JPH0716047A - カニの脱甲装置 - Google Patents

カニの脱甲装置

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JPH0716047A
JPH0716047A JP16072793A JP16072793A JPH0716047A JP H0716047 A JPH0716047 A JP H0716047A JP 16072793 A JP16072793 A JP 16072793A JP 16072793 A JP16072793 A JP 16072793A JP H0716047 A JPH0716047 A JP H0716047A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カニの甲羅を破損することなく良好な状態を
保ち、確実にカニの腹面から甲羅を剥離するカニの脱甲
装置を提供する。 【構成】 並設されカニを搬送する一対のベルト状の第
1搬送手段1と、第1搬送手段1の一部を上下から挾ん
で包囲するように略凹字型に、第1搬送手段1と対向す
る位置に間隔と略等しい間隔をおいて並設され、第1搬
送手段1と共にカニの足を挾持し、凹部oにてカニを反
転させて搬送する一対の第2搬送手段2と、第2搬送手
段2の間の凹部oに設けられ、カニの額域に下方から入
り込むように係合し甲羅を剥離するように、係合部が反
転の方向に対して傾いた脱甲手段45と、脱甲処理され
るカニを保持し、第1搬送手段1の間隔内の所定の脱甲
位置まで搬送する一対の第3搬送手段3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カニの甲羅を剥ぎ取る
脱甲装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカニの脱甲装置においては、搬送
手段により搬送されてくるカニの搬送経路にカニの甲羅
に係合する爪を有するギアを設け、このギアの爪をカニ
の甲羅に係合させギアの回転力により甲羅を剥離する方
式と、搬送手段にカニの両脚を挾持させ、カッターによ
り腹面に所定の深さの切り溝を入れ、その後、カニの進
行を妨げる位置に、カニの進行方向に対して傾いて配置
された分離部材を切り溝に係合させて切り溝を境にカニ
を二つに分断すると共に甲羅を剥離する方式とが知られ
ている。
【0003】脱甲処理されたカニに、水を噴射してカニ
からエラを取るエラ取り手段を上記脱甲装置に、接続し
たものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ギアの
爪をカニの甲羅に係合させてカニの甲羅を剥離する方式
には、ギアの爪を直接甲羅にひっかけるために甲羅を破
損し甲羅の商品価値がなくなるという問題がある。ま
た、分離部材による方式には、甲羅と腹面との間の接合
力が接合部分により異なっているために、分離部材によ
り分断された一方の肩肉に甲羅が接合されたままにな
り、甲羅の剥離が確実に行われないという問題がある。
また、上記エラ取り手段には、水を噴射することにより
カニの腹腔からエラと一緒に身肉が飛散したり、装置周
辺に汚物が散乱し、大量の汚水が発生するという問題が
ある。
【0005】従って、本発明はかかる問題点を解決し、
カニの甲羅を破損することなく良好な状態を保ち、確実
にカニの腹面から甲羅を剥離するカニの脱甲装置を提供
し、更には、装置周辺に汚物が飛散しないエラ取り手段
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
カニの胴体の巾よりも広い間隔をおいて並設されカニを
搬送する一対のベルト状の第1搬送手段と、第1搬送手
段の上側における下流端の一部を上下から挾んで包囲す
るように略凹字型に複数のローラに所定の張力を持って
巻き掛けられ、第1搬送手段と対向する位置に上記間隔
と略等しい間隔をおいて並設され、第1搬送手段と共に
カニの足を挾持し、凹部にてカニを反転させて搬送する
一対のベルト状の第2搬送手段と、第2搬送手段の間の
上記凹部に設けられ、搬送されてくるカニの額域に下方
から入り込むように係合し甲羅を剥離するように、係合
部が上記反転の方向に対して傾いた脱甲手段と、脱甲処
