JPH0715617U - 垂直面において移動する牽引ピンを具えた移載装置 - Google Patents

垂直面において移動する牽引ピンを具えた移載装置

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JPH0715617U
JPH0715617U JP5117493U JP5117493U JPH0715617U JP H0715617 U JPH0715617 U JP H0715617U JP 5117493 U JP5117493 U JP 5117493U JP 5117493 U JP5117493 U JP 5117493U JP H0715617 U JPH0715617 U JP H0715617U
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朝男 丸山
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Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より簡素で強度的にもすぐれた保管物移
載装置の提供。 【構成】 移載装置62は、保管物Tの移載方向に配列
され回転軸81,82が移載方向に対して直交し且つ水
平な第1、第2スプロケット71,72と、この第1、
第2スプロケットに噛合したチェーン74と、チェーン
74にブラケット80を介して回転軸81,82と平行
に具えられ保管物の被係合部Hに係合する牽引ピン75
とを有し、ブラケット80は回転軸と直交して設けられ
ている。牽引ピン75は、第2スプロケット72の傍を
移動するとき低い位置から高い位置へ移動して保管物に
下から係合し、保管物を物品保管棚61から昇降テーブ
ル62上に引出す。第2スプロケットが逆転すると、牽
引ピン75は、保管物を昇降テーブル上から物品保管棚
に押し込み、第2スプロケットの傍を移動するとき高い
位置から低い位置へ移動して保管物から外れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、構造が簡素で強度的にもすぐれた保管物移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品保管棚に沿って移動する移動テーブルに組込まれて、保管棚と移動 テーブルとの間で保管物の移載を行なう移載装置の一例として、図15乃至図1 7に示す移載装置がある。 この移載装置30は、物品保管棚31(図16参照)に沿って昇降する水平な 昇降テーブル(移載テーブル)33上に長方形状に配設された4つのスプロケッ ト34(図15参照)と、このスプロケット34に掛け渡されたチェーン35と 、このチェーン35に立設されて保管物Wの把手(被係合部)Hに係合する牽引 ピン36と、把手Hの外側に当接する押圧ピン37とを有している。 牽引ピン36は押圧ピン37の移動領域の外側に位置している。何故なら、牽 引ピン36が押圧ピン37の移動領域より外側を移動するようにしないと、牽引 ピン36が把手を引っ掛けることができないからである
【0003】 保管物Wの移載は、牽引ピン36を把手Hに引っ掛けて保管物Wを昇降テーブ ル33上に引き出し(図17参照)、その後、押圧ピン37で図16、図17の 左側にある物品保管棚(図示省略)に押込むようになっている。 牽引ピン36と押圧ピン37の一方のピンが昇降テーブル33上を移動してい るとき、他方のピンは保管物Wの底に干渉しないように、ガイド38によって引 き下げられている。 牽引ピン36と押圧ピン37は、スプリング39,40に抗して引き下げられ て昇降テーブル33内に没入するようになっている。
【0004】 移載装置の他の例として、図18、図19に示す移載装置がある。 この移載装置50は、平行な一対の移載チェーン51,51間に設けられた係 合杆52を垂直面において循環移動させて保管物Wの把手Hに係合させ、昇降テ ーブルと保管棚(何れも図示省略)との間で保管物Wの移載を行なうようになっ ている。 移載チェーン51は、駆動チェーン53,53によって循環移動する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図15乃至図17に示すような移載装置30は、牽引ピン36と押 圧ピン37を出没可能な構造にしなければならないとともに、牽引ピン36と押 圧ピン37を出没させるガイド38を設けなければならず、構造が複雑であると いう問題点を有している。 又、長期間使用すると摩耗によって、牽引ピンと押圧ピンの出没動作が不確実 になり、保管物の移載が不確実になるという問題点も有している。
