JPH07153753A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07153753A
JPH07153753A JP30141493A JP30141493A JPH07153753A JP H07153753 A JPH07153753 A JP H07153753A JP 30141493 A JP30141493 A JP 30141493A JP 30141493 A JP30141493 A JP 30141493A JP H07153753 A JPH07153753 A JP H07153753A
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JP
Japan
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oxide film
film
semiconductor substrate
element isolation
oxidation
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Pending
Application number
JP30141493A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kaigawa
裕之 貝川
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP30141493A priority Critical patent/JPH07153753A/ja
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、バーズビークの長さが短く、
しかも素子分離酸化膜上部の段差および、素子分離酸化
膜下部の半導体基板のストレスが小さい素子分離方法を
提供することにある。 【構成】 半導体基板11上に酸化膜12を形成し、こ
の酸化膜12上に形成した窒化膜13をマスクにして素
子分離のための酸化膜の最終厚さよりも薄い酸化膜15
を形成する。次いで、酸化膜15を除去し、半導体基板
11全面にポリシリコン膜16を堆積する。ポリシリコ
ン膜16をエッチバックし、最後に窒化膜13をマスク
として酸化により最終厚さの素子分離のための酸化膜1
7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に素子分離酸化膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の素子の分離方法として、従
来からLOCOS(Local Oxidationof Silicon) 法が広
く用いられている。このLOCOS法は図3に示すよう
なものである。まず、半導体基板31に酸化膜32を形
成し、その上に窒化膜33を形成した後、素子形成領域
34部分の窒化膜33を残して他を選択的にエッチング
除去する(図3(a))。次に、窒化膜33を耐酸化マ
スクとして酸化を行うと(図3(b))、窒化膜33の
被われている領域はほとんど酸化されないが、窒化膜3
3のない領域には最終厚さT1 の酸化膜(これを素子分
離酸化膜という)35が形成される。そして、この素子
分離酸化膜35によって素子形成領域34同士間の分離
が達成される。
【0003】しかし、従来のLOCOS法では図3
(b)に示すように素子分離酸化膜35の膜厚減少部分
は素子形成領域34との境界部に恒り、酸化膜が細長く
延びる(これをバーズビークという)ために実質的な素
子形成領域34の面積が小さくなるという欠点があっ
た。この問題を解決するための技術として改良LOCO
S法が提案されている。この改良LOCOS法はまず、
半導体基板41に薄い酸化膜42を形成し、その上にポ
リシリコン膜43および窒化膜44をこの順で形成した
後、異方性エッチングで素子形成領域45部分の窒化膜
44をパターニングする。このとき同時にポリシリコン
膜43も最初の膜厚の半分程度の膜厚となるようエッチ
ングする(図4(a))。
【0004】次に、窒化膜44を耐酸化マスクとしてポ
リシリコン膜43の酸化を行うと(図4(b))、従来
のLOCOS法と同様に最終厚さT1 の素子分離酸化膜
46が形成される。この方法では、ポリシリコン膜43
と薄い酸化膜42を組合わせることにより、酸化時のス
トレスを緩和させ、かつバーズビーグを抑えるというも
のである。これは、ポリシリコン膜43中の酸素の拡散
速度が酸化膜42中の拡散速度の比べ小さいため、ポリ
シリコン膜43の横方向への酸化は小さくなる。その結
果、バーズビークは素子形成領域45内にはあまり長く
延びることはない。
【0005】このようにして、改良LOCOS法ではバ
