがなく、高い再生感度を有する
再生ヘッド構造を提供する。
【0011】第1の実現手段を以下に述べる。基板と、
前記基板上に形成された第1の強磁性膜と、第2の強磁
性膜と、前記第1と第2の強磁性膜の間に形成された自
由強磁性膜を含む磁気抵抗効果膜と、前記磁気抵抗効果
膜の両脇に配置された一対の磁区制御膜と、前記磁気抵
抗効果膜に信号検出電流を流す一対の電極と、前記第1
の強磁性膜と前記磁気抵抗効果膜との間に形成された第
1の絶縁膜と、前記第2の強磁性膜と前記磁気抵抗効果
膜の間に形成された第2の絶縁膜とを有する磁気抵抗効
果型再生ヘッドと、前記磁気抵抗効果型再生ヘッド上に
形成された第1の磁極片と、第2の磁極片と、前記第1
と第2の磁極片の間にコイル層を有するインダクティブ
型書き込みヘッドとを有する磁気抵抗効果型ヘッドにお
いて、前記磁気抵抗効果膜は、第1の自由強磁性膜と、
第2の自由強磁性膜と、前記第1と第2の自由強磁性膜
の間に挟まれた固定膜と、前記第1の自由強磁性膜と前
記固定膜の間の第1の非磁性導電膜と、前記第2の自由
強磁性膜と前記固定膜の間の第2の非磁性導電膜とを有
し、前記固定膜は、第1の固定強磁性膜と、第2の固定
強磁性膜と、前記第1の固定強磁性膜と前記第2の固定
強磁性膜に挟まれた反強磁性膜とを有し、前記磁気抵抗
効果膜の両端部には前記第1の自由強磁性膜が単独に残
った領域があり、前記第1の自由強磁性膜の両端部領域
上に前記磁区制御膜が配置されることを特徴とする。
【0012】この構成においては、第1の自由強磁性膜
と第2の自由強磁性膜の磁気モーメントは、自ずとお互
いに反平行を向き、端部における磁極を防ぎ、静磁気的
なエネルギーを低減する構成となる。このような第1と
第2の自由強磁性膜の磁気構造は、端部の磁極を生じな
い構成(端部の磁極がお互いに打ち消しあっている構
成)のために、大きな磁区制御の磁界が隣接する磁区制
御膜から与えられなくても容易に磁区制御されるため、
従来より弱い磁区制御膜を用いた構造によって容易に磁
区制御されバルクハウゼンノイズを生じることなく、高
い再生感度を実現できる。
【0013】磁区制御膜には、反強磁性膜を単独に用い
ることができる。この場合第1の自由強磁性膜の一部を
トラック幅方向に長く延ばしておき、その上に反強磁性
膜に直接に接触して配置することで第1の自由強磁性膜
の両脇を磁区制御する。
【0014】磁区制御膜の別の例としては、反強磁性結
合膜と強磁性膜と反強磁性膜の積層膜を用いることもで
きる。この場合も第1の自由強磁性膜の1部をトラック
幅方向に長く延ばしておき、その上に反強磁性結合膜と
強磁性膜と反強磁性膜の積層膜を直接接触して配置する
構成とする。反強磁性結合膜はその下側で接する第1の
自由強磁性膜と上側で接触する強磁性膜の磁気モーメン
トを反平行方向に固定する。前記強磁性膜はその上に接
する反強磁性膜によって磁気モーメントが固定される。
【0015】第2の実現手段を以下に述べる。基板と、
前記基板上に形成された第1の強磁性膜と、第2の強磁
性膜と、前記第1と第2の強磁性膜の間に形成された自
由強磁性膜を含む磁気抵抗効果膜と、前記磁気抵抗効果
膜の両脇に配置された一対の磁区制御膜と、前記磁気抵
抗効果膜に信号検出電流を流す一対の電極と、前記第1
の強磁性膜と前記磁気抵抗効果膜との間に形成された第
1の絶縁膜と、前記第2の強磁性膜と前記磁気抵抗効果
膜の間に形成された第2の絶縁膜とを有する磁気抵抗効
果型再生ヘッドと、前記磁気抵抗効果型再生ヘッド上に
形成された第1の磁極片と、第2の磁極片と、前記第1
と第2の磁極片の間にコイル層を有するインダクティブ
型書込みヘッドとを有する磁気抵抗効果型ヘッドにおい
て、前記磁気抵抗効果膜は、前記第1の絶縁膜側から、
反強磁性膜と、前記反強磁性膜に接した固定膜と、前記
固定膜に接した非磁性導電膜と、前記非磁性導電膜に接
した自由強磁性膜の構成を少なくとも有し、前記自由強
磁性膜は第3の強磁性膜と反強磁性結合膜と第4の強磁
性膜とを有し、前記磁気抵抗効果膜の両端部には前記第
4の強磁性膜と前記反強磁性結合膜が存在せず前記第3
の強磁性膜が存在する領域があり、前記第3の強磁性膜
の両脇部の上に前記磁区制御膜が配置されていることを
特徴とする。
【0016】この構成においては、自由強磁性膜を構成
する2つの強磁性膜がお互いに反平行を向き、端部にお
ける磁極の発生が小さくなるために静磁気的なエネルギ
ーが低減する構成である。
【0017】この構成における磁区制御膜は、反強磁性
