JPH0715473Y2 - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JPH0715473Y2
JPH0715473Y2 JP1991023160U JP2316091U JPH0715473Y2 JP H0715473 Y2 JPH0715473 Y2 JP H0715473Y2 JP 1991023160 U JP1991023160 U JP 1991023160U JP 2316091 U JP2316091 U JP 2316091U JP H0715473 Y2 JPH0715473 Y2 JP H0715473Y2
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和明 中川
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、底板と、前後及び左右
の4側板とからなる収納箱の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、衣類や各種小物を収納する収納箱
においては、購入したユーザが部材を手で折り曲げたり
ドライバによりねじ止めするだけで、簡単に組み立てら
れるようにして市販されるものがある。例えば、本出願
人は、先に、実開平1−117239号公報にて、底板
1の一側を下方に屈曲させた脚部7から上方に延びる側
板6と間の折曲部4にその長手方向に沿って複数の孔5
を形成した収納箱B(図9参照)を提案している。
【0003】この収納箱は、側板と脚部との間に複数の
孔を形成したことにより、その部分を容易に折り曲げら
れるようにしているので、側板を脚部から上方に折り曲
げるだけで、底板に対して略垂直に側板を立設すること
ができ、組立て易いものとなっていた。しかも、折曲部
に形成された孔は底板と側板との境界ではなく、底板の
端部から下方に延設された脚部の下端に位置しているの
で、その折曲部に形成された孔によって収納箱の内部と
外部とが連通することがない。従って、収納物が孔から
外部にはみ出したり、又、収納物が孔に引っ掛かったり
することがなくなる共に、小虫等の異物の侵入を防止す
ることができるものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来例の収納箱では、収納箱の下角すなわち脚部の下端に
下向きの孔が切欠き状にあるため、収納箱を持ったとき
に、その孔に手を引っ掛けたり、また、収納箱を床や畳
の上等に置いたときには、その孔によって床面や畳表が
疵付けられることが懸念される。
【0005】また、孔が脚部の下端に位置しているた
め、側面からその孔が切欠き状に見え、外観を損ねるこ
ともあった。さらに、収納箱の内側から見た場合に底板
と側板との隙間からその孔が見えたり、その孔を介して
箱内に外部からの明りが洩れ込むこともあった。
【0006】本考案は、このような実情を考慮してなさ
れ、持ったときに手を引っ掛けたり、床や畳の上等に置
いたときに、床面や畳表を疵付けたりすることがなく、
しかも、内外観ともに良好で、箱内に外部から明りが洩
れ込みにくい組み立て易い収納箱を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、底板と、前後
及び左右の4側板とからなる収納箱にあって、前記課題
を解決するための手段を以下のように構成している。
【0008】すなわち、例えば図1および図4(A),
(B)、図6、図7に示すように、鋼板よりなる底板1
の少なくとも一側に、その側端より下部内方に向けて屈
曲させた屈設部2を設け、その屈設部2の端部から水平
又は下向きで、外方に折り曲げられる折り返し部3を連
設し、その屈設部2と折り返し部3との間の折曲部4に
は、その長手方向に沿って複数の孔5を形成し、その折
り返し部3の外端を屈曲させて、上方に延びる側板6を
連設形成している。
【0009】
【作用】上記構成によれば、屈設部2と折り返し部3と
の間の折曲部4にその長手方向に沿って複数の孔5を形
成したので、その折曲部4にて、側板6を折り返し部3
とともに、屈設部2から上方に手で折り曲げ、底板1に
対して側板6を略垂直に立設し〔図4(A)の二点鎖線
および図4(B)の実線参照〕、収納箱Bを容易に組み
