JPH0736172A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH0736172A
JPH0736172A JP15742593A JP15742593A JPH0736172A JP H0736172 A JPH0736172 A JP H0736172A JP 15742593 A JP15742593 A JP 15742593A JP 15742593 A JP15742593 A JP 15742593A JP H0736172 A JPH0736172 A JP H0736172A
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JP15742593A
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English (en)
Inventor
Makoto Araki
誠 荒木
Tomoko Yamada
山田  智子
Hiroshi Watanabe
浩史 渡辺
Kiyotaka Kobayashi
清高 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像の出力処理に要する時間を含む予約情報を
予め設定・表示し、作業効率を向上させることのできる
画像処理方法および装置を提供する。 【構成】オペレータは、キーボード21またはマウス2
3を用いて本スキャンの対象とする画像情報の予約設定
を行う。CPU82は、前記の予約設定された出力画像
の数から、出力に要する時間および出力フイルムの長さ
を予約情報として予約情報記憶部83に記憶するととも
に、CRTディスプレイ19にこれらのデータを表示す
る。従って、オペレータは、前記表示された予約情報か
ら、出力処理に要する時間、必要なフイルム長等を確認
することができるため、事前の作業計画等の設定が容易
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取原稿の画像情報を
所望の画像処理条件に従って処理し、記録媒体に出力す
る際、その処理時間、必要な記録媒体の量等の予約情報
を表示することのできる画像処理方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷・製版の分野において、作
業工程の合理化、画像品質の向上等を目的として、読取
原稿に記録された画像情報を電気的に処理し、フイルム
原版を作成する画像読取再生システムが広範に用いられ
ている。
【0003】この場合、前記画像読取再生システムを構
成する画像読取装置では、原稿カセットに位置決め収納
された読取原稿を光電的に走査することで画像情報の読
み取りを行っている。
【0004】すなわち、前記画像読取装置では、目的に
応じたフイルム原版を作成する場合、シャープネス、階
調調整、カラーコレクション、トリミング等の画像処理
条件を設定(セットアップ)するために、一旦原稿カセ
ットを読取部まで搬送して、粗い画像情報の読取作業で
あるプレスキャンを行っている。そして、このプレスキ
ャンによって得られた表示画像に基づき最適な画像処理
条件を設定し、前記画像処理条件により再度精細に画像
情報を読み取る本スキャンを行っている。そして、この
本スキャンによって得られた画像情報をフイルム上に可
視画像として記録することにより、フイルム原版を作成
している。
【0005】ここで、前記画像読取装置には、多数の原
稿を効率的に処理するために、自動原稿供給装置が連結
される場合がある。この自動原稿供給装置は、読取原稿
が位置決めされたカセットを複数収納し、前記カセット
を所定の処理手順に従って順次画像読取装置に供給する
ように構成されている。一方、画像読取装置では、前記
自動原稿供給装置から供給されるカセットの各読取原稿
に対して、画像処理条件の設定された順に自動的に本ス
キャンを行うことができる。従って、前記画像読取装置
以降の処理工程では、長時間無人の状態での稼動が可能
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
前記画像読取装置以降の処理工程における処理時間を正
確に把握することができなかったため、次のような不具
合が指摘されていた。
【0007】例えば、自動処理の終了時間が不明である
ため、オペレータはしばしば当該装置の処理状況を確認
しなければならず、従って、次の処理作業を行うための
作業計画の設定が困難となっていた。また、本スキャン
によって得られた画像情報を画像出力装置に連続的に転
送してフイルム原版を作成する際、前記画像出力装置に
おける未露光フイルムの残量に不足が生じると、その処
理が中断されてしまうおそれがある。このような場合、
