JP2582729B2 - 発射装置の遅発災害の防止方法及びその装置 - Google Patents

発射装置の遅発災害の防止方法及びその装置

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JP2582729B2
JP2582729B2 JP6158089A JP15808994A JP2582729B2 JP 2582729 B2 JP2582729 B2 JP 2582729B2 JP 6158089 A JP6158089 A JP 6158089A JP 15808994 A JP15808994 A JP 15808994A JP 2582729 B2 JP2582729 B2 JP 2582729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発射装置の遅発災害の
防止方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の外部動力で回転駆動されるカムド
ラムにて遊底を駆動する遊底方式の発射装置では、一
旦、発射筒に発射体が装填されると、遊底は自動的に撃
発作用を行う。通常は、発射体が撃発され、飛翔体が発
射されることになるが、発射体が撃発作用を受けている
にも関わらず、何らかの不具合で発射体が発火されず、
飛翔体が発射されない場合を生ずることがある。この飛
翔体が発射されない場合であつても、飛翔体が発射され
たときと同様に、遊底は強制的に後退させられて発射体
を発射筒外へ引き出すことになる。しかしながら、撃発
作用を受けた発射体は、その後、短時間の内に装薬が発
火、いわゆる遅発し、爆発する恐れがあり、非常に危険
である。これを防止するために、
【0003】(1)飛翔体を発射したとき、発射筒、発
射箱等の発射部の後座運動を直接利用してカムドラムの
ロックを解除し、発射体を装填しても発射しないときは
後座運動が起こらないことを直接利用して、ロックの解
除を防止し、これによつてカムドラムの回転を止め、不
発射の発射体を発射筒内に残す方法。 (2)同様の作用を発射筒に発生する高圧ガスの一部を
利用してロックを解除する方法等が実用されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、このような従来の発射装置
の遅発災害の防止方法の内、(1)発射部の後座運動を
利用する方法は、後座長が、発射筒の俯仰角によつて、
或いは温度、射撃する発射体の種類又は量によつて変動
する。更に高発射速度の発射装置にあつては、後座した
後座体が元位置に復座して次の飛翔体が発射されるとは
必ずしも限らない。以上の理由から、この方式を満足す
る駐退復座機は非常に複雑なものとなり、また、高発射
速度の発射装置に適用が困難であるという技術的課題が
ある。
【0005】(2)一方、発射筒のガスの一部を利用す
る方法では、部品は高圧のガスに耐える必要があるの
で、それに関連する部位には高強度を確保する必要があ
る。加えて、ガスによる部品の腐食、作動の不円滑化等
の技術的課題がある。更に、発射装置を発射塔内に配置
する方式にあつては、発射塔内の居住性が悪くなるとい
う技術的課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、請求項1
の発明の構成は、発射筒1の後端部に接続する発射箱3
内に回転自在に支持され、回転駆動源(7)によつて回
転駆動されるカムドラム9と、該カムドラム9によつて
駆動されて該発射筒1の中心軸線方向に前進、停止、後
退、停止の基本作動を順次に行うように、該発射筒1の
中心軸線方向の移動自在に該発射箱3内に配設され、前
端部に発射体24を支持する遊底23とを有し、前記発
射箱3が、駐退復座機25によつて支持される発射装置
において、カムドラム9の前方の発射箱3に、発射筒1
の中心軸線方向の移動自在に配置され、第1ばね20に
て後方に向けて弾性的に付勢されると共に、カムドラム
9の前壁に形成され、遊底23が前進後停止している間
のカムドラム9の回転角度にほぼ合致する周方向の長穴
9dに後端部(10a)が係合可能であり、所定の質量
を有するロックピン10と、発射筒1の中心軸線方向と
直交方向に移動自在に発射箱3に配設され、第2ばね1
7にてロックピン10に向けて弾性的に付勢され、前進
移動したロックピン10の係合部10bの後面に係止し
て、ロックピン10の後端部(10a)とカムドラム9
の長穴9dとの係合を離脱させ、ロックピン10のロッ
ク状態を維持するロック部材18と、ロックピン10の
後端部(10a)が長穴9dと対向しない位置を採る間
