JPH07159851A - 絞り兼用シャッタ装置 - Google Patents
絞り兼用シャッタ装置Info
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- JPH07159851A JPH07159851A JP34052693A JP34052693A JPH07159851A JP H07159851 A JPH07159851 A JP H07159851A JP 34052693 A JP34052693 A JP 34052693A JP 34052693 A JP34052693 A JP 34052693A JP H07159851 A JPH07159851 A JP H07159851A
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- JP
- Japan
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- blades
- annular member
- shutter device
- diaphragm
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【構成】絞り兼用シャッタ装置1aは、端部に長孔23
a〜43aが形成された羽根2a〜4aと、付勢手段1
2aを備えたソレノイド5aと、環状部材6aと、一端
側に突部71が形成されたレバー7aと、付勢手段8a
と、中央に開口部が形成された枠部材9aと、装置本体
とを有している。環状部材6aの外周部には、突起61
a〜63aと、長孔65aとが形成されており、前記突
起61a〜63aは、羽根2a〜4aの長孔23a〜4
3aに挿入され、前記長孔65aには、レバー7aの突
部71が挿入されている。ソレノイド5aに通電する
と、環状部材6aが反時計回りの方向に回転して、羽根
2a〜4aが開き、通電を切ると、環状部材6aが時計
回りの方向に回転して、羽根2a〜4aが閉じる。 【効果】実質的に円形または円形に近い開口形状が得ら
れる。
a〜43aが形成された羽根2a〜4aと、付勢手段1
2aを備えたソレノイド5aと、環状部材6aと、一端
側に突部71が形成されたレバー7aと、付勢手段8a
と、中央に開口部が形成された枠部材9aと、装置本体
とを有している。環状部材6aの外周部には、突起61
a〜63aと、長孔65aとが形成されており、前記突
起61a〜63aは、羽根2a〜4aの長孔23a〜4
3aに挿入され、前記長孔65aには、レバー7aの突
部71が挿入されている。ソレノイド5aに通電する
と、環状部材6aが反時計回りの方向に回転して、羽根
2a〜4aが開き、通電を切ると、環状部材6aが時計
回りの方向に回転して、羽根2a〜4aが閉じる。 【効果】実質的に円形または円形に近い開口形状が得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り兼用シャッタ装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラに設置されている絞り兼用シャッ
タ装置としては、ステッピングモータを用いたものが多
いが、ステッピングモータに比較して、安価であり、か
つ応答性が良いという理由から、ソレノイド等の駆動源
を用いたものが知られている。そして、ソレノイドのよ
うに、プランジャを直線運動させる駆動源を用いた絞り
兼用シャッタ装置の場合、駆動源からの動力を、直接ま
たはレバーを介して2枚の羽根に伝達し、2枚の羽根を
片持ち式に駆動する方式が採られている。
タ装置としては、ステッピングモータを用いたものが多
いが、ステッピングモータに比較して、安価であり、か
つ応答性が良いという理由から、ソレノイド等の駆動源
を用いたものが知られている。そして、ソレノイドのよ
うに、プランジャを直線運動させる駆動源を用いた絞り
兼用シャッタ装置の場合、駆動源からの動力を、直接ま
たはレバーを介して2枚の羽根に伝達し、2枚の羽根を
片持ち式に駆動する方式が採られている。
【0003】具体的には、このような絞り兼用シャッタ
装置は、回転可能に設置された2枚の羽根と、ソレノイ
ドと、ソレノイドからの動力を羽根に伝達するレバーと
により構成されている。この場合、前記各羽根には、そ
れぞれ、長孔がレバーの移動方向に対して斜めに形成さ
れ、この長孔に前記レバーの先端部が挿入されている。
そして、ソレノイドのプランジャの移動にともなって、
レバーが上下動し、この際、レバーの先端部が長孔に沿
って移動することより、羽根が回転する。
装置は、回転可能に設置された2枚の羽根と、ソレノイ
ドと、ソレノイドからの動力を羽根に伝達するレバーと
により構成されている。この場合、前記各羽根には、そ
れぞれ、長孔がレバーの移動方向に対して斜めに形成さ
れ、この長孔に前記レバーの先端部が挿入されている。
そして、ソレノイドのプランジャの移動にともなって、
レバーが上下動し、この際、レバーの先端部が長孔に沿
って移動することより、羽根が回転する。
【0004】このような方式の場合、構成が簡易であ
り、コストが低いといった長所があり、シャッタとして
は良いが、羽根を2枚までしか駆動できないことから、
絞りの機能に関し、次のような欠点がある。
り、コストが低いといった長所があり、シャッタとして
は良いが、羽根を2枚までしか駆動できないことから、
絞りの機能に関し、次のような欠点がある。
【0005】すなわち、本来、絞りの開口形状はできる
だけ円形に近いのが均一な露光にとって良いとされてい
るが、羽根が2枚のため、開口径を比較的小さくした場
合(絞り込む場合)に開口形状が円形に近づくように設
計すると、開口径を比較的大きくした場合に、開口形状
が円形には程遠い形となり、逆に、開口径を比較的大き
くした場合に開口形状が円形に近づくように設計する
と、開口径を比較的小さくした場合に、開口形状が円形
には程遠い形となり、絞り込みの状態から開放までのす
べてにおいて開口形状を円形に近づけることは困難であ
る。このため、絞りとしての機能が低下し、例えば、フ
ィルム上に、露光量の違いによるムラができてしまうと
いった問題がある。
だけ円形に近いのが均一な露光にとって良いとされてい
