JPH07157379A - 軽量モルタル化粧材、及び 軽量モルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体、 建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層、並びに 建築物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法 - Google Patents

軽量モルタル化粧材、及び 軽量モルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体、 建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層、並びに 建築物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法

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JPH07157379A
JPH07157379A JP18084993A JP18084993A JPH07157379A JP H07157379 A JPH07157379 A JP H07157379A JP 18084993 A JP18084993 A JP 18084993A JP 18084993 A JP18084993 A JP 18084993A JP H07157379 A JPH07157379 A JP H07157379A
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    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5076Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with masses bonded by inorganic cements

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】従来の石材に比べて著しくしく軽量化して作業
の簡易化を図ることの出来る軽量モルタル化粧材を提供
する。 【構成】主剤であるSBR系合成樹脂、及び硬化材であ
るセメントとシラスバルーン、並びに化粧材である玉砂
利と水を、混練して軽量モルタル化粧材を形成する。軽
量モルタル化粧材を板状等に形成してから表面をサンダ
ー等で削除して、多数の凹部の大きさと分布や、表面に
表出する種石の色と分布とをランダムに形成し、軽量モ
ルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体を形成し建築物射
体にする。あるいは軽量モルタル化粧材を建築物の躯体
等の表面に所定厚さに塗布してから表面をサンダー等で
削除して、多数の凹部の大きさと分布や、表面に表出す
る種石の色と分布とをランダムに形成し、建築物の躯体
等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量モルタル化粧材、
及び軽量モルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体、建築
物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層、並び
に建築物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成す
る方法に関し、特に自然石状の材質感を得ることで装飾
的(美的)効果を発揮させることができると共に、従来
の化粧板に比べて著しく軽量化することで作業の簡易化
を図ることのできる軽量モルタル化粧材、及び軽量モル
タル化粧板等の軽量モルタル化粧体、建築物の躯体等の
表面に形成する軽量モルタル化粧層、並びに建築物の躯
体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の躯体等の表面に形成する
化粧板が、比重が著しく大であり、フック等の係止手段
を介して固定していた為、作業が煩雑かつ工数多大であ
り作業が劣悪であるばかりでなく、コストが高価となる
という問題点があった。
【0003】また、建築物の躯体等の表面に形成する従
来のモルタル層が、比重が大なることによって、作業が
煩雑かつ工数多大となることによる作業が劣悪であると
いう問題点があった。
【0004】さらに、従来のモルタルが、セメントと川
砂と水とからなり、該川砂の粒径が小さいことや良質の
川砂が採取禁止により確保し難いことによる亀裂や浮き
等の不具合が発生し易いという問題点があった。
