JP2017124675A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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敦弘 桑原
Atsuhiro Kuwabara
敦弘 桑原
大谷 淳
Atsushi Otani
淳 大谷
下山 正之
Masayuki Shimoyama
正之 下山
英之 小泉
Hideyuki Koizumi
英之 小泉
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Abstract

【課題】ワイパブレードの揺動位置や揺動方向を簡単に検出することができ、車種や仕向け違いに拘わらず容易に対応することのできる車両用ワイパ装置を提供する。【解決手段】ワイパモータ40の出力軸50の先端に、ワイパブレードの揺動位置または揺動方向を検出するためのワイパ動作位置検出器90が着脱自在に設けられており、ウォッシャ装置が、噴射指示が出されているときに、ワイパ動作位置検出器の信号に基づいてウォッシャ液の噴射動作を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ワイパ装置に関する。
自動車等の車両には、運転者等の視界を確保するワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、ワイパモータにより揺動駆動されるワイパアームと、ワイパアームに装着されるワイパブレードとを備えている。このようなワイパ装置を備えた車両において、車室内のワイパスイッチがオン操作されると、ワイパモータによりワイパアームが揺動駆動される。これにより、ワイパブレードのブレードラバーがウインドシールドガラス上を往復動作して、ウインドシールドガラス上に付着した雨水等が払拭される。
また、ウインドシールドガラス上に埃等の付着物が付着した場合には、ウインドシールドガラス上にウォッシャ液を噴射させつつワイパブレードを往復払拭動作させることが行われる。これにより、埃等の付着物を湿らせて、ウインドシールドガラスの表面を傷付けることなく綺麗に払拭することができる。
通常、ウォッシャ液は、車両のボンネット等に設置された噴射ノズルからウインドシールドガラスに向けて噴射される。しかしこの場合は、ウォッシャ液の噴射位置が運転者の目の前となって運転者の視界を阻害する難点がある。そこで、ワイパアームやワイパブレードにウォッシャ液の噴射ノズルを取り付けることが提案されている。
ところで、ウォッシャ液をボンネット等に設置したノズルからウインドシールドガラスに向けて噴射する方式の場合には、ワイパブレードの払拭作動中にウォッシャ液が連続的に噴射されると、ウォッシャ液がワイパブレードに干渉してウインドシールドガラス面に広範囲に拡散してしまい、ウォッシャ液の有効利用が図れなくなるという問題がある。そのため、ウォッシャ液の噴射位置(ウォッシャ液の到達位置)をワイパブレードが通過する期間だけ、ウォッシャ液の噴射をストップさせることが行われている。
また、ワイパアームやワイパブレードにウォッシャ液の噴射ノズルを取り付ける方式の場合には、ワイパブレードが往復動作する際の払拭側(ワイパブレードが動く方向の前方側)のみにウォッシャ液を噴射する必要がある。そのため、往路側と復路側のそれぞれに噴射ノズルが設けられている場合には、往路側動作時と復路側動作時とで噴射するノズルを切り換えることが行われている。また、往路側と復路側のどちらか片側だけに噴射ノズルが設けられている場合には、噴射ノズルが設けられている側と反対側が払拭側となるワイパブレードの動作時に、噴射をストップさせる必要がある。
以上のようにワイパブレードの揺動位置や揺動方向に応じてウォッシャ液の噴射をON/OFFすることが行われており、その場合には、ワイパブレードの揺動位置や揺動方向を的確に検出する必要がある。
従来、ワイパブレードの揺動位置や揺動方向を検出する方法として、ワイパモータの出力軸の回転位置を検出するセンサ手段をワイパモータの内部に組み込んでおき、そのセンサ手段の信号に基づいてウォッシャ液の噴射制御を行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭58−48212号公報
