JPH07159690A - 原稿読取用レンズ - Google Patents
原稿読取用レンズInfo
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- JPH07159690A JPH07159690A JP30810493A JP30810493A JPH07159690A JP H07159690 A JPH07159690 A JP H07159690A JP 30810493 A JP30810493 A JP 30810493A JP 30810493 A JP30810493 A JP 30810493A JP H07159690 A JPH07159690 A JP H07159690A
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- JP
- Japan
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- lens
- lenses
- refractive index
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Abstract
(57)【要約】
【目的】2群2枚とコンパクトで簡単な構成で、しかも
性能良好な原稿読取用レンズを実現する。 【構成】正レンズ1,2の2枚で構成され、少なくとも
1枚のレンズ2が、屈折率分布型レンズである。
性能良好な原稿読取用レンズを実現する。 【構成】正レンズ1,2の2枚で構成され、少なくとも
1枚のレンズ2が、屈折率分布型レンズである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は読取読取用レンズに関
する。このレンズはファクシミリやデジタル複写機、あ
るいはコンピューターやワードプロセッサー用のイメー
ジスキャナに利用できる。
する。このレンズはファクシミリやデジタル複写機、あ
るいはコンピューターやワードプロセッサー用のイメー
ジスキャナに利用できる。
【0002】
【従来の技術】原稿画像をCCD等の固体撮像素子で走
査して信号化する原稿読み取りは、ファクシミリやデジ
タル複写機、コンピューターやワードプロセッサー等の
イメージスキャナにおいて、広く行われている。
査して信号化する原稿読み取りは、ファクシミリやデジ
タル複写機、コンピューターやワードプロセッサー等の
イメージスキャナにおいて、広く行われている。
【0003】このような原稿読み取りにおいて、原稿画
像の縮小像を固体撮像素子上に結像する「原稿読取用レ
ンズ」には一般に、像面上において高空間周波数まで高
いコントラストをもった像を結像できること、画像周辺
部まで100%に近い開口効率を有することが要請され
る。また、原稿読取装置の小型化や読取の高速化のため
には、原稿読取用レンズは広画角で大口径であることが
望まれる。
像の縮小像を固体撮像素子上に結像する「原稿読取用レ
ンズ」には一般に、像面上において高空間周波数まで高
いコントラストをもった像を結像できること、画像周辺
部まで100%に近い開口効率を有することが要請され
る。また、原稿読取装置の小型化や読取の高速化のため
には、原稿読取用レンズは広画角で大口径であることが
望まれる。
【0004】このような要請に答えられるものとして、
例えば、半画角:19度、F/No:5.6程度の性能
を実現しようとすると、一般的にレンズの構成枚数は6
枚程度となり、原稿読取装置の小型化を達成するのが難
しく、またコストの面でも高いものについてしまう。
例えば、半画角:19度、F/No:5.6程度の性能
を実現しようとすると、一般的にレンズの構成枚数は6
枚程度となり、原稿読取装置の小型化を達成するのが難
しく、またコストの面でも高いものについてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、2群2枚構成と、構
