JPH0715763U - ウォーキングビーム型炉 - Google Patents

ウォーキングビーム型炉

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JPH0715763U
JPH0715763U JP4492793U JP4492793U JPH0715763U JP H0715763 U JPH0715763 U JP H0715763U JP 4492793 U JP4492793 U JP 4492793U JP 4492793 U JP4492793 U JP 4492793U JP H0715763 U JPH0715763 U JP H0715763U
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JP
Japan
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furnace
walking beam
partition wall
beam type
type furnace
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守彦 今田
弘二 村上
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Chugai Ro Co Ltd
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Chugai Ro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ウォーキングビーム型炉1に、処理材料35
の搬送通路36を挟んで該搬送通路36の上方と下方に
それぞれ搬送方向と直交方向に伸びる複数の仕切壁1
2,10を対向して設け、下部の仕切壁10に固定ビー
ム15を架け渡すとともに、これら固定ビーム15を千
鳥状に配置し、上部の仕切壁12で仕切られた炉の側壁
部分22と下部の仕切壁10で仕切られた炉の側壁部分
23にそれぞれバーナ24を対向して設けた。 【効果】 処理材料35の同一部分が繰り返し固定ビー
ム15に接触することがなく、スキッドマークの発生が
低減される。また、炉内を搬送される処理材料35はそ
れぞれの小室14で適正条件に加熱され、小室14にお
ける加熱条件を変えることによって、最適な加熱状態を
得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼片等の処理材料を加熱しながら搬送するウォーキングビーム型炉 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋼片等の処理材料を加熱しながら搬送する炉として、ウォーキングビー ム型炉が知られている。このウォーキングビーム型炉は、移動ビームと固定ビー ムを有し、移動ビームの上下前後運動すなわち矩形運動に基づいて、処理材料を 移動ビームと固定ビームで交互に支持しながら搬送するようにしており、例えば 、特公昭50−29686号公報に記載されているものでは、炉の天井部と底部 をそれぞれ対向方向に湾曲して突出させ、この突出部にそれぞれ複数のバーナを 配置して、処理材料の搬送方向に向かって火炎を形成することにより処理材料を 上下から加熱するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ウォーキングビーム型炉は、固定ビームが処理材料の搬送 方向に沿って一直線上に配置されているので、処理材料の同一部分が繰り返し固 定ビームと接触し、この部分にスキッドマークが発生するという問題点があった 。また、個々のバーナの加熱容積が大きく、処理材料がある場所では極めて効率 よく加熱されるが、別の場所では加熱不足となるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、処理材料にスキッドマークが発生するのを防止するととも に、炉内を搬送される処理材料を均一に加熱し得るウォーキングビーム型炉を提 供するためになされたもので、処理材料の搬送通路を挟んで該搬送通路の上方と 下方にそれぞれ搬送方向と直交方向に伸びる複数の仕切壁を対向して設け、下部 の仕切壁に固定ビームを架け渡すとともに、これら固定ビームを千鳥状に配置し 、上部の仕切壁で仕切られた炉の側壁部分と下部の仕切壁で仕切られた炉の側壁 部分にそれぞれバーナを対向して設けたものである。