しかしながら上述の従来技術にあっては、ワイパモータの構造をメーカーや車種毎に専用設定しなければならず、どんな車種にも適用できるような汎用性を持たせることができない。また、車種は同じでも仕向け違いで噴射のON/OFF機能の有り無しを設定する場合にも、簡単に対応することが難しい可能性があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、ワイパブレードの揺動位置や揺動方向を簡単に検出することができ、車種や仕向け違いに拘わらず容易に対応することのできる車両用ワイパ装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の車両用ワイパ装置は、ハウジングから出力軸の先端を突出させたワイパモータと、前記ワイパモータの出力軸の先端に基端部が連結されて前記出力軸の回転を伝達するリンク機構と、前記リンク機構の先端部に連結されたピボット軸と、前記ピボット軸に連結されたワイパアームと、前記ワイパアームに取り付けられてワイパアームと共に往復揺動することによりウインドシールドガラスの払拭面を払拭するワイパブレードと、を備え、前記ワイパモータの出力軸の先端から前記ワイパアームまでの間の要素のうち、前記ワイパブレードと連動して動作する要素と固定側フレーム部材との間に、前記ワイパブレードの揺動位置または揺動方向を検出するためのワイパ動作位置検出器が、着脱自在に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ワイパモータの出力軸の先端からワイパアームまでの間のどの要素にも簡単にワイパ動作位置検出器を取り付けることができる。従って、どんな車種にも適用可能であり、また、仕向け違いにも容易に対応可能な車両用ワイパ装置を提供できる。
本発明に係る車両用ワイパ装置は、前記ワイパモータの出力軸の先端と前記固定側フレーム部材との間に、前記ワイパ動作位置検出器が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ワイパモータの回転位置により、ワイパブレードの揺動位置または揺動方向を検出することができる。
本発明に係る車両用ワイパ装置において、前記ワイパ動作位置検出器は、前記ワイパモータの出力軸の先端に固定される可動側部材と、前記固定側フレーム部材に固定される固定側部材と、を組み合わせてなり、前記固定側部材に、前記可動側部材の回動位置を検出するためのセンサが設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、簡単な構造で、ワイパブレードの揺動位置または揺動方向を検出することができる。
本発明に係る車両用ワイパ装置は、前記センサとして、周囲の磁束変化に応じて異なる検知信号を出力する磁気センサが設けられており、前記可動側部材に、該可動側部材の回動位置に応じて前記磁気センサの周囲に磁束変化を生じさせる磁束変化部材が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、磁気センサを用いて簡単に、ワイパブレードの揺動位置または揺動方向を検出することができる。
本発明に係る車両用ワイパ装置は、ウォッシャ液の噴射指令が出されたときにウォッシャ液を前記ウインドシールドガラスの払拭面に向けて噴射するウォッシャ装置と、前記ウォッシャ装置に噴射指示が出されているときに、前記ワイパ動作位置検出器の信号に基づいてウォッシャ液の噴射動作を制御するウォッシャ制御装置と、を備えたことを特徴とする。
このように構成することで、ワイパブレードの動作に応じたウォッシャ噴射制御を行うことが可能な車両用ワイパ装置を提供することができる。
本発明によれば、ワイパモータの出力軸の先端からワイパアームまでの間のどの要素にも簡単にワイパ動作位置検出器を取り付けることができる。従って、どんな車種にも適用可能であり、また、仕向け違いにも容易に対応可能な車両用ワイパ装置を提供できる。
本発明の実施形態におけるワイパ装置を装備した車両の一部を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるワイパ装置本体の主要部の斜視図である。 本発明の実施形態におけるワイパ装置本体とワイパ動作位置検出器の関係を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるワイパ装置本体のワイパモータとワイパ動作位置検出器の関係を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるワイパ動作位置検出器のマグネットホルダとリードスイッチの関係を示す斜視図である。 本発明の実施形態のワイパブレードの往路側と復路側の両方に噴射ノズルを備えるワイパ装置におけるウォッシャ液の噴射制御の内容の説明図である。 本発明の実施形態のボンネットに噴射ノズルを備えるワイパ装置におけるウォッシャ液の噴射制御の内容の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(車両)
図1は、ワイパ装置Mを装備した車両1の一部を示す説明図である。尚、以下の説明において、重力方向上下を単に上方向、下方向と称したり、重力方向に直交する方向を水平方向と称したりして説明する場合がある。
