JPH07154284A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH07154284A
JPH07154284A JP30203693A JP30203693A JPH07154284A JP H07154284 A JPH07154284 A JP H07154284A JP 30203693 A JP30203693 A JP 30203693A JP 30203693 A JP30203693 A JP 30203693A JP H07154284 A JPH07154284 A JP H07154284A
Authority
JP
Japan
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frequency
receiver
phase
output
modulation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30203693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takayama
一男 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
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Publication of JPH07154284A publication Critical patent/JPH07154284A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 RF同調回路82における同調周波数の目標
値からのズレ量およびその方向を検出して自己調整する
ことができる自己調整手段を備えた受信機を手供するこ
と。 【構成】 周波数選択素子を備え、周波数(位相)変調
成分を有する高周波信号を受信する受信機において、振
幅強度検出手段(リミッタ・アンプ15a〜15dおよ
び検波器16a〜16dおよび加算器17)および周波
数(位相)変調検出手段(FM検波回路90)を備え、
これら各手段が位相比較手段(乗算器11)に接続さ
れ、前記振幅強度検出手段からの出力と前記周波数(位
相)変調検出手段からの出力との位相比較結果にもとづ
き、前記周波数選択素子の共振周波数を調整する調整手
段(LPF12およびコントロ−ル回路13)が前記位
相比較手段と前記周波数選択素子との間に介装されてい
る受信機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はスーパーヘテロダイン方式を採用
した従来のFM用受信機を概略的に示したブロック図で
ある。以下、図8に基づいて従来の受信機の構成および
動作を簡単に説明する。
【0003】まず、アンテナ81で受信された放送電波
の中から目的とする電波f0RF がRF同調回路82で選
択・同調される。次に、RF同調回路82で選択・同調
された電波f0RF は、RFアンプ83で増幅された後、
ミキサ−88に伝送される。そして、ミキサ−88にお
いて、バッファ85、PLL回路86およびLPF(ロ
−パスフィルタ)87等で構成されたPLLル−プによ
り制御された局部発振器84から発振される局部発振周
波数(信号)f0OSCと乗算され、中間周波数信号f0IF
に変換される。中間周波数(信号)f0IF は、IFフィ
ルタ89を通過した後、FM検波回路90で低周波信号
に変換され、アンプ91を介してスピ−カ92に出力さ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したスーパ−ヘテ
ロダイン方式のFM用受信機には、RF同調回路82に
おける同調周波数が目標値からズレていても補正するこ
とができないという課題がある。一例として、トラッキ
ングエラ−の場合を簡単に説明する。
【0005】ス−パ−ヘテロダイン方式の受信機の場
合、上記したように、受信電波f0RFがミキサ−88で
局部発振周波数(信号)f0OSCと乗算され、中間周波数
(信号)f0IF に変換される。この時、|f0RF −f
0OSC|=f0IF … で示される中間周波数(信号)
0IF が常に一定値になる必要がある。しかし、図8に
示した従来の受信機の場合、例え、RF同調回路82を
構成するバリキャップVC8 2 と局部発振器84を構成す
るバリキャップVC84 とが全く同じ特性を持つバリキャ
ップであるとしても、下記の式で示したように原理
的に中間周波数f0I F を常に一定値に保つことはできな
いという問題点がある。
【0006】バリキャップVC82 およびバリキャップV
C84 の容量値をCとすると、RF同調回路82の共振周
波数f0RF は、1/(2π×(L82・(C82+C))
1/2 )…、局部周波数発振器84の発振周波数f0OSC
は、1/(2π×(L84・(C 84+C))1/2 )…と
なる。横軸に前記バリキャップのコントロ−ル電圧(=
容量値)を取り、縦軸に周波数を取って式を図示すれ
ば図9になる。図9を見れば解るように、中間周波数f
