JP7207362B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ワイパ装置に関する。
下記特許文献1には、自動車のウインドシールドガラスを払拭するワイパブレードの動きに連動して洗浄液を噴射するウォッシャ装置が開示されている。このウォッシャ装置は、第1及び第2のポンプを有するウォッシャポンプと、ワイパブレードに取り付けられ、第1及び第2のポンプにそれぞれ連通接続された第1及び第2のノズルと、第1及び第2のポンプを切換作動させる駆動回路と、を備えている。
第1のノズルは、往動するワイパブレードの前方近傍に洗浄液を噴射可能に配置されており、第1のポンプが駆動することで洗浄液が送給される。第2のノズルは、復動するワイパブレードの前方近傍に洗浄液を噴射可能に配置されており、第2のポンプが作動することで洗浄液が送給される。
駆動回路は、第1及び第2のコンタクトプレートを有し且つワイパブレードを払拭動作させるワイパモータの出力軸に連結された接点プレートと、該接点プレートの回転により第1及び第2のコンタクトプレートとの接続状態を切換られるコンタクタと、を含んで構成されている。このコンタクタが第1のコンタクトプレートに接続されると、第1のポンプが駆動するようにウォッシャポンプに通電経路が形成され、このコンタクタが第2のコンタクトプレートに接続されると、第2のポンプが駆動するようにウォッシャポンプに通電経路が形成される。
このウォッシャ装置では、上記のようにウォッシャポンプの通電経路の切換えにより第1及び第2のポンプを別々に作動させ、第1及び第2のノズルへの洗浄液の送給を切換える。このため、洗浄液の機械的な切換弁が不要となり、構造が簡素になる。
特開2003-48517号公報
しかしながら、上記の先行技術では、ワイパモータ内に組込まれる接点プレートの第1及び第2のコンタクトプレートと、コンタクタとの摺動接点には、ウォッシャポンプを駆動するための比較的大きな駆動電流が直接供給される。このため、ワイパモータの電波ノイズが悪化し、車両側の他の電子機器に対して悪影響が及ぶことが懸念される。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ワイパ部材に設けられたノズルからワイパ部材の進行方向前方側に洗浄液を噴射する構成において、ワイパモータのノイズ性能に悪影響を及ぼすことなく、ワイパシステム全体の構造を簡素化することができる車両用ワイパ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用ワイパ装置は、車両に搭載される制御装置(86)により作動を制御され、作動することで出力軸(48)を一方向に回転させるワイパモータ(32)と、前記出力軸の一方向の回転をピボット軸(74)の往復回転に変換する変換機構(70)と、前記ピボット軸に取り付けられ、クローズ位置(P1)とオープン位置(P2)との間で往復回動するワイパ部材(18)と、前記ワイパ部材に設けられ、前記往復回動の往路及び復路の少なくとも一方で前記ワイパ部材の進行方向の前方側に洗浄液を噴射可能なノズル(24)と、作動することで前記ノズルに洗浄液を送給するウォッシャポンプ(82)と、少なくとも前記ワイパ部材が前記クローズ位置に位置する状態を検出可能な検出部(60、94)と、を備え、前記検出部の検出結果に基づいて前記ワイパ部材の一往復時間(T)が前記制御装置により検知されると共に、当該検知された一往復時間に基づいて前記ウォッシャポンプが前記制御装置により作動を制御されることにより、前記少なくとも一方での前記ワイパ部材の回動時に前記ウォッシャポンプが作動される。
本発明に係る車両用ワイパ装置では、ワイパモータは、車両に搭載される制御装置により作動を制御され、作動することで出力軸を一方向に回転させる。この出力軸の一方向の回転は、変換機構によってピボット軸の往復回転に変換される。これにより、ピボット軸に取り付けられるワイパ部材が、クローズ位置とオープン位置との間で往復回動する。このワイパ部材に設けられるノズルは、上記往復回動の往路及び復路の少なくとも一方で、ワイパ部材の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能とされる。このノズルには、ウォッシャポンプが作動することで洗浄液が送給される。
また、本発明に係る車両用ワイパ装置は、ワイパ部材がクローズ位置に位置する状態を検出可能な検出部を備えており、上記のようにワイパ部材が往復回動しているときには、ワイパ部材がクローズ位置に位置する状態が一定の時間間隔で検出部により検出される。この検出部の検出結果に基づいて、ワイパ部材の一往復時間が制御装置により検知される。そして、当該検知された一往復時間に基づいて、ウォッシャポンプの作動が制御装置により制御される。これにより、上記少なくとも一方でのワイパ部材の回動時にウォッシャポンプが作動され、ノズルからワイパ部材の進行方向前方側に洗浄液が噴射される。このように構成されているので、洗浄液の機械的な切換弁が不要となり、構造が簡素になる。しかも、上記の検出部は、少なくともワイパ部材がクローズ位置に位置する状態を検出可能な電気信号が得られるものであればよく、ウォッシャポンプを駆動するための比較的大きな駆動電流が供給されるものではない。このため、例えば上記の検出部がワイパモータに搭載される場合でも、ワイパモータの電波ノイズを悪化させずに済むので、車両側の他の電子機器に対して悪影響を及ぼさないようにすることができる。
第1実施形態に係る車両用ワイパ装置とその周辺の構成を示し、ワイパ部材がオープン動作をしている状態を示す正面図である。 ワイパ部材がクローズ動作をしている状態を示す図1に対応した正面図である。 第1実施形態に係る車両用ワイパ装置の制御系統を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両用ワイパ装置が備えるワイパモータの分解斜視図である。 同ワイパモータに搭載した検出部とその周辺の構成を示す斜視図である。 図5に示される構成の一部を図5とは異なる角度から見た状態で示す斜視図である。 図5に示される構成の変形例を示す斜視図である。 ワイパモータの制御回路を示す回路図である。 第1実施形態に係る車両用ワイパ装置が備えるウォッシャモータの制御回路を示す回路図である。 第1実施形態に係る車両用ワイパ装置が備える検出部とその周辺の構成を示す回路図である。 第1実施形態に係る車両用ワイパ装置の制御について説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態に係る車両用ワイパ装置が備えるワイパモータの分解斜視図である。 同ワイパモータに搭載した検出部とその周辺の構成を示す斜視図である。 第2実施形態に係る車両用ワイパ装置の制御について説明するためのタイミングチャートである。
<第1の実施形態>
