JPH07159087A - 機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装置 - Google Patents
機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装置Info
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- JPH07159087A JPH07159087A JP34037693A JP34037693A JPH07159087A JP H07159087 A JPH07159087 A JP H07159087A JP 34037693 A JP34037693 A JP 34037693A JP 34037693 A JP34037693 A JP 34037693A JP H07159087 A JPH07159087 A JP H07159087A
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- Japan
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- rotation
- gun
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41A—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
- F41A7/00—Auxiliary mechanisms for bringing the breech-block or bolt or the barrel to the starting position before automatic firing; Drives for externally-powered guns; Remote-controlled gun chargers
- F41A7/08—Drives for externally-powered guns, i.e. drives for moving the breech-block or bolt by an external force during automatic firing
- F41A7/10—Drives for externally-powered guns, i.e. drives for moving the breech-block or bolt by an external force during automatic firing using a rotating cylindrical drum having a camming groove
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41A—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
- F41A9/00—Feeding or loading of ammunition; Magazines; Guiding means for the extracting of cartridges
- F41A9/50—External power or control systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾薬を装填準備位置に送弾する際に必要とな
るカムドラムの回転角度を減少させ、遊底の前進及び後
退に使えるカムドラムの回転角度つまり時間を長く確保
して、カムドラムの駆動トルクを軽減し、また、遊底の
駆動速度も小さくし、摩耗、焼付き等のトラブルが減少
して信頼性の良好な機関砲の送弾ホイール駆動方法及び
その装置の提供。 【構成】 遊底13が後退最終位置を採る前に、係合離
脱装置22によつて送弾ホイール3の回動を拘束する状
態として、カムドラム11の回転によつて第1弾性体6
を弾性変形させてエネルギーを蓄え、遊底13が後退最
終位置を採る際に、係合離脱装置22によつて送弾ホイ
ール3の回動を許容する状態として、前記第1弾性体6
に蓄えたエネルギーを放出させ、送弾ホイール3を間欠
的に回転させる。
るカムドラムの回転角度を減少させ、遊底の前進及び後
退に使えるカムドラムの回転角度つまり時間を長く確保
して、カムドラムの駆動トルクを軽減し、また、遊底の
駆動速度も小さくし、摩耗、焼付き等のトラブルが減少
して信頼性の良好な機関砲の送弾ホイール駆動方法及び
その装置の提供。 【構成】 遊底13が後退最終位置を採る前に、係合離
脱装置22によつて送弾ホイール3の回動を拘束する状
態として、カムドラム11の回転によつて第1弾性体6
を弾性変形させてエネルギーを蓄え、遊底13が後退最
終位置を採る際に、係合離脱装置22によつて送弾ホイ
ール3の回動を許容する状態として、前記第1弾性体6
に蓄えたエネルギーを放出させ、送弾ホイール3を間欠
的に回転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムドラムによつて遊
底を駆動する機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装
置に関するものである。
底を駆動する機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の機関砲において、給弾機
からの弾薬を機関砲の砲架に受け取つた後、この弾薬を
遊底の前方に送る手段としては、送弾ホイールが最も合
理的であるため、広く使用されている。送弾ホイール
は、カムドラムの回転と間欠連動して回転することによ
り、切欠き部に受け入れた弾薬を送る。この間欠連動機
構には、ゼネバ機構、ローラカムギヤ等が使用される。
弾薬を送弾する時期は、カムドラムによつて遊底が後退
し、後退停止している間に送弾ホイールを間欠的に回転
させて行うが、この遊底が後退停止している期間は、遊
底の1サイクル時間の約1/4つまりカムドラムの1/
4回転に設定するのが普通である。
からの弾薬を機関砲の砲架に受け取つた後、この弾薬を
遊底の前方に送る手段としては、送弾ホイールが最も合
理的であるため、広く使用されている。送弾ホイール
は、カムドラムの回転と間欠連動して回転することによ
り、切欠き部に受け入れた弾薬を送る。この間欠連動機
構には、ゼネバ機構、ローラカムギヤ等が使用される。
弾薬を送弾する時期は、カムドラムによつて遊底が後退
し、後退停止している間に送弾ホイールを間欠的に回転
させて行うが、この遊底が後退停止している期間は、遊
底の1サイクル時間の約1/4つまりカムドラムの1/
4回転に設定するのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の機関砲の送弾ホイール駆動方法にあつては、
下記の技術的課題を有している。 (1)送弾ホイールを間欠運動させる間欠連動機構に
は、大きな力が掛かる。従つて、間欠連動機構に十分な
耐久力を確保するために、これを大形化させる必要があ
るが、その結果として、慣性が大きくなり、高速駆動に
適さなくなる。 (2)送弾ホイールを回転させるために、遊底はカムド