処理が未完となったり、あるいは、画像読取装置での処
理が完了していても画像出力装置での処理が完了してい
ないといった事態が生じてしまう。
【0008】そこで、本発明は、前記の不都合を解決す
るためになされたものであって、画像処理条件に基づく
画像の出力処理に要する時間を含む予約情報を設定・表
示することにより、処理装置の稼動状況を容易に把握す
ることができ、これによって効率的な作業を行うことが
できる画像処理方法および装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、読取原稿の画像情報を所望の画像処理
条件に従って処理し、順次記録媒体に出力する際、前記
記録媒体に出力する画像情報を予約設定する第1の過程
と、前記第1の過程において設定された予約情報から当
該画像情報の記録媒体に対する出力に要する時間を含む
予約情報を算定し、表示する第2の過程と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】この場合、第2の過程で算定される予約情
報は、画像情報の記録媒体に対する出力に要する時間お
よび当該画像情報が記録される記録媒体の必要量である
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、読取原稿の画像情報を所
望の画像処理条件に従って処理し、記録媒体に出力する
装置において、前記記録媒体に出力する画像情報を予約
設定する予約設定手段と、前記予約設定手段において設
定された情報から前記記録媒体への出力に要する時間を
含む予約情報を算定する予約情報算定手段と、前記予約
情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明に係る画像処理方法および装置では、予
約設定手段において、画像記録媒体に出力する画像情報
を予約設定し、次いで、予約情報算定手段において、前
記の設定された情報から記録媒体への出力に要する時間
を含む予約情報を算定し、これを表示手段上に表示す
る。オペレータは、前記表示に基づき、処理装置の稼動
状況を事前に把握することができる。
【0013】
【実施例】本発明に係る画像処理方法および装置につい
て実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0014】図2は、本発明に係る画像処理方法および
装置が適用される画像処理システム10の全体構成を示
したものである。この画像処理システム10は、画像情
報の記録された光透過型の読取原稿Sを保持した複数の
原稿カセット14(図3参照)が収納される自動原稿供
給装置11と、前記自動原稿供給装置11から供給され
る原稿カセット14の各読取原稿Sに記録された画像情
報を読み取る画像読取装置12と、前記画像読取装置1
2を操作するためのコンソール18と、前記画像読取装
置12によって読み取られた画像情報をフイルム上に再
生出力する画像出力装置20と、前記フイルムを現像す
ることでフイルム原版を作成する自動現像装置22とか
ら基本的に構成される。コンソール18は、画像情報等
を表示するCRTディスプレイ19と、キーボード21
と、マウス23とを備える。
【0015】ここで、図3に示す原稿カセット14は、
略方形状を呈する枠体24によって囲まれる2枚の支持
ガラス板26a、26b間に画像情報の記録された光透
過型の読取原稿Sを保持する。前記画像読取装置12に
おける副走査搬送方向(矢印X方向)両側部には当該搬
送方向に沿って延在するV字状の溝部30a、30bが
形成される。また、枠体24の搬送方向先端上面部に
は、原稿カセット14を識別するためのカセット識別部
29が設けられる。なお、図3は、2枚の読取原稿Sを
設定した場合を示しているが、読取原稿Sのサイズによ
って1枚、6枚等を設定することも可能である。
【0016】図4は、自動原稿供給装置11および画像
読取装置12の概略内部構成を示す。自動原稿供給装置
11は、ケーシング13内に複数の原稿カセット14を
収納するリフト15を備える。前記リフト15は、図4
の矢印Z方向に移動可能に構成される。また、自動原稿
供給装置11は、その前面に原稿カセット14を挿入す
るための挿入口17を有し、後面には画像読取装置12
に対して原稿カセット14を供給する供給口25を備え
る。なお、自動原稿供給装置11には、前記供給口25
に近接して原稿カセット14を識別するためのカセット
識別センサ46が設けられる。
【0017】画像読取装置12は、前記自動原稿供給装
置11の供給口25から原稿カセット14が挿入可能に
構成されている。ケーシング40の内部には、前記供給
口25に近接して搬送機構48の一端側が配設され、こ