膜を単独に用いることができる。この場合自由強磁性膜
を構成する一方の強磁性膜の一部をトラック幅方向に長
く延ばしておき、その上に反強磁性膜に直接に接触して
配置する構成をとるのが望ましい。
【0018】磁区制御膜の別の例としては、反強磁性結
合膜と強磁性膜と反強磁性膜の積層膜を用いることもで
きる。この場合も第1の自由強磁性膜の1部をトラック
幅方向に長く延ばしておき、その上に反強磁性結合膜と
強磁性膜と反強磁性膜の積層膜を直接接触して配置する
構成とするのが望ましい。この構成における自由強磁性
膜の磁気構造は、端部に発生する磁極の少ない構成(端
部の磁極がお互いに打ち消しあっている構成)のため
に、前記の反強磁性膜を用いた磁区制御膜によって容易
に磁区制御されるためにバルクハウゼンノイズを生じる
ことなく、高い再生感度を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施例を具体的に説明す
る。
【0020】本発明は、外部磁界を検出するために広く
適用できるものであるが、情報記録及び取り出しシステ
ムのための読み出しヘッドとして特に有用なものであ
る。
【0021】図3は書き込みヘッド部及びMR読み出し
ヘッド部を有する複合ヘッドの斜視図である。読み出し
ヘッドは、第1ギャップ膜G1と第2ギャップ膜G2間
に挟まれた磁気抵抗効果膜(またはMRセンサとも呼
ぶ)40を有し、その第1、第2ギャップ膜G1、G2
も第1シールド膜S1と第2シールド膜S2に挟まれて
いる。
【0022】書き込みヘッドはコイル層Cと第1磁極片
P1と第2磁極片P2及び絶縁層(絶縁層は図示してい
ない。)とからなり、コイル層Cは第1の磁極片P1と
第2の磁極片P2に挟まれており、コイルと磁極片の間
に絶縁層が存在する。第2の磁極片P2の先端(ABS
面側)部には第3の磁極片が第2の磁極片P2と接触し
て存在し、ABS面に向かって絞り込まれた(寸法が減
少する)形状をしている。また、第3の磁極片と対抗す
る第1の磁極片P1側のABS面近傍は凸上形状をして
いる。
【0023】書き込みの際には、信号電流がコイル層C
を通して導かれ、かつ磁束がエアベアリング表面で漏洩
する。この磁束は書き込み操作の間に磁性媒体上の周回
トラックを磁化する。これらの第3の磁極片及び第1磁
極片P1の凸状形状はABS面において微小領域に書き
込み磁界を発生するのに適した構造となっている。
【0024】読み出しの際には、回転する磁性媒体の磁
化された領域は磁束を読み出しヘッドの磁気抵抗効果膜
40に注入し、磁気抵抗効果膜40内部で抵抗変化をお
こす。この抵抗変化は磁気抵抗効果膜40を横切る電圧変
化を検出することにより検出される。
【0025】図1に第1の実施例を示す。基板と、基板
上に形成された第1の強磁性膜S1と、第2の強磁性膜
S2と、前記第1と第2の強磁性膜の間に形成された自
由強磁性層を含む磁気抵抗効果膜40と、前記磁気抵抗効
果膜の両脇に配置された一対の磁区制御膜50と、前記
磁気抵抗効果膜に信号検出電流を流す一対の電極44と
を有し、前記第1の強磁性膜S1と磁気抵抗効果膜40と
の間に第1の絶縁膜G1を有し、前記第2の強磁性膜S
2と磁気抵抗効果膜40の間に第2の絶縁膜G2を有す
る磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果膜
40は、第1の自由強磁性膜401と、第2の自由強磁
性膜405と、前記第1と第2の自由強磁性膜の間に挟
まれた固定強磁性膜403と、前記第1の自由強磁性膜
401と固定膜403の間の第1の非磁性導電膜402
と、前記第2の自由強磁性膜405と固定膜403の間
の第2の非磁性導電膜404とからなり、前記固定膜4
03は、第1の固定強磁性膜403bと、第2の固定強
磁性膜403cと、前記第1の固定強磁性膜403bと
第2の固定強磁性膜403cに挟まれた第1の反強磁性
膜403aからなる。
【0026】この構成においては、第1の自由強磁性膜
の磁気モーメント406と第2の自由強磁性膜の磁気モ
ーメント407は、静磁気的なエネルギーを低減するた
めに自ずとお互いに反平行を向き、端部における磁極を
防ぐ構成となる。
【0027】このような磁気構造は、図2に示すように
第1の自由強磁性膜の磁気モーメント406と第2の自
由強磁性膜の磁気モーメント407が点線の矢印で繋が
った磁束の閉ループをとる構成となっているために非常
