JPH0715589A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH0715589A
JPH0715589A JP14316193A JP14316193A JPH0715589A JP H0715589 A JPH0715589 A JP H0715589A JP 14316193 A JP14316193 A JP 14316193A JP 14316193 A JP14316193 A JP 14316193A JP H0715589 A JPH0715589 A JP H0715589A
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Application number
JP14316193A
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English (en)
Inventor
Makoto Araki
誠 荒木
Tomoko Yamada
山田  智子
Hiroshi Watanabe
浩史 渡辺
Kiyotaka Kobayashi
清高 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】読取原稿に関する付帯情報の入力作業を簡便と
し作業性を向上させた画像処理方法および装置を提供す
る。 【構成】原稿カセットに読取原稿をセットする作業時
に、または該作業後に読取原稿に関する画像処理条件の
組数を含む付帯情報を先行入力し、次いで、画像読取装
置に挿入された原稿カセットに設けられ読取原稿のプレ
スキャンニングを行う。次に、プレスキャンニングによ
って得られた表示画像に基づき複数組の画像処理条件の
セットアップを行った後、先行入力条件およびセットア
ップされた複数組の夫々の組の画像処理条件に従って連
続して複数回の本スキャンニングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取原稿の画像情報を
読み取って画像データを得る画像処理方法および装置に
関し、詳細には読取原稿に対し複数組の画像処理条件を
設定し設定された夫々の組により指定された画像処理条
件に従って前記画像情報を読み取ることで所望の画像デ
ータを得る画像処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷・製版の分野において、作
業工程の合理化、画像品質の向上等を目的として、読取
原稿に記録された画像情報を電気的に処理し、フイルム
原版を作成する画像読取再生システムが広範に用いられ
ている。
【0003】この場合、前記画像読取再生システムを構
成する画像読取装置では、原稿カセットに位置決め収納
された読取原稿を光電的に走査することで画像情報の読
み取りを行っている。
【0004】すなわち、前記画像読取装置では、目的に
応じたフイルム原版を作成する場合、シャープネス、階
調調整、カラーコレクション、トリミング等の画像処理
条件を設定するために、一旦原稿カセットを読取部まで
搬送して、所謂、プレスキャンニングを行っている。そ
して、このプレスキャンニングによって得られた表示画
像に基づき最適な画像処理条件を設定し、前記画像処理
条件により再度画像情報を読み取る、所謂、本スキャン
ニングを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記画像読
取装置に供給される読取原稿は、必ずしも原稿の種類や
サイズが一様な訳ではなく、また、その処理倍率もユー
ザの要求によって異なるものである。このような読取原
稿は、通常、各読取原稿毎に処理倍率や種類が記載され
た袋等に収納された状態で提供されている。
【0006】従って、オペレータは、袋から読取原稿を
取り出して所定の原稿カセットにセットする際、処理倍
率、原稿の種類等の付帯情報を記録し、あるいは、前記
袋等を原稿カセットにセットされる読取原稿の位置に応
じて並べておく等の作業を行っている。そして、所定の
読取原稿がセットされた原稿カセットを画像読取装置に
装填し、前記付帯情報が入力可能となった時点でその入
力作業を行う。
【0007】しかしながら、このような場合、前記付帯
情報を一旦別の場所に記録しておき、入力可能となった
時点で再び入力作業を行わなければならないという煩わ
