JPH07153957A - セルフアライン薄膜トランジスタ・アセンブリを製造する方法 - Google Patents

セルフアライン薄膜トランジスタ・アセンブリを製造する方法

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JPH07153957A JP6208293A JP20829394A JPH07153957A JP H07153957 A JPH07153957 A JP H07153957A JP 6208293 A JP6208293 A JP 6208293A JP 20829394 A JP20829394 A JP 20829394A JP H07153957 A JPH07153957 A JP H07153957A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 持ち上げ時間を一層速くすることのできるセ
ルフアライン薄膜トランジスタ(TFT)アセンブリを
製造する方法を提供する。 【構成】 持ち上げ方法を用いてセルフアラインTFT
100を製造する方法が、半導体層130上に多層アイ
ランド140を形成する工程を含んでいる。アイランド
構造はゲート電極110に対して所望の整合をするよう
に配設され、基部層部155と中間本体部165と上側
キャップ部175とを含んでいる。ソース及びドレイン
電極は、ソース/ドレイン材料が基部155の側壁まで
半導体材料の上に配設されるように形成される。この基
部は、ソース及びドレイン電極がゲート110に対して
セルフアラインになると共にゲート110の上に選択さ
れた重なり距離だけ伸びて、TFTの所望の性能特性が
得られるようにパターン決めされる。上側キャップ層1
75を持ち上げ方法によって除去し、中間本体部165
を除去してTFTの製造を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願及び特許】本発明は、1993年3月1日に
G.ポッシン等によって出願された係属中の米国特許出
願番号第08/024050号、発明の名称「持ち上げ
(リフト・オフ)方法を用いて構成されたセルフアライ
ン薄膜トランジスタ」、及び1993年4月5日にR.
クアズニック等によって出願された同第08/0430
43号、発明の名称「持ち上げ(リフト・オフ)方法を
用いて構成されたセルフアライン薄膜トランジスタ」と
関連する。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜電界効果トランジ
スタの製造に関し、特に、ゲート電極に対して所望の整
合を有するようにソース電極及びドレイン電極をパター
ン決めする方法に関する。
【0003】
【従来の技術】固体電子装置では、薄膜電界効果トラン
ジスタ(TFT)がスイッチとして用いられることが普
通である。特に、作像装置及び表示装置では、各々の画
素にTFTが付設されており、各々の個別の画素との間
でそれぞれの電気信号を結合することができるようにす
ることが普通である。作像装置又は表示装置内の有効な
画素面積を最大にするために、TFTはできるだけ小さ
いことが有利である。更に、配列には多数の画素がある
ため、関連するTFTは比較的小さくて、物理的に一層
大きな配列を必要としないようにすることが必要であ
る。更に又、TFTの寸法が減少するにつれて、配列の
性能は改善される。これは、合計のゲート静電容量、ゲ
ート・ソース間の静電容量、及びゲート・ドレイン間の
静電容量を最小限に抑えることができるからである。
【0004】合計のゲート静電容量は、作像装置又は表
示装置にある1行のTFTを制御するアドレス線(例え
ば、走査線)の合計静電容量を減少するためにも小さく
すべきである。アドレス線の充電時間は、線の抵抗と線
の静電容量との積によって制御される。アドレス線の充
電時間を決定する際に、合計のゲート静電容量が線の静
電容量に加えられる。
【0005】ゲートに接続されている入力アドレス線
と、ソース又はドレインに接続されている作像素子又は
表示素子との間の結合静電容量を最小限に抑えるため
に、ゲート・ドレイン間及びゲート・ソース間の静電容
量もそれぞれ小さくすべきである。ゲート・ソース間及
びゲート・ドレイン間の静電容量の主な決定因子は、ゲ
ート電極に対するソース電極及びドレイン電極のそれぞ
れの重なり(オーバラップ)である。ゲート電極にソー
ス電極及びドレイン電極を整合させた小さなTFTを製
造することは困難であることがある。1つの理由は、ソ
ース電極及びドレイン電極をパターン決めするためには
写真製版方法を用いることが普通であるが、装置内の配
置(レイアウト)には約2ミクロン又はそれ以上のある
程度の位置決めの整合外れ(ミスアラインメント)を典
型的には考慮に入れなければならないからである。この
ような大きさの整合外れのため、ゲートがソース及びド
レインと重なっている領域は、本来必要であるよりも大
きく作成することが必要になる。この整合外れを見込ん
だ拡大した寸法の結果、前に述べたように、ゲート・ソ