に安定な構造となっており、強い磁区制御力が隣接する
磁区制御膜から与えられなくても容易に磁区制御され、
バルクハウゼンノイズを抑止できる。従来より弱い磁区
制御膜を用いることができるために、低感度領域の発生
がなく高い再生感度を実現できる。
【0028】本磁気抵抗効果膜構成を磁区制御する適切
な磁区制御膜について以下に説明する。この場合、磁区
制御膜には永久磁石膜は適切ではない。理由は、永久磁
石は第1と第2の自由強磁性膜に対してともに平行方向
に磁界を与えるために、第1と第2の自由強磁性膜の磁
気モーメントの磁束の閉ループ構造を壊すように作用す
るためである。磁区制御膜として反強磁性膜を用いるの
が適している。
【0029】第1の自由強磁性膜401を再生トラック
幅領域の外側にまで長く延ばしておき、再生トラック領
域の外側の第1の自由強磁性膜上に磁区制御膜50を直
接接触して配置する。磁区制御膜50には反強磁性材料
を用いる。反強磁性材料は直接接触する強磁性膜に対し
てのみ交換結合により磁区制御力を発生するため図1の
矢印409の向きに第1の自由強磁性膜を磁区制御し、
再生トラック領域でも矢印406の向きに磁気モーメン
トが磁区制御される。第2の自由磁性膜の磁気モーメン
トは図2に示されるように、第1の自由強磁性膜の磁気
モーメント406と端部で磁気結合し、磁束の閉ループ
構成となるように矢印407の方向に制御される。
【0030】前記磁区制御構造は、第1の自由強磁性膜
401のみを磁区制御膜50によって磁区制御し、第2
の自由強磁性膜の磁気モーメントは第1の自由強磁性膜
の磁気モーメント406との端部での磁気結合によって
制御されていたが、より積極的に第2の自由強磁性膜の
磁気モーメントを制御する方法を図6に示す。
【0031】トラック幅領域の外側に延びた第1の自由
強磁性膜上に、磁区制御膜50を積層する。磁区制御膜
50は反強磁性結合膜501と強磁性膜502と反強磁
性膜503から構成される。強磁性膜502は反強磁性
膜503によって矢印505の方向に磁気モーメントが
固定される。反強磁性結合膜501はこれに隣接する2
つの強磁性膜の磁気モーメントを反平行に結合する働き
を有する膜で、Ru, Ir, Rh,Crなどの材料を用いること
ができる。
【0032】この働きによって第1の自由強磁性膜のト
ラック幅領域の外側の磁気モーメントは矢印505と反
対向き、即ち矢印409の方向に制御される。強磁性膜
502は第2の自由強磁性膜405の脇に位置するため
に、第2の自由強磁性膜に対して矢印407の方向に磁
界を発生することによって、第2の自由強磁性膜の磁気
モーメントを矢印407の向きに磁区制御する。
【0033】第1および第2の自由強磁性膜の磁気モー
メントは、それぞれ矢印406と407の方向に制御さ
れてはいるものの、強く固定されているのではないため
に、紙面に垂直に入ってくる媒体からの磁界に応じて方
向を変化し磁気抵抗変化を生じるのは言うまでもない。
これに対して、強磁性膜502の磁気モーメントおよび
第1の自由強磁性膜のトラック幅領域の外側の磁気モー
メントは、それぞれ矢印505および409方向に強く
固定されているために、媒体から入ってくる磁界に応じ
て方向を変化することはない。
【0034】第1の自由強磁性膜401および第2の自
由強磁性膜405には、膜厚0.5nmから5nmのNiFe合
金膜、CoNiFe合金膜、CoFe合金膜または、これらの積層
膜を用いることができ、特に非磁性導電層402と40
4側にCoFe合金膜を配置するのが磁気抵抗変化を大きく
し再生感度向上に利点がある。
【0035】第1の固定強磁性膜403bおよび第2の
固定強磁性膜403cには、膜厚1〜3nmの強磁性膜あ
るいは、膜厚1〜3nmの2つの強磁性膜で膜厚1nm以下
の反強磁性結合膜を挟んだ構成を用いることができる。
【0036】ここで強磁性膜にはCo, CoFe,またはCoNiF
e合金を用いることができ、反強磁性結合膜にはRu, Ir,
またはRhを用いることができる。反強磁性膜403aに
は、膜厚6〜30nmのPtMn合金、NiMn合金、PdPtMn合
金、IrMn合金、CrMnPt合金などの反強磁性を示す合金を
用いることができる。
【0037】また、磁区制御膜50を構成する反強磁性
膜にも同様の反強磁性を示す合金材料を用いることがで
きる。非磁性導電膜402および404には膜厚1.8〜
3.0nmのCu, Au,またはAgを用いることができる。