成レンズ枚数が極めて少ないにも拘らず、性能良好で明
るく、広画角な原稿読取用レンズの提供を目的とする。
情に鑑みてなされたものであって、2群2枚構成と、構
成レンズ枚数が極めて少ないにも拘らず、性能良好で明
るく、広画角な原稿読取用レンズの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の読取用スキャ
ナレンズは図1に示すように物体側から像側へ向かって
順次、第1,第2群を配してなる。第1群である第1レ
ンズ1も第2群である第2レンズ2も、共に「正レン
ズ」であり、これら2枚の正レンズのうち、少なくとも
1枚が、「屈折率分布型レンズ」である(請求項1)。
ナレンズは図1に示すように物体側から像側へ向かって
順次、第1,第2群を配してなる。第1群である第1レ
ンズ1も第2群である第2レンズ2も、共に「正レン
ズ」であり、これら2枚の正レンズのうち、少なくとも
1枚が、「屈折率分布型レンズ」である(請求項1)。
【0007】屈折率分布型レンズは、屈折率が光軸方向
に変化する「アクシアル型」とすることもできるし、光
軸からの距離に応じて屈折率が変化する「ラジアル型」
とすることもできる。
に変化する「アクシアル型」とすることもできるし、光
軸からの距離に応じて屈折率が変化する「ラジアル型」
とすることもできる。
【0008】屈折率分布型レンズを「アクシアル型」と
する場合は、そのレンズ形状をメニスカス形状とし、凸
面位置におけるアッベ数を、凹面位置におけるアッベ数
よりも大きくすることが好ましい(請求項2)。この場
合、さらに、凸面位置での屈折率を、凹面位置での屈折
率より大きくすることができる(請求項3)。
する場合は、そのレンズ形状をメニスカス形状とし、凸
面位置におけるアッベ数を、凹面位置におけるアッベ数
よりも大きくすることが好ましい(請求項2)。この場
合、さらに、凸面位置での屈折率を、凹面位置での屈折
率より大きくすることができる(請求項3)。
【0009】また、屈折率分布型レンズを「ラジアル
型」とする場合、屈折率の分布は、光軸上の屈折率をN
0、光軸からの距離をH、高次の分布係数をN1,N2,
N3およびN4をとして、 N(H)=N0+N1・H2+N2・H4+N3・H6+N4・H8 で表すとき、上記分布係数:N1を「負」とするのが好
ましい(請求項4)。
型」とする場合、屈折率の分布は、光軸上の屈折率をN
0、光軸からの距離をH、高次の分布係数をN1,N2,
N3およびN4をとして、 N(H)=N0+N1・H2+N2・H4+N3・H6+N4・H8 で表すとき、上記分布係数:N1を「負」とするのが好
ましい(請求項4)。
【0010】
【作用】上記のように、この発明においては、レンズ構
成が2枚の正レンズによる2群2枚構成であり、その内
の少なくとも1枚が屈折率分布型レンズである。2枚の
レンズのうちの少なくとも一方を屈折率分布型レンズと
し、屈折率の分布の調整により、諸収差の補正が容易に
可能である。また、2枚のレンズを共に正レンズとする
ことにより、パワー配置を対称型に近付けることが出
来、高次収差の発生を抑えることが出来る。
成が2枚の正レンズによる2群2枚構成であり、その内
の少なくとも1枚が屈折率分布型レンズである。2枚の
レンズのうちの少なくとも一方を屈折率分布型レンズと
し、屈折率の分布の調整により、諸収差の補正が容易に
可能である。また、2枚のレンズを共に正レンズとする
ことにより、パワー配置を対称型に近付けることが出
来、高次収差の発生を抑えることが出来る。
【0011】請求項2記載の発明では、屈折率分布型レ
ンズがアクシアル型で、メニスカス形状であり、凸面位
置におけるアッベ数が、凹面位置におけるアッベ数より
も大きい。このようにすることにより、軸上色収差の発
生を抑えることが出来る。
ンズがアクシアル型で、メニスカス形状であり、凸面位
置におけるアッベ数が、凹面位置におけるアッベ数より
も大きい。このようにすることにより、軸上色収差の発