の搬送機構48の他端側は、後述する回転テーブル68
の上方まで延在する。搬送機構48は、原稿カセット1
4の溝部30a、30bに点接触で係合する複数のガイ
ドローラ50と、原稿カセット14の枠体24の搬送面
に当接する搬送ローラ52とを有し、前記原稿カセット
14はこの搬送ローラ52によって搬送される。
【0018】搬送機構48の下方には、副走査搬送機構
を構成するモータ54によってボールねじ56を介して
副走査方向(矢印X方向)に進退自在な原稿台58が設
けられる。前記原稿台58には、トリム台62を介して
原稿カセット14をトリミング方向、すなわち、副走査
方向(矢印X方向)と直交する方向に進退変位させるト
リミング機構60が設けられる。前記トリミング機構6
0は、原稿台58に取着されたモータ64によりボール
ねじ66を介してトリム台62を進退変位させる。トリ
ム台62には、回転テーブル68が設けられており、図
示しない回転機構によって原稿カセット14を前記トリ
ム台62に対して所定角度回転させる。
【0019】ケーシング40内には、さらに、照明機構
を構成する光源70が設けられており、この光源70の
下方には、前記光源70から導出される照明光Lを光電
的に読み取る画像読取部72が設けられる。画像読取部
72は、結像レンズ74と、プリズム等によってR、
G、B等の各波長の光に分光された照明光Lを夫々電気
信号に変換する複数のCCD76a〜76cとを備え
る。
【0020】図1は、以上のように構成される画像読取
装置12の制御を行う制御部78と、前記制御部78に
接続されるコンソール18の制御部80とを含む回路構
成を示す。制御部78は、CPU82、予約情報を記憶
する予約情報記憶部83、プレスキャン画像データを格
納するプレスキャン画像データ格納領域を含む画像処理
条件記憶部84、後述する先行入力条件記憶部86、原
稿供給制御部87、原稿読取制御部88、第1画像処理
部90、第2画像処理部92および出力制御部94を備
え、これらは、バス96を介して相互に接続される。
【0021】CPU82は、画像読取装置12の全般的
制御を行うとともに、オペレータによって設定された後
述する予約情報から、記録媒体への出力に要する時間お
よび必要な前記記録媒体の長さの予約情報を算定する予
約情報算定手段として機能する。画像処理条件記憶部8
4は、読取原稿Sに記録された画像情報から得られる画
像データに対するシャープネス、階調調整、カラーコレ
クション、トリミング等の画像処理条件を読取原稿S毎
に記憶するハードディスク等の記憶手段である。先行入
力条件記憶部86は、自動原稿供給装置11に対する原
稿カセット14の挿入に先立って、または挿入後に設定
される当該読取原稿Sに係るID番号、原稿種別、処理
倍率、その他の先行入力条件等の付帯情報を記憶する記
憶手段である。
【0022】原稿供給制御部87は、自動原稿供給装置
11に収納された原稿カセット14の情報をCPU82
に供給する。また、原稿読取制御部88は、CCD76
a〜76cから供給される画像データをバス96を介し
て所定の画像処理部へ転送する。第1画像処理部90
は、読取原稿Sに記録された画像情報をプレスキャン
し、画像処理条件を設定するためのデータを作成して制
御部80に転送する。第2画像処理部92は、読取原稿
Sに記録された画像情報を前記画像処理条件に基づいて
本スキャンして読み取り、画像データとして出力制御部
94に転送し、出力制御部94の制御のもとに読み取ら
れた画像データを画像出力装置20へ出力する。 一
方、制御部80は、ビデオバッファ98、表示制御部1
00および操作入力制御部102を備える。ビデオバッ
ファ98は、CRTディスプレイ19に表示すべきデー
タを記憶し、表示制御部100は、キーボード21また
はマウス23からの指示に従って前記ビデオバッファ9
8に記憶されたデータをCRTディスプレイ19(表示
手段)に表示する。また、操作入力制御部102には、
キーボード21およびマウス23が接続されており、オ
ペレータからの指示データをバス96を介して制御部7
8のCPU82に転送する。なお、キーボード21およ
びマウス23は、記録媒体に出力する画像情報を予約設
定する予約設定手段として機能する。
【0023】次に、以上のように構成された画像処理シ
ステム10を用いた画像処理手順について、図5および
図6に示すフローチャートに従って説明する。
【0024】先ず、コンソール18および画像読取装置
12の電源を投入した状態において、CRTディスプレ
イ19には、図7に示す初期画面104が表示される。
この初期画面104において、左は自動原稿供給装置1
1に挿入される個々の原稿カセット14の読取原稿Sに
関する原稿処理画面105aであり、右は複数の原稿カ