0IF は、前記バリキャップのコントロ−ル電圧の変化に
伴って二次曲線状(グラフg1)あるいは三次曲線状
(グラフg2)に変化し、一定値に安定しない。このよ
うに従来の受信機においては、その回路構成上、中間周
波数f0IF を一定値に安定させることができず、RF同
調回路82におけるトラッキングエラ−を避けることが
できないという課題がある。
【0007】そのほか、RF同調回路82における同調
周波数のズレを生じさせる要因としては、RF同調回路
82を構成するコイルL82・容量C82などの部品のバラ
ツキ、および該部品の温度変化・経時変化等がある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、同調回路における同調周波数の目標値からのズレ量
およびその方向を検出して自己調整することができる自
己調整手段を備えた受信機を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る受信機(1)は、周波数選択素子を備
え、周波数(位相)変調成分を有する高周波信号を受信
する受信機において、振幅強度検出手段および周波数
(位相)変調検出手段を備え、これら各手段が位相比較
手段に接続され、前記振幅強度検出手段からの出力と前
記周波数(位相)変調検出手段からの出力との位相比較
結果にもとづき、前記周波数選択素子の共振周波数を調
整する調整手段が前記位相比較手段と前記周波数選択素
子との間に介装されていることを特徴としている。
【0010】また、本発明に係る受信機(2)は、受信
機(1)がス−パヘテロダイン方式の受信機である場合
において、局部発振回路の周波数が周波数選択素子の共
振周波数よりも高い場合と、低い場合とにより調整手段
における調整論理方向が逆となっていることを特徴とし
ている。
【0011】また、本発明に係る受信機(3)は、受信
機(1)または受信機(2)がFM用受信機である場合
において、振幅強度検出手段が信号強度検出手段であ
り、周波数(位相)変調検出手段が音声出力用の検波回
路であることを特徴としている。
【0012】また、本発明に係る受信機(4)は、受信
機(1)または受信機(2)がAMステレオ用受信機で
ある場合において、振幅強度検出手段が音声出力用のA
M検波回路であり、周波数(位相)変調検出手段がL−
R信号出力用の位相検出回路であり、調整手段の時定数
が大きく設定されていることを特徴としている。
【0013】また、本発明に係る受信機(5)は、周波
数選択素子を備えた受信機において、振幅強度検出手段
を備え、該振幅強度検出手段が位相比較手段に接続され
る一方、前記周波数選択素子の共振周波数に周波数(位
相)変調をかける変調手段が前記周波数選択素子および
前記位相比較手段に接続され、前記振幅強度検出手段か
らの出力と前記周波数(位相)変調検出手段からの出力
との位相比較結果に基づき、前記周波数選択素子の共振
周波数を調整する調整手段が前記位相比較手段と前記周
波数選択素子との間に介装されていることを特徴として
いる。
【0014】また、本発明に係る受信機(6)は、受信
機(5)がFM用受信機である場合において、振幅強度
検出手段が信号強度検出手段であることを特徴としてい
る。また、本発明に係る受信機(7)は、受信機(5)
がAM用受信機である場合において、調整手段の時定数
が大きく設定されていることを特徴としている。
【0015】また、本発明に係る受信機(8)は、複数
の周波数選択素子を備えた受信機(1)ないし受信機
(7)のいずれかの受信機において、各調整値を記憶し
ておく記憶手段を備え、これら記憶手段の前記周波数選
択素子への接続状態を切り換える切り換え手段を備えて
いることを特徴としている。
【0016】また、本発明に係る受信機(9)は、周波
数選択素子を備え、周波数(位相)変調成分を有する高
周波信号を受信するアンテナが接続された受信機におい
て、振幅強度検出手段および周波数(位相)変調検出手
段を備え、これら各手段が位相比較手段に接続され、前
記振幅強度検出手段からの出力と前記周波数(位相)変
調検出手段からの出力との位相比較結果に基づき、前記
周波数選択素子の共振周波数を調整する調整手段が前記
位相比較手段と前記周波数選択素子との間に介装されて
いることを特徴としている。
【0017】
【作用】図6および図7に基づいて本発明に係る受信機
の基本原理を説明する。図6は本発明に係る受信機の基
本構成を概略的に示したブロック図であり、図7は同調
回路62における同調周波数のズレ量およびその方向の
検出方法を図示したものである。
【0018】まず、図6に示したブロック図の構成及び
その動作を簡単に説明する。入力端子AからFM波が入
力されると、該FM波はアンプ61を介してコイルLお
よび容量C等で構成される同調回路62に入力され、同
調回路62で選択・同調された後、アンプ63等を介し
てFM検波出力手段64および振幅検波出力手段65に
入力される。そして、FM検波出力手段64からはFM
検波出力vFが出力され、振幅検波出力手段65からは
振幅検波出力vL が出力される。FM検波出力vF およ
