JPH07155236A - シート - Google Patents
シートInfo
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- JPH07155236A JPH07155236A JP30887093A JP30887093A JPH07155236A JP H07155236 A JPH07155236 A JP H07155236A JP 30887093 A JP30887093 A JP 30887093A JP 30887093 A JP30887093 A JP 30887093A JP H07155236 A JPH07155236 A JP H07155236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torsion bar
- seat
- torsion
- end side
- spring member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートの偏り荷重に対する剛性向上と、クッ
ショク性向上とを図ることを可能とする。 【構成】 シートバックとシートクッション(5)とを
備え、シートクッション(5)をトーションバー(1
1,13)を介してフロア側に弾性支持するシート(1
1)であって、トーションバー(11,13)は、その
中間部がフロア側に回転自在に支持され、トーションバ
ー(11,13)の一端側がシートクッション(5)を
支持し、且つ他端側とフロア側との間に、トーションバ
ー(11,13)に直列に付勢力を付与するばね部材
(27,29)を介設したことを特徴とする。
ショク性向上とを図ることを可能とする。 【構成】 シートバックとシートクッション(5)とを
備え、シートクッション(5)をトーションバー(1
1,13)を介してフロア側に弾性支持するシート(1
1)であって、トーションバー(11,13)は、その
中間部がフロア側に回転自在に支持され、トーションバ
ー(11,13)の一端側がシートクッション(5)を
支持し、且つ他端側とフロア側との間に、トーションバ
ー(11,13)に直列に付勢力を付与するばね部材
(27,29)を介設したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に搭載され
るシートに関する。
るシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシートとして図10に示
すようなフレームを有するシートクッションを備えたも
のがある(実開平3−78443号公報参照)。
すようなフレームを有するシートクッションを備えたも
のがある(実開平3−78443号公報参照)。
【0003】すなわち、このシートクッションは、サイ
ドフレーム101と、パッド受け体103とを備え、パ
ッド受け体103がサイドフレーム101に対して4つ
のトーションバー105で弾性支持されている。トーシ
ョンバー105は、中間部105aがサイドフレーム1
01に止金具107で回転自在に支持され、一端105
bがパッド受け体103に連結され、他端105cがサ
イドフレーム101に係止されている。
ドフレーム101と、パッド受け体103とを備え、パ
ッド受け体103がサイドフレーム101に対して4つ
のトーションバー105で弾性支持されている。トーシ
ョンバー105は、中間部105aがサイドフレーム1
01に止金具107で回転自在に支持され、一端105
bがパッド受け体103に連結され、他端105cがサ
イドフレーム101に係止されている。
【0004】なお、パッド受け体103には図示しない
クッションパッドが取り付けられている。
クッションパッドが取り付けられている。
【0005】そして、このようなシートクッションを備
えたシートに着座によって負荷が作用すると、先ず、ク
ッションパッド等が撓み、次にパッド受け体103を介
してトーションバー105に負荷が作用する。この負荷
によりトーションバー105が撓み、シートクッション
全体のクッション性が維持されるのである。
えたシートに着座によって負荷が作用すると、先ず、ク
ッションパッド等が撓み、次にパッド受け体103を介
してトーションバー105に負荷が作用する。この負荷
によりトーションバー105が撓み、シートクッション
全体のクッション性が維持されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなシートクッ
ションを備えたシートの構造では、クッションパッドの
厚さに制限がある場合、クッション性をより向上させる
ためにトーションバー5のばね定数を更に低下させる必
要がある。
ションを備えたシートの構造では、クッションパッドの
厚さに制限がある場合、クッション性をより向上させる
ためにトーションバー5のばね定数を更に低下させる必
要がある。
【0007】しかしながら、トーションバー105のば
ね定数を低下させるには、シート幅方向でその長さを十
分に確保する必要がある。反面、トーションバー105
を組み付けるパッド受け体103等の幅には制限がある
ため、トーションバー105の長さを十分に確保するこ
とが難しいという問題がある。
ね定数を低下させるには、シート幅方向でその長さを十
分に確保する必要がある。反面、トーションバー105
を組み付けるパッド受け体103等の幅には制限がある
ため、トーションバー105の長さを十分に確保するこ
とが難しいという問題がある。
【0008】更に、パッド受け体103の四隅に設けら
れている各トーションバー105は、それぞれ独立して
作用する構成であり、シートのローリング等を押えるこ
とが難しいという問題があった。すなわち、トーション
バー105と直交する軸回りの回転剛性(図10では略
左右方向のロール剛性)はトーションバー105の剛性