立てることができる。組み立てられた状態では、各孔5
は底板1の側端よりも内側にあり、しかも、屈設部2と
折り返し部3との間の折り曲げられた折曲部4に位置し
ている。そのため、収納箱Bをから見た場合には〔図
4(B)参照〕、その孔5は底板1の端部からは見え
ず、また、外部からの明りがその孔5を介して箱内に洩
れ込みにくい。さらに、収納箱Bを外から見た場合に
も、その孔5は側板6の内側に位置しているため、見え
ることなく、収納箱Bの外観を損ねるようなこともな
い。そしてさらに、収納箱Bを持ったときには、その孔
5が直接手に触れる側板6の下端よりも内側に位置して
いるため、その孔5で手を引っ掛けることがなく、ま
た、収納箱Bを床や畳の上等に置いたときには、側板6
の下端が床面や畳表に当接し、各孔5はその側板6より
も内側にあるため、床面や畳表にその各孔5が直接当た
ることがないので床面や畳表が疵付けられることがな
い。
【0010】
【実施例】以下に本考案の収納箱をその実施例に基づい
て詳細に説明する。図3は、本考案に係る収納箱Bを4
個吊下げ係止によって出し入れ操作自在に構成した収納
庫11を示し、図において、12,12はパイプをコ字
状に曲げ加工してなるフレームで、上下方向中間高さ位
置に略水平方向に張設された仕切り板13と物品載置用
の上板14とがボルト締結により固定されている。尚、
図示してないが、仕切り板13と上板14の下面左右両
側と中央部に、フレーム12の上部に沿う前後方向の係
止レールが設けられ、その係止レールに案内されて収納
箱Bが前後方向に出し入れできるようになっている。
【0011】この収納箱Bの構成について説明すると、
収納箱Bが組み立てるられる前の状態では、図1に示す
ように、成形および穿孔加工が施された一枚板よりなる
展開部材Aとなっている。すなわち、底板1の左右側端
より下部内方に向けて屈曲された屈設部2が設けられ
〔図4(A)の実線および図4(B)の二点鎖線参
照〕、その屈設部2の端部から下向きで、外方に折り曲
げられる折り返し部3を連設し、その屈設部2と折り返
し部3との間の折曲部4には、その長手方向に沿って複
数の孔5を形成し、折り返し部3の外端を屈曲させて、
その折り返し部3とともに折り曲げられて組み立てられ
た状態では、略垂直に上方に延びる側板6〔図1および
図4(A)の二点鎖線、および図4(B)の実線参照〕
が、一体に連設形成されている。
【0012】このような展開部材Aを、組み立てるに
は、側板6を折り返し部3とともに、折曲部4に形成さ
れた孔5の部分で、屈設部2から上方に手で折り曲げる
ことにより、二点鎖線で示すように、底板1に対して側
板6を略垂直に立設し、しかる後に、両側板6,6の前
後に、別体に形成された前側板8と後側板9とを取り付
ければよい。つまり、側板6を折り返し部3とともに、
折り曲げるだけで、上述したような展開部材Aから両側
板6を立設させることができる。従って、図2および図
3に示すような収納箱Bの組立て作業が極めて容易なも
のとなる。
【0013】そして、収納箱Bが組み立てられた状態
〔図4(B)参照〕では、各孔5は底板1の端部よりも
内側にあり、しかも、直接床や畳表と当接することのな
い屈設部2と折り返し部3との間の折り曲げられた折曲
部4に位置している。そのため、収納箱Bをから見た
場合には、その孔5は底板1の端部からは見えず、ま
た、外部からの明りがその孔5を介して箱内に洩れ込み
にくい。さらに、収納箱Bを外から見た場合にも、その
孔5は側板6の内側に位置しているため、見えることが
なく、収納箱Bの外観を損ねるようなこともない。そし
てさらに、収納箱Bを持ったときには、その孔5が直接
手に触れる側板6の下端よりも内側に位置しているた
め、その孔5で手を引っ掛けることがなく、また、収納
箱Bを床や畳の上等に置いたときには、側板6の下端が
床面や畳表に当接し、各孔5はその側板6よりも内側に
あるため、その各孔5が直接床面や畳表に当たることが
ないので床面や畳表が疵付けられることがない。
【0014】構成等について、さらに詳述すると、展開
部材A(図1参照)は、展開状態では、底板1と左右側
板6,6とは、内側下方に傾斜した屈設部2とそれに連
設される折り返し部3とを介して段違いに同一方向に展
開される一枚板により構成され、例えば厚さ0.2〜