図1に示すように、車両1には、フロントガラス(ウインドシールドガラス)2を払拭するために、ワイパ装置Mが装備されている。ワイパ装置Mは、フロントガラス2の払拭面を払拭するワイパ装置本体5を主体として備えるほか、ウォッシャ液の噴射指令が出されたときにウォッシャ液Wをフロントガラス2の払拭面に向けて噴射するウォッシャ装置8を備えている。
(ウォッシャ装置)
ウォッシャ装置8は、フロントガラス2の払拭面に向けてウォッシャ液Wを噴射するノズル85a、85bと、供給管84を介してノズル85a、85bに、ウォッシャタンク82に貯留したウォッシャ液Wを供給するポンプ81と、ポンプ81をON/OFF制御したり、ポンプ81に吐出路切換バルブが設けられている場合にバルブを切換制御したりするウォッシャ制御装置83と、を備えている。
このウォッシャ制御装置83は、車室内のウォッシャ指令操作スイッチがON操作されているときに、後述するように、ワイパ装置本体5の動作位置を検出するワイパ動作位置検出器90からの検出信号に基づいて噴射動作を制御する機能を備えている。
(ワイパ装置本体)
図2は、ワイパ装置本体5の主要部の斜視図である。
図1及び図2に示すように、ワイパ装置本体5は、ワイパモータ40と、リンク機構30と、第1と第2の2つのピボット軸6a、6bと、第2と第2の2つのワイパアーム4a、4bと、第1と第2の2つのワイパブレード3a、3bと、を備えている。
第1ワイパブレード3aは、運転席側に配置されている第1ワイパアーム4aの先端に取り付けられている。そして、第1ワイパブレード3aは、第1ワイパアーム4aに内装されている不図示のスプリングにより、フロントガラス2側に向かって付勢されている。また、第2ワイパブレード3bは、助手席側に配置されている第2ワイパアーム4bの先端に取り付けられている。そして、第2ワイパブレード3bは、第2ワイパアーム4bに内装されている不図示のスプリングにより、フロントガラス2側に向かって付勢されている。
ワイパ装置本体5の、ワイパアーム4a、4bやワイパブレード3a、3bを除く主要機構部分は、車両1のボンネットの内部に収容されている。このワイパ装置本体5の払拭パターンは、各ワイパアーム4a、4bを支持するピボット軸6a、6bがフロントガラス2の車幅方向運転席側と車幅方向略中央に配置されるいわゆるタンデム式になっている。そして、各ワイパアーム4a、4bがワイパモータ40によって駆動されることにより、ワイパブレード3a、3bが上反転位置と下反転位置との間で同一方向に揺動してフロントガラス2の払拭面を払拭する。
(ピボット軸)
ワイパ装置本体5の第1ピボット軸6aと第2ピボット軸6bは、フロントガラス2の下方の車幅方向運転席側と車幅方向略中央とのそれぞれ配置されている。第1ピボット軸6aの先端(図1及び図2における紙面手前)には、第1ワイパアーム4aの基端が取り付けられている。また、第2ピボット軸6bの先端(図1及び図2における紙面手前)には、第2ワイパアーム4bの基端が取り付けられている。各ピボット軸6a、6bの基端側は、車幅方向に延在するワイパフレーム70にそれぞれ回動自在に支持されている。
(ワイパフレーム)
図3は、ワイパ装置本体5とワイパ動作位置検出器90の関係を示す分解斜視図である。
図3に示すように、ワイパフレーム70は、長手方向(車幅方向)の一端及び他端に車体1Aに対する取付部71、72、76を有している。また、長手方向の中央にワイパモータ取付部74を有し、その両側にピボット軸支持部73、75を有している。
そして、2つのピボット軸支持部73、75に、それぞれ第1と第2のピボット軸6a、6bが回動自在に支持され、ワイパモータ取付部74にワイパモータ40が取り付けられている。
(ワイパモータ)
ワイパモータ40は、モータ本体42及び減速機41とからなり、出力軸50の先端が、モータハウジング40Aのボス部43から外部に突き出している。尚、モータ本体42としては、例えばブラシ付き直流モータが用いられる。また、ワイパモータ40の制御装置としては、例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリ等を備えたマイクロコンピュータが用いられる。
(リンク機構)
ワイパモータ40のモータハウジング40Aから外部に突出した出力軸50の先端には、リンク機構30の基端部が連結され、リンク機構30の先端部が、ピボット軸6a、6bに連結されている。
具体的には、まず、ワイパモータ40の出力軸50の先端に、出力アーム52の一端が、ナット51を出力軸50の先端ねじ部にねじ込むことで連結されている。これにより、ワイパモータ40の出力軸50と出力アーム52とナット51とが一体に回転する。尚、出力アーム52は、金属板等により帯状に形成され、板厚方向にクランク形状に屈曲成形されている。