と、パッド受け体103に対するトーションバー105
の取り付けスパン(シート幅方向のスパン)により決ま
るが、上下方向の剛性を低くしてクッション性をよくす
ると、左右のトーションバー105が独立して無制限に
撓み、ローリングを十分に押さえることが難しいからで
ある。
れている各トーションバー105は、それぞれ独立して
作用する構成であり、シートのローリング等を押えるこ
とが難しいという問題があった。すなわち、トーション
バー105と直交する軸回りの回転剛性(図10では略
左右方向のロール剛性)はトーションバー105の剛性
と、パッド受け体103に対するトーションバー105
の取り付けスパン(シート幅方向のスパン)により決ま
るが、上下方向の剛性を低くしてクッション性をよくす
ると、左右のトーションバー105が独立して無制限に
撓み、ローリングを十分に押さえることが難しいからで
ある。
【0009】そこでこの発明は、クッション性を更に向
上させることのできるシートの提供を第1の目的とす
る。又、クッション性を十分に保持しつつシートのロー
リング等を十分に押さえることのできるシートの提供を
第2の目的とする。
上させることのできるシートの提供を第1の目的とす
る。又、クッション性を十分に保持しつつシートのロー
リング等を十分に押さえることのできるシートの提供を
第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1の発明は、シートバックとシートクッショ
ンとを備え、前記シートクッションをトーションバーを
介してフロア側に弾性支持するシートであって、前記ト
ーションバーは、その中間部が前記フロア側に回転自在
に支持され、当該トーションバーの一端側が前記シート
クッションを支持し、且つ他端側と前記フロア側との間
に、トーションバーに直列に付勢力を付与するばね部材
を介設したことを特徴とする。
に、請求項1の発明は、シートバックとシートクッショ
ンとを備え、前記シートクッションをトーションバーを
介してフロア側に弾性支持するシートであって、前記ト
ーションバーは、その中間部が前記フロア側に回転自在
に支持され、当該トーションバーの一端側が前記シート
クッションを支持し、且つ他端側と前記フロア側との間
に、トーションバーに直列に付勢力を付与するばね部材
を介設したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のシート
であって、前記トーションバーを、その他端側が隣接す
るようにシート幅方向又は前後方向に対称的に設け、前
記トーションバーの他端側を一体的に連結したことを特
徴とする。
であって、前記トーションバーを、その他端側が隣接す
るようにシート幅方向又は前後方向に対称的に設け、前
記トーションバーの他端側を一体的に連結したことを特
徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載のシート
であって、前記両トーションバーの隣接する他端を、両
他端に渡る部材で連結したことを特徴とする。
であって、前記両トーションバーの隣接する他端を、両
他端に渡る部材で連結したことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1又は請求項
2、又は請求項3記載のシートであって、前記ばね部材
は、前記トーションバーの他端側に連係するトーション
バー型であることを特徴とする。
2、又は請求項3記載のシートであって、前記ばね部材
は、前記トーションバーの他端側に連係するトーション
バー型であることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項5記載のシート
であって、前記トーションバーは他端側に連結アームを
有し、前記ばね部材は連係アームを有し、前記連結アー
ムと前記連係アームとが連係して力を伝達することを特
徴とする。
であって、前記トーションバーは他端側に連結アームを
有し、前記ばね部材は連係アームを有し、前記連結アー
ムと前記連係アームとが連係して力を伝達することを特
徴とする。
【0015】請求項6の発明は、請求項5記載のシート
であって、前記ばね部材の連係アームを、前記トーショ
ンバーの連結アームにリンクにより結合して前記連係を
行なうことを特徴とする。
であって、前記ばね部材の連係アームを、前記トーショ
ンバーの連結アームにリンクにより結合して前記連係を
行なうことを特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、請求項5記載のシート
であって、前記ばね部材の連係アームを第1の歯車で構
成し、前記トーションバーの他端側に前記連結アームと
なる第2の歯車を設け、前記第1の歯車と第2の歯車と
を噛み合わせて前記連係を行なうことを特徴とする。
であって、前記ばね部材の連係アームを第1の歯車で構
成し、前記トーションバーの他端側に前記連結アームと
なる第2の歯車を設け、前記第1の歯車と第2の歯車と
を噛み合わせて前記連係を行なうことを特徴とする。
【0017】
【作用】上記手段の請求項1の発明によれば、トーショ
ンバーの他端のアーム部と、フロア側との間に介設され
たばね部材によってシートクッションと、フロア側との
間にトーションバーとばね部材とが直列に介設されたこ
とになる。従って、トーションバーの等化長さが長くな
り、ばね定数が小さくなる。
ンバーの他端のアーム部と、フロア側との間に介設され
たばね部材によってシートクッションと、フロア側との
間にトーションバーとばね部材とが直列に介設されたこ
とになる。従って、トーションバーの等化長さが長くな
り、ばね定数が小さくなる。
【0018】請求項2の発明では、シート幅方向又は前
後方向に対称的に設けられたトーションバーのアーム部
が一体的に連結されることにより、シートのロール方向
又はピッチング方向の剛性が高くなる。すなわち、両ト