に、ロックピン10の係合部10bへの係止位置を採る
ロック部材18を没入させて、ロックピン10のロック
状態を解除する解除装置15とを備え、前記ロックピン
10は、遊底23が前進後停止する間にカムドラム9の
長穴9dに入り込み、カムドラム9の回転抑止可能位置
を採り、発射体24の発火に伴う慣性力により、ロック
ピン10が慣性力によつて発射箱3に関して相対的に前
進移動した際、第2ばね17にて押されたロック部材1
8がロックピン10に向けて突出し、ロックピン10を
長穴9dとの係合不可能位置にロックし、カムドラム9
の回転を許容させることを特徴とする発射装置の遅発災
害の防止方法である。請求項2の発明の構成は、解除装
置15が、発射箱3に揺動自在に支持され、後端部がカ
ムドラム9の解除カム面9eに係合し、前端部がロック
部材18に係合する解除レバー12を備え、解除カム面
9eが、ロックピン10の後端部(10a)が長穴9d
と対向しない位置を採る間に、ロックピン10の係合部
10bへの係止位置からロック部材18を没入させて、
ロックピン10のロック状態を解除するように解除レバ
ー12に回動を与え、第1ばね20の弾発力によつてロ
ックピン10をカムドラム9の前面に当接させて長穴9
dとの係合可能な状態を与え、更にカムドラム9が回転
してロックピン10の後端部(10a)が長穴9dと対
向しない位置を採る間に、ロック部材18が第2ばね1
7の弾発力にて移動し、ロック部材18が係合部10b
に当接する形状を有することを特徴とする請求項1の発
射装置の遅発災害の防止方法である。請求項3の発明の
構成は、発射筒1の後端部に接続する発射箱3内に回転
自在に支持され、回転駆動源(7)によつて回転駆動さ
れるカムドラム9と、該カムドラム9によつて駆動され
て該発射筒1の中心軸線方向に前進、停止、後退、停止
の基本作動を順次に行うように、該発射筒1の中心軸線
方向の移動自在に該発射箱3内に配設され、前端部に発
射体24を支持する遊底23とを有し、前記発射箱3
が、駐退復座機25によつて支持される発射装置におい
て、カムドラム9の前方の発射箱3に、発射筒1の中心
軸線方向の移動自在に配置され、所定の質量を有するロ
ックピン10と、発射筒1の中心軸線方向と直交方向に
移動自在に発射箱3に配設され、前進移動したロックピ
ン10の係合部10bの後面に係止して、ロックピン1
0の後端部(10a)とカムドラム9の長穴9dとの係
合を離脱させ、ロックピン10のロック状態を維持する
ロック部材18と、発射体24の発火に際する慣性力に
よつて発射箱3に関して相対的に前進移動可能にロック
ピン10を後方に向けて弾性的に付勢する第1ばね20
と、ロック部材18をロックピン10に向けて弾性的に
付勢し、発射体24の発火によつてロックピン10が前
進移動した際、ロック部材18をロックピン10に向け
て押し出し、係合部10bとの係合可能位置を採らせ、
ロックピン10を長穴9dとの係合不可能位置にロック
する第2ばね17と、ロックピン10の後端部(10
a)がカムドラム9の長穴9dと対向しない位置を採る
間に、ロックピン10の係合部10bへの係止位置を採
るロック部材18を没入させて、ロックピン10のロッ
ク状態を解除する解除装置15とを備え、カムドラム9
の前壁に、周方向に形成され、発射体24の発火前にロ
ックピン10の後端部(10a)が入り込んでカムドラ
ム9の回転抑止可能位置を採らせ、発射体24の発火が
遅れた際、該後端部(10a)が係止してカムドラム9
の回転を抑止する長穴9dが形成されていることを特徴
とする発射装置の遅発災害の防止装置である。請求項4
の発明の構成は、解除装置15が、発射箱3に揺動自在
に支持され、後端部がカムドラム9の解除カム面9eに
係合し、前端部がロック部材18に係合する解除レバー
12を備え、解除カム面9eが、ロックピン10の後端
部(10a)が長穴9dと対向しない位置を採る間に、
ロックピン10の係合部10bへの係止位置からロック
部材18を没入させて、ロックピン10のロック状態を
解除するように解除レバー12に回動を与え、第1ばね
20の弾発力によつてロックピン10をカムドラム9の
前面に当接させて長穴9dとの係合可能な状態を与え、
更にカムドラム9が回転してロックピン10の後端部
(10a)が長穴9dと対向しない位置を採る間に、ロ
ック部材18が第2ばね17の弾発力にて移動し、ロッ
ク部材18が係合部10bに当接する形状を有すること
を特徴とする請求項3の発射装置の遅発災害の防止装置
である。
【0007】
【作用】請求項1又は3の発明によれば、後退後の停止