び振幅検波出力vL は共に位相比較手段66に入力さ
れ、位相比較手段66を構成する乗算器66aで乗算さ
れる。乗算器66aからはFM検波出力vF と振幅検波
出力vL との乗算結果であるvPDが出力され、vPDはL
PF(ロ−パスフィルタ)67を介してv′PDとなる。
【0019】次に、図7(a)及び(b)に基づいて同
調周波数ズレの検出方法を説明する。コイルLおよび容
量C等で構成される同調回路62の共振周波数をf0
共振曲線をFとして、以下、入力端子Aに中心周波数が
1 (ただし、f1 <f0 )であるFM波(1)が入力
された場合、入力端子Aに中心周波数がf0 であるFM
波(0)が入力された場合、入力端子Aに中心周波数が
2 (ただし、f0 <f2 )であるFM波(2)が入力
された場合について説明する。
【0020】FM波(1)が入力された場合、図7
(a)に示したように、FM波(1)は周波数f1 を中
心として上下に周波数が偏移するので、同調回路62を
通過した後のFM波(1)を振幅検波すると、FM波
(1)における周波数変化(=FM検波出力vF (1)
と同相の変化を示す振幅検波出力vL(1)が得られる。し
たがって、FM検波出力vF(1)と振幅検波出力vL(1)
を乗算器66aで乗算すると、図7(b)に示した乗算
出力vPD(1) が得られる。そして、この乗算出力vPD
(1) をLPF67に入力するとvPD(1) がLPF67で
平滑化され、プラスの直流電圧v′PD(1) が得られる。
【0021】FM波(0)が入力された場合、FM波
(0)は共振周波数f0 を中心として上下に周波数が偏
移し、FM波(0)の周波数が上方に変化しても下方に
変化しても出力されるレベルは低下するので、同調回路
62を通過した後のFM波(0)を振幅検波すると、レ
ベルV0 を超えない振幅検波出力vL(0)が得られる。し
たがって、FM波(0)における周波数変化を示すFM
検波出力vF(0)と振幅検波出力vL(0)とを乗算器66a
で乗算すると、FM検波出力vF(0)と同様の波形をした
乗算出力vPD(0) が得られる。そして、このvPD(0)
LPF67に入力するとLPF67における平滑作用に
よりプラス側とマイナス側とが相殺され、LPF67か
ら出力される電圧v′PD(0) は0ボルトとなる。
【0022】FM波(2)が入力された場合、FM波
(2)は周波数f2 を中心として上下に周波数が偏移す
るので、同調回路回路62を通過した後のFM波(2)
を振幅検波すると、FM波(2)における周波数変化
(=FM検波出力vF(2))と逆相の変化を示す検波出力
L(2)が得られる。したがって、FM検波出力vF(2)
振幅検波出力vL(2)とを乗算器66aで乗算すると、乗
算出力vPD(2) が得られる。そして、この乗算出力v
PD(2) をLPF67に入力するとvPD(2) がLPF67
で平滑化され、マイナスの直流電圧v′PD(2) が得られ
る。
【0023】以上説明したように本発明に係る受信機に
おいては、同調回路62の共振周波数とFM入力波の中
心周波数との位置関係に応じてLPF67からプラスあ
るいはマイナスあるいは0ボルトの直流電圧が出力され
る。つまり、LPF67の出力v′PDの極性により同調
回路62の共振周波数とFM入力波の中心周波数とのズ
レ方向が検出され、出力v′PDの絶対値により前記周波
数のズレ量が検出される。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る受信機の実施例を図面に
基づいて説明する。なお、従来例と同様の機能を有する
構成部品については同一の符号を付すこととする。図1
は本発明に係る受信機の第1実施例を概略的に示したブ
ロック図であり、第1実施例は「課題を解決するための
手段」のところで述べた受信機(1)〜受信機(3)を
具体化したス−パ−ヘテロダイン方式のFM放送用受信
機を示したものである。なお、以下で受信機(1)、受
信機(2)‥‥という場合は、「課題を解決するための
手段」のところで述べた各番号に相当する受信機を示す
ものとする。
【0025】図1において、82はRF同調回路を示し
ており、RF同調回路82はコイルL82、コンデンサC
82およびバリキャップVC82 等で構成されている。コイ
ルL 82にはアンテナ81が接続されており、バリキャッ
プVC82 の端子T82はRFアンプ83を介してミキサ−
88の入力側に接続されている。また、ミキサ−88の
入力側には局部発振器84が接続されており、局部発振
器84は発振器84aとコイルL84、コンデンサC84
よびバリキャップVC84 等からなる局部発振回路84b
等で構成されている。バリキャップVC84 の端子T84
バッファ85を介してPLL回路86に接続され、PL
L回路86はLPF(ロ−パスフィルタ)87に接続さ
れ、LPF87はバリキャップVC84 の端子T84に接続
されており、局部発振器84、バッファ85、PLL回
路86およびLPF87でPLLル−プが形成されてい
る。
【0026】ミキサ−88の出力側はIFフィルタ89
に接続されており、IFフィルタ89はリミッタ・アン
