JPH07158360A - 換気装置 - Google Patents
換気装置Info
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- JPH07158360A JPH07158360A JP30540593A JP30540593A JPH07158360A JP H07158360 A JPH07158360 A JP H07158360A JP 30540593 A JP30540593 A JP 30540593A JP 30540593 A JP30540593 A JP 30540593A JP H07158360 A JPH07158360 A JP H07158360A
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- ventilation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要な換気量を確保すると共に、居室内の人
物に多量の外気が接触して不快感を与える等の虞がない
換気装置を提供する。 【構成】 換気装置11は、建築物1の壁面1aに形成
された換気装置配設孔1bに配設され、室内7外の空気
の換気に用いられ、室内7外を連通する連通路を構成す
る通気パイプ12と、この通気パイプ12に回動自在に
配設される開閉扉13,13と、この開閉扉13,13
の開閉を行う駆動手段としてのモータユニット14と、
通気パイプ12内の空気の速度を検出する風速センサ1
5とを主に有している。そして、この風速センサ15で
検出した空気の速度に応じてモータユニット14を駆動
して開閉扉13,13を実線に示す開位置から、二点鎖
線に示す閉位置までの任意の角度への開閉を行う。
物に多量の外気が接触して不快感を与える等の虞がない
換気装置を提供する。 【構成】 換気装置11は、建築物1の壁面1aに形成
された換気装置配設孔1bに配設され、室内7外の空気
の換気に用いられ、室内7外を連通する連通路を構成す
る通気パイプ12と、この通気パイプ12に回動自在に
配設される開閉扉13,13と、この開閉扉13,13
の開閉を行う駆動手段としてのモータユニット14と、
通気パイプ12内の空気の速度を検出する風速センサ1
5とを主に有している。そして、この風速センサ15で
検出した空気の速度に応じてモータユニット14を駆動
して開閉扉13,13を実線に示す開位置から、二点鎖
線に示す閉位置までの任意の角度への開閉を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の居室内の空
気を良好な状態に保つことが出来る換気装置に関するも
のである。
気を良好な状態に保つことが出来る換気装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の換気装置としては、例え
ば、図7及び図8に示す特開昭59−41590号公報
に記載されている様なものが知られている。このような
ものでは、建築物1の床下2の換気用開口部2aには、
換気用開閉扉3が配設されている。
ば、図7及び図8に示す特開昭59−41590号公報
に記載されている様なものが知られている。このような
ものでは、建築物1の床下2の換気用開口部2aには、
換気用開閉扉3が配設されている。
【0003】この換気用開閉扉3は、建築物1側に固定
される固定多孔板4と、この固定多孔板4と重ね合わさ
れる際に、多孔4a…及び5a…が閉塞されて換気用開
口部2aを閉塞する移動多孔板5と、この移動多孔板5
を固定多孔板4に対して回動するように配設される形状
記憶合金6とから主に構成されている。
される固定多孔板4と、この固定多孔板4と重ね合わさ
れる際に、多孔4a…及び5a…が閉塞されて換気用開
口部2aを閉塞する移動多孔板5と、この移動多孔板5
を固定多孔板4に対して回動するように配設される形状
記憶合金6とから主に構成されている。
【0004】この形状記憶合金6は、気温変化によって
変形し、夏期等の気温の高い時には、前記移動多孔板5
を跳ね上げて、換気用開口部2aを開口し建築物2内の
換気を行うと共に、冬期等の気温の低い時には、前記移
動多孔板5を前記固定多孔板4に重ね合わせて前記換気
用開口部2aを閉塞し雪等の侵入を防止するようにして
いる。
変形し、夏期等の気温の高い時には、前記移動多孔板5
を跳ね上げて、換気用開口部2aを開口し建築物2内の
換気を行うと共に、冬期等の気温の低い時には、前記移
動多孔板5を前記固定多孔板4に重ね合わせて前記換気
用開口部2aを閉塞し雪等の侵入を防止するようにして