【0006】 一方、図18、図19に示すような移載装置50は、一対の移載チェーン51 ,51と駆動チェーン53,53の間隔を保管物の幅より広くしなければならず 、昇降テーブルが大型になるという問題点を有している。 又、一対の移載チェーン51,51の相対位置関係に狂いが生じたとき、係合 杆52が斜めになって把手Hに係合しなくなる恐れがあるという問題点も有して いる。
【0007】 本考案は、簡単な構成にして、確実に保管物の移載が行なえる移載装置を提供 することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1に、物品保管棚に沿って移動する移動テーブルに組込まれ、前 記物品保管棚と前記移動テーブルとの間で保管物の移載を行なう移載装置であっ て、前記保管物の移載方向に配列され回転軸が前記移載方向に対して直交し且つ 水平な第1、第2回転体と、前記第1、第2回転体に掛け渡された無端状のチェ ーン、ベルト等と、前記チェーン、ベルト等にブラケットを介して前記回転軸と 平行に設けられ前記保管物の被係合部に係合する牽引ピンとを有し、前記ブラケ ットは前記回転軸と直交して設けられている装置により、 第2に、物品保管棚に沿って移動する移動テーブルに組込まれ、前記物品保管 棚と前記移動テーブルとの間で保管物の移載を行なう移載装置であって、前記保 管物の移載方向に配列され回転軸が前記移載方向に対して直交し且つ水平な第1 、第2回転体と、前記第1、第2回転体に掛け渡された無端状のチェーン、ベル ト等と、前記チェーン、ベルト等にブラケットを介して前記回転軸と平行に設け られ前記保管物の被係合部に係合する牽引ピンと、前記チェーン、ベルト等に前 記回転軸と平行に設けられ前記保管物に当接する押圧ピンとを有し、前記ブラケ ットは前記回転軸と直交して設けられ、前記牽引ピンは前記押圧ピンから離間し 且つ前記押圧ピンの移動領域の外側に設けられている装置により、 第3に、物品保管棚に沿って移動する移動テーブルに組込まれ、前記物品保管 棚と前記移動テーブルとの間で保管物の移載を行なう移載装置であって、前記保 管物の移載方向に配列され回転軸が前記移載方向に対して直交し且つ水平な第1 、第2回転体と、回転軸が前記回転軸と平行で且つ前記第1、第2回転体より下 方に設けられた第3回転体と、前記第1、第2、第3回転体に掛け渡された無端 状のチェーン、ベルト等と、前記チェーン、ベルト等にブラケットを介して前記 回転軸と平行に設けられ前記保管物の被係合部に係合する牽引ピンと、前記チェ ーン、ベルト等に前記回転軸と平行に設けられ前記保管物に当接する押圧ピンと を有し、前記ブラケットは前記回転軸と直交して設けられ、前記牽引ピンは前記 押圧ピンから離間し且つ前記押圧ピンの移動領域の外側に設けられている装置に より、前記の課題を解決した。
【0009】
【作用】
物品保管棚には、保管物の収納エリアが垂直方向に配列された垂直棚と、水平 方向に配列された水平棚とがある。又、移動テーブルには、垂直棚に沿って昇降 する昇降テーブルと、水平棚に沿って移動する横動テーブルとがある。 第1の移載装置の牽引ピン、第2、第3の移載装置の牽引ピン、押圧ピンは、 各々回転体によって移動するチェーン、ベルト等と一体に移動するようになって いる。
【0010】 第1移載装置は、垂直面において移動する際に生じる牽引ピンの高低差を利用 して、1台の物品保管棚とこの物品保管棚に沿って移動する移動テーブルとの間 で保管物の移載を行なう装置である。
【0011】 保管物の移載は次のようにして行なわれる。 先ず、回転体を回転させ、チェーン、ベルト等を移動させる。 牽引ピンは、回転軸が水平な回転体の案内によってチェーン、ベルト等と一体 に移動する。牽引ピンは、回転体に沿って移動するとき低い位置から高い位置へ 移動する。この間に、牽引ピンは、被係合部に係合する。 牽引ピンは、なおも移動させられ、保管物を物品保管棚から移動テーブ上に引 き出す。
【0012】 移動テーブルは、保管物を他の所望の棚段まで搬送する。 その後、チェーン、ベルト等が牽引ピンを逆移動させることによって、保管物 は、他の棚段に押込まれる。牽引ピンは、逆移動を継続させられ、回転体に沿っ て、高い位置から低い位置に移動し被係合部から外れる。 これによって、保管物の移載が完了する。
【0013】 第2、第3の移載装置も、垂直面において移動する牽引ピン及び押圧ピンの高 低差を利用して、移動テーブルの両側に設置された物品保管棚間での保管物の移 載を行なう装置である。