【0038】図6の強磁性膜502には、膜厚10nm〜
80nmのCo, CoFe合金, NiFe合金またはCoNiFe合金など
の導電性の強磁性材料を用いることができる。膜厚を他
の強磁性膜に比べて厚くしているのは、第2の自由強磁
性膜405に比べて厚いほうが、磁区制御性が良いから
である。
【0039】図7に第2の実施例を示す。基板と、基板
上に形成された第1の強磁性膜S1と、第2の強磁性膜
S2と、前記第1と第2の強磁性膜の間に形成された自
由強磁性膜を含む磁気抵抗効果膜80と、前記磁気抵抗
効果膜の両脇に配置された一対の磁区制御膜50と、前
記磁気抵抗効果膜に信号検出電流を流す一対の電極44
とを有し、前記第1の強磁性膜S1と磁気抵抗効果膜80
との間に第1の絶縁膜G1を有し、前記第2の強磁性膜
S2と磁気抵抗効果膜80の間に第2の絶縁膜G2を有
する磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果
膜80は、第1の絶縁膜側から、反強磁性膜801と、
前記反強磁性膜に接した固定膜802と、前記固定膜に
接した非磁性導電膜803と、前記非磁性導電膜に接し
た自由強磁性膜805の構成を少なくとも有し、前記自
由強磁性膜は、第3の強磁性膜805aと反強磁性結合
膜805bと第4の強磁性膜805cとから構成され
る。
【0040】反強磁性結合膜805bは強磁性膜805
aと強磁性膜805cの磁気モーメントを互いに反平行
に向ける作用をする。反強磁性結合膜にはIr, Ru, Rh,C
rなどの材料を用いる。このように自由強磁性が2つの
強磁性からなり、磁気モーメントが互いに反平行の場
合、図8に示すように破線で示す磁束の閉ループをとる
構成となるために、端部の静磁気的エネルギーが低減さ
れ、強磁性膜が単層の自由強磁性膜に比べて安定とな
り、複雑な磁区構造を形成する可能性が低くなる。従っ
て、閉ループ構造の自由強磁性膜は、強い磁区制御力が
隣接する磁区制御膜から与えられなくても容易に磁区制
御され、バルクハウゼンノイズを抑止できる。従来より
弱い磁区制御膜を用いることができるために、低感度領
域の発生がなく高い再生感度を実現で可能性が有る。
【0041】本磁気抵抗効果膜構成を磁区制御する適切
な磁区制御膜について以下に説明する。この場合、磁区
制御膜には永久磁石膜は適切ではない。理由は、永久磁
石は第3と第4の強磁性膜に対してともに平行方向に磁
界を与えるために、第3と第4の強磁性膜の磁気モーメ
ントの磁束の閉ループ構造を壊すように作用するためで
ある。
【0042】磁区制御膜として反強磁性膜を用いるのが
適している。第3の強磁性膜805aを再生トラック幅
領域の外側にまで長く延ばしておき、再生トラック領域
の外側の第3の強磁性膜805a上に磁区制御膜50を
直接接触して配置する。
【0043】磁区制御膜50には反強磁性材料を用い
る。反強磁性材料は直接接触する強磁性膜に対してのみ
交換結合により磁区制御力を発生するため図8の矢印8
09の向きに第3の強磁性を磁区制御し、トラック幅領
域でも矢印806の向きに磁気モーメントが磁区制御さ
れる。第4の磁性膜の磁気モーメントは図8に示される
ように、第3の強磁性膜の磁気モーメント806と端部
で磁気結合し、磁束の閉ループ構成となるように矢印8
07の方向に制御される。
【0044】前記磁区制御構造は、第3の強磁性膜80
5のみを磁区制御膜50によって磁区制御し、第4の強
磁性膜の磁気モーメントは第3の強磁性膜の磁気モーメ
ント806との反強磁性磁気結合によって制御されてい
たが、より積極的に第4の強磁性膜の磁気モーメントを
制御する方法を図9に示す。
【0045】トラック幅領域の外側に延びた第3の強磁
性膜上に、磁区制御膜50を積層する。磁区制御膜50
は反強磁性結合膜501と強磁性膜502と反強磁性膜
503から構成される。強磁性膜502は反強磁性膜5
03によって矢印505の方向に磁気モーメントが固定
される。反強磁性結合膜501はこれに隣接する2つの
強磁性膜の磁気モーメントを反平行に結合する働きを有
する膜で、Ru, Ir, Rh,Crなどの材料を用いることがで
きる。
【0046】この働きによって第3の強磁性膜のトラッ
ク幅領域の外側の磁気モーメントは矢印505と反対向
き、即ち矢印809の方向に制御される。強磁性膜50
2は第4の強磁性膜805cの脇に位置するために、第
4の強磁性膜に対して矢印807の方向に磁界を発生す
ることによって、第4の強磁性膜の磁気モーメントを矢