【0005】また、従来のモルタルが、吸水性が高い
為、耐久性の大きなネックとなっているという問題点が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、下記構成
とすることによって、上述した問題を解決することを目
的とする。 すなわち、 (1)自然石状の材質感を得ることで装飾的(美的)効
果を発揮させることができると共に、従来の化粧板に比
べて著しく軽量化することで作業の簡易化に寄与せしめ
る。 (2)従来の化粧板に比べて、著しく軽量化させた所定
厚さの軽量モルタル化粧層の形成により、作業の簡易化
を図ることと、工数の減少化を図ることで、稼働率向上
に寄与せしめる。 (3)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用することで、粒
度分布が理想的と成ることや吸水性が著しく低減される
ことによって硬化に伴う収縮を減少させ、「どか付け」
においても、モルタル特有の浮きや亀裂の発生阻止に寄
与せしめ、しかも接着強度、防水性、断熱性、及び耐火
性等の建築物の耐久性の向上に役立つ性能を向上させ、
さらに施工後の経時変化によるこれらの性能低下現象の
可及的抑制に寄与せしめる。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、主剤である合成樹脂、及び硬化材であるセ
メントと特殊軽量骨材、並びに化粧材である種石、さら
に水とを、混練することにより形成したことを特徴とす
る軽量モルタル化粧材、及び主剤である合成樹脂、及び
硬化材であるセメントと特殊軽量骨材、並びに化粧材で
ある種石、さらに水とを、混練することにより形成した
軽量モルタル化粧材を、型枠に流し込んで板状等の所定
形状に形成し、かつその表面をサンダー等で削除して、
該表面に凹部を形成すると共に、上記化粧材を表面に表
出して自然石状としたことを特徴とする軽量モルタル化
粧板等の軽量モルタル化粧体、主剤である合成樹脂、及
び硬化材であるセメントと特殊軽量骨材、並びに化粧材
である種石、さらに水とを、混練することにより形成し
た軽量モルタル化粧材を、建築物の躯体等の表面に目地
棒を所定幅で設置して所定厚さに塗布することで区画状
に形成し、かつその表面をサンダー等で削除して、該表
面に凹部を形成すると共に、上記化粧材を表面に表出し
て自然石状としたことを特徴とする建築物の躯体等の表
面に形成する軽量モルタル化粧層、並びにまず、主剤で
ある合成樹脂、及び硬化材であるセメントと特殊軽量骨
材、並びに化粧材である種石、さらに水とを、混練する
ことにより軽量モルタル化粧材を形成し、次に、該軽量
モルタル化粧材を、建築物の躯体等の表面に、左官鏝等
の塗布手段を用いて、建築物の躯体等の表面に目地棒を
所定幅で設置して所定厚さに塗布することで軽量モルタ
ル化粧層を区画状に形成し、つづいて、該軽量モルタル
化粧層の表面をサンダー等で削除して、該軽量モルタル
化粧層の表面に凹部を形成すると共に、上記化粧材を表
面に表出して自然石状とすることにより、建築物の躯体
等と一体となる所定厚さの軽量モルタル化粧層を、該建
築物の躯体等の表面に形成することを特徴とする建築物
の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法、
を提供することにより達成される。
【0008】
【作用】このような本発明によれば、以下の作用があ
る。
【0009】すなわち、本発明によれば、自然石状の材
質感が得られ、かつ従来の石材に比べて著しくしく軽量
化することで作業の簡易化を図ると共に、建築物の躯体
等の表面に確実に固定することを目的とするものであ
り、 (1)軽量モルタル化粧層の表面に形成される多数の凹
部の大きさと分布や、該表面に表出する化粧材である種
石の色と分布とが、ランダムに形成されることで、自然
石状の材質感を得ることができ、これにより装飾的(美
的)効果が発揮される。 (2)従来の石材に比べて著しくしく軽量化する為、作
業の簡易化を図ることと、工数の減少化を図ることで、
稼働率が向上する。 (3)硬化材としてセメントと混合する骨材を特殊軽量
骨材とする為、粒度分布が理想的と成ることによって、
硬化に伴う収縮が少くなり、モルタル特有の浮きや亀裂
の発生が阻止される。 (4)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、熱伝導
率が普通モルタルの約1/10となり、断熱性が著しく
向上し、結露防止効果が優れたものとなる。 (5)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、曲げ強
度と接着強度が優れたものとなり、建築物の躯体等の表