いる。
【0005】また、図9に示す特開昭53−67950
号公報に記載された換気装置では、略密閉された室内7
にストーブ8と換気扇9とを配設した場合、換気扇9に
よる空気の吸い出しによる室内7の気圧の低下で、外気
が煙突8a側から逆流し、前記ストーブ8内の燃焼空気
が室内7を汚染することを防止するものである。
号公報に記載された換気装置では、略密閉された室内7
にストーブ8と換気扇9とを配設した場合、換気扇9に
よる空気の吸い出しによる室内7の気圧の低下で、外気
が煙突8a側から逆流し、前記ストーブ8内の燃焼空気
が室内7を汚染することを防止するものである。
【0006】この換気装置では、室内外の気圧差を検出
する微気圧検知器10を設けて逆流前に、前記換気扇9
又は、ストーブ8を停止させて、有害ガスが室内7に侵
入するのを未然に防ぐように構成されている。
する微気圧検知器10を設けて逆流前に、前記換気扇9
又は、ストーブ8を停止させて、有害ガスが室内7に侵
入するのを未然に防ぐように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
7及び図8に示すような従来のものにあっては、外気温
に応じて開閉するものであるので、気温が高い場合に
は、開放した状態にあり、強風時に建築物1内にこの換
気用開口部2aから外気が早い速度で侵入する。
7及び図8に示すような従来のものにあっては、外気温
に応じて開閉するものであるので、気温が高い場合に
は、開放した状態にあり、強風時に建築物1内にこの換
気用開口部2aから外気が早い速度で侵入する。
【0008】このため、床下2に用いる構成では問題は
ないが、子供部屋や寝室等の居室に用いることは、居室
内の人物に多量の外気が接触して不快感を与える(コー
ルドドラフト等)虞があった。
ないが、子供部屋や寝室等の居室に用いることは、居室
内の人物に多量の外気が接触して不快感を与える(コー
ルドドラフト等)虞があった。
【0009】そして、多量の外気が居室内に流入するこ
とにより、せっかく冷暖房器を用いて人体に適温として
いる室内の気温を大きく変化させる。このため、空調負
荷を必要以上に増大させて、エネルギーロスとなるとい
った問題もあった。また、図9に示すような従来のもの
にあっては、換気扇9が止まると、フラップ9aが閉じ
てしまい、換気が一切行われなくなってしまう。このた
め、室内7の必要とされる換気量が得られず、CO2、
NOx、粉塵等の増大により空気質が悪化する虞があっ
た。
とにより、せっかく冷暖房器を用いて人体に適温として
いる室内の気温を大きく変化させる。このため、空調負
荷を必要以上に増大させて、エネルギーロスとなるとい
った問題もあった。また、図9に示すような従来のもの
にあっては、換気扇9が止まると、フラップ9aが閉じ
てしまい、換気が一切行われなくなってしまう。このた
め、室内7の必要とされる換気量が得られず、CO2、
NOx、粉塵等の増大により空気質が悪化する虞があっ
た。
【0010】そこで、この発明は、必要な換気量を確保
すると共に、居室内の人物に多量の外気が接触して不快
感を与える等の虞がない換気装置を提供することを課題
としている。
すると共に、居室内の人物に多量の外気が接触して不快
感を与える等の虞がない換気装置を提供することを課題
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、室内外の空
気の換気に用いられ、室内外を連通する連通路と、該連
通路に配設される開閉扉と、該開閉扉の開閉を行う駆動
手段とを有する換気装置であって、前記連通路内の空気
の速度を検出する風速センサを設け、該風速センサで検
出した空気の速度に応じて前記駆動手段を駆動して前記
開閉扉を任意の角度に開閉する換気装置を特徴としてい
る。
本願発明の請求項1に記載されたものでは、室内外の空
気の換気に用いられ、室内外を連通する連通路と、該連
通路に配設される開閉扉と、該開閉扉の開閉を行う駆動
手段とを有する換気装置であって、前記連通路内の空気
の速度を検出する風速センサを設け、該風速センサで検
出した空気の速度に応じて前記駆動手段を駆動して前記
開閉扉を任意の角度に開閉する換気装置を特徴としてい
る。
【0012】また、請求項2に記載されたものでは、室
内外の空気の換気に用いられ、室内外を連通する連通路
と、該連通路に配設される開閉扉と、該開閉扉の開閉を
行う駆動手段とを有する換気装置であって、室内側気圧
と、室外側圧力とを検出する気圧センサを設け、該気圧
センサで検出した室内外の圧力差に応じて前記駆動手段