位置を採る遊底23と発射筒1の後端部との間に発射体
24を供給した状態から、カムドラム9を回転駆動源
(7)によつて回転駆動すれば、遊底23に前進−停止
−後退−停止からなる基本動作が順次に与えられる。遊
底23の移動に伴つて、ロックピン10の後端部(10
a)が長穴9dと対向しない位置を採る間に、解除装置
15により、ロックピン10の係合部(10b)の後面
への係止位置からロック部材18を没入させて、ロック
ピン10のロック状態を解除する。ロックピン10は、
第1ばね20の弾発力にて後退し、後端部(10a)が
カムドラム9の前面に当接する。
【0008】次に、遊底23の前進に伴つて最前進位置
に達すると、後端部(10a)がカムドラム9の長穴9
dに合致し、ロックピン10が第1ばね20の弾発力に
て後退し、後端部(10a)が長穴9dに突入する。そ
の後、遊底23の停止区域に移行し、ロック駆動機構に
よつて遊底23が閉鎖状態となる。
【0009】遊底23の前進停止区域にて更にカムドラ
ム9が回転すると、撃針によつて発射筒1内の発射体2
4を撃発する。通常は、発射体24が発火され、飛翔体
が発射されることになる。飛翔体の発射により、駐退復
座機25によつて発射箱3、発射筒1等からなる発射部
の後座衝力が吸収され、発射箱3が加速度を受けて後退
する。この発射箱3の後退に際し、所定の質量を与えた
ロックピン10は慣性力によつて殆ど後退せず、発射箱
3に関して相対的に前進する。ロックピン10の前進に
より、ロック部材18が第2ばね17の弾発力にて上昇
し、ロック部材18の上端部が係合部10bの後面に係
止可能に突入する。
【0010】一方、遊底23の前進停止区域にて撃針に
よつて発射筒1内の発射体24を撃発したにも関わら
ず、発射体24が発火されず、飛翔体が発射されないこ
とがある。この場合には、発射箱3及び発射箱3と一体
をなす発射筒1等の後座が行われない。このため、ロッ
クピン10と発射箱3との間に相対的移動が起こらず、
ロックピン10の後端部(10a)がカムドラム9の長
穴9dに係合したままとなり、後端部(10a)が長穴
9dの周方向の端部に衝突し、カムドラム9の回転が停
止し、射撃も停止する。この衝突は、ロック駆動機構に
よる遊底23の閉鎖が解除される直前に行われるように
する。
【0011】かくして、撃発された発射体24に遅発を
生じた場合であつても、発射筒1は遊底23によつて閉
鎖されたままであるので、飛翔体が通常時と同様に発射
され、遅発に伴う災害の発生が防止される。飛翔体が発
射されたなら、前述したようにロックピン10が前方に
相対移動する。飛翔体が発射されないことが確認された
なら、ロックピン10を前方へ復帰させ、発射体24を
取り出す。ロックピン10の前進復帰により、ロック部
材18が第2ばね17の弾発力にて移動し、ロック部材
18が係合部10bの後面に係止可能に突入する。
【0012】ロックピン10の後端部(10a)とカム
ドラム9の長穴9dとの係合が解除されたなら、回転駆
動源(7)による駆動によつてカムドラム9の回転を再
開する。カムドラム9が回転すると、ロック駆動機構に
よる遊底23の閉鎖が解除され、その直後から遊底23
が後退行程に移行する。
【0013】請求項2又は4の解除装置15を備えれ
ば、解除カム面9eが、ロックピン10の後端部(10
a)が長穴9dと対向しない位置を採る間に、ロックピ
ン10の係合部10bへの係止位置からロック部材18
を没入させて、ロックピン10のロック状態を解除する
ように解除レバー12に回動を与え、第1ばね20の弾
発力によつてロックピン10をカムドラム9の前面に当
接させてロック可能な状態を与える形状を有する。
【0014】このように、解除レバー12の後端部がカ
ムドラム9の解除カム面9eに係合しているので、遊底
23の前後進に伴つて、ロックピン10の後端部(10
a)が長穴9dと対向しない位置を採る間に、解除レバ
ー12が回動し、解除レバー12の前端部がロック部材
18を第2ばね17の弾発力に抗して没入させる。これ
により、ロックピン10は、第1ばね20の弾発力にて
後退し、後端部(10a)が、カムドラム9の前面に当
接することになる。更に、カムドラム9が回転してロッ
クピン10の後端部(10a)が長穴9dと対向しない
位置を採る間に、ロック部材18が第2ばね17の弾発
力にて移動し、ロック部材18が係合部10bに当接す
るので、ロックピン10の前進移動により、第2ばね1
7の弾発力を受けるロック部材18が、ロックピン10
の係合部10bの後面に係止可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図5は、本発明に係る遅発災害の防