しさがある。また、読取原稿を収納する袋等を並べてお
くような場合には、その分のスペースが必要となってし
まう。さらには、このような作業を複数の原稿、複数の
原稿カセット等に対して行うことは、その煩雑さを一層
助長することになる。
【0008】さらに、プレスキャンニングが行われた
後、同一原稿に対して本スキャンニングする場合に本ス
キャンニングのための画像処理条件として1組の画像処
理条件のみが設定可能であった。このため本スキャンニ
ングによって得られたフイルム原版上の画像が希望通り
でなかった場合、本スキャンニングが終了するまで待っ
て、本スキャンニング終了後、該原稿に対して、別の画
像処理条件を設定して再度本スキャンニングを実行しな
ければならず、これを複数回繰り返して所望の画像が記
録されたフイルム原版を得ていた。
【0009】したがって、所望画像が記録されたフイル
ム原版を得るまでに時間がかかり、作業性、生産性が極
めて悪かった。
【0010】そこで、本発明は、前記の不都合に鑑みて
なされたもので、読取原稿に関する付帯情報の入力作業
を簡便なものとすると共に、所望画像のフイルム原版を
得るまでの時間が少なくて済み作業性を向上させること
ができる画像処理方法および装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、読取原稿の画像情報を所定の画像処理条件に従って
読み取ることで画像データを得る画像処理方法におい
て、読取原稿の読取作業に先立って、当該読取原稿に対
する画像処理条件の組数を含む付帯情報を先行入力条件
として設定する第1の過程と、前記第1の過程において
設定された先行入力条件を除く画像処理条件を設定すべ
く、前記読取原稿の画像情報の読取作業を行う第2の過
程と、前記第2の過程において読み取られた画像情報に
基づき、前記先行入力条件を除く前記組数以下の組数の
画像処理条件を設定する第3の過程と、前記第1の過程
において設定された先行入力条件および第3の過程にお
いて設定された夫々の組により指定された画像処理条件
に従って前記読取原稿の画像情報の読取作業を行う第4
の過程と、を備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明の画像処理装置は、読取原稿
の画像情報を所定の画像処理条件に従って読み取ること
で画像データを得る画像処理装置において、読取原稿に
対する画像処理条件の組数を含む付帯情報としての先行
入力条件と、前記先行入力条件を除く前記組数以下の組
数の画像処理条件とを設定する設定手段と、前記先行入
力条件および前記画像処理条件を設定するための設定画
面を表示する表示手段と、設定された先行入力条件およ
び画像処理条件を記憶する記憶手段と、前記先行入力条
件が設定された読取原稿の画像情報を読み取って画像デ
ータを得る第1の画像処理手段と、記憶手段から読み出
した先行入力条件および夫々の組の画像処理条件に従
い、夫々の画像処理条件毎に当該読取原稿の画像情報の
読取処理を行う第2の画像処理手段と、を備えることを
特徴とする。
【0013】
【作用】本発明に係る画像処理方法および装置では、読
取原稿に記録された画像情報の読取作業に先立って、当
該読取原稿に対する画像処理条件の組数、識別情報、原
稿種類、処理倍率等の付帯情報を先行入力条件として入
力する。この場合、当該画像処理装置には、前記先行入
力条件が効率的に記憶保持される。次いで、前記読取原
稿の読取作業を行い、得られた画像情報から画像処理条
件の組数以下の組数の画像処理条件を設定する。そし
て、前記先行入力条件および前記画像処理条件に基づい
て読取原稿の読取作業を再度行うことで、複数の画像処
理条件に基づく画像情報が得られ、その中から所望の画
像情報が得られる。したがって複数の画像処理条件に基
づく画像情報の読取処理が効率よく行える。
【0014】
【実施例】本発明に係る画像処理方法および装置につい
て実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0015】図2は、本発明に係る画像処理方法および
装置が適用される画像処理システム10の全体構成を示
したものである。この画像処理システム10は、原稿カ
セット14(図3参照)に保持された光透過型の読取原
稿Sに記録された画像情報を読み取る画像読取装置12
と、前記画像読取装置12を操作するためのコンソール
