JPH0332998A

JPH0332998A - 船外機

Info

Publication number: JPH0332998A
Application number: JP1166943A
Authority: JP
Inventors: Yoji Yamamoto; 洋士山本
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1989-06-30
Filing date: 1989-06-30
Publication date: 1991-02-13
Anticipated expiration: 2013-07-02
Also published as: JP2772546B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】皮束圭立剋里公立本発明は、船舶推進用として船尾に着脱自在に取付けら
れる船外機に関する。

災」Ｌ五二走かかる船外機は、船体にブラケットを介して取付けられ
るケーシングと、該ケーシングの上面に着脱自在なエン
ジンカバーと、前記ケーシングとエンジンカバーとによ
って画成されるエンジンルーム内に配置されたエンジン
とから戒り、ケーシングにはエンジンルーム部分から垂
下する横断面の外形がほぼ翼状をなす垂下部分が連接さ
れ、該垂下部分内に・エンジンの出力軸に連結された駆
動軸が上下方向に縦通され、その下端に前後方向に向け
て連結されたプロペラ軸にプロペラが設けられている。

従って船外機用のエンジンとしては、クランク軸を上下
方向に配置した垂直型のエンジンが採用され、かつ多気
筒エンジンの場合には、各気筒の中心線を前後方向に水
平に向け、これらの気筒を上下に並べて配設することが
行われている（例えば、実公昭５７−３１９３４号）。

近年、船外機用エンジンの大型化に伴い、比較的大型の
オイルフィルタが設けられているが、このオイルフィル
タは、エンジン全体が上方から見て概ね卵形となり、ケ
ーシング内に納められる船外機エンジンとして適した形
状となるように、シリンダブロックの側面に突設されて
いる（例えば特開昭６０−２７７６２号）。

”ンしよ゛と　るとところで、上記後者の公報に記載のエンジンはディーゼ
ルエンジンであるため点火栓を備えていないが、前者の
公報に記載の点火栓を有するエンジンにおいては、該点
火栓関係の電装部品が付加されるので、これを含めた電
装部品の配設が問題となる。とりわけ、エンジンの一例
で比較的大きなスペースを占める気化器との干渉を避け
た合理的な配設が望まれる。

従って本発明は、このような問題を解決した合理的なオ
イルフィルタとエンジン電装部品の配設をした船外機を
提供しようとするものである。

を”′するための　　およびこのため、本発明においては、船体にブラケットを介し
て取付けられるケーシングと、該ケーシングの上面に着
脱自在なエンジンカバーと、前記ケーシングとエンジン
カバーとによって形成されるエンジンルーム内にクラン
ク軸及びカム軸を上下に配して配置されたエンジンとか
ら成る船外機において、エンジンの一例に、燃焼室と連
通ずる吸気マニフォールドの遊端に装置された気化器を
設け、エンジンの他側にオイルフィルターと、点火プラ
グに接続された電装部品とを設ける。

本発明によれば、オイルフィルタおよびエンジン電装部
品がエンジンの気化器とは他側の同じ側面上に配設され
ているので、気化器の干渉を受けることなく大型部品の
採用が可能である。

また、前記電装部品を前記側面上に、前記オイルフィル
タに関してシリンダヘッドと反対側に設け、点火プラグ
に接続しているので、ユニット化された電装部品が、シ
リンダヘッドまわりの構成やオイルフィルターの干渉を
受けることなく、エンジンに取付けることができる。

また前記のものにおいて接続配線をオイルフィルターの
上方を通しているので、フィルター交換作業時のオイル
漏れによる配線への汚れを防ぐことができる。

また、途中に点火コイルを備えているため、点火プラグ
とユニット化された電装部品とを直線的に接続でき、ム
ダな配線を省くことができる。

さらに、たて並び多気筒において、複数の点火コイルを
配する場合に、とくに合理的な配設が可能である夫−施一斑第１図は本発明による船外機１の側面図で、図において
左側を前方すなわち船体側として船尾に取付けられる。