ース間及びゲート・ドレイン間の静電容量が増大する。
【0006】この整合外れを減少させる方式が、本出願
の被譲渡人に譲渡された米国特許番号第5010027
号及び同第5156986号に記載されている。本発明
の1つの目的は、セルフアラインのソース電極及びドレ
イン電極を有しているTFTに対する改良された製造方
法を提供することである。本発明の他の目的は、持ち上
げ時間が一層速くなるような、TFTを製造するセルフ
アライン持ち上げ方法を提供することである。
【0007】
【発明の要約】持ち上げ(リフト・オフ)方法を用いて
セルフアライン薄膜トランジスタ(TFT)を製造する
方法が、ゲート電極に重なっている半導体材料の層上に
多層アイランドを形成する工程であって、この多層アイ
ランドの基部がソース電極及びドレイン電極の所望の重
なりに対応する寸法を有するようにする、多層アイラン
ドを形成する工程と、ゲート電極に対して所望の重なり
を有しているソース電極及びドレイン電極を形成する工
程と、多層アイランドの基部以外のすべてを除去する工
程とを含んでいる。多層アイランドは、無機誘電体材料
の基部層と、有機誘電体材料の中間本体層と、透明な導
電性酸化物の上側キャップ層とを含んでおり、上側キャ
ップ層は、約0.5μmから1.5μmだけ中間本体層
から張り出している舌片(リップ)を有している。ソー
ス及びドレイン電極材料は、電極材料が半導体材料の上
に配設されると共に多層アイランドの基部層と当接する
ように、半導体材料及び多層アイランドの上に沈積され
る。上側キャップ層の舌片の下側の一部は、ソース及び
ドレイン電極材料が実質的にないままである。多層アイ
ランドの基部を除いたすべてを除去する際に、このアセ
ンブリは、ソース及びドレイン電極材料に対して選択性
を有するエッチャントに露出され、このエッチャントが
上側キャップ層の舌片の下側まで露出して、持ち上げ方
法によって、上側キャップ層をエッチングで除くことが
できるようにする。上側キャップ層は典型的には、酸化
インジウム錫を含んでおり、中間本体層は典型的には、
ポリイミドを含んでいる。塩酸(HCl)が上側キャッ
プ層の持ち上げを行うエッチャントとして用いられてお
り、この方法は、ポリイミド/酸化インジウム錫の界面
におけるHClの水解効果の結果として加速される。
【0008】本発明の新規と考えられる特徴は、特許請
求の範囲に具体的に記載してあるが、本発明自体の構
成、作用、並びにその他の目的及び利点は、以下図面に
ついて説明するところから最もよく理解されよう。図面
全体にわたり、同様の部分には同じ参照番号を用いてい
る。
【0009】
【実施例】薄膜トランジスタ(TFT)の製造は、基板
上に種々の導電材料、半導体材料及び絶縁材料を沈積し
てパターン決めすることによって行われることが典型的
である。図1は、この製造方法の一点を示しており、公
知の技術を用いて行うことができるが、基板105上に
ゲート電極110が形成されているTFTアセンブリ1
00を示している。本明細書で用いる「TFTアセンブ
リ」とは、製造方法の任意の点で、TFTを形成するた
めに沈積され且つパターン決めされた材料の構造を全体
的に指す。基板105は典型的には、基板を介しての露
出方法を用いて装置の部分をパターン決めするために後
で説明するように用いられる紫外線範囲内の波長(例え
ば、400nm)の光に対して実質的に透明な(コーニ
ング7059硝子のような)硝子で構成されている。ゲ
ート電極110は典型的には、クロム、アルミニウム、
タングステン等のような金属で構成されているが、この
代わりに、1層又は更に多くの層の導電材料で構成して
もよい。ゲート電極の厚さは典型的には、約0.1μm
から0.5μmまでの範囲内である。
【0010】ゲート誘電体層120が基板105及びゲ
ート電極110の上に沈積される。ゲート誘電体層は典
型的には、窒化シリコン、酸化シリコン等で構成されて
おり、約50nmから500nmまでの範囲内の厚さを
有している。半導体材料層130がゲート誘電体層の上
に沈積され、典型的には非晶質シリコンのような非晶質
半導体材料で構成されており、約20nmから100n
mまでの範囲内の厚さを有している。この代わりに、半
導体材料層130として多結晶シリコン又は硫酸カドミ
ウム(CdS)を沈積してもよい。
【0011】本発明によれば、図4に示すような多層ア
イランド140がゲート電極110の上の半導体層13
0上に形成される。窒化シリコン、又はその代わりに酸
化シリコン若しくは同様なPECVDで沈積された誘電
体等のような実質的に光学的に透明な材料で構成されて
いる無機誘電体層150(図1)が、半導体材料層13
0の上に沈積され、約100nmから1000nmまで
の厚さを有している。一般的には、それを後で湿式エッ
チ方法(後で詳しく説明する)によってエッチングする
場合は、無機誘電体層150は(上に述べた範囲内で)
薄手であることが望ましい。典型的には、ゲート誘電体
層120、半導体材料層130及び無機誘電体層150
は、1回の真空ポンプダウンでプラズマ強化化学反応気
相成長(PECVD)によって沈積される。