止装置を備える発射装置の1実施例を示す。先ず、発射
装置の要部について説明する。発射筒1の後端部に接続
する発射箱3には、発射筒1の中心軸線の延長線上を摺
動自在として遊底23が配設され、この遊底23の下方
に駆動機構であるカムドラム9が配置され、遊底23の
上側に送り機構が配置される。送り機構は、発射箱3に
回転自在に支持した送りホイール4を備え、送りホイー
ル4に間欠的な回転運動を与え、図1に仮想線にて示す
ように右方に移動して後退停止位置を採る遊底23と発
射筒1の後端部との間に、発射体24を送り込む。
【0016】遊底23は、内部に撃針、逆鉤等からなる
周知の撃針装置を付属し、前端部にて発射体24を支持
する。また、この発射筒1には、その後端部に図外の閉
鎖機構が付属され、遊底23が前進位置(図1上にて左
方位置)において閉鎖機構が作動し、遊底23を発射筒
1に対して鎖錠するようになつている。このような発射
箱3は、駐退復座機25に乗せて支持されている。駐退
復座機25は、発射箱3、発射筒1等の発射部の後座衝
力を吸収し、後座長を規制する駐退機、及び発射部を後
座位置から発射位置に戻す復座機を備える装置であり、
周知の一般的構造を有する。
【0017】カムドラム9は、発射箱3内に図外の軸受
を介在して回転自在に支持され、回転駆動源であるモー
タ7を介して減速して支持軸6aと共に回転駆動され
る。このカムドラム9の外周面に形成した無端のカム溝
9aに、遊底23の下面の係合突起23aが係合してい
る。しかして、モータ7によつて支持軸6a及びカムド
ラム9に1回転を与えることにより、遊底23に発射箱
3内での前進−停止−後退−停止の1サイクルの基本動
作を与えることができる。
【0018】更に、発射箱3の前端部には、カムドラム
9に対向させて、かつ、カムドラム9の中心軸線から所
定量変位させてロックピン10が装備される。ロックピ
ン10は、棒状をなし、図5に示すように後端側から順
次に小径の突起部10a、大径の係合部10b、小径の
案内部10c及び大径の係止部10dが形成され、後端
部の突起部10aが発射箱3の通孔3aを挿通して配置
され、係合部10bが発射箱3の空所3bに案内され、
かつ、案内部10cが発射箱3の空所3bの前面に開口
する通孔3dに案内されている。かくして、ロックピン
10は、カムドラム9の中心軸線方向(前後方向)に所
定の範囲で移動可能である。また、ロックピン10は、
係合部10bの前面と発射箱3の通孔3dの周縁部との
間に圧縮して介装した第1ばね20によつて、常時、後
方に向けて弾性的に付勢され、係合部10bの後面が空
所3bの後面に当接可能である。
【0019】一方、カムドラム9の前壁には、図2に示
すようにロックピン10の突起部10aと対向可能な半
径方向の位置に周方向に延在する長穴9dが設けられ、
長穴9dは、カム溝9aによつて遊底23を前進位置で
停止させている間にほぼ合致して、突起部10aを受入
れ可能に対向する。なお、ここでの長穴9dは、突起部
10aを受入れ可能であればよく、長溝を含むものであ
る。
【0020】また、カムドラム9の前方であつてロック
ピン10の下方には、ロック部材18が配設される。ロ
ック部材18は、発射箱3の空所3bの後端部に上端が
開口する上下方向の収容空間3eに、上下移動可能に収
容され、収容空間3eの底部との間に圧縮して介装した
第2ばね17によつて常時上方に弾性的に付勢されてい
る。ロック部材18は、図1に示すように係合部10b
が空所3bの後壁に当接しているロックピン10の係合
部10b下面に当接し、また、ロックピン10が図5に
示すように前進すれば、第2ばね17の弾発力によつて
上方の空所3b内に突出し、係合部10bの後面に係止
して、突起部10aが長穴9dと係合することを阻止す
る。
【0021】このロック部材18の上下方向の中間部に
は、前後方向の係合空所18aが形成され、係合空所1
8aに解除装置15の解除レバー12の前端部が侵入し
ている。解除レバー12は、発射箱3にピン11にて揺
動自在に支持され、発射箱3との間に圧縮して介在させ
た第3ばね16によつて常時上方に付勢されるプッシャ
13を介して弾性的に押され、図上にて時計回り方向の
回動習性が与えられている。しかして、解除レバー12
は、後端下部のローラ14がカムドラム9の前壁に形成
した解除カム面9eに係合して転動可能に臨んでいる。
【0022】解除カム面9eは、図2に示すように内方
への突出部9bを径方向の対向位置に有し、カムドラム
9の回動によつてローラ14が突出部9bに係合するよ
うになれば、解除レバー12が反時計回り方向に回動