この船外機ｌはケーシング２と、該ケーシング２の上方
開口部を覆うエンジンカバー３と、ケーシング２の上部
に該ケーシング２とエンジンカバー３とによって形成さ
れるエンジンルーム４内に配置されたエンジン５とから
戊っている。エンジンカバー３は前端部と後端部をそれ
ぞれ着脱装置６を介してケーシング２に着脱自在に固定
され、その下縁をケーシング２の上縁７に沿わせて取付
けられている。エンジン５はケーシング２に取付けられ
ている。このエンジン５は３個のシリンダ８，８．８を
有し、これらのシリンダ８は軸線をそれぞれ前後方向に
水平にして延び、かつ互いに上下方向に一列に配列され
ている。

従ってシリンダ８に嵌装されたピストン９により連接棒
１０を介して駆動されるクランク軸１１は上下方向に指
向し、該クランク軸１（に連動機構を介して連接された
駆動軸１２がエンジン５から延出し、ケーシング２の下
方延出部の内部を下方に延びている。駆動軸１２の下端
に、後方へ向って延びるプロベラ軸１３が駆動連結され
、該プロペラ軸１３の外部へ突出した後端部に、プロペ
ラ１４が固定されている。

ケーシング２の上方前面にはスイベル軸１５を介してス
イベルブラケット１６が枢着されており、該ブラケット
１６の前端部はチルト軸１７を介して、船体に設けられ
たスターンブラケット１Ｂに枢着される。従って船体に
取付けられた船外機１は、スイベル軸１５のまわりに水
平方向に回動できるとともに、チルト軸１７のまわりに
上下方向に傾動できる。

次に、第２図および第３図によりエンジン５の構造をさ
らに詳細に説明する。エンジン５の本体部分はシリンダ
ブロック１９と、シリンダヘッド２０と、クランクケー
ス２１とから戒り、クランクケース２１を前方に、シリ
ンダヘッド２０を後方に配してエンジンルーム４内に納
められている。シリンダブロック１９には前述のように
３個のシリンダ８が上下に並列され、各シリンダ８内の
ピストン９に連接棒１０を介して連結されたクランク軸
１１は、シリンダブロック１９とクランクケース２１に
よって両底されたクランク室２２内を上下方向に延びて
いる。

クランク室２２の下部はオイルパン２３に連通している
。シリンダヘッド２０には各シリンダ８毎に、右側に吸
気ポート２４、左側に排気ポート２５が設けられ、それ
ぞれ吸気弁２６および排気弁２７によって燃焼室２８に
向けて開閉される。空気取入管２９、気化器３０および
吸気管３１から成る吸気系統がエンジン本体の右側面に
沿わせて前後方向に配設され、前記吸気ボート２４に接
続されている。シリンダブロック１９の後部左側面に上
下方向に延びる排気通路３２が形成され、この排気通路
３２に前記排気ポート２５が連通している。排気ポート
２５を経て排気通路３２に放出された排気は該排気通路
３２の下端部から船外機本体を経て、機外へ排出される
。シリンダヘッド２０にはまた、前記上下に並列された
３個のシリンダ８，８．８に対応して３個の点火プラグ
３５．３５．３５が設けられており、これらの点火プラ
グ３５は第２図に示すように上下方向に等間隔で一列に
並べて配設されている。シリンダヘッド２０の後部には
カム軸３６およびロッカーアーム３７から威る動弁機構
その他が配設されており、さらにこれらを覆ってシリン
ダヘッドカバー３８が設けられている。

エンジン本体の前方上部にはクランク軸１１によって駆
動される充電用の発電機３３が設けられており、該発電
機３３によって充電されるバッテリにより給電駆動され
るスタータモータ３４が、クランクケース２１の前面に
取付けられている。

上述したエンジン５の各所要部の潤滑は、前記オイルパ
ン２３に貯溜されたオイルを循環させて行われる。この
ためシリンダブロック１９の左側面、前記排気通路３２
の前方部に主油路３９が設けられており、オイルパン２
３内のオイルをこの上油路３９に導き、該主油路３９か
ら各潤滑部に配分するようになっている。前述したよう
に、船外機のエンジンにおいては、オイルの管理が重要
で常に新鮮なオイルを各潤滑部に供給しなければならな
いので、オイルパン２３から主油路３９への人口に高性
能のオイルフィルタ４０を介在させ、オイルパン２３か
らのオイルがこのオイルフィルタ４０により充分に清浄
化された後主油路３９へ入るようになされている。