ラムの1/4回転分の間だけ後退して停止している。こ
れにより、遊底の前進及び後退に使用が許される時間が
小さくなることになり、遊底の平均駆動速度が大きくな
ると共に、遊底の加速及び減速に要するトルクが大きく
なる。従つて、この遊底の後退停止期間は極力短いこと
が望ましいが、これを短くすると前述の間欠連動機構の
負荷を増し、寿命に悪影響を与える。
うな従来の機関砲の送弾ホイール駆動方法にあつては、
下記の技術的課題を有している。 (1)送弾ホイールを間欠運動させる間欠連動機構に
は、大きな力が掛かる。従つて、間欠連動機構に十分な
耐久力を確保するために、これを大形化させる必要があ
るが、その結果として、慣性が大きくなり、高速駆動に
適さなくなる。 (2)送弾ホイールを回転させるために、遊底はカムド
ラムの1/4回転分の間だけ後退して停止している。こ
れにより、遊底の前進及び後退に使用が許される時間が
小さくなることになり、遊底の平均駆動速度が大きくな
ると共に、遊底の加速及び減速に要するトルクが大きく
なる。従つて、この遊底の後退停止期間は極力短いこと
が望ましいが、これを短くすると前述の間欠連動機構の
負荷を増し、寿命に悪影響を与える。
【0004】ところで、機関砲において、遊底は後退運
動中、先ず加速された後、減速される。この減速時にカ
ムドラムによつて遊底に減速力が与えられる。このこと
は遊底に与えられた後退エネルギーを無駄に消費してい
ることを意味する。本発明の目的は、送弾のために遊底
が後退停止している時間を短くすることにより、遊底の
加速に要するトルク及び平均速度を減少させると共に、
遊底が後退中に持つているエネルギーを有効に利用する
ことにある。
動中、先ず加速された後、減速される。この減速時にカ
ムドラムによつて遊底に減速力が与えられる。このこと
は遊底に与えられた後退エネルギーを無駄に消費してい
ることを意味する。本発明の目的は、送弾のために遊底
が後退停止している時間を短くすることにより、遊底の
加速に要するトルク及び平均速度を減少させると共に、
遊底が後退中に持つているエネルギーを有効に利用する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、請求項1
の発明の構成は、カムドラム11の回転によつて砲身1
の中心軸線方向に前後移動を行うように、砲架2に移動
自在に収容される遊底13を備え、砲架2内に受け取つ
た弾薬15を間欠的に回転する送弾ホイール3によつて
遊底13の前方に送り込む機関砲の送弾ホイール駆動方
法であつて、遊底13が後退最終位置を採る前に、係合
離脱装置22によつて送弾ホイール3の回動を拘束する
状態として、カムドラム11の回転によつて第1弾性体
6を弾性変形させてエネルギーを蓄え、遊底13が後退
最終位置を採る際に、係合離脱装置22によつて送弾ホ
イール3の回動を許容する状態として、前記第1弾性体
6に蓄えたエネルギーを放出させ、送弾ホイール3を間
欠的に回転させることを特徴とする機関砲の送弾ホイー
ル駆動方法である。請求項2の発明の構成は、カムドラ
ム11と第1弾性体6との間に間欠連動機構25を介在
させ、遊底13が後退行程の内の減速期間を採る際に、
カムドラム11の回転によつて第1弾性体6を弾性変形
させることを特徴とする請求項1の機関砲の送弾ホイー
ル駆動方法である。請求項3の発明の構成は、カムドラ
ム11の回転によつて砲身1の中心軸線方向に前後移動
を行うように、砲架2に移動自在に収容される遊底13
を備え、砲架2内に受け取つた弾薬15を1ピッチ毎に
間欠的に回転する送弾ホイール3によつて遊底13の前
方に送り込む機関砲の送弾ホイール駆動装置であつて、
カムドラム11とトーションバー6との間に介在され、
カムドラム11の1回転によつてトーションバー6に1
ピッチ分のねじり変形を与える間欠連動機構25と、ト
ーションバー6の1ピッチ分毎のねじり変形を保持する
ストッパ装置23と、送弾ホイール3と砲架2との間に
設けられ、遊底13が後退移動して後退最終位置を採つ
た際に送弾ホイール3の回動を許容する許容状態と遊底
13が後退最終位置から所定量の前進移動した際に送弾
ホイール3の回動を拘束する拘束状態とを採り得る係合
離脱装置22と、一端が送弾ホイール3の中心軸3aに
固定され、他端が間欠連動機構25に固定されるトーシ
ョンバー6とを備えることを特徴とする機関砲の送弾ホ
イール駆動装置である。請求項4の発明の構成は、間欠
連動機構25が、カムドラム11に固設され、所定角度
範囲に歯部21aを有するセクタギヤ21と、砲架2に
回転自在に支持され、セクタギヤ21に噛合可能なギヤ
12とを備えることを特徴とする請求項3の機関砲の送
弾ホイール駆動装置である。請求項5の発明の構成は、
ストッパ装置23が、ギヤ12のストップ部12aと係
脱可能に砲架2に設けられ、1ピッチ分回動した後のギ
ヤ12の回動を拘束可能なストッパ部材8a,8bを備
えることを特徴とする請求項3又は4の機関砲の送弾ホ
イール駆動装置である。請求項6の発明の構成は、係合
離脱装置22が、送弾ホイール3に設けられ、1ピッチ
毎の回動に対応する被係合部5aを周方向の所定間隔に
て有するストップホイール5と、砲架2に前後移動自在
に配置されて第2弾性体18によつて常時前方に付勢さ
れ、前進状態にて被係合部5aに係合してストップホイ
ール5の回動を拘束し、後退状態にて被係合部5aとの
係合を離脱してストップホイール5の回動を許容し、遊
底13が後退移動して後退最終位置を採つた際、遊底1
3の係合段部13aに係止して後方に押し込まれるロッ
ク部材14とを備えることを特徴とする請求項3,4又
は5の機関砲の送弾ホイール駆動装置である。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、請求項1
の発明の構成は、カムドラム11の回転によつて砲身1
の中心軸線方向に前後移動を行うように、砲架2に移動
自在に収容される遊底13を備え、砲架2内に受け取つ
た弾薬15を間欠的に回転する送弾ホイール3によつて
遊底13の前方に送り込む機関砲の送弾ホイール駆動方
法であつて、遊底13が後退最終位置を採る前に、係合
離脱装置22によつて送弾ホイール3の回動を拘束する
状態として、カムドラム11の回転によつて第1弾性体
6を弾性変形させてエネルギーを蓄え、遊底13が後退
最終位置を採る際に、係合離脱装置22によつて送弾ホ
イール3の回動を許容する状態として、前記第1弾性体
6に蓄えたエネルギーを放出させ、送弾ホイール3を間
欠的に回転させることを特徴とする機関砲の送弾ホイー
ル駆動方法である。請求項2の発明の構成は、カムドラ
ム11と第1弾性体6との間に間欠連動機構25を介在
させ、遊底13が後退行程の内の減速期間を採る際に、
カムドラム11の回転によつて第1弾性体6を弾性変形
させることを特徴とする請求項1の機関砲の送弾ホイー
ル駆動方法である。請求項3の発明の構成は、カムドラ
ム11の回転によつて砲身1の中心軸線方向に前後移動
を行うように、砲架2に移動自在に収容される遊底13
を備え、砲架2内に受け取つた弾薬15を1ピッチ毎に
間欠的に回転する送弾ホイール3によつて遊底13の前
方に送り込む機関砲の送弾ホイール駆動装置であつて、
カムドラム11とトーションバー6との間に介在され、