印807の向きに磁区制御する。
【0047】第3および第4の強磁性膜の磁気モーメン
トは、それぞれ矢印806と807の方向に制御されて
はいるものの、強く固定されているのではないために、
紙面に垂直に入ってくる媒体からの磁界に応じて方向を
変化し磁気抵抗変化を生じるのは言うまでもない。これ
に対して、強磁性膜502の磁気モーメントおよび第3
の強磁性膜のトラック幅領域の外側の磁気モーメント
は、それぞれ矢印505および809方向に強く固定さ
れているために、媒体から入ってくる磁界に応じて方向
を変化することはない。
【0048】第3の強磁性膜805aおよび第4の強磁
性膜805cには、膜厚0.5nmから5nmのNiFe合金
膜、CoNiFe合金膜、CoFe合金膜または、これらの積層膜
を用いることができる。反強磁性結合膜805bには膜
厚1nm以下のRu, Ir, またはRhを用いることができる。
非磁性導電膜803には膜厚1.8〜3.0nmのCu, Au,また
はAgを用いることができる。固定膜802には、膜厚1
〜3nmの強磁性膜あるいは、膜厚1〜3nmの2つの強磁
性膜で膜厚1nm以下のの反強磁性結合膜を挟んだ構成を
用いることができる。
【0049】ここで強磁性膜にはCo, CoFe,またはCoNiF
e合金を用いることができ、反強磁性結合膜にはRu, Ir,
Rh, Crなどの材料を用いることができる。反強磁性膜
801には、膜厚6〜30nmのPtMn合金、NiMn合金、Pd
PtMn合金、IrMn合金、CrMnPt合金などの反強磁性を示す
合金を用いることができる。また、磁区制御膜50を構
成する反強磁性膜にも同様の反強磁性を示す合金材料を
用いることができる。図9の強磁性膜502には、膜厚
10nm〜80nmのCo, CoFe合金, NiFe合金またはCoNiFe
合金などの導電性の強磁性材料を用いることができる。
【0050】
【発明の効果】磁気抵抗効果膜の自由強磁性膜を2つの
互いに反平行磁気モーメントを有する構成とし、前記反
平行の磁気モーメント構成崩さないように、反強磁性膜
を用いた磁区制御構造を工夫することによって、バルク
ハウゼンノイズのない高感度の再生ヘッドを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構造を示す浮上面から
見た斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の磁気構造安定化の様子
を示す説明図である。
【図3】本発明が適用される記録/再生ヘッドの斜視図
である。
【図4】従来の永久磁石隣接型(abutted junction)再生
ヘッドの浮上面から見た斜視図である。
【図5】再生出力のトラック幅依存性を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の第1の実施例における磁区制御構造の
他の例を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例の構造を示す浮上面から
見た斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例における磁気構造安定化
の様子を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施例における磁区制御構造の
他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
S1…第1の強磁性膜、 S2…第2の強磁性膜、G1
…第1の絶縁膜、G2…第2の絶縁膜、40,80…磁
気抵抗効果膜、401,405,805…自由強磁性膜、
44…電極膜、50…磁区制御膜、403, 802…固
定膜、403b…第1の固定強磁性膜,403c…第2
の固定強磁性膜、402,404, 803…非磁性導電
膜、501, 805b…反強磁性結合膜、502…強磁
性膜、503,801…反強磁性膜、805a…第3の強
磁性膜、805c…第4の強磁性膜、

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板上に形成された第1の強
    磁性膜と、第2の強磁性膜と、前記第1と第2の強磁性
    膜の間に形成された自由強磁性膜を含む磁気抵抗効果膜
    と、前記磁気抵抗効果膜の両脇に配置された一対の磁区
    制御膜と、前記磁気抵抗効果膜に信号検出電流を流す一