【0012】有機誘電体層160が無機誘電体材料層1
50の上に沈積され、典型的にはポリイミド(PI)で
構成されている。PI被膜の層は典型的には、TFTア
センブリ100に回転付着され、その後、約250℃ま
での温度でアニールされる。PI被膜の厚さは典型的に
は、約200nmから1200nmであり、基板を介し
ての露出方法を用いて装置の部分のパターン決めのため
に後で説明するように用いられる紫外線範囲内の波長
(例えば、400nm)を有している光に対して実質的
に透明である。許容し得る透光特性を有しているPI被
膜の一例は、チバガイギ293ポリイミドである。約5
00nmの厚さを有している層は、400nmの範囲内
の波長の光に対する透過率が約80%である。
【0013】裏側露出方法で用いられる光の周波数で実
質的に光を透過する透明な導電性酸化物層170が、ス
パッタリング等によって有機誘電体層160の上に沈積
される。層170は典型的には、酸化インジウム錫(I
TO)で構成されており、約100nmから200nm
までの範囲内の厚さを有している。沈積に用いることが
できる他の透明な導電性酸化物材料は、酸化亜鉛(Zn
O)である。約100nmから200nmの厚さを有し
ているITO層は、約400nmの波長を有している光
の透過率が約80%である。
【0014】次に、基板を介しての(又は裏側からの)
露出方法を用いて透明な導電性酸化物層170をパター
ン決めして、多層アイランド140(図4)の上側キャ
ップ層175を形成する。フォトレジスト層172をI
TO層170の上に沈積し、その後、図1に示すよう
に、ゲート電極110とは基板105の反対側にある源
からの光75、典型的には約400nmの波長を有して
いる紫外光にアセンブリ100を露出する。TFTアセ
ンブリ100の各層における光の減衰を考慮に入れて、
相当する強度を有する光源を用いたフォトレジストの露
出時間は、裏側露出方法の場合は、通常の前側露出の場
合よりも一層長くしなければならない。本発明のTFT
アセンブリに対する露出時間の増加は、例えば米国特許
番号第5010027号の方法の場合に必要な露出時間
よりも幾分一層長いが、これは、有機誘電体層160及
びITO層170が存在しており、それらが包括的に、
層160及び170を有していないTFTアセンブリに
対して必要な場合に比べて、露出時間を約50%分だけ
増加させるからである。
【0015】露出工程の間、ゲート110は、図1の破
線で区切った領域内にあるフォトレジスト層172に陰
76を投ずる。露出されたフォトレジスト(即ち、陰の
外側にある区域)は現像されて除去され、ITO層17
0上の陰76内にある区域に対応するフォトレジストの
未露出部分がマスクとして残る。ITO層170をエッ
チングして、フォトレジスト・マスクの下方にないIT
Oの部分を除去する。ITOは典型的には、反応性イオ
ン・エッチング方法により、又はその代わりに、例えば
蓚酸を用いた湿式エッチング方法によりエッチングす
る。このエッチャントは有機誘電体層160に対して選
択性でなければならない。塩酸のようなある普通の湿式
エッチャントは、HClがその下方にあるポリイミド層
160を劣化させるので、この工程で用いるのに適切で
はないことに注意されたい。特に湿式エッチング方法で
は、ITO層のある程度のアンダカットは普通である
が、このようなアンダカットは0.5μmを超えない限
り、セルフアライン方法に悪影響はない。ITO層17
0のエッチングが終わったとき、TFTアセンブリ10
0は図2に示すようになる。このときに、(チバガイギ
・フォトレジスト・ストリッパQZ3298のように、
層160にある露出したPI材料を侵食しない)フォト
レジスト・ストリッパを用いて、フォトレジスト層17
2の残る部分を剥がすことができる。この代わりに、残
留フォトレジストは、無機誘電体層150のエッチング
の前というような、TFT製造過程の後の時点で剥がす
ことができる。ITO層の残っている部分は、多層アイ
ランド140の上側キャップ175(図3及び図4)を
構成している。
【0016】次に、パターン決めされたITO層170
(即ち、上側キャップ175)をマスクとして用いて、
ポリイミド層160をエッチングする。典型的には、こ
のエッチング過程は酸素プラズマ・エッチであり、TF
Tアセンブリ100の露出部分からPIをエッチングす
るように、そして更に上側キャップ175の下方にアン
ダカットの輪郭を形成するように選択された時間の間行
われる。このエッチングの調時は、アンダカット領域1
62(図3に詳しく示してあるが、必ずしも割合は正し
くない)が得られるように定める。ITOの下方からP
Iがエッチングによって除かれたアンダカット領域16
2が、上側キャップ層175に舌片(リップ)176を
形成する。アンダカットの程度、又は舌片176の長さ
“L”は、約0.5nmから1.5nmである。PI層
160の残りの部分又はパターン決めされた部分が、多
層アイランド140の中間本体層165を構成している
(図3及び図4)。