面に強力に接着すると共に、防水性に優れたものとな
る。 (6)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用し、これらと水
とを混練することによって軽量モルタル化粧材を形成す
るようにしたので、吸水性が著しく低減され、接着強
度、防水性、断熱性、及び耐火性等の建築物の耐久性の
向上に役立つ性能が向上し、しかも施工後の経時変化に
よるこれらの性能の低下現象を可及的に抑制することが
出来る。
【0010】
【実施例】以下に添付の図面を参照して、本発明を特定
の実施例について詳述する。
【0011】図1は、本発明の軽量モルタル化粧材の一
実施例を示し、該軽量モルタル化粧材を使用して、コン
クリート等からなる建築物の躯体等の表面に軽量モルタ
ル化粧層を塗布形成することができる。
【0012】すなわち、まず、セメント3、特殊軽量骨
材4、化粧材である種石9、及び分散剤、保水剤、超減
水剤、その他の混合材料8を混合して、硬化材を形成す
る。
【0013】次に、該硬化材と、主剤である合成樹脂
2、及び水5とを、混練することにより、上記軽量モル
タル化粧材1を形成する。
【0014】該主剤である合成樹脂2としては、例えば
SBR系混和剤またはこれに準ずるものがあり、接着
性、防水性、断熱性等に優れたものとなる。
【0015】また、硬化材である特殊軽量骨材4として
は、シラスバルーン微粉末6とシラスバルーン粒7があ
り、軽比重であり、かつ断熱性等に優れたものとなる。
【0016】該シラスバルーン微粉末6は、粉末径が1
0〜400ミクロン程度の粒度分布が適切であり、ま
た、上記シラスバルーン粒7は、粒径が0.3〜2.5
ミリ程度の粒度分布が適切である。
【0017】さらに、上記化粧材である種石9として
は、玉砂利があり、軽比重であり、かつ装飾性等に優れ
たものとなる。
【0018】また、該玉砂利は、径が0.5〜5mm程
度が適切であり、色の種類は問わない。
【0019】これら各材料の混合比は、主剤である合成
樹脂2が、2重量%〜8重量%、硬化材であるセメント
3が、20重量%〜35重量%、硬化材である特殊軽量
骨材4の内、シラスバルーン微粉末6が、10重量%〜
30重量%、硬化材である特殊軽量骨材4の内、シラス
バルーン粒7が、7重量%〜25重量%、化粧材である
種石9が、2重量%〜10重量%、水5が、25重量%
〜45重量%、が適切である。
【0020】例えば、主剤である合成樹脂2が、4重量
%、硬化材であるセメント3が、27重量%、硬化材で
ある特殊軽量骨材4の内、シラスバルーン微粉末6が、
15重量%、シラスバルーン粒7が、13重量%、化粧
材である種石9が、5重量%、水5が、36重量%、の
如くである。
【0021】このようにして形成された軽量モルタル化
粧材1は、比重が0.5〜0.9前後と水の比重1より
も小さく、通常のモルタルの比重(=2.0)に比べて
約1/2〜1/4と極めて小なるものとなり、多くの優
れた特徴を持つものとなる。
【0022】次に、図2は、本発明の軽量モルタル化粧
板等の軽量モルタル化粧体の一実施例を示し、上記軽量
モルタル化粧材を使用して形成することができる。
【0023】すなわち、軽量モルタル化粧体である軽量
モルタル化粧板11は、まず、前記実施例と同要領に
て、図1に良く示されているように、セメント3、特殊
軽量骨材4、化粧材である種石9、及び分散剤、保水
剤、超減水剤、その他の混合材料8を混合して、硬化材
を形成した後、該硬化材と、主剤である合成樹脂2、及
び水5とを、混練することにより、上記軽量モルタル化
粧材1を形成する。
【0024】つづいて、図2に良く示されているよう
に、該軽量モルタル化粧材1を所定厚さの板状の型枠P
に流し込み、所定時間放置して養生することにより、所
定厚さの軽量モルタル板を形成すると共に、その表面を
サンダー等で削除することにより、図2に良く示されて
いるように、該表面に、特殊軽量骨材4(シラスバルー
ン微粉末6、シラスバルーン粒7)が削除されること
で、大きさと分布とがランダムに形成され多数の凹部1
0が形成されると共に、色と分布とがランダムに表出し
た種石9が現れることで、自然石状の材質感が得られる
板状の軽量モルタル化粧体である軽量モルタル化粧板1
1を形成することができる。
【0025】尚、該軽量モルタル化粧体は、上記軽量モ
ルタル化粧板11に限られることなく、天井、床版、
壁、梁、柱、その他に使用する所定形状の軽量モルタル
化粧体とすることができるのは、勿論である。
【0026】次に、図3と図4は、本発明の建築物の躯
体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層の一実施例を