し、第3ばね16を圧縮しながらプッシャ13を押し下
げ、次いでロック部材18を没入させる。これにより、
ロック部材18の上端部とロックピン10の係合部10
bの後面との係合が解除され、ロックピン10のロック
状態を解除するので、第1ばね20の弾発力を受けるロ
ックピン10が後方移動する。ロックピン10の後方移
動は、突起部10aの後面がカムドラム9の前面に当接
して停止する。この状態にてカムドラム9が回転し、長
穴9dがロックピン10の突起部10aと合致すれば、
図1に示すように突起部10aが長穴9dに入り込み、
係合部10bの後面が発射箱3の空所3bの後面に係止
する。なお、解除カム面9eの一対の突出部9bは、遊
底23の前進及び後退移動位置に対応させて形成してあ
るが、ロックピン10の突起部10aが長穴9dと対向
しない位置を採る間に対応させて形成すればよい。
【0023】また、ロックピン10の先端の係止部10
dには、環状の溝10eが形成され、発射箱3の前端部
には、図3に示すように突起部22aが形成された係止
部材22が、ピン部21aが発射箱3の円弧状孔3fに
案内されて回動自在に支持されている。しかして、ロッ
クピン10を図5に示すように前方に引き出した状態
で、係止部材22を図3に示すB位置に回動させてレバ
ー21で固定することにより、突起部22aが溝10e
と係合するので、ロックピン10をカムドラム9と係合
不可能の位置に保つことができる。これにより、実際に
飛翔体を発射しないでカムドラム9を回しての訓練を可
能にする。係止部材22をA位置にすれば、ロックピン
10は自由に移動する。
【0024】次に、上記実施例の作用について説明す
る。後退後の停止位置を採る遊底23と発射筒1の後端
部との間に、送り機構の送りホイール4によつて発射体
24を供給した状態から、カムドラム9を回転駆動すれ
ば、カム溝9aと遊底23の係合突起23aとの係合に
より、遊底23に前進−停止−後退−停止からなる基本
動作が順次に与えられる。なお、遊底23の後退停止位
置では、解除レバー12は、ローラ14がカムドラム9
の解除カム面9eの長穴9dに近い側の大径箇所に位置
している。
【0025】遊底23の前進に伴つて、ローラ14が解
除カム面9eの小径箇所である突出部9bを転動するよ
うになり、解除レバー12がピン11を中心として図1
上にて反時計回り方向に回動し、解除レバー12の前端
部がロック部材18を第2ばね17の弾発力に抗して押
し下げる。同時に、プッシャ13も第3ばね16の弾発
力に抗して押し下げられる。これにより、ロックピン1
0は、第1ばね20の弾発力にて後退し、突起部10a
が、カムドラム9の前面に当接する。次いで、遊底23
の前進に伴つて、ローラ14が解除カム面9eの大径箇
所を移動するようになり、第3ばね16の弾発力を受け
るプッシャ13にて押される解除レバー12がピン11
を中心として図1上にて時計回り方向に回動し、ロック
部材18が第2ばね17の弾発力にて上昇し、ロック部
材18の上端面が係合部10bの下面に弾性的に係止す
る。
【0026】次に、遊底23が前進して最前進位置に達
すると、突起部10aがカムドラム9の長穴9dに合致
し、ロックピン10は、第1ばね20の弾発力にて後退
する。その際、ロック部材18の上端面が係合部10b
に対して摺動する。その後、遊底23の停止区域に移行
し、ロック駆動機構によつて遊底23が閉鎖状態とな
る。これにより、発射体24を発射筒1内に供給した状
態で、遊底23と発射筒1とが結合する。
【0027】遊底23の前進停止区域にて更にカムドラ
ム9が回転すると、図2に示すように突起部10aが長
穴9dの周方向のほぼ中央部に位置する状態で、撃針に
よつて発射筒1内の発射体24を撃発する。これによ
り、通常は、発射体24が発火され、飛翔体が発射され
ることになる。飛翔体の発射により、駐退復座機25に
よつて発射箱3、発射筒1等からなる発射部の後座衝力
が吸収されながら、発射箱3が加速度を受けて後退す
る。この発射箱3の後退に際し、所定の質量を与えたロ
ックピン10は慣性力によつて殆ど後退せず、発射箱3
に関して相対的に前進する。なお、この加速度の大きさ
は、通常、100G程度ないし数百G程度であるから、
ロックピン10は、自重の数百倍の力を受けてカムドラ
ム9の長穴9dから引き抜かれることになる。従つて、
比重の大きな材料にて製作すれば、ロックピン10を小
形化できる。
【0028】ロックピン10の前進により、第3ばね1
6の弾発力を受けるプッシャ13にて押される解除レバ
ー12がピン11を中心として図1上にて時計回り方向
に回動し、ロック部材18が第2ばね17の弾発力にて