オイルフィルタ４０はシリンダブロック１９の左側の排
気通路３２の前方に形成された空間部を利用してシリン
ダブロック１９から外方へ突出させて設けられているが
、さらにこのオイルフィルタ４０の配設位置は、第２図
から分るように、ケーシング２の上縁７より上方に選定
しである。

第４図はエンジン本体の要部を切断して潤滑系統を示し
た側面図である。カム軸５１の下方にトロコイド式のオ
イルポンプ５２が配設され、該ポンプ５２のロータ軸５
３はその上端がカム軸５１の下端に係合しており、ポン
プ５２はカム軸５１によって駆動される。エンジン本体
の右側に吸入油路５４が設けられており、該吸入油路５
４の後端がオイルポンプ５２の吸入口５５に接続されて
いる。吸入油路５４の前端は、オイルパン２３内に延び
る吸入管５７の上端に接続され、吸入管５７の下端には
スクリーン状のオイルストレーナ５８が設けられている
。オイルポンプ５２の吐出口は吐出油路６０に接続され
ている。吐出油路６０はエンジン本体の左側下部を前方
に延び、オイルフィルタ４０に連通している。オイルフ
ィルタ４０から主油路３９が上方へ延び、該オイルフィ
ルタ４０により濾過されたオイルが主油路３９から各潤
滑部に分配される。

エンジン本体の左側面にはまた、上記オイルフィルタ４
０に隣接して電装部品ボックス４１が設けられている。

この電装部品ボックス４１は、シリンダブロック１９に
突設されたブラケット４２とクランクケース２１に突設
されたブラケット４３とにそれぞれボルト４４およびボ
ルト４５を介して締結された底部４１ａと、該底部４１
ａの外側に面した開口部を開閉自在に覆う蓋部４１ｂと
から成り、オイルフィルタ４０に関してシリンダヘッド
２０と反対側の部分すなわちオイルフィルタ４０の前方
部分から、シリンダへラド２０に近いオイルフィルタ４
０の上方部分にかけて延在している。そしてこの電装部
品ボックス４１も全体がケーシング２の上縁７よりも上
方に位置している。電装部品ボックス４１の内部にはＣ
ＤＩユニット４６をはじめ各種の電装部品やこれらの電
装部品に電線を接続するためのコネクタ４７等がまとめ
て納められており、特にオイルフィルタ４０の上方のシ
リンダヘッド２０に近い部分には、前記上下方向に一列
に配列された３個の点火プラグ３５゜３５、３５にそれ
ぞれ対応する３個の点火コイルと接続端子４８．４８．
４８が上下方向に一列に並べて設けられている。そして
対応する点火プラグ３５と点火コイル４８どうしがそれ
ぞれ接続コード４９により接続されている。

本実施例においては上記のようにオイルフィルタ４０と
電装部品ボックス４１とがエンジン本体の気化器３０と
は反対側の左側面に設けられているので、大型のオイル
フィルタ４０および電装部品ボックス４Ｉを気化器３０
の干渉を受けることなくエンジンに取付けることができ
る。電装部品ボックス４１はオイルフィルタ４０に関し
てシリンダヘッド２０と反対イリリに設けられているの
で、ユニット化された電装部品をシリンダヘッドまわり
の構成やオイルフィルタの干渉を受けることなくエンジ
ンに取付けることができる。電装部品と点火プラグ３５
を接続する接続配線４９はオイルフィルタ４０の上方を
通しているので、フィルタ交換作業時のオイル漏れによ
る配線への汚れを防ぐことができる。配！ａ４９は途中
に点火コイルを備えているため、点火プラグとユニット
化された電装部品とを直線的に接続でき、無駄な配線を
省くことができる。

