JPH07158547A - エンジンの電装部品取付構造 - Google Patents

エンジンの電装部品取付構造

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JPH07158547A
JPH07158547A JP30548193A JP30548193A JPH07158547A JP H07158547 A JPH07158547 A JP H07158547A JP 30548193 A JP30548193 A JP 30548193A JP 30548193 A JP30548193 A JP 30548193A JP H07158547 A JPH07158547 A JP H07158547A
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JP
Japan
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engine
flamag
chamber
cdi
cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30548193A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Hiki
景一 比企
Naoki Kato
直樹 加藤
Ryoichi Nakase
良一 中瀬
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン脱着時の作業性を向上できるように
したエンジンの電装部品取付構造を提供する。 【構成】 フラマグ36及びCDIユニット45を含む
電装部品をエンジン3に取り付けるためのエンジンの電
装部品取付構造において、エンジン3の一側部に配設さ
れるとともにエンジン側が開口するフラマグカバー42
の一部を延長することによりエンジン反対側に開口する
とともに、カバー46で開閉されるCDI室(電装室)
44を形成し、該CDI室44内にCDIユニット45
等の各種電装部品を配設する。また上記フラマグ36が
収納されたフラマグ室47と上記CDI室44とを開口
(連通孔)48で連通し、フラマグ36とCDIユニッ
ト45とを上記開口48を通るリード線49で接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラマグ及び点火装置
を含む電装部品をエンジンに取り付けるためのエンジン
の電装部品取付構造に関し、詳細にはエンジン脱着時の
作業性を向上できるようにした電装部品取付構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば水上走行船用エンジンの電装部品
取付構造として、フラマグ及びこれが収納されたフラマ
グカバーはエンジンのクランクケースの一側方に取り付
けられており、またCDIユニット等の点火装置は密閉
された電装ボックス内に収納されて船体側に取り付けら
れ、上記フラマグ及び電装ボックスはリード線により接
続されたものがある。
【0003】またフラマグカバーで1つのボックスを形
成し、これにフラマグコイルを取り付けるとともに電装
品を配設したものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の電装部品取
付構造では、電装ボックスが船体側に取り付けられ、さ
らにフラマグと電装ボックスとはリード線,ハイテンシ
ョンコードで接続されていることから、エンジンの脱着
時には該電装ボックスをも取り外すか、両者を分離する
必要が生じ、この結果作業性が低下するという問題が生
じる。また、機種によって上記電装ボックスとエンジン
との距離が異なることから上記リード線,ハイテンショ
ンコードの長さが異なり、部品の互換性が低いという問
題もある。
【0005】また後者の構造では、フラマグカバーが大
型化しメンテナンスがやり難いという問題がある。また
電装品のメンテナンス時にはフラマグカバーをフラマグ
コイルごと取り外すこととなり、この点からもメンテナ
ンス性が低いという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、エンジン脱着時の作業性を向上でき、また
部品の互換性を向上でき、さらにメンテナンス性も向上
できるようにしたエンジンの電装部品取付構造を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フラマグ及び
点火装置を含む電装部品をエンジンに取り付けるための
エンジンの電装部品取付構造において、エンジンの一側
部に配設されるとともにエンジン側に開口するフラマグ
カバーの一部を延長することによりエンジン反対側に開
口するとともに蓋板で開閉される電装室を形成し、該電
装室内に上記点火装置を配設し、該電装室と上記フラマ
グカバーのフラマグコイルが収納されたフラマグ室とを
連通孔で連通し、上記フラマグ用コイルと上記点火装置
とを上記連通孔を通るリード線で接続したことを特徴と
している。
【0008】
【作用】本発明によれば、エンジンの一側部に配設され
たフラマグカバーの一部を延長することにより形成され
た電装室内に、CDIユニット等の点火装置が配設され
ている。すなわちエンジンの一側部にフラマグ及び点火
装置の両方が配設されるので、エンジン脱着時に両者を
分離する等の必要がなく、脱着作業性を向上でき、ま
た、エンジン一側部にフラマグ,電装部品が配設されて
いるので、従来の電装ボックスとエンジンとの距離が機
種毎に異なる場合と異なり、リード線,ハイテンション
コード等の長さはいずれの機種においても共通となり、
部品の互換性が高くなる。
【0009】また、上記電装室にはフラマグ室と連通す
る連通孔が設けられているので、該連通孔を利用してフ