るが、羽根が2枚のため、開口径を比較的小さくした場
合(絞り込む場合)に開口形状が円形に近づくように設
計すると、開口径を比較的大きくした場合に、開口形状
が円形には程遠い形となり、逆に、開口径を比較的大き
くした場合に開口形状が円形に近づくように設計する
と、開口径を比較的小さくした場合に、開口形状が円形
には程遠い形となり、絞り込みの状態から開放までのす
べてにおいて開口形状を円形に近づけることは困難であ
る。このため、絞りとしての機能が低下し、例えば、フ
ィルム上に、露光量の違いによるムラができてしまうと
いった問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実質
的に円形または円形に近い開口形状の絞り兼用シャッタ
装置を提供することにある。
的に円形または円形に近い開口形状の絞り兼用シャッタ
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0008】(1) 移動体を直線運動させる駆動源
と、3枚以上の羽根と、前記各羽根と第1の係合部を介
して係合する環状部材と、前記環状部材を所定方向に付
勢する付勢手段と、前記移動体の直線運動を前記環状部
材の回転運動に変換する動力伝達部材とを有し、前記環
状部材の回転により、前記各羽根を駆動して開口部を開
閉するよう構成したことを特徴とする絞り兼用シャッタ
装置。
と、3枚以上の羽根と、前記各羽根と第1の係合部を介
して係合する環状部材と、前記環状部材を所定方向に付
勢する付勢手段と、前記移動体の直線運動を前記環状部
材の回転運動に変換する動力伝達部材とを有し、前記環
状部材の回転により、前記各羽根を駆動して開口部を開
閉するよう構成したことを特徴とする絞り兼用シャッタ
装置。
【0009】(2) 前記各羽根の形状は、実質的に同
一である上記(1)に記載の絞り兼用シャッタ装置。
一である上記(1)に記載の絞り兼用シャッタ装置。
【0010】(3) 前記各羽根は、前記開口部を中心
とした等角度間隔で配置されている上記(1)または
(2)に記載の絞り兼用シャッタ装置。
とした等角度間隔で配置されている上記(1)または
(2)に記載の絞り兼用シャッタ装置。
【0011】(4) 前記第1の係合部は、長孔と、該
長孔に挿入されている突起とで構成されている上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の絞り兼用シャッ
タ装置。
長孔に挿入されている突起とで構成されている上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の絞り兼用シャッ
タ装置。
【0012】(5) 前記動力伝達部材は、回転可能に
設置されたレバーであって、その回転中心から一端側が
第2の係合部を介して前記環状部材と係合し、他端側が
前記移動体に係合している上記(1)ないし(4)のい
ずれかに記載の絞り兼用シャッタ装置。
設置されたレバーであって、その回転中心から一端側が
第2の係合部を介して前記環状部材と係合し、他端側が
前記移動体に係合している上記(1)ないし(4)のい
ずれかに記載の絞り兼用シャッタ装置。
【0013】(6) 前記第2の係合部は、長孔と、該
長孔に挿入されている突部とで構成されている上記
(5)に記載の絞り兼用シャッタ装置。
長孔に挿入されている突部とで構成されている上記
(5)に記載の絞り兼用シャッタ装置。
【0014】
【実施例】以下、本発明の絞り兼用シャッタ装置を添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1
および図2は、それぞれ、本発明の絞り兼用シャッタ装
置の構成例を示す正面図である。なお、図2は、図1に
示す絞り兼用シャッタ装置1aの説明上、3枚の羽根2
a、3aおよび4aのうちの羽根2aのみを記載した図
である。
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1
および図2は、それぞれ、本発明の絞り兼用シャッタ装
置の構成例を示す正面図である。なお、図2は、図1に
示す絞り兼用シャッタ装置1aの説明上、3枚の羽根2
a、3aおよび4aのうちの羽根2aのみを記載した図
である。
【0015】図1に示すように、絞り兼用シャッタ装置
1aは、3枚の羽根2a、3aおよび4aと、移動体で
あるプランジャ51aおよびヘッド52aを直線運動さ
せる駆動源であるソレノイド5aと、環状部材6aと、
動力伝達部材であるレバー7aと、付勢手段8aと、枠
部材9aと、図示しない絞り兼用シャッタ装置の本体
(以下、装置本体という)とを有している。この場合、
図1中手前から奥に向かって、レバー7a、環状部材6
a、羽根2a、3a、4a、枠部材9aの順序で配置さ
れている。
1aは、3枚の羽根2a、3aおよび4aと、移動体で
あるプランジャ51aおよびヘッド52aを直線運動さ
せる駆動源であるソレノイド5aと、環状部材6aと、
動力伝達部材であるレバー7aと、付勢手段8aと、枠
部材9aと、図示しない絞り兼用シャッタ装置の本体
(以下、装置本体という)とを有している。この場合、
図1中手前から奥に向かって、レバー7a、環状部材6
a、羽根2a、3a、4a、枠部材9aの順序で配置さ
れている。
【0016】絞り兼用シャッタ装置1aにおける環状部
材6aは、装置本体に対し、図1中時計回りの方向(シ
ャッタ閉方向)および反時計回りの方向(シャッタ開方
向)のいずれにも回転可能に設置されている。この場
合、環状部材6aの回転中心は、後述する開口部10a
の中心と一致するように配置される。
材6aは、装置本体に対し、図1中時計回りの方向(シ
ャッタ閉方向)および反時計回りの方向(シャッタ開方
向)のいずれにも回転可能に設置されている。この場
合、環状部材6aの回転中心は、後述する開口部10a
の中心と一致するように配置される。
【0017】環状部材6aの外周部には、等角度間隔で
3つの突起61a、62aおよび63aが、それぞれ、
環状部材6aの回転軸方向に突出するよう形成されてい
る。また、環状部材6aの外周部には、後述する付勢手
段8aを取り付けるための突起64aが形成されてい
る。
3つの突起61a、62aおよび63aが、それぞれ、
環状部材6aの回転軸方向に突出するよう形成されてい