18と、前記画像読取装置12によって読み取られた画
像情報をフイルム上に再生出力する画像出力装置20
と、前記フイルムを現像することでフイルム原版を作成
する自動現像装置22とから基本的に構成される。な
お、コンソール18は、画像情報等を表示するCRTデ
ィスプレイ19と、キーボード21と、マウス23とを
備える。
【0016】ここで、図3に示す原稿カセット14は、
略方形状を呈する枠体24によって囲まれる2枚の支持
ガラス板26a、26b間に画像情報の記録された光透
過型の読取原稿Sを保持する。前記画像読取装置12に
おける副走査搬送方向(矢印X方向)両側部には当該搬
送方向に沿って延在するV字状の溝部30a、30bが
形成される。また、枠体24の搬送方向先端上面部に
は、原稿カセット14を識別するためのカセット識別部
29が設けられる。なお、図3は、2枚の読取原稿Sを
設定した場合を示しているが、読取原稿Sのサイズによ
って1枚、6枚等を設定することも可能である。
【0017】図4は、画像読取装置12の内部構成を示
す。この画像読取装置12は、ケーシング40の前面に
カセット挿入台42が併設された開口部44を有し、こ
の開口部44から原稿カセット14が挿入可能に構成さ
れている。ケーシング40の内部には、前記開口部44
に近接してカセット識別センサ46が設けられる。
【0018】また複数の原稿カセット14が挿入され
て、所定時期に開口部44に自動的に挿入するように構
成された図示しない自動フィード装置を設けることもで
きる。
【0019】一方、前記カセット識別センサ46に近接
して搬送機構48の一端側が配設され、この搬送機構4
8の他端側は、後述する回転テーブル68の上方まで延
在する。搬送機構48は、原稿カセット14の溝部30
a、30bに点接触で係合する複数のガイドローラ50
と、原稿カセット14の枠体24の搬送面に当接する搬
送ローラ52とを有し、前記原稿カセット14はこの搬
送ローラ52によって搬送される。
【0020】搬送機構48の下方には、副走査搬送機構
を構成するモータ54によってボールねじ56を介して
副走査方向(矢印X方向)に進退自在な原稿台58が設
けられる。前記原稿台58には、トリム台62を介して
原稿カセット14をトリミング方向、すなわち、副走査
方向(矢印X方向)と直交する方向に進退変位させるト
リミング機構60が設けられる。前記トリミング機構6
0は、原稿台58に取着されたモータ64によりボール
ねじ66を介してトリム台62を進退変位させる。トリ
ム台62には、回転テーブル68が設けられており、図
示しない回転機構によって原稿カセット14を前記トリ
ム台62に対して所定角度回転させる。
【0021】ケーシング40内には、さらに、照明機構
を構成する光源70が設けられており、この光源70の
下方には、前記光源70から導出される照明光Lを光電
的に読み取る画像読取部72が設けられる。画像読取部
72は、結像レンズ74と、プリズム等によってR、
G、B等の各波長の光に分光された照明光Lを夫々電気
信号に変換する複数のCCD76a〜76cとを備え
る。
【0022】図1は、以上のように構成される画像読取
装置12の制御を行う制御部78と、前記制御部78に
接続されるコンソール18の制御部80とを含む回路構
成を示す。制御部78は、CPU82、プレスキャンニ
ング画像データを格納するプレスキャンニング画像デー
タ格納領域を含む画像処理条件記憶部84、後述する先
行入力条件記憶部86、原稿供給制御部88、第1画像
処理部90、第2画像処理部92および出力制御部94
を備え、これらは、バス96を介して相互に接続され
る。
【0023】CPU82は、画像読取装置12の全般的
制御を行う。画像処理条件記憶部84は、読取原稿Sに
記録された画像情報から得られる画像データに対するシ
ャープネス、階調調整、カラーコレクション、トリミン
グ等の1組の画像処理条件を複数組、例えば3組を夫々
読取原稿S毎にカセット別に記憶するハードディスク等
の記憶手段である。先行入力条件記憶部86は、画像読
取装置12に対する原稿カセット14の挿入に先立っ
て、また挿入後に設定される当該読取原稿Sに係る画像
処理条件の組数、原稿番号、各組毎に対するID番号、
原稿種別、処理倍率、その他の先行入力条件等の付帯情
報を記憶する記憶手段であり、カセット別に付帯情報を