【0005】
【作用】
上記構成のウォーキングビーム型炉では、固定ビームが千鳥状に配置されてい るので、処理材料はその異なる部分で固定ビームと接触し、すなわち同一部分が 繰り返し固定ビームと接触するということはなく、処理材料に発生するスキッド マークが減少する。また、上下の対向する仕切壁で仕切られた炉の側壁部分にそ れぞれバーナを配置しているので、隣接する仕切壁により区画された領域におけ る加熱条件を操作することにより、最適な加熱状態を得ることができる。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説明する。図1,2は本考 案に係るウォーキングビーム型炉1を示し、このウォーキングビーム型炉1の炉 殻2は箱型の耐火構造物で構成されている。炉殻2の短辺方向(以下「幅方向」 という。)に伸びる側壁3,4には、装入口5と抽出口6がそれぞれ対向して形 成され、これら装入口5と抽出口6がそれぞれ扉7,8で開閉できるようにして ある。
【0007】 炉殻2の底部9には、幅方向に伸びる複数の下部仕切壁10が所定間隔ごとに 設けてある。一方、炉殻2の天井部11には、上記下部仕切壁10と所定間隔を 隔てて対向する幅方向の上部仕切壁12が設けてあり、これら下部仕切壁10と 上部仕切壁12によって炉内13の空間が複数の小室14に区画されている。
【0008】 また、隣接する下部仕切壁10,10には、それぞれ長辺方向に伸びる複数( 本実施例では3本)の門型固定ビーム15(15a,15b,15c)が等間隔 に架け渡され、隣接する小室14に位置する固定ビーム15(15a′,15b ′,15c′)がそれぞれ幅方向に位置をずらして配置されている。すなわち、 図2に示すように、固定ビーム15は平面上千鳥状に配置されている。
【0009】 さらに、底部9には、長手方向に伸びる2本の直線(図示せず)に沿って、隣 接する仕切壁10,10の間にそれぞれ長手方向に伸びる2つの長方形開口部1 6が形成されており、これら開口部16にそれぞれ可動ポスト17が貫通して配 置されている。上記可動ポスト17は、底部9から突出した下端部が基台18に 連結され、上端部が下部仕切壁10の上方に配置された移動ビーム19に連結さ れており、上記基台18が図示しない駆動源によって矢印A,B,C,Dで示す 矩形運動を行うようにしてある。
【0010】 炉殻2の長手方向に伸びる両側壁20,21には、隣接する上部仕切壁12, 12と下部仕切壁10,10の間の部分22,23に、それぞれバーナ24(2 4a,24b)が設けてある。これらのバーナ24は所謂リジェネ・バーナで、 図3に示すように、バーナ本体28の中央部にセンタエア噴射ノズル29、この センタエア噴射ノズル29の両側に燃焼空気噴射ノズル30,31を有し、上記 センタエア噴射ノズル29の中心に燃料噴射ノズル32が挿入されている。また 、センタエア噴射ノズル29が燃焼空気供給源(図示せず)、燃料噴射ノズル3 2が燃料供給源(図示せず)にそれぞれ接続され、燃焼空気噴射ノズル30,3 1が蓄熱器33,34、および切換弁(図示せず)を介して燃焼空気供給源と吸 引排気装置(共に図示せず)に接続されている。
【0011】 上記バーナ24では、燃料噴射ノズル32より噴射される燃料に、センタエア 噴射ノズル29より噴射される燃焼空気と一方の燃焼空気噴射ノズル30(又は 31)より噴射される燃焼空気が混合されて燃焼され、他方の燃焼空気噴射ノズ ル31(又は30)より炉内13の排ガスが吸引され、この排ガスの熱が蓄熱器 34(又は33)で回収される。次に、所定時間後、切換弁が切り換えられ、上 記他方の燃焼空気噴射ノズル31に燃焼空気が供給され、上記一方の燃焼空気噴 射ノズル30より炉内13の排ガスが吸引され、この排ガスの熱が蓄熱器33で 回収される。また、燃焼空気噴射ノズル31に供給される燃焼空気は、蓄熱器3 4を通過する際に加熱される。したがって、上記バーナ24によれば、燃焼空気 噴射ノズル30,31で燃焼空気が交互に噴射、吸引され、排ガスから蓄熱器3 3,34に回収された熱によって燃焼空気が予熱されるので、効率のよい燃焼が 得られる。
【0012】 上記構成を有するウォーキングビーム型炉1では、基台18の矩形運動に基づ いて移動ビーム19が固定ビーム15の上方で前進、下方で後退しながら前後に 移動する。また、バーナ24には燃料と燃焼空気が供給され、それぞれの小室1 4において上下左右の4箇所で火炎が形成される。