理されるカニを保持し、第1搬送手段の上記間隔内の所
定の脱甲位置まで搬送する一対の第3搬送手段とを有す
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の脱
甲装置の構成において、上記脱甲手段の下流側の第1搬
送手段の間に配置され、脱甲処理されたカニの腹部に振
動を与えてカニ味噌を採取する振動付与手段と、第2搬
送手段の間であって、上記振動付与手段の下流側に配置
され、カニ味噌を採取されたカニからエラを掻き取る、
ブラシからなるエラ取り手段と、第2搬送手段の間の上
記エラ取り手段の下流側に配置され、搬送されてくるカ
ニを切断する切断手段とを有する。
【0008】
【作用】カニは、甲羅を上に額域を搬送方向に向けて両
脚を第1搬送手段に、胴体を第3搬送手段に載せられ、
所定位置から第2搬送手段と第1搬送手段により両脚を
挾持、搬送され、反転されつつ脱甲手段により甲羅を剥
離される。甲羅を剥離されたカニは、振動付与手段にて
振動を与えられ、カニ味噌を採取され、エラを掻き取ら
れて二つに切断される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。まずカニについて説明する。図6の(a)、
(b)に示すように、カニは8本の歩脚10と、2本の
はさみ脚11と甲羅12と、後縁14と、額域13と、
側縁15と、腹面16等とにより形成されている。甲羅
12は、歩脚10、腹面16等の外皮に比べて硬い外皮
で形成されており、硬さの異なる腹面16に側縁15の
薄い皮膜により接合されている。カニはカルシューム質
の固い外皮によって覆われており、可食部分は外皮の内
部に存在している。はさみ脚11と歩脚10とは、とも
に腹面16に一体的に成形されている。腹面16内部に
は、生命維持臓器、並びに、可食部が集積されている。
よって、カニの可食部は、甲羅12を剥離して回収され
る。なお、符号18は、額域13の突起部を示す。
【0010】図1乃至図5において一対の第一搬送手段
1は、カニの胴体を通過させるのに支障のない間隔Lを
おいて並設され、大径の駆動プーリ1a,1cと従動プ
ーリ1b,1d間にそれぞれに巻き掛けられたベルトk
1、k2で構成されている。間隔Lは、脱甲処理される
平均的大きさのカニの胴体の巾より、やや広めに設定さ
れている。駆動プーリ1a、1cは、軸Cにそれぞれ固
定されている。
【0011】図1において、第1搬送手段1の右側下方
には、ベルトk1、k2を駆動するモータ50が配置さ
れている。モータ50の回転は、(図2参照)モータ5
0のスプロケット51a、チェーン51c,スプロケッ
ト51bを介し、軸Aに伝えられる。軸Aには、小径の
平歯車52aが固定され、平歯車52aは、軸Bに固定
されている大径の平歯車52bに噛み合っている。よっ
て、軸Bは、軸Aに対して、低速度で逆方向へ回転す
る。軸Bの一端には、スプロケット53aが固着され、
軸Bに伝達されたモータ50の駆動力は、スプロケット
53a、チェーン53c、スプロケット54aを介して
軸Cに伝達され、軸Cに固定されている大径の駆動プー
リ1a、1bが回転駆動され、ベルトk1、k2をそれ
ぞれ矢印X方向へ回転させる。なお図2には、ベルトk
1、k2、k3、k4の図示を省略してある。
【0012】次に、第2搬送手段2について説明する。
第2搬送手段2は、第1搬送手段1の駆動プーリ1a、
1cを上下から挾んで包囲するように略凹字型に、従動
プーリ2a、2c、テンションローラ2b、2d、従動
プーリ3b、3d、駆動プーリ3a、3c間に、それぞ
れに巻き掛けられたベルトk3、k4で構成され、第1
搬送手段1と対向する位置に第1搬送手段1の間隔Lと
略等しい間隔をおいて並設されている。第2搬送手段2
は、第1搬送手段1と共にカニの足を挾持し、凹部o
(駆動プーリ1a、1cの回りで以下凹部oと言う)に
てカニを反転させて搬送する。
【0013】テンションローラ2b、2dは、図1に示
すように、その各軸受12がスプリング13により付勢
されていて、スプリング13の付勢力により、ベルトk
3、k4を所定の張力で緊張させる。従動プーリ2a、
2cは、歩脚10の進入を容易にするために、入り口側
で第1搬送手段1に対して、カニの歩脚10の厚さより
広い間隔Yを置いて配置されている。