記憶する記憶手段である。
【0024】原稿供給制御部88は、CCD76a〜7
6cから供給される画像データをバス96を介して所定
の処理部へ転送する。第1画像処理部90は、読取原稿
Sに記録された画像情報をプレスキャンニングし、画像
処理条件を設定するためのデータを作成して制御部80
に転送する。第2画像処理部92は、読取原稿Sに記録
された画像情報を前記画像処理条件に基づいて本スキャ
ンニングして読み取り、画像データとして出力制御部9
4に転送し、出力制御部94の制御のもとに読み取られ
た画像データを画像出力装置20へ出力する。
【0025】一方、制御部80は、ビデオバッファ9
8、表示制御部100および操作入力制御部102を備
える。ビデオバッファ98は、CRTディスプレイ19
に表示すべきデータを記憶し、表示制御部100は、キ
ーボード21からの指示に従って前記ビデオバッファ9
8に記憶されたデータをCRTディスプレイ19に表示
する。また、操作入力制御部102には、キーボード2
1およびマウス23が接続されており、オペレータから
の指示データをバス96を介して制御部78のCPU8
2に転送する。
【0026】次に、以上のように構成された画像処理シ
ステム10を用いた画像処理手順について、図5乃至図
7に示すフローチャートに従って説明する。
【0027】先ず、コンソール18および画像読取装置
12の電源を投入した状態において、CRTディスプレ
イ19には、図8に示す先行入力条件要求画面104が
表示される(ステップS1)。この先行入力条件要求画
面104が表示された状態では所定の読取原稿Sを原稿
カセット14にセットするとき、前記原稿カセット14
の挿入に先立って、または原稿カセット14の挿入後先
行入力条件を設定する作業が可能である。先行入力条件
要求画面104の右側の表示はカセットの履歴が示さ
れ、斜線部はスキャンニング未/済にかかわらず、作業
対象となる原稿カセット14の情報を示している。
【0028】所定の読取原稿Sを原稿カセット14にセ
ットするときにおいて、または原稿カセット14が未だ
挿入されていない状態において、先行入力条件を予め設
定しておく場合は、画面右上のプルダウンメニュー中の
「先行入力」の項目を、例えばマウス23を用いて選択
する。この選択により先行入力条件を予め設定しておく
ための図9に示す先行入力条件設定画面105がCRT
ディスプレイ19上に表示される。
【0029】オペレータは、この画面の指示に従ってこ
れから入力する読取原稿Sの付帯情報を設定する。すな
わち、オペレータは、例えば、袋に収納されて供給され
た読取原稿Sをその袋から取り出し、図3に示すように
して原稿カセット14にセットするとともに、当該読取
原稿Sに関する先行入力条件をキーボード21およびマ
ウス23を用いて設定する。
【0030】ステップS1に続いて、オペレータにより
キーボード21を用いて、例えばカセットタイプとして
規定される原稿カセット14に収納される読取原稿Sの
サイズ(例えば、120、135等)の指定がなされる
と(ステップS2)、CRTディスプレイ19上の表示
画面が先行入力条件設定画面105から図10に示す先
行入力条件設定画面106となり、カセットタイプの表
示がなされる。ステップS2に続いて、先行入力条件が
設定されていない残りの読取原稿Sがあるか否かがチェ
ックされる(ステップS3)。
【0031】図10に示す先行入力条件設定画面106
では、原稿カセット14に2枚の読取原稿Sが設定され
るカセットタイプの指定がなされ、2枚共に先行入力条
件が設定されていない場合の画面を示している。
【0032】ステップS3において先行入力条件が設定
されていない読取原稿Sがあると判別されたときは、キ
ーボード21あるいはマウス23を用いて読取原稿Sの
番号指定がなされる(ステップS4)。ステップS4に
続いて画像処理条件の組数(以下、画像処理条件の組数
を露光条件の番号と記す)が最大値まで設定済か否かが
チェックされる(ステップS5)。ステップS5におい
て最大値まで設定されていないと判別されたときは、ス
テップS5に続いて露光条件の番号に対応する番号が指
示される(ステップS6)。この指示によりオペレータ
によって指定された露光条件の番号に対応する番号が表
示され、該番号に対して先行入力条件の設定が可能とな
る。露光条件の番号はマウス23の左クリックによって