ーズビークが短い素子分離酸化膜46を形成できるの
で、より広い素子形成領域を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、改良LOCO
S法では図4(c)に示すように、バーズビークの長さ
が短い分、素子分離酸化膜46の素子形成領域45に対
する傾斜角度が大きくなる。そのため、素子形成領域4
5への素子形成後、素子分離酸化膜46上方に配線(例
えばアルミニウム配線)47を設けた場合、上部傾斜部
の段差により配線に局部薄膜化やマイグレーションによ
る断線が起こりやすくなる。
【0007】また、素子分離酸化膜46の形成時に発生
する応力も、素子分離酸化膜46の下部傾斜部の段差が
大きい分、半導体基板41への応力のストレスも大きく
なる。その結果、半導体基板41に結晶欠陥が生じ、電
流リークが発生しやすくなるという問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、バーズビークの長さが短く、
しかも素子分離酸化膜上部の段差および、素子分離酸化
膜下部の半導体基板のストレスが小さい素子分離方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために次のような構成をとる。請求項1に記載の
半導体装置の製造方法は、半導体基板上に酸化膜を形成
する工程と、前記酸化膜上に形成した窒化膜をマスクに
して素子分離のための酸化膜の最終厚さよりも薄い酸化
膜を形成する第1酸化工程と、前記第1酸化工程で形成
した酸化膜を除去する工程と、前記半導体基板全面にポ
リシリコン膜を堆積する工程と、前記ポリシリコン膜を
エッチバックする工程と、前記窒化膜をマスクとして酸
化により最終厚さの素子分離のための酸化膜を形成する
第2酸化工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の半導体装置の製造方法
は、請求項1に係る半導体装置の製造方法において、第
1酸化工程で形成した酸化膜を除去する工程後に半導体
基板に薄い保護酸化膜を形成する工程を備えたことを特
徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の半導体装置の製造方法におい
ては、第1酸化工程で形成された酸化膜を除去した後、
ポリシリコン膜を堆積しエッチバックにより窒化膜と半
導体基板との間に残留ポリシリコンを残す。その後、第
2酸化工程で最終厚さの素子分離酸化膜を形成するが、
バーズビークが形成される領域は、残留ポリシリコンが
先ず酸化されるので、横方向(バーズビークが長くなる
方向)への酸化は抑制される。特に、第1酸化工程で形
成されるバーズビークは、酸化膜を最終厚さT1 よりも
薄く形成しているので、従来の場合に比べて小さくな
る。
【0011】また、請求項2に記載の半導体装置の製造
方法においては、第1酸化工程で形成した酸化膜を除去
する工程後に半導体基板に薄い保護酸化膜を形成したの
で、ポリシリコン膜をエッチバックしたの時の半導体基
板へのダメージを少なくすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る実施例につき図面を用い
て詳細に説明する。図1は本発明に係る半導体装置の製
造方法の実施例の工程順を示す断面図である。まず、シ
リコン基板などの半導体基板11の表面全体を例えば高
温の酸化雰囲気中で熱酸化して酸化膜12を形成し、そ
の上に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition) 法に
より窒化膜13を形成する。次に、レジスト(図示せ
ず)をマスクとして素子形成領域14を除いてエッチン
グ除去し窒化膜13をマスク状に形成する(図1
(a))。このエッチングはウエットエッチングでもド
ライエッチングでも良いがサイドエッチングが少ないド
ライエッチングのほうがより良い。
【0013】次いで、第1回目の酸化工程で窒化膜13
をマスクにして目標とする素子分離酸化膜の最終厚さT
1 よりも薄い(厚さT2) 酸化膜15を形成する(図1
(b))。ここで、酸化膜15の成長速度は、窒化膜1
3より大きい。従って、酸化膜15の厚みだけ制御する
ことが可能である。また、酸化膜15を所定の厚さT 1
よりも薄く形成しているので、酸化膜15の横方向への
成長も小さく、バーズビークは従来の場合に比べて小さ
くなる。
【0014】次いで、酸化膜15をフッ酸水溶液を用い
て除去した後(図1(c))、半導体基板11全面に、
例えば、CVD法によりポリシリコン膜16を堆積する
(図1(d))。次いで、半導体基板11上のポリシリ
コン膜16全面をエッチバックすると窒化膜13と半導
体基板11との間に残留ポリシリコン16’を残す(図