を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉する換気装置
を特徴としている。
内外の空気の換気に用いられ、室内外を連通する連通路
と、該連通路に配設される開閉扉と、該開閉扉の開閉を
行う駆動手段とを有する換気装置であって、室内側気圧
と、室外側圧力とを検出する気圧センサを設け、該気圧
センサで検出した室内外の圧力差に応じて前記駆動手段
を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉する換気装置
を特徴としている。
【0013】
【作 用】かかる構成の請求項1に記載されたものによ
れば、風速センサで検出した空気の速度に応じて駆動手
段を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉するように
しているので、風速が増大した場合には、開閉扉を閉め
て連通路を通過する通気量を減少させて、換気量を一定
に保つように開閉量を調整出来る。また、風速が低下し
た場合には、開閉扉を開けて連通路を通過する通気量を
増加させて、換気量を一定に保つように開閉量を調整出
来る。
れば、風速センサで検出した空気の速度に応じて駆動手
段を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉するように
しているので、風速が増大した場合には、開閉扉を閉め
て連通路を通過する通気量を減少させて、換気量を一定
に保つように開閉量を調整出来る。また、風速が低下し
た場合には、開閉扉を開けて連通路を通過する通気量を
増加させて、換気量を一定に保つように開閉量を調整出
来る。
【0014】また、請求項2に記載されたものによれ
ば、気圧センサで検出した室内外の圧力差に応じて駆動
手段を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉するよう
にしているので、気圧差が増大した場合には、開閉扉を
閉めて連通路を通過する通気量を減少させて、換気量を
一定に保つように開閉量を調整できる。また、気圧差が
減少した場合には、開閉扉を開けて連通路を通過する通
気量を増加させて、換気量を一定に保つように開閉量を
調整できる。
ば、気圧センサで検出した室内外の圧力差に応じて駆動
手段を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉するよう
にしているので、気圧差が増大した場合には、開閉扉を
閉めて連通路を通過する通気量を減少させて、換気量を
一定に保つように開閉量を調整できる。また、気圧差が
減少した場合には、開閉扉を開けて連通路を通過する通
気量を増加させて、換気量を一定に保つように開閉量を
調整できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照しつつ説明する。
面を参照しつつ説明する。
【0016】図1乃至図3は、この発明の第1実施例を
示すものである。従来例と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付す。
示すものである。従来例と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付す。
【0017】まず構成を説明すると、図中符号11は、
この第1実施例の換気装置で、この換気装置11は、建
築物1の壁面1aに形成された換気装置配設孔1bに配
設され、室内7外の空気の換気に用いられ、室内7外を
連通する連通路を構成する通気パイプ12と、この通気
パイプ12に回動自在に配設される開閉扉13,13
と、この開閉扉13,13の開閉を行う駆動手段として
のモータユニット14と、前記通気パイプ12内の空気
の速度を検出する風速センサ15とを主に有している。
この第1実施例の換気装置で、この換気装置11は、建
築物1の壁面1aに形成された換気装置配設孔1bに配
設され、室内7外の空気の換気に用いられ、室内7外を
連通する連通路を構成する通気パイプ12と、この通気
パイプ12に回動自在に配設される開閉扉13,13
と、この開閉扉13,13の開閉を行う駆動手段として
のモータユニット14と、前記通気パイプ12内の空気
の速度を検出する風速センサ15とを主に有している。
【0018】前記通気パイプ12の屋外側端部には、給
気ガラリ16が配設されて、雨雪の侵入を防止すると共
に、室内7側端部の室内壁7a開口部には、給気レジス
タ17が配設されている。この給気レジスタ17と前記
開閉扉13,13との間には、エアフィルタ18が配設
されて、通過する空気の浄化を行うように構成されてい
る。