プ15a〜15dを介してFM検波回路90に接続され
ている。FM検波回路90の出力線は2つに分岐し、一
方はアンプ91を介してスピ−カ92に接続され、もう
一方は乗算器11に接続されている。リミッタ・アンプ
15a〜15dの出力側は、それぞれ、検波器16a〜
16dに接続されており、検波器16a〜16dは各々
加算器17に接続され、加算器17は乗算器11に接続
されている。
【0027】乗算器11は抵抗R12およびコンデンサC
12で構成されるLPF12を介してコントロ−ル回路1
3に接続されており、コントロ−ル回路13は加算器1
4の一方の入力側に接続されている。加算器14のもう
一方の入力側にはLPF87の出力側が接続されてお
り、加算器14の出力側はRF同調回路82を構成する
バリキャップVC82 の端子T82に接続されている。
【0028】上記の如く構成されたFM放送受信機にお
いて、RF同調回路82の同調周波数と入力の中心周波
数とがズレている場合、以下のようにして自己調整され
る。アンテナ81で受信された放送電波の内、目的とす
る放送電波f0RF がRF同調回路82において選択・同
調され、RFアンプ83で増幅された後、ミキサ−88
に入力される。そしてミキサ−88において、局部発振
器84から発振される局部発振周波数(信号)f0OSC
乗算され、中間周波数(信号)f0IF に変換される。中
間周波数(信号)f0IF はIFフィルタ89を通過した
後、リミッタ・アンプ15a〜15dを介してFM検波
回路90に入力される。FM検波回路90からはオ−デ
ィオ信号が出力され、該オ−ディオ信号はアンプ91を
介してスピ−カ92に出力されると共に、受信電波f
0RF の周波数(位相)変調検出信号として乗算器11に
入力される。一方、リミッタ・アンプ15a〜15dに
おける各段の出力はそれぞれ検波器16a〜16dに入
力される。検波器16a〜16dの各出力は加算器17
で足し合わされ、加算器17からシグナル・レベルとし
て出力される。そして、このシグナル・レベルが受信電
波f0RF の振幅強度検出信号として乗算器11に入力さ
れて前記周波数(位相)変調検出信号と乗算され、両検
出信号の位相が比較される。
【0029】乗算器11の出力はLPF12で平滑化さ
れ、コントロ−ル回路13において調整論理方向が設定
された後、加算器14に入力される。そして、加算器1
4においてPLL回路86からLPF87を介して出力
される制御電圧に加算され、RF同調回路82にフィ−
ドバックされる。
【0030】「作用」のところで述べたように、RF同
調回路82の共振周波数f0 が入力の中心周波数f0RF
と一致していれば、乗算器11からはFM検波回路90
の検波出力(オ−ディオ信号)と同様の波形をした信号
が出力される。該信号はLPF12に入力されて平滑化
されるとプラス側とマイナス側とが相殺されるので、L
PF12の出力は0ボルトになる。したがって、この場
合、加算器14を介してバリキャップVC82 の端子T82
にフィ−ドバックされる電圧は、従来のFM受信機の場
合と同様に、PLL回路86からLPF87を介して出
力される制御電圧のみとなる。
【0031】しかし、前記共振周波数f0 が入力の中心
周波数f0RF に対して上方あるいは下方にズレている場
合には、FM検波回路90から出力されるオ−ディオ信
号と加算器17から出力されるシグナル・レベル(振幅
強度検出信号)とが同位相あるいは逆位相となり、LP
F12からはプラスあるいはマイナスの直流電圧が出力
される。該直流電圧はコントロ−ル回路13を介して加
算器14に入力され、LPF87を介してPLL回路8
6から出力される制御電圧に加算されてバリキャップV
C82 の端子T82にフィ−ドバックされる。
【0032】コントロ−ル回路13においては、上記し
たように調整論理方向が設定され、LPF12の出力が
(×1)あるいは(×(−1))される。その際、LP
F12の出力が(×1)あるいは(×(−1))される
かは、局部発振器84から発振される局部発振周波数f
0OSCが入力の中心周波数f0RF の上方あるいは下方のど
ちらに設定されているかにより決定される。
【0033】前記共振周波数f0 が入力の中心周波数f
0RF に対して上方にズレているとすると、局部発振周波
数f0OSCが下方に設定されている場合には、前記オ−デ
ィオ信号とシグナル・レベルとは同位相となるが、局部
発振周波数f0OSCが上方に設定されている場合には、逆
位相となる。一方、前記共振周波数f0 が入力の中心周
波数f0RF に対して下方にズレているとすると、局部発
振周波数f0OSCが下方に設定されている場合には、前記
オ−ディオ信号とシグナル・レベルとは逆位相となる
が、局部発振周波数f0OSCが上方に設定されている場合
には、同位相となる。
【0034】例えば、局部発振周波数f0OSCが下方に設
定されている場合に、LPF12からプラスの(あるい
はマイナスの)直流電圧が出力されたとすると、このこ
とは、前記共振周波数f0 が前記中心周波数f0RF に対
して上方に(あるいは下方に)ズレていることを示して
いる。したがって、前記共振周波数f0 と前記中心周波