以下、図1~図11を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両用ワイパ装置10(以下、単に「ワイパ装置10」と称する)について説明する。なお、各図においては、図面を見易くする関係から、一部の符号を省略している場合がある。
(構成)
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係るワイパ装置10は、一例として、車両のフロントウインドシールド12を払拭するためのフロントワイパ装置とされている。このワイパ装置10は、ワイパモータ32と、変換機構としてのリンク機構70と、左右一対のワイパ部材18と、を備えている。左右のワイパ部材18はそれぞれ、ワイパアーム20と、ワイパアーム20の先端部に連結されたワイパブレード22とによって構成されている。
また、このワイパ装置10は、左右のワイパ部材18にそれぞれ取り付けられたノズル24と、各ノズル24に洗浄液を送給するウォッシャポンプ82(図3参照)と、ワイパモータ32に設けられた検出部60(図3参照)と、を備えている。ワイパモータ32及びウォッシャポンプ82は、図3に示されるように、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)86に対して電気的に接続されており、当該ECU86からの電気信号によって作動を制御される構成になっている。
上記のECU86は、車両に搭載されており、ワイパモータ32及びウォッシャポンプ82の他、パワーウィンドウ装置30等の電装品も制御する構成とされている。なお、本実施形態では、制御装置であるECU86とワイパ装置10とが別の構成要素とされているが、これに限らず、制御装置がワイパ装置10の構成要素とされてもよい。
上記のワイパモータ32は、出力軸48を軸線回りの一方向に回転させるタイプのワイパモータとされている。このワイパモータ32の出力軸48には、リンク機構70の構成部材であるクランクアーム72の一端部が固定されている。リンク機構70は、左右のワイパアーム20の基端部がそれぞれ固定された左右一対のピボット軸74と、左右のピボット軸74に一端部が固定された左右一対のピボットレバー76と、一方のピボットレバー76とクランクアーム72との間に架け渡された第1リンクロッド78と、左右のピボットレバー76の他端部間に架け渡された第2リンクロッド80とを有している。
このワイパ装置10では、クランクアーム72がワイパモータ32の出力軸48と一体で出力軸48の軸線回りの一方向へ回転(連続回転)されると、クランクアーム72の回転駆動力が第1リンクロッド78を介して一方のピボットレバー76に伝達される。このピボットレバー76の回転駆動力は、第2リンクロッド80を介して他方のピボットレバー76に伝達され、左右のピボットレバー76が左右のピボット軸74と一体で左右のピボット軸74の軸線回りに往復回動される。これにより、左右のワイパ部材18がフロントウインドシールド12上で同方向に連動して往復回動し、左右のワイパブレード22がフロントウインドシールド12を往復払拭する。この場合、図1及び図2に示されるクローズ位置(下反転位置)P1とオープン位置(上反転位置)P2との間で各ワイパ部材18が往復回動する。左右のワイパ部材18は、ワイパモータ32が作動していない通常時には、クローズ位置(下反転位置)P1に配置される構成になっている。
以下の説明では、図1に「OPEN動作」の矢印で示されるようにクローズ位置P1からオープン位置P2へ向かう往路での各ワイパ部材18の払拭動作を「オープン動作」と称する。また、以下の説明では、図2に「CLOSE動作」の矢印で示されるようにオープン位置P2からクローズ位置P1へ向かう復路での各ワイパ部材18の払拭動作を「クローズ動作」と称する。また、以下の説明では、左右のワイパ部材18を、単に「ワイパ部材18」と称する。
図1及び図2に示されるように、ワイパ部材18には、ノズル24である第1ノズル24A及び第2ノズル24Bが取り付けられている。第1ノズル24A及び第2ノズル24Bは、ワイパアーム20の先端部又はワイパブレード22の長手方向中間部に取り付けられており、ワイパ部材18の回動方向において互いに反対向きの姿勢で配置されている。第1ノズル24Aは、オープン動作の際に(すなわちワイパ部材18の往復回動の往路において)、ワイパ部材18の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能とされている。第2ノズル24Bは、クローズ動作の際に(すなわちワイパ部材18の往復回動の復路において)、ワイパ部材18の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能とされている。
第1ノズル24A及び第2ノズル24Bは、それぞれ図示しないホースを介して、図3に示されるウォッシャポンプ82と接続されている。このウォッシャポンプ82は、洗浄液(ウォッシャ液)が貯留される図示しないウォッシャタンクと図示しないホースを介して接続されている。このウォッシャポンプ82は、駆動源であるウォッシャモータ84(図9参照)と、当該ウォッシャモータ84により回転される図示しないインペラとを備えている。このウォッシャポンプ82では、ウォッシャモータ84が正転されると第1ノズル24Aに洗浄液が送給され、ウォッシャモータ84が逆転されると第2ノズル24Bに洗浄液が送給される構成になっている。
上記のウォッシャモータ84及びワイパモータ32は、前述したように、車両に搭載されたECU86に電気的に接続されている。このECU86は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)86A、RAM(Random Access Memory)86B、ROM(Read Only Memory)86C、及び外部の装置との通信を行う入出力インタフェース部(I/O)86Dを有しており、これらがバス86Eを介して相互に通信可能に接続された構成になっている。
CPU86Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU86Aは、ROM86Cから制御プログラム86C1を読み出し、RAM86C1を作業領域として制御プログラム86C1を実行する。このCPU86Aは、ROM86Cに記録されている制御プログラム86C1に従って、上記各構成要素の制御および各種の演算処理を行うように構成されている。なお、制御装置は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよいし、ハードウエア及びソフトウエアのいずれによって実現されてもよい。
入出力インタフェース部86Dには、ワイパモータ32及びウォッシャモータ84の他、車両に搭載されたパワーウィンドウ装置30のモータ等が電気的に接続されている。また、入出力インタフェース部86Dには、車両のステアリングコラム等に設けられたワイパ/ウォッシャスイッチ88が電気的に接続されている。