気ガラリ16が配設されて、雨雪の侵入を防止すると共
に、室内7側端部の室内壁7a開口部には、給気レジス
タ17が配設されている。この給気レジスタ17と前記
開閉扉13,13との間には、エアフィルタ18が配設
されて、通過する空気の浄化を行うように構成されてい
る。
【0019】前記開閉扉13,13は、略扇型を呈する
平板で構成され、各々回動軸13a,13aによって前
記通気パイプ内に回動自在に配設されている。この回動
軸13aの下端には、減速ギヤ13b,13bが各々噛
み合って配設されている。
平板で構成され、各々回動軸13a,13aによって前
記通気パイプ内に回動自在に配設されている。この回動
軸13aの下端には、減速ギヤ13b,13bが各々噛
み合って配設されている。
【0020】また、前記モータユニット14は、ステッ
ピングモータで構成されるモータ本体14aと、このモ
ータ本体14aを前記風速センサ15から送られて来る
風速信号に基づいて必要量正逆転させる駆動アンプ14
bと、前記モータ本体14aの回動軸に配設され前記一
方の減速ギヤ13bと噛み合うピニオンギヤ14c等か
ら主に構成されている。前記駆動アンプ14b内には、
前記風速センサ15から送られて来る風速信号に基づい
て最適な正逆転パルスを演算する演算手段を有してい
る。
ピングモータで構成されるモータ本体14aと、このモ
ータ本体14aを前記風速センサ15から送られて来る
風速信号に基づいて必要量正逆転させる駆動アンプ14
bと、前記モータ本体14aの回動軸に配設され前記一
方の減速ギヤ13bと噛み合うピニオンギヤ14c等か
ら主に構成されている。前記駆動アンプ14b内には、
前記風速センサ15から送られて来る風速信号に基づい
て最適な正逆転パルスを演算する演算手段を有してい
る。
【0021】この演算手段には、最適テーブル値を記憶
する記憶部と中央演算部とを有している。この記憶部に
は、風速と開口量との乗算と仮定される換気量が一定と
なるように風速に応じた開口量が予め読み出し可能に記
憶されている。また、この記憶部には、現在の開閉扉1
3,13の開口角度が一時的に読み書き可能に記憶され
ている。
する記憶部と中央演算部とを有している。この記憶部に
は、風速と開口量との乗算と仮定される換気量が一定と
なるように風速に応じた開口量が予め読み出し可能に記
憶されている。また、この記憶部には、現在の開閉扉1
3,13の開口角度が一時的に読み書き可能に記憶され
ている。
【0022】更に、前記中央演算部では、前記記憶部か
ら現在の開閉扉13,13の開口角度と、一定の換気量
を確保するために必要な任意の開口角度とを呼び出し
て、任意の開口角度になるように前記駆動アンプ14b
のパルス出力を決定する。そして、このパルス出力を前
記モータ本体14aに出力するようにしている。
ら現在の開閉扉13,13の開口角度と、一定の換気量
を確保するために必要な任意の開口角度とを呼び出し
て、任意の開口角度になるように前記駆動アンプ14b
のパルス出力を決定する。そして、このパルス出力を前
記モータ本体14aに出力するようにしている。
【0023】そして、このモータユニット14には、壁
内配線14dから駆動用の電力が供給されるようにして
いる。
内配線14dから駆動用の電力が供給されるようにして
いる。
【0024】また、前記風速センサ15は、検出端子1
5aを前記通気パイプ12内の前記開閉扉13,13よ
りも屋外側位置で略中央にアーム部15aによって支持
することにより、正確な風速を測定できるように構成し
ている。そして、この風速センサ15で検出した空気の
速度に応じて前記モータユニット14を駆動して前記開
閉扉13,13を図1中、実線に示す開位置から、二点
鎖線に示す閉位置まで任意の角度までの開閉を行う様に
構成されている。
5aを前記通気パイプ12内の前記開閉扉13,13よ
りも屋外側位置で略中央にアーム部15aによって支持
することにより、正確な風速を測定できるように構成し
ている。そして、この風速センサ15で検出した空気の
速度に応じて前記モータユニット14を駆動して前記開
閉扉13,13を図1中、実線に示す開位置から、二点
鎖線に示す閉位置まで任意の角度までの開閉を行う様に
構成されている。
【0025】次に、この第1実施例の換気装置11の作
用について説明する。この換気装置11では、前記風速
センサ15で検出した空気の速度に応じてモータユニッ
ト14を駆動して前記開閉扉13,13の開閉を行う。
このとき、開閉量は、風速に応じて任意の角度に調整さ
れるようにしているので、風速が増大した場合には、開
閉扉13,13を閉方向に回動し通気パイプ12を通過
