JPH07153663A - マスク保持方法、マスク及びマスクチャック、ならびにこれを用いた露光装置とデバイス製造方法 - Google Patents

マスク保持方法、マスク及びマスクチャック、ならびにこれを用いた露光装置とデバイス製造方法

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JPH07153663A
JPH07153663A JP29991293A JP29991293A JPH07153663A JP H07153663 A JPH07153663 A JP H07153663A JP 29991293 A JP29991293 A JP 29991293A JP 29991293 A JP29991293 A JP 29991293A JP H07153663 A JPH07153663 A JP H07153663A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度なパターン転写が可能なX線マスクの
保持方式を提供すること。 【構成】 X線マスクの支持フレーム1のリング中心を
中心とする円周上に等間隔で3か所(120°ピッチ)
に、半径方向に沿ったV溝部4を形成する。一方、マス
クチャック側には、先端が球面上の突起部であるマウン
ト7を3か所に設け、これらV溝部と突起部とを係合さ
せて、該3か所でマスクをマスクチャックに保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は露光装置に用いられるマ
スクの保持に関するものである。
【0002】
【従来技術】半導体集積回路の集積度は近年ますます高
密度化が進んでおり、これらを製造するための半導体製
造装置も、高集積度化に伴って焼付線幅が細まり、より
高い露光精度が要求されている。焼付線幅をより細くす
るには、露光に使用する光源の波長を短くするのが有効
である。そこで、現在一般的に使用されている紫外光よ
りも波長の短いX線を用いたX線露光装置の開発が進め
られている。
【0003】図9は従来のX線露光装置に搭載されてい
るX線マスクとマスクチャックの概略を示す。図9
(a)はX線マスクである。100は補強用のマスクフ
レーム、101はシリコンからなるマスク基板、102
はマスク基板の一部をバックエッチングによって除去し
て形成した無機膜(マスクメンブレン)、103はマス
クメンブレン上にEB描画装置等によって描画形成され
た半導体回路等の転写パターンである。105は磁性体
材料で作られた磁性リングで、マスク支持フレーム1に
埋め込まれている。図9(b)は磁気吸着方式のマスク
チャックを示す。110はリング形状のチャックベース
で、内部には露光用X線が通過する孔111が設けられ
ている。112は磁気ユニットで、磁性リング105に
対応して円周状に配置され、X線マスクを吸着保持する
のに十分な磁力を発生する。この構成において、X線マ
スクのマスクフレーム100はチャックベース110の
保持面に面接触によって磁気吸着され保持される。又、
この磁気吸着方式のほかに真空吸着方式もあり、その場
合、磁気ユニットの代わりにバキュームポートとなり、
真空力によってマスクフレームとチャックベースとが面
接触して吸着保持される。
【0004】しかしながら、これらの吸着保持方式は、
マスクフレーム100とチャックベース110とは面接
触であるため、両者の接触面は高い平面度に仕上げる必
要がある。仮に、マスク作製時、EB描画装置によって
転写パターンを形成する時点で、マスクフレーム100
の吸着面に僅かでも反りなどの歪みがあると、X線露光
装置のチャックベース110に保持した際、マスクフレ
ーム100の反りが矯正されることによってマスクフレ
ーム100が変形し、この応力がマスク基板101、マ
スクメンブレン102を介して転写パターン103に伝
わり、転写パターン103が描画時に対して歪んでしま
う可能性がある。転写パターン103が形成されるマス
クメンブレン102の厚さは2μm程度であり、数mm
厚のマスク基板101やマスクフレーム100に比べれ
ば、その剛性は非常に小さい。このため、マスク基板1
01やマスクフレーム100の歪みは、マスクメンブレ
ン102に多大な影響を与えて転写パターンにも大きな
歪みをもたらす。これは極薄のマスクメンブレン上に転
写パターンが形成されているマスクに特有の問題といえ
る。
【0005】これを解決する方式として、マスクがマス
クチャックにチャックされた時、保持力によりX線マス
クが変形を受けない、言い換えれば、パターン形成時の
マスクフレームの歪んだ状態を保ったまま保持する方法
(以下、キネマティックマウントと称する)が提案され
ている。
【0006】図10はキネマティックマウントの例を示
す。図10(a)はキネマティックマウント用のX線マ
スクを示す。117は円錐形状(じょうご形状)の孔
部、118は平面部、119は図中X方向に沿って直線
状に切込み溝が形成されたV溝部であり、これらはマス
クフレーム100の保持面に形成されている。図10
(b)はキネマティックマウント用のマスクチャックを
示す。チャックベース110の保持面には、上記マスク
の円錐孔部117、平面部118、V溝部119とそれ