数f0RF とを一致させるためにはバリキャップVC82
容量を増加させて(あるいは減少させて)RF同調回路
82の共振周波数f0 を低下させる(あるいは増加させ
る)必要があるので、前記プラスの(あるいはマイナス
の)直流電圧がコントロ−ル回路13を介してそのまま
加算器14に入力される。つまり、局部発振周波数f
0OSCが下方に設定されている場合には、LPF12の出
力がコントロ−ル回路13をそのままの状態で通過する
ことができるように、コントロ−ル回路13の乗数は
(×1)に設定される。
【0035】一方、局部発振周波数f0OSCが上方に設定
されている場合には、RF同調回路82における共振周
波数f0 を上記と逆の方向に調整する必要があるので、
LPF12の出力が反転されて加算器14に入力される
ように、コントロ−ル回路13の乗数は(×(−1))
に設定される。
【0036】以上説明したように第1実施例に係る受信
機においては、FM検波回路90の検波出力と加算器1
7の出力であるシグナル・レベルとが乗算器11で乗算
されてその位相が比較され、次いで該乗算結果がLPF
12で平滑化され、LPF12からRF同調回路82の
共振周波数f0 と入力の中心周波数f0RF とのズレ量お
よびその方向に応じた直流電圧が出力される。この直流
電圧はコントロ−ル回路13を介して加算器14に入力
され、加算器14においてPLL回路86から出力され
る制御電圧に加算されてRF同調回路82を構成するバ
リキャップVC8 2 の端子T82にフィ−ドバックされる。
このように第1実施例に係る受信機おいては、前記共振
周波数f0 と前記中心周波数f0RF とがズレていても、
該ズレを自己調整することができる。
【0037】また、第1実施例に係る受信機において
は、周波数(位相)変調信号としてFM検波回路90の
検波出力を用いており、一方、振幅強度を示す信号とし
ては、リミッタ・アンプ15a〜15d各段の出力を検
波して加算器17で加算することにより得られるシグナ
ル・レベル(信号強度を示す信号)を用いているので、
従来の受信機の構成をそのまま使用することができ、そ
の分、回路構成を簡素化することができる。
【0038】また、第1実施例に係る受信機において
は、コントロ−ル回路13によりLPF12からRF同
調回路82にフィ−ドバックされる電圧の極性を決定す
ることができるようになっているので、ス−パ−ヘテロ
ダイン方式のFM受信機であれば、局部発振周波数が上
方あるいは下方のどちらに設定されていても関係なく本
実施例を適用することができる。
【0039】次に本発明に係る受信機の第2実施例を図
2に基づいて説明する。図2は受信機(4)を具体化し
たAMステレオ用受信機を概略的に示したブロック図で
ある。図2に示した受信機の構成が図1に示した受信機
の構成と異なっているところは、IFフィルタ89がI
Fアンプ24およびAMステレオデコ−ダ20を介して
乗算器11に接続されていることである。
【0040】AMステレオデコ−ダ20はAM検波回路
21、位相検出回路22およびステレオマトリックス2
3等で構成されており、ステレオマトリックス23から
はR信号およびL信号が出力されるようになっている。
AM検波回路21は乗算器11に接続されると共にステ
レオマトリックス23にも接続されており、AM検波回
路21からはL+R信号が出力されるようになってい
る。位相検出回路22も同様に乗算器11に接続される
と共にステレオマトリックス23にも接続されており、
位相検出回路22からはL−R(相当)信号が出力され
るようになっている。
【0041】第2実施例においては、AM検波回路21
から出力されるL+R信号が振幅強度検出信号として利
用され、位相検出回路22から出力されるL−R(相
当)信号が周波数(位相)変調検出信号として利用され
る。そして図1に示した第1実施例の場合と同様に、L
+R信号およびL−R(相当)信号が乗算器11で乗算
されて位相が比較され、該乗算結果はLPF12に入力
されて平滑化される。その際、乗算器11における位相
比較は振幅変調信号の影響を受けるので、図1に示した
FM受信機の場合に比べて、LPF12の時定数が大き
く(例えば、数100ms以上に)設定される。LPF
12において平滑化されて得られた直流電圧はコントロ
−ル回路13において調整論理方向が方向づけられた
後、加算器14でPLL回路86から出力される制御電
圧に加算されてRF同調回路82の出力側にフィ−ドバ
ックされる。なお、コントロ−ル回路13における調整
論理方向の設定は、図1に示したFM受信機の場合と同
様である。
【0042】以上説明したように第2実施例に係る受信
機においても、RF同調回路82の共振周波数f0 が入
力の中心周波数f0RF とズレていれば、乗算器11、L
PF12、コントロ−ル回路13および加算器14で構
成されるフィ−ドバック回路により前記ズレ量およびズ
レ方向が検出されてRF同調回路82にフィ−ドバック
されるので、前記共振周波数f0 と前記中心周波数f
0RF とのズレを自己調整することができる。
【0043】次に本発明に係る受信機の第3実施例を説