る。また、環状部材6aの外周部には、後述する付勢手
段8aを取り付けるための突起64aが形成されてい
る。
【0018】また、環状部材6aの外周部には、外方へ
突出する突出部66aを有し、この突出部66aには、
環状部材6aのほぼ径方向に延びる長孔65aが形成さ
れている。
突出する突出部66aを有し、この突出部66aには、
環状部材6aのほぼ径方向に延びる長孔65aが形成さ
れている。
【0019】図2に示すように、絞り兼用シャッタ装置
1aにおける枠部材9aの中央部には、円形の開口部
(アパーチャ)10aが形成されており、この枠部材9
aは、装置本体に固定的に設置されている。
1aにおける枠部材9aの中央部には、円形の開口部
(アパーチャ)10aが形成されており、この枠部材9
aは、装置本体に固定的に設置されている。
【0020】絞り兼用シャッタ装置1aにおける3枚の
羽根2a〜4aは、実質的に同一のものであるので、代
表的に羽根2aについて説明する。なお、羽根2a〜4
aの形状を同一にすることにより、次のような利点があ
る。
羽根2a〜4aは、実質的に同一のものであるので、代
表的に羽根2aについて説明する。なお、羽根2a〜4
aの形状を同一にすることにより、次のような利点があ
る。
【0021】まず、同一形状の羽根を製造すればよいの
で、製造上、コストダウンが図れる。また、図2に示す
湾曲部21aの形状が3枚とも同一であるので、より円
形に近い開口が得られる。
で、製造上、コストダウンが図れる。また、図2に示す
湾曲部21aの形状が3枚とも同一であるので、より円
形に近い開口が得られる。
【0022】図2に示すように、羽根2aは、全体とし
てフックのような形状をなす板状の部材であり、内側に
円弧状に湾曲する湾曲部21aおよび外側に円弧状に湾
曲する湾曲部22aを有している。そして、この羽根2
aは、装置本体に対し、ピン111aを中心に回転(回
動)可能に設置されている。
てフックのような形状をなす板状の部材であり、内側に
円弧状に湾曲する湾曲部21aおよび外側に円弧状に湾
曲する湾曲部22aを有している。そして、この羽根2
aは、装置本体に対し、ピン111aを中心に回転(回
動)可能に設置されている。
【0023】羽根2aの一端部には、長孔23aが形成
され、この長孔23aには、環状部材6aの突起61a
が挿入されている。図2に示すように、前記長孔23a
は、絞り全閉状態において、環状部材6aの径方向に対
し、角度θだけ傾いた方向に延びて形成されている。こ
の角度θは、環状部材6aの回転量に対する羽根2aの
駆動量(開く度合)を決定する1つの要素であり、例え
ば、20〜70°程度とすることができる。
され、この長孔23aには、環状部材6aの突起61a
が挿入されている。図2に示すように、前記長孔23a
は、絞り全閉状態において、環状部材6aの径方向に対
し、角度θだけ傾いた方向に延びて形成されている。こ
の角度θは、環状部材6aの回転量に対する羽根2aの
駆動量(開く度合)を決定する1つの要素であり、例え
ば、20〜70°程度とすることができる。
【0024】図1に示すように、他の羽根3aおよび4
aについても前記羽根2aと同様、それぞれ、長孔33
aおよび43aに環状部材6aの突起62aおよび63
aが挿入された状態で、装置本体に対し、ピン112a
および113aを中心に回転可能に設置されている。こ
の場合、3枚の羽根2a〜4aは、開口部10aを中心
とした等角度間隔で配置されており、このように配置す
ることにより、より円形に近い開口を形成できる。な
お、前記長孔23a〜43aと突起61a〜63aとに
より、各羽根2a〜4aと環状部材6aとを係合する第
1の係合部が構成されている。
aについても前記羽根2aと同様、それぞれ、長孔33
aおよび43aに環状部材6aの突起62aおよび63
aが挿入された状態で、装置本体に対し、ピン112a
および113aを中心に回転可能に設置されている。こ
の場合、3枚の羽根2a〜4aは、開口部10aを中心
とした等角度間隔で配置されており、このように配置す
ることにより、より円形に近い開口を形成できる。な
お、前記長孔23a〜43aと突起61a〜63aとに
より、各羽根2a〜4aと環状部材6aとを係合する第
1の係合部が構成されている。
【0025】絞り兼用シャッタ装置1aにおけるレバー
7aは、後述するプランジャ51aの直線運動を環状部
材6aの回転運動に変換する部材であり、装置本体に対
し、ピン114aを中心に回転可能に設置されている。
この場合、レバー7aの回転中心(ピン114aの位
置)は、レバー7aの中央よりも後述するソレノイド5
a側に位置している。
7aは、後述するプランジャ51aの直線運動を環状部
材6aの回転運動に変換する部材であり、装置本体に対
し、ピン114aを中心に回転可能に設置されている。
この場合、レバー7aの回転中心(ピン114aの位
置)は、レバー7aの中央よりも後述するソレノイド5
a側に位置している。
【0026】レバー7aの一端には、突部71aが、環
状部材6aの回転軸方向に突出するよう形成されてい
る。この突部71aは、環状部材6aの長孔65aに挿
入されている。なお、長孔65aと突部71aとによ
り、レバー7aの回転中心の一端側と環状部材6aとを
係合する第2の係合部が構成されている。
状部材6aの回転軸方向に突出するよう形成されてい
る。この突部71aは、環状部材6aの長孔65aに挿
入されている。なお、長孔65aと突部71aとによ
り、レバー7aの回転中心の一端側と環状部材6aとを
係合する第2の係合部が構成されている。
【0027】レバー7aがピン114aを中心に回転し
たときの突部71aの軌跡は、前記長孔65aの長手方
向と異なる方向であるため、レバー7aが回転すること
により、環状部材6aが回転する。
たときの突部71aの軌跡は、前記長孔65aの長手方
向と異なる方向であるため、レバー7aが回転すること
により、環状部材6aが回転する。
【0028】また、レバー7aの回転中心から他端側
(突部71aと反対側)は、第3の係合部を介して後述
するソレノイド5aのプランジャ51aに係合してい
る。この場合、前記第3の係合部は、プランジャ51a
のヘッド52aとレバー7aの先端部72aとで構成さ
れている。