セット14に関するカセット処理画面105bとなって
いる。
【0025】そこで、オペレータが前記初期画面104
において、カセット処理画面105b上に表示されたプ
ルダウンメニューよりマウス23を用いて「先行入力」
を選択すると(ステップS1)、図8に示す先行入力画
面106がCRTディスプレイ19上に表示される。こ
の先行入力画面106が表示された状態では、前記原稿
カセット14の自動原稿供給装置11への挿入に先立っ
て所定の読取原稿Sを原稿カセット14にセットすると
きに、または、原稿カセット14の挿入後に先行入力条
件を設定する作業が可能である。
【0026】所定の読取原稿Sを原稿カセット14にセ
ットするときにおいて、または、原稿カセット14が未
だ挿入されていない状態において、先行入力条件を予め
設定しておく場合、オペレータは、表示された先行入力
画面106の指示に従ってこれから入力する読取原稿S
の付帯情報を設定する(ステップS2)。すなわち、オ
ペレータは、例えば、袋に収納されて供給された読取原
稿Sをその袋から取り出し、図3に示すように原稿カセ
ット14にセットするとともに、当該読取原稿Sに関す
る先行入力条件をキーボード21およびマウス23を用
いて設定する。先行入力条件としては、例えば、カセッ
トタイプとして規定される原稿カセット14に収納され
る読取原稿Sのサイズ(例えば、120、135等)の
指定がなされる。また、原稿カセット14に2枚の読取
原稿Sが設定されるカセットタイプの指定がなされてい
る場合、各読取原稿Sに対して、作業者の名前、作業の
内容等に対応させたID1、ID2で表示される識別デ
ータ、感度情報等を含むフイルムタイプを示す原稿種
別、読取原稿Sの主走査方向の処理倍率および副走査方
向の処理倍率などの先行入力条件が設定される。設定さ
れた条件は先行入力画面106中の所定位置に表示され
る。なお、前記先行入力条件は、露光条件の番号を指定
することにより各読取原稿Sに対して複数設定すること
ができる。
【0027】先行入力条件の設定が完了し、「登録」が
指示されると、設定された先行入力条件は操作入力制御
部102からバス96を介して先行入力条件記憶部86
に記憶されるとともに、CRTディスプレイ19には次
の原稿カセット14に対する先行入力画面106が表示
される。このように、オペレータは、原稿カセット14
に読取原稿Sをセットする作業を行うとともに、読取原
稿Sに関する付帯情報を、先行入力条件として先行入力
条件記憶部86に記憶させておくことができる。なお、
この先行入力条件は、自動原稿供給装置11に対する原
稿カセット14の挿入時だけでなく、他の処理を行って
いるときにも入力作業を行うことが可能である。
【0028】所望の原稿カセット14に対する先行入力
条件の設定が完了し、「終了」が指示されると、再び図
7に示す初期画面104がCRTディスプレイ19上に
表示される。そこで、前記初期画面104の表示に基づ
き、原稿カセット14を自動原稿供給装置11に挿入す
る(ステップS3)。自動原稿供給装置11の挿入口1
7から挿入された原稿カセット14は、カセット識別部
29に設定された原稿カセット14の情報(カセットタ
イプ、カセット番号等の情報)がカセット識別センサ4
6によって読み込まれた後、矢印Z方向に移動可能なリ
フト15の各棚に収納される。この場合、初期画面10
4のカセット処理画面105bには、挿入された原稿カ
セット14の情報が表示される。
【0029】ここで、自動原稿供給装置11に既に原稿
カセット14が挿入されている場合であってプレスキャ
ン待ちのものに対しては、プレスキャン登録が行われる
(ステップS4、S5)。なお、プレスキャンとは、読
取原稿Sに対する画像処理条件を設定するために画像読
取装置12でその画像情報を粗く読み取る作業をいう。
この場合、図7のプルダウンメニューから「スキャンス
タート」を指示すると、図9に示すプレスキャン画面1
08が表示され、自動原稿供給装置11に挿入された順
に従って各原稿カセット14のプレスキャンが開始され
る。
【0030】一方、前記の「スキャンスタート」の指示
の有無に拘らず原稿カセット14の自動原稿供給装置1
1に対する挿入作業を続け(ステップS7)、それが終
了して前記プレスキャンが完了した原稿カセット14が
ある場合(ステップS8)、スキャン状況でプレスキャ
ンが完了している状態(セットアップ可、露光待ち、露
光中)の原稿カセット14を選択して、図10に示すセ
ットアップ画面109を表示させることができる。この
セットアップ画面109以降の操作では、指定された読
取原稿Sに対して、プレスキャンによって得られた画像
データに基づき、各露光番号の数だけ所望の画像処理条
件の設定作業が遂行可能である。そこで、前記セットア