このワイパ/ウォッシャスイッチ88は、ワイパモータ32を作動させるワイパスイッチ89と、ワイパモータ32及びウォッシャモータ84を作動させるウォッシャスイッチ90とを備えている。このワイパウォッシャスイッチ88は、例えば回動操作可能なレバーを含んで構成されている。ワイパスイッチ89は、例えば上記のレバーが車両上下方向に回動操作されることにより、ワイパモータ32をミストモード(MIST)で作動させるミストモード選択位置と、ワイパモータ32を間欠払拭モード(INT)で作動させる間欠払拭モード選択位置と、ワイパモータ32を低速払拭モード(LOW)で作動させる低速払拭モード選択位置と、ワイパモータ32を高速払拭モード(HIGH)で作動させる高速払拭モード選択位置と、ワイパモータ32の作動を停止させるOFF位置とに切り替え可能とされている。ウォッシャスイッチ90は、例えば上記のレバーが車両後方側に回動操作(手前側に引く操作)されている間だけONになるように構成されている。
上記のウォッシャモータ84は、ワイパモータ32に設けられた検出部60の検出結果に基づいて、ECU86により作動を制御される構成になっている。以下、図4~図7を用いてワイパモータ32及び検出部60の構成について説明する。
ワイパモータ32は、モータ34と、当該モータ34の回転を減速する減速機構42と、当該減速機構42を収納したハウジング50と、当該ハウジング50に支持され、上記の減速機構42によって減速されて回転する出力軸48とを備えている。モータ34は、一例としてブラシモータとされている。ハウジング50は、例えばアルミニウム合金のダイカストによって製造されたものであり、出力軸48の軸方向の厚さ寸法が小さい扁平な略矩形箱状に形成されている。このハウジング50は、出力軸48の軸方向一方側(図4では上側)が開放された収容室52を有している。この収容室52の開口部は、例えば樹脂からなるカバー56によって閉塞される構成になっている。
また、このハウジング50の一端部には、円筒状のモータ接続部54が形成されている。このモータ接続部54には、モータ34のヨーク36が固定されている。ヨーク36内には、モータ34のアーマチャ38が収容されており、上記のモータ接続部54内には、ブラシホルダ40が収容されている。アーマチャ38のシャフトは、ハウジング50の収容室52内へ延びる部分を有しており、当該部分の外周面にはウォーム44が転造により形成されている。このウォーム44は、収容室52内に収容されたウォームホイール46に噛合されている。ウォーム44及びウォームホイール46は、減速機構42を構成している。また、ウォームホイール46は、本発明における「ギヤ」に相当しており、ワイパモータ32の作動時には出力軸48と一体で軸線回りの一方向(図4及び図5の矢印R方向)へ回転(連続回転)する。
ウォームホイール46の軸心部には、出力軸48が同軸的に固定されており、当該出力軸48を介してウォームホイール46がハウジング50に回転可能に支持されている。この出力軸48の先端側は、ウォームホイール46に対してカバー56とは反対側へ延びており、ハウジング50の外側へ突出している。この出力軸48の先端部には、前述したクランクアーム72が固定されている。
ウォームホイール46におけるカバー56側の面(出力軸48の突出方向とは反対側の面)には、樹脂などの絶縁材料からなるインシュレータ58が取り付けられている。このインシュレータ58は、略円板状に形成されており、ウォームホイール46と同心状に配置されている。このインシュレータ58は、図5及び図6に示されるように、ボス部58Aとフランジ部58Bとによって構成されている。ボス部58Aは、ウォームホイール46側に開口した有底円筒状に形成されており、フランジ部58Bは、ボス部58Aにおける開口側の端部からフランジ状に径方向外側に向けて延出されている。ボス部58Aの内側には、ウォームホイール46の中央部に形成された円柱状のボス部46A(図4参照)が収容されており、当該収容状態でインシュレータ58とウォームホイール46とから互いに近接する方向に突出形成された突起がウォームホイール46の一方向の回転において係合して一体的に連れ回りするように構成されている。なお、図5に示すインシュレータ58は、ウォームホイール46の他方向の1回転未満の回転に対しては互いの突起の係合が解除されるため連れ回りしない構成である。
フランジ部58Bにおけるカバー56側の面には、カムプレート62が取り付けられている。カムプレート62は、例えば導電性を有する金属板によってリング状に形成されており、フランジ部58Bに対して爪嵌合等の手段で固定されている。このカムプレート62は、インシュレータ58を介して間接的にウォームホイール46に取り付けられており、ワイパモータ32の作動時には、インシュレータ58のウォームホイール46との一体的な一方向への連れ回りにより軸線回りの一方向(図4及び図5の矢印R方向)へ回転する。なお、図7に示される変形例のように、カムプレート62がウォームホイール46に直接取り付けられる構成にしてもよい。この変形例では、ウォームホイール46におけるカバー56側の面(出力軸48の突出方向と反対側の面)に、カムプレート62が爪嵌合等の手段で直接取り付けられている。
カムプレート62の外周部には、カムプレート62の径方向外側へ突出したクローズ側カム62Aが形成されており、カムプレート62の内周部には、カムプレート62の径方向内側へ突出したオープン側カム62Bが形成されている。このカムプレート62は、当該カムプレート62に対してカバー56側に配置されたコンタクト部64と共に検出部60を構成している。なお、クローズ側カム62Aがカムプレート62の内周部に形成され、オープン側カム62Bがカムプレート62の外周部に形成された構成にしてもよい。
コンタクト部64は、カムプレート62の回転によりカムプレート62に対する電気的な接続状態を切換えられるものであり、第1端子としてのP端子64Aと、第2端子としてのCL端子64Bと、第3端子としてのOP端子64Cとによって構成されている。P端子64A、CL端子64B及びOP端子64C(何れもコンタクトレバー)は、例えば金属等の導電性を有する材料によって全体として長尺板状に形成されており、カバー56の内面に取り付けられている。ここでインナカバー66は、例えば樹脂によって構成されており、カバー56に取り付けられ、後述のインサートターミナル68に電気的に接続されているコンデンサなどの雑防素子を保持している。
上記のP端子64A、CL端子64B及びOP端子64Cは、カバー56に埋設されたインサートターミナル68と電気的に接続されている。このインサートターミナル68は、一端が前述したブラシホルダ40に設けられた図示しないブラシとも電気的に接続されており、他端がカバー56のコネクタ部56Aから導出されている。このコネクタ部56Aから導出された複数のインサートターミナル68は、図示しない外部コネクタが接続され、ハーネスを介して一部が前述したECU86等と電気的に接続されており、別の一部は電源などに接続されている。