0.8mm程度のカラー鋼板が採用される。そして、組
立てられた状態〔図4(A),(B)参照〕では、底板
1の側端より下部内方に向けて屈曲されて屈設部2と外
方に折り曲げられた折り返し部3とが、2〜3cm程度
の高さを有する脚部7,7を形成している。
【0015】その屈設部2と折り返し部3との間に設け
られる折曲部4(図1にては一方のみ図示)には、拡大
して図示するように、その長手方向に適宜の幅(1〜2
mm程度)と長さ(10mm程度)とを有する孔5を複
数個適宜の間隔(4〜5mm程度)で開設し、その部分
で折り曲げ易くしている。
【0016】左右側板6,6の底板1から離れる方向の
外側端縁部は、その前後方向(図1におけるU−V方
向)に沿って底板1側に折り返されて、収納庫11内に
設けられた係止レールに遊嵌される円弧状のレール係止
部10,10を形成している。また、その左右側板6,
6のレール係止部10,10近傍の前後位置には、それ
ぞれ前側板8と後側板9とを取り付けるためのリベット
(図示省略)を嵌め込む係止孔17がそれぞれ穿設形成
してある。一方、底板1の前後両端縁は、下方内側に略
コ字状に屈曲されて(図2参照)、前側板8と後側板9
の下部に掛止させるための掛止部19,20が形成され
ている。
【0017】この両側板6,6の前部に取り付けられる
前側板8は、例えば合成樹脂等により一体成形され、前
側板8の前面中央部には把手15が凹設してあり、その
上下両側縁には、化粧枠等としてのフランジ16a,1
6b,16b,16cが背面側に突出して形成されてお
り、その左右両側のフランジ16b,16bには、左右
側板6,6側の係止孔17に対応させた係止孔18を穿
設形成してある。更に、その背面下部のフランジ16c
には、底板1の前端縁に形成された掛止部19に掛止さ
せるための掛止突片21,21,21が突設形成されて
おり、図2に示すように、左右側板6,6を立設した後
に、各掛止突片21を、底板1の前部の掛止部19に掛
止させることにより、後述するように、収納箱Bの組み
立てを容易なものとしている。なお、前側板8は、底板
1等と同様の鋼板で形成してもよいことはいうまでもな
い。
【0018】一方、後側板9は底板1等と同様厚さのカ
ラー鋼板よりなり、その上下両側縁には、前側板8と同
様な化粧枠としてのフランジ22a,22b,22b,
21cがその背面側に突出して形成されており、その左
右両側のフランジ22b,22bには、左右側板6,6
側の係止孔17に対応させた係止孔18を穿設形成して
いる。更に、その下部のフランジ22cには、底板1の
後端縁に形成された掛止部20を掛止させるための掛止
溝23が上開きの略コ字状に形成されており(図2参
照)、後述するように、前述した前側板8の掛止突片2
1とともに、底板1に対する取り付けを容易なものとし
ている。
【0019】上述したような構成の収納箱Bを組み立て
るには、まず、図1において実線で示す一枚板よりなる
展開部材Aの左右両側板6,6を折り返し部3ととも
に、複数の孔5が形成されている折曲部4を折り曲げ線
として、矢印P,Qで示す方向に手で折り曲げ、二点鎖
線で示すように略垂直に底板1と直交するように立設さ
せる。この場合、その折曲部4,4にはその長手方向に
沿って複数の孔5が形成されているので、それほど力を
要することなく、比較的に簡単に左右両側板6,6を立
設することができる。
【0020】次いで、まず、後側板9の下部のフランジ
22cに形成した掛止溝23に、底板1の後端縁に形成
された掛止部20を嵌め込んだ後、その上部で対応する
両係止孔17,18にリベット(図示省略)を打ち、後
側板9の両フランジ22b,22bを両側板6,6に対
して固定する。しかる後、前側板8下部のフランジ16
cに形成した掛止突片21,21,21に、底板1の前
端縁に形成した掛止部19を嵌め込んだ後、上部で対応
する係止孔17,18にリベット(図示省略)を打ち、
前側板8の両フランジ16b,16bを両側板6,6に
対して固定する。これにより、収納箱Bの組み立てが終
了する。つまり、前述したように、両側板6,6を折り
返し部3,3とともに、内側に折り曲げるだけで、上述
したような展開部材Aから両側板6を立設させることが
できる。そして、本例では、前側板8と後側板9下部を