【0014】第2搬送手段2の従動ローラ2a、2cの
カニの搬送方向に対して、下流側の中空部には、下面を
走行するベルトk3、k4を更に下方へ押圧する押圧部
材6が配置されている。押圧部材6は、ベルトk3、k
4と接する面に摩擦抵抗を少なくするためのローラ7を
有し、支点8を中心に上下動自在であり、押しスプリン
グ9により一定の圧力でベルトk3、k4を下方へ押圧
している。
【0015】第1搬送手段1の駆動ローラ1a、1cの
カニの搬送方向に対して、下流側の中空部にも、ベルト
k1、k2を更に下方へ押圧する押圧部材6が複数配置
されている。
【0016】第2搬送手段2のベルトk3、k4は第1
搬送手段1の上側において、押圧部材6により、第1搬
送手段1のベルトk1、k2に、それぞれ圧接させら
れ、さらに、凹部oより下流側においては、第1搬送手
段1のベルトk1、k2は、押圧部材6により、第2搬
送手段2のベルトk3、k4に、それぞれ圧接させられ
ている。よって、カニの歩脚10は、ベルトk1、k3
及び、ベルトk2、k4間に押圧部材6により、挾持さ
れ搬送される。
【0017】図1、図2に示すように、軸Aに入力され
たモータ50の駆動力は、さらに、軸Aの端部に固定さ
れているスプロケット55a、チェーン55cを介して
スプロケット55bへ伝達される。スプロケット55b
は、軸Dに支持されている。軸Dは、駆動プーリ3a、
3cを支持し、モータ50の回転により回転し、ベルト
k3、k4を回転させる。
【0018】駆動プーリ3a、3cの周速度と駆動プー
リ1a、1cの周速度とが同一周速度で逆転するよう
に、平歯車32bの歯数及び駆動プーリ1a、1cの直
径が設定されている。即ち、第1搬送手段1と第2搬送
手段との対向面ではベルトk1,k3及びベルトk2,
k4とがそれぞれ等速度で同一方向に進行する。モータ
50は、カニの甲羅12と腹面16とを接続している側
縁15の薄い皮膜を破る強さの駆動力を第1,第2搬送
手段に供給している。
【0019】次に脱甲手段45について説明する。脱甲
手段45は、図1、図7に示すように、第2搬送手段2
のベルトk3、k4の間の凹部oに、カニの反転の方向
に対して所定の傾きを持って配置されている。脱甲手段
45は、その先端部が二又に分かれた係合部としての爪
45aからなり、カニの額域13の突出部18の両側に
下方から入り込むように係合する。なお、爪45aの先
端部の間隔は、脱甲処理される平均的な大きさの突出部
18の大きさより僅かに広く設定されている。さらに、
爪45aの先端部から駆動プーリ1a、1c間の表面を
結んだ想像線までの間隔Zは、脱甲処理される平均的な
大きさのカニの腹面16の厚さに設定されている。
【0020】カニは、両脚をベルトk1,k3及びk
2,k4に挾持され所定方向へ進行し、凹部oにて、カ
ニの額域13の両側に脱甲手段45の爪45aが係合す
る。この時、カニはその歩脚をベルトk1,k3及びベ
ルトk2,k4に挾持されているので、両脚は下流側へ
進行しようとするが、甲羅12は脱甲手段45の爪45
aにより進行を妨げられる。第1、第2搬送手段に供給
されたモータ50の駆動力が甲羅12と腹面16とを接
続している側縁15の薄い皮膜の強度より勝っているた
め、カニは側縁15の皮膜が破られ甲羅12を剥離され
る。
【0021】次に、第3搬送手段について説明する。第
3搬送手段は、図1,2,5に示すように、一対の第1
搬送手段1の間隔L内の凹部oまで設けられ、軸Cに固
定された駆動スプロケット31a,31cと軸Eに固定
された従動スプロケット31b,31d間に掛巻きされ
たチェーン31fにより構成されている。それぞれのチ
ェーン31fが対向する位置には、カニの甲羅12又は
脚の付根を押しつつ搬送するピン32が一定の間隔Pを
おいて複数設けられている。間隔Pは、脱甲処理される
カニの額域13から後縁14までの平均的な長さより僅
かに長く設定されている。
【0022】ピン32は、カニの載置位置から、カニの
脚部が第1搬送手段1と第2搬送手段2のそれぞれのベ
ルトk1,k3及びk2,k4の間に確実に挾持され、
カニが脱甲処理されるまで、カニの胴体の進行を補助す
る。軸Cに伝えられたモータ50の回転力は、駆動スプ
ロケット31a,31cを回転させ、第1、2搬送手段
