JPH0715467U - ウオツシヤ液の供給路構造 - Google Patents

ウオツシヤ液の供給路構造

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JPH0715467U
JPH0715467U JP5042593U JP5042593U JPH0715467U JP H0715467 U JPH0715467 U JP H0715467U JP 5042593 U JP5042593 U JP 5042593U JP 5042593 U JP5042593 U JP 5042593U JP H0715467 U JPH0715467 U JP H0715467U
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JP
Japan
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collar
nozzle
pivot shaft
wiping
wiping surface
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JP5042593U
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English (en)
Inventor
善洋 井野口
浩司 岡部
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピボツト軸を車体側の板体に保持するための
カラーに、ウオツシヤノズルが嵌着されるノズル嵌着部
が形成されたものを、一体成型品として形成できるよう
にする。 【構成】 カラー5におけるピボツト軸1の貫通位置
を、カラー軸芯位置に対して払拭面から遠くなる側に偏
倚させる一方、該カラーの払拭面側部位に、略逆L字形
をし、かつ払拭面に対向する先端部にノズル嵌着部5i
が形成されたウオツシヤ液供給路5gを形成してなるウ
オツシヤ液の供給路構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗用車、トラツク等の車両のブレード払拭面に噴射されるウオツシ ヤ液の供給路構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、ウオツシヤ液を噴射するためのノズルは、フロントボンネツトの上面 板に設けられることが多いが、ワンボツクス型の車両やリヤウインド用のウオツ シヤ装置においては、ノズルを取付ける場所を確保することが難しいという問題 が有る。 そこで本出願人は、実願昭54−49421号において、ワイパアームの基端 部が止着されるピボツト軸を車体側に保持すべく車体側の板体を貫通支持せしめ たカラーに、ウオツシヤ液の供給路が形成されたノズルユニツトを一体的に固着 したものを提唱した。ところがこのものでは、図4に示す如く、ウオツシヤノズ ル10が嵌着されるノズル嵌着部11aが、ノズルユニツト11およびカラー1 2をガラス板13に緊締支持するためのナツト14の締付け座面11bの側方に 突出形成されており、ピボツト軸15から少なくともナツト14のスペース分だ け離間して設けられていた。しかも、カラー12には、ウオツシヤ液の供給源側 に連結されるジヨイント部12aが形成されるが、該ジヨイント部12aは、ガ ラス板13に開設されるカラー取付け孔13aをなるべく小さくする方が好まし いことから、ピボツト軸15に近接した部位に設けられ、このため、前記ジヨイ ント部12aからウオツシヤノズル10に至るウオツシヤ液供給路16は、クラ ンク形状に屈曲形成されていた。 また、カラー12を車体に取付ける場合、美観を損ねないよう、突出している ノズル嵌着部11aは、ピボツト軸15に取付けられるワイパアーム2の停止位 置の下に隠れるように設定する必要があり、そのため車種によりワイパアームの 停止位置が異なつたり、ウオツシヤ液の噴出方向が異なると、その都度車種ごと にカラーを設定しなければならなかつた。 