JP2002243048A - バルブ用弁座及びその取付方法 - Google Patents

バルブ用弁座及びその取付方法

Info

Publication number
JP2002243048A
JP2002243048A JP2001042129A JP2001042129A JP2002243048A JP 2002243048 A JP2002243048 A JP 2002243048A JP 2001042129 A JP2001042129 A JP 2001042129A JP 2001042129 A JP2001042129 A JP 2001042129A JP 2002243048 A JP2002243048 A JP 2002243048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
seal
around
hollow portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001042129A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kasanami
幸夫 笠波
Atsuro Sawano
敦郎 澤野
Kyoichi Iitaka
經一 飯▲高▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP2001042129A priority Critical patent/JP2002243048A/ja
Publication of JP2002243048A publication Critical patent/JP2002243048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁軸1周りのシール性を高めて、弁体3全体
周りのシール性を高め、かつ均一化する。 【解決手段】 弁箱1内周面にその周方向に沿って形成
された溝4にその全長に亘って嵌められる弾性体から成
り、その全長に亘る中空部11に充填材aを注入して弁
体3との圧接圧を調整するバルブV用弁座である。弁軸
2周りのシール部12も一体成形され、そのシール部1
2全周にも前記中空部11に連続して中空部11が形成
されている。弁座10とシール部12が一体ものであれ
ば、両者10、12間に界面がないため、その部分のシ
ール性が向上し、かつ、弁座10内のバックアップ圧が
弁軸周りのシール部12にも円滑に及ぶため、弁軸2周
りのシール性も向上する。このため、弁体3全体周りの
シール性が高まるとともに、均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バタフライバル
ブやボールバルブ等のバルブに使用される弾性体から成
る弁座及びその取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バルブは、弁箱内に弁体を装入し、その
弁体を弁箱内面の弁座に圧接して閉止する構造が一般的
であり、例えば、バタフライバルブVは、この発明の一
実施例を示す図1、図2を参照して説明すると、弁箱1
に弁軸2をその弁箱軸心に直交して設け、その弁軸2に
弁体3を取付け、弁軸2を回して弁体3を図2のごとく
弁箱1内面の弁座10に圧接させることにより閉弁す
る。
【0003】その弁座10として、同図に示すように、
弁箱1内周面にその周方向に沿って形成された溝4にそ
の全長に亘って嵌められる弾性体から成り、その全長に
亘る中空部11に充填材(バックアップ材)aを注入し
て弁体3との圧接圧を調整するものがある。
【0004】この種の従来の弁座10は、特開平9−2
17840号公報などに記載され、図7に示すように、
ハブシールリング5にその弁座10の端面10aを突き
当て、その部分にプラグ6を挿入して、孔7から充填材
aを注入する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】その従来の弁座構造
は、ハブシールリング5と弁座10とが別部品であるた
め、その両者5、10の突き合わせ面(界面)10aの
シール性に問題が生じるとともに、弁体3周縁から弁軸
2に至るシールが不連続となり、弁全体のシール性を均
一に得にくく、漏れや過大トルクの原因となっている。
【0006】また、上記プラグ6は、ハブシールリング
5と弁座10の突き合わせ面10aに充填材aが侵入し
ないようにするためのものであるが、そのプラグ6の位
置決めは、孔7から丸棒を挿入して行っており、その作
業が煩わしいものとなっている。さらに、プラグ6と弁
座10の界面10bに充填材aが侵入すると、その侵入
部分の内部圧は一般に中空部11内のバックアップ圧よ
り高くなり、その部分の弁座10に過大な負荷がかかる
恐れがある。
【0007】この発明は、以上の点に留意し、弁軸周り
のシール性を高めることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記弁座を弁軸周りのシール部と一体
成形されているものとしたのである。一体ものであれ
ば、界面がないため、界面の存在により生じていた上記
各問題は解消され、かつ、一体ものゆえに、弁座内のバ
ックアップ圧が弁軸周りのシール部にも円滑に及ぶた
め、弁軸周りのシール性も向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、弁
箱内周面にその周方向に沿って形成された溝にその全長
に亘って嵌められる弾性体から成り、その全長に亘る中
空部に充填材を注入して弁体との圧接圧を調整するバル
ブ用弁座において、弁軸周りのシール部を一体成形した
構成を採用し得る。
【0010】この構成において、上記シール部全周にも
上記中空部に連続して中空部を形成すれば、充填材注入
によるバックアップ圧が弁軸周囲にも確実に印加され、
そのシール性が向上するとともに、弁体周りの全体のシ
ール性が均一化する。また、充填圧を調整することによ
り、弁軸周りの締め代を調節し得る。
【0011】このように構成される弁座は、従来と同様
に、弁箱内面の溝に嵌めて、弁箱の孔から中空部内に充
填材を注入するとともに、他の孔から中空部内の空気を
抜いて取付ける。このとき、上下の弁軸シール部の一方
の両側から充填材を注入し、他の弁軸シール部の両側か
ら空気を抜くようにすれば、弁軸シール部を介さずに充
填材を注入でき、また、空気抜きができる。このため、
弁軸シール部の中空部の有無の関係なく、充填作用を円
滑かつ均一に行い得る。
【0012】
【実施例】一実施例を図1乃至図3に示し、この実施例
はバタフライバルブVに係り、上述のように、弁箱1に
弁軸2をその弁箱軸心に直交して設け、その弁軸2に弁
体3を取付けたものであり、弁軸2を回し、弁体3を弁
座10に接離してバルブVを開閉する。
【0013】弁箱1の内面全周に溝4が形成され、この
溝4に、弁座10を嵌めて取付ける。弁座10はゴムな
どの弾性体から成るリング状で、弁軸2が貫通する環状
