JPH07158452A - 火花点火式エンジンのシリンダヘッド - Google Patents

火花点火式エンジンのシリンダヘッド

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JPH07158452A
JPH07158452A JP5303728A JP30372893A JPH07158452A JP H07158452 A JPH07158452 A JP H07158452A JP 5303728 A JP5303728 A JP 5303728A JP 30372893 A JP30372893 A JP 30372893A JP H07158452 A JPH07158452 A JP H07158452A
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JP
Japan
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combustion chamber
cylinder head
cylinder
chamber
spark ignition
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JP5303728A
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English (en)
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Osamu Murakami
修 村上
Yoshio Izui
良夫 泉井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】外凸円弧壁面11・12・13と、これらを順
につなぐつなぎ壁面14・15・16とで、燃焼室4の
周壁面を形成した、火花点火式エンジンのシリンダヘッ
ドにおいて、次のようにした。すなわち、つなぎ壁面1
4・15・16をスキッシュ面3とともに燃焼室4の中
央部10に向けて膨出させた。 【効果】スキッシュ面3の面積が大きくなるとともに、
燃焼室4の容積が小さくなり、燃焼が改善され、排気ガ
ス中の炭化水素量が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火花点火式エンジンの
シリンダヘッドに関する。
【0002】
【従来技術】火花点火式エンジンのシリンダヘッドの従
来技術として図3に示すものがある。これは、本発明と
同様、次のような基本構造を備えている。
【0003】すなわち、シリンダ室101に臨ませる円
形のシリンダヘッド面102にスキッシュ面103を残
して燃焼室104を凹設してある。そして、この燃焼室
104の内底面105に吸気弁口106と排気弁口10
7と点火プラグ突出口108とをあけ、これらの口10
6・107・108を燃焼室104の中央部110の周
りに配置し、これらの口106・107・108の各周
縁のうち、燃焼室104の中央部110から遠ざかる各
外凸円弧部分106a・107a・108aに沿ってそ
れぞれ形成した外凸円弧壁面111・112・113
と、これら外凸円弧壁面111・112・113を順に
つなぐつなぎ壁面114・115・116とで、燃焼室
4の周壁面を形成してある。
【0004】このような基本構造を備えたものでは、図
3(B)に示すように、圧縮上死点付近でピストン11
9とスキッシュ面103との間に形成されるスキッシュ
エリア120から燃焼室104に混合気の押し込み流1
21が流入し、燃焼室104の混合気に乱流が生じ、燃
焼性能が高められる。
【0005】ところで、上記従来技術では、図3(A)
に示すように、つなぎ壁面114・115・116が真
っすぐ乃至は燃焼室104の中央部110から遠ざかる
凹湾曲状に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、排
気ガス中に含まれる炭化水素量が多く、環境保全を十分
に図ることができない。
【0007】本発明の課題は、火花点火式エンジンのシ
リンダヘッドにおいて、排気ガス中に含まれる炭化水素
量を低減させることができるものを提供することにあ
る。
【0008】
【発明の経過】本発明者らは、本発明に先立ち、上記従
来技術で排気ガス中に含まれる炭化水素量が多くなる理
由を次のように推定した。 上記従来技術では、図3(A)に示すように、燃焼室
104の容積が比較的大きく、圧縮比が小さくなるた