1→2→3→1→……と変化し、これによって設定する
ことができる。また、露光条件の番号はマウス23の右
クリックによって1→3→2→1→……と変化し、これ
によって設定することもできる。本実施例では露光条件
の番号の最大値を3としている。
【0033】ステップS6において露光条件の番号が設
定されると、ステップS6で設定された露光条件の番号
に対して作業者の名前、作業の内容等に対応させたID
1、ID2で表示される識別データ、感度情報等を含む
フイルムタイプを示す原稿種別、読取原稿Sの主走査方
向の処理倍率および副走査方向の処理倍率等の先行入力
条件が設定される(ステップS7)。設定された入力条
件は先行入力条件設定画面106中の所定位置に表示さ
れる。
【0034】ステップS7に次いで、「登録」または
「終了」が指定されたか否かがチェックされる(ステッ
プS8)。ステップS8において「登録」および「終
了」が指示されていないときはステップS5から再び実
行されて、ステップS5において最大値まで設定されて
いないと判別されたときはステップS5から再び繰り返
されて露光条件の番号がさらに指定できる。最大値まで
設定されたと判別されたときはステップS3から再び繰
り返されて他の読取原稿Sに対して露光条件の番号を含
む先行入力条件設定ができる。
【0035】原稿カセット14に設定されている読取原
稿Sの数が6枚のときはCRTディスプレイ19に図1
1に示す先行入力条件設定画面107が表示される。
【0036】ステップS8において「登録」または「終
了」が指示されたことにより、設定された先行入力条件
は操作入力制御部102からバス96を介して先行入力
条件記憶部86に記憶される。
【0037】このように、オペレータは、原稿カセット
14に読取原稿Sをセットする作業を行うとともに、読
取原稿Sに関する付帯情報を、先行入力条件として直接
先行入力条件記憶部86に記憶させておくことができ
る。従って、従来のように、読取原稿Sを収納する袋に
記載されていた倍率等の情報をメモしたり、前記袋を規
則的に並べておき、その順に従って倍率等の情報を入力
する、といった煩雑な作業が不要となる。
【0038】「登録」または「終了」が指示されたと
き、あるいはステップS3において残りの読取原稿なし
と判別されたときは、再び図8に示す表示がCRTディ
スプレイ19上に表示されて原稿カセット14の挿入の
指示がなされる(ステップS11)。この表示の右側は
他の原稿カセット14に対するスキャンニング状態が表
示されることは前記の通りである。ステップS11の指
示に基づいてオペレータは、画像読取装置12に対して
所定の読取原稿Sがセットされた原稿カセット14を挿
入する。原稿カセット14が開口部44に挿入される
と、ステップS1と同様に先行入力条件の設定に指示を
待ち(ステップS12)、先行入力条件の設定が指示さ
れたときはステップS2〜ステップS8と同様の先行入
力条件設定の処理がなされて、挿入された原稿カセット
14に設定された読取画像に対して先行入力条件の設定
がなされる(ステップS13)。
【0039】原稿カセット14は、図4に示すように、
開口部44から画像読取装置12内に挿入され、先ず、
カセット識別センサ46によって当該原稿カセット14
のカセット識別部29に設定された情報が読み取られ
る。次いで、溝部30a、30bに係合するガイドロー
ラ50によって案内された状態で、搬送機構48を構成
する搬送ローラ52により画像読取部72上の所定部位
まで搬送される。
【0040】一方、CRTディスプレイ19には、画像
読取装置12に挿入された原稿カセット14の先行入力
条件に基づき図12に示すプレスキャンニング画面10
8が表示される。このプレスキャンニング画面108が
表示された状態では、画像読取装置12の画像読取部7
2上まで搬送された原稿カセット14に対するプレスキ
ャンニング処理、他の原稿カセット14の挿入に先立っ
て先行入力条件を設定する作業等も可能である。
【0041】そこで、前記プレスキャンニング画面10
8において、オペレータが図示していない「先行入力」
を選択すると、CRTディスプレイ19には、図10と
同一の先行入力条件設定画面106が表示される。オペ
レータは、この画面の指示に従ってこれから入力する読
取原稿Sの付帯情報の設定を行うことが可能である。こ
の場合において、先行入力条件の設定、登録は前記の通
