JPH07155998A - 段付き鍛造品の孔抜き用油圧プレスの油圧ダイクッション装置 - Google Patents

段付き鍛造品の孔抜き用油圧プレスの油圧ダイクッション装置

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JPH07155998A
JPH07155998A JP5340131A JP34013193A JPH07155998A JP H07155998 A JPH07155998 A JP H07155998A JP 5340131 A JP5340131 A JP 5340131A JP 34013193 A JP34013193 A JP 34013193A JP H07155998 A JPH07155998 A JP H07155998A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段付き鍛造品の孔明け用プレスに最適のダイ
クッション装置の開発 【構成】 段付きで貫通孔13を具えた金型1内と、金型
を載置し貫通孔22を具えたボルスタ2内を昇降自在に貫
通するピストンロッド3は、上部ロッド31、ピストン3
2、下部ロッド33よりなる。これらが一体的に上下する
シリンダ4内には、ピストンロッド上端面35の位置を最
低ではボルスタの上面21以下、最高では成形品を金型上
面よりも高く押し上げる範囲で制御する油圧クッション
回路と接続する油室A、B、Cを具えている。 【効果】 比較的簡単で故障の生じ難い機械的な部材の
組合わせによって、ピストンロッド先端の位置を調整し
てノックアウト点、クッション作用の開始点、金型交換
点の3点を特定し、かつ、クッション圧の強さを制御で
きる。従来困難であった段付き孔明け鍛造成形を可能と
し、生産性の飛躍的向上、不良低減、歩留り向上の効果
が著しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機械の製品のノッ
クアウト装置とクッション装置を兼ねた技術、特に段付
き鍛造品の孔抜き用プレスに最高に適合した油圧ダイク
ッション装置に係る。
【0002】
【従来の技術】近年、プレス機械による成形加工におい
て、成形度を高める要求がますます増大する傾向にあ
る。成形度を高めると素材重量を軽減して歩留り率が向
上し材料コストが低廉となるし、後工程も簡略化して全
体の加工エネルギーの削減に繋がるから、生産性と品質
が確実に向上して製品の競争力が格段に強化されるので
ある。プレス機械の成形度を高めるには機械自体の能力
を強化する方策も必要であるが、構造的に素材の塑性変
形に対する特性とマッチした成形力の負荷が重要な要点
となってくる。素材の耐久性を超す限界以上の加圧力を
強制的に掛けても材料が破断したり亀裂が生じて不良品
を量産するだけであり、バランスの保たれた押圧力によ
って高度の成形を行なうことが賢明であるといえる。
【0003】ダイクッションはプレス機械の金型内へ装
入された素材が押圧されるとき、その後背を支える圧力
の反作用によって、急激な応力の負荷を緩和し素材の塑
性変形の能力をフルに発揮させ、素材の許容できる最大
限までの大きな成形度を得ることを目的としている。ダ
イクッションはクッションロッドまたはクッションピン
がボルスタと金型を貫通した孔内を昇降自在に移動し、
金型から製品を抜き出すノックアウト時には先端が金型
内に突出し、金型交換時にはボルスタ上面とほぼ同一の
レベルまで沈んで横滑りの金型交換を容易にするという
ノックアウトの役割を果すとともに、その中間の位置に
あるときには適宜の圧力を保有して上方からのプレスの
圧力とともに金型に作用し、上下圧力間に挾圧した素材
の変形を積極的に促進する一面を同時に具えるものであ
る。このダイクッションを適切に利用すると、従来は困
難であった深孔の穿孔を伴う高い比率の成形加工などが
一工程で完了する可能性が展け、製造上大きな利便をも
たらすことが期待できるのである。
【0004】その中でも成形品の深孔の穿孔問題は鍛造
技術の重要な課題の一つであり、従来、穿孔する孔の内
径と長さの割合(細長比)は経験的にほぼ3が限界とさ
れ、それ以上の比率の製品に対しては機械加工による穿
孔に頼らざるを得なかった。これに加え成形品に段差が
付くと、より一層通常の一方向だけの単純なプレス成形