また、出力アーム52の他端には、第1駆動ロッド54の一端が、ボールジョイント53を介して回動自在に連結されている。さらに、第1駆動ロッド54の他端に、ボールジョイント55を介して、第2ピボット軸6bと一体に回転する第2レバー59と第2駆動ロッド54の一端とが回動自在に連結されている。また、第2駆動ロッド54の他端に、ボールジョイント57を介して、第1ピボット軸6aと一体に回転する第1レバー58が連結されている。
このように、出力アーム52、第1駆動ロッド54、第2駆動ロッド56、第1レバー58、第2レバー59、ボールジョイント53、55、57によってリンク機構30が構成されており、ワイパモータ40の出力軸50が回転することにより、リンク機構30を介してピボット軸6a、6bが揺動回転するようになっている。
(ワイパ動作位置検出器)
また、このワイパ装置本体5のワイパモータ40の出力軸50には、ワイパブレード3a、3bの揺動位置や揺動方向を検出するためのワイパ動作位置検出器90が着脱自在に設けられている。このワイパ動作位置検出器90は、ウォッシャ装置8の噴射動作を制御するためのタイミング信号を取り出すための検出器である。
図4は、ワイパモータ40とワイパ動作位置検出器90の関係を示す分解斜視図、図5はワイパ動作位置検出器90の可動側部材96とリードスイッチ95の関係を示す斜視図である。
図3及び図4に示すように、ワイパ動作位置検出器90は、ワイパフレーム(固定側フレーム部材)70に固定されるセンサホルダ(固定側部材)91と、ワイパモータ40の出力軸50の先端に固定されて出力軸50と一体回転する可動側部材96との組み合わせで構成されている。可動側部材は樹脂成形品よりなり、図5に示すように、底板97の下面にマグネット98を備えている。
(可動側部材)
この可動側部材96は、底板97の中心孔97aをワイパモータ40の出力軸50に嵌合し、その上で出力アーム52の一端を、底板97と共にナット51で締め付けることにより、出力軸50に出力アーム52と共に固定されている。尚、可動側部材96の上部には、出力アーム52の一端やナット51などを覆うカバー99が一体に設けられ、カバー99の側面開口99aから出力アーム52の一端が、ワイパモータ40の出力軸50の先端に固定すべく挿入されている。
(センサホルダ)
一方、ワイパフレーム70に固定されるセンサホルダ91は、ワイパフレーム70のワイパモータ取付部74に形成された取付孔74aに、リング部92の環状筒部を嵌合させた状態で固定されている。また、ワイパモータ40は、モータハウジング40Aのボス部43をセンサホルダ91のリング部92の内側に挿通させた状態で、ワイパフレーム70に取付固定されている。
センサホルダ91のリング部92には、半径方向外方に突出する筒状のセンサ収容部93が設けられており、そのセンサ収容部93の収容孔93aに、可動側部材96の回動位置を検出するための磁気センサとしてリードスイッチ95が挿入固定されている。磁気センサとしてリードスイッチ95を用いる理由は、小型、軽量、完全密封、高寿命の特徴を備えるからである。
(リードスイッチ)
このリードスイッチ95は、周囲の磁束変化に応じてON/OFF信号(異なる検知信号)を出力するものであり、可動側部材96の下面のマグネット98の回転位置に応じてON/OFF信号を出力する。従って、その信号により、可動側部材96及びワイパモータ40の出力軸50の回転位置、つまりはワイパブレード3a、3bの揺動位置や揺動方向を知ることができる。
ここでは、可動側部材96の下面のマグネット98自体が、可動側部材96の回動位置に応じてリードスイッチ(磁気センサ)95の周囲に磁束変化を生じさせる磁束変化部材に相当する。即ちマグネット98自身の接近及び離間による磁力の変化でリードスイッチ95をON/OFFさせるようになっている。
しかし、マグネットをリードスイッチ95に対して固定的に設けておき、回転する可動側部材にマグネットとリードスイッチ95の間のギャップを移動する磁気遮蔽材(磁性体)を設けることも可能である。その場合は、磁気遮蔽材の移動により、リードスイッチ95をON/OFFさせることになる。
尚、リードスイッチ95は、非動作時にOFFとなるノーマルクオープン(NO)型のものを使用してもよいし、非動作時にONとなるノーマルクローズ(NC)型のものを使用してもよい。
以上のように、ワイパモータ40の出力軸50の回転を利用して、ウォッシャ液の噴射制御のためのON/OFF信号をリードスイッチ95から取り出すことができる。取り出した信号は、リード線に接続したコネクタ94を介してウォッシャ制御装置83に送られ、ウォッシャ液の噴射制御に用いられる(図1参照)。