上昇し、ロック部材18の上端部が係合部10bの後側
の空所3b内に係止可能に突入する。その後、第1ばね
20の弾発力を受けるロックピン10の係合部10bの
後面に、ロック部材18の上端部が係止して、図5に示
す状態になる。
【0029】一方、遊底23の前進停止区域にて更にカ
ムドラム9が回転し、撃針によつて発射筒1内の発射体
24を撃発したにも関わらず、発射体24が発火され
ず、飛翔体が発射されないことがある。この場合には、
発射箱3、発射筒1等の後座が行われない。このため、
ロックピン10と発射箱3との間に相対的移動が起こら
ず、ロックピン10の突起部10aがカムドラム9の長
穴9dに係合したままとなる。しかして、カムドラム9
が回転し、ロックピン10の突起部10aがカムドラム
9の長穴9dの端部に衝突することとなり、カムドラム
9の回転が停止し、射撃も停止する。この衝突は、ロッ
ク駆動機構による遊底23の閉鎖が解除される直前に行
われる。
【0030】かくして、撃発された発射体24に遅発を
生じた場合であつても、発射筒1は遊底23によつて閉
鎖されたままであるので、遅発に伴う災害の発生が防止
される。ロックピン10の突起部10aがカムドラム9
の長穴9dの端部に衝突することにより、カムドラム9
の回転は急激に停止させられるが、この停止の際、遊底
23及び送りホイール4は停止しているので、遊底23
及び送りホイール4に衝撃力が作用することは回避され
る。発射体24の遅発によつて飛翔体が発射されたな
ら、前述の発射体24が発火され、飛翔体が発射された
正常時と同様にロックピン10の係合部10bの後面
に、ロック部材18の上端部が係止し、突起部10aと
長穴9dとの係合が解除される。
【0031】なお、撃発された発射体24が発火しない
場合には、不発体とみなし、発射筒1から外部に取り出
す。その際、溝10eを使用してロックピン10を前方
へ復帰させる。ロックピン10の前進復帰により、第3
ばね16の弾発力を受けるプッシャ13にて押される解
除レバー12がピン11を中心として図1上にて時計回
り方向に回動し、ロック部材18が第2ばね17の弾発
力にて上昇し、ロック部材18の上端部が係合部10b
に係止可能に突入する。
【0032】このようにして、ロックピン10の突起部
10aとカムドラム9の長穴9dとの係合が解除される
ことにより、モータ7の駆動によるカムドラム9の回転
が再開可能となる。また、発射体24が発火され、飛翔
体が発射された場合には、ロックピン10はカムドラム
9の長穴9dから引き抜かれているので、カムドラム9
の回転を継続させる。カムドラム9の回転により、ロッ
ク駆動機構による遊底23の閉鎖が解除され、その直後
から遊底23が後退行程に移行する。なお、長穴9dの
端部にスイッチを設置し、ロックピン10の突起部10
aがこのスイッチに衝突し、スイッチがOFF作動する
ことにより、モータ7の回転を停止させることもでき
る。
【0033】遊底23の後退に伴つてローラ14が解除
カム面9eの小径箇所である突出部9bを転動するよう
になり、解除レバー12がピン11を中心として図1上
にて反時計回り方向に回動し、解除レバー12の前端部
がロック部材18を第2ばね17の弾発力に抗して押し
下げる。同時に、プッシャ13も第3ばね16の弾発力
に抗して押し下げられる。これにより、ロックピン10
は、第1ばね20の弾発力にて後退し、突起部10a
が、カムドラム9の前面に当接する。なお、解除カム面
9eの突出部9bは、径方向に対向させて2箇所に設け
たので、カムドラム9を左右どちらの方向に回転させて
もロックピン10を解除することができる。これによ
り、カムドラム9を逆転させて発射体24の種類の変更
にも対処できることとなる。更に、遊底23の後退に伴
つて、ローラ14が解除カム面9eの大径箇所を移動す
るようになり、第3ばね16の弾発力を受けるプッシャ
13にて押される解除レバー12がピン11を中心とし
て図1上にて時計回り方向に回動し、ロック部材18が
第2ばね17の弾発力にて上昇し、ロック部材18の上
端面が係合部10bに係止する。このようにして、遊底
23に発射箱3内での前進−停止−後退−停止の1サイ
クルの基本動作が与えられる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る発射装置の遅発災害の防止方法及びその装
置によれば、下記の効果が得られる。 (1)飛翔体の発射に伴つて必ず発生する加速度を利用
してカムドラムの回転を可能にするので、作動が確実で
あり、複雑な駐退復座機は不要であり、簡単な構造にて