ーションバーに加わる荷重に差が生じた場合、より大き
な荷重が作用しているトーションバーの捩りによる回転
力が他方側のトーションバーにも伝達され、他方側のト
ーションバーも同時に回転する。従って、それぞれのト
ーションバーが同時に回転し、シートのローリング又は
ピッチングが押さえられる。
後方向に対称的に設けられたトーションバーのアーム部
が一体的に連結されることにより、シートのロール方向
又はピッチング方向の剛性が高くなる。すなわち、両ト
ーションバーに加わる荷重に差が生じた場合、より大き
な荷重が作用しているトーションバーの捩りによる回転
力が他方側のトーションバーにも伝達され、他方側のト
ーションバーも同時に回転する。従って、それぞれのト
ーションバーが同時に回転し、シートのローリング又は
ピッチングが押さえられる。
【0019】請求項3の発明では、請求項2の発明の作
用に加えて一方のトーションバーの回転を両トーション
バーの端部に渡る部材を介して他方のトーションバーへ
伝えることができる。
用に加えて一方のトーションバーの回転を両トーション
バーの端部に渡る部材を介して他方のトーションバーへ
伝えることができる。
【0020】請求項4の発明では、請求項1、又は請求
項2、又は請求項3の発明の作用に加えてばね部材をト
ーションバー型とし、トーションバーの他端側に連係さ
せて直列に付勢力を付与することができる。
項2、又は請求項3の発明の作用に加えてばね部材をト
ーションバー型とし、トーションバーの他端側に連係さ
せて直列に付勢力を付与することができる。
【0021】請求項5の発明では、請求項4の発明の作
用に加えて、連結アームと連係アームとを連係させて力
を伝達させることができる。
用に加えて、連結アームと連係アームとを連係させて力
を伝達させることができる。
【0022】請求項6の発明では、請求項5の発明の作
用に加え、ばね部材の連係アームと、トーションバーの
連結アームとの連係をリンクで行なうことにより、両者
を常に連係させることができる。
用に加え、ばね部材の連係アームと、トーションバーの
連結アームとの連係をリンクで行なうことにより、両者
を常に連係させることができる。
【0023】請求項7の発明では、請求項5の発明の作
用に加え、トーションバーとばね部材との連係を第1,
第2の歯車の噛み合いによって行なうことができる。
用に加え、トーションバーとばね部材との連係を第1,
第2の歯車の噛み合いによって行なうことができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0025】図1は、この発明の第1実施例を適用した
シートの概略側面図、図2はその要部の斜視図である。
シートの概略側面図、図2はその要部の斜視図である。
【0026】シート1は、シートバック3とシートクッ
ション5とを備えている。シートクッション5は、図示
しないシートクッションフレームとクッションパッド7
とからなっている。クッションパッド7は、パッド受け
体9上に取り付けられている。パッド受け体9と、シー
トクッショク5のクッションフレームとは図示はしてい
ないが相互に連結されている。
ション5とを備えている。シートクッション5は、図示
しないシートクッションフレームとクッションパッド7
とからなっている。クッションパッド7は、パッド受け
体9上に取り付けられている。パッド受け体9と、シー
トクッショク5のクッションフレームとは図示はしてい
ないが相互に連結されている。
【0027】このようなシートクッション5は、その前
後がトーションバーである前後トーションバー11,1
3でフロア15側に弾性支持されている。すなわち前後
トーションバー11,13は側面から見てハの字状に配
置されている。
後がトーションバーである前後トーションバー11,1
3でフロア15側に弾性支持されている。すなわち前後
トーションバー11,13は側面から見てハの字状に配
置されている。
【0028】前トーションバー11の上部は支持ガイド
17の長穴17aに前後方向に移動可能に支持されてい
る。支持ガイド17には、長穴17aへの差込口17b
が設けられている。前トーションバー11の下部は前ブ
ラケット19に回転自在に支持されている。この前ブラ
ケット19はクッションパン21に固着されている。
17の長穴17aに前後方向に移動可能に支持されてい
る。支持ガイド17には、長穴17aへの差込口17b
が設けられている。前トーションバー11の下部は前ブ
ラケット19に回転自在に支持されている。この前ブラ
ケット19はクッションパン21に固着されている。
【0029】前記後トーションバー13は前記パッド受
け体9側の後支持体23に回転自在に支持されている。
後トーションバー13の下部は、後ブラケット25に回
転自在に支持されている。後ブラケット25はクッショ
ンパン21に固着されている。
け体9側の後支持体23に回転自在に支持されている。
後トーションバー13の下部は、後ブラケット25に回
転自在に支持されている。後ブラケット25はクッショ
ンパン21に固着されている。
【0030】又、前記前トーションバー11と、フロア
側としてのクッションパン21との間には前トーション
バー11に直列に付勢力を付与するばね部材として前ば
ね部材27が設けられている。同様に後トーションバー
13とクッションパン21との間にも後ばね部材29が
設けらてれいる。前記クッションパン21は、シートス
ライドレール31に支持されている。
側としてのクッションパン21との間には前トーション
バー11に直列に付勢力を付与するばね部材として前ば
ね部材27が設けられている。同様に後トーションバー
13とクッションパン21との間にも後ばね部材29が
設けらてれいる。前記クッションパン21は、シートス
ライドレール31に支持されている。
【0031】前記シートスライドレール31は、前端部
がフロントステー33を介してフロア15側のクロスメ