では困難であり、強大な押圧力が段差の付根付近に集中
するので亀裂、破断の原因となるから、益々細長比の限
界を低下させる結果となる。しかし、この場合でも適切
なクッション作用が下支えして、上からのパンチの前方
押出しによる穿孔と、食み出した材料の成形とが共働き
すれば、従来到底得られなかった段付き鍛造品を高率の
細長比で求め得る可能性が出てくる。
【0005】ところで、ダイクッションの最も一般的な
従来技術はクッションロッド(ピン)の下方にエアシリ
ンダを連結して上からのプレス圧に対抗する方式が多か
ったが、これではプレスのストロークの進行とともに抵
抗するクッション圧が増大し、末期にはクランプ応力が
過大となって素材が破断、亀裂を生じる懸念が高い。こ
の改善のために開発された従来技術として、たとえば特
開平2−38000号公報では、ボルスタプレートに穿
設されたピン孔にクッションピンを挿入するとともに、
プレートの下方に昇降自在のピストンロッドを有する液
圧シリンダを、そのピストンロッド先端面が前記クッシ
ョンピン下端面と当接可能となるように配設し、各液圧
シリンダのヘッド側液圧室を液圧サーボ弁に接続した構
成としている。
【0006】また、特開昭63−63533号公報の従
来技術では図4に示すように、油圧クッションシリンダ
101があり、その中に上部外方のクッションパッド102と
結合したピストン103 が設けられ、該ピストンによって
上部油室104と下部油室105とが形成されている。下部油
室105はレフリー弁106、サーボ弁107、油タンク108など
を配設した油圧系路と連通しているので、クッションパ
ッドの下降を油圧クッションシリンダによって受け、か
つ下部油室の油をレフリー弁を介して油タンクに逃すこ
とにより一定レベルのクッション力を得る。また、クッ
ションパッドに作用する負荷を検出しサーボ弁を作動し
て室内の油をタンクに逃すことにより、クッション力が
ストロークの増加とともに減少するようにできたと謳っ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで説明した従来技
術は確かにプレスのストロークの進行とクッション圧力
の調整のために有効な構成であるとは考えられるが、何
れも制御回路が複雑な構成とならざるを得ないから、衝
撃や振動が繰り返されて精密な機器にとっては必ずしも
適当とはいえない苛酷な使用環境にあっては、その性能
を持続するための煩瑣な保守作業が大きな負担となり勝
ちである。また、一旦、トラブルが発生すると、構造が
複雑であるために補修に手間取り生産性の阻害要因とな
る懸念も大きいと推察される。
【0008】特に本発明で課題としている鍛造品の成形
の中でも最も当業者が困惑してきた段付きの細長円筒品
に関しては、当該従来技術では適用できる余地がなく、
成形時の応力集中による段差部分の亀裂や破断を具体的
にどのように防止するべきか、また、従来の限界を大き
く超えた細長比の孔抜きをどう実現できるのか、さらに
抜き取ったパンチ屑をどのように処理すべきか、このま
までは解決すべき手段の示唆を受けるには程遠く、構成
を展開する手掛かりにも成り得ないという恨みが残る。
【0009】本発明は以上の課題を解決するために段付
き鍛造品の孔抜き用のプレスに適用して、抜群の成形能
力と優れた品質を保証する油圧クッション装置の提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る段付き鍛造
品の孔抜き用プレスの油圧ダイクッション装置は、ベッ
ド10に取り付け貫通孔22を具えたボルスタ2の上面21
へ、段差12を具えた貫通孔13を穿孔した金型1を載置
し、連結する両貫通孔の下方へ昇降自在に嵌入するピス
トンロッド3を具えた基本構成に対し、ピストンロッド
3は孔抜き用パンチ9の外径を超える内径の貫通孔37を
垂直に穿孔し、その上端面35は最低でボルスタ2の上面
21よりやや低く、最高で鍛造成形品の少なくとも上端を
金型1の上面14よりも高く押し上げる位置の範囲で制御
する油圧クッション回路7と接続する少なくとも1つの
油室をシリンダ内に常に形成することによって前記の課
題を解決した。
【0011】この構成をさらに具体的に示すと、ピスト
ンロッドの上端面35の上へ前記貫通孔23内を昇降自在に
円筒状の受け台8を載置すること、および、ピストンロ