ップ画面109のカセット処理画面111bからセット
アップする所望の原稿カセット14を選択すると(ステ
ップS9)、原稿処理画面111aに当該原稿カセット
14に係る情報が先行入力条件に基づいて表示される。
次いで、対象となる読取原稿Sを選択し、「開始」を指
示すると、図11に示すトリミングを行うためのトリミ
ング画面110が表示される。このトリミング画面11
0は、前記の対象となる読取原稿Sのプレスキャンによ
って得られたプレスキャン画像を表示する画像表示画面
113aと、表示されたプレスキャン画像に対してトリ
ミング条件を設定するための設定画面113bとから構
成されている。そこで、これらの画面に従ってトリミン
グ条件を設定する。同様に、他の画像処理条件を図示し
ないプルダウンメニューを用いて選択し設定する(ステ
ップS10)。なお、他の画像処理条件の設定作業とし
ては、グラデーション、カラーコレクション、シャープ
ネス、下色除去等がある。
【0031】必要なセットアップ処理が終了後、図10
の原稿処理画面111aの「優先露光」の指示がなされ
ない場合(ステップS11)、その読取原稿Sに対し
て、後述するスキャン処理ルーチンに対する本スキャン
登録が行われる(ステップS12)。
【0032】ここで、セットアップ処理中において、既
に設定した画像処理条件を変更あるいは修正し、優先的
にその画像を出力したい場合が生じる。この場合、オペ
レータが、図10に示すセットアップ画面109のカセ
ット処理画面116において該当する原稿カセット14
を選択し、原稿処理画面111aにおいて該当するセッ
トアップの終了している読取原稿Sおよびその露光番号
を選択した後、「予約取消」を指示すると(ステップS
13)、該当する読取原稿Sの本スキャン登録が取り消
される(ステップS14)。これにより当該読取原稿S
の本スキャン待ちが解除される。
【0033】次に、後述する予約情報の設定(ステップ
S16)および前記予約情報の表示(ステップS17)
に次いで、画像処理条件の修正等を必要に応じて行った
後(ステップS18、S9、S10)、「優先露光」を
指示すると(ステップS11)、当該読取原稿Sは現在
本スキャンを行っているか、あるいは本スキャンを完了
した読取原稿Sの次の本スキャン待ち原稿として優先的
に登録される(ステップS15)。なお、「予約取消」
のみが指示され「優先露光」が指示されない場合は、当
該読取原稿Sの該当する露光番号に対して本スキャンの
登録が取り消されるに止まる。
【0034】ここで、ステップS12またはS15で本
スキャンの登録がなされたのに伴い、予約情報が設定さ
れる(ステップS16)。なお、ここでの予約情報と
は、本スキャン登録が行われて「露光待ち」となってい
る読取原稿Sの露光番号を含めた数(以下、「露光予約
数」という)と、前記露光予約数だけの読取原稿Sの画
像情報を画像出力装置20で連続的にフイルム上に出力
してその現像処理が完了するまでに要する時間(以下、
「露光予約時間」という)と、前記露光予約数だけの読
取原稿Sの画像情報を記録するのに要するフイルムの長
さ(以下、「露光予約感材長」という)とを言うものと
する。
【0035】すなわち、露光予約数は、ステップS1
2、S14およびS15での本スキャンの登録または取
消に応じてカウントアップあるいはカウントダウンさ
れ、予約情報記憶部83に記憶される。
【0036】露光予約時間および露光予約感材長は以下
のように設定される。例えば、前記予約情報記憶部83
に記憶された露光予約数が4の場合、その予約順
((1)、(2)、(3)、(4)の順)に従って図1
2に示すように出力レイアウトが決定されたとすると、
露光予約時間Tは、(1)の露光時間をT1、(2)の
露光時間をT2、(3)の露光時間をT3、(4)の露
光時間をT4として、 T=T1+T2+T3+T4 と設定され、予約情報記憶部83に記憶される。また、
露光予約感材長Mは、 M=A+B+C と設定され、予約情報記憶部83に記憶される。
【0037】このように設定された予約情報は、例え
ば、図13に示すように、CRTディスプレイ19に表
示される(ステップS17)。この場合、カセット番号
が3番の「露光待ち」のものが本スキャン可能な状態に
登録されており、その露光予約数であるフイルム原版と
して出力される画像の数が4、露光予約時間である本ス
キャンからフイルム出力完了に至るまでに要する時間が
23分、露光予約感材長Mである出力フイルムの全長が
67cmであることが示されている。これらの情報か
ら、オペレータは出力フイルム長が充分であるか等をチ
ェックし、次の作業のための計画等を容易に設定するこ
とが可能となる。なお、画像出力装置20に出力フイル
ムの残量を監視させておき、前記出力フイルム長と前記