遅発に対する安全を確保できた。特に、後座後に元位置
に復座して次の飛翔体が発射されるとは必ずしも限らな
い高発射速度の発射装置において、遅発災害の防止を図
ることができる。
【0034】(2)発射ガスとも無関係に作動するの
で、高圧ガスに起因する故障が少ない。加えて、発射塔
内の空気の汚れの問題も解消された。 (3)ロックピンを第1ばねを圧縮させて前方に移動さ
せて固定するだけで、遅発災害の防止に関する機能が作
動しなくなるので、実際に飛翔体を発射しない訓練に支
障を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係る発射装置の要部を示
す断面図。
【図2】 同じく図1のII−II線断面図。
【図3】 同じく図1のIII−III線断面図。
【図4】 同じく図1のIV−IV線断面図。
【図5】 同じく作用説明図。
【符号の説明】
1:発射筒、3:発射箱、3a:通孔、3b:空所、3
d:通孔、3e:収容空間、4:送りホイール、7:モ
ータ(回転駆動源)、9:カムドラム、9a:カム溝、
9b:突出部、9d:長穴、9e:解除カム面、10:
ロックピン、10a:突起部、10b:係合部、10
c:案内部、10d:係止部、10e:溝、11:ピ
ン、12:解除レバー、13:プッシャ、14:ロー
ラ、15:解除装置、16:第3ばね、17:第2ば
ね、18:ロック部材、18a:係合空所、20:第1
ばね、21:レバー、22:係止部材、22a:突起
部、23:遊底、23a:係合突起、24:発射体、2
5:駐退復座機。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射筒(1)の後端部に接続する発射箱
    (3)内に回転自在に支持され、回転駆動源(7)によ
    つて回転駆動されるカムドラム(9)と、該カムドラム
    (9)によつて駆動されて該発射筒(1)の中心軸線方
    向に前進、停止、後退、停止の基本作動を順次に行うよ
    うに、該発射筒(1)の中心軸線方向の移動自在に該発
    射箱(3)内に配設され、前端部に発射体(24)を支
    持する遊底(23)とを有し、前記発射箱(3)が、駐
    退復座機(25)によつて支持される発射装置におい
    て、カムドラム(9)の前方の発射箱(3)に、発射筒
    (1)の中心軸線方向の移動自在に配置され、第1ばね
    (20)にて後方に向けて弾性的に付勢されると共に、
    カムドラム(9)の前壁に形成され、遊底(23)が前
    進後停止している間のカムドラム(9)の回転角度にほ
    ぼ合致する周方向の長穴(9d)に後端部(10a)が
    係合可能であり、所定の質量を有するロックピン(1
    0)と、発射筒(1)の中心軸線方向と直交方向に移動
    自在に発射箱(3)に配設され、第2ばね(17)にて
    ロックピン(10)に向けて弾性的に付勢され、前進移
    動したロックピン(10)の係合部(10b)の後面に
    係止して、ロックピン(10)の後端部(10a)とカ
    ムドラム(9)の長穴(9d)との係合を離脱させ、ロ
    ックピン(10)のロック状態を維持するロック部材
    (18)と、ロックピン(10)の後端部(10a)が
    長穴(9d)と対向しない位置を採る間に、ロックピン
    (10)の係合部(10b)への係止位置を採るロック
    部材(18)を没入させて、ロックピン(10)のロッ
    ク状態を解除する解除装置(15)とを備え、前記ロッ
    クピン(10)は、遊底(23)が前進後停止する間に
    カムドラム(9)の長穴(9d)に入り込み、カムドラ
    ム(9)の回転抑止可能位置を採り、発射体(24)の
    発火に伴う慣性力により、ロックピン(10)が発射箱
    (3)に関して相対的に前進移動した際、第2ばね(1
    7)にて押されたロック部材(18)がロックピン(1
    0)に向けて突出し、ロックピン(10)を長穴(9
    d)との係合不可能位置にロックし、カムドラム(9)
    の回転を許容させることを特徴とする発射装置の遅発災
    害の防止方法。
  2. 【請求項2】 解除装置(15)が、発射箱(3)に揺
    動自在に支持され、後端部がカムドラム(9)の解除カ
    ム面(9e)に係合し、前端部がロック部材(18)に
    係合する解除レバー(12)を備え、解除カム面(9
    e)が、ロックピン(10)の後端部(10a)が長穴
    (9d)と対向しない位置を採る間に、ロックピン(1
    0)の係合部(10b)への係止位置からロック部材