ッド3が貫通するシリンダ4は、上部ロッド31が貫通す
るキャップ41、内面に設けた段差42より上方の大径部4
3、上部ロッドと一体的に続くピストン32が嵌入する下
方の小径部44、およびピストンと一体的に続く下部ロッ
ド33が貫通する底部45によって形成し、前記上部ロッド
31とシリンダの大径部43の空間へ両者のそれぞれの表面
と摺動自在に昇降するフリーピストン6を嵌入し、シリ
ンダのキャップ41、段差42、底部45においてそれぞれ外
部の油圧クッション回路7と接続する給排油口46、47、
48を穿設して油室A、B、Cの少なくとも1つを常に形
成する構成が最も望ましい。
【0012】さらに加え、ピストン32の底面34がシリン
ダ底部45の上面と当接するとき上部ロッド31の上端面35
がボルスタ2の上面21より僅かに低く、フリーピストン
6の上面61がキャップ41の下面と当接するとき上部ロッ
ド31の上端面35が金型を貫通して製品のノックアウト位
置にあること、さらにピストン32がフリーピストン6に
押し下げられてその段差面63が段差42と突き当たったと
き、段付きワークWに対する孔抜き作用が開始する相互
の位置関係が成立することが望ましい実施の態様であ
る。
【0013】
【作用】図3(A)(B)(C)(D)は本発明の作用
を示す縦断正面略図である。各図においてシリンダ4を
上下に貫いてピストンロッド3が内嵌し、シリンダの大
径部44にはピストン32が嵌入して上下ロッド31、33と一
体的に繋がり、大径部43には上部ロッドの周囲に昇降自
在にフリーピストン6が介在している。この作用図では
最良の実施例であるピストンロッド3の上に受け台8を
載置した形態を採っている。シリンダ室のキャップ41の
下方と、段差42付近と、底部45の上方にそれぞれ給排油
口が開口して外部の油圧クッション回路と連結してい
る。シリンダのキャップ41とフリーピストン6間に形成
された油室A、フリーピストン6とピストン32間に形成
された油室B、そしてピストン32とシリンダ底部45間に
形成された油室Cが、各給排油口からの作動油の圧入ま
たは排出に伴って各々の容積を増減する。
【0014】図(A)はピストンロッド3の位置が最高
まで達したノックアウト上限の状態を示し、上部ロッド
31の上端面35はボルスタ2を貫通して金型1内まで伸
び、受け台8を介して成形後の製品を金型の上面14よ
り上方へ突き上げて金型から離型させる瞬間である。こ
のとき、油室A、油室Bから作動油は流出し去り油室C
には作動油が充満してピストン32を押圧しフリーピスト
ン6をキャップに届くまで押し上げている。
【0015】図(B)では油室Aへ作動油が流入してフ
リーピストン6を下方へ押し下げフリーピストン6の移
動とともにピストン32も連行されるので一体であるピス
トンロッド3全体が下方へ移動し、フリーピストン6も
油圧に押されてシリンダ4内を降下し、その段差面63が
シリンダの段差面42に突き当たる。この位置で金型1の
上部に設けた段差12へ段付きワークWの段部を嵌め込
み、プレスの作動が開始する。
【0016】図(C)では図(B)の位置でセットされ
た段付きワークWにプレスの作動が始まり金型内の素材
にパンチ工具が降下してきて成形圧が加えられ、穿孔と
成形が同時に並行して作動した最終の段階を示し、パン
チ9で穿孔された後のパンチ屑Pはピストンロッドの貫
通孔37内を落下して回収される。この時点でクッション
作用がこの装置に発現し、調整されたクッション力が油
室Cの間に保たれた圧力バランスによって素材へ上向き
の支持力を加えながら徐々に油室Cから作動油を排出し
てピストンロッドは全体として次第に下降していき、こ
の間に発生するクッション作用がプレスのストロークと
共動きして応力の緩和と効果的な成形加工を昂進させ
る。
【0017】この時点での特徴は、パンチの穿孔によっ
て食み出したワークの軸部は金型の貫通孔13内で前方に
押し出されて変形しつつ下方へ伸張していき、また段部
は填り込んだ段差12内で上金型によって全面を押圧され
金型通りの成形を進行する。下方からは受け台を介して
力負けして徐々に後退しながらも上からの押圧力に対抗
した下支えの応力が作用するから、段付きワークの段部
付根付近に加わる集中荷重は遥かに緩衝され、この部分
から亀裂が生じたり破断するトラブルを十分に予防する
作用が働く。