【0017】次に、それに重なっているPI及びITO
層をマスクとして用いて、無機誘電体層150をエッチ
ングする。例えば、層150の無機誘電体材料を典型的
に構成している窒化シリコンが、中間本体層165を窒
化シリコンの露出部分を除去するためのマスクとして用
いて、弗化水素酸(HF)又は緩衝HF(BHF)を用
いた湿式エッチング方法によってエッチングされる。こ
の代わりに、乾式エッチング方法、例えばその下方にあ
る半導体材料層130に対して選択的に窒化シリコンを
エッチングする反応性イオン・エッチングを用いてもよ
い。この場合には、ITOの上側キャップ層175が、
このエッチング工程の後に残る窒化シリコン層150の
部分の境界(又は側壁)を定める主マスクとして作用す
る。この層は多層アイランド140の基部層155を構
成している。図4に示すアイランド構造は、湿式エッチ
ング方法を用いることによって典型的に得られる構造を
例示しており、このときの窒化シリコンの基部層155
の寸法は、主に中間本体層165を形成しているパター
ン決めされたPIによって定まる(基部層155の若干
のアンダカットは起こることがあるが、典型的には非常
に小さく、例えば、約0.5μm未満である)。いずれ
にせよ、基部はゲート電極110に対して実質的に中心
合わせされ、横方向の寸法が、多層アイランド140の
それに重なっている層に対応する。
【0018】製造過程のこの点で、多層アイランド14
0が形成され、図4に示すようになる。前に述べたよう
に、上側キャップ層175の横方向の寸法(即ち、図面
の平面内の寸法)は、裏側露出方法によって決定され
る。中間本体層165の横方向の寸法は、上側キャップ
層175の長さと、所望の寸法(例えば、約0.5μm
から1.5μmまでのアンダカット)を有している上側
キャップ層175のアンダカットを達成するようなPI
の調時されたエッチングとによって決定される。基部層
155の横方向の寸法は、中間本体層165の横方向の
寸法と実質的に同じである。このため、基部層155の
横方向の寸法は、裏側露出セルフアライン方法によって
決定される。次に、露出面を希釈BHF(例えば、市場
で入手し得る標準的なHF溶液の1%溶液)での短い
(例えば、約30秒の)湿式エッチで洗浄することによ
り、TFTアセンブリ100はソース電極及びドレイン
電極を形成するために準備される。
【0019】図5(A)に示すように、電極を形成する
ための適当なソース・ドレイン材料をTFTアセンブリ
100の上に沈積することにより、ソース電極及びドレ
イン電極が形成される。典型的には、ドープされた半導
体材料、例えばn+形の導電型を有するようにドープさ
れたシリコンの層180を最初にTFTアセンブリ10
0の上に沈積する。ドープされた半導体材料は、n+形
非晶質シリコン(n+Si)、又はその代わりに、n+
形微結晶シリコン(n+μc−Si)で構成されてい
る。ドープされた半導体材料はPECVD方法で沈積さ
れ、約10nmから100nmまでの範囲内の厚さを有
している。ドープされた半導体材料は非晶質シリコン層
130の露出領域を覆うと共に、多層アイランド140
の基部層165の側壁に当接する。更にこの沈積過程に
より、上側キャップ層175の上面上にドープされた半
導体材料が累積し、これはある程度舌片176の角を包
み込むことがある。ドープされた半導体材料は、上側キ
ャップ層の舌片176の縁で途切れる傾向があり、この
ため、実質的にこの材料はいずも、舌片176の下側の
面に付着しない。本明細書で用いる「実質的にこの材料
がいずれも下側の面に付着しない」という表現は、下側
に沈積された材料の蓄積が殆ど(例えば、20オングス
トローム)又は全くなく、後で説明する持ち上げ(リフ
ト・オフ)過程で、上側キャップ層175を除去するた
めに適用されるエッチャントが、沈積されている材料が
あっても、容易にその中に入り込んで、ITO/PIの
界面に出入することを言う。舌片176の下方のアンダ
カットの距離Dは(例えば、PIエッチの調時を通じ
て)、ソース・ドレイン材料の沈積過程により、特に実
質的に上側キャップ層175のITO材料と中間本体層
165のPIとの間の界面の角を覆うことがないように
選択される。
【0020】本発明の一実施例では、この後、ドープさ
れた半導体材料層180の上に、普通はスパッタリング
又は蒸着過程により、比較的薄手(例えば、10nm〜
50nm)の導電金属材料層190が沈積される。前に
述べたように、この導電材料層は実質的に何も上側キャ
ップ層175の舌片176の下側に付着しない。製造過
程のこの段階では、TFTアセンブリ100は図5
(A)に示すようになる。導電金属層の厚さは、良好な
TFTの性能が得られるくらいに小さくなるように、ド
ープされた半導体層、及びTFTの接点領域(即ち、ゲ
ート電極110の上方の領域)にある導電金属層の合計
の横方向の抵抗値を減少させるように選択される。基部
層155の側壁まで非晶質シリコン半導体層130の上
に沈積されているドープされた半導体材料及び導電材料
は、ソース電極を構成しており、基部層155の反対側