さらに、近時、コストダウンおよびコンパクト化の達成のために部品点数の削 減化が盛んに計られており、前記ウオツシヤ装置においてもノズルユニツトとカ ラーとを一体成型品として形成することが望まれるが、前述したようにジヨイン ト部からノズルに至る供給路がクランク形状となつているため一体成型品として 形成することができず、部品点数の削減化の妨げとなる許りか、別々に形成した ノズルユニツトとカラーとを超音波溶着等により一体的に固着する必要があつて 手間もかかり、改善が望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるウオツ シヤ液の供給路構造を提供することを目的として創案されたものであつて、窓面 を払拭するためのブレードが取付けられるワイパアームの基端部を、車体側の板 体を貫通支持せしめたカラーに貫通するピボツト軸の先端部に一体的に支持して 構成されるワイパ装置において、前記カラーにおけるピボツト軸の貫通位置を、 カラー軸芯位置に対して払拭面から遠くなる側に偏倚させる一方、該カラーの払 拭面側部位に、略逆L字形をし、かつ払拭面に対向する先端部にウオツシヤノズ ルが嵌着されるノズル嵌着部が形成されたウオツシヤ液供給路を形成したことを 特徴とするものである。
【0004】 そして本考案は、この構成によつて、ピボツト軸を車体側の板体に保持するた めのカラーに、ウオツシヤノズルが嵌着されるノズル嵌着部が形成されたものを 、一体成型品として形成できるようにしたものである。
【0005】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はワイ パ装置を構成するピボツト軸であつて、該ピボツト軸1の先端部には、先端側に ブレード2aが取付けられたワイパアーム2の基端部が一体的に支持され、また ピボツト軸1の基端部には、図示しないワイパモータに連動連結されたリンク機 構が連結されており、そしてワイパモータの駆動に基づくピボツト軸1の正逆回 動に伴つてワイパアーム2が往復揺動し、これによつてブレード2aによる払拭 面(払拭エリア)Wの払拭が行われること等は何れも従来通りである。
【0006】 3は前記ピボツト軸1が軸芯方向には移動規制されるが軸芯回り方向には回動 自在な状態で貫通支持される筒形状のピボツトホルダであつて、該ピボツトホル ダ3の外周面部は、上段部3a、中段部3b、下段部3cの三段状に形成されて おり、上段部3a側ほど漸次小径となるよう設定されているが、そのうち上段部 3aの外周面には、後述するナツト4が螺合するための螺子溝3dが形成されて いる。また、中段部3bは軸方向に面取り3eが形成されていて、後述するカラ ー5に対して軸回り方向の回動が規制されるようになつている。
【0007】 前記カラー5は、樹脂製のものであつて、小径の筒部5aの上側に大径の鍔部 5bが形成されているが、該筒部5aの外径は車体側の板体であるガラス板6に 開設された取付け孔6aよりも小径であり、一方、鍔部5bの外径は取付け孔6 aよりも大径に設定されている。また、7は取付け孔6aの周縁部に装着された シール材であつて、前記カラー筒部5aを取付け孔6aに上側から嵌入した場合 に、シール材7の上面にカラー鍔部5bの下面が接当係止する構成となつている 。因みに、ガラス板ではなく、ボデイ板にカラーが取り付けられるものであつて も勿論良い。さらに、カラー5には、前記ピボツトホルダ3が貫通する貫通孔5 cが形成されているが、該貫通孔5cの軸芯位置O1は、カラー5の軸芯位置O2 に対して払拭面Wから遠くなる側に偏倚しており、このためカラー5は、貫通孔 5cの払拭面W側が肉厚で他方側が肉薄となつている。またこの貫通孔5cは、 ピボツトホルダ3の上段部3a、中段部3bに対応して上半部5eが小径で下半 部5fが大径となつた二段状に形成されているが、さらに下半部5fは前記中段 部3bの面取り3eに対応して面取りされている。そして、前述したようにカラ ー筒部5aを取付け孔6aに嵌入した状態で、ピボツトホルダ3をカラー貫通孔 5cの下側から挿入すると、ピボツトホルダ3の上段部3aの上部がカラー鍔部 5bの上端面部から上方に突出するように設定されており、該突出する上段部3 aの螺子溝3dにナツト4を螺合緊締することによつて、カラー5はガラス板6 上面とナツト4とによつて挟持された状態で取付けられる構成となつている。
【0008】 さらに前述したように、カラー5は貫通孔5cの払拭面側が肉厚で他方側が肉 薄となつているが、該肉厚の払拭面側部位に、ウオツシヤ液の供給路5gが形成 されている。つまり、筒部5aの払拭面側の下面には、下方に突出するジヨイン ト部5hが形成されており、このジヨイント部5hには、図示しないウオツシヤ タンク側に連通連結するための連結部材8が止着されている。一方、鍔部5bの 払拭面Wと対向する部位には、ウオツシヤノズル9が嵌着されるノズル嵌着部5 iが形成されており、該ノズル嵌着部5iと上記ジヨイント部5hとのあいだに は略逆L字形状のウオツシヤ液供給路5gが形成されている。そして、ウオツシ ヤタンクから供給されたウオツシヤ液は、ジヨイント部5h、供給路5gを経て ウオツシヤノズル9から払拭面Wに向けて噴射されるようになつている。