生を抑えることが出来る。
【0012】即ち、アッベ数:νを持つ媒質による屈折
面による軸上色収差は、屈折面のパワーをPとすると、
周知の如く「P/ν」で与えられる。メニスカス形状で
アクシアル型の屈折率分布型レンズにおいて、凸面のパ
ワーを「PP」、凹面のパワーを「−PN」とし、上記凸
面の位置におけるアッベ数を「νP」、凹面の位置にお
けるアッベ数を「νN」とすると、この屈折率分布型レ
ンズによる軸上色収差は、「(PP/νP)−(PN/
νN)」で与えられる。
面による軸上色収差は、屈折面のパワーをPとすると、
周知の如く「P/ν」で与えられる。メニスカス形状で
アクシアル型の屈折率分布型レンズにおいて、凸面のパ
ワーを「PP」、凹面のパワーを「−PN」とし、上記凸
面の位置におけるアッベ数を「νP」、凹面の位置にお
けるアッベ数を「νN」とすると、この屈折率分布型レ
ンズによる軸上色収差は、「(PP/νP)−(PN/
νN)」で与えられる。
【0013】軸上色収差が理想的に補正された状態で
は、「(PP/νP)−(PN/νN)=0」即ち、「(P
P/PN)=(νP/νN)」であり、この屈折率分布型レ
ンズは正レンズで、PP>PNであるから、上記軸上色収
差を補正するにはνP>νN、即ち、凸面位置におけるア
ッベ数:νPを、凹面位置におけるアッベ数:νNよりも
大きくすれば良いのである。
は、「(PP/νP)−(PN/νN)=0」即ち、「(P
P/PN)=(νP/νN)」であり、この屈折率分布型レ
ンズは正レンズで、PP>PNであるから、上記軸上色収
差を補正するにはνP>νN、即ち、凸面位置におけるア
ッベ数:νPを、凹面位置におけるアッベ数:νNよりも
大きくすれば良いのである。
【0014】また、請求項3記載の発明のように、屈折
率分布型レンズの凸面位置での屈折率を、凹面位置での
屈折率より大きくすると、ペッツバール和およびその他
の収差を、より良好に補正することが可能である。
率分布型レンズの凸面位置での屈折率を、凹面位置での
屈折率より大きくすると、ペッツバール和およびその他
の収差を、より良好に補正することが可能である。
【0015】請求項4記載の発明のように、屈折率分布
型レンズとしてラジアル型を用い、屈折率の変化を規定
する、式:N(H)=N0+N1・H2+N2・H4+N3・
H6+N4・H8における2次の分布係数:N1を負とする
ことにより、光軸を離れるに従い屈折率が小さくなるよ
うにすることにより「媒質自体に正のパワーを持たせ」
て、屈折面の屈折力を軽減させることができ、ペッツバ
ール和の補正が容易となる。
型レンズとしてラジアル型を用い、屈折率の変化を規定
する、式:N(H)=N0+N1・H2+N2・H4+N3・
H6+N4・H8における2次の分布係数:N1を負とする
ことにより、光軸を離れるに従い屈折率が小さくなるよ
うにすることにより「媒質自体に正のパワーを持たせ」
て、屈折面の屈折力を軽減させることができ、ペッツバ
ール和の補正が容易となる。
【0016】
【実施例】以下、具体的な実施例を4例挙げる。図1に
示すように、物体側(図の左方)から数えて第i番目の
レンズ面の曲率半径をri(i=1〜4)、第i番目と
第i+1番目のレンズ面の間の光軸上の面間隔をd
i(i=1〜3)、物体側から数えて第j番目のレンズ
の材料の屈折率をnj、アッベ数をνj(j=1〜2)と
する。また、fは全系の合成焦点距離、F/Noは明る
さ、ωは半画角、mは倍率である。
示すように、物体側(図の左方)から数えて第i番目の
レンズ面の曲率半径をri(i=1〜4)、第i番目と
第i+1番目のレンズ面の間の光軸上の面間隔をd
i(i=1〜3)、物体側から数えて第j番目のレンズ
の材料の屈折率をnj、アッベ数をνj(j=1〜2)と
する。また、fは全系の合成焦点距離、F/Noは明る
さ、ωは半画角、mは倍率である。
【0017】さらに、図1に符号0をもって示す原稿ガ
ラスに就き、物体側および像側面の曲率半径をr0,