【0014】 保管物の移載は次のようにして行なわれる。 先ず、回転体を回転させ、チェーン、ベルト等を移動させる。 牽引ピンは、回転軸が水平な回転体の案内によってチェーン、ベルト等と一体 に移動する。牽引ピンは、一方の回転体に沿って移動するとき低い位置から高い 位置へ移動する。この間に、牽引ピンは、保管物の一端に設けられた被係合部に 係合する。 牽引ピンは、なおも移動させられ、保管物を一方の物品保管棚から移動テーブ 上に引き出す。
【0015】 移動テーブルが保管物を他方の物品保管棚の所望の棚段まで搬送する。 その後、チェーン、ベルト等は、牽引ピンをさらに同一方向に移動させ、他方 の回転体に沿わせて高い位置から低い位置へ移動させ被係合部から外す。 この間に、押圧ピンも、チェーン、ベルト等によって牽引ピンと同一方向に移 動させられている。このため、押圧ピンは、牽引ピンが被係合部から外れた後に 、保管物の他端に設けられた被係合部を押圧し、保管物を移動テーブル上から上 記所望の棚段に押込む。 これによって、保管物の移載が完了する。
【0016】 第3の移載装置は、第3の回転体によってチェーン、ベルトの長さが、第2の 移載装置のチェーン、ベルトの長さより長く、第3の移載装置の牽引ピンと押圧 ピンとの間隔が、第2の移載装置の牽引ピンと押圧ピンの間隔より広くなってい る。 従って、牽引ピンを保管物の一端に設けられている被係合部から外し、他端に 設けられている被係合部に押圧ピンを押し当てて保管物を保管棚に押込むとき、 牽引ピンが一端の被係合部から外れてから、他端の被係合部に押圧ピンが当接す るまでに十分な間合いを取ることができ、牽引ピンが一端の被係合部から外れな いうちに、他端の被係合部に押圧ピンが当接するようなことが回避される。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図14に基づいて説明する。 先ず、第1の移載装置60を図1乃至図6に基づいて説明する。 第1の移載装置60(図1参照)は、1台の物品保管棚61(図5参照)に沿 って昇降する昇降テーブル(移動テーブル)62に組込まれており、物品保管棚 61の棚段63と昇降テーブル62との間でトレー(保管物)Tの移載を行う装 置である。
【0018】 トレーTには、ワーク(図示省略)が収納され、両側に把手(被係合部)H, Hが取り付けられている。 トレーTの把手Hは、図4に示すように、板材を下方へ直角に折り曲げたよう な形状に形成されている。把手Hには、後述する索引ピン用ブラケット80、8 0(図2,3参照)の干渉を回避する切欠Bが形成されている。 なお、牽引ピン用ブラケット80に設けられた後述する牽引ピン75(図2参 照)のローラ88の径を大きくすることによって、切欠Bを形成することなく、 索引ピン用ブラケット80、80が把手Hに干渉しないようにすることもできる 。
【0019】 昇降テーブル62(図1、図5参照)は、4本の支柱64とローラ65を案内 にして、モータ66によって昇降するようになっている。モータ66と昇降テー ブル62は、チェーン67によって連結されている。 昇降テーブル62上には、トレーTの移載が円滑に行なえるように、ローラコ ンベヤ68(図1参照)が3本設置されている。
【0020】 第1の移載装置60(図1参照)は、第1、第2スプロケット71,72と、 チェーン74と、牽引ピン75とで構成されている。 第1、第2スプロケット71,72は、トレーTの移載方向(矢印A方向)に 配設されている。 第1、第2スプロケット71,72は、昇降テーブル62上の水平板77上に 各々回転可能に設けられている。水平板77には後述する索引ピン用ブラケット 80,80の干渉を回避するスリット89が形成されている。 第1、第2スプロケット71,72の回転軸81,82は、トレーTの移載方 向に対して直交し且つ水平な状態で水平板77上に回転可能に設けられている。 第2スプロケット72の回転軸82は、減速機付きモータ78に連結されてい る。
【0021】 第1、第2スプロケット71,72には、チェーン74が掛け渡されている。 チェーン74には、トレーTの把手Hに係合する牽引ピン75(図2,3参照 )が第1、第2スプロケット71,72の回転軸81,82と平行に設けられて いる。 牽引ピン75(図2、図3参照)は、チェーン74のリンクプレート86と一 体の牽引ピン用ブラケット80、80に設けられている。 索引ピン75は支持軸87とローラ88,88を具えている。
【0022】 次に、第1の移載装置60の動作を説明する。 第1の移載装置60は、垂直平面において移動する際に生じる牽引ピン75の 高低差を利用して、1台の物品保管棚61と移動テーブル62との間でトレーT の移載を行なうようになっている。