    対の電極と、前記第1の強磁性膜と前記磁気抵抗効果膜
    との間に形成された第1の絶縁膜と、前記第2の強磁性
    膜と前記磁気抵抗効果膜の間に形成された第2の絶縁膜
    とを有する磁気抵抗効果型再生ヘッドと、前記磁気抵抗
    効果型再生ヘッド上に形成された第1の磁極片と、第2
    の磁極片と、前記第1と第2の磁極片の間にコイル層を
    有するインダクティブ型書き込みヘッドとを有する磁気
    抵抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果膜は、第
    1の自由強磁性膜と、第2の自由強磁性膜と、前記第1
    と第2の自由強磁性膜の間に挟まれた固定膜と、前記第
    1の自由強磁性膜と前記固定膜の間の第1の非磁性導電
    膜と、前記第2の自由強磁性膜と前記固定膜の間の第2
    の非磁性導電膜とを有し、前記固定膜は、第1の固定強
    磁性膜と、第2の固定強磁性膜と、前記第1の固定強磁
    性膜と前記第2の固定強磁性膜に挟まれた反強磁性膜と
    を有し、前記磁気抵抗効果膜の両端部には前記第1の自
    由強磁性膜が単独に残った領域があり、前記第1の自由
    強磁性膜の両端部領域上に前記磁区制御膜が配置される
    ことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  2. 【請求項2】前記第1の自由強磁性膜の磁気モーメント
    及び前記第2の自由強磁性膜の磁気モーメントが、磁界
    及び電流が加えられない状態で反平行となることを特徴
    とする請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】前記第1の固定強磁性膜及び前記第2の固
    定強磁性膜が、強磁性膜と反強磁性結合膜と強磁性膜の
    3層からなることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  4. 【請求項4】前記磁区制御膜がPtMn合金、NiMn合金、Pd
    PtMn合金、IrMn合金、CrMnPt合金のうちのいずれかの合
    金からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  5. 【請求項5】前記磁区制御膜が、第1の自由強磁性膜と
    接する側から順に、反強磁性結合膜、強磁性膜、反強磁
    性膜の積層構成であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  6. 【請求項6】前記反強磁性結合膜がRu, またはIr, また
    はRh, またはCrのうちの1種から選択される材料であ
    り、強磁性膜がNiとFe合金、またはCoとFe合
    金、またはCoとNiとFe合金のうちの1種から選択
    される材料であり、反強磁性膜がPtMn合金、またはNiMn
    合金、またはPdPtMn合金、またはIrMn合金、またはCrMn
    Pt合金のうちの1種から選択される材料であることを特
    徴とする請求項5に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  7. 【請求項7】基板と、前記基板上に形成された第1の強
    磁性膜と、第2の強磁性膜と、前記第1と第2の強磁性
    膜の間に形成された自由強磁性膜を含む磁気抵抗効果膜
    と、前記磁気抵抗効果膜の両脇に配置された一対の磁区
    制御膜と、前記磁気抵抗効果膜に信号検出電流を流す一
    対の電極と、前記第1の強磁性膜と前記磁気抵抗効果膜
    との間に形成された第1の絶縁膜と、前記第2の強磁性
    膜と前記磁気抵抗効果膜の間に形成された第2の絶縁膜
    とを有する磁気抵抗効果型再生ヘッドと、前記磁気抵抗
    効果型再生ヘッド上に形成された第1の磁極片と、第2
    の磁極片と、前記第1と第2の磁極片の間にコイル層を
    有するインダクティブ型書込みヘッドとを有する磁気抵
    抗効果型ヘッドにおいて、前記磁気抵抗効果膜は、前記
    第1の絶縁膜側から、反強磁性膜と、前記反強磁性膜に
    接した固定膜と、前記固定膜に接した非磁性導電膜と、
    前記非磁性導電膜に接した自由強磁性膜の構成を少なく
    とも有し、前記自由強磁性膜は第3の強磁性膜と反強磁