r0’、厚さをd0、屈折率およびアッベ数をn0,ν0で
表す。また、図1に符号3をもって示す、固体撮像素子
(CCD)のカバーガラスの物体側および像側の面の曲
率半径をr5,r6、厚さをd5、屈折率およびアッベ数
をn3,ν3で表す。
ラスに就き、物体側および像側面の曲率半径をr0,
r0’、厚さをd0、屈折率およびアッベ数をn0,ν0で
表す。また、図1に符号3をもって示す、固体撮像素子
(CCD)のカバーガラスの物体側および像側の面の曲
率半径をr5,r6、厚さをd5、屈折率およびアッベ数
をn3,ν3で表す。
【0018】アクシアル型の屈折率分布型レンズに就い
ては、屈折率の分布を、物体側頂点における屈折率:N
0、物体側頂点からの距離:X、高次の分布係数:N1,
N2,N3およびN4を用いて、 N(X)=N0+N1・X+N2・X2+N3・X3+N4・X4 で表す。
ては、屈折率の分布を、物体側頂点における屈折率:N
0、物体側頂点からの距離:X、高次の分布係数:N1,
N2,N3およびN4を用いて、 N(X)=N0+N1・X+N2・X2+N3・X3+N4・X4 で表す。
【0019】従って、屈折率分布型レンズの屈折率に関
しては、上記式N(H),N(X)に於ける、N0,
N1,N2,N3,N4を与えて特定する。
しては、上記式N(H),N(X)に於ける、N0,
N1,N2,N3,N4を与えて特定する。
【0020】実施例1(図1参照) f=43.0mm,F/No=5.6,m=0.1102,ω=19度 r0 ∞ d0 3.000 n0 1.51680 ν0 64.2 r0’ ∞ r1 14.805 d1 6.000 n1 N(X) ν1 ν(X) r2 10.036 d2 9.369 r3 89.551 d3 1.000 n2 1.90000 ν2 61.7 r4 −124.682 r5 ∞ d5 1.000 n3 1.51680 ν3 64.2 r6 ∞ 。
【0021】 アクシアル型の屈折率分布レンズ(第1レンズ1)のN(X) d線 g線 N0 1.90000 1.92686 N1 −4.698×10~2 −4.737×10~2 N2 −5.536×10~4 −5.132×10~4 N3 1.289×10~4 1.666×10~4 N4 −1.311×10~6 −5.840×10~6 。
【0022】第1レンズ1の凸面(第1面;X=0)に
おける屈折率は、d線に対して1.90000,g線に
対して1.92686であり、凹面(第2面;X=6.
000)の位置における屈折率は、d線に対して1.6
1707,g線に対して1.64536であるから、凸
面位置における屈折率は、d,g線の何れに対しても、
凹面位置における屈折率よりも大きい(請求項3)。ま
た、第1レンズ1のアッベ数:ν1=ν(X)は、F線
およびC線に対する屈折率:NC(X),NF(X)と、
上記d線に対する屈折率:Nd(X)を用いて、定義に
より、ν1(X)={Nd(x)−1}/{NF(X)−
NC(X)}で与えられる。従って、第1レンズ1の凸
面(第4面;X=0)の位置におけるアッベ数は42.
8、凹面(第3面;X=6.000)の位置におけるア
ッベ数は28.6であり、凸面の位置におけるアッベ数
が、凹面の位置におけるアッベ数より大きい(請求項
2)。
おける屈折率は、d線に対して1.90000,g線に
対して1.92686であり、凹面(第2面;X=6.
000)の位置における屈折率は、d線に対して1.6
1707,g線に対して1.64536であるから、凸
面位置における屈折率は、d,g線の何れに対しても、
凹面位置における屈折率よりも大きい(請求項3)。ま
た、第1レンズ1のアッベ数:ν1=ν(X)は、F線
およびC線に対する屈折率:NC(X),NF(X)と、
上記d線に対する屈折率:Nd(X)を用いて、定義に
より、ν1(X)={Nd(x)−1}/{NF(X)−
NC(X)}で与えられる。従って、第1レンズ1の凸
面(第4面;X=0)の位置におけるアッベ数は42.