カムドラム11の1回転によつてトーションバー6に1
ピッチ分のねじり変形を与える間欠連動機構25と、ト
ーションバー6の1ピッチ分毎のねじり変形を保持する
ストッパ装置23と、送弾ホイール3と砲架2との間に
設けられ、遊底13が後退移動して後退最終位置を採つ
た際に送弾ホイール3の回動を許容する許容状態と遊底
13が後退最終位置から所定量の前進移動した際に送弾
ホイール3の回動を拘束する拘束状態とを採り得る係合
離脱装置22と、一端が送弾ホイール3の中心軸3aに
固定され、他端が間欠連動機構25に固定されるトーシ
ョンバー6とを備えることを特徴とする機関砲の送弾ホ
イール駆動装置である。請求項4の発明の構成は、間欠
連動機構25が、カムドラム11に固設され、所定角度
範囲に歯部21aを有するセクタギヤ21と、砲架2に
回転自在に支持され、セクタギヤ21に噛合可能なギヤ
12とを備えることを特徴とする請求項3の機関砲の送
弾ホイール駆動装置である。請求項5の発明の構成は、
ストッパ装置23が、ギヤ12のストップ部12aと係
脱可能に砲架2に設けられ、1ピッチ分回動した後のギ
ヤ12の回動を拘束可能なストッパ部材8a,8bを備
えることを特徴とする請求項3又は4の機関砲の送弾ホ
イール駆動装置である。請求項6の発明の構成は、係合
離脱装置22が、送弾ホイール3に設けられ、1ピッチ
毎の回動に対応する被係合部5aを周方向の所定間隔に
て有するストップホイール5と、砲架2に前後移動自在
に配置されて第2弾性体18によつて常時前方に付勢さ
れ、前進状態にて被係合部5aに係合してストップホイ
ール5の回動を拘束し、後退状態にて被係合部5aとの
係合を離脱してストップホイール5の回動を許容し、遊
底13が後退移動して後退最終位置を採つた際、遊底1
3の係合段部13aに係止して後方に押し込まれるロッ
ク部材14とを備えることを特徴とする請求項3,4又
は5の機関砲の送弾ホイール駆動装置である。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、遊底13が後退最終
位置を採る前に、係合離脱装置22によつて送弾ホイー
ル3の回動を拘束する状態とする。カムドラム11の回
転によつて遊底13に所定量の後退移動を生じて後退最
終位置を採る際に、係合離脱装置22による送弾ホイー
ル3の回動の拘束が解除されて回動の許容状態となる。
これにより、第1弾性体6に蓄えたエネルギーつまり第
1弾性体6の弾性的復元力によつて送弾ホイール3が間
欠的に回転するので、送弾ホイール3に受入れた弾薬1
5が遊底13の前方の装填準備位置にまで送られる。
位置を採る前に、係合離脱装置22によつて送弾ホイー
ル3の回動を拘束する状態とする。カムドラム11の回
転によつて遊底13に所定量の後退移動を生じて後退最
終位置を採る際に、係合離脱装置22による送弾ホイー
ル3の回動の拘束が解除されて回動の許容状態となる。
これにより、第1弾性体6に蓄えたエネルギーつまり第
1弾性体6の弾性的復元力によつて送弾ホイール3が間
欠的に回転するので、送弾ホイール3に受入れた弾薬1
5が遊底13の前方の装填準備位置にまで送られる。
【0007】このようにして、弾薬15が急激に装填準
備位置にまで送られるので、遊底13はわずかに後退停
止するのみで、前進行程に移行する。遊底13が再び前
進を始めて遊底13が後退最終位置を採る前に、係合離
脱装置22が送弾ホイール3の回動を拘束する拘束状態
を採る。これにより、再び遊底13が後退したときに第
1弾性体6が巻き込まれてエネルギーを蓄えるようにな
る。遊底13の前進により、装填準備位置にある弾薬1
5が砲身1に押し込まれる。このようにして、弾薬15
が装填準備位置に送られた後に砲身1に押し込まれる。
備位置にまで送られるので、遊底13はわずかに後退停
止するのみで、前進行程に移行する。遊底13が再び前
進を始めて遊底13が後退最終位置を採る前に、係合離
脱装置22が送弾ホイール3の回動を拘束する拘束状態
を採る。これにより、再び遊底13が後退したときに第
1弾性体6が巻き込まれてエネルギーを蓄えるようにな
る。遊底13の前進により、装填準備位置にある弾薬1
5が砲身1に押し込まれる。このようにして、弾薬15
が装填準備位置に送られた後に砲身1に押し込まれる。
【0008】請求項2の発明によれば、間欠連動機構2
5の作用により、カムドラム11の回転によつて第1弾
性体6を弾性変形させてエネルギーを蓄える期間が、遊
底13が後退行程の内の減速期間を採る際に得られる。
これにより、カムドラム11による遊底13の駆動力を
格別必要としない期間にエネルギーの蓄積がなされるこ
ととなり、カムドラム11の駆動トルクの変動が小さく
なると共に、回転駆動源の効率も向上する。
5の作用により、カムドラム11の回転によつて第1弾
性体6を弾性変形させてエネルギーを蓄える期間が、遊
底13が後退行程の内の減速期間を採る際に得られる。
これにより、カムドラム11による遊底13の駆動力を
格別必要としない期間にエネルギーの蓄積がなされるこ
ととなり、カムドラム11の駆動トルクの変動が小さく
なると共に、回転駆動源の効率も向上する。
【0009】請求項3の発明によれば、カムドラム11
が1回転すれば、間欠連動機構25の作用によつてトー
ションバー6に1ピッチのねじり変形が与えられる。但
し、送弾ホイール3は、未だ遊底13の所定量の後退移
動を生じていないので、係合離脱装置22によつて回動
が拘束されている。その後、ストッパ装置23が作動し
てトーションバー6の1ピッチ毎のねじり変形が保持さ
れる。
が1回転すれば、間欠連動機構25の作用によつてトー
ションバー6に1ピッチのねじり変形が与えられる。但
し、送弾ホイール3は、未だ遊底13の所定量の後退移
動を生じていないので、係合離脱装置22によつて回動
が拘束されている。その後、ストッパ装置23が作動し
てトーションバー6の1ピッチ毎のねじり変形が保持さ
れる。
【0010】カムドラム11の回転によつて遊底13に
所定量の後退移動を生じて後退最終位置を採つた際に、
係合離脱装置22による送弾ホイール3の回動の拘束が
解除されて回動の許容状態となる。これにより、送弾ホ
イール3がトーションバー6の弾性的復元力によつて1
ピッチだけ回転するので、送弾ホイール3に受入れた弾
薬15が遊底13の前方の装填準備位置にまで送られ
る。
所定量の後退移動を生じて後退最終位置を採つた際に、
係合離脱装置22による送弾ホイール3の回動の拘束が
解除されて回動の許容状態となる。これにより、送弾ホ
イール3がトーションバー6の弾性的復元力によつて1
ピッチだけ回転するので、送弾ホイール3に受入れた弾
薬15が遊底13の前方の装填準備位置にまで送られ
る。
【0011】このようにして、弾薬15が急激に装填準
備位置にまで送られるので、遊底13はわずかに後退停
止するのみで、前進行程に移行することができる。遊底
13が再び前進を始めて遊底13が所定量の前進移動を
行えば、係合離脱装置22が送弾ホイール3の回動を拘
束する拘束状態を採り、送弾ホイール3はロックされ、
再び遊底13が後退したときにトーションバー6が巻き
込まれるようになる。遊底13の前進により、装填準備
位置にある弾薬15が砲身1に押し込まれる。このよう
にして、弾薬15が次々に装填準備位置に送られた後に