(突部71aと反対側)は、第3の係合部を介して後述
するソレノイド5aのプランジャ51aに係合してい
る。この場合、前記第3の係合部は、プランジャ51a
のヘッド52aとレバー7aの先端部72aとで構成さ
れている。
【0029】絞り兼用シャッタ装置1aにおけるソレノ
イド5aは、図示しない巻回されたコイル(銅線)と、
このコイル内を移動する鉄芯で構成されたプランジャ5
1aとを有しており、通電によりプランジャ51aがソ
レノイド5aの内部に吸引されて収縮するよう構成され
ている。この場合、前記プランジャ51aの先端にはヘ
ッド52aが設けられている。
イド5aは、図示しない巻回されたコイル(銅線)と、
このコイル内を移動する鉄芯で構成されたプランジャ5
1aとを有しており、通電によりプランジャ51aがソ
レノイド5aの内部に吸引されて収縮するよう構成され
ている。この場合、前記プランジャ51aの先端にはヘ
ッド52aが設けられている。
【0030】ソレノイド5aには、プランジャ51aを
伸長する方向、すなわち環状部材6aを図1中時計回り
の方向に付勢する付勢手段12aが設置されている。こ
の付勢手段12aの一端は、ソレノイド5aの端面に当
接され、他端は、ヘッド52aの裏面に当接されてい
る。なお、この付勢手段12aは、環状部材6aに加わ
る回転力が、後述する付勢手段8aによるそれより大き
くなるような付勢力を有している。
伸長する方向、すなわち環状部材6aを図1中時計回り
の方向に付勢する付勢手段12aが設置されている。こ
の付勢手段12aの一端は、ソレノイド5aの端面に当
接され、他端は、ヘッド52aの裏面に当接されてい
る。なお、この付勢手段12aは、環状部材6aに加わ
る回転力が、後述する付勢手段8aによるそれより大き
くなるような付勢力を有している。
【0031】絞り兼用シャッタ装置1aにおける付勢手
段8aは、環状部材6aを図1中反時計回りの方向に付
勢するためのものである。この付勢手段8aの一端は、
環状部材6aの突起64aに固定され、他端は、ピン1
15aにより装置本体に固定されている。なお、図示の
付勢手段8aおよび12aは、それぞれコイル状のバネ
であるが、これに限らず、例えば、板バネ等のバネや、
他の弾性体を用いてもよい。
段8aは、環状部材6aを図1中反時計回りの方向に付
勢するためのものである。この付勢手段8aの一端は、
環状部材6aの突起64aに固定され、他端は、ピン1
15aにより装置本体に固定されている。なお、図示の
付勢手段8aおよび12aは、それぞれコイル状のバネ
であるが、これに限らず、例えば、板バネ等のバネや、
他の弾性体を用いてもよい。
【0032】次に、前述した絞り兼用シャッタ装置1a
の動作について説明する。図1に示すように、ソレノイ
ド5aに通電されていない場合、環状部材6aは、付勢
手段8aおよび12aにより、それぞれ反時計回りおよ
び時計回りの方向に付勢されているが、その付勢力の差
により、羽根2a〜4aがそれぞれ閉じた状態、すなわ
ち、羽根2a〜4aにより開口部10aが閉じられた状
態を維持する。
の動作について説明する。図1に示すように、ソレノイ
ド5aに通電されていない場合、環状部材6aは、付勢
手段8aおよび12aにより、それぞれ反時計回りおよ
び時計回りの方向に付勢されているが、その付勢力の差
により、羽根2a〜4aがそれぞれ閉じた状態、すなわ
ち、羽根2a〜4aにより開口部10aが閉じられた状
態を維持する。
【0033】この状態において、ソレノイド5aに通電
されると、プランジャ51aはソレノイド5aの内部に
吸引されて収縮し、これと同時に、環状部材6aは、付
勢手段8aにより引っ張られ、図1中反時計回りの方向
に回転する。
されると、プランジャ51aはソレノイド5aの内部に
吸引されて収縮し、これと同時に、環状部材6aは、付
勢手段8aにより引っ張られ、図1中反時計回りの方向
に回転する。
【0034】環状部材6aが回転する際には、突起61
aが長孔23aの内周面に沿って反時計回りの方向に移
動し、これにより羽根2aは、ピン111aを中心にし
て反時計回りの方向に回転する。また、環状部材6aが
回転する際には、羽根2aと同様に、羽根3aおよび4
aも、それぞれピン112aおよび113aを中心にし
て反時計回りの方向に回転する。このようにして、羽根
2a〜4aはそれぞれ開く。
aが長孔23aの内周面に沿って反時計回りの方向に移
動し、これにより羽根2aは、ピン111aを中心にし
て反時計回りの方向に回転する。また、環状部材6aが
回転する際には、羽根2aと同様に、羽根3aおよび4
aも、それぞれピン112aおよび113aを中心にし
て反時計回りの方向に回転する。このようにして、羽根
2a〜4aはそれぞれ開く。
【0035】また、環状部材6aが反時計回りの方向に
回転する際には、レバー7aの突部71aは、長孔65
aの内周面に沿って移動し、これによりレバー7aはピ
ン114aを中心にして反時計回りの方向に回転する。
回転する際には、レバー7aの突部71aは、長孔65
aの内周面に沿って移動し、これによりレバー7aはピ
ン114aを中心にして反時計回りの方向に回転する。
【0036】この場合、レバー7aの先端部72aは、
ソレノイド5aのプランジャ51aのヘッド52aに係
止されているので、レバー7aは、プランジャ51aの
移動量に応じて、所定量回転する。また、環状部材6a
の長孔65aの内周面は、レバー7aの突部71aに係
止されているので、環状部材6aは、レバー7aの回転
量に応じて、所定量回転し、これにより羽根2a〜4a
がそれぞれ所定量開く(回転する)。
ソレノイド5aのプランジャ51aのヘッド52aに係
止されているので、レバー7aは、プランジャ51aの
移動量に応じて、所定量回転する。また、環状部材6a
の長孔65aの内周面は、レバー7aの突部71aに係
止されているので、環状部材6aは、レバー7aの回転
量に応じて、所定量回転し、これにより羽根2a〜4a
がそれぞれ所定量開く(回転する)。
【0037】なお、羽根2a〜4aを全開した際には、
開口部10aによって開口が形成され、全開までの途中
の段階(一度全開して閉じる場合および全開せずに閉じ
る場合を含む)では、羽根2a〜4aによって開口が形
成される。
開口部10aによって開口が形成され、全開までの途中