ラマグ及び点火装置間の配線を行うことにより、フラマ
グカバー内に配線部分を収納でき、海水等がかかるのを
防止できる。
【0010】さらにまた、電装品のメンテナンス時には
蓋板を取り外すだけで良く、従来のような大型のフラマ
グカバーを取り外したり、フラマグコイルごと取り外し
たりする必要はなく、メンテナンス作業性が良好であ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図5は本発明の一実施例によるエ
ンジンの電装部品取付構造を説明するための図であり、
図1,図2は該電装部品取付構造を備えた水上走行船の
側面図,平面図、図3は該電装部品取付構造を含むエン
ジンの断面部分図、図4は該電装部品取付構造の詳細
図、図5は図3のV−V線矢視図である。
【0012】水上走行船1は、船体2と、該船体2内に
収容搭載されたエンジン3と、該エンジン3により駆動
される推進ユニット4とを備えている。
【0013】上記船体2は、図1及び図2に示すよう
に、いわゆるバスタブ状のハル5上に蓋板状のデッキ6
を搭載し、両者をガンネル7で密閉状に接合してなるボ
ックス状のものである。上記デッキ6の上記エンジン3
上方には操向ハンドル10が配設されている。該操向ハ
ンドル10は、上記推進ユニット4の後述する噴出口1
1を左右に揺動させることにより該水上操向船1を左右
に操向するようになっている。また上記船体2の操向ハ
ンドル10後方には鞍乗式のシート12が搭載されてい
る。
【0014】上記エンジン3は2サイクル並列3気筒エ
ンジンであり、これは、クランクケース20上にシリン
ダブロック21,シリンダヘッド22を順に搭載して構
成されている。上記シリンダブロック21内には、図3
に示すようにピストン31が上下方向摺動自在に挿入さ
れ、上記クランクケース20内にはクランク軸33が回
転自在に支持されており、ピストン31はコネクティン
グロッド32を介してクランク軸33に連結されてい
る。上記シリンダヘッド22には各気筒に対応して点火
プラグ35が配設されている。また、上記エンジン3に
は気化器23が接続されており、該気化器23の上流側
には吸気音を低減させるチャンバ状キャブカバー24が
設けられている。
【0015】上記クランクケース20内においてクラン
ク軸33後端部には、後述するプロペラシャフト15の
先端部に装着されたカップリング30と係合するカップ
リング(図示せず)が装着されている。
【0016】上記推進ユニット4は、船体2後部にトン
ネル状に形成された配置スペース2a内に、吸込ダクト
13を配設し、該ダクト13の途中にインペラ14を配
設するとともに後端部に噴出口11を左右揺動可能に配
設し、上記インペラ14をプロペラシャフト15で回転
駆動するように構成されている。なお、上記配置スペー
ス2aは船体後部に向けて開口しており、また上記吸込
ダクト13の吸込口13aは船体2の底面に開口してい
る。
【0017】上記シリンダブロック21に形成された排
気孔にはマフラー27が接続されており、該マフラー2
7の後端部27aは、ウォータロック28を介してエン
ジン後方に配設された排気管27bに接続されている。
上記ウォータロック28は、転覆時に水が排気管27b
から逆流するのを防止するためのもので ある。
【0018】上記クランクケース20の前側(図3左
側)側部には、電装ボックス40が配置されている。該
電装ボックス40は、図3ないし図5に示すように、上
記クランクケース20のエンジン前側開口20aを閉塞
するキャップ状部41を含むフラマグカバー42を有し
ている。上記キャップ状部41と上記クランクケース2
0とで形成されるフラマグ室47内には、上記クランク
軸33の一端に装着されたフラマグ36が収納されてい
る。このフラマグ36は、上記キャップ状部41の内面
に突設されたボス部41aに固定されたマラマグコイル
36aと、上記クランク軸33に固定されたマグネット
ケース36bと、該ケース36bの内面に上記コイル3
6aと対向するように配置固定された永久磁石36cと
を備えている。
【0019】上記フラマグカバー42の上部は上方に延
長されており、上記キャップ状部41とは逆方向に開口
する収容部43が形成されている。該収容部43で形成
されるCDI室44内には、CDIユニット45が収納
されている。また上記収容部43の開口は上記CDIユ
ニット45の前側を覆うCDIカバー46で閉塞されて
いる。
【0020】上記キャップ状部41,及び収容部43の
連結部分には開孔(連通孔)48が形成されている。上
記フラマグコイル36aと上記CDIユニット45とは
上記開孔48内を通るように配索されたリード線49で
接続されている。このように配索することにより、リー
ド線49が電装ボックス40の外部に露出するのを防止
でき、海水等がかかるのを防止できる。
【0021】また上記収容部43内には、充電回路用整
流器(レクチファイア)50及びスタータリレー51が
配設されており、該収容部43の外側部には、イグニッ
ション,バッテリ,スタータモータ等に電気的に接続さ
れる外部接続部52が形成されている。なお、該収容部
43の下部にはヒューズ53が配設されている。また該
収容部43の上部にはイグニッション(IG)コイル5
5が配設されており、該IGコイル55はハイテンショ
ンコード65によって上記各気筒用点火プラグ35に電
気的に接続されている。
【0022】なお、上記キャップ状部41の外側部に
は、エンジン各部に給油を行うためのオイルポンプ60
が配設されている。該オイルポンプ60はクランク軸3
3により駆動されるドライブギヤ61及び該ドライブギ
ヤ61で駆動されるドリブンギヤ62を備えており、エ
ンジン回転時には下部の吸入口63から潤滑油を吸い込
み、上部の吐出口(図示せず)から吐出するようになっ