砲身1に押し込まれる。
備位置にまで送られるので、遊底13はわずかに後退停
止するのみで、前進行程に移行することができる。遊底
13が再び前進を始めて遊底13が所定量の前進移動を
行えば、係合離脱装置22が送弾ホイール3の回動を拘
束する拘束状態を採り、送弾ホイール3はロックされ、
再び遊底13が後退したときにトーションバー6が巻き
込まれるようになる。遊底13の前進により、装填準備
位置にある弾薬15が砲身1に押し込まれる。このよう
にして、弾薬15が次々に装填準備位置に送られた後に
砲身1に押し込まれる。
【0012】請求項4の発明によれば、カムドラム11
に固設されて所定角度範囲に歯部21aを有するセクタ
ギヤ21と、砲架2に回転自在に支持されるギヤ12と
が噛合して、間欠連動機構25が作用し、トーションバ
ー6に1ピッチのねじり変形が与えられる。
に固設されて所定角度範囲に歯部21aを有するセクタ
ギヤ21と、砲架2に回転自在に支持されるギヤ12と
が噛合して、間欠連動機構25が作用し、トーションバ
ー6に1ピッチのねじり変形が与えられる。
【0013】請求項5の発明によれば、間欠連動機構2
5が作用してトーションバー6を送弾方向に弾性的にね
じり変形させて巻込む際、ストッパ装置23が作動可能
である。しかして、間欠連動機構25の作用が終了する
と、ストップ部12aがストッパ部材8a,8bに係止
してギヤ12の回転を拘束する。かくして、トーション
バー6は、所定量巻き込まれた状態にロックされる。
5が作用してトーションバー6を送弾方向に弾性的にね
じり変形させて巻込む際、ストッパ装置23が作動可能
である。しかして、間欠連動機構25の作用が終了する
と、ストップ部12aがストッパ部材8a,8bに係止
してギヤ12の回転を拘束する。かくして、トーション
バー6は、所定量巻き込まれた状態にロックされる。
【0014】請求項6の発明によれば、トーションバー
6を送弾方向に弾性的にねじり変形させて巻込む際、係
合離脱装置22によつて送弾ホイール3の回動が拘束さ
れる。すなわち、送弾ホイール3は、ロック部材14が
ストップホイール5の被係合部5aと係合してロックさ
れている。そして、カムドラム11の回転によつて遊底
13に所定量の後退移動を生じて後退最終位置に近づく
と、係合離脱装置22による送弾ホイール3の回動の拘
束が解除されて回動の許容状態となる。すなわち、遊底
13が後退最終位置に近づくと、遊底13の係合段部1
3aがロック部材14の前端部に係合して、第2弾性体
18を圧縮しながらロック部材14を後退させ、ロック
部材14と被係合部5aとの係合を離脱させ、ストップ
ホイール5及び送弾ホイール3のロックを解除する。こ
れにより、ストップホイール5及び送弾ホイール3がト
ーションバー6の弾性的復元力によつて1ピッチだけ回
転するので、送弾ホイール3に受入れた弾薬15が遊底
13の前方の装填準備位置にまで送られる。
6を送弾方向に弾性的にねじり変形させて巻込む際、係
合離脱装置22によつて送弾ホイール3の回動が拘束さ
れる。すなわち、送弾ホイール3は、ロック部材14が
ストップホイール5の被係合部5aと係合してロックさ
れている。そして、カムドラム11の回転によつて遊底
13に所定量の後退移動を生じて後退最終位置に近づく
と、係合離脱装置22による送弾ホイール3の回動の拘
束が解除されて回動の許容状態となる。すなわち、遊底
13が後退最終位置に近づくと、遊底13の係合段部1
3aがロック部材14の前端部に係合して、第2弾性体
18を圧縮しながらロック部材14を後退させ、ロック
部材14と被係合部5aとの係合を離脱させ、ストップ
ホイール5及び送弾ホイール3のロックを解除する。こ
れにより、ストップホイール5及び送弾ホイール3がト
ーションバー6の弾性的復元力によつて1ピッチだけ回
転するので、送弾ホイール3に受入れた弾薬15が遊底
13の前方の装填準備位置にまで送られる。
【0015】遊底13が再び前進を始めれば、遊底13
の所定量の前進移動に伴つて、係合離脱装置22が送弾
ホイール3の回動を拘束する拘束状態を採る。すなわ
ち、遊底13の前進に伴つて第2弾性体18にて弾性的
に押されるロック部材14が前進し、ロック部材14が
被係合部5aに係合するので、遊底13の係合段部13
aとロック部材14の前端部との係合が離れ、送弾ホイ
ール3はロックされ、再び遊底13が後退したときにト
ーションバー6が巻き込まれるようになる。
の所定量の前進移動に伴つて、係合離脱装置22が送弾
ホイール3の回動を拘束する拘束状態を採る。すなわ
ち、遊底13の前進に伴つて第2弾性体18にて弾性的
に押されるロック部材14が前進し、ロック部材14が
被係合部5aに係合するので、遊底13の係合段部13
aとロック部材14の前端部との係合が離れ、送弾ホイ
ール3はロックされ、再び遊底13が後退したときにト
ーションバー6が巻き込まれるようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図6は、本発明に係る機関砲の送弾
ホイール駆動装置の1実施例を示す。先ず、図1を参照
して機関砲の要部について説明する。機関砲は、砲身1
を固着する砲架2を有し、モータ等の回転駆動源9によ
つて回転駆動されるカムドラム11により、砲身1の中
心軸線方向に前進、前進停止、後退、後退停止の作動を
順次に行うように、砲架2に摺動自在に収容される遊底
13と、遊底13と砲身1との間の装填準備位置に弾薬
15(15a)を間欠的に送り込む1個の送弾ホイール
3とを備える。この遊底13の上面前部には、係合段部
13aが形成されている。
て説明する。図1〜図6は、本発明に係る機関砲の送弾
ホイール駆動装置の1実施例を示す。先ず、図1を参照
して機関砲の要部について説明する。機関砲は、砲身1
を固着する砲架2を有し、モータ等の回転駆動源9によ
つて回転駆動されるカムドラム11により、砲身1の中
心軸線方向に前進、前進停止、後退、後退停止の作動を
順次に行うように、砲架2に摺動自在に収容される遊底
13と、遊底13と砲身1との間の装填準備位置に弾薬
15(15a)を間欠的に送り込む1個の送弾ホイール
3とを備える。この遊底13の上面前部には、係合段部
13aが形成されている。
【0017】カムドラム11は、前後両端部が軸受10
を介して砲架2に回転自在に支持され、回転駆動源9の
駆動軸9aと連結し、回転力を受けて回転する。カムド
ラム11の外周面には、遊底13に前進−前進停止−後
退−後退停止の一連の動作を繰り返し与える無端のカム
溝11aが形成され、カムドラム11のカム溝11aに
遊底13の係合突起部13bが係合している。しかし
て、カムドラム11の一方向の回転駆動により、遊底1
3が上記一連の動作を行うように駆動される。
を介して砲架2に回転自在に支持され、回転駆動源9の
駆動軸9aと連結し、回転力を受けて回転する。カムド
ラム11の外周面には、遊底13に前進−前進停止−後
退−後退停止の一連の動作を繰り返し与える無端のカム
溝11aが形成され、カムドラム11のカム溝11aに
遊底13の係合突起部13bが係合している。しかし
て、カムドラム11の一方向の回転駆動により、遊底1
3が上記一連の動作を行うように駆動される。
【0018】送弾ホイール3は、その中心軸3aが砲架