の段階(一度全開して閉じる場合および全開せずに閉じ
る場合を含む)では、羽根2a〜4aによって開口が形
成される。
【0038】また、ソレノイド5aへの通電を切ると、
付勢手段12aにより押圧されているプランジャ51a
は伸長し、レバー7aの先端部72aが押圧され、レバ
ー7aは、時計回りの方向に回転する。このレバー7a
の回転により、レバー7aの突部71aは、環状部材6
aの長孔65aの内周面に沿って移動し、これにより環
状部材6aは、付勢手段8aから加わっている反時計回
りの方向の力に抗して、時計回りの方向に回転する。
付勢手段12aにより押圧されているプランジャ51a
は伸長し、レバー7aの先端部72aが押圧され、レバ
ー7aは、時計回りの方向に回転する。このレバー7a
の回転により、レバー7aの突部71aは、環状部材6
aの長孔65aの内周面に沿って移動し、これにより環
状部材6aは、付勢手段8aから加わっている反時計回
りの方向の力に抗して、時計回りの方向に回転する。
【0039】環状部材6aが回転する際には、突起61
aが長孔23aの内周面に沿って時計回りの方向に移動
し、これにより羽根2aは、時計回りの方向に回転す
る。また、環状部材6aが回転する際には、羽根2aと
同様に、羽根3aおよび4aは、それぞれ時計回りの方
向に回転する。このようにして、羽根2a〜4aはそれ
ぞれ閉じる。すなわち、羽根2a〜4aにより開口部1
0aが閉じられる。
aが長孔23aの内周面に沿って時計回りの方向に移動
し、これにより羽根2aは、時計回りの方向に回転す
る。また、環状部材6aが回転する際には、羽根2aと
同様に、羽根3aおよび4aは、それぞれ時計回りの方
向に回転する。このようにして、羽根2a〜4aはそれ
ぞれ閉じる。すなわち、羽根2a〜4aにより開口部1
0aが閉じられる。
【0040】なお、前述した絞り兼用シャッタ装置1a
においては、ソレノイド5aへの通電時間等を制御する
ことにより、所望の露光量(例えば、シャッタ速度、絞
り値等)を得る。
においては、ソレノイド5aへの通電時間等を制御する
ことにより、所望の露光量(例えば、シャッタ速度、絞
り値等)を得る。
【0041】このように本実施例の絞り兼用シャッタ装
置1aでは、3枚の羽根2a〜4aにより絞りの開口を
形成するので、従来の絞り兼用シャッタ装置に比較し
て、より円形に近い形状の開口を形成でき、より均一な
露光を行えるといった利点を有する。また、駆動源とし
てソレノイド5aを用いるので、駆動源としてステッピ
ングモータを用いたものに比較して、コストダウンを図
れ、また、応答性も良い。
置1aでは、3枚の羽根2a〜4aにより絞りの開口を
形成するので、従来の絞り兼用シャッタ装置に比較し
て、より円形に近い形状の開口を形成でき、より均一な
露光を行えるといった利点を有する。また、駆動源とし
てソレノイド5aを用いるので、駆動源としてステッピ
ングモータを用いたものに比較して、コストダウンを図
れ、また、応答性も良い。
【0042】次に、本発明の絞り兼用シャッタ装置の他
の構成例について説明する。図3および図4は、それぞ
れ、本発明の絞り兼用シャッタ装置の他の構成例を示す
正面図である。なお、図4は、図3に示す絞り兼用シャ
ッタ装置1bの説明上、5枚の羽根2b、3b、4b、
13bおよび14bのうちの羽根2bのみを記載した図
である。
の構成例について説明する。図3および図4は、それぞ
れ、本発明の絞り兼用シャッタ装置の他の構成例を示す
正面図である。なお、図4は、図3に示す絞り兼用シャ
ッタ装置1bの説明上、5枚の羽根2b、3b、4b、
13bおよび14bのうちの羽根2bのみを記載した図
である。
【0043】図3に示すように、絞り兼用シャッタ装置
1bは、5枚の羽根2b、3b、4b、13bおよび1
4bと、付勢手段12bを備えたソレノイド5bと、環
状部材6bと、レバー7bと、付勢手段8bと、枠部材
9bと、図示しない装置本体とを有している。この場
合、図3中手前から奥に向かって、レバー7b、環状部
材6b、羽根2b、3b、4b、13b、14b、枠部
材9bの順序で配置されている。以下、前述した絞り兼
用シャッタ装置1aと、絞り兼用シャッタ装置1bとの
主な相違点について説明する。
1bは、5枚の羽根2b、3b、4b、13bおよび1
4bと、付勢手段12bを備えたソレノイド5bと、環
状部材6bと、レバー7bと、付勢手段8bと、枠部材
9bと、図示しない装置本体とを有している。この場
合、図3中手前から奥に向かって、レバー7b、環状部
材6b、羽根2b、3b、4b、13b、14b、枠部
材9bの順序で配置されている。以下、前述した絞り兼
用シャッタ装置1aと、絞り兼用シャッタ装置1bとの
主な相違点について説明する。
【0044】絞り兼用シャッタ装置1bにおける5枚の
羽根2b〜14bは、実質的に同一のものであるので、
代表的に羽根2bについて説明する。図4に示すよう
に、羽根2bは、全体としてフックのような形状をなす
板状の部材であり、内側に円弧状に湾曲する湾曲部21
bおよび外側に円弧状に湾曲する湾曲部22bを有して
いる。
羽根2b〜14bは、実質的に同一のものであるので、
代表的に羽根2bについて説明する。図4に示すよう
に、羽根2bは、全体としてフックのような形状をなす
板状の部材であり、内側に円弧状に湾曲する湾曲部21
bおよび外側に円弧状に湾曲する湾曲部22bを有して
いる。
【0045】この場合、本実施例の絞り兼用シャッタ装
置1bでは、5枚の羽根2b〜14bにより開口部(ア
パーチャ)10bの開閉を行うので、羽根2bは、前述
した絞り兼用シャッタ装置1aにおける羽根2aに比較
して小さく成形されている。
置1bでは、5枚の羽根2b〜14bにより開口部(ア
パーチャ)10bの開閉を行うので、羽根2bは、前述
した絞り兼用シャッタ装置1aにおける羽根2aに比較
して小さく成形されている。
【0046】羽根2bの一端部には、長孔23bが形成
され、この長孔23bには、環状部材6bの突起61b
が挿入されている。このような羽根2bは、装置本体に
対し、ピン111bを中心に回転可能に設置されてい
る。
され、この長孔23bには、環状部材6bの突起61b
が挿入されている。このような羽根2bは、装置本体に
対し、ピン111bを中心に回転可能に設置されてい
