JPH07158112A - 油圧ショベルのテールフレームの制振構造 - Google Patents

油圧ショベルのテールフレームの制振構造

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JPH07158112A
JPH07158112A JP30410093A JP30410093A JPH07158112A JP H07158112 A JPH07158112 A JP H07158112A JP 30410093 A JP30410093 A JP 30410093A JP 30410093 A JP30410093 A JP 30410093A JP H07158112 A JPH07158112 A JP H07158112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tail frame
steel plates
steel plate
welded
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP30410093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Ishikawa
義久 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な制振機能が得られる油圧ショベルのテ
ールフレームの制振構造の提供。 【構成】 油圧ショベルのテールフレーム20が、垂直
方向に延設し、2枚の鋼板22,23から成る第1の延
設部21と、この第1の延設部21の上方に配置され、
かつ水平方向に延設し、2枚の鋼板25,26から成る
第2の延設部24と、第1の延設部21の下方に配置さ
れ、かつ水平方向に延設し、2枚の鋼板29,30から
なる第2の延設部28とを備え、これらの各延設部2
1,24,28を溶接部40〜49によって一体に接続
した構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルのテール
フレームに支持されるカウンタウェイトに伴う振動の制
振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は油圧ショベルの側面図、図5
(a)は図4に示す油圧ショベルに備えられるメインフ
レームの平面図、図5(b)は同じく図4に示す油圧シ
ョベルに備えられるメインフレームの側面図、図6は、
図5(a)のc−c断面図である。
【0003】油圧ショベルは、走行体1、メインフレー
ム2、ブーム・アーム・バケットより成るフロント3よ
り概略成り立っている。上部旋回体8の下面を形成する
メインフレーム2は、カウンタウェイト4を支持してい
る。メインフレーム2はセンターフレーム9とテールフ
レーム10より成り、テールフレーム10は垂直に延設
された延設部5を有し、水平に延設された延設部6及び
7を有し、上記延設部5,6及び7は、それぞれ1枚の
鋼板より成り、溶接部11により一体に形成される。
【0004】テールフレーム10は、一端をセンターフ
レーム9に固定され、他端でカウンタウェイト4を支持
しているため、カウンタウェイト4の重量による振動
は、テールフレーム10の形状特性に依存する。
【0005】テールフレーム10は、図6に示すI形断
面を有する2つのはりを、平行に配設し、鋼材を用いて
連結した構造となっており、カウンタウェイト4の重量
による上下方向及び左右方向の曲げに対し充分な強度及
び剛性を有している。上記のテールフレーム10の構造
における振動を減衰する要素は、カウンタウェイト4の
重量によるテールフレーム10を構成する鋼板のたわみ
による金属原子の摩擦による内部ロスのみである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
技術では、カウンタウェイト4の重量による振動を減衰
する要素は、テールフレーム10を構成する鋼板のたわ
みによる金属原子の摩擦による内部ロスのみであり、充
分な制振機能が得られないので、カウンタウェイト4を
支持するテールフレーム10の金属疲労を生じやすく、
テールフレーム10の耐久性が劣化しやすい。また、車
体全体に振動が伝えられ、運転室内のオペレータに不快
感を与えやすく、さらに車体に装備される各種機器の耐
久性が劣化しやすいといった問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、充分な制振機能が
得られる油圧ショベルのテールフレームの制振構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、一端が固定
され、他端でカウンタウェイトを支持する油圧ショベル
のテールフレームの制振構造において、上記テールフレ
ームが、互いに摺接可能な複数枚の鋼板と、これらの鋼
板を一体的に保持する保持手段とから成ることにより達
成される。
【0009】
【作用】カウンタウェイトの重量に伴って生じる振動は
テールフレームを形成する複数の鋼板間の摩擦によって
吸収され、その振動を抑制することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例を示すメインフレ
ームの側面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1
のB−B断面図である。
【0012】図1に示す9は、メインフレームを形成す
るセンターフレーム、4はカウンタウェイトで、これら
は前述のものと同等である。20は、一端をセンターフ
レーム9に固定され、他端でカウンタウェイト4を支持
するテールフレームである。このテールフレーム20
は、第1の延設部21と第2の延設部24,28とから
形成されている。垂直に延設される第1の延設部21
は、2枚の積層された鋼板22及び23から成り、第1
の延設部21の上端に配設され、水平に延設される第2
の延設部24は、2枚の積層された鋼板25及び26よ
り成り、第1の延設部21の下端に配設され、水平に延
設される第2の延設部28は2枚の積層された鋼板29
及び30より成る。
【0013】鋼板23と25は溶接部40,41により
一体に形成され、鋼板23と29は溶接部42,43に
より一体に形成される。鋼板26は溶接部44,45で
鋼板25と一体に形成され、鋼板30は溶接部46と4
7で鋼板29に一体に形成される。また、鋼板22は溶
接部48で鋼板25と一体に形成され、同様に溶接部4
9で鋼板29と溶接され一体に形成されている。
【0014】上述した各溶接部40〜49は、各鋼板2
2,23,25,26,29,30のうちの該当するも
のを一体的に保持する保持手段を形成している。
【0015】このように構成した実施例では、カウンタ