2に軸受4を介在して回転自在に支持され、送弾ホイー
ル駆動装置により、カムドラム11の回転に連動する間
欠回転運動を行う。また、送弾ホイール3は、4個の切
欠き部3bを周方向に所定間隔にて有し、図6に示す一
方の給弾機19a(又は19b)から給弾通路19c
(又は19d)を経て各切欠き部3bに送り込まれた弾
薬15を、遊底13と砲身1との間の装填準備位置に間
欠的に送り込む。すなわち、送弾ホイール3は、遊底1
3が後退最終位置(後退停止位置)を採るとき、送弾ホ
イール駆動装置により1/4回転、つまり1ピッチ回転
し、遊底13の前方に弾薬15(15a)を送り込み、
遊底13が前進位置を採るときは停止している。送弾ホ
イール3の回転により、切欠き部3bに受入れられた状
態で装填準備位置に送り込まれる弾薬15は、図6に示
すように砲架2に形成した円弧状案内面20a,20b
によつて案内される。また、送弾ホイール3の切欠き部
3bは、遊底13が通過できる形状、寸法となつてお
り、送弾ホイール3の停止中に、遊底13が支障なく前
進又は後退の運動が可能である。
2に軸受4を介在して回転自在に支持され、送弾ホイー
ル駆動装置により、カムドラム11の回転に連動する間
欠回転運動を行う。また、送弾ホイール3は、4個の切
欠き部3bを周方向に所定間隔にて有し、図6に示す一
方の給弾機19a(又は19b)から給弾通路19c
(又は19d)を経て各切欠き部3bに送り込まれた弾
薬15を、遊底13と砲身1との間の装填準備位置に間
欠的に送り込む。すなわち、送弾ホイール3は、遊底1
3が後退最終位置(後退停止位置)を採るとき、送弾ホ
イール駆動装置により1/4回転、つまり1ピッチ回転
し、遊底13の前方に弾薬15(15a)を送り込み、
遊底13が前進位置を採るときは停止している。送弾ホ
イール3の回転により、切欠き部3bに受入れられた状
態で装填準備位置に送り込まれる弾薬15は、図6に示
すように砲架2に形成した円弧状案内面20a,20b
によつて案内される。また、送弾ホイール3の切欠き部
3bは、遊底13が通過できる形状、寸法となつてお
り、送弾ホイール3の停止中に、遊底13が支障なく前
進又は後退の運動が可能である。
【0019】中心軸3aは、円筒状をなし、図6に示す
ように装填準備位置を採る弾薬15(15a)の上方に
位置し、後端部には環状のストップホイール5が固着さ
れている。ストップホイール5には、図4に示すように
周方向に所定間隔にてテーパ溝状の被係合部5aが4個
形成されている。被係合部5aの形成位置は、図4から
分かるように送弾ホイール3の切欠き部3bの中心部と
正面視にて一致している。この中心軸3aの内部には、
第1弾性体であるトーションバー6が配置される。トー
ションバー6の前端部は、中心軸3aの前端部にセレー
ションにて固定され、後端部は中心軸3a及びストップ
ホイール5から突出し、全周に歯部を有するギヤ12の
中心部にセレーションにて固定されている。
ように装填準備位置を採る弾薬15(15a)の上方に
位置し、後端部には環状のストップホイール5が固着さ
れている。ストップホイール5には、図4に示すように
周方向に所定間隔にてテーパ溝状の被係合部5aが4個
形成されている。被係合部5aの形成位置は、図4から
分かるように送弾ホイール3の切欠き部3bの中心部と
正面視にて一致している。この中心軸3aの内部には、
第1弾性体であるトーションバー6が配置される。トー
ションバー6の前端部は、中心軸3aの前端部にセレー
ションにて固定され、後端部は中心軸3a及びストップ
ホイール5から突出し、全周に歯部を有するギヤ12の
中心部にセレーションにて固定されている。
【0020】ギヤ12は、図1に示すように後側面から
突出する短筒部12bが砲架2の後端部に軸受24によ
つて回転自在に支持され、カムドラム11の後端部に固
着したセクタギヤ21に噛合可能である。セクタギヤ2
1の歯部21aは、遊底13が後退行程を採るようにカ
ムドラム11が回転する際に、ギヤ12を90°つまり
1ピッチ分回転させるように図2に示す角度θだけ形成
されている。この角度θは、遊底13の後退行程の内の
減速期間に合致させ、カムドラム11による遊底13の
加速駆動力を必要としない期間に合致させることが望ま
しい。これにより、カムドラム11の駆動トルクの変動
が小さくなると共に、回転駆動源9の効率も向上する。
ギヤ12の前側面には、図3に示すように周方向に所定
間隔にて4箇所のストップ部12aが突設される。この
ストップ部12aの位置は、正面視にて、トーションバ
ー6がねじり変形していない状態での送弾ホイール3の
切欠き部3bと一致させてある。このギヤ12及びセク
タギヤ21により、カムドラム11とトーションバー6
との間に介在させた間欠連動機構25を構成している。
突出する短筒部12bが砲架2の後端部に軸受24によ
つて回転自在に支持され、カムドラム11の後端部に固
着したセクタギヤ21に噛合可能である。セクタギヤ2
1の歯部21aは、遊底13が後退行程を採るようにカ
ムドラム11が回転する際に、ギヤ12を90°つまり
1ピッチ分回転させるように図2に示す角度θだけ形成
されている。この角度θは、遊底13の後退行程の内の
減速期間に合致させ、カムドラム11による遊底13の
加速駆動力を必要としない期間に合致させることが望ま
しい。これにより、カムドラム11の駆動トルクの変動
が小さくなると共に、回転駆動源9の効率も向上する。
ギヤ12の前側面には、図3に示すように周方向に所定
間隔にて4箇所のストップ部12aが突設される。この
ストップ部12aの位置は、正面視にて、トーションバ
ー6がねじり変形していない状態での送弾ホイール3の
切欠き部3bと一致させてある。このギヤ12及びセク
タギヤ21により、カムドラム11とトーションバー6
との間に介在させた間欠連動機構25を構成している。
【0021】また、砲架2の後端部に位置させて、所定
の後退位置を採る遊底13の上側であつて送弾ホイール
3の中心軸3aから突出するトーションバー6の下方
に、ロック部材14を配設する。ロック部材14は、図
5に示すようにストップホイール5のテーパ溝状の被係
合部5aと適合するように先端に向けて次第に縮小する
係合部14aを先端に有し、砲架2の案内部2aに嵌挿
されて前後の摺動自在であり、第2弾性体であるばね1
8によつて、常時、前側のストップホイール5の外周部
に向けて弾性的に付勢されている。ロック部材14がば
ね18の弾発力によつて前方に突出した状態では、係合
部14aが非回転状態のストップホイール5の下端部の
被係合部5aに係合し、ストップホイール5の回転を拘
束可能である。
の後退位置を採る遊底13の上側であつて送弾ホイール
3の中心軸3aから突出するトーションバー6の下方
に、ロック部材14を配設する。ロック部材14は、図
5に示すようにストップホイール5のテーパ溝状の被係
合部5aと適合するように先端に向けて次第に縮小する
係合部14aを先端に有し、砲架2の案内部2aに嵌挿
されて前後の摺動自在であり、第2弾性体であるばね1
8によつて、常時、前側のストップホイール5の外周部
に向けて弾性的に付勢されている。ロック部材14がば
ね18の弾発力によつて前方に突出した状態では、係合
部14aが非回転状態のストップホイール5の下端部の