8、凹面(第3面;X=6.000)の位置におけるア
ッベ数は28.6であり、凸面の位置におけるアッベ数
が、凹面の位置におけるアッベ数より大きい(請求項
2)。
【0023】実施例2(図3参照) f=43.0mm,F/No=5.6,m=0.1102,ω=19度 r0 ∞ d0 3.000 n0 1.51680 ν0 64.2 r0’ ∞ r1 21.260 d1 6.000 n1 N(H) ν1(H) r2 12.113 d2 12.271 r3 -733.424 d3 1.000 n2 1.90000 ν2 80.0 r4 −49.406 r5 ∞ d5 1.000 n3 1.51680 ν3 64.2 r6 ∞ 。
【0024】 ラジアル型の屈折率分布レンズ(第1レンズ1)のN(H) d線 g線 N0 1.90000 1.93815 N1 −2.759×10~3 −2.801×10~3 N2 9.771×10~7 1.029×10~6 N3 6.321×10~10 −2.390×10~12 N4 9.543×10~12 1.270×10~11 。
【0025】実施例3(図5参照) f=43.0mm,F/No=5.6,m=0.1102,ω=19度 r0 ∞ d0 3.000 n0 1.51680 ν0 64.2 r0’ ∞ r1 28.309 d1 2.394 n1 1.9000 ν1 80.0 r2 49.957 d2 11.070 r3 −14.450 d3 5.115 n2 N(X) ν2 ν(X) r4 −22.008 r5 ∞ d5 1.000 n3 1.51680 ν3 64.2 r6 ∞ 。
【0026】 アクシアル型の屈折率分布レンズ(第2レンズ2A)のN(X) d線 g線 N0 1.89996 1.94496 N1 8.241×10~2 8.172×10~2 N2 1.237×10~2 8.688×10~3 N3 −2.929×10~3 −1.225×10~3 N4 3.003×10~4 1.221×10~4 。
【0027】第2レンズ2Bの凸面(第4面;X=5.
115)における屈折率は、d線に対して2.4587
1,g線に対して2.50991であり、凹面(第3
面;X=0)の位置における屈折率は、d線に対して
1.89996,g線に対して1.94496であるか
ら、凸面位置における屈折率は、d,g線の何れに対し
ても、凹面位置における屈折率よりも大きい(請求項
3)。また、第2レンズ2Bのアッベ数:ν2=ν
(X)は、第2レンズ2Bの凸面(第4面;X=15.
115)の位置におけるアッベ数は36.8、凹面(第
3面;X=0)の位置におけるアッベ数は26.3であ
り、凸面の位置におけるアッベ数が、凹面の位置におけ
るアッベ数より大きい(請求項2)。
115)における屈折率は、d線に対して2.4587
1,g線に対して2.50991であり、凹面(第3
面;X=0)の位置における屈折率は、d線に対して
1.89996,g線に対して1.94496であるか
ら、凸面位置における屈折率は、d,g線の何れに対し
ても、凹面位置における屈折率よりも大きい(請求項
3)。また、第2レンズ2Bのアッベ数:ν2=ν
(X)は、第2レンズ2Bの凸面(第4面;X=15.