の側壁まで非晶質シリコンの半導体材料130の上に沈
積されているドープされた半導体材料及び導電材料は、
ドレイン電極を構成している。どの部分がソース電極を
構成し、どの部分がドレイン電極を構成しているかは、
それぞれの電極に対する接続によって決定され、本発明
を説明する上では重要ではない。基部155の横方向の
寸法によって、それが(裏側露出方法、並びにその後の
ITO層170及びPI層160のエッチングによって
決定される通りに)ゲート電極110の上に実質的に中
心合わせされて配置されることにより、ゲート電極の上
でのソース電極及びドレイン電極のそれぞれの重なり
(オーバラップ)の程度が決定される(従って、ゲート
・ソース間及びゲート・ドレイン間の静電容量がそれぞ
れ決定される)。
【0021】この後、TFTアセンブリ100をソース
/ドレイン材料に対して選択性を有するエッチャントに
露出することにより、持ち上げ(リフト・オフ)方法を
用いて、上側キャップ層175(並びにソース/ドレイ
ン材料の沈積過程からそこに付着しているドープされた
半導体材料及び導電金属材料)をTFTアセンブリ10
0から除去する。「持ち上げ(リフト・オフ)」とは、
上側キャップ層の構造がそれ以外の方法で、エッチャン
トによって破壊される前に、上側キャップ層がその下方
にある中間部分の層から引き離されること(そして、エ
ッチング過程でTFTアセンブリから取り除かれるこ
と)を指し、こうして、上側キャップ層175上に沈積
されていると共に上側キャップ層175を形成している
材料をエッチングによって除くのに必要な時間よりも短
い時間内に構造を除去することによって、時間を節約す
る。
【0022】本発明によれば、TFTアセンブリ100
が塩酸(HCl)を用いた湿式エッチングにかけられ
る。これは、上側キャップ層175の舌片176の下側
で露出したITOをエッチングするのみでなく、中間本
体層165のPIをも水解する。このPIの水解によっ
て、上側キャップ層175及び中間本体層165のIT
O−PI界面におけるITOのエッチバックが非常に急
速に行われる。PIの水解はITO/PI界面の構造的
な健全性を悪くし、界面の長さに沿ってITOに対する
エッチャントの接近を一層速め、このため、わずか数分
間で数100ミクロンのエッチングが行われ、中間本体
層165からの上側キャップ層175の比較的敏速な
「持ち上げ」が行われる。PI/ITO界面の構造的な
健全性の破壊により、エッチング作用のみでITOが取
り除かれた場合に可能であるよりも、一層速く上側キャ
ップ層を持ち上げて除くことができる。
【0023】前に述べたように、上側キャップ層175
を持ち上げるために適用されるエッチャントは、用いら
れるソース/ドレイン材料に対して選択性を有してお
り、このため、ソース電極及びドレイン電極を構成して
いる材料は、TFTアセンブリ100から除去されな
い。ソース電極及びドレイン電極が2層配置(下側にあ
るドープされた半導体材料及び上側に重なっている導電
金属材料)で構成されている本発明の実施例では、導電
金属材料層190は、HCl内でエッチングされないの
で、モリブデン(Mo)で構成されていることが好まし
い。この代わりに、タングステン(W)、ニッケル・ク
ロム(NiCr)、タンタル(Ta)及びアルミニウム
(Al)も、これらの材料は、ソース電極及びドレイン
電極に対する横方向の抵抗値を十分低くしながら、n+
Siとその下方にある非晶質シリコンとの間の電気的な
接合を損傷せずに、n+形にドープされたシリコンに対
して良好な電気的な接触をもたらすので、導電金属層1
90を形成するために用いることができる。
【0024】その後、中間本体層165をTFTアセン
ブリ100から取り除いて、TFTの製造を完了する。
PI中間本体層は、例えば、酸素プラズマ内でアセンブ
リ100をエッチングすることによって取り除くことが
できる。これによって、基部層155、並びにセルフア
ラインのソース電極及びドレイン電極が残る。TFTア
センブリ100がその一部であるような配列が、この
後、所望のアドレス線、及び画素の有効区域に対する接
点を形成するためにソース・ドレイン材料をパターン決
めする等の公知の手順に従って完成され、ソース・ドレ
イン材料によって覆われていない領域では、過剰のn+
Si及び非晶質シリコンが除去される。
【0025】本発明の他の一実施例では、導電金属層1
90はクロム(Cr)で構成されている。クロムは、約
200℃におけるアニール工程の後に、n+Siと反応
させて、n+Si層とCr層との間にクロム珪化物を形
成することが知られている。Cr層を沈積した後にHC
l溶液内でTFTアセンブリ100をエッチングするこ
とは、ITOの他にCrをエッチングするのに役立ち、
このため、Crによって覆われていないITO、特にI
TO/PI界面にあるITOの任意の部分が、HClエ
ッチャントに対して一層敏速に露出される。特にITO
/PI界面では、Crを除去することにより、上側キャ
ップ層175の持ち上げを行うための全体的なエッチン
グ時間を短縮することができる。残りのn+Siは典型