残量とを常時比較するように構成し、残量不足となった
時点で警告等の表示あるいは鳴動を行うようにすること
も可能である。
【0038】一方、本スキャンの登録取消(ステップS
14)および優先登録(ステップS15)が行われた場
合、前記予約情報は以下のように変更される。すなわ
ち、図12の(3)の読取原稿Sの本スキャン登録が取
り消された後(ステップS14)、それが優先登録され
ると、本スキャンの処理順序は、(1)→(3)→
(2)→(4)に変更されることになる。そして、この
時の出力レイアウトは、図14に示すようになる。この
場合、露光予約数および露光予約時間は同じであるが、
露光予約感材長M’は、 M’=A+C+D に変更され、予約情報記憶部83に記憶されるととも
に、CRTディスプレイ19に表示される。
【0039】以上の処理は、オペレータの指示に従って
順次行われ(ステップS18)、そのセットアップ順に
本スキャン登録が行われ、読取原稿Sの本スキャンの順
序が設定されるとともに、予約情報の設定・表示が行わ
れる。
【0040】次に、図6のフローチャートに従ってプレ
スキャンおよび本スキャンを行う場合について説明す
る。
【0041】「スキャンスタート」が選択されると、プ
レスキャンの必要な原稿カセット14がある場合には
(ステップS20)、その原稿カセット14に対するプ
レスキャンが開始される(ステップS21)。
【0042】すなわち、プレスキャンが指示された原稿
カセット14は、図4に示すように、自動原稿供給装置
11から供給口25を介して画像読取装置12内に挿入
され、先ず、溝部30a、30bに係合するガイドロー
ラ50によって案内された状態で、搬送機構48を構成
する搬送ローラ52により画像読取部72上の所定部位
まで搬送される。次いで、光源70から出力された照明
光Lは、読取原稿Sを透過し、結像レンズ74を介して
各CCD76a〜76cに導かれる。CCD76a〜7
6cは、画像情報を担持した前記照明光Lを夫々の波長
に応じた電気信号に変換し、得られたプレスキャン画像
データは、画像処理条件記憶部84のプレスキャン画像
データ格納領域に格納されるとともに、プレスキャンに
より得られた画像がCRTディスプレイ19に表示され
て確認等の便に供される。なお、このプレスキャン処理
は、読取原稿Sに記録されている画像情報の濃度等の状
態を比較的高速度で予め読み取ることにより画像処理条
件を設定し、後工程である本スキャンにおいて最適な画
像処理を行うためのものであり、第1画像処理部90で
遂行される。前記プレスキャン処理は、図5に示すステ
ップS5でプレスキャン登録された順に従って行われ
(ステップS22)、次いで、本スキャンの作業に移行
する。
【0043】本スキャンのために画像読取装置12に搬
入された原稿カセット14は、本スキャン可能な状態に
あるか、すなわち、プレスキャンおよびセットアップが
完了しているか否かが確認された後(ステップS2
3)、ステップS12またはS15で登録された順に従
って原稿カセット14が画像読取装置12に搬入され
(ステップS24)、本スキャンが遂行される(ステッ
プS25)。この本スキャン処理は、第2画像処理部9
2で遂行される。すなわち、第2画像処理部92では、
先行入力条件記憶部86に格納されている先行入力条件
と、画像処理条件記憶部84に格納されている画像処理
条件とに基づき、該当する読取原稿Sの本スキャンおよ
び画像処理が遂行される。これによって得られた画像デ
ータは、出力制御部94から画像出力装置20に転送さ
れる。画像出力装置20では、前記画像データに基づく
画像がフイルム上に記録され、その画像が自動現像装置
22により現像処理されることでフイルム原版が作成さ
れる。なお、この本スキャン処理は、通常、図5に示す
ステップS12で本スキャン登録された順に従って行わ
れる。この場合、ステップS15で本スキャンの優先登
録が行われた場合には、当該読取原稿Sに対して優先的
に本スキャン処理が行われることになる。従って、緊急
性を有する読取原稿Sに対して迅速な処理が可能とな
る。
【0044】ここで、CRTディスプレイ19に図13
に示すように表示されている予約情報は、本スキャンが
実行される毎に以下のように更新されていく。例えば、
図12に示す出力レイアウトで(1)〜(4)の読取原
稿Sが処理されるものとすると、(1)の読取原稿Sの
本スキャンが開始された時点で、露光予約数が3、露光
予約時間TがT=T2+T3+T4、露光予約感材長M
がM=B+Cとして、予約情報記憶部83の内容が再設
定されるとともに(ステップS26)、CRTディスプ
レイ19に表示されている予約情報が更新される(ステ
ップS27)。
【0045】当該原稿カセット14の本スキャン登録さ
れた読取原稿Sの処理が終了すると(ステップS2