【0009】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ウヤツシヤ液は、ピボツト軸 1を車体側に保持するためのカラー5に設けられたウオツシヤノズル9から噴射 されることになるが、この場合に、カラー5に形成されるピボツトホルダ貫通孔 5cは払拭面Wから遠くなる側に偏倚しており、そして該偏倚側とは反対の払拭 面側部位に、払拭面Wと対向する部位にノズル嵌着部5iが形成された略逆L字 状のウオツシヤ液供給路5gが形成されている。この結果、カラー5を一体成型 品として形成することができることになつて、従来のウオツシヤ液供給路がクラ ンク形状をしていて一体成型できないものと比べて確実に部品点数を削減できる 許りか、一体成型できないため別々に形成した部品を超音波溶着等で一体化させ るための手間も不要となり、作業性の向上に大きく貢献できることになる。
【0010】 しかもこのものでは、ノズル嵌着部5iが形成されるカラー鍔部5bの上端面 部を、カラー5をガラス板6に取付けるためのナツト4の締付け座面としたため 、従来のナツト締付け座面の側方にノズル嵌着部が突出形成されたもののように 、ナツト4の締付け時にノズル嵌着部5iがナツト4に干渉して邪魔になるとい う不具合が全くない許りか、カラー5の径寸法を小さくし得て、スリム化にも寄 与できることになる。
【0011】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、ウヤツシヤ液 の供給路は、ピボツト軸が貫通支持されるカラーに形成されることになるが、こ の場合に、該カラーにおけるピボツト軸の貫通位置はカラー軸芯位置に対して払 拭面から遠くなる側に偏倚しており、そして該偏倚側とは反対の払拭面側部位に 、払拭面と対向する先端部にノズル嵌着部が形成された略逆L字状のウオツシヤ 液供給路が形成されている。この結果、カラーを一体成型品として形成すること ができ、従来のウオツシヤ液供給路がクランク形状をしていて一体成型できない ものと比べて確実に部品点数を削減できる許りか、一体成型できないため別々に 形成した部品を一体的に固着するための手間も不要となり、作業性の向上に大き く貢献できることになる。さらに、ノズル嵌着部がカラーの側面にあるのでナツ トを螺合するための径方向の制約もなくなつてコンパクト化も達成でき、また、 美観を損ねることもなくなるので、ワイパアームのレイアウトや形状に自由度が でてくる上、多くの車種への部品の共用化も達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の概略斜視図である。
【図2】要部断面図である。
【図3】要部平面図である。
【図4】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ピボツト軸 2 ワイパアーム 2a ブレード 5 カラー 5c 貫通孔 5g ウオツシヤ液供給路 5i ノズル嵌着部 9 ウオツシヤノズル W 払拭面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓面を払拭するためのブレードが取付け
    られるワイパアームの基端部を、車体側の板体を貫通支
    持せしめたカラーに貫通するピボツト軸の先端部に一体
    的に支持して構成されるワイパ装置において、前記カラ
    ーにおけるピボツト軸の貫通位置を、カラー軸芯位置に
    対して払拭面から遠くなる側に偏倚させる一方、該カラ
    ーの払拭面側部位に、略逆L字形をし、かつ払拭面に対
    向する先端部にウオツシヤノズルが嵌着されるノズル嵌
    着部が形成されたウオツシヤ液供給路を形成したことを
    特徴とするウオツシヤ液の供給路構造。
JP5042593U 1993-08-24 1993-08-24 ウオツシヤ液の供給路構造 Pending JPH0715467U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50132744U (ja) * 1974-04-16 1975-10-31
JPS51102059U (ja) * 1975-02-14 1976-08-16
JPS51124646U (ja) * 1975-04-05 1976-10-08
JPS52114435U (ja) * 1976-02-27 1977-08-31
JPS52114436U (ja) * 1976-02-27 1977-08-31

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