的には、それに重なっている珪化物層と共に、TFT動
作にとって十分に小さなソース/ドレイン電極の横方向
の抵抗値を生ずる。
【0026】本発明の他の実施例は、導電金属層190
の沈積の必要性を回避している。この実施例では、ドー
プされた半導体層180が微結晶n+シリコンで構成さ
れていることが好ましい。これは、TFT動作にとって
十分に小さなソース/ドレイン電極の横方向の抵抗値を
生ずる。この方法では、導電金属層190を沈積しない
が、上に述べたように持ち上げを行うために適用された
HClエッチャントは、n+材料を覆う薄いものがあっ
ても、それを敏速に漂白して、TFTアセンブリのIT
O/PI界面の部分に接近することができるので、エッ
チング時間を更に短縮することができる。
【0027】上に述べた本発明のいずれの他の実施例の
方法でも、導電性金属のアクセス電極が、TFTアセン
ブリ内のソース電極及びドレイン電極を、ゲート領域の
外側にあるアドレス線又は有効な画素区域に接続するよ
うに製造されることが典型的である。ソース電極及びド
レイン電極に対するこのような金属接点はTFTのチャ
ンネル領域の外側にあるので、整合は(チャンネル領域
におけるソース電極及びドレイン電極の配置を決定する
ときの場合のように)重要ではなく、これらの金属接点
は、普通の写真製版方法を用いて作成することができ
る。
【0028】本発明のある好ましい特徴のみを図面に示
して説明したが、当業者には種々の改変及び変更が考え
られよう。従って、特許請求の範囲は、本発明の要旨の
範囲内に属するこのようなすべての改変及び変更を包括
するものと承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ってTFTを作成する工程の順序の
一部を示す概略図である。
【図2】本発明に従ってTFTを作成する工程の順序の
一部を示す概略図である。
【図3】本発明に従ってTFTを作成する工程の順序の
一部を示す概略図である。
【図4】本発明に従ってTFTを作成する工程の順序の
一部を示す概略図である。
【図5】図5(A)及び図5(B)は本発明の手順の持
ち上げ部分を示す概略図である。
【符号の説明】
100 TFTアセンブリ 105 基板 110 ゲート電極 120 ゲート誘電体層 130 半導体層 140 多層アイランド 150 無機誘電体層 155 基部層 160 有機誘電体層 162 アンダカット領域 165 中間本体層 170 導電性酸化物層 172 フォトレジスト層 175 上側キャップ層 176 舌片 180 半導体材料層 190 導電金属材料層

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にセルフアライン薄膜トランジス
    タ(TFT)アセンブリを製造する方法であって、 ゲート電極に重なっている半導体材料の層上に多層アイ
    ランドを形成する工程であって、前記多層アイランド
    は、実質的に光学的に透明な導電性酸化物で構成されて
    いる上側キャップ層と、実質的に透明な有機誘電体材料
    で構成されている中間本体層と、無機誘電体材料で構成
    されている基部層とを含んでおり、前記多層アイランド
    の前記基部層は、前記ゲート電極に対するソース及びド
    レイン電極のそれぞれの選択された重なりの距離を決定
    するように、選択された寸法を有していると共に前記ゲ
    ート電極の上の前記半導体層上に設けられている、多層
    アイランドを形成する工程と、 前記ゲート電極の前記選択された重なりを有しているソ
    ース電極及びドレイン電極を形成する工程と、 持ち上げ方法を用いて前記上側キャップ層を除去すると
    共に、前記基部層がパターン決めされたソース電極とド
    レイン電極との間に設けられたままであるように、前記
    中間本体層を前記多層アイランドから除去する工程とを
    備えたセルフアライン薄膜トランジスタ・アセンブリを
    製造する方法。
  2. 【請求項2】 前記多層アイランドを形成する工程は、 前記半導体材料の層の上に無機誘電体材料の層を沈積す
    る工程と、 前記無機誘電体材料の上に実質的に光学的に透明な有機
    誘電体材料の層を沈積する工程と、 前記無機誘電体材料の層の上に実質的に透明な導電性酸
    化物の層を沈積する工程と、 前記ゲート電極の寸法に対応する寸法を有している上側
    キャップ層を形成するように、基板を介しての露出方法
    を用いて前記実質的に透明な導電性酸化物の層をパター
    ン決めする工程とを含んでいる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記多層アイランドを形成する工程は、
    前記中間本体層を形成するように前記有機誘電体層をエ
    ッチングする工程を含んでおり、 前記中間本体層は、前記上側キャップ層の舌片部が約
    0.5μmから1.5μmだけ前記中間本体層から張り