被係合部5aに係合し、ストップホイール5の回転を拘
束可能である。
【0022】そして、図1に実線にて示すように遊底1
3が後退最終位置にある状態では、係合段部13aがロ
ック部材14の前端部に係合して、ばね18を圧縮しな
がらロック部材14を後退させ、係合部14aと被係合
部5aとの係合を離脱させている。この送弾ホイール3
に設けられ、周方向に1ピッチ毎の回転に対応する被係
合部5aを有するストップホイール5と、砲架2に前後
の移動自在に配置されてばね18によつて常時前方に付
勢され、前進状態にて被係合部5aに係合してストップ
ホイール5の回動を拘束し、後退状態にて被係合部5a
との係合を離脱してストップホイール5の回動を許容
し、遊底13の後退移動に伴つて遊底13の係合段部1
3aに係止して後方に押し込まれるロック部材14とに
より、係合離脱装置22を構成している。
3が後退最終位置にある状態では、係合段部13aがロ
ック部材14の前端部に係合して、ばね18を圧縮しな
がらロック部材14を後退させ、係合部14aと被係合
部5aとの係合を離脱させている。この送弾ホイール3
に設けられ、周方向に1ピッチ毎の回転に対応する被係
合部5aを有するストップホイール5と、砲架2に前後
の移動自在に配置されてばね18によつて常時前方に付
勢され、前進状態にて被係合部5aに係合してストップ
ホイール5の回動を拘束し、後退状態にて被係合部5a
との係合を離脱してストップホイール5の回動を許容
し、遊底13の後退移動に伴つて遊底13の係合段部1
3aに係止して後方に押し込まれるロック部材14とに
より、係合離脱装置22を構成している。
【0023】また、砲架2内の後端部であつて、ギヤ1
2の前側には、図3に示すようにスライド7が砲架2に
左右方向の摺動自在に保持され、右又は左方向に移動さ
せた位置にて図外の固定装置によつてロック可能であ
り、図3は後方視にて右方へ移動した状態を示す。スラ
イド7には、一対のストッパ部材8a,8bがそれぞれ
支持軸16によつて揺動自在に支持され、各ストッパ部
材8a,8bは、それぞれスライド7との間に圧縮して
介在させたばね17によつて内側に弾性的に付勢され、
スライド7の内側の側面7a,7bに係止して常態にて
下方に垂下している。垂下した状態での一方のストッパ
部材8a,8bの下端は、非回転状態のギヤ12のスト
ップ部12aの上面に臨み、図3に示すようにスライド
7が右方へ移動した状態では、左側のストッパ部材8b
の下端が1ピッチ回転した状態のギヤ12のストップ部
12aと係合し、ギヤ12の図3上での時計回り方向の
回動を拘束し、また、左方へ移動した状態では、右側の
ストッパ部材8aの下端が1ピッチ回転した状態のギヤ
12のストップ部12aと係合し、ギヤ12の図3上で
の反時計回り方向の回動を拘束する。
2の前側には、図3に示すようにスライド7が砲架2に
左右方向の摺動自在に保持され、右又は左方向に移動さ
せた位置にて図外の固定装置によつてロック可能であ
り、図3は後方視にて右方へ移動した状態を示す。スラ
イド7には、一対のストッパ部材8a,8bがそれぞれ
支持軸16によつて揺動自在に支持され、各ストッパ部
材8a,8bは、それぞれスライド7との間に圧縮して
介在させたばね17によつて内側に弾性的に付勢され、
スライド7の内側の側面7a,7bに係止して常態にて
下方に垂下している。垂下した状態での一方のストッパ
部材8a,8bの下端は、非回転状態のギヤ12のスト
ップ部12aの上面に臨み、図3に示すようにスライド
7が右方へ移動した状態では、左側のストッパ部材8b
の下端が1ピッチ回転した状態のギヤ12のストップ部
12aと係合し、ギヤ12の図3上での時計回り方向の
回動を拘束し、また、左方へ移動した状態では、右側の
ストッパ部材8aの下端が1ピッチ回転した状態のギヤ
12のストップ部12aと係合し、ギヤ12の図3上で
の反時計回り方向の回動を拘束する。
【0024】このギヤ12のストップ部12aと、スト
ップ部12aに係脱可能として砲架2に設けられ、1ピ
ッチ回動した後のギヤ12の回動を拘束可能なストッパ
部材8a,8bとにより、ストッパ装置23を構成して
いる。このようにスライド7を左右方向の摺動自在に砲
架2に設け、一対のストッパ部材8a,8bによつてギ
ヤ12の一方向の回動を拘束するのは、一方の給弾機1
9a(又は19b)から給弾通路19c(又は19d)
を経て送り込まれる弾薬15を各切欠き部3bに受入れ
た状態で、送弾ホイール3に正逆方向の回動を与えるた
めである。但し、送弾ホイール3の正逆方向の回動に合
わせて、回転駆動源9によるカムドラム11の回転駆動
方向も切り換える。
ップ部12aに係脱可能として砲架2に設けられ、1ピ
ッチ回動した後のギヤ12の回動を拘束可能なストッパ
部材8a,8bとにより、ストッパ装置23を構成して
いる。このようにスライド7を左右方向の摺動自在に砲
架2に設け、一対のストッパ部材8a,8bによつてギ
ヤ12の一方向の回動を拘束するのは、一方の給弾機1
9a(又は19b)から給弾通路19c(又は19d)
を経て送り込まれる弾薬15を各切欠き部3bに受入れ
た状態で、送弾ホイール3に正逆方向の回動を与えるた
めである。但し、送弾ホイール3の正逆方向の回動に合
わせて、回転駆動源9によるカムドラム11の回転駆動
方向も切り換える。
【0025】次に、上記実施例の作用について説明す
る。いま、図6に示すように一方の給弾機19aから給
弾通路19cを経て弾薬15(15b)が送弾ホイール
3の切欠き部3bに送り込まれているものとする。カム
ドラム11の一方向(図2,図6上にて時計回り方向)
の回転によつて、遊底13に前進−前進停止−後退−後
退停止の動きが与えられ、遊底13の前進によつて装填
準備位置を採る弾薬15(15a)を砲身1に押し込
み、前進停止している間に遊底13によつて砲身1の後
端部を閉鎖し、弾丸が発射される。図1に2点鎖線にて
示す遊底13’は、ほぼ前進停止状態にある。その後、
遊底13による閉鎖状態が解除されて遊底13が前進停
止の状態から後退行程に移行する。
る。いま、図6に示すように一方の給弾機19aから給
弾通路19cを経て弾薬15(15b)が送弾ホイール
3の切欠き部3bに送り込まれているものとする。カム
ドラム11の一方向(図2,図6上にて時計回り方向)
の回転によつて、遊底13に前進−前進停止−後退−後
退停止の動きが与えられ、遊底13の前進によつて装填
準備位置を採る弾薬15(15a)を砲身1に押し込
み、前進停止している間に遊底13によつて砲身1の後
端部を閉鎖し、弾丸が発射される。図1に2点鎖線にて
示す遊底13’は、ほぼ前進停止状態にある。その後、
遊底13による閉鎖状態が解除されて遊底13が前進停
止の状態から後退行程に移行する。
【0026】カムドラム11が回転して遊底13が後退
すると、カムドラム11と一体のセクタギヤ21の歯部
21aがギヤ12と噛合し、ギヤ12が1ピッチ分回転
する。送弾ホイール3は、未だ遊底13に所定量の後退
移動を生じていないので、係合離脱装置22によつて回
動が拘束されている。すなわち、送弾ホイール3は、ロ
ック部材14の係合部14aがストップホイール5の被
係合部5aと係合してロックされているので、ギヤ12
の回転によつてトーションバー6を送弾ホイール3の送