それぞれ底板1の端部に掛止させ、各1本のリベットで
各上部を側板6に対して係止固定させるのみで、極めて
容易に収納箱Bを組立てることができるのである。
【0021】上記のように組み立てられた収納箱Bにお
いては、前述したように、収納箱Bを収納庫11から抜
き出して、から見た場合〔図4(B)参照〕に、その
孔5は底板1の端部からは見えず、また、外部からの明
りがその孔5を介して箱内に洩れ込みにくい。さらに、
収納箱Bを外から見た場合にも、その孔5は見えること
なく、収納箱Bの外観を損ねるようなこともない。そし
てさらに、収納箱Bを持ったときには、その孔5で手を
引っ掛けることがなく、また、収納箱Bを床や畳の上等
に置いたときにも、床面や畳表が疵付けられることがな
い。なお、底板1の側端と側板6とを密接させているた
め、収納物が孔5から外部にはみ出したり、又、収納物
を出し入れする際に、孔5に引っ掛かったりすることが
なくなると共に、密閉性に優れたものとなり、小虫等の
異物の侵入を防ぐことができ、収納・保管に好適である
ことはいうまでもない。
【0022】図5は異なる実施例を示し、一枚の展開部
材Aにより、収納箱Bを形成するようにしたもので、底
板1の四囲にそれぞれ内側下方に向けて屈曲させた屈設
部2を設け、各屈設部2には、外方に折り曲げられる折
り返し部3を連設し、その屈設部2と折り返し部3との
間の折曲部4には、その長手方向に沿って複数の孔5を
形成し、折り返し部3の外端を屈曲させて、その折り返
し部3とともに折り曲げられて上方に延びる両側板6
と、前側板8および後側板9を一体に連設形成したもの
である。なお、左右の両側板6,6と、前側板8および
後側板9との接合のためには、側板6の前後両端部と、
前側板8および後側板9の内側に向けて形成したフラン
ジ16b,22bとに、各上下一対の係止孔17,17
を形成し、2本のリベットで固定するようにしている。
このような収納箱Bにおいても、前実施例と同様の作用
効果が発揮されることはいうまでもない。
【0023】図6ないし図8は屈設部2と折り返し部3
の形状を変化させたもので、図6では、屈設部2を底板
1の下面に重ねるように屈曲させたものを示し、その展
開状態では、二点鎖線で示すように、その屈設部2の内
端部から略垂直下方に向けて折り返し部3が屈曲して連
設形成され、その屈設部2と折り返し部3との間の折曲
部4にはその長手方向に複数の孔5が形成され、その折
り返し部3の下端から略直角外方に向けて側板6が屈曲
されて連設形成されている。
【0024】この場合、組み立てられた状態では、実線
で示すように、いわゆる脚部と称されるものはとくに形
成されず、折曲部4が底板1の下部内側に内方に向けて
配置され、折り返し部3が屈設部2の下部に重なるよう
に略水平に平坦に配置されている。従って、前実施例と
同様の作用効果を奏することはいうまでもないが、収納
箱Bを床や畳の上等に置いたときには、平坦な折り返し
部3が床面や畳表に当接するため、とくに坐りがよく安
定性の高いものとなり、重量物を収納しても、床面や畳
表を疵付ける虞れの少ないものとなっいる。
【0025】図7では、屈設部2を、底板1の側端を彎
曲させた半円弧状部分25からさらに下方に延ばした延
長部分26とで形成し、その下部に連設形成される折り
返し部3の下端から略直角外方に側板6を屈曲させて連
設形成している。このような構成では、組み立てられた
状態では、実線で示す屈設部2が脚部7を形成してお
り、その下部に連設形成される折り返し部3が略水平な
平坦面をなしているので、前実施例と同様に安定した坐
りを得ることができ、比較的に重い物を収納しても、床
面や畳表を疵付ける虞れの少ないものとなっている。
【0026】図8は屈設部2を、底板1の側端から垂下
するように略直角下方に屈曲させた垂下部分27とその
下部からやや内側に屈曲させた傾斜部分28とにより形
成したもので、折り返し部3は側板6に対して鋭角に屈
曲されており、折り曲げられた折曲部4の孔5は側板6
の下端より上方の位置にあり、かつ内方に向いている。
この場合、比較的に軽い物を収納するのに適しており、
屈設部2と折り返し部3とで形成される脚部7を比較的
に高く設定することができる。また、屈設部2を形成す
る垂下部分27を側板6に密接させているので、とくに