(ワイパ装置の動作)
次に、ワイパ装置Mの動作について説明する。
ワイパモータ40が作動し出力軸50が回転すると、出力軸50と一体となって出力アーム52が回転する。出力アーム52が回転することにより、第1駆動ロッド54の一端が連れ回る。第1駆動ロッド54の他端には、第2ピボット軸6bに固定された第2レバー59に取り付けられている。このため、出力アーム34の回転運動が、第1駆動ロッド54を介して第2レバー26の揺動運動に変換され、第2ピボット軸6aに取り付けられた第2ワイパアーム4bが所定範囲内を揺動運動する。
また、第1ピボット軸6aに固定された第1レバー58が、第2駆動ロッド56を介して第1駆動ロッド54の他端に連結されているので、第1ピボット軸6aに取り付けられた第1ワイパアーム4aも、第2ワイパアーム4bと同期して所定範囲内を揺動運動する。これにより、ワイパブレード3a、3bがフロントガラス2の払拭面を払拭する。
次にウォッシャ液の噴射指令が出されたときの噴射制御の内容について説明する。
(第1の例)
最初の例として、図6に示すように、ワイパブレード3a、3b(またはワイパアーム4a、4b)の往路側と復路側にそれぞれ噴射ノズル86、87が付いている場合について説明する。
ワイパアーム4a、4bは、車室内に設けられるワイパスイッチをON操作することにより、ワイパモータ40の回転駆動に伴って揺動駆動される。これにより、ワイパブレード3a、3bは、フロントガラス2上に形成される所定の払拭範囲ARを、図中矢印に示すように往路側および復路側に向けて往復払拭動作する。
ワイパブレード3a、3bには、往路側の噴射ノズル86と復路側の噴射ノズル87とが備わっている。往路側の噴射ノズル86は、ワイパブレード3a、3bの往路側に向けられている。これにより、往路側の噴射ノズル86は、ワイパブレード3aの往路側払拭動作の際に、噴射位置に向けてウォッシャ液を噴射する。復路側の噴射ノズル87は、ワイパブレード3a、3bの復路側に向けられている。これにより、復路側の噴射ノズル87は、ワイパブレード3a、3bの復路側払拭動作の際に、噴射位置に向けてウォッシャ液を噴射する。
ここで、往路側払拭動作とは、ワイパブレード3a、3bがフロントガラス2上の払拭範囲ARを、下反転位置から上方に向かって移動し、その後、上反転位置まで移動する動作のことを言う。また、復路側払拭動作とは、ワイパブレード3a、3bがフロントガラス2上の払拭範囲ARを、上反転位置から下方に向かって移動し、その後、下反転位置まで移動する動作のことを言う。
ウォッシャ制御装置83は、ポンプ81によるウォッシャ液の供給先を、ワイパブレード3a、3bの往路払拭動作時には往路側の噴射ノズル86に切り換え、ワイパブレード3a、3bの復路払拭動作時には復路側の噴射ノズル87に切り換える。ウォッシャ制御装置83は、その切り換え動作のタイミング信号として、ワイパ動作位置検出器90からの信号を用いる。
従って、ワイパブレード3a、3bが往路側に移動している状態のもとで、ウォッシャスイッチがON操作されると、往路側噴射ノズル86からウォッシャ液が噴射される。また、ワイパブレード3a、3bが復路側に移動している状態のもとで、ウォッシャスイッチがON操作されると、復路側噴射ノズル87からウォッシャ液が噴射される。これにより、噴射位置がウォッシャ液Wで濡らされ、ワイパブレード3a、3bの払拭動作により、フロントガラス2上の埃等の付着物が綺麗に払拭される。
(第2の例)
尚、上記の例では、往路側噴射ノズル86と復路側噴射ノズル87の両方が設けられている場合について述べたが、往路側噴射ノズル86と復路側噴射ノズル87のどちらか片側だけ設けられていてもよい。その場合は、ウォッシャ制御装置83は、ウォッシャ液の供給先を切り換えるのではなく、供給するか停止するか(ON/OFF)を制御すればよい。
例えば、往路側の噴射ノズル86だけが設けられている場合は、往路側払拭動作時に噴射をONとし、復路側払拭動作時には噴射をOFFとする。また、復路側の噴射ノズル87だけが設けられている場合は、復路側払拭動作時に噴射をONとし、往路側払拭動作時には噴射をOFFとする。
(第3の例)
また、図7に示すように、ボンネット等に噴射ノズル85が設けられている場合は、ウォッシャ制御装置83は、噴射位置Tをワイパブレード3a、3bが通過するタイミングの時(二点鎖線で図示)だけ、ウォッシャ液の噴射を一時的にOFFするように噴射制御を行う。
上述した第1の例から第3の例で説明したようにウォッシャ液の噴射制御を行うことにより、ウォッシャ液を無駄なく使用することができるし、ウォッシャ液の無用な飛散を回避することができる。