する通気量を減少させて、換気量を一定に保つ。また、
風速が低下した場合には、開閉扉13,13を開方向に
回動し通気パイプ12を通過する通気量を増加させて、
換気量を一定に保つ。
用について説明する。この換気装置11では、前記風速
センサ15で検出した空気の速度に応じてモータユニッ
ト14を駆動して前記開閉扉13,13の開閉を行う。
このとき、開閉量は、風速に応じて任意の角度に調整さ
れるようにしているので、風速が増大した場合には、開
閉扉13,13を閉方向に回動し通気パイプ12を通過
する通気量を減少させて、換気量を一定に保つ。また、
風速が低下した場合には、開閉扉13,13を開方向に
回動し通気パイプ12を通過する通気量を増加させて、
換気量を一定に保つ。
【0026】このため、風速に拘らず、換気量が一定に
保たれるので、冷暖房効率が良好で、空調負荷が少な
い。また、風速センサ15が開閉扉13,13の直前で
この開閉扉13,13のよりも屋外側位置で風速を検出
し、瞬時に開閉扉13,13の開閉量を任意の角度に調
整するので、屋外で急速に風力が強まっても、外気が導
入される量は一定に保たれ、室内7の人物には、不快感
を与える虞が無い。
保たれるので、冷暖房効率が良好で、空調負荷が少な
い。また、風速センサ15が開閉扉13,13の直前で
この開閉扉13,13のよりも屋外側位置で風速を検出
し、瞬時に開閉扉13,13の開閉量を任意の角度に調
整するので、屋外で急速に風力が強まっても、外気が導
入される量は一定に保たれ、室内7の人物には、不快感
を与える虞が無い。
【0027】更に、風が弱まっても、前記開閉扉13,
13を図1中実線で示す全開位置に近づくように、任意
の角度に調整しながら回動させ、必要な換気量を確保し
て、空気質を良好な状態に保ち快適な室内空間環境を提
供することが出来る。したがって、開閉扉13,13を
風速に応じて微妙に調整出来、子供部屋や寝室等の居室
に用いて好適である。
13を図1中実線で示す全開位置に近づくように、任意
の角度に調整しながら回動させ、必要な換気量を確保し
て、空気質を良好な状態に保ち快適な室内空間環境を提
供することが出来る。したがって、開閉扉13,13を
風速に応じて微妙に調整出来、子供部屋や寝室等の居室
に用いて好適である。
【0028】しかも、この実施例では、通気パイプ12
内に開閉扉13,13と、モータユニット14等が配設
されているので、換気装置11を予めサブアセンブリ化
して、施工現場での組付けを容易とすると共に、小型化
を図ることが出来る。
内に開閉扉13,13と、モータユニット14等が配設
されているので、換気装置11を予めサブアセンブリ化
して、施工現場での組付けを容易とすると共に、小型化
を図ることが出来る。
【0029】図4乃至図6は、本発明の第2実施例の換
気装置21を示すものである。前記第1実施例と同一乃
至均等な部材については、同一符号を付して説明する。
この第2実施例の換気装置21では、前記連通路として
の通気パイプ12に、この通気パイプ12の室内側気圧
と、室外側圧力との差圧を検出する気圧センサ22を設
けている。そして、この気圧センサ22で検出した室内
外の圧力差に応じて前記駆動手段としてのモータユニッ
ト24を駆動して前記開閉扉13,13の開閉を行う様
に構成されている。
気装置21を示すものである。前記第1実施例と同一乃
至均等な部材については、同一符号を付して説明する。
この第2実施例の換気装置21では、前記連通路として
の通気パイプ12に、この通気パイプ12の室内側気圧
と、室外側圧力との差圧を検出する気圧センサ22を設
けている。そして、この気圧センサ22で検出した室内
外の圧力差に応じて前記駆動手段としてのモータユニッ
ト24を駆動して前記開閉扉13,13の開閉を行う様
に構成されている。
【0030】この気圧センサ22は、前記通気パイプ1
2の室外側端部まで延設される延長コード22aと、こ
の延長コード22aの端部に配設され、外気気圧に近い
通気パイプ12の室外側端部内の気圧を測定する測定端
子22bと、前記通気パイプ12の室内7側端部まで延
設される延長コード22cと、この延長コード22cc
の端部に配設され、室内7気圧に近い通気パイプ12の
室内側端部内の気圧を測定する測定端子22dと、前記
各測定端子22b,22dから送られて来る気圧信号か
ら差圧を演算する差圧演算回路22eとから主に構成さ
れている。
2の室外側端部まで延設される延長コード22aと、こ
の延長コード22aの端部に配設され、外気気圧に近い
通気パイプ12の室外側端部内の気圧を測定する測定端
子22bと、前記通気パイプ12の室内7側端部まで延