    性結合膜と第4の強磁性膜とを有し、前記磁気抵抗効果
    膜の両端部には前記第4の強磁性膜と前記反強磁性結合
    膜が存在せず前記第3の強磁性膜が存在する領域があ
    り、前記第3の強磁性膜の両脇部の上に前記磁区制御膜
    が配置されていることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッ
    ド。
  8. 【請求項8】前記第3の強磁性膜の磁気モーメント及び
    前記第4の強磁性膜の磁気モーメントが、反平行となる
    ことを特徴とする請求項7記載の磁気抵抗効果型ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】前記固定膜が、強磁性膜と反強磁性結合膜
    と強磁性膜の3層からなることを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  10. 【請求項10】前記磁区制御膜がPtMn合金、NiMn合金、
    PdPtMn合金、IrMn合金、CrMnPt合金のうちのいずれかの
    材料からなることを特徴とする請求項7乃至請求項9の
    いずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  11. 【請求項11】前記磁区制御膜が、前記第3の強磁性膜
    と接する側から順に、反強磁性結合膜、強磁性膜、反強
    磁性膜の積層構成であることを特徴とする請求項7乃至
    請求項9のいずれかに記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  12. 【請求項12】前記反強磁性結合膜がRu, またはIr, ま
    たはRh, またはCrのうちの1種から選択される材料であ
    り、強磁性膜がNiとFe合金、またはCoとFe合
    金、またはCoとNiとFe合金のうちから選択される
    材料であり、反強磁性膜がPtMn合金、またはNiMn合金、
    またはPdPtMn合金、またはIrMn合金、またはCrMnPt合金
    のうちから選択される材料であることを特徴とする請求
    項11記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
JP2002066294A 2002-03-12 2002-03-12 磁気抵抗効果型ヘッド Pending JP2003263708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002066294A JP2003263708A (ja) 2002-03-12 2002-03-12 磁気抵抗効果型ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002066294A JP2003263708A (ja) 2002-03-12 2002-03-12 磁気抵抗効果型ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003263708A true JP2003263708A (ja) 2003-09-19

Family

ID=29198151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002066294A Pending JP2003263708A (ja) 2002-03-12 2002-03-12 磁気抵抗効果型ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003263708A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008059913A1 (fr) * 2006-11-17 2008-05-22 Alps Electric Co., Ltd. Elément à effet de magnétorésistance, capteur magnétique et procédé de fabrication d'un élément à effet de magnétorésistance