明する。第3実施例に係る受信機は受信機(5)〜受信
機(7)を具体化したものであり、その概略ブロック図
を図3に示す。第3実施例は、受信される高周波信号が
周波数変調成分または位相変調成分を有している有して
いないにかかわりなくRF同調回路を構成する周波数選
択素子の中心周波数を自己調整することができる受信機
を示したものである。
【0044】図中、31は振らせる信号を発振させるた
めの発振器を示しており、32はLPF87と加算器1
4との間に介装された加算器を示している。発振器31
の一端は接地されており、もう一端(出力側)は乗算器
11および加算器32に接続されている。乗算器11に
おいては、加算器17から出力されるシグナル・レベル
(=振幅強度検出信号)と発振器31から発信される振
らせる信号(=周波数(位相)変調検出信号)とが乗算
されてその位相が比較され、加算器32においては、前
記振らせる信号とLPF87を介してPLL回路86か
ら出力される制御信号とが足し合わされて加算器14に
出力されるようになっている。上記以外の構成は、図1
に示した第1実施例に係る受信機の構成と同じである。
【0045】第3実施例に係る受信機においては、発振
器31から発振される振らせる信号によりRF同調回路
82を構成するバリキャップVC82 に印加されるコント
ロ−ル電圧が変化してRF同調回路82の共振周波数が
変化する。そして、その時にRF同調回路82に生じる
同調周波数のズレ量およびズレ方向が乗算器11、LP
F12において極性を持つ直流電圧として検出される。
次いでコントロ−ル回路13で前記直流電圧に関する調
整論理方向の方向づけが行なわれた後、加算器14を介
してバリキャップVC82 の端子T82にフィ−ドバックさ
れ、RF同調回路82を構成する周波数選択素子の中心
周波数が調整される。なお、前記直流電圧の検出原理、
方法およびコントロ−ル回路13における論理方向の方
向づけに関する調整は、図1に示した第1実施例に係る
受信機の場合と同様である。
【0046】第3実施例に係る受信機は、振らせる信号
を発振させるための発振器31が設けられていることか
ら解るように、もともと周波数変調成分をもたないAM
放送波を受信する場合に特にその効果を発揮する構成と
なっているが、AM放送用受信機に限られるわけではな
く、FM放送用受信機として用いても同様にRF同調回
路82における周波数選択素子の中心周波数を自己調整
することができる。本受信機をAM放送用受信機として
用いる場合、第2実施例に係る受信機の場合と同様に、
乗算器11における位相比較はAM放送波による影響を
受けるので、LPF12の時定数はFM放送波を受信す
る場合に比べて大きめに(例えば、数100ms程度
に)設定される。
【0047】以上説明したように第3実施例に係る受信
機は、AM放送用受信機あるいはFM放送用受信機のど
ちらに用いられても、RF同調回路82における同調周
波数ズレを検出して自己調整することができる。
【0048】次に本発明に係る受信機の第4実施例を説
明する。第4実施例に係る受信機は図3に示した第3実
施例に係る受信機に基づいて受信機(8)を具体化した
ものであり、その概略ブロック図を図4に示す。図4に
おいて、41はRFアンプ83とミキサ−88との間に
介装された第2RF同調回路を示しており、第2RF同
調回路41はコイルL41、コンデンサC 41およびバリキ
ャップVC41 等で構成されている。コントロ−ル回路1
3の出力側はメモリA42を介して加算器14に接続さ
れると共に、メモリB43にも接続されており、メモリ
B43は加算器47を介してバリキャップVC41 の端子
41に接続されている。振らせる信号を発信させるため
の発振器31は乗算器11に接続されると共に、スイッ
チコントロ−ラ45で制御されるスイッチ44の端子4
4Cに接続されており、スイッチ44の端子44Aは加
算器32に接続され、端子44Bは加算器46を介して
加算器47に接続されている。なお、加算器46のもう
一方の入力側にはLPF87の出力側が接続されてい
る。上記以外の構成は図3に示した第3実施例に係る受
信機における構成と同じである。
【0049】第4実施例に係る受信機においては、RF
同調回路82と第2RF同調回路41との複数の同調回
路が設けられており、これら同調回路の調整値を記憶し
ておくメモリとしてメモリA42およびメモリB43を
備えている。スイッチコントロ−ラ45によりスイッチ
44が端子44A側に切り換えられると、発振器31か
ら発振される振らせる信号が加算器32および加算器1
4を介してRF同調回路82を構成するバリキャップV
C82 の端子T82に印加され、RF同調回路82を構成す
る周波数選択素子の中心周波数が調整される。そして、
調整された値、すなわち、コントロ−ル回路13から出
力される直流電圧は、メモリA42に記憶されると共
に、加算器14でPLL回路86から出力される制御電
圧および前記振らせる信号に加算されてバリキャップV
C82 の端子T82にフィ−ドバックされる。
【0050】一方、スイッチコントロ−ラ45によりス
イッチ44が端子44B側に切り換えられると、前記振