    出すように、前記上側キャップ層の下方にある請求項2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記多層アイランドを形成する工程は、
    前記基部層を形成するように前記無機誘電体材料の層を
    エッチングする工程を含んでおり、前記中間本体層は、
    前記無機誘電体材料の層のエッチングに対するマスクを
    構成している請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ソース電極及びドレイン電極を形成
    する工程は、ドープされた半導体材料が前記上側キャッ
    プ層及び前記中間本体層の露出した界面に実質的に接着
    しないように、前記アセンブリの上にドープされた半導
    体材料の層を沈積する工程を含んでいる請求項4に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記多層アイランドから前記上側キャッ
    プ層を除去する工程は、ソース及びドレイン電極材料に
    対して選択性を有するエッチャント内で前記アセンブリ
    をエッチングする工程を含んでおり、前記エッチャント
    は、前記上側キャップ層の前記舌片の下側に露出するよ
    うに適用される請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ソース電極及びドレイン電極を形成
    する工程は、前記ドープされた半導体材料の上に導電金
    属材料の層を沈積する工程を含んでいる請求項5に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記上側キャップ層を除去する工程は、
    塩酸(HCl)を含んでいるエッチャントを用いて前記
    アセンブリをエッチングする工程を含んでおり、前記H
    Clエッチャントは、前記上側キャップ層と前記中間本
    体層との界面に適用される請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ドープされた半導体材料の層は、n
    +形の導電型を有するようにドープされたシリコンを含
    んでおり、前記導電金属層は、モリブデンと、ニッケル
    −クロムと、タンタルと、アルミニウムとを含んでいる
    群から選択された金属を含んでいる請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記実質的に光学的に透明な無機誘電
    体材料の層は、窒化シリコンを含んでいる請求項5に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記実質的に光学的に透明な有機誘電
    体材料の層は、ポリイミドを含んでいる請求項10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 前記実質的に透明な導電性酸化物の層
    は、酸化インジウム錫と、酸化亜鉛とを含んでいる群か
    ら選択された材料を含んでいる請求項11に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記上側キャップ層を除去する工程
    は、ソース/ドレイン電極材料の上側層に対して選択性
    を有するエッチャントに対して前記アセンブリを露出す
    る工程を含んでおり、前記エッチャントは、塩酸(HC
    l)を含んでいる請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記上側キャップ層を形成する工程
    は、 前記透明な導電性酸化物の層の上にフォトレジストの層
    を沈積する工程と、 前記フォトレジストのうち前記ゲートの陰の実質的に外
    側にある部分を露出するように、前記ゲート電極に対し
    て前記フォトレジストとは反対側に設けられている源か
    ら来る化学放射線に対して前記アセンブリを露出する工
    程と、 前記化学放射線に露出された部分を除去するように前記
    フォトレジストを現像する工程とを含んでいる請求項1
    3に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ポリイミドに前記中間本体層を形
    成する工程は、前記アセンブリを酸素プラズマ・エッチ
    に選択された時間の間露出する工程を含んでおり、該時
    間は、前記上側キャップ層の舌片の下方に前記ポリイミ
    ドの中間本体の所望のアンダカットを作成するように選
    択される請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 セルフアライン薄膜トランジスタ(T
    FT)を製造する方法であって、 基板上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記基板の上にゲート誘電体層を沈
    積する工程と、 前記ゲート誘電体層の上に半導体層を沈積する工程と、 前記ゲート電極の上に設けられている前記半導体層上に