設される延長コード22cと、この延長コード22cc
の端部に配設され、室内7気圧に近い通気パイプ12の
室内側端部内の気圧を測定する測定端子22dと、前記
各測定端子22b,22dから送られて来る気圧信号か
ら差圧を演算する差圧演算回路22eとから主に構成さ
れている。
【0031】そして、前記モータユニット24では、こ
の差圧演算回路22eから送られて来る差圧信号に基づ
いて必要量前記モータ本体14aを駆動アンプ24bに
よって駆動させ、前記開閉扉13,13を任意の角度ま
で開閉するようにしている。
の差圧演算回路22eから送られて来る差圧信号に基づ
いて必要量前記モータ本体14aを駆動アンプ24bに
よって駆動させ、前記開閉扉13,13を任意の角度ま
で開閉するようにしている。
【0032】駆動アンプ24bの構成等、他の構成につ
いては、前記第1実施例と略同一なので記載を省略す
る。
いては、前記第1実施例と略同一なので記載を省略す
る。
【0033】このように構成された第2実施例の換気装
置21では、前記気圧センサ22で検出した室内7外の
圧力差に応じてモータユニット14を駆動して前記開閉
扉13,13の開閉を行うようにしている。このとき、
開閉量は、気圧差に応じて任意の角度に調整されるよう
にしているので、気圧差が増大した場合には、開閉扉1
3,13を閉めて通気パイプ12内を通過する通気量を
減少させて、換気量を一定に保つ。また、気圧差が減少
した場合には、開閉扉13,13を開けて通気パイプ1
2内を通過する通気量を増加させて、換気量を一定に保
つ。
置21では、前記気圧センサ22で検出した室内7外の
圧力差に応じてモータユニット14を駆動して前記開閉
扉13,13の開閉を行うようにしている。このとき、
開閉量は、気圧差に応じて任意の角度に調整されるよう
にしているので、気圧差が増大した場合には、開閉扉1
3,13を閉めて通気パイプ12内を通過する通気量を
減少させて、換気量を一定に保つ。また、気圧差が減少
した場合には、開閉扉13,13を開けて通気パイプ1
2内を通過する通気量を増加させて、換気量を一定に保
つ。
【0034】このため、室内7外の気圧差によって生じ
る外気の室内7への流入や屋外への排出に拘らず、適切
な開閉扉13,13の開閉量の調整により、換気量が一
定に保たれるので、室内7の人物には、微妙な風量の調
整が行われ、不快感を与える虞が無く、冷暖房効率も良
好であると共に、必要な換気量を確保して、空気質を良
好な状態に保ち快適な室内空間環境を提供することが出
来る。
る外気の室内7への流入や屋外への排出に拘らず、適切
な開閉扉13,13の開閉量の調整により、換気量が一
定に保たれるので、室内7の人物には、微妙な風量の調
整が行われ、不快感を与える虞が無く、冷暖房効率も良
好であると共に、必要な換気量を確保して、空気質を良
好な状態に保ち快適な室内空間環境を提供することが出
来る。
【0035】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。例えば、前記実施例では、略扇型
形状の開閉扉13,13を2枚用いているが、特にこれ
に限らず、バタフライ開閉体等、どの様な形状及び数量
の開閉扉であっても良いことは当然である。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。例えば、前記実施例では、略扇型
形状の開閉扉13,13を2枚用いているが、特にこれ
に限らず、バタフライ開閉体等、どの様な形状及び数量
の開閉扉であっても良いことは当然である。
【0036】また、前記実施例では、前記駆動アンプ1
4bの記憶部には、現在の開閉扉13,13の開口角度
が一時的に読み書き可能に記憶されるように構成してい
るが、特にこれに限らず、例えば、前記開閉扉13,1
3又は、回動軸13a,13aに角度センサを配設し、
随時開閉扉13,13の開口角度を検出するようにして
もよい。
4bの記憶部には、現在の開閉扉13,13の開口角度
が一時的に読み書き可能に記憶されるように構成してい
るが、特にこれに限らず、例えば、前記開閉扉13,1
3又は、回動軸13a,13aに角度センサを配設し、
随時開閉扉13,13の開口角度を検出するようにして
もよい。
【0037】そして、前記各実施例では、モータ本体1
4aをステッピングモータで構成し、駆動アンプ14
b,24bから送られるパルス出力で駆動するようにし
ているが、特にこれに限らず、例えば、差動回路でフィ
ードバック制御を行なう駆動アンプを形成し、DCモー
タ等をアナログ出力によって駆動するようにしても良い
ことは当然である。
4aをステッピングモータで構成し、駆動アンプ14