らせる信号が加算器46および加算器47を介して第2
RF同調回路41を構成するバリキャップVC41 の端子
41に印加され、第2RF同調回路41を構成する周波
数選択素子の中心周波数が調整される。そして、調整さ
れた値、すなわち、コントロ−ル回路13から出力され
る直流電圧は、メモリB43に記憶されると共に、加算
器47でPLL回路86から出力される制御電圧および
前記振らせる信号に加算されてバリキャップVC41 の端
子T41にフィ−ドバックされる。
【0051】以上説明したように第4実施例に係る受信
機においては、RF同調回路82における調整値をメモ
リA42に記憶し、第2RF同調回路41における調整
値をメモリB43に記憶することができるように、調整
すべき同調回路が複数ある場合、各同調回路を順次調整
してその調整結果をメモリに記憶しておくことができ
る。
【0052】なお、第4実施例に係る受信機は、FM放
送を受信する受信機として用いることもできるが、とり
わけ、モノラルのAM放送およびテレビの映像信号等F
M成分を有していない放送電波を受信する受信機として
用いられると、効果を発揮する。
【0053】なお、第4実施例に係る受信機は第3実施
例に係る受信機に基づいて受信機(8)を具体化したも
のであるが、また、第1実施例または第2実施例に係る
受信機に基づいて受信機(8)を具体化したものであっ
ても良い。
【0054】次に本発明に係る第5実施例を説明する。
第5実施例は受信機(9)を具体化したものであり、図
5にその概略ブロック図を示す。図5において、51は
アンテナエレメント、52はアンテナ同調回路を示して
おり、53は振幅・位相検出部を示している。アンテナ
同調回路52は可変容量コンデンサ−CV 、コイルL1
およびコイルL2 等で構成されており、可変容量コンデ
ンサ−CV およびコイルL1 の一端は共にアンテナエレ
メント51に接続されており、もう一端は共に接地され
ている。また、コイルL1 およびコイルL 2 でトランス
が形成されており、コイルL2 の一端は接地され、もう
一端は端子T52を介して振幅・位相検出部53を構成す
るRFアンプ53aに接続されている。
【0055】振幅・位相検出部53はRFアンプ53
a、フィルタ53b、アンプ53cおよび振幅強度検出
回路53d、周波数(位相)検波回路53e等で構成さ
れており、RFアンプ53aはフィルタ53bを介して
アンプ53cに接続され、アンプ53cは振幅強度検出
回路53dおよび周波数(位相)検波回路53eに接続
されている。振幅強度検出回路53dおよび周波数(位
相)検波回路53eはそれぞれ位相比較回路54に接続
されており、位相比較回路54は調整部55を介してア
ンテナ同調回路52を構成する可変容量コンデンサCV
に接続されている。
【0056】上記の如く構成された受信機において、ア
ンテナエレメント51で受信された受信周波数とアンテ
ナ同調回路52における同調(共振)周波数とがズレて
いれば、そのズレ量およびズレ方向に応じて、「作用」
のところで説明した原理(図6参照)に従って振幅強度
検出回路53dから周波数(位相)検波回路53eの検
波出力と同相あるいは逆相の検出信号が出力され、該検
出信号と前記検波出力とが位相比較回路54において乗
算され、その位相が比較される。位相比較回路54にお
ける位相比較結果は、調整部55で調整された後、アン
テナ同調回路52を構成する可変容量コンデンサCV
フィ−ドバックされる。これにより、可変容量コンデン
サCV の値が変化し、アンテナ同調回路52を構成する
周波数選択素子の共振周波数と受信周波数とのズレが補
正される。
【0057】以上説明したように第5実施例に係る受信
機においては、アンテナの同調周波数を自動的に調整す
ることができる。したがって、本受信機を例えば、大型
のアンテナを使用することが困難である車載用の受信機
として用いれば、以下に示す効果を得ることができる。
大型のアンテナの帯域幅は広いが、小型のアンテナの帯
域幅は狭い。しかし、上記したように本実施例に係る受
信機は受信周波数に応じてアンテナの同調周波数を自己
調整することができる。よって、車載用の受信機等、小
型のアンテナを使用せざるをえない受信機に本実施例に
係る受信機を用いれば、アンテナの感度を向上させるこ
とができる。
【0058】なお、上記した第5実施例における振幅・
位相検出部53としては、従来のFM用受信機を用いる
ことができる。その場合、第1実施例で示したように、
振幅強度検出回路53dから出力される信号としてはシ
グナル・レベルを用い、周波数(位相)検波回路53e
から出力される信号としてはFM検波出力を使用すれば
良い。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る受信機
(1)〜受信機(8)の何れを用いても、周波数選択素
子の共振周波数を自動的に調整することができ、同調回
路における目標値からの同調周波数ズレを自己補正する
ことができる。また、本発明に係る受信機(9)を用い
れば、受信周波数に応じてアンテナ同調回路の同調周波