    多層アイランドを形成する工程であって、前記多層アイ
    ランドは、前記半導体層上に設けられている無機誘電体
    基部層と、該基部層の上に設けられているポリイミドの
    中間本体層と、該中間本体層の上に設けられている酸化
    インジウム錫の上側キャップ層とを含んでおり、前記多
    層アイランドの前記基部層は、前記ゲート電極に対する
    ソース及びドレイン電極のそれぞれの選択された重なり
    距離を決定するように、選択された寸法を有していると
    共に前記ゲート電極の上の前記半導体層上に設けられて
    おり、前記上側キャップ層は、前記中間本体層の上に
    0.5μmから1.5μmまで伸びている舌片を有して
    いる、多層アイランドを形成する工程と、 前記ゲート電極との前記選択された重なりを有している
    ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、 持ち上げ方法を用いて前記多層アイランドから前記上側
    キャップ層を除去する工程と、 前記多層アイランドから前記中間本体層を除去する工程
    とを備えたセルフアライン薄膜トランジスタを製造する
    方法。
  17. 【請求項17】 前記ソース電極及びドレイン電極に形
    成する工程は、少なくとも1つの選択された電極材料を
    沈積する工程であって、前記選択された電極材料は、前
    記多層アイランドの前記基部の部分まで前記半導体層の
    上に設けられると共に前記上側キャップ層の上面の上に
    設けられるようする、電極材料を沈積する工程を含んで
    おり、 前記選択された電極材料は、前記上側キャップ層の舌片
    の下側の少なくとも一部に実質的に前記選択された電極
    材料がないままで残るように沈積される請求項16に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 前記持ち上げ方法を用いて前記上側キ
    ャップ層を除去する工程は、前記選択された電極材料に
    対して選択性を有するエッチャントに対してTFT構造
    を露出する工程であって、前記選択された電極材料がな
    いままである前記上側キャップ層の舌片の下側で前記上
    側キャップ層まで前記エッチャントが露出するようにす
    る、TFT構造を露出する工程を含んでいる請求項17
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記選択された電極材料は、n+形に
    ドープされた微結晶シリコンを含んでいる請求項18に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ソース電極及びドレイン電極を形
    成する工程は、 n+形にドープされたシリコンの層を沈積する工程と、 前記ドープされたシリコン及び前記クロムが反応して該
    ドープされたシリコンと該クロムとの間に珪化物層を形
    成するように、前記ドープされたシリコンの上にクロム
    の層を沈積する工程とを含んでいる請求項18に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 前記上側キャップ層を除去する工程
    は、前記クロム及び前記上側キャップ層を除去するよう
    に、塩酸(HCl)を含んでいるエッチャントを用いて
    前記TFTアセンブリをエッチングする工程を含んでい
    る請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ソース電極及びドレイン電極を形
    成する工程は、 n+形にドープされたシリコン層を沈積する工程と、 前記ドープされたシリコン層の上に導電金属材料の層を
    沈積する工程とを含んでいる請求項18記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記導電金属材料は、モリブデンと、
    ニッケル−クロムと、タンタルと、アルミニウムとを含
    んでいる群から選択された金属を含んでいる請求項22
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記上側キャップ層を除去する工程
    は、前記ソース電極及びドレイン電極の前記導電金属材
    料に対して選択性を有するエッチャントに対して前記T
    FTアセンブリを露出する工程を含んでおり、前記エッ
    チャントは、塩酸(HCl)を含んでいる請求項23に
    記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記中間本体層を除去する工程は、酸
    素プラズマ内で前記TFTアセンブリをエッチングする
    工程を含んでいる請求項18に記載の方法。
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