め、燃焼室104での混合気密度が小さくなる。また、
スキッシュ面103の面積が比較的小さく、図3(B)
に示すスキッシュエリア120から燃焼室104への押
し込み流121の流量が少ないため、燃焼室104での
混合気の乱流が生じにくい。このように燃焼室104で
の混合気密度が小さいうえ、混合気の乱流が生じにくい
ため、火炎伝播が速やかに行われず、燃焼速度が遅く、
混合気が不完全燃焼を起こしやすい。
【0009】燃焼室104の混合気は濃度不均一の状
態で流動するが、比較的薄い混合気で運転する場合に
は、図3(B)に示す点火プラグ122の放電時にその
電極128付近の混合気濃度が点火可能な濃度を下回っ
ていることがあり、不点火により混合気が未燃焼のまま
排気ガスとして排出されることがある。
【0010】本発明者らは、このような推定に基づき、
燃焼室の容積を小さくするとともに、スキッシュ面の面
積を大きくし、更には点火プラグの放電時にその電極付
近の混合気濃度を濃くすることにより、燃焼が改善さ
れ、排気ガス中の炭化水素量が低減するのではないかと
考え、本発明に至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)第1発明は、図1(A)に例示するよう
に、シリンダ室1に臨ませる円形のシリンダヘッド面2
にスキッシュ面3を残して燃焼室4を凹設し、この燃焼
室4の内底面5に吸気弁口6と排気弁口7と点火プラグ
突出口8とをあけ、これらの口6・7・8を燃焼室4の
中央部10の周りに配置し、これらの口6・7・8の各
周縁のうち、燃焼室4の中央部10から遠ざかる各外凸
円弧部分6a・7a・8aに沿ってそれぞれ形成した外
凸円弧壁面11・12・13と、これら外凸円弧壁面1
1・12・13を順につなぐつなぎ壁面14・15・1
6とで、燃焼室4の周壁面を形成した、火花点火式エン
ジンのシリンダヘッドにおいて、次のようにしたことを
特徴とする。
【0012】すなわち、図1(A)・(C)に例示する
ように、上記つなぎ壁面14・15・16を上記スキッ
シュ面3とともに燃焼室4の中央部10に向けて膨出さ
せた、ことを特徴とする火花点火式エンジンのシリンダ
ヘッド。
【0013】(第2発明)第2発明は、図1に例示する
第1発明の火花点火式エンジンのシリンダヘッドにおい
て、図1に例示するように、前記スキッシュ面3の面積
が前記円形のシリンダヘッド面2の面積の30%〜70
%となるようにしたことを特徴とする。
【0014】(第3発明)第3発明は、図1に例示する
第1発明または第2発明の火花点火式エンジンのシリン
ダヘッドにおいて、図1(B)に例示するように、シリ
ンダ中心軸線9を中心として前記シリンダ室1内を旋回
する混合気のスワール流17が、圧縮上死点付近でシリ
ンダ室1から前記燃焼室4に流入するように構成すると
ともに、図1(A)・(C)に例示するように、前記つ
なぎ壁面14・15・16を前記燃焼室4の中央部10
に向かう凸湾曲状に形成したことを特徴とする。
【0015】(第4発明)第4発明は、図1に例示する
第3発明の火花点火式エンジンのシリンダヘッドにおい
て、図1に例示するように、前記燃焼室4の内底面5の
うち、前記スワール流17の旋回方向下手側で前記点火
プラグ突出口8と隣接する部分に、前記シリンダ室1に
向かう凸部18を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の作用及び効果】
(第1発明)第1発明は、次の作用効果を奏する。 排気ガス中の炭化水素量が低減される。これは、次の
ような理由によるものと考えられる。すなわち、図1
(A)に例示するように、スキッシュ面3が燃焼室4の
中央部10に向けて拡張されるため、燃焼室4の容積が
小さくなるとともに、スキッシュ面3の面積が大きくな
る。燃焼室4の容積が小さくなると、圧縮比が大きくな
り、燃焼室4での混合気密度が大きくなる。また、スキ
ッシュ面3の面積が大きくなると、図1(B)に示すス
キッシュエリア20から燃焼室4への押し込み流21の
流量が多くなり、燃焼室4での混合気の乱流が生じやす
い。このように燃焼室4での混合気密度が大きくなるう
え、混合気の乱流が生じやすいため、火炎伝播が速やか
に行われ、燃焼速度が速く、燃焼が改善され、不完全燃
焼が起こりにくく、排気ガス中の炭化水素量が低減され
る。
【0017】(第2発明)第2発明は、上記第1発明の
作用効果に加え、次の作用効果・を奏する。 上記第1発明の作用効果に記載した排気ガス中の炭
化水素量の低減がより確実に実現される。その理由は、