P端子64Aは、カムプレート62の回転位置によらず、常にカムプレート62と接触するように配置されている。CL端子64Bは、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態で、カムプレート62のクローズ側カム62Aと接触するように配置されている。OP端子64Cは、ワイパ部材18がオープン位置P2に位置する状態で、カムプレート62のオープン側カム62Bと接触するように配置されている。上記の「接触する」は「電気的に接続される」と同義である。
このワイパモータ32の作動時には、カムプレート62が出力軸48と一体的に軸線回りの一方向へ回転され、CL端子64B及びOP端子64Cがカムプレート62に対する接続及び非接続を交互に切換えられる。具体的には、オープン動作をするワイパ部材18がオープン位置P2に達すると、OP端子64Cがオープン側カム62Bと接触し、OP端子64CとP端子64Aとが電気的に接続される。その状態からカムプレート62が180度回転すると、OP端子64Cとオープン側カム62Bとが非接触となるとともにCL端子64Bがクローズ側カム62Aと接触し、CL端子64BとP端子64Aとが電気的に接続される。この180度の回転の際には、ワイパ部材18がオープン位置P2からクローズ動作を行い、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達すると、CL端子64BとP端子64Aとが電気的に接続される。
これらのP端子64A、CL端子64B及びOP端子64Cの電気的な接続状態を電気信号として出力し検出することにより、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態とオープン位置P2に位置する状態とを検出できるようになっている。P端子64A及びOP端子64Cは、ECU86の入出力インタフェース部86Dに電気的に接続されており、CL端子64Bは、グランドに接続されている。
次に、図8~図11を用いて、ワイパ装置10の回路構成及び制御について説明する。なお、図8~図11では、オープン及びクローズを「OPEN」及び「CLOSE」と記載している。図8に示されるように、ワイパモータ32のモータ34は、リレーR1及びリレーR2(図3では図示省略)を介して電源のプラス側と接続されている。リレーR1は、モータ34をON・OFFするためのON-OFFリレーであり、リレーR2は、低速払拭モード(LOW)と高速払拭モード(HIGH)との切換リレーである。また、図9に示されるように、ウォッシャポンプ82のウォッシャモータ84は、リレーR3及びリレーR4を介して電源のプラス側と接続される。リレーR3は、ウォッシャモータ84を正転させる場合のON-OFFリレーであり、リレーR4は、ウォッシャモータ84を逆転させる場合のON-OFFリレーである。これらのリレーR1、R2、R3、R4は、ここではノーマルクローズ(NC)の接触形式とされている。
ECU86の入出力インタフェース部86D(図3参照)には、上記のリレーR1、R2、R3、R4を備えたリレーユニット92が電気的に接続されている。ECU86は、ワイパ/ウォッシャスイッチ88の位置に応じて、リレーユニット92の各リレーR1、R2、R3、R4を制御する構成になっている。例えばワイパ/ウォッシャスイッチ88が低速払拭モード選択位置に切換えられると、ECU86は、リレーR1をONにすると共に、リレーR2をOFF(NC)のままとする。これにより、ワイパモータ32が低速で一方向に連続回転される。また例えば、ワイパ/ウォッシャスイッチ88が高速払拭モード選択位置に切換えられると、ECU86は、リレーR1及びリレーR2を何れもONにする。これにより、ワイパモータ32が高速で一方向に連続回転される。そして、ワイパ/ウォッシャスイッチ88がOFF位置に切換えられると、ECU86は、先ずリレーR2をOFF(NC)にし、その後にCL端子64Bがクローズ側カム62Aと接触してP端子が0Vになったことを検出すると、リレーP1をOFF(NC)にする。つまり、ECU86は、ワイパ部材18がクローズ動作によりクローズ位置P1に到達すると、ワイパモータ32を停止させる。
また、ウォッシャスイッチ90がONにされると、ECU86は、リレーR1をONにすると共に、リレーR2をOFF(NC)のままとし、さらにP端子64A、CL端子64B及びOP端子64Cの電気的な接続状態に応じてリレーR3、R4を以下のように制御する。すなわち、ECU86は、ウォッシャスイッチ90がONにされると、ワイパモータ32を低速で回転させると共に、P端子64A、CL端子64B及びOP端子64Cの電気的な接続状態に基づいて、ワイパ部材18が一往復するのに要する時間(一往復時間)を検知する。言い換えると、この一往復時間は、ワイパ部材18がクローズ位置P1から再びクローズ位置P1に至るまでの回転時間であり、ワイパモータ32の出力軸48が1回転する時間に等価である。そして、ECU86は、検知した一往復時間に基づいてリレーR3、R4のON・OFF状態を切換え、ウォッシャモータ84の作動を制御する。
リレーR3がONにされる一方、リレーR4がOFF(NC)にされた状態では、ウォッシャモータ84(ウォッシャポンプ82)が正転し、第1ノズル24Aから洗浄液が噴射されるようになっている。また、リレーR3がOFF(NC)にされる一方、リレーR4がONにされた状態では、ウォッシャモータ84が逆転し、第2ノズル24Bから洗浄液が噴射されるようになっている。また、リレーR3及びリレーR4の両方がOFF(NC)にされた状態では、ウォッシャモータ84は閉回路を形成して発電制動により停止されるようになっている。
ECU86は、P端子64A、CL端子64B及びOP端子64Cの電気的な接続状態を、P端子64Aに発生する電圧(カム信号)によって検出する構成になっている。なお、これら各端子64A~64Cとカムプレート62との間には、従来技術のようなウォッシャモータを駆動する大きな電流ではなく、不図示のECU側での抵抗により電気信号としての微小な電流が流れるように構成されている。このP端子64Aは、CPU86Aと電気的に接続されており、CL端子64Bはグランドに接続されている。また、OP端子64Cは、抵抗を介して電源と電気的に接続されており、抵抗によって分圧された電圧(ここでは、一例として電源電圧Vccの1/2の電圧)がOP端子64Cに発生するようになっている。
カムプレート62のクローズ側カム62AがCL端子64Bと接触した状態では、P端子64Aの電圧が0Vになる。これにより、ECU86は、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置すると判断する。また、カムプレート62のオープン側カム62BがOP端子64Cと接触した状態では、P端子64Aの電圧が1/2Vccになる。これにより、ECU86は、ワイパ部材18がオープン位置P2に位置すると判断する。なお、カムプレート62がCL端子64B及びOP端子64Cの何れとも接触していない状態では、P端子64Aの電圧がVccになるように構成されている。