示す。
【0027】すなわち、建築物の躯体等Cの表面Fに形
成する軽量モルタル化粧層Mは、まず、前記実施例と同
要領にて、図1に良く示されているように、セメント
3、特殊軽量骨材4、化粧材である種石9、及び分散
剤、保水剤、超減水剤、その他の混合材料8を混合し
て、硬化材を形成した後、該硬化材と、主剤である合成
樹脂2、及び水5とを、混練することにより形成した上
記軽量モルタル化粧材1を、図4に良く示されているよ
うに、建築物の躯体等Cの表面Fに、目地棒を所定幅で
設置して、所定厚さに塗布することで、区画状に形成す
ると共に、その表面をサンダー等で削除することによ
り、図3に良く示されているように、該表面に、特殊軽
量骨材4(シラスバルーン微粉末6、シラスバルーン粒
7)が削除されることで、大きさと分布とがランダムに
形成され多数の凹部10が形成されると共に、色と分布
とがランダムに表出した種石9が現れることで、自然石
状の材質感が得られるように形成する。
【0028】このようにして、図3に良く示されている
ように、表面に大きさと分布とがランダムに形成され多
数の凹部10や、色と分布とがランダムに表出した種石
9が現れることで、自然石状の材質感が得られ、建築物
の躯体等Cと一体となる所定厚さの軽量モルタル化粧層
Mを、該建築物の躯体等Cの表面Fに形成することが出
来る。
【0029】このようにして形成された軽量モルタル化
粧層Mは、表面に形成される多数の凹部の大きさと分布
や、該表面に表出する化粧材である種石の色と分布とが
ランダムに形成されることで、自然石状の材質感を得る
ことができ、これにより装飾的(美的)効果が発揮され
る。
【0030】また、この軽量モルタル化粧層Mは、比重
が0.5〜0.9前後と水の比重1よりも小さく、従来
の石材に比べて著しくしく軽量化する為、稼働率が向上
することや、浮きや亀裂の発生が阻止されることや、結
露防止効果が優れたものとなることや、接着強度に優れ
たものとなる等の多くの優れた特徴を持つものとなる。
【0031】次に、図3と図4は、本発明の建築物の躯
体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法の一実
施例を示す。
【0032】すなわち、 第1工程 建築物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する
に当たっては、まず、図1に良く示されているように、
まず、前記実施例と同要領にて、図1に良く示されてい
るように、セメント3、特殊軽量骨材4、化粧材である
種石9、及び分散剤、保水剤、超減水剤、その他の混合
材料8を混合して、硬化材を形成する。
【0033】次に、該硬化材と、主剤である合成樹脂
2、及び水5とを、混練することにより、軽量モルタル
化粧材1を形成する。
【0034】第2工程 つづいて、図4に良く示されているように、建築物の躯
体等Cの表面Fに、目地棒を所定幅で設置して、左官鏝
等の塗布手段を用いて、所定厚さの軽量モルタル化粧材
1を連続して塗布することにより、建築物の躯体等Cと
軽量モルタル化粧層Mとを接着し、図3に良く示されて
いるように、建築物の躯体等Cと一体となる所定厚さの
軽量モルタル化粧層Mを、該建築物の躯体等Cの表面F
に区画状に形成する。
【0035】第3工程 さらに、該軽量モルタル化粧層Mの表面をサンダー等で
削除することにより、図3に良く示されているように、
該表面に、特殊軽量骨材4(シラスバルーン微粉末6、
シラスバルーン粒7)が削除されることで、大きさと分
布とがランダムに形成され多数の凹部10が形成される
と共に、色と分布とがランダムに表出した種石9が現れ
ることで、自然石状の材質感が得られるように形成す
る。
【0036】このようにして、図3に良く示されている
ように、表面に大きさと分布とがランダムに形成され多
数の凹部10や、色と分布とがランダムに表出した種石
9が現れることで、自然石状の材質感が得られ、建築物
の躯体等Cと一体となる所定厚さの軽量モルタル化粧層
Mを、該建築物の躯体等Cの表面Fに区画状に形成する
ことが出来る。
【0037】この際、急激な乾燥が予想される強風時や
直射日光に晒される場合には、シート養生をするのが適
切である。
【0038】このようにして形成された軽量モルタル化
粧層Mは、表面に形成される多数の凹部の大きさと分布
や、該表面に表出する化粧材である種石の色と分布とが
ランダムに形成されることで、自然石状の材質感を得る
ことができ、これにより装飾的(美的)効果が発揮され
る。
【0039】また、この軽量モルタル化粧層Mは、比重
が0.5〜0.9前後と水の比重1よりも小さく、従来
の石材に比べて著しくしく軽量化する為、稼働率が向上