り実行される。
【0042】先行入力条件の登録が完了すると、CRT
ディスプレイ19は、プレスキャンニング画面108に
戻る。そこで、オペレータがカセット番号を指定した
後、プレスキャンニングの開始を指示すると、画像読取
装置12の画像読取部72に搬送された原稿カセット1
4に対するプレスキャンニングが開始される(ステップ
S14)。すなわち、図4に示す画像読取部72におい
て、光源70から出力された照明光Lは、読取原稿Sを
透過し、結像レンズ74を介して各CCD76a〜76
cに導かれる。
【0043】CCD76a〜76cは、画像情報を担持
した前記照明光Lを夫々の波長に応じた電気信号に変換
し、得られたプレスキャンニング画像データは、画像処
理条件記憶部84のプレスキャンニング画像データ格納
領域に格納されるとともに、プレスキャンニングにより
得られた画像がCRTディスプレイ19に表示されて確
認等の便に供される。なお、このプレスキャンニング処
理は、読取原稿Sに記録されている画像情報の濃度等の
状態を比較的高速度で予め読み取ることにより画像処理
条件を設定し、後工程である本スキャンニングにおいて
最適な画像処理を行うためのものである。
【0044】プレスキャンニング処理が完了すると、C
RTディスプレイ19には、図13に示すセットアップ
開始画面109が表示される。このセットアップ開始画
面109が表示された状態では、前記プレスキャンニン
グ処理の完了した読取原稿Sに対する画像処理条件の設
定作業、他の原稿カセット14の挿入に先立って先行入
力条件を設定する作業等が可能である。
【0045】一方、前記セットアップ開始画面109に
おいて、オペレータによって原稿カセットの番号および
読取原稿番号の指定がなされる。この指定によって指定
された原稿カセットが選択され、該原稿カセット内の指
定された読取原稿に対して設定されている露光条件の番
号、原稿サイズ、原稿種別が表示される(ステップS1
5)。ステップS15に続いて設定可能な露光条件の番
号があるか否かがチェックされ(ステップS16)、設
定可能な露光条件の番号があると判別されたとき、画像
処理条件が設定される露光条件の番号設定が指示され
て、オペレータによって露光条件の番号が指定される
(ステップS17)。
【0046】ステップS17において、露光条件の番号
指定がされると、図14に示す画像処理条件設定画面1
10がCRTディスプレイ19上に表示される。この場
合、まず画像処理条件記憶部84のプレスキャンニング
画像データ格納領域から当該原稿番号に対する原稿のプ
レスキャンニング画像データが読み出されて、画像処理
条件設定画面110の左側に原稿画像が表示され、例え
ばトリミングのための画面が右側に表示されて、左側に
表示された原稿画像がオペレータにより参照されて、ト
リミングデータが入力される。入力されたトリミングデ
ータは指定された露光条件の番号に対応して画像処理条
件記憶部84に格納される。この格納に続いて画像処理
条件設定画面110の左側画面はそのままにして、右側
画面がシャープネスデータ設定画面に更新され、同様に
シャープネスデータが設定され、その後格納される。そ
の他、カラーコレクションデータ、階調調整の設定およ
び格納も同様にして実行されて、セットアップが終了す
る(ステップS18)。
【0047】ステップS18に続いて、画像処理条件の
設定指示があるときはステップS15から再び実行され
て同一読取原稿に対して他の露光条件の番号に対する画
像処理条件の設定、または他の読取原稿に対する画像処
理条件の設定がなされる(ステップS19)。
【0048】ステップS19において、画像処理条件の
設定指示がないときは、本スキャンニング指示がされた
か否かがチェックされる(ステップS20)。ステップ
S20において本スキャンニング指示がなされていない
と判別されたときは原稿カセット14が排出されて(ス
テップS22)、他のルーチンが実行される。
【0049】ステップS20において本スキャンニング
が指示されていると判別されたときは本スキャンニング
が実行され、本スキャンニングが終了したと判別された
ときはステップS22が実行される(ステップS2
1)。この場合、本スキャンニングの処理とステップS
15〜S20までの処理とは並行して実行される。
【0050】なお、ステップS16において設定可能な
露光条件の番号がないと判別されたとき、原稿カセット