ハブシール部12を一体成形により有する。その弁座1
0及びハブシール部12の背面には中空部を成す溝11
が形成されている。ハブシール部12には、図4に示す
ように中空部11を形成しないものも採用し得る。
【0014】この弁座10を弁箱1の溝4内に嵌めて取
付けた後、弁箱1内に弁体3を挿入して、弁箱1、弁体
3に弁軸2を挿通し、弁体3を弁軸2に固定して取付け
る。この後、弁軸2を回して弁体3を弁座10に接した
閉弁状態とし、弁箱1下部の左右対称位置の孔7から充
填材aを弁座10及びハブシール部12の溝11に注入
する。このとき、溝11内の空気は弁箱1上部の左右対
称位置の孔7から排出される。弁体3と弁座10の圧接
圧(バックアップ圧)が所要値になれば、注入を停止
し、各孔7に栓をして閉止する。この充填材aの注入
(充填)により、弁座10(ハブシール部12)は溝4
内にしっかり嵌められて取付けられる。
【0015】上記充填材aに、硬化性の合成樹脂を含む
液体などの充填後に固化するものを採用すれば、固化後
は、ほぼ一定のバックアップ圧を長期に亘って得ること
ができる。一方、非硬化性の合成樹脂を含む液体、空気
などの気体、パウダーなどの流動性のある物質を採用す
れば、その充填材aの弾力性もバックアップ圧に寄与し
て、緩衝性の高いものとなるうえに、バックアップ圧が
変動した場合、又は圧を変える場合には、孔7から充填
材aを排出又は注入することにより対応することができ
る。
【0016】弁座10は、図5に示すチューブ状も考え
ることができ、この場合には、各孔7に嵌入する口金1
3を対応位置に取付ける(同図(b))。また、図6に
示すように、弾性チューブ11aを嵌めたものともし得
る。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上のように、弁軸周りの
シールも弁座と一体成形の弾性体で形成し、そのシール
部もバックアップ圧が付与されるようにしたので、弁体
周りのシール性が向上し、かつ均一化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のバルブ装着状態の断面図
【図2】図1の要部切断平面図
【図3】一実施例を示し、(a)は一部切欠平面図、
(b)は切断正面図
【図4】他の実施例を示し、(a)は一部切欠平面図、
(b)は切断正面図
【図5】他の実施例を示し、(a)、(b)共に要部断
面図
【図6】他の実施例を示し、(a)、(b)共に要部断
面図
【図7】従来例の要部断面図
【符号の説明】
1 弁箱 2 弁軸 3 弁体 4 弁座装填溝 10 弁座 11 充填材注入用中空部 11a チューブ 12 弁軸ハブシール部 13 口金 V バタフライバルブ a 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯▲高▼ 經一 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 Fターム(参考) 3H052 AA02 BA02 CA23 CA25 CA34 3H066 AA02 BA19 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱1内周面にその周方向に沿って形成
    された溝4にその全長に亘って嵌められる弾性体から成
    り、その全長に亘る中空部11に充填材aを注入して弁
    体3との圧接圧を調整するバルブV用弁座であって、 弁軸2周りのシール部12が一体成形されていることを
    特徴とするバルブ用弁座。
  2. 【請求項2】 上記シール部12全周にも上記中空部1
    1に連続して中空部11が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のバルブ用弁座。
  3. 【請求項3】 弁箱1内周面にその周方向に沿って形成
    された溝4に請求項1又は2に記載のバルブ用弁座10
    を取付ける方法であって、 上記溝4に弁座10を嵌めた後、上記上下の弁軸シール
    部の一方両側から中空部11に上記充填材aを注入する
    とともに、他方の弁軸シール部両側から中空部11内の
    空気を抜くようにしたことを特徴とするバルブ用弁座の
    取付方法。
JP2001042129A 2001-02-19 2001-02-19 バルブ用弁座及びその取付方法 Pending JP2002243048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042129A JP2002243048A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 バルブ用弁座及びその取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042129A JP2002243048A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 バルブ用弁座及びその取付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002243048A true JP2002243048A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18904472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042129A Pending JP2002243048A (ja) 2001-02-19 2001-02-19 バルブ用弁座及びその取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002243048A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011149457A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Kubota Corp バタフライ弁
JP2011163449A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Kubota Corp バタフライ弁
CN102401148A (zh) * 2011-11-17 2012-04-04 浙江凯瑞特阀业有限公司 可调式浮动球阀
CN103363131A (zh) * 2013-07-23 2013-10-23 扬中市好特阀业有限公司 蝶阀
CN103527796A (zh) * 2013-10-29 2014-01-22 华东阀门有限公司 双向承压硬密封蝶阀
CN106402413A (zh) * 2016-06-27 2017-02-15 无锡斯考尔自动控制设备有限公司 一种大口径低负载双偏心蝶阀
JP2020070874A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社栗本鐵工所 バタフライ弁