することや、浮きや亀裂の発生が阻止されることや、結
露防止効果が優れたものとなることや、接着強度に優れ
たものとなる等の多くの優れた特徴を持つものとなる。
【0040】次に、本実施例に係る軽量モルタル化粧
材、及び軽量モルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体、
建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層、
並びに建築物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形
成する方法の作用について説明する。
【0041】このように本発明にあっては、自然石状の
材質感が得られ、かつ従来の石材に比べて著しく軽量化
することで作業の簡易化を図ると共に、建築物の躯体等
の表面に確実に固定することを目的とするものであり、 (1)軽量モルタル化粧層の表面に形成される多数の凹
部の大きさと分布や、該表面に表出する化粧材である種
石の色と分布とが、ランダムに形成されることで、自然
石状の材質感を得ることができ、これにより装飾的(美
的)効果が発揮される。 (2)従来の石材に比べて著しく軽量化する為、作業の
簡易化を図ることと、工数の減少化を図ることで、稼働
率が向上する。 (3)硬化材としてセメントと混合する骨材を特殊軽量
骨材とする為、粒度分布が理想的と成ることによって、
硬化に伴う収縮が少くなり、モルタル特有の浮きや亀裂
の発生が阻止される。 (4)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、熱伝導
率が普通モルタルの約1/10となり、断熱性が著しく
向上し、結露防止効果が優れたものとなる。 (5)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、曲げ強
度と接着強度が優れたものとなり、建築物の躯体等の表
面に強力に接着すると共に、防水性に優れたものとな
る。 (6)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用し、これらと水
とを混練することによって軽量モルタル化粧材を形成す
るようにしたので、吸水性が著しく低減され、接着強
度、防水性、断熱性、及び耐火性等の建築物の耐久性の
向上に役立つ性能が向上し、しかも施工後の経時変化に
よるこれらの性能の低下現象を可及的に抑制することが
出来る。
【0042】尚、本発明の軽量モルタル化粧材、及び軽
量モルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体、建築物の躯
体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層、並びに建築
物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法
は、上記各実施例に限られることなく、多くの変形例が
考えられる。
【0043】
【発明の効果】このように本発明にあっては、自然石状
の材質感が得られ、かつ従来の石材に比べて著しく軽量
化することで作業の簡易化を図ると共に、建築物の躯体
等の表面に確実に固定することを目的とするものであ
り、 (1)軽量モルタル化粧層の表面に形成される多数の凹
部の大きさと分布や、該表面に表出する化粧材である種
石の色と分布とが、ランダムに形成されることで、自然
石状の材質感を得ることができ、これにより装飾的(美
的)効果が発揮される利点がある。 (2)従来の石材に比べて著しく軽量化する為、作業の
簡易化を図ることと、工数の減少化を図ることで、稼働
率が向上する利点がある。 (3)硬化材としてセメントと混合する骨材を特殊軽量
骨材とする為、粒度分布が理想的と成ることによって、
硬化に伴う収縮が少くなり、モルタル特有の浮きや亀裂
の発生が阻止される利点がある。 (4)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、熱伝導
率が普通モルタルの約1/10となり、断熱性が著しく
向上し、結露防止効果が優れたものとなる利点がある。 (5)硬化材として特殊軽量骨材を使用する為、曲げ強
度と接着強度が優れたものとなり、建築物の躯体等の表
面に強力に接着すると共に、防水性に優れたものとなる
利点がある。 (6)主剤として合成樹脂を使用すると共に、硬化材と
してセメントと共に特殊軽量骨材を使用し、これらと水
とを混練することによって軽量モルタル化粧材を形成す
るようにしたので、吸水性が著しく低減され、接着強
度、防水性、断熱性、及び耐火性等の建築物の耐久性の
向上に役立つ性能が向上し、しかも施工後の経時変化に