弾方向に弾性的にねじり変形させて巻込む。その際、ス
トッパ装置23が作動可能であり、ストッパ部材8bが
ギヤ12のストップ部12aと係合可能位置を採つてい
る。すなわち、ギヤ12の回転によつて上位置にあつた
ストップ部12aが図3に示す左側のストッパ部材8b
をばね17の弾発力に抗して揺動させ、該ストップ部1
2aがストッパ部材8bの下方に達し、ストッパ部材8
bがばね17の弾発力によつてスライド7の側面7bに
係止する位置に復帰する。その後、セクタギヤ21とギ
ヤ12との噛み合いははずれるが、図3に示す左側のス
トップ部12aがストッパ部材8bの下端に係止してギ
ヤ12の時計回り方向の回転を拘束するので、トーショ
ンバー6はギヤ12の回転方向と同方向(図2上にて反
時計回り方向)に所定量弾性的にねじれた状態にロック
される。
すると、カムドラム11と一体のセクタギヤ21の歯部
21aがギヤ12と噛合し、ギヤ12が1ピッチ分回転
する。送弾ホイール3は、未だ遊底13に所定量の後退
移動を生じていないので、係合離脱装置22によつて回
動が拘束されている。すなわち、送弾ホイール3は、ロ
ック部材14の係合部14aがストップホイール5の被
係合部5aと係合してロックされているので、ギヤ12
の回転によつてトーションバー6を送弾ホイール3の送
弾方向に弾性的にねじり変形させて巻込む。その際、ス
トッパ装置23が作動可能であり、ストッパ部材8bが
ギヤ12のストップ部12aと係合可能位置を採つてい
る。すなわち、ギヤ12の回転によつて上位置にあつた
ストップ部12aが図3に示す左側のストッパ部材8b
をばね17の弾発力に抗して揺動させ、該ストップ部1
2aがストッパ部材8bの下方に達し、ストッパ部材8
bがばね17の弾発力によつてスライド7の側面7bに
係止する位置に復帰する。その後、セクタギヤ21とギ
ヤ12との噛み合いははずれるが、図3に示す左側のス
トップ部12aがストッパ部材8bの下端に係止してギ
ヤ12の時計回り方向の回転を拘束するので、トーショ
ンバー6はギヤ12の回転方向と同方向(図2上にて反
時計回り方向)に所定量弾性的にねじれた状態にロック
される。
【0027】カムドラム11の回転によつて遊底13に
所定量の後退移動を生じて後退最終位置に近づくと、係
合離脱装置22による送弾ホイール3の回動の拘束が解
除されて回動の許容状態となる。すなわち、遊底13が
後退最終位置に近づくと、遊底13の係合段部13aが
ロック部材14の前端部に係合して、ばね18を圧縮し
ながらロック部材14を後退させ、係合部14aと被係
合部5aとの係合を離脱させ、ストップホイール5及び
送弾ホイール3のロックを解除する。これにより、トー
ションバー6の後端がロックされた状態で、ストップホ
イール5及び送弾ホイール3がトーションバー6の弾性
的復元力によつて1ピッチだけ図6上にて反時計回り方
向に回転するので、給弾機19a(又は19b)から切
欠き部3bに受入れた弾薬15(15a)が遊底13の
前方の装填準備位置にまで送られる。
所定量の後退移動を生じて後退最終位置に近づくと、係
合離脱装置22による送弾ホイール3の回動の拘束が解
除されて回動の許容状態となる。すなわち、遊底13が
後退最終位置に近づくと、遊底13の係合段部13aが
ロック部材14の前端部に係合して、ばね18を圧縮し
ながらロック部材14を後退させ、係合部14aと被係
合部5aとの係合を離脱させ、ストップホイール5及び
送弾ホイール3のロックを解除する。これにより、トー
ションバー6の後端がロックされた状態で、ストップホ
イール5及び送弾ホイール3がトーションバー6の弾性
的復元力によつて1ピッチだけ図6上にて反時計回り方
向に回転するので、給弾機19a(又は19b)から切
欠き部3bに受入れた弾薬15(15a)が遊底13の
前方の装填準備位置にまで送られる。
【0028】このようにして、弾薬15(15a)が急
激に装填準備位置にまで送られるので、遊底13はわず
かに後退停止するのみで、前進行程に移行する。遊底1
3が再び前進を始めて遊底13の所定量の前進移動に伴
つて、係合離脱装置22が送弾ホイール3の回動を拘束
する拘束状態を採る。すなわち、遊底13の前進に伴つ
てばね18にて弾性的に押されるロック部材14が前進
し、係合部14aが被係合部5aに係合するので、遊底
13の係合段部13aとロック部材14の前端部との係
合が離れ、送弾ホイール3は再びロックされ、送弾ホイ
ール3が遊底13の前進中及び後退中に遊底13を案内
するように保持されると共に、再び遊底13が後退した
ときにトーションバー6が巻き込まれるようになる。遊
底13の前進により、装填準備位置にある弾薬15(1
5a)が砲身1に押し込まれる。このようにして、弾薬
15が次々に装填準備位置に送られた後に砲身1に押し
込まれる。
激に装填準備位置にまで送られるので、遊底13はわず
かに後退停止するのみで、前進行程に移行する。遊底1
3が再び前進を始めて遊底13の所定量の前進移動に伴
つて、係合離脱装置22が送弾ホイール3の回動を拘束
する拘束状態を採る。すなわち、遊底13の前進に伴つ
てばね18にて弾性的に押されるロック部材14が前進
し、係合部14aが被係合部5aに係合するので、遊底
13の係合段部13aとロック部材14の前端部との係
合が離れ、送弾ホイール3は再びロックされ、送弾ホイ
ール3が遊底13の前進中及び後退中に遊底13を案内
するように保持されると共に、再び遊底13が後退した
ときにトーションバー6が巻き込まれるようになる。遊
底13の前進により、装填準備位置にある弾薬15(1
5a)が砲身1に押し込まれる。このようにして、弾薬
15が次々に装填準備位置に送られた後に砲身1に押し
込まれる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装
置によれば、下記の効果が得られる。 (1)送弾ホイールは、遊底が後退最終位置を採る際に
第1弾性体によつて急激に短時間で回転させられる。こ
のため装填準備位置への送弾のために遊底が後退停止し
ている間として、従来のカムドラムが1/4回転する間
に対して半減させることが可能である。これにより、遊
底の前進及び後退に使えるカムドラムの回転角度つまり
時間を長く確保でき、その結果として、カムドラムの駆
動トルクを軽減でき、また、遊底の駆動速度も小さくで
きるので、摩耗、焼付き等のトラブルを減少して信頼性
を向上できた。
本発明に係る機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装
置によれば、下記の効果が得られる。 (1)送弾ホイールは、遊底が後退最終位置を採る際に
第1弾性体によつて急激に短時間で回転させられる。こ
のため装填準備位置への送弾のために遊底が後退停止し
ている間として、従来のカムドラムが1/4回転する間
に対して半減させることが可能である。これにより、遊
底の前進及び後退に使えるカムドラムの回転角度つまり
時間を長く確保でき、その結果として、カムドラムの駆
動トルクを軽減でき、また、遊底の駆動速度も小さくで
きるので、摩耗、焼付き等のトラブルを減少して信頼性
を向上できた。
【0030】(2)遊底は後退行程時、先ず加速されて
ある速度で後退した後、強制的に減速される。このた