次に図11を用いて、ウォッシャスイッチ90がONにされた場合のワイパモータ32及びウォッシャモータ84の作動制御について説明する。この図11は、ワイパモータ32すなわちワイパ装置10が作動していない状況でウォッシャスイッチ90がONにされた場合の作動制御を示すものである。この図11では、一例として、ワイパ部材18の一往復時間がT秒であり、ウォッシャスイッチ90がONにされた時間がT秒以上で且つ2T秒未満の場合を図示している。このようにウォッシャスイッチ90が操作されると、ワイパモータ32が低速で一定時間だけ作動される構成になっている。この際のワイパモータ32の作動時間は、一例として、ワイパ部材18が二往復するのに要する時間である2T秒とされている。なお、ウォッシャスイッチ90がONにされた時間が2T秒以上の場合、ワイパモータ32の作動時間は、3T秒以上で且つTの整数倍の秒数とされている。
図11に示されるようにウォッシャスイッチ90がONにされ、ワイパモータ32が起動すると、当該起動から1/2T秒後にワイパ部材18がオープン位置P2で反転し、当該反転から1/2T秒後にワイパ部材18がクローズ位置P1で反転する。さらに、その1/2T秒後にワイパ部材18がオープン位置P2で反転し、当該反転から1/2T秒後にワイパ部材18がクローズ位置P1で停止する。
上記のようにワイパ部材18が二往復する間、ECU86は、P端子64Aに発生する電圧(カム信号)に基づいて、ワイパ部材18の一往復時間(図11において符号Tを付した時間)を検知し、当該検知結果に基づいてウォッシャモータ84の作動を制御する。この場合、ECU86は、ワイパ部材18のオープン動作とクローズ動作とに合わせて、ウォッシャモータ84の作動と休止とを交互に繰り返すように構成されている。この場合の「休止」は、「一時的に止める」ことであり、以下に記載する「停止」は、単に「止める」ことである。「休止」の場合、ウォッシャモータ84が再作動されるが、「停止」の場合、ウォッシャスイッチ90が再びONにされない限り、ウォッシャモータ84は再作動されない。
図11に示されるようにウォッシャスイッチ90がONにされた際には、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置しており、P端子64Aの電圧が0Vであるため、ECU86は、ウォッシャモータ84を正転でt1秒間だけ作動させた後にt2秒間だけ休止させる。この場合、「t1+t2=T」であり、かつ「t1>t2」に設定されている。このウォッシャモータ84の正転により、オープン動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第1ノズル24Aから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がオープン位置P2に到達する前に洗浄液の噴射が休止される。
また、ワイパ部材18がオープン位置P2に到達して反転する際には、P端子64Aの電圧が1/2Vccとなるため、ECU86は、ウォッシャモータ84を逆転でt1秒間だけ作動させた後にt2秒間だけ休止させる。このウォッシャモータ84の逆転により、クローズ動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第2ノズル24Bから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達する前に洗浄液の噴射が休止される。
また、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達して反転する際には、P端子64Aの電圧が再び0Vになるため、ECU86は、ウォッシャモータ84を正転でt1秒間だけ作動させた後にt2秒間だけ休止させる。これにより、オープン動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第1ノズル24Aから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がオープン位置P2に到達する前に洗浄液の噴射が休止される。
その後、ワイパ部材18が再びオープン位置P2に到達して反転する際には、P端子64Aの電圧が再び1/2Vccとなるため、ECU86は、ウォッシャモータ84を逆転でt1秒間だけ作動させた後に停止させる。これにより、クローズ動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第2ノズル24Bから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達する前に洗浄液の噴射が停止される。
その後、ワイパ部材18が再びクローズ位置P1に到達した際には、P端子64Aの電圧が再び0Vになり、ECU86は、ワイパモータ32及びウォッシャモータ84を停止させる。このT秒~2T秒の間の動作は、最初のT秒の動作と同様とされている。なお、ワイパ装置10の作動中にウォッシャスイッチ90がONにされた場合、ECU86は、払拭動作中のワイパ部材18の位置をカム信号により検出し、ワイパ部材18が次の反転位置で反転したときから、ウォッシャモータ84の作動制御を開始する。
上述したように、本実施形態では、ウォッシャモータ84(ウォッシャポンプ82)の正転と逆転とが、ワイパ部材18の往復回動の往路と復路とで切換えられる。これにより、ワイパ部材18の往復回動の往路及び復路の両方でワイパ部材18の進行方向前方側に洗浄液が噴射されるように構成されている。
また、本実施形態では、ワイパ部材18の一往復時間の変動に応じて、ウォッシャモータ84(ウォッシャポンプ82)の作動時間t1及び休止時間t2がECU86により補正される構成になっている。つまり、ワイパモータ32の回転数は、電源電圧の変動やワイパ部材18に加わる負荷の変動などにより変動するため、ワイパ部材18の一往復時間が常に一定とは限らない。このため、ECU86は、P端子64Aの電圧を常時モニタすることで、ワイパ部材18の一往復時間の変動すなわちワイパモータ32の回転数の変動を検知し、当該変動に合わせてウォッシャモータ84の作動時間t1及び休止時間t2を補正するように構成されている。具体的には、ECU86は、P端子64Aの電圧の変化から、ワイパ部材18のオープン動作及びクローズ動作の時間を常にモニタし、オープン動作及びクローズ動作の時間が増加又は減少した場合には、その増加又は減少の割合に応じて作動時間t1及び休止時間t2を増加又は減少させるように構成されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るワイパ装置10では、ワイパモータ32は、車両に搭載されるECU86により作動を制御され、作動することで出力軸48を一方向に回転させる。この出力軸48の一方向の回転は、リンク機構70によってピボット軸74の往復回転に変換される。これにより、ピボット軸74に取り付けられたワイパ部材18が、クローズ位置P1とオープン位置P2との間で往復回動する。このワイパ部材18に設けられた第1ノズル24Aは、上記往復回動の往路でワイパ部材18の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能とされている。また、ワイパ部材18に設けられた第2ノズル24Bは、上記往復回動の復路でワイパ部材18の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能とされている。これらの第1ノズル24A及び第2ノズル24Bには、ウォッシャポンプ82が作動することで洗浄液が送給される。