【0013】 処理材料35は、装入口5の扉7を開き、図示しない材料搬送装置によって炉 内13に装入される。次に、処理材料35は移動ビーム19に受け渡され、この 移動ビーム19の矩形運動により該移動ビーム19と固定ビーム15に交互に支 持されながら搬送路36を抽出側に搬送される。そして、炉内で加熱され抽出側 に移動した処理材料35は、抽出口6の扉8を開き、図示しない材料抽出装置に より炉内13より抽出される。
【0014】 また、処理材料35は、その搬送過程でそれぞれの小室14の側壁部分20, 21に設けた4つのバーナ24で形成される火炎により加熱される。したがって 、搬送路36を移動する処理材料35は、それぞれの小室14において所望の条 件に加熱される。
【0015】 さらに、固定ビーム15は千鳥状に配置されているので、処理材料35が常に その同一部分で固定ビーム15と接触することはなく、スキッドマークの発生が 低減される。
【0016】 なお、上記実施例では、バーナ24はリジェネ・バーナを使用するものとした が、これに限るものではない。また、それぞれの小室14に位置する上下左右4 つのバーナ24で同時に燃料を燃焼するものとしたが、図2に示すように、ある 時間帯は対向するリジェネ・バーナ24のうち一方のリジェネ・バーナ24で燃 料を燃焼すると共に他方のリジェネ・バーナ24では炉内排ガスを排出し、別の 時間帯では上記他方のリジェネ・バーナ24で燃料を燃焼しつつ一方のリジェネ ・バーナ24で排ガスを排出し、しかも隣接する小室14では常に逆方向に火炎 が形成されるようにしてもよい。さらに、それぞれのリジェネ・バーナ24の燃 料燃焼量は同一である必要はなく、最も効率のよい加熱状態が得られるように調 節すればよい。また、上記実施例では、固定ビーム15aと15a′、15bと 15b′、15cと15c′はそれぞれ近接して設けているが、図4に示すよう に、隣接する固定ビーム15の間隔を広げ、これらを炉幅方向に等間隔に配置し てもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係るウォーキングビーム型炉では、固 定ビームが千鳥状に配置されているので、処理材料がその同一部分で繰り返し固 定ビームに接触することがなく、スキッドマークの発生が低減されるか、ほとん ど無くなる。また、炉内空間が幅方向に伸びる複数の小室に分割され、それぞれ の小室の側壁部分には搬送通路を挟んで上下にバーナが配置されているので、炉 内を搬送される処理材料はそれぞれの小室で適正な条件に加熱され、それぞれの 小室における加熱条件を変えることによって、最適な加熱状態を得ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るウォーキングビーム型炉の縦断
面図である。
【図2】 図1に示すウォーキングビーム型炉のII−II
線断面図である。
【図3】 バーナの断面図である。
【図4】 他の実施例に係るウォーキングビーム型炉の
横断面図である。
【符号の説明】
1…ウォーキングビーム型炉、10…下部仕切壁、12
…上部仕切壁、14…小室、15…固定ビーム、19…
移動ビーム、24…リジェネ・バーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ビームと移動ビームで処理材料を交
    互に支持しながら搬送するウォーキングビーム型炉にお
    いて、処理材料の搬送通路を挟んで該搬送通路の上方と
    下方にそれぞれ搬送方向と直交方向に伸びる複数の仕切
    壁を対向して設け、下部の仕切壁に固定ビームを架け渡
    すとともに、これら固定ビームを千鳥状に配置し、上部
    の仕切壁で仕切られた炉の側壁部分と下部の仕切壁で仕
    切られた炉の側壁部分にそれぞれバーナを対向して設け
    たことを特徴とするウォーキングビーム型炉。
JP1993044927U 1993-08-18 1993-08-18 ウォーキングビーム型炉 Expired - Lifetime JP2600871Y2 (ja)

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JPH0715763U true JPH0715763U (ja) 1995-03-17
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