【0023】 先ず、図6においてチェーン74を右回転(時計方向へ循環移動)させ、牽引 ピン75を第2スプロケット72に沿って移動させる。 牽引ピン75は垂直面において移動し実線の低い位置から、想像線の高い位置 に移動させられ、物品保管棚61の入出庫口69(図5参照)に入庫されている トレーTの把手Hに下方から係合する。
【0024】 チェーン74は右回転を継続し、牽引ピン75は図6において左から右に移動 させられる。この間、牽引ピン75は、ローラコンベヤ68(図1参照)の上面 より上方に突出している。 これによって、トレーTは入出庫口69から昇降テーブル62上に引き出され 、チェーン74の回転が停止する。
【0025】 昇降テーブル62は、所望の棚段63(図5参照)まで昇降し、停止する。 なお、トレーTの長さ(図6において左右方向の長さ)は、昇降テーブル62 によって昇降させられているとき、物品保管棚61に収納されている他のトレー Tの把手Hに当接しない程度の長さに設定されている。
【0026】 その後、チェーン74を、図6において左回転(反時計方向へ循環移動)させ 、牽引ピン75を右から左に移動させ、トレーTを所望の棚段63に押込む。 チェーン74は左回転を継続し、牽引ピン75を第2スプロケット72に沿っ て移動させる。牽引ピン75は、高い位置から低い位置に移動し、把手Hから外 れる。 これによって、トレーTの移載が完了する。
【0027】 次に第2の移載装置を図7乃至図12に基づいて説明する。 第2の移載装置160(図7参照)は、平行に立設された2台の第1、第2物 品保管棚161,170(図8参照)の間を昇降する昇降テーブル162(移動 テーブル)に組込まれており、2台の物品保管棚161,170の棚段163の 間でトレーT(保管物)の移載を行う装置である。 なお、昇降テーブル162自体は、図1に示す昇降テーブル62と略々同一構 造であるので、その構造の説明は省略することとする。
【0028】 第2の移載装置160(図7参照)は、第1、第2スプロケット171,17 2と、チェーン174と、牽引ピン175と、押圧ピン176とで構成されてい る。 なお、第2の移載装置160は、押圧ピン176以外の部分は図1に示す第1 の移載装置60の構造と略々同一であるので、同一部分には、図1の符号の先頭 に1を付して示し、その構造の説明は省略することとする。
【0029】 押圧ピン176(図9参照)は、図3に示す索引ピン75と同様にチェーン1 74のリンクプレート186と一体の押圧ピン用ブラケット185,185(図 9では2枚重なって見えている。)に設けられている。押圧ピン176は、押圧 ピン用ブラケット185に設けず、チェーン174の任意のピン179を1本だ け長くして、押圧ピン176の替わりに使用してもよい。
【0030】 なお、トレーTは、押圧ピン176によって昇降テーブル162上から物品保 管棚161,170に押込まれた後、必要に応じて昇降テーブル162上に引出 されるようになっている。トレーTを引出すには、牽引ピン175を把手Hに引 っ掛けなけなればならない。このため、チェーン174(図10参照)と牽引ピ ン175の間隔L1は、チェーン174と押圧ピン176の間隔L2より広く設 定されている。 すなわち、牽引ピン175は、押圧ピン176が移動する領域(押圧ピンの移 動領域)の外側に設けられている。 押圧ピン176(図7参照)と牽引ピン175は、チェーン174上お互いに 反対の位置に設けられている。
【0031】 次に、第2の移載装置160の動作を説明する。 第2の移載装置160も、垂直面において移動する牽引ピン175及び押圧ピ ン176の高低差を利用して、第1、第2の物品保管棚間161,170でのト レーTの移載が行なえるようになっている。
【0032】 先ず、図7においてチェーン174を左回転(反時計方向へ循環移動)させ、 牽引ピン175を第1スプロケット171に沿って移動させる。 牽引ピン175は、垂直面において移動し実線の低い位置から、想像線の高い 位置に移動させられ、第1物品保管棚161の入出庫口169(図8参照)に入 庫されているトレーTの把手Hに下方から係合する。
【0033】 チェーン174は左回転を継続し、牽引ピン175は図7において右から左に 移動させられる。この間、牽引ピン175は、ローラコンベヤ(図示省略)の上 面より上方に突出している。 これによって、トレーTは第1物品保管棚161の入出庫口169から昇降テ ーブ162上に引き出され、チェーン174の回転が停止する(図11参照)。 一方、押圧ピン176は、実線の低い位置にあり、トレーTの底には当接しな いようになっている。
【0034】 昇降テーブル162は、所望の棚段163まで昇降し、停止する。 その後、チェーン174を、図11において左回転させる。牽引ピン175は 、第2スプロケット172に沿って移動し、高い位置から低い位置に移動して、 把手Hから外れる。