ンバ35に締結固定され、後端部はリヤステー37を介
してフロア15に締結固定されている。
がフロントステー33を介してフロア15側のクロスメ
ンバ35に締結固定され、後端部はリヤステー37を介
してフロア15に締結固定されている。
【0032】従って、シートクッション5は前後トーシ
ョンバー11,13を介してフロア15側に弾性支持さ
れた構成となっている。
ョンバー11,13を介してフロア15側に弾性支持さ
れた構成となっている。
【0033】ここで、前後トーションバー11,13に
よる弾性支持の構造を図3により更に詳細に説明する。
よる弾性支持の構造を図3により更に詳細に説明する。
【0034】この図3は、前トーションバー11側を示
した拡大斜視図である。従って、この図3によって前ト
ーションバー11側を説明するが、後トーションバー1
3側も同一構成であるためその説明は省略する。
した拡大斜視図である。従って、この図3によって前ト
ーションバー11側を説明するが、後トーションバー1
3側も同一構成であるためその説明は省略する。
【0035】図3のように、前トーションバー11は左
トーションバー部39と、右トーションバー部41とか
らなっている。左右トーションバー部39,41は対称
的な構成であり、中間部のトーション部39a,41a
の外側に受けアーム39b,41bが斜め上方に向けて
設けられ、その端部に係合部39c,41cが内側へ向
けて設けられている。トーション部41aの内側には連
結アーム41dが設けられている。そしてこのような左
右トーションバー部39,41のトーション部31a,
41aが支持金具43によって前記前ブラケット19に
回転自在に支持されているのである。
トーションバー部39と、右トーションバー部41とか
らなっている。左右トーションバー部39,41は対称
的な構成であり、中間部のトーション部39a,41a
の外側に受けアーム39b,41bが斜め上方に向けて
設けられ、その端部に係合部39c,41cが内側へ向
けて設けられている。トーション部41aの内側には連
結アーム41dが設けられている。そしてこのような左
右トーションバー部39,41のトーション部31a,
41aが支持金具43によって前記前ブラケット19に
回転自在に支持されているのである。
【0036】そして、左右トーションバー部39,41
の連結アーム39d,41dは互いに隣接し、連結プレ
ート45に溶接等によって固定され、一体に連結されて
いる。
の連結アーム39d,41dは互いに隣接し、連結プレ
ート45に溶接等によって固定され、一体に連結されて
いる。
【0037】前記前ばね部材27は、トーションバー型
であり、前左右ばね部材47,49によって構成されて
いる。これら前左右ばね部材47,49はトーションば
ね部47a,49aが支持金具51によってクッション
パン21に回転自在に支持されている。トーションばね
部47a,49aの外側には固定アーム47b,49b
が設けられ、クッションパン21上に当接している。ト
ーションばね部47a,49aの内側には連係アーム4
7c,49cが設けられ、前記連結プレート45の下面
に当接している。従って、連結アーム39d,41dと
連係アーム47c,49cとが連係して力を伝達する構
成となっている。
であり、前左右ばね部材47,49によって構成されて
いる。これら前左右ばね部材47,49はトーションば
ね部47a,49aが支持金具51によってクッション
パン21に回転自在に支持されている。トーションばね
部47a,49aの外側には固定アーム47b,49b
が設けられ、クッションパン21上に当接している。ト
ーションばね部47a,49aの内側には連係アーム4
7c,49cが設けられ、前記連結プレート45の下面
に当接している。従って、連結アーム39d,41dと
連係アーム47c,49cとが連係して力を伝達する構
成となっている。
【0038】次に、作用を説明する。
【0039】図1,図2において、シート1に乗員が正
規の状態で着座すると、シートクッション5には偏るこ
となく荷重が作用する。これによってシートクッション
5が沈み込むと共に、パッド受け体5を介して支持ガイ
ド17,後支持体23から前後トーションバー11,1
3に荷重が伝達される。この荷重伝達によって前後トー
ションバー11,13は、図1の受けアーム41b,3
9bのハの字状の配置が内側へ倒れるように変形する。
この時、前トーションバー11の上部は支持ガイド17
の長穴17aを移動し、後トーションバー13の上部は
後支持体23に対して回転し、シートクッション5は無
理なく下降する。この時、後トーションバー13の上部
の偏位で見ると明らかなように、受けアーム39b,4
1b自体は上下に回転するが、当初の設定状態が斜めと
なっているため前記回転によっても受けアーム39b,
41bの上部は略垂直上下方向に移動するだけとなり、
シートクッショク5も前後方向への移動を殆どすること
なく、略垂直上下方向に移動することとなる。
規の状態で着座すると、シートクッション5には偏るこ
となく荷重が作用する。これによってシートクッション
5が沈み込むと共に、パッド受け体5を介して支持ガイ
ド17,後支持体23から前後トーションバー11,1
3に荷重が伝達される。この荷重伝達によって前後トー
ションバー11,13は、図1の受けアーム41b,3
9bのハの字状の配置が内側へ倒れるように変形する。
この時、前トーションバー11の上部は支持ガイド17
の長穴17aを移動し、後トーションバー13の上部は
後支持体23に対して回転し、シートクッション5は無
理なく下降する。この時、後トーションバー13の上部
の偏位で見ると明らかなように、受けアーム39b,4
1b自体は上下に回転するが、当初の設定状態が斜めと
なっているため前記回転によっても受けアーム39b,
41bの上部は略垂直上下方向に移動するだけとなり、
シートクッショク5も前後方向への移動を殆どすること
なく、略垂直上下方向に移動することとなる。
【0040】このような前後トーションバー11,13
の移動によって前後トーションバー11,13及び前後
ばね部材27,29が弾性反力を生じる。これを図3と
簡略化した図4とによって説明する。
の移動によって前後トーションバー11,13及び前後
ばね部材27,29が弾性反力を生じる。これを図3と
簡略化した図4とによって説明する。
【0041】前記シートクッション5の下降によって支
持ガイド17及び後支持体23から左右トーションバー
部39,41の係合部39c,41cに荷重が入力され
ると前記のようにして受けアーム39b,41bが下方
へ回転する。図4の(a) では鎖線図示から実線図示のよ
うに回転している。受けアーム39b,41bの回転に
よってトーション部39a,41aには捩り力が作用
し、連結アーム39d,41dを下方へ回転させる。連
結アーム39d,41dの下方回転によって連結プレー
ト45が前左右ばね部材47,49の連係アーム47
c,49cを下方へ押圧する。
持ガイド17及び後支持体23から左右トーションバー
部39,41の係合部39c,41cに荷重が入力され
ると前記のようにして受けアーム39b,41bが下方
へ回転する。図4の(a) では鎖線図示から実線図示のよ
うに回転している。受けアーム39b,41bの回転に
よってトーション部39a,41aには捩り力が作用
し、連結アーム39d,41dを下方へ回転させる。連
結アーム39d,41dの下方回転によって連結プレー
ト45が前左右ばね部材47,49の連係アーム47
c,49cを下方へ押圧する。
【0042】連係アーム47c,49cの下方への押圧
によって左右のトーションばね部47a,49aに捩り
力が働く。この時、固定アーム47b,49bがクッシ
ョンパン21に当接しているからトーションばね部47
a,49aへの入力で弾性反力を生ずる。この反力が連
結プレート45を介して左右トーションバー部39,4
1に作用し、そのトーション部39a,41aでも捩り
入力によって弾性反力を生じる。
によって左右のトーションばね部47a,49aに捩り
力が働く。この時、固定アーム47b,49bがクッシ
ョンパン21に当接しているからトーションばね部47
a,49aへの入力で弾性反力を生ずる。この反力が連
結プレート45を介して左右トーションバー部39,4
1に作用し、そのトーション部39a,41aでも捩り
入力によって弾性反力を生じる。
【0043】こうして、前後ばね部材27,29は前後
トーションバー11,13に直列に付勢力を付与するこ
ととなる。従って、前後トーションバー11,13と前
後ばね部材27,29との全体で構成されるトーション
バー等価長さが長くなり、全体のばね定数は小さくな
る。
トーションバー11,13に直列に付勢力を付与するこ
ととなる。従って、前後トーションバー11,13と前
後ばね部材27,29との全体で構成されるトーション
バー等価長さが長くなり、全体のばね定数は小さくな
る。
【0044】こうして、車体下部からの振動入力があっ
ても前後トーションバー11,13及び前後ばね部材2
7,29によってこれを効果的に吸収することができ、
クッショクパッド7のクッショク性に加えてクッション
性を著しく向上させることができ、乗り心地が飛躍的に
向上する。
ても前後トーションバー11,13及び前後ばね部材2
7,29によってこれを効果的に吸収することができ、
クッショクパッド7のクッショク性に加えてクッション
性を著しく向上させることができ、乗り心地が飛躍的に
向上する。
【0045】次に、車両旋回走行或いは乗員の乗降作用
等によってシートクッション5に左右方向の偏った荷重
が左右した場合について述べる。
等によってシートクッション5に左右方向の偏った荷重
が左右した場合について述べる。
【0046】図5は、前後トーションバー11,13の
右トーションバー部41に偏った荷重F2が作用した状
態を示している。荷重F2の作用によって右トーション
バー部41の受けアーム41bが下方へ回転する。これ
によって右のトーション部41aに捩り力が作用し、右
の連結アーム41dが下方へ回転する。右の連結アーム
41dが下方へ回転すると連結プレート45を介して左
の連結アーム39dが下方へ連動回転する。左の連結ア
ーム39dが下方へ回転すると、左トーション部39a
に捩り力が作用し、左受けアーム39bが下方へ連動回
転する。こうして、左右受けアーム39b,41bが同
じように下方へ回転するため、偏り荷重F2が作用して
もシートクッション5は右側だけが下降するような傾い
た偏位をすることなく、左右略同時に下降偏位すること
ができる。従って、シート1のローリング剛性が飛躍的
に向上する。こうして、上下方向のばね定数を大きく下
げてクッション性を大幅に向上させたにも係わらず、ロ
ーリング剛性の飛躍的な向上によって旋回時や乗員乗降
時にシートクッション5が傾くことはなく、旋回時にお
いては違和感がなく、乗降時においては乗降性を飛躍的
に向上させることができる。
右トーションバー部41に偏った荷重F2が作用した状
態を示している。荷重F2の作用によって右トーション
バー部41の受けアーム41bが下方へ回転する。これ
によって右のトーション部41aに捩り力が作用し、右
の連結アーム41dが下方へ回転する。右の連結アーム
41dが下方へ回転すると連結プレート45を介して左
の連結アーム39dが下方へ連動回転する。左の連結ア
ーム39dが下方へ回転すると、左トーション部39a
に捩り力が作用し、左受けアーム39bが下方へ連動回
転する。こうして、左右受けアーム39b,41bが同
じように下方へ回転するため、偏り荷重F2が作用して
もシートクッション5は右側だけが下降するような傾い
た偏位をすることなく、左右略同時に下降偏位すること
ができる。従って、シート1のローリング剛性が飛躍的
に向上する。こうして、上下方向のばね定数を大きく下
げてクッション性を大幅に向上させたにも係わらず、ロ
ーリング剛性の飛躍的な向上によって旋回時や乗員乗降
時にシートクッション5が傾くことはなく、旋回時にお
いては違和感がなく、乗降時においては乗降性を飛躍的
に向上させることができる。
【0047】シート1に対する左右方向への横力は、前
後トーションバー11,13がフロアー15側に対して
これを支えることにより剛性が向上し、この点からも乗
車性、乗降性の改善を図ることができる。
後トーションバー11,13がフロアー15側に対して
これを支えることにより剛性が向上し、この点からも乗
車性、乗降性の改善を図ることができる。
【0048】なお、前後トーションバー11,13及び
前後ばね部材27,29はシートクッション5の前後に
配置するものに限らず、左右或いは前後左右に配置する
構成とすることもできる。特に左右側に配置した場合に
は上記と同様なメカニズムによってシート1のピッチン
グ剛性及び前後剛性を向上させることができ、急ブレー
キ或いは急発進時等におけるシート1の安定化を図り、
乗り心地の違和感を無くして乗り心地を向上させること
ができる。
前後ばね部材27,29はシートクッション5の前後に
配置するものに限らず、左右或いは前後左右に配置する
構成とすることもできる。特に左右側に配置した場合に
は上記と同様なメカニズムによってシート1のピッチン
グ剛性及び前後剛性を向上させることができ、急ブレー
キ或いは急発進時等におけるシート1の安定化を図り、
乗り心地の違和感を無くして乗り心地を向上させること
ができる。
【0049】図6は、変形例を示しており、上記実施例
の連結プレート45を大型にしたものである。これによ
って左右トーションバー部39,41のトーション部3
9a,41aを短くし、前後トーションバー11,13
の捩り剛性を向上させることができる。これによって前
記偏り荷重に対してもより傾きなくシートクッション5
を偏位させることができる。
の連結プレート45を大型にしたものである。これによ
って左右トーションバー部39,41のトーション部3
9a,41aを短くし、前後トーションバー11,13
の捩り剛性を向上させることができる。これによって前
記偏り荷重に対してもより傾きなくシートクッション5
を偏位させることができる。
【0050】図7は、この発明の第2実施例を示してい
る。
る。
【0051】この実施例は前後トーションバー11,1
3と、前後ばね部材27,29とをリンク53a,53
bで連係させたものである。すなわち左右トーションバ
ー部39,41の左右の連結アーム39d,41dには
左右の結合端39e,41eが設けられている。又、前
記前左右ばね部材47,49の左右の連係アーム47
c,49cは前記左右の連結アーム39d,41dと略
平行に形成され、その端部に左右の結合端47d,47
dが設けられている。そして左右の結合端39e,41
eと左右の結合端47d,49dとがリンク53によっ
て結合されている。これによって前後トーションバー1
1,13と前後ばね部材27,29とがリンク53a,
53bを介し連係して作動するのである。
3と、前後ばね部材27,29とをリンク53a,53
bで連係させたものである。すなわち左右トーションバ
ー部39,41の左右の連結アーム39d,41dには
左右の結合端39e,41eが設けられている。又、前
記前左右ばね部材47,49の左右の連係アーム47
c,49cは前記左右の連結アーム39d,41dと略
平行に形成され、その端部に左右の結合端47d,47
dが設けられている。そして左右の結合端39e,41
eと左右の結合端47d,49dとがリンク53によっ
て結合されている。これによって前後トーションバー1
1,13と前後ばね部材27,29とがリンク53a,
53bを介し連係して作動するのである。
【0052】従って、この実施例でも上記同様の作用効
果を奏する他、リンク53a,53bで連係させるため
連係を確実に行なわせることができる。又、図7(b) の
ように、前左右ばね部材47,49を上下にオフセット
して取り付けることもできる。従って、レイアウトの自
由度が飛躍的に向上する。
果を奏する他、リンク53a,53bで連係させるため
連係を確実に行なわせることができる。又、図7(b) の
ように、前左右ばね部材47,49を上下にオフセット
して取り付けることもできる。従って、レイアウトの自
由度が飛躍的に向上する。
【0053】図8は、第3実施例を示している。この実
施例では前後のばね部材をトーションバー型ではなく、
コイルスプリング55a,55bとしたものである。コ
イルスプリング55a,55bの一端は、左右の結合端
39e,41eに結合され、他端はクッションパン21
側の左右ばね受け57a,57bに結合されている。従
って、左右のコイルスプリング55a,55bの弾性反
力が左右トーションバー部39,41に直列に付勢力と
して働き、上記同様の作用効果を奏することができる。
又、ばね部材として左右のコイルスプリング55a,5
5bを用いることによってレイアウトの自由度を向上さ
せることができ、且つ軽量化を図ること等も可能であ
る。
施例では前後のばね部材をトーションバー型ではなく、
コイルスプリング55a,55bとしたものである。コ
イルスプリング55a,55bの一端は、左右の結合端
39e,41eに結合され、他端はクッションパン21
側の左右ばね受け57a,57bに結合されている。従
って、左右のコイルスプリング55a,55bの弾性反
力が左右トーションバー部39,41に直列に付勢力と
して働き、上記同様の作用効果を奏することができる。
又、ばね部材として左右のコイルスプリング55a,5
5bを用いることによってレイアウトの自由度を向上さ
せることができ、且つ軽量化を図ること等も可能であ
る。
【0054】図9,図10は、第4実施例を示してい
る。この実施例では第1の歯車59と第2の歯車61と
でトーションバーとばね部材との連係を行なっている。
すなわち、前後ばね部材27,29は前左右ばね部材4
7,49が一体に構成され、第1の歯車59がその中間
に固定されている。従って、第1の歯車59は前後ばね
部材27,29の連係アームを構成している。
る。この実施例では第1の歯車59と第2の歯車61と
でトーションバーとばね部材との連係を行なっている。
すなわち、前後ばね部材27,29は前左右ばね部材4
7,49が一体に構成され、第1の歯車59がその中間
に固定されている。従って、第1の歯車59は前後ばね
部材27,29の連係アームを構成している。
【0055】又、前後トーションバー11,13の左右
トーションバー部39,41も左右一体に構成され、そ
の中間に第2の歯車61が固定されている。従って、左
右トーションバー部39,41の連結アームが第2の歯
車61で構成されている。
トーションバー部39,41も左右一体に構成され、そ
の中間に第2の歯車61が固定されている。従って、左
右トーションバー部39,41の連結アームが第2の歯
車61で構成されている。
【0056】そして、第1の歯車59と第2の歯車61
とは互いに噛合している。
とは互いに噛合している。
【0057】なお、前左右ばね部材47,49の左右の
固定アーム47b,49bは左右トーションバー部3
9,41に対して反対側に向けられている。
固定アーム47b,49bは左右トーションバー部3
9,41に対して反対側に向けられている。
【0058】そして、左右のトーション部39a,41
aの捩り力が第2の歯車61から第1の歯車59へ伝達
され、左右のトーションばね部47a,49aに入力さ
れる。従って、左右のトーションばね部47a,49a
は弾性反力を生じることができ、上記同様の作用効果を
奏することができる。また、前後トーションバー11,
13と、前後ばね部材27,29との剛性配分は第1,
第2の歯車59,61の歯数比によって調整することも
可能である。
aの捩り力が第2の歯車61から第1の歯車59へ伝達
され、左右のトーションばね部47a,49aに入力さ
れる。従って、左右のトーションばね部47a,49a
は弾性反力を生じることができ、上記同様の作用効果を
奏することができる。また、前後トーションバー11,
13と、前後ばね部材27,29との剛性配分は第1,
第2の歯車59,61の歯数比によって調整することも
可能である。
【0059】なお、この実施例では第1,第2の歯車5
9,61として全周に渡る歯を持つ歯車を用いている
が、実際には前後トーションバー11,13、前後ばね
部材27,29の回転範囲にのみ歯を設けらればよいた
め、第1,第2の歯車59,61を前後トーションバー
11,13、前後ばね部材27,29に後から嵌め込む
構造にすることも可能である。
9,61として全周に渡る歯を持つ歯車を用いている
が、実際には前後トーションバー11,13、前後ばね
部材27,29の回転範囲にのみ歯を設けらればよいた
め、第1,第2の歯車59,61を前後トーションバー
11,13、前後ばね部材27,29に後から嵌め込む
構造にすることも可能である。
【0060】なお、前後ばね部材27,29としてはト
ーションバー、コイルばねの他、板ばね等を用いること
もこともできる。また、トーションバー等は、ピッチン
グを規制するようにシートの左右両側に配置することも
できる。
ーションバー、コイルばねの他、板ばね等を用いること
もこともできる。また、トーションバー等は、ピッチン
グを規制するようにシートの左右両側に配置することも
できる。
【0061】
【発明の効果】以上より明らかように請求項1の発明に
よれば、上下方向の剛性をより低くでき、クッション性
を飛躍的に向上させることができる。
よれば、上下方向の剛性をより低くでき、クッション性
を飛躍的に向上させることができる。
【0062】請求項2の発明によれば、トーションバー
がシート幅方向に対称的に設けられているためシートの
ローリング剛性、横剛性、あるいはピッチング剛性、前
後剛性を高めつつクッション性を向上させることができ
る。
がシート幅方向に対称的に設けられているためシートの
ローリング剛性、横剛性、あるいはピッチング剛性、前
後剛性を高めつつクッション性を向上させることができ
る。
【0063】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加えて両トーションバーの荷重伝達を確実に行なわ
せることができ、上記効果を確実に発揮させることが可
能となる。
果に加えて両トーションバーの荷重伝達を確実に行なわ
せることができ、上記効果を確実に発揮させることが可
能となる。
【0064】請求項4の発明では、請求項1、又は請求
項2、又は請求項3の発明の効果に加えてばね部材がト
ーションバー型で構成され、限られたスペースで弾性反
力を効果的に発揮させることができる。また、トーショ
ンバーとばね部材との剛性配分を線形比によって調整す
ることが可能である。
項2、又は請求項3の発明の効果に加えてばね部材がト
ーションバー型で構成され、限られたスペースで弾性反
力を効果的に発揮させることができる。また、トーショ
ンバーとばね部材との剛性配分を線形比によって調整す
ることが可能である。
【0065】請求項5の発明では請求項4の発明の効果
に加えて、力の伝達を連係アームと連結アームとにより
確実に行なうことができる。
に加えて、力の伝達を連係アームと連結アームとにより
確実に行なうことができる。
【0066】請求項6の発明では、請求項5の発明の効
果に加えて、ばね付勢力をリンクにより確実に伝達する
ことができ、又、レイアウトの自由度を向上させること
ができる。
果に加えて、ばね付勢力をリンクにより確実に伝達する
ことができ、又、レイアウトの自由度を向上させること
ができる。
【0067】請求項7の発明では、請求項5の発明の効
果に加えて、トーションバーとばね部材との剛性配分を
歯数比によって調整することが可能である。
果に加えて、トーションバーとばね部材との剛性配分を
歯数比によって調整することが可能である。
【図1】この発明の第1実施例に係る側面図である。
【図2】シートバック及びクッションパッドを取外した
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図3】要部の拡大斜視図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】変形例に係る要部の斜視図である。
【図7】第2実施例に係り、(a) は要部の斜視図、(b)
はレイアウトを変更した要部の側面図である。
はレイアウトを変更した要部の側面図である。
【図8】第3実施例に係る要部の斜視図である。
【図9】第4実施例に係り、(a) は要部の斜視図、(b)
は作用説明図である。
は作用説明図である。
【図10】従来例に係る斜視図である。
1 シート 3 シートバック 5 シートクッション 11 前トーションバー(トーションバー) 13 後トーションバー(トーションバー) 15 フロア 27 前ばね部材(ばね部材) 29 後ばね部材(ばね部材) 39d 連結アーム 41d 連結アーム 47c 連係アーム 49c 連係アーム 51 第1の歯車 61 第2の歯車
Claims (7)
- 【請求項1】 シートバックとシートクッションとを備
え、 前記シートクッションをトーションバーを介してフロア
側に弾性支持するシートであって、 前記トーションバーは、その中間部が前記フロア側に回
転自在に支持され、当該トーションバーの一端側が前記
シートクッションを支持し、且つ他端側と前記フロア側
との間に、トーションバーに直列に付勢力を付与するば
ね部材を介設したことを特徴とするシート。 - 【請求項2】 請求項1記載のシートであって、 前記トーションバーを、その他端側が隣接するようにシ
ート幅方向又は前後方向に対称的に設け、 前記トーションバーの他端側を一体的に連結したことを
特徴とするシート。 - 【請求項3】 請求項2記載のシートであって、 前記両トーションバーの隣接する他端を、両他端に渡る
部材で連結したことを特徴とするシート。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2、又は請求項3記
載のシートであって、 前記ばね部材は、前記トーションバーの他端側に連係す
るトーションバー型であることを特徴とするシート。 - 【請求項5】請求項4記載のシートであって、前記トー
ションバーは他端側に連結アームを有し、前記ばね部材
は連係アームを有し、前記連結アームと前記連係アーム
とが連係して力を伝達することを特徴とするシート。 - 【請求項6】 請求項5記載のシートであって、 前記ばね部材の連係アームを、前記トーションバーの連
結アームにリンクにより結合して前記連係を行なうこと
を特徴とするシート。 - 【請求項7】 請求項5記載のシートであって、 前記ばね部材の連係アームを第1の歯車で構成し、前記
トーションバーの他端側に前記連結アームとなる第2の
歯車を設け、前記第1の歯車と第2の歯車とを噛み合わ
せて前記連係を行なうことを特徴とするシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30887093A JPH07155236A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30887093A JPH07155236A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155236A true JPH07155236A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17986258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30887093A Pending JPH07155236A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07155236A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015178238A1 (ja) * | 2014-05-20 | 2015-11-26 | 株式会社デルタツーリング | 座席用クッション部材支持機構及び座席構造 |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP30887093A patent/JPH07155236A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015178238A1 (ja) * | 2014-05-20 | 2015-11-26 | 株式会社デルタツーリング | 座席用クッション部材支持機構及び座席構造 |
JP2015217232A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 株式会社デルタツーリング | 座席用クッション部材支持機構及び座席構造 |
CN106413480A (zh) * | 2014-05-20 | 2017-02-15 | 株式会社三角工具加工 | 座位用座垫构件支承机构以及座位结构 |
US10130183B2 (en) | 2014-05-20 | 2018-11-20 | Delta Tooling Co., Ltd. | Seat cushioning member support mechanism and seat structure |
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