【0018】図(D)は金型交換のために油室Bへ圧油
を送入すると、ピストンロッドは最低の位置まで下降し
ている。上部ロッドの上端面35はボルスタ2の上面21よ
り僅かに下方に沈み、ボルスタ上に取り付けた金型を交
換する場合でも障害とはならない水準に位置する。この
時点での各油室の状態はピストンロッドのピストン32が
シリンダの底部45と当接するまで下降して下限に位置
し、油室Bには作動油が充満してフリーピストン6がキ
ャップ41と当接するまで上昇して上限に位置している。
作動油の流れとしては図のように油室Aから排出、油室
Bへ流入、油室Cから排出という作用が行なわれる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の実施例のシリンダ部分の縦断
正面図であり、図2は同じ実施例の全体の一部切断斜視
図である。便宜上、金型と受け台の図示は一部省略して
ある。両図に基いて実施例を説明するが、図1において
ベッド10に取り付けたボルスタ2の上面21から、突出し
ているピストンロッド3の上端面35の位置が最高のとき
(H2)、 上端面は金型1の内部にまで達してノックア
ウト作用を発揮している状態である。油室Aから作動油
は給排油口46を通過して流出し去り、フリーピストン6
の上面61はキャップ41の下面と当接している。フリーピ
ストン6の下面62とピストン32の上面36とが当接しピス
トンの底面34は給排油口48から油室Cへ圧入した作動油
によって上方へ押圧されてピストンロッド全体の位置が
上限に届いている。
【0020】給排油口46から油室Aへ作動油を圧入し、
給排油口47、48から作動油を排出すると、圧力バランス
が変りピストンロッドは下降してその上端面35はボルス
タからの突出長さがH1となってダイクッションの上限
位置に到達する。この位置からあらかじめ設定しておい
たクッション圧となるように、電磁圧力弁73を励磁させ
油室Cから流出する作動油の圧力を制御して、上方のプ
レスの押し下げ圧と共働きするクッション作用が現われ
る。
【0021】さらにプレスによるストロークが進行して
その下死点に達するとピストンロッドの位置は下限に達
してボルスタ上面21より僅かに沈む水準となり、この高
さH 0 は実質的には0となる。ここで必要とあれば金型
の交換が行なわれるのであるが、ピストンロッドの上端
面はボルスタ面より僅かに沈んでいるから交換の妨げと
なる虞れは全くない。ピストンロッド上端面の移動距離
H(=H2+H0)がピストンロッドのストロークであ
り、フリーピストン6がシリンダ内の段差42に係止され
るまでの距離Lがフリーピストン6のストロークに相当
する。
【0022】図1において油圧クッション回路7は1セ
ットの油圧発生源と2ケの電磁弁71、72と1ケの圧力調
整弁73とから形成されている。圧力調整弁73は電磁比例
圧力制御弁を適用すると、電気的に任意の油圧力を設定
できるから、種々の形状の製品、従って成形比率の異な
る様々な成形加工を1セットの装置で行なうときに適宜
調整して最適のクッション作用を適合させる上で利点が
多い。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るプレス機械の油圧ダイクッ
ション装置は、比較的簡単な部材の組合わせでノックア
ウト点、クッション作用の開始点、金型交換作業点の基
本的な3点の位置を特定し、最適のクッション作用を発
揮して上部から加わるプレスの押圧力と共働きして従来
以上の高い比率の成形加工を可能とした。適切なクッシ
ョン作用は、特に従来はきわめて困難とされ、機械的な
穿孔に依存せざるを得なかった段付き深孔の鍛造成形を
可能とし、品質の向上、不良品発生の防止、能率の向
上、材料歩留りの向上など、当業者にもたらす効果は有
形、無形を問わず顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシリンダ部の縦断正面図であ
る。
【図2】同じ実施例の全体の一部切断斜視図である。
【図3】(A)(B)(C)(D)によって本発明の作
用を示す縦断正面略図である。
