JPH07158190A - アジャスト根太 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 熟練を要することなく誰にでも容易に施工可
能としたしかも床下地材として優れた強度を有し遮音性
にも富み高さ調整を可能とすることで優れた床面を作り
だす床下地材である。 【構成】 溝形鋼１−３の溝に緩衝材１−２を貼り巡ら
しこの溝に桟木をはめ込む。溝形鋼の両端には高さ調整
可能としたブラケット１−４を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、床下地材に関する根太
構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、マンション、アパート等の集合住
宅において住居部の床下地にパーティクルボードを用い
た置床仕様が多くなってきた。

【０００３】この床下地の場合パーテイクルボードとＩ
合板を用いて強度を得ている。

【０００４】そのため床下地材料のコストが増大する。
また作業性をも劣化させることになる。

【発明が解決しようとする課題】

【０００５】本発明は、上記に鑑みてなしたものでその
第１の目的は施工性向上を計るものでありさらにコスト
削減をも計りまた強度増強を成し遂げたアジャスト根太
を提供するものである。

【０００６】さらに本発明の他の目的は、根太構造にお
いて緩衝性をもたせかつ床面の高さレベルの調整可能な
根太構造を提供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためものであり、鋼製の溝形鋼の溝面に緩衝材を
貼り巡らし木質系の桟木をはめ込む。また溝形鋼の両端
には高さレベルを調整可能としたブラケットを装着した
ものである。

【０００８】

【作用】上記した発明によれば、溝形鋼にはめ込められ
た緩衝材、桟木それにアジャスト可能なブラケットを装
着したアジャスト根太をスラブに置くことにより従来の
根太工法と同等の施工を可能とする。しかもこのように
鋼製の溝形鋼を使用することにより強度の増強を計れ
る。さらに緩衝材を鋼製物に貼り巡らすことで衝撃によ
る鋼製物の振動を防ぐことができる。集合住宅での衝撃
音による階下へのでんばを防止する。

【０００９】

【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。

【００１０】図１は発明に係わるアジャスト根太の立体
図である。

【００１１】図において（１）本発明のアジャスト根太
の全体姿図を示す。（１−１）は根太、（１−２）は緩
衝材、（１−３）は溝形鋼、（１−４）はブラケットを
示している。

【００１２】図において、（１−３）溝形鋼は鋼製の溝
形鋼である。この溝形鋼の溝部に（１−２）緩衝材を貼
り巡らす。（１−３）溝形鋼の両端にはブラケットを装
着する。このブラケットは高さ調整可能とした。この高
さ調整により床面レベルを一定に保つ。また、ブラケッ
トはコンクリートスラブにアンカー等により固定するも
のである。

【００１３】使用に関しては、在来工法の根太仕様同様
１尺間隔にアジャスト根太を配置して行うものである。
この時、ブラケットの高さ調整を行い床レベルを一定に
保ちブラケットを固定する。この状態からＩ合板、フロ
ーリング板等を貼り詰め床とする床下地材である。

【００１４】この実施例の場合、床下地材の強度は用途
により溝形鋼の強度を選択することから取得可能とな
る。また、（１−２）緩衝材を使い分けることから要求
に応じた遮音性能が得られるものである。

【発明の効果】上記したように本発明によれば、床下地
材として優れた強度を有するものである。また、階下に
おける遮音性にも富み、床レベルのアジャストが自由自
在に成し得ることから優れた床面を可能とした床下地材
構造を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】発明の実施例を示す立体図。

【符号の説明】

（１） アジャスト根太の全体姿図 （１−１） 根太 （１−２） 緩衝材 （１−３） 溝形鋼 （１−４） ブラケット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】鋼製の溝形鋼の溝に緩衝材を貼り巡らす。
   この緩衝材の上部に木質系の桟をはめ込む。更に上下の
   高さを調整可能とするブラケットを溝形鋼の両端に装着
   する。これを床に置き床下地の根太とする。これらの構
   成から成る特許請求の範囲第１項記載のアジャスト根
   太。