8)、その原稿カセット14は、画像読取装置12から
自動原稿供給装置11に排出される(ステップS2
9)。次いで、本スキャン登録された読取原稿Sがさら
にある場合、自動原稿供給装置11は、その読取原稿S
を保持した原稿カセット14を選択して画像読取装置1
2に搬入し、それに対する画像の読取作業が継続される
(ステップS30)。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
処理方法および装置では、画像の読取処理に要する時間
を含む予約情報を設定・表示しているため、オペレータ
はその装置の稼動時間等を容易に把握することができ
る。従って、オペレータは、前記稼動時間等から作業計
画等を事前に設定することが可能となる。また、例え
ば、前記予約情報から読み取られた画像情報を出力する
フイルム等の出力媒体の必要量を把握することもでき
る。この場合、表示された前記必要量に対して充分な出
力媒体を準備しておけば、作業者のいない無人の状態で
当該装置を自動運転させ、所望の作業を最後まで遂行す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の構成ブロック図で
ある。
【図2】本発明に係る画像処理方法および装置が適用さ
れる画像処理システムの構成図である。
【図3】図2に示す画像処理システムに供給される原稿
カセットの構成斜視図である。
【図4】図2に示す自動原稿供給装置および画像読取装
置の断面構成図である。
【図5】本発明に係る画像処理方法の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像処理方法の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像処理装置のCRTディスプレ
イに表示される初期画面の説明図である。
【図8】本発明に係る画像処理装置のCRTディスプレ
イに表示される先行入力画面の説明図である。
【図9】本発明に係る画像処理装置のCRTディスプレ
イに表示されるプレスキャン画面の説明図である。
【図10】本発明に係る画像処理装置のCRTディスプ
レイに表示されるセットアップ画面の説明図である。
【図11】本発明に係る画像処理装置のCRTディスプ
レイに表示されるトリミング画面の説明図である。
【図12】本発明に係る画像処理装置における画像の出
力レイアウトおよび露光予約感材長の説明図である。
【図13】本発明に係る画像処理装置のCRTディスプ
レイに表示された予約情報の説明図である。
【図14】本発明に係る画像処理装置における画像の出
力レイアウトおよび露光予約感材長の説明図である。
【符号の説明】
10…画像処理システム 11…自動原
稿供給装置 12…画像読取装置 14…原稿カ
セット 18…コンソール 19…CRT
ディスプレイ 20…画像出力装置 22…自動現
像装置 48…搬送機構 58…原稿台 60…トリミング機構 72…画像読
取部 78、80…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 清高 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取原稿の画像情報を所望の画像処理条件
    に従って処理し、順次記録媒体に出力する際、 前記記録媒体に出力する画像情報を予約設定する第1の
    過程と、 前記第1の過程において設定された予約情報から当該画
    像情報の記録媒体に対する出力に要する時間を含む予約
    情報を算定し、表示する第2の過程と、 を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 第2の過程で算定される予約情報は、画像情報の記録媒
    体に対する出力に要する時間および当該画像情報が記録
    される記録媒体の必要量であることを特徴とする画像処
    理方法。
  3. 【請求項3】読取原稿の画像情報を所望の画像処理条件
    に従って処理し、記録媒体に出力する装置において、 前記記録媒体に出力する画像情報を予約設定する予約設
    定手段と、 前記予約設定手段において設定された情報から前記記録
    媒体への出力に要する時間を含む予約情報を算定する予
    約情報算定手段と、 前記予約情報を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
JP15742593A 1993-06-28 1993-06-28 画像処理方法および装置 Pending JPH0736172A (ja)

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