る。
【0047】図3に示すように、他の羽根3b、4b、
13bおよび14bについても前記羽根2bと同様、そ
れぞれ、長孔33b、43b、133bおよび143b
に環状部材6aの突起62b、63b、66bおよび6
7bが挿入された状態で、装置本体に対し、ピン112
b、113b、116bおよび117bを中心に回転可
能に設置されている。この場合、5枚の羽根2b〜14
aは、開口部10bを中心とした等角度間隔で配置され
ている。
13bおよび14bについても前記羽根2bと同様、そ
れぞれ、長孔33b、43b、133bおよび143b
に環状部材6aの突起62b、63b、66bおよび6
7bが挿入された状態で、装置本体に対し、ピン112
b、113b、116bおよび117bを中心に回転可
能に設置されている。この場合、5枚の羽根2b〜14
aは、開口部10bを中心とした等角度間隔で配置され
ている。
【0048】なお、前記長孔23b、33b、43b、
133bおよび143bと、突起61b、62b、63
b、66bおよび67bとにより、各羽根2b〜14b
と環状部材6bとを係合する第1の係合部が構成されて
いる。また、レバー7bの回転中心の一端側と、環状部
材6bとを係合する第2の係合部は、レバー7bの突部
71bと、環状部材6bの突出部68bに形成された長
孔65bとにより構成されている。
133bおよび143bと、突起61b、62b、63
b、66bおよび67bとにより、各羽根2b〜14b
と環状部材6bとを係合する第1の係合部が構成されて
いる。また、レバー7bの回転中心の一端側と、環状部
材6bとを係合する第2の係合部は、レバー7bの突部
71bと、環状部材6bの突出部68bに形成された長
孔65bとにより構成されている。
【0049】また、レバー7bの回転中心の他端側(突
部71bと反対側)と、ソレノイド5bのプランジャ5
1bとを係合する第3の係合部は、レバー7bの先端部
72bと、ソレノイド5bのプランジャ51bのヘッド
52bとで構成されている。
部71bと反対側)と、ソレノイド5bのプランジャ5
1bとを係合する第3の係合部は、レバー7bの先端部
72bと、ソレノイド5bのプランジャ51bのヘッド
52bとで構成されている。
【0050】次に、前述した絞り兼用シャッタ装置1b
の動作について、代表的に、羽根2b〜14bを閉じて
いる状態から全開するまでの動作を説明する。この場
合、絞り兼用シャッタ装置1bの作用は、前述した絞り
兼用シャッタ装置1aと同様であるので、作用の説明は
一部省略する。
の動作について、代表的に、羽根2b〜14bを閉じて
いる状態から全開するまでの動作を説明する。この場
合、絞り兼用シャッタ装置1bの作用は、前述した絞り
兼用シャッタ装置1aと同様であるので、作用の説明は
一部省略する。
【0051】図5、図6、図7、図8および図9は、そ
れぞれ、羽根2b〜14bを閉じている状態から全開す
るまでのうちの5段階の状態の絞り兼用シャッタ装置1
bを示す正面図である。
れぞれ、羽根2b〜14bを閉じている状態から全開す
るまでのうちの5段階の状態の絞り兼用シャッタ装置1
bを示す正面図である。
【0052】まず、図5に示すように、ソレノイド5b
に通電されていない場合には、羽根2b〜14bは、そ
れぞれ閉じている。この状態において、ソレノイド5b
に通電されると、プランジャ51bはソレノイド5bの
内部に吸引されて収縮し、これと同時に、環状部材6b
は、付勢手段8b(図5〜図9中省略)により引っ張ら
れ、図5中反時計回りの方向に回転する。
に通電されていない場合には、羽根2b〜14bは、そ
れぞれ閉じている。この状態において、ソレノイド5b
に通電されると、プランジャ51bはソレノイド5bの
内部に吸引されて収縮し、これと同時に、環状部材6b
は、付勢手段8b(図5〜図9中省略)により引っ張ら
れ、図5中反時計回りの方向に回転する。
【0053】ここで、図6〜図9に示すように、環状部
材6bが反時計回りの方向に回転していくと、突起61
bが長孔23bの内周面に沿って反時計回りの方向に移
動し、これにより羽根2bは、ピン111bを中心にし
て反時計回りの方向に回転する。また、環状部材6bが
回転する際には、羽根2bと同様に、羽根3b、4b、
13bおよび14bも、それぞれピン112b、113
b、116bおよび117bを中心にして反時計回りの
方向に回転する。
材6bが反時計回りの方向に回転していくと、突起61
bが長孔23bの内周面に沿って反時計回りの方向に移
動し、これにより羽根2bは、ピン111bを中心にし
て反時計回りの方向に回転する。また、環状部材6bが
回転する際には、羽根2bと同様に、羽根3b、4b、
13bおよび14bも、それぞれピン112b、113
b、116bおよび117bを中心にして反時計回りの
方向に回転する。
【0054】また、図6〜図9に示すように、環状部材
6bが反時計回りの方向に回転していくと、レバー7b
の突部71bは、長孔65bの内周面に沿って移動し、
これによりレバー7bは、ピン114bを中心にして反
時計回りの方向に回転する。
6bが反時計回りの方向に回転していくと、レバー7b
の突部71bは、長孔65bの内周面に沿って移動し、
これによりレバー7bは、ピン114bを中心にして反
時計回りの方向に回転する。
【0055】このようにして、図9に示すように、羽根
2b〜14bはそれぞれ全開する。なお、この全開の状
態では、開口部10bによって開口が形成されている。
以下、ソレノイド5aへの通電を切った後の絞り兼用シ
ャッタ装置1bの動作は、前述した絞り兼用シャッタ装
置1aと同様であり、説明を省略する。
2b〜14bはそれぞれ全開する。なお、この全開の状
態では、開口部10bによって開口が形成されている。
以下、ソレノイド5aへの通電を切った後の絞り兼用シ
ャッタ装置1bの動作は、前述した絞り兼用シャッタ装
置1aと同様であり、説明を省略する。
【0056】このように本実施例の絞り兼用シャッタ装
置1bでは、5枚の羽根2b〜14bにより絞りの開口
を形成するので、従来の絞り兼用シャッタ装置はもちろ
んのこと、前記絞り兼用シャッタ装置1aに比較して、
より円形に近い形状の開口を形成でき、より均一な露光
を行えるといった利点を有する。
