JPH07158388A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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Publication number
JPH07158388A
JPH07158388A JP5339169A JP33916993A JPH07158388A JP H07158388 A JPH07158388 A JP H07158388A JP 5339169 A JP5339169 A JP 5339169A JP 33916993 A JP33916993 A JP 33916993A JP H07158388 A JPH07158388 A JP H07158388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check valve
valve
opening
valve body
injection pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5339169A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Ogiwara
岳彦 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MUSASHINO KIKO KK
Original Assignee
MUSASHINO KIKO KK
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Publication date
Application filed by MUSASHINO KIKO KK filed Critical MUSASHINO KIKO KK
Priority to JP5339169A priority Critical patent/JPH07158388A/ja
Publication of JPH07158388A publication Critical patent/JPH07158388A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 裏込め材の逆流圧力が大きい場合から小さい
場合まで、完全なシール性能を発揮する逆止弁を提供す
る。 【構成】 上部に裏込め材通過孔と摺動軸受を有する上
壁を、下部に開閉孔を有する下壁を形成した筒状本体の
上壁と下壁との間に、前記摺動軸受に沿って摺動する摺
動軸を有し、スプリングにより下方に付勢された略筒状
の弁体が装着され、通常時は弁体が下壁の開閉孔に嵌着
してこれを閉塞し、裏込め材注入時はその圧力により弁
体が押し上げられて該開閉孔が開口することを特徴とす
る逆止弁である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セグメントあるいは推
進管等の裏込め材の逆流を防止する逆止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】下水道、トンネル等の構築工事に用いら
れるシールド工法において、施工時のセグメントや推進
管の安定を図るため、セグメント等に予め設けられてい
る裏込め材注入口から、セグメント等と地山側の空隙部
分を裏込め材で充填する。このとき、充填した裏込め材
が逆流してセグメント内に流れ込まないように逆止弁が
用いられる。
【0003】セグメント等には内周面に雌ねじが形成さ
れた注入管が予め埋め込まれており、裏込め材の注入
は、裏込め材注入口すなわち注入管の内端に圧入ホース
の先端をセットして圧入する。圧入完了後このホース先
端を注入管から外したとき、今まで圧入されていた裏込
め材が逆流しないように、逆止弁が注入管内に装着され
ているのである。
【0004】従来の逆止弁は、特開平3−287998
号に示されるように、筒状本体内に蝶番部により開閉す
る軟質プラスチック製の2枚の半円形の弁板により、裏
込め材の逆流を阻止するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の逆止弁
は、弁板に蝶番部を形成する関係上、これを軟質プラス
チック製にしなければならない。したがって、裏込め材
の逆流圧力が大きい場合は、圧力により弁板が変形して
しまい、裏込め材の漏れが生じていた。逆に裏込め材の
逆流圧力が小さい場合には、弁板による閉塞が不十分
で、やはり裏込め材の漏れが生じていた。本発明の逆止
弁は、この問題点を解決するもので、裏込め材の逆流圧
力が大きい場合から小さい場合まで、完全なシール性能
を発揮するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部に裏込め
材通過孔と摺動軸受を有する上壁を、下部に開閉孔を有
する下壁を形成した筒状本体の上壁と下壁との間に、前
記摺動軸受に沿って摺動する摺動軸を有し、スプリング
により下方に付勢された略筒状の弁体が装着され、通常
時は弁体が下壁の開閉孔に嵌着してこれを閉塞し、裏込
め材注入時はその圧力により弁体が押し上げられて該開
閉孔が開口することを特徴とする逆止弁である。
【0007】
【作用】本発明逆止弁は、弁板の蝶番部で動作するもの
ではなく、筒状の弁体が上下動し、下壁の開閉孔に嵌着
してこれを閉塞する構造であるから、弁体及び下壁を軟
質の材料で形成する必要がなく、十分な強度を有する材
料で構成できるので、裏込め材の逆流圧力が大きい場合
でもこれらが変形することなく、確実にシールすること
ができる。また、弁体はスプリングにより常に下方に付
勢されているので、裏込め材の逆流圧力が小さい場合で
も、弁体が下壁の開閉孔に嵌着してこれを完全に閉塞
し、やはり確実にシールすることとなる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を表した図面により、本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の1実施例たる逆止弁1
の閉状態の断面図、図2は逆止弁1の開状態の断面図、
図3は逆止弁1の上面図、図4は逆止弁1の下面図であ
る。
【0009】逆止弁1の筒状本体は、製造の便宜上、上
部本体2と下部本体3の2個のパーツからなる。これら
は、上部本体2の突起13を下部本体3の係合孔14に
係合することにより一体化され、筒状本体が形成され
る。筒状本体の上部には多数の裏込め材通過孔7を有す
る上壁4が形成されている。上壁4の中央には摺動軸受
6が設けられている。また、上壁4の下面にはコイルス