また、このワイパ装置10は、ワイパ部材18がクローズ位置P1及びオープン位置P2に位置する状態を検出可能な検出部60を備えており、上記のようにワイパ部材18が往復回動しているときには、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態とオープン位置P2に位置する状態とが一定の時間間隔で検出部60により検出される。この検出部60の検出結果に基づいて、ワイパ部材18の一往復時間がECU86により検知される。そして、当該検知された一往復時間に基づいて、ウォッシャポンプ82の作動がECU86により制御される。これにより、上記往路及び復路でのワイパ部材18の回動時にウォッシャポンプ82が作動され、第1ノズル24A又は第2ノズル24Bからワイパ部材18の進行方向前方側に洗浄液が噴射される。このように構成されているので、洗浄液の機械的な切換弁が不要となり、構造が簡素になる。
しかも、上記の検出部60は、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態とオープン位置P2に位置する状態とを検出可能な電気信号が得られるものであればよく、ウォッシャポンプ82を駆動するための比較的大きな駆動電流が供給されるものではない。このため、当該検出部60がワイパモータ32に搭載された構成であっても、ワイパモータ32の電波ノイズを悪化させずに済むので、車両側の他の電子機器に対して悪影響を及ぼさないようにすることができる。
なお、ワイパモータにFET(電界効果トランジスタ)を有する制御基板(制御回路)やホールIC等の角度センサが搭載され、ワイパモータを正逆転制御させるタイプの車両用ワイパ装置では、上記の角度センサでワイパモータの出力軸の回転角度及び回転方向を検出し、その検出結果に基づいて上記の制御基板がウォッシャポンプの作動を制御することができる。しかしながら、そのような構成の場合、ワイパモータが複雑で高価なものとなる。この点、本実施形態では、ワイパモータ32に搭載される検出部60は、単にワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態とオープン位置に位置する状態とを検出可能な電気信号が得られるものであればよい。しかも、ワイパ装置10とは別に車両に搭載されたECU86により、ワイパモータ32及びウォッシャポンプ82の作動を制御するので、ワイパモータ32に制御基板を搭載する必要がない。よって、本実施形態では、ワイパモータ32を含むワイパ装置10を簡素で安価なものとすることができる。
また、本実施形態では、ECU86により作動を制御されるウォッシャポンプ82が、ワイパ部材18の往路と復路とで正転と逆転とを切換えられる。ウォッシャポンプ82が正転すると、第1ノズル24Aに洗浄液が送給され、ウォッシャポンプ82が逆転すると、第2ノズル24Bに洗浄液が送給される。これにより、第1ノズル24A及び第2ノズル24Bに対して一つのウォッシャポンプ82で別々に洗浄液を送給することができるので、背景技術の欄で説明した先行技術のように、ウォッシャポンプが第1及び第2のポンプを有する構成と比較して、装置全体の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、ウォッシャポンプ82は、ワイパ部材18がクローズ位置P1及びオープン位置P2の一方から回動し始めるときに作動され、ワイパ部材18がクローズ位置P1及びオープン位置P2の他方に到達する前に休止される。これにより、前記他方の位置での洗浄液の液溜りや液だれを防止することができると共に、洗浄液を節約することができる。
さらに、本実施形態では、ワイパモータ32に印加される電圧の変動などにより、ワイパモータ32の回転数が変動し、ワイパ部材18の一往復時間が変動すると、ウォッシャポンプ82の作動時間t1及び休止時間t2がECU86により補正される。これにより、ワイパ部材18の往復回動とウォッシャポンプ82の作動タイミングとが上記回転数の変動によってずれることを防止又は抑制できる。
また、本実施形態では、ワイパモータ32の作動時には、ワイパモータ32に設けられたカムプレート62が、出力軸48の回転方向である一方向に回転される。このカムプレート62の回転により、ワイパモータ32に設けられたコンタクト部64がカムプレート62に対する電気的な接続状態を切換えられる。この切換えにより、簡単な構成でワイパ部材18の位置を検出することができる。
しかも、上記のカムプレート62は、出力軸48と一体で回転するウォームホイール46と一体的に一方向に連れ回りするインシュレータ58に取り付けられる。これにより、ワイパモータ32の作動時には、カムプレート62が出力軸48及びウォームホイール46と一緒に上記一方向に回転される。このように構成されるので、例えば既存のワイパモータ32に対して異なるパターン形状のカムプレート62を設定する場合に、設計変更が少なくて済む。
また、上記のコンタクト部64は、カムプレート62に対して常に電気的に接続されるP端子64Aと、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態でカムプレート62に対して電気的に接続されるCL端子64Bと、ワイパ部材18がオープン位置P2に位置する状態でカムプレート62に対して電気的に接続されるOP端子64Cと、を有している。これらの端子64A、64B、64Cの電気的な接続状態を検出することにより、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態と、オープン位置P2に位置する状態とを検出することができる。これにより、例えば強風時におけるワイパ部材18のオープン動作とクローズ動作との速度の違いをECU86が検知可能となる。その結果、ワイパ部材18のオープン動作及びクローズ動作の両方でウォッシャポンプ82の作動を精度良く制御することが可能となる。
