JPH0716053U - ギヤの構造 - Google Patents
ギヤの構造Info
- Publication number
- JPH0716053U JPH0716053U JP4631693U JP4631693U JPH0716053U JP H0716053 U JPH0716053 U JP H0716053U JP 4631693 U JP4631693 U JP 4631693U JP 4631693 U JP4631693 U JP 4631693U JP H0716053 U JPH0716053 U JP H0716053U
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- JP
- Japan
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- gear
- rubber member
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- main gear
- main
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ギヤのバックラッシュを無くし、振動、騒音
を低減する。 【構成】 同一歯形のメインギヤ1とサブギヤ2とを同
軸上に並列し、メインギヤ1とサブギヤ2とを所定の位
相差をもってゴム部材3を介して互いに加硫接着する。
を低減する。 【構成】 同一歯形のメインギヤ1とサブギヤ2とを同
軸上に並列し、メインギヤ1とサブギヤ2とを所定の位
相差をもってゴム部材3を介して互いに加硫接着する。
Description
【0001】
本考案はギヤのバックラッシュを無くしたシザースギヤの構造に関する。
【0002】
ギヤの噛み合いによる騒音を減らす一つの方法として、特開昭50−6955 号公報にあるように、所定の位相差をもって並列した2つのギヤを、共通の他の ギヤと噛み合わせることにより、ギヤ間のバックラッシュを無くし、噛み合い時 の振動、騒音を低減するようにしたものがある。
【0003】 一般にこのようなタイプのギヤはシザースギヤと呼ばれており、2つの位相差 をもったギヤ間はコイルスプリングによって連結されることが多い(実開平3− 35363号公報参照)。
【0004】
しかし、このようにスプリングによってギヤ間を連結する構造では、部品点数 が増え、組立性も良くない上に、金属接触する部分でギヤの噛み合い打音以外の ノイズが発生するという問題があった。
【0005】 本考案はこのような問題を解決することを目的とする。
【0006】
そこでこの考案は、同一歯形のメインギヤとサブギヤとを同軸上に並列してな るシザースギヤにおいて、前記メインギヤとサブギヤとを所定の位相差をもって ゴム部材を介して互いに加硫接着した。
【0007】
メインギヤとサブギヤとはゴム部材を介して結合しているので、ゴム部材の付 勢力で相手方のギヤとのバックラッシュを吸収し、また、ゴム部材を挟んでメイ ンギヤとサブギヤが結合するので、金属接触部分が無くなり、しかもゴム部材に よる制振作用も働くため、ギヤ騒音の大幅な低減が可能となる。
【0008】
図1、図2はこの考案の実施例であり、メインギヤ1に対して、これと同一の 歯形、歯数をもつサブギヤ2が、同一軸上に並列に配置される。メインギヤ1と サブギヤ2の対面する部分には、所定の厚さをもつ環状のゴム部材3が介装され 、ゴム部材3はメインギヤ1とサブギヤ2に対向面に対して、それぞれ加硫接着 される。
【0009】 このとき、図2にも示すように、メインギヤ1とサブギヤ2とは回転方向に所 定の小さな位相差をもつように結合され、共通の相手方のギヤ4との間にバック ラッシュが無くなるように噛み合わされる。具体的には回転角度にして2度から 10度の位相差を与え、相手のギヤ4と噛み合わせるときには、ゴム部材3の弾 性変形によりバックラッシュのゼロの状態でメインギヤ1とサブギヤ2の歯面の 間に相手のギヤ4を挟み込む。なお、ゴム部材3の耐久性等を考慮すると、バッ クラッシュがゼロのときに、ゴム部材3の歪率が15%以内になるようにするこ とが望ましい。
【0010】 このようにして所定の位相差をもつメインギヤ1とサブギヤ2に対し、相手方 の共通のギヤ4をバックラッシュの無い状態で噛み合わせるため、噛み合い隙間 によって生じるギヤの打音が無くなり、メカニカルな騒音、振動を低減できる。 また、メインギヤ1とサブギヤ2はゴム部材3を介して結合されるので、互いに 金属接触することがなく、しかもゴム部材3のもつ制振作用でギヤ間の噛み合い に伴う振動を減衰し、従来のコイルスプリングを介在させたシザースギヤに比較 して、大幅な振動、騒音の減少が図れる。
【0011】 一方、メインギヤ1とサブギヤ2とは予めゴム部材3により一体的に結合され るので、従来のように組立を行う必要もなく、また部品点数も削減される。
【0012】
以上のように本考案は、同一歯形のメインギヤとサブギヤとを同軸上に並列し てなるシザースギヤにおいて、前記メインギヤとサブギヤとを所定の位相差をも ってゴム部材を介して互いに加硫接着したので、ゴム部材の付勢力で相手方のギ ヤとのバックラッシュを吸収し、また、ゴム部材を挟んでメインギヤとサブギヤ が結合するので、金属接触部分が無くなり、しかもゴム部材による制振作用も働 くため、ギヤの噛み合い騒音を大幅に低減することが可能となる一方、メインギ ヤとサブギヤとはゴム部材により加硫接着されているので、組立が不要で、かつ 部品点数の削減も図れる。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】同じくギヤの噛み合い状態の一部を示す拡大図
である。
である。
1 メインギヤ 2 サブギヤ 3 ゴム部材
Claims (1)
- 【請求項1】 同一歯形のメインギヤとサブギヤとを同
軸上に並列してなるシザースギヤにおいて、前記メイン
ギヤとサブギヤとを所定の位相差をもってゴム部材を介
して互いに加硫接着したことを特徴とするギヤの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4631693U JPH0716053U (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ギヤの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4631693U JPH0716053U (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ギヤの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716053U true JPH0716053U (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=12743769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4631693U Pending JPH0716053U (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ギヤの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716053U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS489002U (ja) * | 1971-06-12 | 1973-02-01 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP4631693U patent/JPH0716053U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS489002U (ja) * | 1971-06-12 | 1973-02-01 |
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