置1bでは、5枚の羽根2b〜14bにより絞りの開口
を形成するので、従来の絞り兼用シャッタ装置はもちろ
んのこと、前記絞り兼用シャッタ装置1aに比較して、
より円形に近い形状の開口を形成でき、より均一な露光
を行えるといった利点を有する。
【0057】なお、前記各実施例の絞り兼用シャッタ装
置1aおよび1bでは、それぞれ、羽根を3枚および5
枚用いているが、本発明の絞り兼用シャッタ装置の羽根
の枚数は、3枚以上であれば特に限定されない。
置1aおよび1bでは、それぞれ、羽根を3枚および5
枚用いているが、本発明の絞り兼用シャッタ装置の羽根
の枚数は、3枚以上であれば特に限定されない。
【0058】このように本発明では、羽根を3枚以上設
けることにより、実質的に円形または円形に近い開口形
状が得られる。なお、羽根の枚数が多くなればなるほ
ど、より円形に近い開口形状が得られるが、その分構造
が複雑化するため、通常、羽根の枚数は、3〜7枚程度
とするのが好ましい。
けることにより、実質的に円形または円形に近い開口形
状が得られる。なお、羽根の枚数が多くなればなるほ
ど、より円形に近い開口形状が得られるが、その分構造
が複雑化するため、通常、羽根の枚数は、3〜7枚程度
とするのが好ましい。
【0059】また、前記各実施例では、それぞれ、各羽
根の形状、特に開口形成に関与する部分の形状は実質的
に同一であるが、本発明では羽根の形状は異なっていて
もよい。
根の形状、特に開口形成に関与する部分の形状は実質的
に同一であるが、本発明では羽根の形状は異なっていて
もよい。
【0060】また、本発明では、羽根と環状部材とを係
合する第1の係合部、レバーと環状部材とを係合する第
2の係合部およびレバーとプランジャとを係合する第3
の係合部は、それぞれ、図示の構成に限定されず、例え
ば、任意の嵌合形状、枢軸形状、または、クランク機構
等を介在した連結形状などで構成してもよい。
合する第1の係合部、レバーと環状部材とを係合する第
2の係合部およびレバーとプランジャとを係合する第3
の係合部は、それぞれ、図示の構成に限定されず、例え
ば、任意の嵌合形状、枢軸形状、または、クランク機構
等を介在した連結形状などで構成してもよい。
【0061】また、本発明では、第1の係合部を、長孔
と、長孔に挿入されている突起とで構成する場合、環状
部材側に長孔を設け、羽根側に突起を設けてもよい。ま
た、本発明では、第2の係合部を、長孔と、長孔に挿入
されている突部とで構成する場合、レバー側に長孔を設
け、環状部材側に突部を設けてもよい。
と、長孔に挿入されている突起とで構成する場合、環状
部材側に長孔を設け、羽根側に突起を設けてもよい。ま
た、本発明では、第2の係合部を、長孔と、長孔に挿入
されている突部とで構成する場合、レバー側に長孔を設
け、環状部材側に突部を設けてもよい。
【0062】また、前記各実施例では、ソレノイドのプ
ランジャの直線運動を環状部材の回転運動に変換する動
力伝達部材は、回転可能に設置されたレバーで構成され
ているが、本発明では動力伝達部材は、このようなレバ
ーに限定されず、例えば、ラックとピニオンギヤよりな
る構成のものでもよい。
ランジャの直線運動を環状部材の回転運動に変換する動
力伝達部材は、回転可能に設置されたレバーで構成され
ているが、本発明では動力伝達部材は、このようなレバ
ーに限定されず、例えば、ラックとピニオンギヤよりな
る構成のものでもよい。
【0063】また、前記各実施例では、環状部材を付勢
する付勢手段は、環状部材を直接付勢するよう構成され
ているが、本発明では付勢手段が環状部材を例えば任意
の部材を介して間接的に付勢するように構成してもよ
い。また、前記各実施例では、駆動源としてソレノイド
を用いているが、本発明における駆動源は、ソレノイド
に限定されず、移動体を直線運動させる駆動源であれ
ば、いかなるものであってもよい。
する付勢手段は、環状部材を直接付勢するよう構成され
ているが、本発明では付勢手段が環状部材を例えば任意
の部材を介して間接的に付勢するように構成してもよ
い。また、前記各実施例では、駆動源としてソレノイド
を用いているが、本発明における駆動源は、ソレノイド
に限定されず、移動体を直線運動させる駆動源であれ
ば、いかなるものであってもよい。
【0064】また、前記各実施例では、ソレノイドに
は、プランジャを伸長する方向に付勢する付勢手段が設
置されているが、本発明では、例えば、双方向型のソレ
ノイドを用いることができ、この場合には、前記ソレノ
イドに設置されている付勢手段を省略してもよい。
は、プランジャを伸長する方向に付勢する付勢手段が設
置されているが、本発明では、例えば、双方向型のソレ
ノイドを用いることができ、この場合には、前記ソレノ
イドに設置されている付勢手段を省略してもよい。
【0065】本発明の絞り兼用シャッタ装置は、絞り
と、シャッタとを兼用する場合であれば、例えば、コン
パクトカメラ、1眼レフカメラ、ポラロイドカメラ等の
各種のカメラに適用することができる。以上、本発明の
絞り兼用シャッタ装置を、図示の構成例に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。
と、シャッタとを兼用する場合であれば、例えば、コン
パクトカメラ、1眼レフカメラ、ポラロイドカメラ等の
各種のカメラに適用することができる。以上、本発明の
絞り兼用シャッタ装置を、図示の構成例に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の絞り兼用
シャッタ装置によれば、ステップモータを用いるもので
はないので、シャッタ開閉の応答性が優れ、また、3枚
以上の羽根により開口を形成するので、従来の絞り兼用
シャッタ装置に比較して、より円形に近い形状の開口を
形成でき、特に、開放から絞り込みまでのどの段階にお
いても円形または円形に近い開口を形成することができ
る。この結果、絞り値等の露光条件にかかわらず、より
均一な露光を行うことができる。
シャッタ装置によれば、ステップモータを用いるもので
はないので、シャッタ開閉の応答性が優れ、また、3枚
以上の羽根により開口を形成するので、従来の絞り兼用
シャッタ装置に比較して、より円形に近い形状の開口を
形成でき、特に、開放から絞り込みまでのどの段階にお