なお、上記第1実施形態では、ワイパ部材18のオープン動作とクローズ動作とで、ウォッシャポンプ82の作動時間t1及び休止時間t2が同一に設定された構成にしたが、これに限るものではない。ワイパ部材のオープン動作とクローズ動作とで、ウォッシャポンプの作動時間及び休止時間が制御装置により別々に制御される構成にしてもよい。それにより、例えば強風時などにおけるワイパ部材のオープン動作とクローズ動作との速度の違いに合わせて、ウォッシャポンプ82を適切に作動させることが可能となる。つまり、強風時などには、ワイパ部材18のオープン動作がクローズ動作に比べて速くなる場合があるが、そのような場合でも、上記のように構成することにより、ウォッシャポンプ82の適切な制御が可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
図12には、本発明の第2実施形態に係る車両用ワイパ装置が備えるワイパモータ32が分解斜視図にて示されている。この実施形態では、第1実施形態に係る検出部60とは異なる検出部94がワイパモータ32に設けられており、第1実施形態に係るインシュレータ58が省略されている。なお、図12では、クランクアーム72及びその周辺部材の図示が省略されている。
上記の検出部94は、ウォームホイール46に直接取り付けられたカムプレート96と、一対の端子としてのP端子98A及びCL端子98Bとによって構成されている。カムプレート96は、第1実施形態に係るカムプレート62のようにリング状に形成されておらず、略扇形の板片状で出力軸48の軸線周りに同心状に形成されている。このカムプレート96は、ウォームホイール46におけるカバー56側の面の外周側の一部に爪嵌合等の手段で取り付けられている。P端子98A及びCL端子98Bは、第1実施形態に係るP端子64A及びCL端子64Bと同様の機能を有しており、カバー56の内面に取り付けられている。これらのP端子98A及びCL端子98Bは、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置する状態でカムプレート96に対して電気的に接続されるように配置されている。
この実施形態では、ECU86は、P端子98A及びCL端子98Bとの電気的な接続状態を、P端子98Aに発生する電圧(カム信号)によって検出する構成になっている。なお、これら各端子98A、98Bとカムプレート96との間には、従来技術のようなウォッシャモータを駆動する大きな電流ではなく、第1実施形態同様、不図示のECU側での抵抗により電気信号としての微小な電流が流れるように構成されている。このP端子98Aは、CPU86Aと電気的に接続されており、CL端子98Bはグランドに接続されている。これにより、カムプレート96がP端子98A及びCL端子98Bと接触した状態では、P端子98Aの電圧が0Vになり、カムプレート96がP端子98A及びCL端子98Bと接触していない状態では、P端子98Aの電圧が電源電圧Vccになるように構成されている。このため、ECU86は、P端子98Aに発生する電圧が0Vになることで、ワイパ部材18がクローズ位置P1に位置することを検出する。
この実施形態では、図14に示されるように、第1実施形態と同様にウォッシャスイッチ90がONにされた場合、ECU86は、P端子98Aに発生する電圧(カム信号)に基づいてワイパ部材18の一往復時間(図14において符号Tを付した時間)を検知し、当該検知結果に基づいてウォッシャモータ84の作動を制御する。なお、図14は、図11と同様に、ワイパ装置10が作動していない状況でウォッシャスイッチ90がONにされた場合の作動制御を示すものである。
具体的には、ウォッシャスイッチ90がONにされた際には、P端子98Aの電圧が0Vであるため、ECU86は、ウォッシャモータ84を正転でt1秒間だけ作動させた後にt2秒間だけ休止させる。このウォッシャモータ84の正転により、オープン動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第1ノズル24Aから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がオープン位置P2に到達する前に洗浄液の噴射が休止される。
また、ECU86は、クロックパルスにより時間をカウントしており、ワイパモータ32が回転し始めてから1/2T秒が経過した時点で、ワイパ部材18がオープン位置P2に到達して反転すると判断し、ウォッシャモータ84を逆転でt1秒間だけ作動させた後にt2秒間だけ休止させる。このウォッシャモータ84の逆転により、クローズ動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第2ノズル24Bから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達する前に洗浄液の噴射が休止される。
また、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達して反転する際には、P端子98Aの電圧が再び0Vになるため、ECU86は、ウォッシャモータ84を正転でt1秒間だけ作動させた後にt2秒間だけ休止させる。これにより、オープン動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第1ノズル24Aから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がオープン位置P2に到達する前に洗浄液の噴射が休止される。
また、ECU86は、ワイパモータ32が回転し始めてから3/2T秒が経過した時点で、ワイパ部材18が再びオープン位置P2に到達して反転すると判断し、ウォッシャモータ84を逆転でt1秒間だけ作動させた後に停止させる。このウォッシャモータ84の逆転により、クローズ動作をするワイパ部材18の進行方向前方側に第2ノズル24Bから洗浄液が噴射され、ワイパ部材18がクローズ位置P1に到達する前に洗浄液の噴射が停止される。
その後、ワイパ部材18が再びクローズ位置P1に到達した際には、P端子98Aの電圧が再び0Vになり、ECU86は、ワイパモータ32及びウォッシャモータ84を停止させる。この実施形態では、上記以外の構成は、第1実施形態と同様とされている。
この実施形態では、ワイパ部材18がオープン位置に位置する状態が検出されず、クローズ位置P1から次にクローズ位置P1に位置する状態を検出するように構成したこと、及びウォームホイール46にカムプレート96が直接固定されたものであること以外の点では、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。しかも、この実施形態では、検出部94の構成が第1実施形態よりも簡素化されると共に、インシュレータ58が省略されているので、第1実施形態よりもワイパモータ32の構成を簡素なものにすることができる。
<実施形態の補足説明>