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011149457A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Kubota Corp バタフライ弁
JP2011163449A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Kubota Corp バタフライ弁
CN102401148A (zh) * 2011-11-17 2012-04-04 浙江凯瑞特阀业有限公司 可调式浮动球阀
CN103363131A (zh) * 2013-07-23 2013-10-23 扬中市好特阀业有限公司 蝶阀
CN103527796A (zh) * 2013-10-29 2014-01-22 华东阀门有限公司 双向承压硬密封蝶阀
CN106402413A (zh) * 2016-06-27 2017-02-15 无锡斯考尔自动控制设备有限公司 一种大口径低负载双偏心蝶阀
CN106402413B (zh) * 2016-06-27 2019-03-26 无锡斯考尔自动控制设备有限公司 一种大口径低负载双偏心蝶阀
JP2020070874A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社栗本鐵工所 バタフライ弁
JP7000297B2 (ja) 2018-10-31 2022-01-19 株式会社栗本鐵工所 バタフライ弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009255911A (ja) 燃料タンクの開口カバーおよびその成形方法ならびに該開口カバーを備えた燃料タンクアセンブリ
JP2002243048A (ja) バルブ用弁座及びその取付方法
US20020106526A1 (en) Seal member
JP2000186767A (ja) 端面シ―ル
US8113162B2 (en) Cylinder head cover
JPH1074560A (ja) ケース一体コネクタ、及びその成形方法
JPH0791551A (ja) 管継手用シールリング及びその製造方法
JP2008064204A (ja) ガスケット
JP2002243047A (ja) バルブ用弁座及びその取付方法
JP2004239276A (ja) バタフライ弁、バタフライ弁用シートリング及びシートリングの製造方法
JP2001295807A (ja) 流体圧シリンダのエンドキャップ
JP3333082B2 (ja) バタフライ弁のシート取付方法
JP4193299B2 (ja) 密封装置
JP2001124214A (ja) 密封装置および密封装置の装着方法
JP2004251299A (ja) シール装置
JP2004278696A (ja) 密封装置
JPH10252902A (ja) 弁箱シート
JP3819882B2 (ja) バタフライ弁及びバタフライ弁の弁棒
JPH10331837A (ja) ダストカバー
JPH07158388A (ja) 逆止弁
JP2518135B2 (ja) インサ―トを有する鋳造品の製造方法
JP2800614B2 (ja) 車両用灯具
JPH082535Y2 (ja) バタフライ弁の軸シール装置
KR100478390B1 (ko) 밸브 및 그 배관 방법
JP2005133810A (ja) バタフライ弁及びその構成部品

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307