次のように考えられる。すなわち、スキッシュ面3の面
積が円形のシリンダヘッド面2の面積の30%以上であ
るため、燃焼室4の容積が十分小さくなるとともに、ス
キッシュ面3の面積が十分に大きくなる。このため、上
記作用効果で述べた燃焼の改善が確実に行われ、排気
ガス中の炭化水素量の低減がより確実に実現される。
【0018】スキッシュ面3の面積が円形のシリンダ
ヘッド面2の面積の70%以下であるため、燃焼室4の
内底面5の面積が十分に確保され、吸気口6と排気弁口
7の開口面積を十分に大きくできるので、良好な吸排気
効率が維持される。
【0019】(第3発明)第3発明は、上記第1発明の
作用効果または第2発明の作用効果〜に加え、次
の作用効果を奏する。 上記第1発明の作用効果に記載した排気ガス中の炭
化水素量の低減率が高められる。その理由は、次のよう
に考えられる。すなわち、図1(B)に示すように、圧
縮上死点付近でシリンダ室1から燃焼室4に流入したス
ワール流17は、外凸円弧壁面11・12・13と凸湾
曲状のつなぎ壁面14・15・16で滑らかに案内さ
れ、その流速が高く維持されるので、燃焼室4での混合
気の乱流が生じやすい。このため、上記作用効果で述
べた燃焼の改善が一層促進され、排気ガス中の炭化水素
量の低減率が高められる。
【0020】(第4発明)第4発明は、上記第3発明の
作用効果・または〜に加え、次の作用効果を
奏する。 上記第1発明の作用効果に記載した排気ガス中の炭
化水素量の低減率が高められる。その理由は、次のよう
に考えられる。すなわち、図1(C)に例示する圧縮上
死点付近でシリンダ室1から燃焼室4に流入するスワー
ル流17の一部は、凸部18に衝突するため、凸部18
の手前側にある点火プラグ22の電極28付近に混合気
の吹き留まりが生じ、比較的薄い混合気で運転する場合
にも点火プラグ22の電極28付近の混合気濃度が比較
的濃くなる。このため、不点火により混合気が未燃焼の
まま燃焼室4から排出される不備が生じにくくなり、上
記作用効果で述べた排気ガス中の炭化水素量の低減率
が高まる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例を説明する図である。
【0022】この実施例では、頭上弁式の単気筒2弁ガ
ソリンエンジンのシリンダヘッドを用いた。図1(A)
に示すように、このシリンダヘッド23は次のような基
本構造を備えている。すなわち、図1(B)に示すシリ
ンダ室1に臨ませる円形のシリンダヘッド面2にスキッ
シュ面3を残して燃焼室4が凹設されている。この燃焼
室4の内底面5には吸気弁口6と排気弁口7と点火プラ
グ突出口8とがあけられている。これら3個の口6・7
・8は燃焼室4の中央部10の周りに配置されている。
これら3個の口6・7・8の各周縁のうち、燃焼室4の
中央部10から遠ざかる各外凸円弧部分6a・7a・8
aに沿ってそれぞれ形成された3個の外凸円弧壁面11
・12・13と、これら外凸円弧壁面11・12・13
を順につなぐ3個のつなぎ壁面14・15・16とで、
燃焼室4の周壁面が形成されている。
【0023】このような基本構造を備えたものでは、図
1(B)に示すように、圧縮上死点付近でピストン19
とスキッシュ面3との間に形成されるスキッシュエリア
20から燃焼室4に混合気の押し込み流21が流入し、
燃焼室4の混合気に乱流が生じ、燃焼性能が高められ
る。
【0024】この実施例では、図1(A)に示すよう
に、シリンダヘッド面2はシリンダヘッド23の底面2
4に円形に凹設された部分の内底面で形成されている。
また、シリンダヘッド23にはシリンダヘッド面2の脇
に一対のプッシュロッド挿通孔25があけられている。
【0025】この実施例では、燃焼室4の容積を小さく
するとともにスキッシュ面3の面積を大きくするため、
次のような構成が採用されている。すなわち、図1
(A)・(C)に示すように、つなぎ壁面14・15・
16をスキッシュ面3とともに燃焼室4の中央部10に
向けて膨出させてある。この場合、スキッシュ面3が燃
焼室4の中央部10に向けて拡張されるため、燃焼室4
の容積が小さくなるとともに、スキッシュ面3の面積が
大きくなる。
【0026】スキッシュ面3の面積は円形のシリンダヘ
ッド面2の面積の38.4%とされている。この面積比
率は、排気ガス中の炭化水素量の低減と吸排気効率の確
保のバランスに基づいて設定され、30%〜70%に設
定するのが好ましく、更に、30%〜60%、30%〜
50%の順でバランスが高まり、35%〜45%に設定