なお、前記各実施形態では、ワイパ部材18のオープン動作時とクローズ動作時との両方でウォッシャポンプ82が作動される構成としたが、これに限らず、オープン動作時とクローズ動作時との何れか一方のみでウォッシャポンプ82が作動される構成にしてもよい。そのように制御するためには、ECU86の制御プログラム86C1を変更するだけでよく、第1ノズル24A又は第2ノズル24Bを省略することが可能となる。例えば、オープン動作時のみにウォッシャポンプ82が作動される構成にする場合、オープン動作の始点となるクローズ位置P1からワイパ部材18が回動し始めるときにウォッシャポンプ82が所定時間作動され、オープン動作の終点となるオープン位置P2にワイパ部材18が到達する前にウォッシャポンプ82が休止されるようにすることが好ましい。
また、前記各実施形態では、ワイパモータ32に設けられた検出部60、94が、カムプレート62、96と、コンタクト部64、98とを備えた構成にしたが、これに限るものではない。検出部は、ワイパ部材が少なくともクローズ位置に位置する状態を検出可能なものであればよく、マイクロスイッチ等であってもよい。また、検出部がワイパモータ32に設けられる構成に限らず、ワイパモータ32以外(例えばリンク機構70におけるクローズ位置に対応した揺動限界位置)に設けられる構成にしてもよい。
また、前記各実施形態におけるワイパモータ32やリンク機構70(変換機構)等の構造は、単なる一例であり、その構造は適宜変更可能である。
また、前記各実施形態では、フロントワイパ装置であるワイパ装置10に対して本発明が適用された場合について説明したが、これに限るものではない。本発明は、車両のリヤワイパ装置や、アウタミラー用のワイパ装置などに対しても適用可能である。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が前記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10・・・車両用ワイパ装置、18・・・ワイパ部材、24・・・ノズル、24A・・・第1ノズル、24B・・・第2ノズル、32・・・ワイパモータ、46・・・ウォームホイール、48・・・出力軸、60・・・検出部、62・・・カムプレート、64・・・コンタクト部、64A・・・P端子(第1端子)、64B・・・CL端子(第2端子)、64C・・・OP端子(第3端子)、82・・・ウォッシャポンプ、86・・・ECU(制御装置)、94・・・検出部、96・・・カムプレート、98・・・コンタクト部、98A・・・P端子(端子)、98B・・・CL端子(端子)

Claims (12)

  1. 車両に搭載される制御装置(86)により作動を制御され、作動することで出力軸(48)を一方向に回転させるワイパモータ(32)と、
    前記出力軸の一方向の回転をピボット軸(74)の往復回転に変換する変換機構(70)と、
    前記ピボット軸に取り付けられ、クローズ位置(P1)とオープン位置(P2)との間で往復回動するワイパ部材(18)と、
    前記ワイパ部材に設けられ、前記往復回動の往路及び復路の少なくとも一方で前記ワイパ部材の進行方向の前方側に洗浄液を噴射可能なノズル(24)と、
    作動することで前記ノズルに洗浄液を送給するウォッシャポンプ(82)と、
    少なくとも前記ワイパ部材が前記クローズ位置に位置する状態を検出可能な検出部(60、94)と、
    を備え、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記ワイパ部材の一往復時間(T)が前記制御装置により検知されると共に、当該検知された一往復時間に基づいて前記ウォッシャポンプが前記制御装置により作動を制御されることにより、前記少なくとも一方での前記ワイパ部材の回動時に前記ウォッシャポンプが作動される車両用ワイパ装置。
  2. 前記少なくとも一方での前記ワイパ部材の回動は、前記ワイパ部材が前記クローズ位置から前記オープン位置へと回動するオープン動作である請求項1に記載の車両用ワイパ装置。
  3. 前記ノズルは、
    前記オープン動作時に前記ワイパ部材の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能な第1ノズル(24A)と、
    前記ワイパ部材が前記オープン位置から前記クローズ位置へと回動するクローズ動作時に前記ワイパ部材の進行方向前方側に洗浄液を噴射可能な第2ノズル(24B)と、
    を有し、
    前記ウォッシャポンプは、正転することで前記第1ノズルに洗浄液を送給する一方、逆転することで前記第2ノズルに洗浄液を送給し、
    前記ウォッシャポンプの正転と逆転とが前記オープン動作時と前記クローズ動作時とで前記制御装置により切換えられる請求項2に記載の車両用ワイパ装置。
  4. 前記ウォッシャポンプは、前記オープン動作をする前記ワイパ部材が前記オープン位置に到達する前に休止される請求項2又は請求項3に記載の車両用ワイパ装置。
  5. 前記ウォッシャポンプは、前記クローズ動作をする前記ワイパ部材が前記クローズ位置に到達する前に休止又は停止される請求項3又は請求項3を引用する請求項4に記載の車両用ワイパ装置。
  6. 前記ウォッシャポンプは、前記一往復時間の変動に応じて作動時間(t1)及び休止時間(t2)を前記制御装置により補正される請求項4又は請求項5に記載の車両用ワイパ装置。
  7. 前記検出部は、前記ワイパ部材が前記オープン位置に位置する状態を検出可能である請求項3、請求項3を引用する請求項4、請求項5、請求項3を引用する請求項6の何れか1項に記載の車両用ワイパ装置。
  8. 前記ウォッシャポンプは、前記オープン動作時と前記クローズ動作時とで作動時間及び休止時間を前記制御装置により別々に制御される請求項7に記載の車両用ワイパ装置。
  9. 前記検出部は、
    前記ワイパモータに設けられ、前記ワイパモータの作動時に前記一方向に回転されるカムプレート(62、96)と、
    前記カムプレートの回転により前記カムプレートに対する電気的な接続状態を切換えられるコンタクト部(64、98)と、
    を有する請求項1~請求項8の何れか1項に記載の車両用ワイパ装置。
  10. 前記ワイパモータは、前記出力軸と一体で回転するギヤ(46)を有し、
    前記カムプレートは、前記ギヤに対して直接又は間接的に取り付けられて前記一方向に対して一体に回転する請求項9に記載の車両用ワイパ装置。
  11. 前記コンタクト部(64)は、
    前記カムプレートに対して常に電気的に接続される第1端子(64A)と、
    前記ワイパ部材が前記クローズ位置に位置する状態で前記カムプレートに対して電気的に接続される第2端子(64B)と、
    前記ワイパ部材が前記オープン位置に位置する状態で前記カムプレートに対して電気的に接続される第3端子(63C)と、
    を有する請求項9又は請求項10に記載の車両用ワイパ装置。
  12. 前記コンタクト部(98)は、前記ワイパ部材が前記クローズ位置に位置する状態で前記カムプレートに対して電気的に接続される一対の端子(98A、98B)を有する請求項9又は請求項10に記載の車両用ワイパ装置。
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