ている。
【0023】次に、上記実施例の作用効果について説明
する。上述のように、電装ボックス40を構成するフラ
マグカバー42は、フラマグ36を収納するキャップ状
部41と、その上方に一体的に形成されCDIユニット
45を収納する収容部43とから形成されているので、
該CDIユニット45をフラマグ36と同様にエンジン
3の一側部に配置することが可能になり、これにより、
エンジン脱着時において該エンジン3とは別に電装ボッ
クス40を取り外す必要がなくなり、作業性を向上でき
る。しかもフラマグカバー42に各種電装部品をサブア
ッシーすることが可能であり、この点から組立作業性を
向上できる。
【0024】また、上記各キャップ状部41,収容部4
3間に設けられた開孔48を利用して、フラマグ36及
びCDIユニット45間で配線を行うことができ、これ
により配線用のリード線49が電装ボックス40の外部
に露出するのが防止でき、その結果リード線49に海水
等がかかるのを防止できる。また、上記のように配線し
たので、リード線49ハイテンションコード55a等の
長さがいずれの機種においても同じ長さで済み、部品の
互換性,共用性が可能となる。ちなみに独立の電装ボッ
クスを船体側に配設する構造の場合、機種毎に電装ボッ
クスとエンジンとの距離が異なることから、上記リード
線等の長さも異なるものとなっていた。
【0025】さらにまた、CDIユニット45等のメン
テナンスを行う場合は、CDIカバー46を取り外すこ
とによりこれらの電装部品が外方に臨むこととなり、容
易にメンテナンスを行うことができる。またこの場合、
従来のようにフラマグカバー全体をフラマグコイルごと
取り外す必要はなく、この点からもメンテナンスが容易
である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係るエンジンの電
装部品取付構造によれば、フラマグカバーの一部を延長
することにより形成される電装室内にCDIユニット等
の点火装置を配設するようにしたので、エンジン一側部
にフラマグ及び点火装置が配設されることになり、エン
ジン脱着時の作業性を向上できる効果がある。さらに電
装室に設けられた連通孔を利用してフラマグ及び点火装
置の配線を行うことにより、該配線をフラマグカバー内
に収納でき、これによりリード線接続部等に海水等がか
かるのを防止できるとともに、長さが略同じとなり、部
品の互換性を向上できる効果があり、また電装部品のメ
ンテナンス性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電装部品の取付構造を
備えた水上走行船の側面図である。
【図2】上記水上走行船の平面図である。
【図3】上記電装部品取付構造のエンジンへの取付状態
を示す図である。
【図4】上記電装部品取付構造の詳細図である。
【図5】図3のV−V線矢視図である。
【符号の説明】
3 水上走行船用エンジン 36 フラマグ 42 フラマグカバー 44 CDI室(電装室) 45 CDIユニット(点火装置) 47 フラマグ室 48 開口(連通孔)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライホイールマグネット(以下、単に
    「フラマグ」と記す),及び点火装置を含む電装部品を
    エンジンに取り付けるためのエンジンの電装部品取付構
    造において、エンジンの一側部に配設されるとともにエ
    ンジン側に開口するフラマグカバーの一部を延長するこ
    とによりエンジン反対側に開口するとともに蓋板で開閉
    される電装室を形成し、該電装室内に上記点火装置を配
    設し、該電装室と上記フラマグカバーの上記フラマグが
    収納されたフラマグ室とを連通孔で連通し、上記フラマ
    グ用コイルと上記点火装置とを上記連通孔を通るリード
    線で接続したことを特徴とするエンジンの電装部品取付
    構造。
JP30548193A 1993-12-06 1993-12-06 エンジンの電装部品取付構造 Withdrawn JPH07158547A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30548193A JPH07158547A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 エンジンの電装部品取付構造
US08/349,560 US5524597A (en) 1993-12-06 1994-12-05 Ignition system for watercraft

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30548193A JPH07158547A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 エンジンの電装部品取付構造

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JPH07158547A true JPH07158547A (ja) 1995-06-20

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ID=17945682

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JP30548193A Withdrawn JPH07158547A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 エンジンの電装部品取付構造

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010206