ウェイト4が図1に示す上下方向Dに振動する場合、テ
ールフレーム20のたわみに伴う金属原子間の摩擦によ
る内部ロスによる微小な振動抑制がなされるとともに、
上述した第2の延設部24の積層された鋼板25,26
は、互いにその摩擦面50においてずれを生じる。この
時に摩擦面50において生じる摩擦力によって振動が抑
制される。同時に上述した第2の延設部28の積層され
た鋼板29,30は、互いにその摩擦面51においてず
れを生じる。この時に摩擦面51において生じる摩擦力
によって振動が抑制される。これらの制振作用により、
上下方向Dの振動が減衰しやすい。
【0016】また、カウンタウェイト4が、図1の紙面
に垂直な方向すなわち図3に示す左右方向Eに振動する
場合、テールフレームのたわみに伴う金属原子間の摩擦
による内部ロスによる微小な振動抑制がなされるととも
に、上述した第1の延設部21の積層された鋼板22,
23は、互いにその摩擦面52においてずれを生じる。
この時に摩擦面52において生じる摩擦力によって振動
が抑制される。この制振作用により図1の紙面に垂直な
方向すなわち図3に示す左右方向Eの振動が減衰しやす
い。
【0017】この実施例では、充分な制振機能が得ら
れ、カウンタウェイト4を支持するテールフレーム20
の金属疲労を抑制でき、テールフレーム20の耐久性を
向上させることができる。また運転室に伝わる振動を抑
制することができるので、オペレータに不快感を及ぼす
ことが少ない。さらに車体に装備された各種の機器の耐
久性を守ることができる。
【0018】上述の実施例では、鋼板を一体とする保持
手段として溶接による保持を用いたが、ボルト締めによ
る保持構造としても良い。
【0019】また、上記実施例では、各延設部21,2
4,28を2枚の鋼板で形成しているが、3枚以上で形
成しても良い。
【0020】各摩擦面50,51,52は平滑面でも、
摩擦力を考慮して適当な粗面としても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、油圧ショベルにおい
て、カウンタウェイトを支持するテールフレームに、充
分な制振機能が得られ、カウンタウェイトを支持するテ
ールフレームの金属疲労を抑制でき、テールフレームの
耐久性を向上させることができる。また、運転室に伝わ
る振動を抑制することができるので、オペレータに不快
感を与えることが少ない。さらに車体に装備された各種
機器の耐久性を守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すメインフレームの側面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】油圧ショベルの側面図である。
【図5】図4に示す油圧ショベルに備えられるメインフ
レームの平面図及び側面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【符号の説明】
4 カウンタウェイト 9 センターフレーム 20 テールフレーム 21 第1の延設部 22,23 鋼板 24 第2の延設部 25,26 鋼板 28 第2の延設部 29,30 鋼板 40〜49 溶接部(保持手段) 50〜52 摩擦面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が固定され、他端でカウンタウェイ
    トを支持する油圧ショベルのテールフレームの制振構造
    において、上記テールフレームが互いに摺接可能な複数
    枚の鋼板と、これらの鋼板を一体的に保持する保持手段
    とから成ることを特徴とする油圧ショベルのテールフレ
    ームの制振構造。
  2. 【請求項2】 テールフレームが垂直方向に延設される
    第1の延設部を有するとともに、水平方向に延設される
    第2の延設部を有し、上記第1の延設部が複数の鋼板を
    積層して成り。上記第2の延設部が複数の鋼板を積層し
    て成ることを特徴とする請求項1記載の油圧ショベルの
    テールフレームの制振構造。
  3. 【請求項3】 保持手段が溶接部から成ることを特徴と
    する請求項1または2記載の油圧ショベルのテールフレ
    ームの制振構造。
JP30410093A 1993-12-03 1993-12-03 油圧ショベルのテールフレームの制振構造 Pending JPH07158112A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30410093A JPH07158112A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 油圧ショベルのテールフレームの制振構造

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JP30410093A JPH07158112A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 油圧ショベルのテールフレームの制振構造

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JPH07158112A true JPH07158112A (ja) 1995-06-20

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ID=17929032

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JP30410093A Pending JPH07158112A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 油圧ショベルのテールフレームの制振構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000314153A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Seirei Ind Co Ltd 旋回作業車
JP2009028767A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Caterpillar Japan Ltd 旋回フレームのロボット溶接方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000314153A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Seirei Ind Co Ltd 旋回作業車
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