b,24bから送られるパルス出力で駆動するようにし
ているが、特にこれに限らず、例えば、差動回路でフィ
ードバック制御を行なう駆動アンプを形成し、DCモー
タ等をアナログ出力によって駆動するようにしても良い
ことは当然である。
【0038】また、前記第2実施例では、気圧センサ2
2の測定端子22b及び22dを略通気パイプ12内に
収納するように構成しているが、特にこれに限らず、例
えば、測定端子22bを室内壁7a面に、測定端子22
dを外壁面に各々配設する等、室内側気圧と、室外側圧
力とを検出する気圧センサ22であるならば、どの位置
で室内外の圧力差を検出するようにしてもよい。
2の測定端子22b及び22dを略通気パイプ12内に
収納するように構成しているが、特にこれに限らず、例
えば、測定端子22bを室内壁7a面に、測定端子22
dを外壁面に各々配設する等、室内側気圧と、室外側圧
力とを検出する気圧センサ22であるならば、どの位置
で室内外の圧力差を検出するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に記載されたものによれば、風速に拘らず、換気
量が一定に保たれるので、室内の人物には、不快感を与
える虞が無く、冷暖房効率も良好であると共に、必要な
換気量を確保して、空気質を良好な状態に保ち快適な室
内空間環境を提供することが出来る。
求項1に記載されたものによれば、風速に拘らず、換気
量が一定に保たれるので、室内の人物には、不快感を与
える虞が無く、冷暖房効率も良好であると共に、必要な
換気量を確保して、空気質を良好な状態に保ち快適な室
内空間環境を提供することが出来る。
【0040】また、請求項2に記載されたものによれ
ば、室内外の気圧差によって生じる外気の室内への流出
入に拘らず、換気量が一定に保たれるので、室内の人物
には、不快感を与える虞が無く、冷暖房効率も良好であ
ると共に、必要な換気量を確保して、空気質を良好な状
態に保ち快適な室内空間環境を提供することが出来る、
という実用上有益な効果を発揮する。
ば、室内外の気圧差によって生じる外気の室内への流出
入に拘らず、換気量が一定に保たれるので、室内の人物
には、不快感を与える虞が無く、冷暖房効率も良好であ
ると共に、必要な換気量を確保して、空気質を良好な状
態に保ち快適な室内空間環境を提供することが出来る、
という実用上有益な効果を発揮する。
【図1】本発明の第1実施例の換気装置を示し、要部の
構成を説明する上方から見た水平断面図である。
構成を説明する上方から見た水平断面図である。
【図2】第1実施例の換気装置を示し、要部の構成を説
明する図1のA−A線に沿った位置の断面図である。
明する図1のA−A線に沿った位置の断面図である。
【図3】第1実施例の換気装置の回路構成を説明するブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】本発明の第2実施例の換気装置を示し、要部の
構成を説明する上方から見た水平断面図である。
構成を説明する上方から見た水平断面図である。
【図5】第2実施例の換気装置を示し、要部の構成を説
明する図3のB−B線に沿った位置の断面図である。
明する図3のB−B線に沿った位置の断面図である。
【図6】第2実施例の換気装置の回路構成を説明するブ
ロック図である。
ロック図である。
【図7】一従来例の換気装置を示し、全体の構成を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図8】同一従来例の換気装置を示し、要部の構成を説
明する斜視図である。
明する斜視図である。
【図9】他の一従来例の換気装置を示し、全体の構成を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
11,21 換気装置 12 通気パイプ(連通路) 13,13 開閉扉 14 モータユニット(駆動手段) 15 風速センサ 22 気圧センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 室内外の空気の換気に用いられ、室内外
を連通する連通路と、該連通路に配設される開閉扉と、
該開閉扉の開閉を行う駆動手段とを有する換気装置であ
って、 前記連通路内の空気の速度を検出する風速センサを設
け、該風速センサで検出した空気の速度に応じて前記駆
動手段を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉するこ
とを特徴とする換気装置。 - 【請求項2】 室内外の空気の換気に用いられ、室内外