    (18)を没入させて、ロックピン(10)のロック状
    態を解除するように解除レバー(12)に回動を与え、
    第1ばね(20)の弾発力によつてロックピン(10)
    をカムドラム(9)の前面に当接させて長穴(9d)と
    の係合可能な状態を与え、更にカムドラム(9)が回転
    してロックピン(10)の後端部(10a)が長穴(9
    d)と対向しない位置を採る間に、ロック部材(18)
    が第2ばね(17)の弾発力にて移動し、ロック部材
    (18)が係合部(10b)に当接する形状を有するこ
    とを特徴とする請求項1の発射装置の遅発災害の防止方
    法。
  3. 【請求項3】 発射筒(1)の後端部に接続する発射箱
    (3)内に回転自在に支持され、回転駆動源(7)によ
    つて回転駆動されるカムドラム(9)と、該カムドラム
    (9)によつて駆動されて該発射筒(1)の中心軸線方
    向に前進、停止、後退、停止の基本作動を順次に行うよ
    うに、該発射筒(1)の中心軸線方向の移動自在に該発
    射箱(3)内に配設され、前端部に発射体(24)を支
    持する遊底(23)とを有し、前記発射箱(3)が、駐
    退復座機(25)によつて支持される発射装置におい
    て、カムドラム(9)の前方の発射箱(3)に、発射筒
    (1)の中心軸線方向の移動自在に配置され、所定の質
    量を有するロックピン(10)と、発射筒(1)の中心
    軸線方向と直交方向に移動自在に発射箱(3)に配設さ
    れ、前進移動したロックピン(10)の係合部(10
    b)の後面に係止して、ロックピン(10)の後端部
    (10a)とカムドラム(9)の長穴(9d)との係合
    を離脱させ、ロックピン(10)のロック状態を維持す
    るロック部材(18)と、発射体(24)の発火に際す
    る慣性力によつて発射箱(3)に関して相対的に前進移
    動可能にロックピン(10)を後方に向けて弾性的に付
    勢する第1ばね(20)と、ロック部材(18)をロッ
    クピン(10)に向けて弾性的に付勢し、発射体(2
    4)の発火によつてロックピン(10)が前進移動した
    際、ロック部材(18)をロックピン(10)に向けて
    押し出し、係合部(10b)との係合可能位置を採ら
    せ、ロックピン(10)を長穴(9d)との係合不可能
    位置にロックする第2ばね(17)と、ロックピン(1
    0)の後端部(10a)がカムドラム(9)の長穴(9
    d)と対向しない位置を採る間に、ロックピン(10)
    の係合部(10b)への係止位置を採るロック部材(1
    8)を没入させて、ロックピン(10)のロック状態を
    解除する解除装置(15)とを備え、カムドラム(9)
    の前壁に、周方向に形成され、発射体(24)の発火前
    にロックピン(10)の後端部(10a)が入り込んで
    カムドラム(9)の回転抑止可能位置を採らせ、発射体
    (24)の発火が遅れた際、該後端部(10a)が係止
    してカムドラム(9)の回転を抑止する長穴(9d)が
    形成されていることを特徴とする発射装置の遅発災害の
    防止装置。
  4. 【請求項4】 解除装置(15)が、発射箱(3)に揺
    動自在に支持され、後端部がカムドラム(9)の解除カ
    ム面(9e)に係合し、前端部がロック部材(18)に
    係合する解除レバー(12)を備え、解除カム面(9
    e)が、ロックピン(10)の後端部(10a)が長穴
    (9d)と対向しない位置を採る間に、ロックピン(1
    0)の係合部(10b)への係止位置からロック部材
    (18)を没入させて、ロックピン(10)のロック状
    態を解除するように解除レバー(12)に回動を与え、
    第1ばね(20)の弾発力によつてロックピン(10)
    をカムドラム(9)の前面に当接させて長穴(9d)と
    の係合可能な状態を与え、更にカムドラム(9)が回転
    してロックピン(10)の後端部(10a)が長穴(9
    d)と対向しない位置を採る間に、ロック部材(18)
    が第2ばね(17)の弾発力にて移動し、ロック部材
    (18)が係合部(10b)に当接する形状を有するこ
    とを特徴とする請求項3の発射装置の遅発災害の防止装
    置。
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