【0035】 チェーン174は、さらに、左回転を継続する。押圧ピン176は、第1スプ ロケット171に沿って移動しながら、低い位置から高い位置に移動し、トレー Tの右端の把手Hに当接する。 チェーン174は、なおも左回転を継続する。押圧ピン176は、トレーTの 右端の把手Hを押し、トレーTを昇降テーブル162上を右から左へ移動させて (図12参照)、第2物品保管棚170の所望の棚段163に押込む。 これによって、入出庫口169から第2物品保管棚170へのトレーTの移載 が完了する。
【0036】 なお、図11の状態から、チェーン174を右回転させると、牽引ピン175 は左から右に移動して、第1物品保管棚161の所望の棚段163にトレーTを 押込むことができる。 さらに、第2移載装置160は、第2物品保管棚170の棚段163同士の間 でのトレーTの移載も行なえる。 又、第2の移載装置160に使用されるトレーTの長さ(図11において左右 方向の長さ)は、図11において、牽引ピン175がトレーTの左端の把手Hか ら外れた後に押圧ピン176がトレーTの右端の把手Hに当接するような長さに 設定されている。
【0037】 次に第3の移載装置を図13,図14に基づいて説明する。 第3の移載装置260(図13参照)も、平行に立設された2つの第1、第2 物品保管棚(図示省略)の間を昇降する昇降テーブル(移動テーブル)に組込ま れており、2台の物品保管棚の棚段(図示省略)の間でトレーT(保管物)の移 載を行う装置である。 なお、昇降テーブル自体は、図1に示す昇降テーブル62と略々同一構造であ るので、図示及びその構造の説明は省略することとする。
【0038】 第3の移載装置260は、第1、第2、第3スプロケット271,272,2 73と、チェーン274と、牽引ピン275と、押圧ピン276とで構成されて いる。 なお、第3の移載装置260は、第3スプロケット273以外の部分は図7に 示す第2の移載装置160の構造と略々同一であるので、同一部分には、図7の 符号の先頭の数字1を2に変えて付して示し、その構造の説明は省略することと する。
【0039】 第3スプロケット273は、回転軸283を第1、第2スプロケット271, 272の回転軸281,282と平行にして、昇降テーブル水平板上に回転可能 に設けられている。 第3スプロケット273は、第1、第2スプロケット271,272より下方 に設けられている。
【0040】 次に第3の移載装置260の動作を説明する。 第3の移載装置260も、垂直面において移動する際に生じる牽引ピン275 及び押圧ピン276の高低差を利用して、第1、第2物品保管棚間でのトレーT の移載が行なえるようになっている。 図13においてチェーン274を左回転(反時計方向へ循環移動)させ、牽引 ピン275を第3スプロケット273から第1スプロケット271へ移動させる 。 牽引ピン275は、実線の低い位置から、想像線の高い位置に移動させられ、 物品保管棚の入出庫口に入庫されているトレーTの把手Hに下方から係合する。
【0041】 チェーン274は左回転を継続する。牽引ピン275は図13においてローラ コンベヤ(図示省略)の上面より上方に突出して、右から左に移動し、トレーT を第1物品保管棚の入出庫口から昇降テーブ上に引き出す。 一方、押圧ピン276は、牽引ピン275よりも低い位置にある。
【0042】 昇降テーブル262は、所望の棚段まで昇降し、停止する。 その後、チェーン274を、図14において左回転させ、牽引ピン275を右 から左に移動させる。牽引ピン275は、トレーTの左端の把手Hを索引し、第 2スプロケット272に沿って移動する。これによって、牽引ピン275は、高 い位置から低い位置に移動して、把手Hから外れる。
【0043】 チェーン274は、さらに、左回転を継続する。押圧ピン276は、第1スプ ロケット271に沿って移動しながら、低い位置から高い位置に移動し、トレー Tの右端の把手Hに当接する。押圧ピン276は、トレーTを押して昇降テーブ ル上を右から左へ移動させ、第2物品保管棚の所望の棚段に押込む。
【0044】 これによって、入出庫口から第2物品保管棚へのトレーTの移載が完了する。 なお、図14の状態から、チェーン274を右回転させると、牽引ピン275 は左から右に移動して、第1物品保管棚の所望の棚段にトレーTを押込むことが できる。 さらに、第3の移載装置260は、第2物品保管棚の棚段同士の間でのトレー Tの移載もできる。