を連通する連通路と、該連通路に配設される開閉扉と、
該開閉扉の開閉を行う駆動手段とを有する換気装置であ
って、 室内側気圧と、室外側圧力とを検出する気圧センサを設
け、該気圧センサで検出した室内外の圧力差に応じて前
記駆動手段を駆動して前記開閉扉を任意の角度に開閉す
ることを特徴とする換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30540593A JPH07158360A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30540593A JPH07158360A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158360A true JPH07158360A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17944737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30540593A Pending JPH07158360A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07158360A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009222323A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Daikin Ind Ltd | 冷凍コンテナ用換気ユニット及び換気機能付き冷凍コンテナ |
JP2014234961A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 三菱電機株式会社 | ダンパー装置 |
GB2516613A (en) * | 2013-05-23 | 2015-02-04 | Nuaire Ltd | An in-situ method of airflow measurement for fans and ventilation systems |
CN106288275A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-01-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 面板结构及具有其的空调器 |
KR101989291B1 (ko) * | 2019-01-22 | 2019-06-14 | 임기영 | 중문용 현관 냄새제거장치 |
CN110529996A (zh) * | 2019-08-23 | 2019-12-03 | 中铁四院集团西南勘察设计有限公司 | 风口设备 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30540593A patent/JPH07158360A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009222323A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Daikin Ind Ltd | 冷凍コンテナ用換気ユニット及び換気機能付き冷凍コンテナ |
GB2516613A (en) * | 2013-05-23 | 2015-02-04 | Nuaire Ltd | An in-situ method of airflow measurement for fans and ventilation systems |
JP2014234961A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 三菱電機株式会社 | ダンパー装置 |
CN106288275A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-01-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 面板结构及具有其的空调器 |
KR101989291B1 (ko) * | 2019-01-22 | 2019-06-14 | 임기영 | 중문용 현관 냄새제거장치 |
CN110529996A (zh) * | 2019-08-23 | 2019-12-03 | 中铁四院集团西南勘察设计有限公司 | 风口设备 |
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