のベルトk1,k2及びk3,k4と等速でチェーン3
1fを所定方向へ進行させる。
【0023】次に、振動付与手段60について説明す
る。先ず、ここで脱甲処理されたカニについて述べる。
脱甲処理されたカニの腹腔の内部は、図8に示すよう
に、側縁15から腹腔の中心へ向かって、薄い隔膜によ
り複数の部屋19に仕切られている。それぞれの部屋1
9は、腹腔の中心付近に開口部17を有し、その内部
は、カニの身肉で満たされている。各部屋19の開口部
17には、カニ味噌20が接続されている。なお、符号
21は、エラを示す。エラ21については後述する。
【0024】図1、図3に示すように、振動付与手段6
0は、脱甲手段45の下流側の第1搬送手段1の間に配
置され、脱甲処理されたカニの腹面16に振動を与えて
カニ味噌をホッパー61へ落下させる。振動付与手段6
0は、カニの腹面16に接触し衝撃を加える接触板65
と、接触板65を支持する支持腕62と、支持腕62を
上下動自在に軸支する偏心軸63aを有する偏心カム6
3と、偏心カム63を一端に、他端に駆動プーリ64a
を接続され、偏心カム63を回転させる軸Gとから主に
構成されている。軸Gは、モータ84により回転駆動さ
れる。なお、モータ84からの駆動伝達経路については
後述する。なお、軸Gの回転数は、カニの胴体が接触板
65の下面を通過する間に、接触板65を数回上下動さ
せるように設定されている。脱甲処理された面を下に向
けて搬送されてくるカニは、ホッパー61上にて、腹面
16に接触板65の上下動により数回の衝撃が加えら
れ、カニ味噌20をホッパー61内に落下させられる。
【0025】次に、エラ取り手段70について説明す
る。エラ取り手段70は、図1、図4に示すように、第
2搬送手段2の間であって、カニの搬送方向に対して、
振動付与手段60の下流側に配置され、カニ味噌を採取
されたカニから更にエラ20を掻き取る。エラ取り手段
70は、第2搬送手段2のベルトk3、k4の間であ
り、且つ、ホッパー72上に配置され、軸F、軸Hにそ
れぞれ固定されたブラシ71により構成されている。ブ
ラシ71は、柔軟性部材、例えばナイロン等により形成
されている。エラ21の掻き出し作用の方向を多様化す
るために、逆転機構を適宜の場所に配置して軸Fと、軸
Hとを互いに逆方向へ回転するようにしても良い。
【0026】軸F、軸Hは上述のモータ84により回転
駆動される。なお、モータ84からの駆動伝達経路につ
いては後述する。軸F、軸Hが回転することにより、ブ
ラシ71が搬送されてくるカニの脱甲処理された面か
ら、エラ21を掻き出し、ホッパー72内へ落下させ
る。
【0027】次に切断手段80ついて説明する。切断手
段80は、図1,図5に示すように、第2搬送手段の間
であり、カニの搬送方向に対して、エラ取り手段70の
下流側に配置され、搬送されてくるカニを切断する。切
断手段80は、円盤型のカッター81と、カッター81
を回転自在に支持する軸Iと、軸Iの一端に固定された
2段プーリ82と、2段プーリ82にベルト83bを介
して駆動力を供給するモータ84とにより主に構成され
ている。
【0028】2段プーリ82と軸Hの一端に固定されて
いる2段プーリ74b間にはベルト73bが巻き掛けら
れ、このベルト73bには、軸Fの一端に固定されてい
るプーリ74aが圧接させられている。さらに、2段プ
ーリ74bと、軸Gの一端に固定されているプーリ64
aとの間にはベルト66bが巻き掛けられている。
【0029】よって、モータ84の回転は、ベルト83
b、2段プーリ82、軸Iを介してカッター81へ伝え
られる。エラ取り手段70へは、モータ84の回転が、
2段プーリ82からベルト73b、プーリ74a、軸
F、ブラシ71へ、更に、ベルト73b、2段プーリ7
4b、軸H、ブラシ71へそれぞれ伝えられる。更に、
振動付与手段60へは、モータ84の回転が、2段プー
リ74b、ベルト66bプーリ64a、軸Gへ伝えられ
る。
【0030】次にカニの加工行程について説明する。先
ず、カニは両脚を広げられ第1搬送手段1のベルトk
1,k2の上に、甲羅12を下に額域13を搬送方向へ
向けてて胴体または脚の付根を第3搬送手段のピン32
の間に載置される。カニは胴体または脚の付根をピン3
2に押され、両脚をベルトk1,k2により下流へと搬