【0045】 この第3の移載装置260は、第3スプロケット273によってチェーン27 4全体の長さが長くなり、牽引ピン275と押圧ピン276との間隔を広げた構 造になっているため、一方の把手Hから牽引ピン275が外れきらないうちに押 圧ピン276が他方の把手Hに当接するようなことを回避することができる。
【0046】 なお、各移載装置とも、チェーンの替わりにベルトを使用してもよい。 又、第1乃至第3の移載装置60,160,260は、図5、図8に示すよう な、収納エリアが垂直方向に配列された物品保管棚に沿って昇降する昇降テーブ ルに組込まれているが、収納エリアが水平方向に配列されている水平棚(図示省 略)に沿って横動する横動テーブル(移載テーブル、図示省略)に組込んでも、 同様にして水平棚と横動テーブルとの間でトレーの移載を行なうことができる。
【0047】 さらに、ワークにトレーTの把手Hに相当する部材(被係合部)が突出してい る場合には、ワークをトレーに収納することなくその部材に索引ピンを係合させ 、或いは、押圧ピンを押圧させて、ワークを直接移載してもよい。
【0048】
【考案の効果】
請求項1の移載装置は、垂直面において移動する際に生じる牽引ピンの高低差 を利用して保管物の移載を行なうようになっているため、従来必要とされていた 牽引ピンの出没機構を設ける必要がなく、簡単な構成にして、確実に保管物の移 載を行なうことができる。 又、牽引ピンは、ブラケットを介してチェーン、ベルト等に設けられているた め、従来必要とされていた2本のチェーン、ベルト等を1本で被係合部に係合さ せることができ、構造を簡素化することができる。 請求項2,3の移載装置も、垂直面において移動する際に生じる牽引ピン、押 圧ピンの高低差を利用して保管物の移載を行なうようになっているため、従来必 要とされていた牽引ピン、押圧ピンの出没機構を設ける必要がなく、簡単な構成 にして、確実に保管物の移載を行なうことができる。 請求項3の移載装置は、第3スプロケットによってチェーンの全長を長くし、 牽引ピンと押圧ピンとの間隔を広げた構成になっているため、一方の被係合部か ら牽引ピンが外れきらないうちに押圧ピンが他方の被係合部に当接するようなこ とも回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の移載装置の実施例の平面図であ
る。
【図2】第1の移載装置の索引ピンの正面図である。
【図3】第1の移載装置において、索引ピンがトレーの
把手に係合した時の状態を図1の右側から見た図であ
る。
【図4】トレーの把手の部分の斜視図である。
【図5】物品保管棚と、第1の移載装置が組込まれた昇
降テーブルとの正面図である。
【図6】第1の移載装置の動作説明用の図である。
【図7】本考案の第2の移載装置の実施例の概略正面図
である。
【図8】物品保管棚と、第2の移載装置が組込まれた昇
降テーブルとの正面図である。
【図9】第2の移載装置の押ピンの正面図である。
【図10】第2の移載装置の索引ピンと押圧ピンの位置
関係を示す図である。
【図11】第2の移載装置の動作説明用の図である。
【図12】第2の移載装置の動作説明用の図である。
【図13】本考案の第3の移載装置の実施例の概略正面
図である。
【図14】第3の移載装置の動作説明用の図である。
【図15】従来の移載装置の平面図である。
【図16】図15に示す移載装置を右側から見た図であ
る。
【図17】図15に示す移載装置の動作説明用の図であ
る。
【図18】従来の移載装置の概略斜視図である。
【図19】図18に示す移載装置の動作説明用の図であ
る。
【符号の説明】
T トレー(保管物) H 把手(被係合部) 60,160,260 移載装置 61,161,170 物品保管棚 62,162 昇降テーブル(移載テーブル) 71,171,271 第1スプロケット(第1回転
体) 72,172,272 第2スプロケット(第2回転
体) 273 第3スプロケット(第3回転
体) 74,174,274 チェーン 75,175,275 牽引ピン 176,276 押圧ピン 80,180,280 ブラケット 81,181,281 第1スプロケット(第1回転
体)の回転軸 82,182,282 第2スプロケット(第2回転
体)の回転軸 283 第3スプロケット(第3回転
体)の回転軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品保管棚に沿って移動する移動テーブ
    ルに組込まれ、前記物品保管棚と前記移動テーブルとの
    間で保管物の移載を行なう移載装置であって、前記保管
    物の移載方向に配列され回転軸が前記移載方向に対して
    直交し且つ水平な第1、第2回転体と、前記第1、第2
    回転体に掛け渡された無端状のチェーン、ベルト等と、