本実施形態によれば、ワイパ動作位置検出器90を、ワイパモータ40の出力軸50の先端つまりモータハウジング40Aから外部に突出した出力軸50の先端に取り付けているので、車種の違いや仕向けの違いに応じて、簡単に取り付けることができる。従って、汎用性を持たせることができる。また、マグネット98とリードスイッチ95を組み合わせた構造としたため、コストをかけずに簡単に実現できる。
尚、上記実施形態では、ワイパ動作位置検出器90をワイパモータ40の出力軸50の先端に取り付けた場合を説明したが、ワイパ動作位置検出器90は、ワイパモータ40の出力軸50の先端からワイパアーム4a、4bまでの間の要素のうち、ワイパブレード3a、3bと連動して動作する要素と固定側フレーム部材(ワイパフレーム70)との間であれば、どこに設けてもよい。例えば、いずれか一方のピボット軸6a、6bに設けることも可能である。
また、上記実施形態では、リードスイッチ95を用いて可動側部材96の回転位置を検出する場合を示したが、リードスイッチ95の代わりに磁気センサとしてホール素子を用いてもよい。
また、可動側部材96の回転位置を検出するスイッチ(センサ)については、上述したような磁気式のものに限らず、光電式や接触式のスイッチを使用することも可能である。
光電式のスイッチを用いる場合は、例えば、固定側に光電スイッチを設け、可動側に反射マークを設けるなどすれば実現可能である。また、接触式のスイッチを用いる場合は、例えば、固定側にマイクロスイッチを設け、可動側にマイクロスイッチの作動子を動作させる突起などを設ければ実現可能である。また、接触式のスイッチとして、固定接点と摺動接点を組み合わせたコンタクタを使用することもできる。
M…車両用ワイパ装置
1…車両
2…フロントガラス(ウインドシールドガラス)
3a、3b…ワイパブレード
4a、4b…ワイパアーム
5…ワイパ装置本体
6a、6b…ピボット軸
8…ウォッシャ装置
30…リンク機構
40…ワイパモータ
40A…モータハウジング
50…出力軸
70…ワイパフレーム(固定側フレーム部材)
83…ウォッシャ制御装置
90…ワイパ動作位置検出器
91…センサホルダ(固定側部材)
95…リードスイッチ(磁気センサ)
96…可動側部材
98…マグネット(磁束変化部材)
W…ウォッシャ液

Claims (5)

  1. ハウジングから出力軸の先端を突出させたワイパモータと、
    前記ワイパモータの出力軸の先端に基端部が連結されて前記出力軸の回転を伝達するリンク機構と、
    前記リンク機構の先端部に連結されたピボット軸と、
    前記ピボット軸に連結されたワイパアームと、
    前記ワイパアームに取り付けられてワイパアームと共に往復揺動することによりウインドシールドガラスの払拭面を払拭するワイパブレードと、
    を備え、
    前記ワイパモータの出力軸の先端から前記ワイパアームまでの間の要素のうち、前記ワイパブレードと連動して動作する要素と固定側フレーム部材との間に、前記ワイパブレードの揺動位置または揺動方向を検出するためのワイパ動作位置検出器が、着脱自在に設けられていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 前記ワイパモータの出力軸の先端と前記固定側フレーム部材との間に、前記ワイパ動作位置検出器が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパ装置。
  3. 前記ワイパ動作位置検出器は、
    前記ワイパモータの出力軸の先端に固定される可動側部材と、
    前記固定側フレーム部材に固定される固定側部材と、
    を組み合わせてなり、
    前記固定側部材に、前記可動側部材の回動位置を検出するためのセンサが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ワイパ装置。
  4. 前記センサとして、周囲の磁束変化に応じて異なる検知信号を出力する磁気センサが設けられており、
    前記可動側部材に、該可動側部材の回動位置に応じて前記磁気センサの周囲に磁束変化を生じさせる磁束変化部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ワイパ装置。
  5. ウォッシャ液の噴射指令が出されたときにウォッシャ液を前記ウインドシールドガラスの払拭面に向けて噴射するウォッシャ装置と、
    前記ウォッシャ装置に噴射指示が出されているときに、前記ワイパ動作位置検出器の信号に基づいてウォッシャ液の噴射動作を制御するウォッシャ制御装置と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用ワイパ装置。
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