するのが最も好ましい。
【0027】また、この実施例では、燃焼室4で混合気
の乱流を生じさせるため、次のような構成が採用されて
いる。すなわち、図1(A)に示すように、吸気弁口6
から円形のシリンダヘッド面2の外周接線方向に向けて
吸気ポート26が導出されている。これにより、吸気工
程ではこの吸気ポート26からシリンダ室1に流入した
混合気が、シリンダ室1の内周壁面の案内で、シリンダ
中心軸線9を中心とするスワール流17となる。そし
て、図1(C)に示すように、圧縮上死点付近では、こ
の混合気のスワール流17がシリンダ室1から燃焼室4
に流入する。更に、3個のつなぎ壁面14・15・16
を燃焼室4の中央部10に向かう凸湾曲状に形成してあ
る。
【0028】このような構成によれば、図1(C)に示
すように、圧縮上死点付近でシリンダ室1から燃焼室4
に流入したスワール流17は、外凸円弧壁面11・12
・13と凸湾曲状のつなぎ壁面14・15・16で滑ら
かに案内され、その流速が高く維持されるので、燃焼室
4で混合気の乱流が生じやすい。
【0029】また、この実施例では、点火プラグ22の
放電時にその電極28付近の混合気濃度を濃くするた
め、次のような構成が採用されている。すなわち、図1
(A)・(B)に示すように、燃焼室4の内底面5のう
ち、スワール流17の旋回方向下手側で点火プラグ突出
口8に隣接する部分に、シリンダ室1に向かう凸部18
が設けられている。図1(B)・(C)に示すように、
この凸部18は、点火プラグ突出口8からスワール流1
7の旋回方向下手側に向けて次第に厚さを減じる楔型
で、その肉厚側端面27は点火プラグ22の電極28に
臨ませてある。シリンダ室1に臨む凸部18の表面29
は、肉厚端部27からスワール流17の旋回方向下手側
に向けて次第に燃焼室4の内底面5に近づく傾斜状に形
成されている。
【0030】このような構成によれば、図1(C)に示
すように、圧縮上死点付近でシリンダ室1から燃焼室4
に流入するスワール流17の一部は、凸部18の肉厚側
端面27に衝突するため、その手前側にある点火プラグ
22の電極28付近に混合気の吹き留まりが生じ、比較
的薄い混合気で運転する場合にも点火プラグ22の電極
28付近の混合気濃度が比較的濃くなる。
【0031】上記実施例による排気ガス特性の有効性を
証明するため、従来技術を比較例とした排気ガス試験を
行った。試験方法は次の通りである。実施例のシリンダ
ヘッドには、図1に示す形状で、シリンダヘッド面の直
径、シリンダヘッド面の面積、燃焼室の面積、燃焼室の
深さ、スキッシュ面の面積を図2の実施例の欄に示す仕
様としたものを用いた。そして、このシリンダヘッド
を、ストローク、工程容積、隙間寸法、隙間容積を図2
の実施例の欄に示す仕様としたエンジンに組み付けた。
従来技術のシリンダヘッドには、図3に示す形状で、シ
リンダヘッド面の直径等を図2の従来技術の欄に示す仕
様としたものを用いた。そして、このシリンダヘッド
を、ストローク等を図2の従来技術の欄に示す仕様とし
たエンジンに組み付けた。
【0032】次に、これらのエンジンをそれぞれ300
0〜3100rpm、空燃比11〜15の範囲で、同一
条件の下に運転し、各排気ガス中に含まれる炭化水素
量、酸化窒素量、一酸化炭素量を測定した。そして、実
施例の排気ガス中の各成分の含有量が従来技術に比べて
どの程度増減したかを示す増減率を算出した。算出結果
を図2に示す。
【0033】図2に示すように、この実施例では一酸化
炭素の増加が認められるものの、本来は同時低減が不可
能であると考えられていた炭化水素と酸化窒素が同時に
低減されるという画期的な結果が得られた。また、特に
炭化水素は著しく低減した。このような結果から、つな
ぎ壁面14・15・16をスキッシュ面3とともに膨出
させること、シリンダヘッド面2の面積Aに対するスキ
ッシュ面3の面積Bの比率B/Aを30%以上にするこ
と、つなぎ壁面14・15・16を凸湾曲状にするこ
と、凸部18を設けることにより、排気ガス特性が向上
することが分かった。
【0034】本発明の実施例の内容は以上の通りである
が、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例では、頭上弁式の単気筒2弁ガソリン
エンジンのシリンダヘッドを用いたが、この発明は、火
花点火式エンジンのシリンダヘッドであれば適用するこ
とができ、頭上カムエンジン、多気筒エンジン、多弁エ
ンジン、ガスエンジン等の各種形式のエンジンのシリン