1(e))。この残留ポリシリコン16’が、次に示す
第2回目の酸化工程で酸化されバーズビークを形成す
る。
【0015】即ち、窒化膜13をマスクとして第2回目
の酸化を行う(図1(f))と、残留ポリシリコン1
6’が酸化されバーズビークが形成されるとともに、窒
化膜13で覆われていない半導体基板11が酸化され、
最終厚さT1 の素子分離酸化膜17が形成される。特
に、バーズビークが形成される領域は、残留ポリシリコ
ンが先ず酸化されるので横方向(バーズビークが長くな
る方向)への酸化は抑制されるとともに、その大きさは
第1酸化工程で形成されるバーズビークが、酸化膜を最
終厚さT1 よりも薄く形成しているので、従来の場合に
比べて小さくなる。
【0016】次に、省略するが、素子形成領域14の窒
化膜13と酸化膜12を除去し、通常のプロセスを用い
て素子、例えばMOSFET等を形成する。さらに、図
2は本発明に係る半導体装置の製造方法の他の実施例の
工程順を示す断面図である。上記と同様、図1(a)〜
(c)の工程を行う。まず、シリコン基板などの半導体
基板11の表面全体を例えば高温の酸化雰囲気中で熱酸
化して酸化膜12を形成し、その上に例えばCVD(Che
mical Vapor Deposition) 法により窒化膜13を形成す
る。次に、レジスト(図示せず)をマスクとして素子形
成領域14を除いてエッチング除去し窒化膜13をマス
ク状に形成する。
【0017】次いで、第1回目の酸化工程で窒化膜13
をマスクにして目標とする素子分離酸化膜の最終厚さT
1 よりも薄い(厚さT2) 酸化膜15を形成する。次い
で、酸化膜15をフッ酸水溶液を用いて除去する(図2
(a))。次いで。半導体基板11全面に、薄い酸化膜
18を形成する(図2(b))。次いで、半導体基板1
1全面に、例えば、CVD法によりポリシリコン膜16
を堆積する(図2(c))し、半導体基板11上のポリ
シリコン膜16全面をエッチバックし窒化膜13と半導
体基板11との間に残留ポリシリコン16’を残す(図
2(d))。このとき、薄い酸化膜18がエッチバック
の際の半導体基板11へのダメージを低減するための役
割を果たす。次いで、窒化膜13をマスクとして第2回
目の酸化を行い、(図2(e))、最終厚さのT1 の素
子分離酸化膜17を形成する。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る方法
によれば、従来のLOCOS法を改良することで、バー
ズビーク幅をより小さくでき高集積化が可能となる。ま
た、従来とおり1枚のマスクで、しかも既存の設備をな
んら改良することなく製造することができる。
【0019】また、ポリシリコン膜をエッチバックする
前に薄い酸化膜を形成したので半導体基板のダメージを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による一実施例の工程順を示す半
導体装置の断面図である。
【図2】本発明の方法による他の実施例の工程順を示す
半導体装置の断面図である。
【図3】従来の方法による工程順を示す半導体装置の断
面図である。
【図4】従来の方法による工程順を示す半導体装置の断
面図である。
【符号の説明】 11 半導体基板 12 酸化膜 13 窒化膜 14 素子形成領域 15 酸化膜 16 ポリシリコン膜 16’ 残留ポリシリコン 17 素子分離酸化膜 18 酸化膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に酸化膜を形成する工程
    と、前記酸化膜上に形成した窒化膜をマスクにして素子
    分離のための酸化膜の最終厚さよりも薄い酸化膜を形成
    する第1酸化工程と、前記第1酸化工程で形成した酸化
    膜を除去する工程と、前記半導体基板全面にポリシリコ
    ン膜を堆積する工程と、前記ポリシリコン膜をエッチバ
    ックする工程と、前記窒化膜をマスクとして酸化により
    最終厚さの素子分離のための酸化膜を形成する第2酸化
    工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に係る半導体装置の製造方法に
    おいて、第1酸化工程で形成した酸化膜を除去する工程
    後に半導体基板に薄い保護酸化膜を形成する工程を備え
    たことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP30141493A 1993-12-01 1993-12-01 半導体装置の製造方法 Pending JPH07153753A (ja)

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