14が排出され(ステップS22)、他のルーチンの実
行がなされる。
【0051】次に本スキャンニングについて説明する。
【0052】本スキャンニング処理ルーチンに入ると、
オペレータにより原稿カセット番号および読取原稿Sの
指定がなされ(ステップS23)、指定された読取原稿
Sが指定された原稿カセット番号のカセット内にあるか
否かがチェックされ(ステップS24)、ステップS2
4において指定された読取原稿Sが存在すると判別され
たときは、オペレータにより露光条件の番号が指定され
て、指定された露光条件の番号に対応して画像処理条件
データが既に画像処理条件記憶部84に格納されている
か否かがチェックされる(ステップS25)。
【0053】ステップS25において画像処理条件デー
タが既に画像処理条件記憶部84に格納されていると判
別されたときは、画像読取装置12が空いている等の本
スキャンニングが可能な条件になるのを待って(ステッ
プS26)、指定された露光条件の番号に対応する画像
処理条件データ、および当該読取原稿Sに対して先行入
力条件記憶部86に格納されている先行入力条件が読み
出されて(ステップS27)、当該読取原稿Sに対して
先行入力されている先行入力条件中の倍率およびステッ
プS27において読み出された画像処理条件に基づいて
読取原稿Sのスキャンニング、所謂本スキャンニングが
なされる(ステップS28)。
【0054】本スキャンニングにより読取原稿Sから読
み取られた画像データは出力制御部94から画像出力装
置20に転送される。画像出力装置20では、前記本ス
キャンニングで読み取られた画像データに基づく画像が
フイルム上に記録され、その画像が自動現像装置22に
より現像処理されることでフイルム原版が作成される
(ステップS29)。
【0055】ステップS29に続いてさらに本スキャン
ニングを続ける指示がなされているか否かがチェックさ
れて(ステップS30)、本スキャンニングを続ける指
示がなされているときはステップS25から再び実行さ
れて、次の露光条件の番号に対する画像処理条件による
本スキャンニングがなされる。露光条件の番号は3まで
設定可能であるため、繰り返して異なる画像処理条件に
よる本スキャンニングを3回まで実行することが可能で
ある。
【0056】ステップS30において本スキャンニング
を続けることが指示されていないと判別されたときは本
スキャンニング終了を示すフラグがセットされ(ステッ
プS31)、他の処理が実行される。ステップS31に
おいてフラグがセットされると、ステップS21におい
てその旨検出されて、本スキャンニング完了と判別され
て、原稿カセット14が排出される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
処理方法および装置では、読取原稿を画像読取装置に装
填する以前に、あるいは、装填後においても当該読取原
稿に関する付帯情報を入力することができるため、前記
付帯情報を予め他の場所に記録しておく等の作業が不要
となる。従って、読取原稿に関する付帯情報の入力作業
を簡便なものとし、作業性を向上させることができると
ともに、読取原稿に対する処理を迅速に行うことができ
る。
【0058】さらに、同一読取原稿に対して複数組の画
像処理条件が設定でき、夫々設定された画像処理条件に
基づいて読取原稿に記録された画像情報の読取作業が行
えるため、同一読取原稿に対し異なった複数の画像処理
条件によって実質的に連続して画像情報の読取作業が行
えて、所望のフイルム原版を能率よく得ることができ
る。この結果、作業性、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の構成ブロック図で
ある。
【図2】本発明に係る画像処理方法および装置が適用さ
れる画像処理システムの構成図である。
【図3】図2に示す画像読取装置に装填される原稿カセ
ットの構成斜視図である。
【図4】図2に示す画像読取装置の断面構成図である。
【図5】本発明に係る画像処理方法の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像処理方法の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像処理方法の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図8】本発明に係る先行条件入力のときにCRTディ