め、遊底の有していた運動のエネルギーは無駄に消費さ
れていた。これに対して請求項4の発明によれば、この
遊底の減速時に係合離脱装置の第2弾性体を圧縮して送
弾ホイールを回すので、送弾作用に遊底の運動のエネル
ギーを使うことになり、カムドラムを駆動するトルクの
変動が小さくなり、回転駆動源の効率も向上する。
ある速度で後退した後、強制的に減速される。このた
め、遊底の有していた運動のエネルギーは無駄に消費さ
れていた。これに対して請求項4の発明によれば、この
遊底の減速時に係合離脱装置の第2弾性体を圧縮して送
弾ホイールを回すので、送弾作用に遊底の運動のエネル
ギーを使うことになり、カムドラムを駆動するトルクの
変動が小さくなり、回転駆動源の効率も向上する。
【図1】 本発明の1実施例に係る機関砲を示す断面
図。
図。
【図2】 同じく図1のII−II線断面図。
【図3】 同じく図1のIII−III線断面図。
【図4】 同じく図1のIV−IV線断面図。
【図5】 同じく図4のV−V線断面図。
【図6】 同じく図1のVI−VI線断面図。
1:砲身、2:砲架、3:送弾ホイール、3a:中心
軸、5:ストップホイール、5a:被係合部、6:トー
ションバー(第1弾性体)、8a,8b:ストッパ部
材、9:回転駆動源、11:カムドラム、12:ギヤ、
12a:ストップ部、13:遊底、13a:係合段部、
14:ロック部材、15:弾薬、18:ばね(第2弾性
体)、19a,19b:給弾機、21:セクタギヤ、2
1a:歯部、22:係合離脱装置、23:ストッパ装
置、25:間欠連動機構。
軸、5:ストップホイール、5a:被係合部、6:トー
ションバー(第1弾性体)、8a,8b:ストッパ部
材、9:回転駆動源、11:カムドラム、12:ギヤ、
12a:ストップ部、13:遊底、13a:係合段部、
14:ロック部材、15:弾薬、18:ばね(第2弾性
体)、19a,19b:給弾機、21:セクタギヤ、2
1a:歯部、22:係合離脱装置、23:ストッパ装
置、25:間欠連動機構。
Claims (6)
- 【請求項1】 カムドラム(11)の回転によつて砲身
(1)の中心軸線方向に前後移動を行うように、砲架
(2)に移動自在に収容される遊底(13)を備え、砲
架(2)内に受け取つた弾薬(15)を間欠的に回転す
る送弾ホイール(3)によつて遊底(13)の前方に送
り込む機関砲の送弾ホイール駆動方法であつて、遊底
(13)が後退最終位置を採る前に、係合離脱装置(2
2)によつて送弾ホイール(3)の回動を拘束する状態
として、カムドラム(11)の回転によつて第1弾性体
(6)を弾性変形させてエネルギーを蓄え、遊底(1
3)が後退最終位置を採る際に、係合離脱装置(22)
によつて送弾ホイール(3)の回動を許容する状態とし
て、前記第1弾性体(6)に蓄えたエネルギーを放出さ
せ、送弾ホイール(3)を間欠的に回転させることを特
徴とする機関砲の送弾ホイール駆動方法。 - 【請求項2】 カムドラム(11)と第1弾性体(6)
との間に間欠連動機構(25)を介在させ、遊底(1
3)が後退行程の内の減速期間を採る際に、カムドラム
(11)の回転によつて第1弾性体(6)を弾性変形さ
せることを特徴とする請求項1の機関砲の送弾ホイール
駆動方法。 - 【請求項3】 カムドラム(11)の回転によつて砲身
(1)の中心軸線方向に前後移動を行うように、砲架
(2)に移動自在に収容される遊底(13)を備え、砲
架(2)内に受け取つた弾薬(15)を1ピッチ毎に間
欠的に回転する送弾ホイール(3)によつて遊底(1
3)の前方に送り込む機関砲の送弾ホイール駆動装置で
あつて、カムドラム(11)とトーションバー(6)と
の間に介在され、カムドラム(11)の1回転によつて
トーションバー(6)に1ピッチ分のねじり変形を与え
る間欠連動機構(25)と、トーションバー(6)の1
ピッチ分毎のねじり変形を保持するストッパ装置(2
3)と、送弾ホイール(3)と砲架(2)との間に設け
られ、遊底(13)が後退移動して後退最終位置を採つ
た際に送弾ホイール(3)の回動を許容する許容状態と
遊底(13)が後退最終位置から所定量の前進移動した
際に送弾ホイール(3)の回動を拘束する拘束状態とを
採り得る係合離脱装置(22)と、一端が送弾ホイール
(3)の中心軸(3a)に固定され、他端が間欠連動機
構(25)に固定されるトーションバー(6)とを備え
ることを特徴とする機関砲の送弾ホイール駆動装置。 - 【請求項4】 間欠連動機構(25)が、カムドラム
(11)に固設され、所定角度範囲に歯部(21a)を
有するセクタギヤ(21)と、砲架(2)に回転自在に
支持され、セクタギヤ(21)に噛合可能なギヤ(1
2)とを備えることを特徴とする請求項3の機関砲の送
弾ホイール駆動装置。 - 【請求項5】 ストッパ装置(23)が、ギヤ(12)
のストップ部(12a)と係脱可能に砲架(2)に設け
られ、1ピッチ分回動した後のギヤ(12)の回動を拘
束可能なストッパ部材(8a,8b)を備えることを特
徴とする請求項3又は4の機関砲の送弾ホイール駆動装
置。 - 【請求項6】 係合離脱装置(22)が、送弾ホイール
(3)に設けられ、1ピッチ毎の回動に対応する被係合
部(5a)を周方向の所定間隔にて有するストップホイ
ール(5)と、砲架(2)に前後移動自在に配置されて
第2弾性体(18)によつて常時前方に付勢され、前進
状態にて被係合部(5a)に係合してストップホイール
(5)の回動を拘束し、後退状態にて被係合部(5a)
との係合を離脱してストップホイール(5)の回動を許
容し、遊底(13)が後退移動して後退最終位置を採つ
た際、遊底(13)の係合段部(13a)に係止して後
方に押し込まれるロック部材(14)とを備えることを
特徴とする請求項3,4又は5の機関砲の送弾ホイール
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34037693A JPH07159087A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34037693A JPH07159087A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159087A true JPH07159087A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18336358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34037693A Pending JPH07159087A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 機関砲の送弾ホイール駆動方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159087A (ja) |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP34037693A patent/JPH07159087A/ja active Pending
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