プリング11を所定位置に保持するための保持筒部15
が形成されている。筒状本体の下部には下壁5が形成さ
れている。下壁5の中央には開閉孔8が設けられてい
る。筒状本体の上壁と下壁との間には、略筒状の弁体9
が装着されている。弁体9の背面には上向きの摺動軸1
0が形成され、摺動軸10は摺動軸受6に摺動可能に軸
着されており、これにより弁体9は筒状本体内を上下動
できる。また、摺動軸受6の周囲、保持筒部15内には
コイルスプリング11が配され、上壁4下面と弁体9背
面とに作用して常に弁体9を下方に付勢している。弁体
9の下端は、やや先細りのテーパ状に形成され、開閉孔
8はこれに適合したテーパ孔となっているので、弁体9
の先端が、図1に示すように、開閉孔8に嵌合したとき
の接触面積が大きくなり、すぐれたシール性を発揮す
る。弁体9は下方に付勢されているので、通常開閉孔8
は閉の状態にある。
【0010】逆止弁1の筒状本体の外周には、ねじ12
が形成されており、セグメント等にあらかじめ埋め込ま
れた内周面に雌ねじ21を有する注入管20に螺着され
る。ねじ12の上部には肉薄の環状立上部16が形成さ
れている。一方、注入管20内面の雌ねじ21の上部は
環状立上部16よりもやや細くなっており、図1、2に
示すごとく、逆止弁1を注入管20に螺着した状態で、
環状立上部16が注入管20の内面に圧接する。これに
より逆止弁1と注入管20との間が完全にシールされ、
ねじの隙間からの裏込め材の漏れを防止する。
【0011】裏込め材の注入は、注入管の内端に圧入ホ
ースの先端をセットして圧入する。このとき裏込め材の
圧力で、図2に示すごとく、弁体9が押し上げられ開閉
孔8が開の状態となる。裏込め材は、図2の矢印のごと
く、開閉孔8から裏込め材通過孔7を経てセグメント等
の外部に送り出される。圧入完了後は、裏込め材が逆流
しようとする圧力の大小にかかわらず、弁体9はコイル
スプリング11により図1の状態に復帰し、開閉孔8は
閉の状態となり、裏込め材の逆流は完全に阻止される。
逆流圧力は弁体を押し下げる方向に働くので、圧力が強
くなるほどシールは強固なものとなる。筒状本体及び弁
体は丈夫なナイロン樹脂製であり、逆流圧力に対して十
分な強度と剛性を有し、絶対に漏れを生じない。従来の
逆止弁は5kg(1平方センチメートルあたり)位の圧
力が限度であったが、本実施例の逆止弁は10kgの圧
力にも耐えるものである。
【0012】本実施例においては、ナイロン樹脂製とし
たが、もちろんこれに限るものではなく、強度的に許さ
れる限りにおいてあらゆる材質とすることができる。ス
プリングは、コイルスプリングに限るものではなく、板
バネ等他の付勢手段を用いることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明逆止弁は、蝶番部がないから、弁
体を軟質の材料で形成する必要がなく、十分な強度を有
する材料で構成できるので、裏込め材の逆流圧力が大き
い場合でもこれが変形することなく、確実にシールする
ことができる。また、弁体はスプリングにより常に下方
に付勢されているので、裏込め材の逆流圧力が小さい場
合でも、弁体が下壁の開閉孔に嵌着してこれを完全に閉
塞し、やはり確実にシールすることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】逆止弁1の閉の状態の断面図である。
【図2】逆止弁1の開の状態の断面図である。
【図3】逆止弁1の上面図である。
【図4】逆止弁1の下面図である。
【符号の説明】
1 逆止弁 2 上部本体 3 下部本体 4 上壁 5 下壁 6 摺動軸受 7 裏込め材通過孔 8 開閉孔 9 弁体 10 摺動軸 11 コイルスプリング 12 ねじ 13 突起 14 係合孔 15 保持筒部 16 環状立上部 20 注入管 21 雌ねじ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に裏込め材通過孔と摺動軸受を有す
    る上壁を、下部に開閉孔を有する下壁を形成した筒状本
    体の上壁と下壁との間に、前記摺動軸受に沿って摺動す
    る摺動軸を有し、スプリングにより下方に付勢された略
    筒状の弁体が装着され、通常時は弁体が下壁の開閉孔に
    嵌着してこれを閉塞し、裏込め材注入時はその圧力によ
    り弁体が押し上げられて該開閉孔が開口することを特徴
    とする逆止弁
JP5339169A 1993-12-06 1993-12-06 逆止弁 Pending JPH07158388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5339169A JPH07158388A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5339169A JPH07158388A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 逆止弁

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Publication Number Publication Date
JPH07158388A true JPH07158388A (ja) 1995-06-20

Family

ID=18324897

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5339169A Pending JPH07158388A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 逆止弁

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JP (1) JPH07158388A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293266A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Metro Kaihatsu Kk 裏込め材注入孔の高止水逆止弁
JP2010084497A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 Metro Kaihatsu Kk 裏込め材注入孔の高止水栓
CN110241808A (zh) * 2019-05-31 2019-09-17 李博文 一种内接式注浆用止浆塞装置及注浆方法

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