さらに、ケーシング２の上縁７よりも上方に位置して配
設されているので、エンジン５はケーシング２に取付け
たままエンジンカバー３だけをケーシング２から取外せ
ば、オイルフィルタ４０および電装部品ボックス４１が
外部に露出する。従ってこれらの保守点検作業、例えば
オイルフィルタ４０の清掃、交換あるいは電装品の点検
、交換もしくは点検のための電線の切離し等の作業を、
エンジン５をケーシング２から引出すことなく行えるの
で極めて便利である。また電装部品ボックス４１はオイ
ルフィルタ４０の前方から上方へかけて広い面積にわた
って延在しているので、エンジン５に必要な電装部品の
大部分をこの中に納めることができ、これによっても電
装部品の保守点検作業が容易になる。さらに、オイルフ
ィルタ４０の上方のシリンダヘッド２０に近接した部分
に、各接続端子４８がそれぞれの点火プラグ３５に対応
させて上下に配列されているので、各点火プラグ３５の
接続コード４９の接続、取外しが容易になるとともに、
該コードの配線が簡素化する。

発皿立視果本発明によれば、オイルフィルタおよびエンジン電装部
品がエンジンの気化器とは他側の同し側面上に配設され
ているので、気化器の干渉を受けることなく大型部品の
採用が可能である。

さらに、たて並び多気筒において、複数の点火コイルを
配する場合に、とくに合理的な配設が可能である。

園且夏嵐垂星説亙第１図は本発明の一実施例に係る船外機の側面図、第２
図は同船外機内のエンジンの外観側面図、第３図は同エ
ンジンの１つのシリンダの軸線に沿う水平断面図、第４
図は電装部品ボックス、オイルフィルタ等を除いたエン
ジン本体の要部切断側面図である。

１・・・船外機、２・・・ケーシング、３・・・エンジ
ンカバー　４・・・エンジンルーム、５・・・エンジン
、６・・・着脱装置、７・・・上縁、８・・・シリンダ
、９・・・ピストン、１０・・・連接棒、１１・・・ク
ランク軸、１２・・・駆動軸、１３・・・プロペラ軸、
１４・・・プロペラ、１５・・・スイベル軸、１６・・
・ブラケット、１７・・・チルト軸、１８・・・ステー
、１９・・・シリンダブロック、２０・・・シリンダヘ
ッド、２１・・・クランクケース、２２・・・クランク
室、２３・・・オイルパン、２４・・・吸気ボート、２
５・・・排気ポート、２６・・・吸気弁、２７・・・排
気弁、２８・・・燃焼室、２９・・・空気取入管、３０
・・・気化器、３１・・・吸気管、３２・・・排気通路
、３３・・・発電機、３４・・・スタータモータ、３５
・・・点火プラグ、３６・・・カム軸、３７・・・ロッ
カーアーム、３８・・・シリンダへラドカバー、３９・
・・主油路、４０・・・オイルフィルタ、４１・・・電
装部品ボックス、４２・・・ブラケット、４３・・・ブ
ラケット、４４・・・ボルト、４５・・・ボルト、４６
・・・ＣＤＩユニット、４７・・・コネクタ、４８・・
・点火コイル及び接続端子、４９・・・接続コード。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）船体にブラケットを介して取付けられるケーシン
グと、該ケーシングの上面に着脱自在なエンジンカバー
と、前記ケーシングとエンジンカバーとによって形成さ
れるエンジンルーム内にクランク軸及びカム軸を上下に
配して配置されたエンジンとから成る船外機において、
エンジンの一側に、燃焼室と連通する吸気マニフオール
ドの遊端に装置された気化器を設け、エンジンの他側に
オイルフィルターと、点火プラグに接続された電装部品
とを設けたことを特徴とする船外機。
（２）前記電装部品を前記側面上に、前記オイルフィル
タに関してシリンダヘッドと反対側に設け、前記点火プ
ラグに接続したことを特徴とする第（１）項記載の船外
機。
（３）前記電装部品と前記点火プラグとを接続する配線
は前記オイルフィルターの上方を通していることを特徴
とする第（２）項記載の船外機。
（４）前記配線は途中に点火コイルを備えている第（２
）項または第（３）項記載の船外機。
（５）前記エンジンは、水平なシリンダ軸線を有するた
て並びの多気筒エンジンで、各気筒の点火プラグに各々
接続する点火コイルを有している第（１）項ないし第（
４）項のいずれかに記載の船外機。