    前記チェーン、ベルト等にブラケットを介して前記回転
    軸と平行に設けられ前記保管物の被係合部に係合する牽
    引ピンとを有し、前記ブラケットは前記回転軸と直交し
    て設けられていることを特徴とする、移載装置。
  2. 【請求項2】 物品保管棚に沿って移動する移動テーブ
    ルに組込まれ、前記物品保管棚と前記移動テーブルとの
    間で保管物の移載を行なう移載装置であって、前記保管
    物の移載方向に配列され回転軸が前記移載方向に対して
    直交し且つ水平な第1、第2回転体と、前記第1、第2
    回転体に掛け渡された無端状のチェーン、ベルト等と、
    前記チェーン、ベルト等にブラケットを介して前記回転
    軸と平行に設けられ前記保管物の被係合部に係合する牽
    引ピンと、前記チェーン、ベルト等に前記回転軸と平行
    に設けられ前記保管物に当接する押圧ピンとを有し、前
    記ブラケットは前記回転軸と直交して設けられ、前記牽
    引ピンは前記押圧ピンから離間し且つ前記押圧ピンの移
    動領域の外側に設けられていることを特徴とする、移載
    装置。
  3. 【請求項3】 物品保管棚に沿って移動する移動テーブ
    ルに組込まれ、前記物品保管棚と前記移動テーブルとの
    間で保管物の移載を行なう移載装置であって、前記保管
    物の移載方向に配列され回転軸が前記移載方向に対して
    直交し且つ水平な第1、第2回転体と、回転軸が前記回
    転軸と平行で且つ前記第1、第2回転体より下方に設け
    られた第3回転体と、前記第1、第2、第3回転体に掛
    け渡された無端状のチェーン、ベルト等と、前記チェー
    ン、ベルト等にブラケットを介して前記回転軸と平行に
    設けられ前記保管物の被係合部に係合する牽引ピンと、
    前記チェーン、ベルト等に前記回転軸と平行に設けられ
    前記保管物に当接する押圧ピンとを有し、前記ブラケッ
    トは前記回転軸と直交して設けられ、前記牽引ピンは前
    記押圧ピンから離間し且つ前記押圧ピンの移動領域の外
    側に設けられていることを特徴とする、移載装置。
JP5117493U 1993-08-20 1993-08-27 垂直面において移動する牽引ピンを具えた移載装置 Pending JPH0715617U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5117493U JPH0715617U (ja) 1993-08-27 1993-08-27 垂直面において移動する牽引ピンを具えた移載装置
US08/289,867 US5551823A (en) 1993-08-20 1994-08-12 Transfer apparatus having traction pin moved with height difference

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JP5117493U JPH0715617U (ja) 1993-08-27 1993-08-27 垂直面において移動する牽引ピンを具えた移載装置

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JPH0715617U true JPH0715617U (ja) 1995-03-17

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JP5117493U Pending JPH0715617U (ja) 1993-08-20 1993-08-27 垂直面において移動する牽引ピンを具えた移載装置

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JP (1) JPH0715617U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10139110A (ja) * 1996-11-13 1998-05-26 Daifuku Co Ltd 物品移載装置
JP4727069B2 (ja) * 2001-05-31 2011-07-20 株式会社イトーキ 自動倉庫及びその移載装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10139110A (ja) * 1996-11-13 1998-05-26 Daifuku Co Ltd 物品移載装置
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