いても円形または円形に近い開口を形成することができ
る。この結果、絞り値等の露光条件にかかわらず、より
均一な露光を行うことができる。
【図1】本発明の絞り兼用シャッタ装置の構成例を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】本発明の絞り兼用シャッタ装置の構成例を示す
正面図である。
正面図である。
【図3】本発明の絞り兼用シャッタ装置の構成例を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】本発明の絞り兼用シャッタ装置の構成例を示す
正面図である。
正面図である。
【図5】羽根を閉じている状態を示す本発明の絞り兼用
シャッタ装置を示す正面図である。
シャッタ装置を示す正面図である。
【図6】羽根を閉じている状態から全開するまでのうち
の途中の段階を示す本発明の絞り兼用シャッタ装置を示
す正面図である。
の途中の段階を示す本発明の絞り兼用シャッタ装置を示
す正面図である。
【図7】羽根を閉じている状態から全開するまでのうち
の途中の段階を示す本発明の絞り兼用シャッタ装置を示
す正面図である。
の途中の段階を示す本発明の絞り兼用シャッタ装置を示
す正面図である。
【図8】羽根を閉じている状態から全開するまでのうち
の途中の段階を示す本発明の絞り兼用シャッタ装置を示
す正面図である。
の途中の段階を示す本発明の絞り兼用シャッタ装置を示
す正面図である。
【図9】羽根を全開した状態を示す本発明の絞り兼用シ
ャッタ装置を示す正面図である。
ャッタ装置を示す正面図である。
1a 絞り兼用シャッタ装置 2a 羽根 21a、22a 湾曲部 23a 長孔 3a 羽根 33a 長孔 4a 羽根 43a 長孔 5a ソレノイド 51a プランジャ 52a ヘッド 6a 環状部材 61a〜64a 突起 65a 長孔 66a 突出部 7a レバー 71a 突部 72a 先端部 8a 付勢手段 9a 枠部材 10a 開口部(アパーチャ) 111a〜115a ピン 12a 付勢手段 1b 絞り兼用シャッタ装置 2b 羽根 21b、22b 湾曲部 23b 長孔 3b 羽根 33b 長孔 4b 羽根 43b 長孔 5b ソレノイド 51b プランジャ 52b ヘッド 6b 環状部材 61b〜63b 突起 65b 長孔 66b、67b 突起 68b 突出部 7b レバー 71b 突部 72b 先端部 8b 付勢手段 9b 枠部材 10b 開口部(アパーチャ) 111b〜114b ピン 116b、117b ピン 12b 付勢手段 13b 羽根 133b 長孔 14b 羽根 143b 長孔
Claims (6)
- 【請求項1】 移動体を直線運動させる駆動源と、3枚
以上の羽根と、前記各羽根と第1の係合部を介して係合
する環状部材と、前記環状部材を所定方向に付勢する付
勢手段と、前記移動体の直線運動を前記環状部材の回転
運動に変換する動力伝達部材とを有し、 前記環状部材の回転により、前記各羽根を駆動して開口
部を開閉するよう構成したことを特徴とする絞り兼用シ
ャッタ装置。 - 【請求項2】 前記各羽根の形状は、実質的に同一であ
る請求項1に記載の絞り兼用シャッタ装置。 - 【請求項3】 前記各羽根は、前記開口部を中心とした
等角度間隔で配置されている請求項1または2に記載の
絞り兼用シャッタ装置。 - 【請求項4】 前記第1の係合部は、長孔と、該長孔に
挿入されている突起とで構成されている請求項1ないし
3のいずれかに記載の絞り兼用シャッタ装置。 - 【請求項5】 前記動力伝達部材は、回転可能に設置さ
れたレバーであって、その回転中心から一端側が第2の
係合部を介して前記環状部材と係合し、他端側が前記移
動体に係合している請求項1ないし4のいずれかに記載
の絞り兼用シャッタ装置。 - 【請求項6】 前記第2の係合部は、長孔と、該長孔に
挿入されている突部とで構成されている請求項5に記載
の絞り兼用シャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34052693A JPH07159851A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 絞り兼用シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34052693A JPH07159851A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 絞り兼用シャッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159851A true JPH07159851A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18337833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34052693A Pending JPH07159851A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 絞り兼用シャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159851A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300941A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Konica Minolta Opto Inc | 撮像装置 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP34052693A patent/JPH07159851A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300941A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Konica Minolta Opto Inc | 撮像装置 |
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