送される。第1搬送手段2の上面の中央部よりやや下流
から第2搬送手段2のベルトk3,k4と第1搬送手段
1のベルトk1,k2とによりその両脚は挾持される。
第2搬送手段の内部には前述したようにベルトk3,k
4を押圧する押圧部材6が設けられているのでカニの両
脚は両ベルトk1,k3及びk2,k4の間に確実に挾
持される。
【0031】カニは、凹部oにて、反転されつつ脱甲手
段45の爪45aがカニの額域13に下方から入り込む
ように係合して甲羅を剥離される。なお、剥離された甲
羅12は、自重により下方に落下する。その後、脱甲処
理されたカニは脱甲処理された面を下に向けて両脚をベ
ルトk1,k3及びk2,k4の間にそれぞれ挾持され
た状態で振動付与手段60へと搬送され、接触板65に
より腹面16に数回衝撃が与えられ、カニ味噌が採取さ
れる。更に、カニは、エラ取り手段70上にて、脱甲処
理された面から、ブラシ71によりエラ21が掻き出さ
れる。次にカニは、切断手段80にて切断され、第2搬
送手段2の端部から装置外へ放出される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カニの額域に下方から入り込むように係合し、係合部が
反転の方向に対して傾いた脱甲手段により甲羅を剥離す
るので、カニの甲羅を破損することなく原形を保ったま
ま胴体から剥離することができる。さらに、脱甲処理さ
れたカニに振動付与手段により衝撃を与えることによ
り、カニ味噌が採取できる。また、エラ取り手段をブラ
シにより構成したので、装置周辺環境を良好にでき、汚
水の発生が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すカニの脱甲装置の側面
図である。
【図2】図1に示すカニの脱甲装置おける各ベルトを省
略した右正面図である。
【図3】図1のI−Iの断面図である。
【図4】図1のII−IIの断面図である。
【図5】図1のIII−IIIの断面図である。
【図6】(a)は脱甲処理されるカニの平面図、(b)
は脱甲処理されるカニの下面図である。
【図7】図1に示すカニの脱甲装置における、脱甲手段
にカニが係合した状態を示す要部の上面図である。
【図8】脱甲処理されたカニを示す上面図である。
【符号の説明】
1 第1搬送手段 2 第2搬送手段 3 第3搬送手段 6 押圧部材 45 脱甲手段 50、84 モータ 60 振動付与手段 70 エラ取り手段 71 ブラシ 80 切断手段 k1,k2,k3,k4 ベルト o 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カニの胴体の巾よりも広い間隔をおいて並
    設されカニを搬送する一対のベルト状の第1搬送手段
    と、 この第1搬送手段の上側における下流端の一部を上下か
    ら挾んで包囲するように略凹字型に複数のローラに所定
    の張力を持って巻き掛けられ、第1搬送手段と対向する
    位置に上記間隔と略等しい間隔をおいて並設され、第1
    搬送手段と共にカニの足を挾持し、凹部にてカニを反転
    させて搬送する一対のベルト状の第2搬送手段と、 第2搬送手段の間の上記凹部に設けられ、搬送されてく
    るカニの額域に下方から入り込むように係合し甲羅を剥
    離するように、係合部が上記反転の方向に対して傾いた
    脱甲手段と、 脱甲処理されるカニを保持し、第1搬送手段の上記間隔
    内の所定の脱甲位置まで搬送する一対の第3搬送手段と
    を有するカニの脱甲装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の脱甲装置において、 上記脱甲手段の下流側の第1搬送手段の間に配置され、
    脱甲処理されたカニの腹部に振動を与えてカニ味噌を採
    取する振動付与手段と、 第2搬送手段の間であって、上記振動付与手段の下流側
    に配置され、カニ味噌を採取されたカニからエラを掻き
    取る、ブラシからなるエラ取り手段と、 第2搬送手段の間の上記エラ取り手段の下流側に配置さ
    れ、搬送されてくるカニを切断する切断手段とを有する
    カニの脱甲装置。
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