スプレイに表示される画面の説明図である。
【図9】本発明に係る先行条件入力のときにCRTディ
スプレイに表示される画面の説明図である。
【図10】本発明に係る先行条件入力のときにCRTデ
ィスプレイに表示される画面の説明図である。
【図11】本発明に係る先行条件入力のときにCRTデ
ィスプレイに表示される画面の説明図である。
【図12】本発明に係るプレスキャンニング開始指示の
ときにCRTディスプレイに表示される画面の説明図で
ある。
【図13】本発明に係る画像処理条件設定開始指示のと
きにCRTディスプレイに表示される画面の説明図であ
る。
【図14】本発明に係る画像処理条件設定時のときにC
RTディスプレイに表示される画面の説明図である。
【符号の説明】
10…画像処理システム 12…画像読取装置 14…原稿カセット 18…コンソール 19…CRTディスプレイ 20…画像出力装置 22…自動現像装置 48…搬送機構 58…原稿台 60…トリミング機構 72…画像読取部 78、80…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 清高 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取原稿の画像情報を所定の画像処理条件
    に従って読み取ることで画像データを得る画像処理方法
    において、 読取原稿の読取作業に先立って、当該読取原稿に対する
    画像処理条件の組数を含む付帯情報を先行入力条件とし
    て設定する第1の過程と、 前記第1の過程において設定された先行入力条件を除く
    画像処理条件を設定すべく、前記読取原稿の画像情報の
    読取作業を行う第2の過程と、 前記第2の過程において読み取られた画像情報に基づ
    き、前記先行入力条件を除く前記組数以下の組数の画像
    処理条件を設定する第3の過程と、 前記第1の過程において設定された先行入力条件および
    第3の過程において設定された夫々の組により指定され
    た画像処理条件に従って前記読取原稿の画像情報の読取
    作業を行う第4の過程と、 を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記第1の過程では、複数の読取原稿に対して夫々先行
    入力条件を設定することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、 先行入力条件は、当該先行入力条件の未設定の読取原稿
    に対して、前記第2〜第4の過程のいずれかの処理に先
    立って設定することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】読取原稿の画像情報を所定の画像処理条件
    に従って読み取ることで画像データを得る画像処理装置
    において、 読取原稿に対する画像処理条件の組数を含む付帯情報と
    しての先行入力条件と、前記先行入力条件を除く前記組
    数以下の組数の画像処理条件とを設定する設定手段と、 前記先行入力条件および前記画像処理条件を設定するた
    めの設定画面を表示する表示手段と、 設定された先行入力条件および画像処理条件を記憶する
    記憶手段と、 前記先行入力条件が設定された読取原稿の画像情報を読
    み取って画像データを得る第1の画像処理手段と、 記憶手段から読み出した先行入力条件および夫々の組の
    画像処理条件に従い、夫々の画像処理条件毎に当該読取
    原稿の画像情報の読取処理を行う第2の画像処理手段
    と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432603B1 (en) 1998-11-27 2002-08-13 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing electrophotographic photosensitive member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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