ダヘッドに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する図で、図1(A)は
シリンダヘッドの底面図、図1(B)は図1(A)のB
−B線断面図、図1(C)はシリンダ室に臨むシリンダ
ヘッド面を斜めに見上げた斜視図である。
【図2】実施例と従来技術の排気ガス試験を説明する表
である。
【図3】従来技術を説明する図で、図3(A)はシリン
ダヘッドの底面図、図3(B)は図3(A)のB−B線
断面図である。
【符号の説明】
1…シリンダ室、2…シリンダヘッド面、3…スキッシ
ュ面、4…燃焼室、5…内底面、6…吸気弁口、7…排
気弁口、8…点火プラグ突出口、6a・7a・8a…外
凸円弧部分、9…シリンダ中心軸線、10…中央部、1
1・12・13…外凸円弧壁面、14・15・16…つ
なぎ壁面、17…スワール流、18…凸部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ室(1)に臨ませる円形のシリン
    ダヘッド面(2)にスキッシュ面(3)を残して燃焼室(4)
    を凹設し、この燃焼室(4)の内底面(5)に吸気弁口(6)
    と排気弁口(7)と点火プラグ突出口(8)とをあけ、これ
    らの口(6)・(7)・(8)を燃焼室(4)の中央部(10)の
    周りに配置し、これらの口(6)・(7)・(8)の各周縁の
    うち、燃焼室(4)の中央部(10)から遠ざかる各外凸円
    弧部分(6a)・(7a)・(8a)に沿ってそれぞれ形成し
    た外凸円弧壁面(11)・(12)・(13)と、これら外凸
    円弧壁面(11)・(12)・(13)を順につなぐつなぎ壁
    面(14)・(15)・(16)とで、燃焼室(4)の周壁面を
    形成した、火花点火式エンジンのシリンダヘッドにおい
    て、 上記つなぎ壁面(14)・(15)・(16)を上記スキッシ
    ュ面(3)とともに燃焼室(4)の中央部(10)に向けて膨
    出させた、ことを特徴とする火花点火式エンジンのシリ
    ンダヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した火花点火式エンジン
    のシリンダヘッドにおいて、前記スキッシュ面(3)の面
    積が前記円形のシリンダヘッド面(2)の面積の30%〜
    70%となるようにした、ことを特徴とする火花点火式
    エンジンのシリンダヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した火花
    点火式エンジンのシリンダヘッドにおいて、シリンダ中
    心軸線(9)を中心として前記シリンダ室(1)内を旋回す
    る混合気のスワール流(17)が、圧縮上死点付近でシリ
    ンダ室(1)から前記燃焼室(4)に流入するように構成す
    るとともに、前記つなぎ壁面(14)・(15)・(16)を
    前記燃焼室(4)の中央部(10)に向かう凸湾曲状に形成
    した、ことを特徴とする火花点火式エンジンのシリンダ
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した火花点火式エンジン
    のシリンダヘッドにおいて、前記燃焼室(4)の内底面
    (5)のうち、前記スワール流(17)の旋回方向下手側で
    前記点火プラグ突出口(8)と隣接する部分に、前記シリ
    ンダ室(1)に向かう凸部(18)を設けた、ことを特徴と
    する火花点火式エンジンのシリンダヘッド。
JP5303728A 1993-12-03 1993-12-03 火花点火式エンジンのシリンダヘッド Pending JPH07158452A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357576C (zh) * 2004-02-10 2007-12-26 日产自动车株式会社 内燃机的燃烧室构造
WO2011154631A1 (fr) 2010-06-09 2011-12-15 Renault S.A.S. Moteur a combustion interne a allumage commande
JP2014173498A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Suzuki Motor Corp 内燃機関の燃焼室構造

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