115)の位置におけるアッベ数は36.8、凹面(第
3面;X=0)の位置におけるアッベ数は26.3であ
り、凸面の位置におけるアッベ数が、凹面の位置におけ
るアッベ数より大きい(請求項2)。
【0028】実施例4(図7参照) f=43.0mm,F/No=5.6,m=0.1102,ω=19度 r0 ∞ d0 3.000 n0 1.51680 ν0 64.2 r0’ ∞ r1 36.426 d1 1.000 n1 1.90000 ν1 80.0 r2 77.963 d2 13.693 r3 −14.978 d3 7.500 n2 N(H) ν2 ν(H) r4 −30.990 r5 ∞ d5 1.000 n3 1.51680 ν3 64.2 r6 ∞ 。
【0029】 ラジアル型の屈折率分布レンズ(第1レンズ1)のN(H) d線 g線 N0 1.90000 1.93319 N1 −2.561×10~3 −2.601×10~3 N2 2.441×10~6 2.537×10~6 N3 −4.543×10~10 −1.617×10~9 N4 2.075×10~12 9.612×10~12 。
【0030】図2,4,6,8に順次、実施例1,2,
3,4に関する収差図を示す。
3,4に関する収差図を示す。
【0031】これら収差の図に於て、「球面収差」の図
における破線は「正弦条件」を示し、「非点収差」の図
における実線はラジアル、破線はタンジェンシアルを示
す。「コマ収差」の図におけるYは物体高を示す。図示
の通り、各実施例とも、諸収差は極めて良好に補正され
ている。
における破線は「正弦条件」を示し、「非点収差」の図
における実線はラジアル、破線はタンジェンシアルを示
す。「コマ収差」の図におけるYは物体高を示す。図示
の通り、各実施例とも、諸収差は極めて良好に補正され
ている。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
原稿読取用レンズを提供できる。このレンズは上記の如
く構成されているから、正レンズによる2群2枚構成と
いうコンパクトで簡単な構成でありながら、少なくとも
1枚のレンズを屈折率分布型レンズとすることにより、
非球面のような特殊なレンズ面を用いることなく良好な
性能を持つ原稿読取用レンズを実現できる(請求項1〜
4)。また、請求項2記載の発明では、軸上色収差を良
好に補正でき、請求項3,4記載の発明では、ペッツバ
ール和の補正が容易である。
原稿読取用レンズを提供できる。このレンズは上記の如
く構成されているから、正レンズによる2群2枚構成と
いうコンパクトで簡単な構成でありながら、少なくとも
1枚のレンズを屈折率分布型レンズとすることにより、
非球面のような特殊なレンズ面を用いることなく良好な
性能を持つ原稿読取用レンズを実現できる(請求項1〜
4)。また、請求項2記載の発明では、軸上色収差を良
好に補正でき、請求項3,4記載の発明では、ペッツバ
ール和の補正が容易である。
【図1】実施例1のレンズ構成を説明する図である。
【図2】実施例1の収差曲線図である。
【図3】実施例2のレンズ構成を説明する図である。
【図4】実施例2の収差曲線図である。
【図5】実施例3のレンズ構成を説明する図である。
【図6】実施例3の収差曲線図である。
【図7】実施例4のレンズ構成を説明する図である。
【図8】実施例4の収差曲線図である。
1 第1レンズ 2 第2レンズ
Claims (4)
- 【請求項1】正レンズ2枚で構成され、 少なくとも1枚のレンズが、屈折率分布型レンズである
ことを特徴とする2群2枚構成の原稿読取用レンズ。 - 【請求項2】請求項1記載の原稿読取用レンズにおい
て、 屈折率分布型レンズは、光軸方向に屈折率が変化するア
クシアル型で、メニスカス形状であり、凸面位置におけ
るアッベ数が、凹面位置におけるアッベ数よりも大きい
ことを特徴とする原稿読取用レンズ。 - 【請求項3】請求項2記載の原稿読取用レンズにおい
て、 屈折率分布型レンズの凸面位置での屈折率が、凹面位置
での屈折率より大きいことを特徴とする原稿読取用レン
ズ。 - 【請求項4】請求項1記載の原稿読取用レンズにおい
て、 屈折率分布型レンズは、光軸からの距離に応じて屈折率
が変化するラジアル型であり、屈折率の分布が、光軸上
の屈折率をN0、光軸からの距離をH、高次の分布係数
をN1,N2,N3およびN4をとして、 N(H)=N0+N1・H2+N2・H4+N3・H6+N4・H8 で表され、上記分布係数N1が負であることを特徴とす
る原稿読取用レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30810493A JPH07159690A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 原稿読取用レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30810493A JPH07159690A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 原稿読取用レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159690A true JPH07159690A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17976921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30810493A Pending JPH07159690A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 原稿読取用レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159690A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006350276A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-12-28 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
JP2007047309A (ja) * | 2004-10-19 | 2007-02-22 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30810493A patent/JPH07159690A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006350276A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-12-28 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
JP2007047309A (ja) * | 2004-10-19 | 2007-02-22 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
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