【図4】従来技術の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 金型 2 ボルスタ 3 ピストンロッド 4 シリンダ 6 フリーピストン 7 油圧クッション回路 8 受け台 9 パンチ 10 ベッド 11 底面(金型) 12 段差(金型) 13 貫通孔(金型) 14 上面(金型) 21 上面(ボルスタ) 22 貫通孔(ボルスタ) 31 上部ロッド 32 ピストン 33 下部ロッド 34 ピストン底面 35 上端面 36 ピストン上面 37 貫通孔(ピストンロッド) 41 キャップ 42 段差 43 大径部 44 小径部 45 底部 46 給排油口 47 給排油口 48 給排油口 61 上面(フリーピストン) 62 下面(フリーピストン) 63 段差面(フリーピストン) 71 電磁弁 72 電磁弁 73 圧力調整弁 P パンチ屑 W 段付きワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21K 21/08 8824−4E B30B 15/16 Z 8718−4E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド10に取り付け貫通孔22を具えたボ
    ルスタ2の上面21へ、段差12を具えた貫通孔13を穿孔し
    た金型1を装着し、連結する両貫通孔の下方へ昇降自在
    に嵌入するピストンロッド3を具えた段付き鍛造品の孔
    抜き用油圧プレスの油圧ダイクッション装置において、
    ピストンロッド3は孔抜き用パンチ9の外径を超える内
    径の貫通孔37を垂直に穿孔し、、その上端面35は最低で
    ボルスタ2の上面21よりやや低く、最高で鍛造成形品の
    少なくとも上端を金型上面14よりも高く押し上げる位置
    の範囲で制御する油圧クッション回路7と接続する少な
    くとも1つの油室を常に形成することを特徴とする段付
    き鍛造品の孔抜き用油圧プレスの油圧ダイクッション装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ピストンロッド3は
    その上端面35の上へ、前記貫通孔13内で昇降自在に嵌入
    する円筒状の受け台8を載置していることを特徴とする
    段付き鍛造品の孔抜き用油圧プレスの油圧ダイクッショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ピストンロ
    ッド3が貫通するシリンダ4は、上部ロッド31が貫通す
    るキャップ41、内面に設けた段差42より上方の大径部4
    3、上部ロッドと一体的に続くピストン32が嵌入する下
    方の小径部44、およびピストンと一体的に続く下部ロッ
    ド33が貫通する底部45によって形成し、前記上部ロッド
    31とシリンダの大径部43の空間へ両者のそれぞれの表面
    と摺動自在に昇降するフリーピストン6を嵌入し、シリ
    ンダのキャップ41、段差42、底部45においてそれぞれ外
    部の油圧クッション回路7と接続する給排油口46、47、
    48を穿設して油室A、B、Cの少なくとも何れか1つを
    常に形成することを特徴とする段付き鍛造品の孔抜き用
    油圧プレスの油圧ダイクッション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、ピス
    トン32の底面34がシリンダ底部45の上面と当接するとき
    上部ロッド31の上端面35がボルスタ2の上面21より僅か
    に低く、フリーピストン6の上面61がキャップ41の下面
    と当接するとき、上部ロッド31の上端面35、または受け
    台8の上端面81が金型を貫通して製品のノックアウト位
    置にあることを特徴とする段付き鍛造品の孔抜き用油圧
    プレスの油圧ダイクッション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかにおいて、ピス
    トン32がフリーピストン6に押し下げられてその段差面
    63が段差42と突き当たったとき、段付きワークWに対す
    る孔抜き作用が開始する相互の位置関係が成立すること
    を特徴とする段付き鍛造品の孔抜き用油圧プレスの油圧
    ダイクッション装置。
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