よるこれらの性能の低下現象を可及的に抑制することが
出来る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく一実施例の軽量モルタル化粧材
を形成する方法を示すブロック図である。
【図2】本発明に基づく軽量モルタル化粧体の一実施例
である軽量モルタル化粧板を形成する方法を示す断面図
である。
【図3】本発明に基づく一実施例の建築物の躯体等の表
面に形成する軽量モルタル化粧層を示す断面図である。
【図4】本発明に基づく一実施例の建築物の躯体等の表
面に軽量モルタル化粧層を形成する方法のうち建築物の
躯体等を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軽量モルタル化粧材 2 主剤である合成樹脂 3 硬化材であるセメント 4 硬化材である特殊軽量骨材 5 水 6 シラスバルーン微粉末 7 シラスバルーン粒 8 その他の混合材料 9 種石(化粧材) 10 凹部 11 軽量モルタル化粧板(軽量モルタル化粧体) M 軽量モルタル化粧層 C 建築物の躯体等 F 建築物の躯体等の表面 P 型枠
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C04B 28/02 24:26 G 14:16 14:02) Z 103:60 111:72 (54)【発明の名称】 軽量モルタル化粧材、及び 軽量モルタル化粧板等の軽量モルタル化粧体、 建築物の躯体等の表面に形成する軽量モルタル化粧層、並びに 建 築物の躯体等の表面に軽量モルタル化粧層を形成する方法

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主剤である合成樹脂、及び硬化材であるセ
    メントと特殊軽量骨材、並びに化粧材である種石、さら
    に水とを、混練することにより形成したことを特徴とす
    る軽量モルタル化粧材。
  2. 【請求項2】主剤である合成樹脂が、SBR系混和剤ま
    たはこれに準ずるものであることを特徴とする請求項1
    記載の軽量モルタル化粧材。
  3. 【請求項3】硬化材である特殊軽量骨材が、シラスバル
    ーン微粉末であることを特徴とする請求項1記載の軽量
    モルタル化粧材。
  4. 【請求項4】硬化材である特殊軽量骨材が、シラスバル
    ーン粒であることを特徴とする請求項1記載の軽量モル
    タル化粧材。
  5. 【請求項5】化粧材である種石が、玉砂利であることを
    特徴とする請求項1記載の軽量モルタル化粧材。
  6. 【請求項6】主剤である合成樹脂、及び硬化材であるセ
    メントと特殊軽量骨材、並びに化粧材である種石、さら
    に水とを、混練することにより形成した軽量モルタル化
    粧材を、型枠に流し込んで板状等の所定形状に形成し、
    かつその表面をサンダー等で削除して、該表面に凹部を
    形成すると共に、上記化粧材を表面に表出して自然石状
    としたことを特徴とする軽量モルタル化粧板等の軽量モ
    ルタル化粧体。
  7. 【請求項7】主剤である合成樹脂、及び硬化材であるセ
    メントと特殊軽量骨材、並びに化粧材である種石、さら
    に水とを、混練することにより形成した軽量モルタル化
    粧材を、建築物の躯体等の表面に目地棒を所定幅で設置
    して所定厚さに塗布することで区画状に形成し、かつそ
    の表面をサンダー等で削除して、該表面に凹部を形成す
    ると共に、上記化粧材を表面に表出して自然石状とした
    ことを特徴とする建築物の躯体等の表面に形成する軽量
    モルタル化粧層。
  8. 【請求項8】まず、主剤である合成樹脂、及び硬化材で
    あるセメントと特殊軽量骨材、並びに化粧材である種
    石、さらに水とを、混練することにより軽量モルタル化
    粧材を形成し、次に、該軽量モルタル化粧材を、建築物
    の躯体等の表面に、左官鏝等の塗布手段を用いて、建築
    物の躯体等の表面に目地棒を所定幅で設置して所定厚さ
    に塗布することで軽量モルタル化粧層を区画状に形成
    し、つづいて、該軽量モルタル化粧層の表面をサンダー
    等で削除して、該軽量モルタル化粧層の表面に凹部を形
    成すると共に、上記化粧材を表面に表出して自然石状と
    することにより、建築物の躯体等と一体となる所定厚さ
    の軽量モルタル化粧層を、該建築物の躯体等の表面に形
    成することを特徴とする建築物の躯体等の表面に軽量モ
    ルタル化粧層を形成する方法。
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