密閉性が良好となる。
【0027】上述の各実施例においては、底板1の左右
両側に、あるいは四囲に屈設部2と折り返し部3を形成
し、その折り返し部3に左右側板6,6、あるいは前後
側板8,9をそれぞれ連設したが、本考案はこれに限ら
れるものではなく、例えば底板1の一側にのみ屈設部2
と折り返し部3を設け、その折り返し部3に側板6を連
設するようにしてもよい。つまり、底板1に、屈設部2
と折り返し部3を介して連設形成される側板6の数及び
その設定位置等は適宜に選定できることはいうまでもな
い。なお、本考案に係る収納箱Bは、衣類や各種小物の
みならず、その他の各種物品の収納・保管に用いること
ができることは云うまでもない。
【0028】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、収納箱を
構成する鋼板よりなる底板の少なくとも一側に、その側
端より下部内方に向けて屈曲させた屈設部を設け、その
屈設部の端部から水平又は下向きで、外方に折り曲げら
れる折り返し部を連設し、前記屈設部と折り返し部との
間の折曲部には、その長手方向に沿って複数の孔を形成
し、前記折り返し部の外端が屈曲されて、上方に延びる
側板を連設形成しているので、複数の孔が形成された折
曲部を容易に手で折り曲げることができ、組み立て容易
であり、組み立てられた収納箱をから見た場合には、
その孔は底板の端部からは見えず、また、外部からの明
りがその孔を介して箱内に洩れ込みにくい。さらに、収
納箱を外から見た場合にも、その孔は側板の内側に位置
しているため、見えることなく、収納箱の外観を損ねる
ようなこともない。そしてさらに、収納箱を持ったとき
には、その孔が直接手に触れる収納箱の下角すなわち側
板の下端よりも内側に位置しているため、その孔で手を
引っ掛けることがなく、また、収納箱を床や畳の上等に
置いたときには、側板の下端が床面や畳表に当接し、各
孔はその側板よりも内側にあり内向きとなっているた
め、その各孔が直接床面や畳表に当たることがなく、
面や畳表が疵付けられることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納箱の分解斜視図である。
【図2】組立完成時における収納箱の側断面図である。
【図3】収納箱を収納した収納庫の斜視図である。
【図4】図4(A)は収納箱の折曲部の拡大斜視図であ
り、図4(B)は収納箱の折曲部の拡大断面図である。
【図5】収納箱の異なる実施例における展開部材の斜視
図である。
【図6】別の収納箱の折曲部の拡大断面図である。
【図7】さらに異なる収納箱の折曲部の拡大断面図であ
る。
【図8】さらに別の収納箱の折曲部の拡大断面図であ
る。
【図9】従来例の収納箱の折曲部の拡大斜視図である。
【符号の説明】1…底板、2…屈設部、3…折り返し
部、4…折曲部、5…孔、6…側板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と、前後及び左右の4側板とからな
    る収納箱において、前記底板が鋼板よりなり、その少な
    くとも一側に、その側端より下部内方に向けて屈曲させ
    た屈設部を設け、その屈設部の端部から水平又は下向き
    で、外方に折り曲げられる折り返し部を連設し、前記屈
    設部と折り返し部との間の折曲部には、その長手方向に
    沿って複数の孔を形成し、前記折り返し部の外端が屈曲
    されて、上方に延びる側板が連設形成されていることを
    特徴とする収納箱。
JP1991023160U 1991-03-16 1991-03-16 収納箱 Expired - Lifetime JPH0715473Y2 (ja)

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JPH0580334U JPH0580334U (ja) 1993-11-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5378740B2 (ja) * 2008-09-25 2013-12-25 株式会社岡村製作所 物品収納庫の組立構造
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