数を自動的に調整することができ、アンテナの感度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る受信機を概略的に示
したブロック図である。
【図2】第2実施例に係る受信機を概略的に示したブロ
ック図である。
【図3】第3実施例に係る受信機を概略的に示したブロ
ック図である。
【図4】第4実施例に係る受信機を概略的に示したブロ
ック図である。
【図5】第5実施例に係る受信機を概略的に示したブロ
ック図である。
【図6】「作用」を説明するために用いた図であり、本
発明に係る受信機の基本構成を示した概略ブロック図で
ある。
【図7】「作用」を説明するために用いた図であり、本
発明に係る受信機の基本原理を示したグラフである。
【図8】従来の受信機を概略的に示したブロック図であ
る。
【図9】従来の受信機においてトラッキングエラ−が生
じる理由を説明するために用いたグラフである。
【符号の説明】
11 乗算器(位相比較手段) 12 LPF(調整手段) 13 コントロ−ル回路(調整手段) 14 加算器 15a〜15d リミッタ・アンプ(振幅強度検出手
段) 16a〜16d 検波器(振幅強度検出手段) 17 加算器(振幅強度検出手段) 21 AM検波回路(振幅強度検出手段) 22 位相検出回路(周波数(位相)変調検出手段) 31 発振器 41 第2RF同調回路 42 メモリA 43 メモリB 44 スイッチ 45 スイッチコントロ−ラ 51 アンテナエレメント 52 アンテナ同調回路 82 RF同調回路 90 FM検波回路(周波数(位相)変調検出手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数選択素子を備え、周波数(位相)
    変調成分を有する高周波信号を受信する受信機におい
    て、振幅強度検出手段及び周波数(位相)変調検出手段
    を備え、これら各手段が位相比較手段に接続され、前記
    振幅強度検出手段からの出力と前記周波数(位相)変調
    検出手段からの出力との位相比較結果にもとづき、前記
    周波数選択素子の共振周波数を調整する調整手段が前記
    位相比較手段と前記周波数選択素子との間に介装されて
    いることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 スーパーヘテロダイン方式の受信機にお
    いて、局部発振回路の周波数が周波数選択素子の共振周
    波数よりも高い場合と、低い場合とにより調整手段にお
    ける調整論理方向が逆となっている請求項1記載の受信
    機。
  3. 【請求項3】 FM用受信機において、振幅強度検出手
    段が信号強度検出手段であり、周波数(位相)変調検出
    手段が音声出力用の検波回路である請求項1又は請求項
    2記載の受信機。
  4. 【請求項4】 AMステレオ用受信機において、振幅強
    度検出手段が音声出力用のAM検波回路であり、周波数
    (位相)変調検出手段がL−R信号出力用の位相検出回
    路であり、調整手段の時定数が大きく設定されている請
    求項1又は請求項2記載の受信機。
  5. 【請求項5】 周波数選択素子を備えた受信機におい
    て、振幅強度検出手段を備え、該振幅強度検出手段が位
    相比較手段に接続される一方、前記周波数選択素子の共
    振周波数に周波数(位相)変調をかける変調手段が前記
    周波数選択素子及び前記位相比較手段に接続され、前記
    振幅強度検出手段からの出力と前記周波数(位相)変調
    検出手段からの出力との位相比較結果にもとづき、前記
    周波数選択素子の共振周波数を調整する調整手段が前記
    位相比較手段と前記周波数選択素子との間に介装されて
    いることを特徴とする受信機。
  6. 【請求項6】 FM用受信機において、振幅強度検出手
    段が信号強度検出手段である請求項5記載の受信機。
  7. 【請求項7】 AM用受信機において、調整手段の時定
    数が大きく設定されている請求項5記載の受信機。
  8. 【請求項8】 複数の周波数選択素子を備えた受信機に
    おいて、各調整値を記憶しておく記憶手段を備え、これ
    ら記憶手段の前記周波数選択素子への接続状態を切り換
    える切り換え手段を備えている請求項1乃至請求項7の
    いずれかの項に記載の受信機。
  9. 【請求項9】 周波数選択素子を備え、周波数(位相)
    変調成分を有する高周波信号を受信するアンテナが接続
    された受信機において、振幅強度検出手段及び周波数
    (位相)変調検出手段を備え、これら各手段が位相比較
    手段に接続され、前記振幅強度検出手段からの出力と前
    記周波数(位相)変調検出手段からの出力との位相比較
    結果にもとづき、前記周波数選択素子の共振周波数を調
    整する調整手段が前記位相比較手段と前記周波数選択素
    子との間に介装されていることを特徴とする受信機。
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