US7630177B2 (en) 2006-02-14 2009-12-08 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Tunnel MR head with closed-edge laminated free layer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7630177B2 (en) 2006-02-14 2009-12-08 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Tunnel MR head with closed-edge laminated free layer
WO2008059913A1 (fr) * 2006-11-17 2008-05-22 Alps Electric Co., Ltd. Elément à effet de magnétorésistance, capteur magnétique et procédé de fabrication d'un élément à effet de magnétorésistance

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6137662A (en) Magnetoresistive sensor with pinned SAL
JP4177954B2 (ja) 磁気トンネル接合積層型ヘッド及びその製法
JP3657875B2 (ja) トンネル磁気抵抗効果素子
JP3657916B2 (ja) 磁気抵抗効果ヘッドおよび垂直磁気記録再生装置
US7330339B2 (en) Structure providing enhanced self-pinning for CPP GMR and tunnel valve heads
JP2002359412A (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気抵抗効果型磁気センサ、磁気抵抗効果型磁気ヘッド、および磁気メモリ
JPH10312514A (ja) 磁気抵抗効果素子とそれを用いた磁気ヘッドおよび磁気記憶装置
JP2003303406A (ja) 磁気抵抗効果ヘッド及び磁気ヘッド
JP2007109807A (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気ヘッドおよび磁気記録装置
JP2008152818A (ja) 磁気ヘッド、および磁気ディスク装置
JP2004127420A (ja) 磁気抵抗効果素子、薄膜磁気ヘッド、磁気ヘッド装置及び磁気記録再生装置
JP2002150518A (ja) 磁気ヘッドおよび磁気バイアスの印加方法
KR100553489B1 (ko) 스핀 밸브 자기 저항 효과 헤드 및 이것을 사용한 복합형자기 헤드 및 자기 기록 매체 구동 장치
KR100776870B1 (ko) 자기저항 소자, 자기 헤드 및 자기 기록/재생 장치
JPH05135332A (ja) 磁気抵抗効果再生ヘツドおよびそれを用いた磁気記録装置
JP2003229612A (ja) 磁気抵抗効果センサーおよび磁気ディスク装置
US6697235B2 (en) Magnetoresistive head and magnetic recoding/reproducing apparatus using the same
JP2003263708A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド
JPH1125431A (ja) 磁気抵抗効果型再生ヘッドならびに磁気記録再生装置
JP2002305338A (ja) 垂直通電型磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、および磁気記録再生装置
JPH0877517A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド及びその製造法
JPH10269532A (ja) スピンバルブ型磁気抵抗効果ヘッド
JP2003092439A (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド及び磁気記録再生装置
JPH08203032A (ja) 磁気抵抗効果再生ヘッド
JPH0836715A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド