JPH0715505Y2 - 電動式カーテン類開閉装置 - Google Patents

電動式カーテン類開閉装置

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JPH0715505Y2
JPH0715505Y2 JP5008292U JP5008292U JPH0715505Y2 JP H0715505 Y2 JPH0715505 Y2 JP H0715505Y2 JP 5008292 U JP5008292 U JP 5008292U JP 5008292 U JP5008292 U JP 5008292U JP H0715505 Y2 JPH0715505 Y2 JP H0715505Y2
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煕 木村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駆動用モータの駆動に
より動力伝達条材のギヤードケーブル、ワイヤ、あるい
はタイミングベルト等を介して、カーテン類を開閉移動
させる電動式カーテン類開閉装置の改良に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般に電動式カーテン類開閉装置で
は、動力伝達条材に例えばエンドレスなワイヤやタイミ
ングベルトを用いたものが多い。これらは、動力伝達条
材をカーテンレールの一側部の駆動用モータで回転する
駆動用プーリまたは駆動用歯付きプーリと、他側部の従
動用プーリとの間に巻き掛けて、循環移動させることで
カーテン類を開閉している。
【0003】また近時は、動力伝達条材にギヤードケー
ブルを用いた電動式カーテン類開閉装置が増えつつあ
る。これは該ギヤードケーブルが、湾曲したカーテンレ
ール内でも移動可能であるとともに、押しても引いても
駆動させることができる、という特徴をもつことによ
る。この電動式カーテン類開閉装置は、例えば本件と同
一出願人の出願に係る実開平3−105378号公報に
記載の如く、キヤードケーブルをエンドレスではなく自
由端にし、カーテンレールの一側部で反転するようにし
て、レールの一側部に設けた駆動用モータで回転する駆
動用歯車に噛合させてあり、その摺動でカーテン類を開
閉させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の動力
伝達条材としてワイヤやタイミングベルトをプーリに巻
き掛けたものは、駆動用プーリまたは駆動用歯付きプー
リで引っ張られる側では大きな駆動力が得られるもの
の、反転してリターン側にきた際には、そのプーリで押
されることによる駆動力は殆ど生じない。
【0005】他方、上記の動力伝達条材にギヤードケー
ブルを用いたものは、駆動用歯車で引かれる際に特に大
きな駆動力を得られるとともに、反転してリターン側へ
きた際にも、上記駆動用歯車で押されることでかなりの
駆動力が生じている。しかしギヤードケーブルは、カー
テンレールの細いケーブル通過孔内を摺動するため、非
常に大きい摩擦抵抗を受けることになり、特に反転した
リターン側で駆動用歯車にて押される状態での駆動力の
低下が目立った。
【0006】ギヤードケーブルにおける上記の駆動力の
低下は、長いレールやレールを湾曲させて用いる場合に
特に顕著であり、カーテン類の開または閉のいずれかの
方向への移動が難しかった。そのため、従来は駆動用モ
ータを大型化させたり、レールやランナもそれに対応し
たものを用いることが考えられたが、カーテン類開閉装
置全体が大型化・重量化するとともに、大幅なコストア
ップになり、また外観上も体裁が悪くなる、等の問題点
があった。
【0007】本考案は上記従来の電動式カーテン類開閉
装置がもつ問題点を解決しようとするものである。即ち
本考案の目的は、動力伝達条材としてギヤードケーブル
等を用いる電動式カーテン類開閉装置において、2台以
上の同一種類の駆動用モータを上手く効果的に用いるこ
とにより、駆動能力を飛躍的に向上させて、駆動用モー
タを大型化せずとも常に大きな駆動力が得られるように
し、動力伝達条材の移動方向に関係なく、またレールが
長くても湾曲していても、スムーズにカーテン類を開閉
移動できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る電動式カー
テン類開閉装置の第1は、動力伝達条材としてギヤード
ケーブル3を用いる電動式カーテン類開閉装置におい
て、カーテンレール1の一側部に2台以上の同一種類の
駆動用モータ2,2を並設し、該各駆動用モータ2,2
で回転する各駆動用歯車4,4に、両端部が自由端のギ
ヤードケーブル3を噛合させてなるものである(図1参
照)。
【0009】本考案に係る電動式カーテン類開閉装置の
第2は、動力伝達条材としてギヤードケーブル3を用い
る電動式カーテン類開閉装置において、カーテンレール
1の一側部に2台以上の同一種類の駆動用モータ2,2
を並設し、該各駆動用モータ2,2で回転する各駆動用
歯車4,4に、ギヤードケーブル3をエンドレスにして
噛合させてなるものである(図2参照)。
【0010】本考案に係る電動式カーテン類開閉装置の
第3は、動力伝達条材としてギヤードケーブル3を用い
る電動式カーテン類開閉装置において、カーテンレール
1の両側部に各1台以上の同一種類の駆動用モータ2,
2を設け、該各駆動用モータ2,2で回転する各駆動用
歯車4,4に、ギヤードケーブル3をエンドレスにして
噛合させてなるものである。
【0011】本考案に係る電動式カーテン類開閉装置の
第4は、動力伝達条材としてワイヤ5を用いる電動式カ
ーテン類開閉装置において、カーテンレール1の両側部
に各1台以上の同一種類の駆動用モータ2,2を設け、
該各駆動用モータ2,2で回転する各駆動用プーリ6,
6に、上記ワイヤ5を巻き掛けてなるものである(図4
参照)。
【0012】本考案に係る電動式カーテン類開閉装置の
第5は、動力伝達条材としてタイミングベルト7を用い
る電動式カーテン類開閉装置において、カーテンレール
1の一側部に2台以上の同一種類の駆動用モータ2,2
を並設し、該各駆動用モータ2,2で回転する各駆動用
歯付きプーリ8,8に、上記タイミングベルト7を噛合
させてなるものである(図5参照)。
【0013】本考案に係る電動式カーテン類開閉装置の
第6は、動力伝達条材としてタイミングベルト7を用い
る電動式カーテン類開閉装置において、カーテンレール
1の両側部に各1台以上の同一種類の駆動用モータ2,
2を各々設け、該各駆動用モータ2,2で回転する各駆
動用歯付きプーリ8,8に、上記タイミングベルト7を
巻き掛け噛合させてなるものである(図4と類似するた
め図示略)。
【0014】上記構成において、駆動用モータ2,2は
同一種類の標準品を用いればよく、その台数は2台以上
とする。図において、9はカーテン類、10は先頭車、
11はランナ、12,13は反転用ガイド部、14はテ
ンションローラを各々示す。
【0015】
【作用】本考案に係る上記電動式カーテン類開閉装置に
よれば、各動力伝達条材の移動方向に関係なく、またレ
ールが長いものであっても湾曲していても、動力伝達条
材には常に大きな駆動力が生じており、カーテン類の開
閉移動をスムーズに行える。
【0016】a)上記第1の本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、動力伝達条材として両端部が自由端
のギヤードケーブル3を、カーテンレール1の一側部に
並設した2台以上の駆動用モータ2,2で各々回転する
2個以上の各駆動用歯車4,4に噛合させてある(図1
参照)。
【0017】そのため、上記ギヤードケーブル3はレー
ル1の一側部において、反転する前には2台以上の駆動
用モータ2,2で各々回転する各駆動用歯車8,8によ
り、強い引っ張り力を受けており、またこの側部の反転
用ガイド部12で反転したリターン側では、同じ上記2
台以上の駆動用モータ2,2で各々回転する各駆動用歯
車8,8により、強い押圧力が作用することになる。
【0018】これを例えば図1について見ると、閉じら
れているカーテン類9を開く場合には、カーテンレール
1の下段にあるギヤードケーブル3が、同図で左方向へ
移動して、反転用ガイド部12で反転したリターン側で
はレール1の上段を右方向へ移動することになる。そし
て、該ギヤードケーブル3がレール1の下段を左方向へ
移動する際には、レール1の一側部に並設した2台の駆
動用モータ2,2で各々回転する各駆動用歯車4,4に
よる強い引っ張り力を受けて移動している。また反転用
ガイド部12で反転したリターン側でレール1の上段を
右方向へ移動する際には、上記と同じ2個の駆動用歯車
4,4による強い押圧力を受けて移動している。このこ
とは、カーテン類9を閉じる際にギヤードケーブル3が
逆方向へ移動する場合にも同様である。
【0019】即ち、この自由端のギヤードケーブル3
が、カーテンレール1の一側端部で反転しながら移動す
る際には、いずれの方向へ移動時であっても、各々2台
以上の駆動用モータ2,2で回転する各駆動用歯車4,
4により、強い引っ張り力と押圧力とを同時に受けて移
動していることになる。したがって、該ギヤードケーブ
ル3は全体として極めて大きな駆動力を得ており、その
移動方向とは関係なく、また長いレールや湾曲したレー
ルで摩擦抵抗が大きくとも、カーテン類の開閉をスムー
ズに行える。
【0020】b)上記第2の本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、動力伝達条材のギヤードケーブル3
をエンドレスにして、カーテンレール1の一側部に並設
した2台以上の同一種類の駆動用モータ2,2で回転す
る2個以上の各駆動用歯車4,4に噛合させてある(図
2参照)。なお、該エンドレスのギヤードケーブル3
は、レール1の他端部に設けた反転用ガイド部13でも
反転して、レール1の上段と下段とのケーブル通過孔内
を循環移動可能としてある。
【0021】そのため該ギヤードケーブル3には、上記
第1の考案と同様に、レール1の一側部において、反転
する前には2台以上の駆動用モータ2,2で各々回転す
る各駆動用歯車4,4により強い引っ張り力を受けてお
り、またその側の反転用ガイド部12で反転したリター
ン側では、同じ上記2台以上の駆動用モータ2,2で各
々回転する各駆動用歯車4,4により、強い押圧力も作
用している。
【0022】なお、このギヤードケーブル5がエンドレ
スであるため、レール1の一側部の反転用ガイド部12
で反転して循環移動しているため、上記の引っ張り力が
加わっている際に、間接的であるがレール1の他側部で
の駆動用モータ2と駆動用歯車4による押圧力も作用し
ており、また押圧力が加わっている際には間接的である
が引っ張り力も作用している。
【0023】したがって、該ギヤードケーブル3も、全
体として極めて大きな駆動力を得ており、その移動方向
とは関係なく、また長いレールや湾曲したレールで摩擦
抵抗が大きくとも、カーテン類の開閉を常に大きな駆動
力で行える。
【0024】c)上記第3の本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、動力伝達条材のギヤードケーブル3
をエンドレスにして、カーテンレール1両側部に各1台
以上を設けた駆動用モータ2,2で回転する各駆動用歯
車4,4に、噛合させてある(図3参照)。なお、この
エンドレスにしたギヤードケーブル3も、レール1の他
端部に設けた反転用ガイド部13で反転して、レール1
の上段と下段とのケーブル通過孔内を循環移動可能とし
てある。
【0025】そのため、該ギヤードケーブル3は、レー
ル1の一側部において反転する前には、その側の駆動用
モータ2で回転する駆動用歯車4で強い引っ張り力を受
けるとともに、反転用ガイド部12で反転したリターン
側では、同じ上記駆動用モータ2で回転する駆動用歯車
4による強い押圧力も受けている。同時に該ギヤードケ
ーブル3は、レール1の他側部において反転する前に
は、その側の駆動用モータ2で回転する駆動用歯車4に
よる強い引っ張り力を受けるとともに、その側の反転用
ガイド部13で反転したリターン側では、同じ上記駆動
用モータ2で回転する駆動用歯車4による強い押圧力も
受けている。
【0026】したがって、このギヤードケーブル3に
は、レール1の一側部で駆動用モータ2と駆動用歯車4
により引っ張り力と押圧力が加わっている際に、同時に
他側部の駆動用モータ2と駆動用歯車4による押圧力と
引っ張り力が作用しており、またレール1の他側部で駆
動用モータ2と駆動用歯車4により引っ張り力と押圧力
が加わっている際にも、同時にレール1の一側部の駆動
用モータ2と駆動用歯車4による押圧力と引っ張り力が
作用している。なおこの引っ張り力と押圧力は、一側部
の駆動用モータ2と駆動用歯車4から離れた位置になる
に連れて、他側部の駆動用モータ2と駆動用歯車4によ
る力が増大する。
【0027】つまり、該ギヤードケーブル1には、レー
ル1両側部の各駆動用モータ2,2と各駆動用歯車4,
4による引っ張り力と押圧力とが言わば相乗的に作用し
ており、全体として極めて大きな駆動力を得ているの
で、レール1のどの位置にあっても、該ギヤードケーブ
ル3は常に強力でほぼ等しくい駆動力によって、カーテ
ン類9を開閉移動する。
【0028】d)上記第4の本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、カーテンレール1の両側部に各1台
以上の駆動用モータ2,2を設け、該各モータ2,2で
回転する各駆動用プーリ6,6に、動力伝達条材のエン
ドレスなワイヤ5を巻き掛けてある(図4参照)。その
ため該ワイヤ5は、レール1の一側部の駆動用モータ2
で回転する駆動用プーリ6で引っ張られた後、リターン
側へくると直ちにレール1他側部の駆動用モータ2で回
転する駆動用プーリ6による引っ張り力を受けることに
なる。
【0029】したがってこのワイヤ3も、その移動方向
とは関係なしに、常にいずれかの側の駆動用モータ2,
2の駆動用プーリ6,6により引っ張り力を受けてい
る。またレール1の一側部の駆動用プーリ6から離れる
につれて、他側部の駆動用モータ2の駆動用プーリ6に
よる引っ張り力を強く受けることになるので、該ワイヤ
5は常に強い駆動力でカーテン類9を開閉移動する。
【0030】e)上記第5の本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、動力伝達条材のエンドレスなタイミ
ングベルト7を、カーテンレール1の一側部に並設した
2台以上の駆動用モータ2,2で回転する2台以上の各
駆動用歯付きプーリ8,8に噛合させてある。そのため
このタイミングベルト7は、レール1の一側部におい
て、2台以上の駆動用モータ2,2で回転する2個以上
の各駆動用歯車8,8による強い引っ張り力を受ける。
【0031】したがって、このタイミングベルト4も、
その移動方向に関係なく常に2台の駆動用歯付きプーリ
7,7による強い引っ張り力によって、強い駆動力でカ
ーテン類9を開閉移動する。
【0032】f)上記第6の本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、カーテンレール1の両側部の各1台
以上の駆動用モータ2,2で回転する各駆動用歯付きプ
ーリ8,8に、動力伝達条材のエンドレスなタイミング
ベルト7を巻き掛けてある。そのため該タイミングベル
ト7は、上記第4のワイヤの場合と同様に、レール1の
一側部の駆動用モータ2で回転する駆動用歯付きプーリ
8で引っ張られた後、反転してリターン側へくると、直
ちにレール1他側部の駆動用モータ2で回転する駆動用
歯付きプーリ8による引っ張り力を受けることになる。
【0033】したがって該タイミングベルト7も、その
移動方向に関係なく常にいずれかの側の駆動用歯付きプ
ーリ8,8による引っ張り力を受けており、また一側部
の駆動用歯付きプーリ8から離れるにつれて、他側部の
駆動用歯付きプーリ8による強い引っ張り力を受ける。
該タイミングベルト7も、常に強い駆動力でカーテン類
9を開閉移動することになる。
【0034】
【実施例】図1は、上記第1の本考案に係る電動式カー
テン類開閉装置の実施例を示しており、動力伝達条材と
して自由端のギヤードケーブル3を用いるもので、カー
テンレール1の一側部に2台の同一種類の駆動用モータ
2,2を並設し、該各駆動用モータ2,2で回転する2
個の各駆動用歯車4,4に、上記ギヤードケーブル3を
噛合させてある。
【0035】図2は、上記第2の本考案に係る電動式カ
ーテン類開閉装置の実施例を示しており、動力伝達条材
としてのギヤードケーブル3をエンドレスにして用いる
もので、カーテンレール1の一側部に2台の同一種類の
駆動用モータ2,2を並設して、該各駆動用モータ2,
2で回転する2個の各駆動用歯車4,4に、上記エンド
レスにしたギヤードケーブル3を噛合させてある。レー
ル1の他側部にも、ギヤードケーブル3を反転させ循環
移動させるための反転用ガイド部13を設けてある。
【0036】図3は、上記第3の本考案に係る電動式カ
ーテン類開閉装置の実施例を示しており、動力伝達条材
としてのギヤードケーブル3をエンドレスにして用いる
もので、カーテンレール1両側部に各1台の同一種類の
駆動用モータ2,2を各々設け、該各駆動用モータ2,
2で回転する各1個の駆動用歯車4,4に、上記エンド
レスにしたギヤードケーブル3を噛合させてある。ここ
でのレール1の他側部にも、ギヤードケーブル3を反転
させ循環移動させるため反転用ガイド部13を設けてあ
る。
【0037】図4は、上記第4の本考案に係る電動式カ
ーテン類開閉装置の実施例を示しており、動力伝達条材
としてエンドレスなワイヤ5を用いるもので、カーテン
レール1の両側部に各1台の同一種類の駆動用モータ
2,2を各々設け、該各駆動用モータ2,2で回転する
各1個の駆動用プーリ6,6に、上記ワイヤ5を巻き掛
けてある。
【0038】図5は、上記第5の本考案に係る電動式カ
ーテン類開閉装置の実施例を示しており、動力伝達条材
としてエンドレスなタイミングベルト7を用いるもの
で、カーテンレール1の一側部に2台の同一種類の駆動
用モータ2,2を並設し、該各駆動用モータ2,2で回
転する2個の各駆動用歯付きプーリ8,8に、上記タイ
ミングベルト7を各々噛合させてある。
【0039】なお、図1・図2・図3・図4において図
示は省略したが、ギヤードケーブル3・ワイヤ5・タイ
ミングベルト7を、駆動用歯車4・駆動用プーリ6・駆
動用歯付プーリ8へ各々押圧させるため、図5で示すよ
うなテンションローラ14やテンションガイド部を設け
てある。上記各図示例はカーテンレール1を直線状に用
いたものを示しているが、水平状またはアーチ状に湾曲
させて用いてもよいことは勿論である。また上記各図示
例は、片開き式にカーテン類9を開閉するものである
が、両開き式としてもよいことは言うまでもない。
【0040】
【考案の効果】以上で明らかな如く、本考案に係る電動
式カーテン類開閉装置によれば、複数台の同一種類の駆
動用モータを効果的に用いることにより、駆動能力を飛
躍的に向上させ、駆動用モータを大型化せずとも常に大
きな駆動力が得ることができ、動力伝達条材の移動方向
に関係なく、またレールが長くても湾曲していても、カ
ーテン類をスムーズに開閉移動させることができる。
【0041】即ち、従来の電動式カーテン類開閉装置で
は、動力伝達条材のワイヤ、タイミングベルト、ギヤー
ドケーブル等は、駆動用プーリ、駆動用歯付きプーリ、
駆動用歯車等で各々引っ張られる側では大きな駆動力が
得られるが、反転してリターン側にくると駆動力が殆ど
生じないか、または著しく低下した。他面、長いカーテ
ンレールや湾曲したレールでは、移動する動力伝達条材
に対して非常に大きな摩擦抵抗が加わる。そのため、特
に長いカーテンレールや湾曲したレールを用いたもので
は、動力伝達条材の駆動力が著しく低下してしまい、駆
動モータを大型化しないとカーテン類を開閉移動できな
かった。
【0042】これに対して、本考案に係る電動式カーテ
ン類開閉装置では、レールの両側部に各1台以上の駆動
用モータと駆動用歯車等を設けるか、あるいはレールの
一側部に2台以上の駆動用モータと駆動用歯車等を並設
することにより、動力伝達条材のギヤードケーブル等に
与えられる全体としての駆動力を、単に駆動用モータの
台数が増えることによる加算的な増加ではなく、言わば
相乗的に増大させることができている。
【0043】そのため、本考案に係る電動式カーテン類
開閉装置では、動力伝達条材がその移動方向とは関係な
く常に強い駆動力を有することになり、レールが長くて
も湾曲していても、常に強力な駆動力でカーテン類を開
閉移動することができる。
【0044】また、単に同一種類の標準品としての駆動
用モータを2台以上用いるだけでよいので、従来と異な
り駆動用モータの大型化やそれ用のレールやランナが不
要であり、電動式カーテン類開閉装置が大型化・重量化
せず、しかもコストダウンを図れるとともに外観的にも
優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力伝達条材にギヤードケーブルを用いた本考
案に係る電動式カーテン類開閉装置の実施例の正面図で
ある。
【図2】動力伝達条材にギヤードケーブルを用いた本考
案に係る電動式カーテン類開閉装置の他の実施例の正面
図である。
【図3】動力伝達条材にギヤードワイヤを用いた本考案
に係る電動式カーテン類開閉装置のさらに別の実施例の
正面図である。
【図4】動力伝達条材にワイヤを用いた本考案に係る電
動式カーテン類開閉装置の実施例の一部切り欠き正面図
である。
【図5】動力伝達条材にタイミングベルトを用いた本考
案に係る電動式カーテン類開閉装置の実施例の一部切り
欠き正面図である。
【符号の説明】
1−カーテンレール 2−駆動用モ
ータ 3−ギヤードケーブル 4−駆動用歯
車 5−ワイヤ 6−駆動用プ
ーリ 7−タイミングベルト 8−駆動用歯
付きプーリ 9−カーテン類 10−先頭車 11−ランナ 12−反転用
ガイド部 13−反転用ガイド部 14−テンシ
ョンローラ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力伝達条材としてギヤードケーブル3を
    用いる電動式カーテン類開閉装置において、 カーテンレール1の一側部に2台以上の同一種類の駆動
    用モータ2,2を並設し、該各駆動用モータ2,2で回
    転する各駆動用歯車4,4に、両端部が自由端のギヤー
    ドケーブル3を噛合させてなる、電動式カーテン類開閉
    装置。
  2. 【請求項2】動力伝達条材としてギヤードケーブル3を
    用いる電動式カーテン類開閉装置において、 カーテンレール1の一側部に2台以上の同一種類の駆動
    用モータ2,2を並設し、該各駆動用モータ2,2で回
    転する各駆動用歯車4,4に、ギヤードケーブル3をエ
    ンドレスにして噛合させてなる、電動式カーテン類開閉
    装置。
  3. 【請求項3】動力伝達条材としてギヤードケーブル3を
    用いる電動式カーテン類開閉装置において、 カーテンレール1の両側部に各1台以上の同一種類の駆
    動用モータ2,2を設け、該各駆動用モータ2,2で回
    転する各駆動用歯車4,4に、ギヤードケーブル3をエ
    ンドレスにして噛合させてなる、電動式カーテン類開閉
    装置。
  4. 【請求項4】動力伝達条材としてワイヤ5を用いる電動
    式カーテン類開閉装置において、 カーテンレール1の両側部に各1台以上の同一種類の駆
    動用モータ2,2を設け、該各駆動用モータ2,2で回
    転する各駆動用プーリ6,6に、上記ワイヤ5を巻き掛
    けてなる、電動式カーテン類開閉装置。
  5. 【請求項5】動力伝達条材としてタイミングベルト7を
    用いる電動式カーテン類開閉装置において、 カーテンレール1の一側部に2台以上の同一種類の駆動
    用モータ2,2を並設し、該各駆動用モータ2,2で回
    転する各駆動用歯付きプーリ8,8に、上記タイミング
    ベルト7を噛合させてなる、電動式カーテン類開閉装
    置。
  6. 【請求項6】動力伝達条材としてタイミングベルト7を
    用いる電動式カーテン類開閉装置において、 カーテンレール1の両側部に各1台以上の同一種類の駆
    動用モータ2,2を各々設け、該各駆動用モータ2,2
    で回転する各駆動用歯付きプーリ8,8に、上記タイミ
    ングベルト7を巻き掛け噛合させてなる、電動式カーテ
    ン類開閉装置。
JP5008292U 1992-06-24 1992-06-24 電動式カーテン類開閉装置 Expired - Fee Related JPH0715505Y2 (ja)

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