ぞれ係合する球状突起物120が3ケ所に設けられてい
る。又、3点においてマスクを機械的に押え付けて保持
するためのクランプ機構115が設けられている。
【0007】この構成においては、以下に示す保持状態
となり、マスクの6自由度が過剰拘束なく位置決めされ
る。
【0008】
【0009】このキネマティックマウントによれば、露
光時のマスク保持の際にマスクフレーム100を変形さ
せる外力は殆ど働かず、EB描画装置によるマスクパタ
ーン形成時と同一状態でマスク保持(無歪保持)できる
ため、マスク支持フレームの変形によるパターン歪みが
抑制できるという特徴がある。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
キネマティックマウントでは、マスクチャックに保持さ
れている時に熱などによってマスクが膨張又は収縮する
と、XY平面部をみれば、円錐孔部117の位置だけが
不変であり、この位置を基準として他の平面部118及
びV溝部119の位置が変化して、伸縮の位置変動を逃
がすことになる。よって、マスクフレームの伸縮が及ぼ
すパターン転写精度への影響が大きい。
【0011】又、マスクを支持する3ケ所のそれぞれの
形状が異なるため、加工や管理の面で手間がかかる。特
に円錐形状の孔部117は、仕上げ加工や寸法管理に高
い精度が要求され、量産時の生産コストの面で課題があ
る。
【0012】本発明は上記課題を解決するものであり、
高精度なパターン転写が可能なマスク保持方法と、マス
クならびにマスクチャックを低コストで提供することを
目的とする。本発明の更なる目的は、上記マスクやマス
クチャックを用いた高精度な露光装置やデバイス製造方
法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のある形態は、露光用マスクのマスク保持面の少なく
とも3ケ所に設けたV溝部もしくは突起部と、マスクチ
ャック保持面の少なくとも3ケ所に設けた突起部もしく
はV溝部とを係合させて、該3か所でマスクを保持する
ことを特徴とするマスク保持方法である。
【0014】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明の実施例を説明する。図1は
実施例の構成を示し、図1(a)はX線マスク、図1
(b)はX線マスクを保持するマスクチャックの構成を
示す。1は支持フレームであり、リング状の形状を有し
外周部には搬送時のハンドリングに便利なツバが形成さ
れている。支持フレーム1の材質はSiCを用いている
が、他の低熱膨張率材、例えば石英ガラス、シリコン、
セラミック材などでも良い。2はマスク基板であるシリ
コンウエハである。シリコンウエハ2はマスク支持フレ
ーム1に接着固定され、マスク支持フレーム1によって
シリコンウエハ2の機械的強度を補っている。なお、固
定方法は接着に限らず、アノーディックボンディング等
の方法を用いても良い。3は窒化シリコン膜のマスクメ
ンブレンであり、シリコンウエハ2上に形成されてい
る。これはシリコンウエハ2のX線が透過する部分をバ
ックエッチングにより除去し、窒化シリコン膜3だけを
残すようにして形成する。マスクメンブレン3上には半
導体デバイスの回路パターンなどの転写パターンが、金
などの重金属のX線吸収体によって描かれている。4は
V字形状をした直線状の溝(以下、V溝部と呼ぶ)で、
支持フレーム1のリング中心を中心とする円周上に等間
隔で3か所(120°ピッチ)に、半径方向に沿って形
成されている。ここで、3つのV溝部4は同一の形状お
よび寸法であるが、溝長さは加工しやすい長さにすれば
良い。5はマスク支持フレーム1の外周部に設けられた
ノッチであり、リング状のマスク支持フレーム1の位置
(方向)を大まかに定めるのに使用される。したがっ
て、オリエンテーションフラットのような切欠きであっ
てもよい。V溝部4とノッチ5の相対位置関係は高精度
に管理されている。
【0015】図1(b)はマスクチャックを示してい
る。6はリング形状のチャックベース、7は突起部であ
るマウントであり、マウント7はチャックベース6に3
ケ所、突起状で先端が球状の部材(本実施例では剛球)
が埋め込まれている。マウント7の取付位置は、マスク
支持フレーム1に設けられた3か所のV溝部4と係合す
るような3か所となっており、X線マスクをチャッキン
グした際、3か所に設けられたX線マスクのV溝部4と
マスクチャックのマウント7の各々が係合する。8はマ
スク押えのためのクランプ機構であり、位置決めされた
X線マスクをマスクチャックに押え付けて保持するため
のものである。クランプ機構8は回転と直動機構からな
るアクチュエータにより、X線マスク着脱時にこれを妨
げない位置に退避する。9はチャックベース6に設けら
れた切欠きで、X線マスクをマスクチャック上で着脱す
る時、X線マスクと搬送ユニットとの干渉を防ぐために
のものである。チャックベース6のマウント7が設けら
れた面と反対側の面から露光用のX線が照射される。
【0016】次に、X線マスクのマスクチャックへの着
脱手順を図2を用いて説明する。図2(a)は不図示の
マスク収納装置から取り出されたX線マスクが搬送ユニ
ットに把持され、マスクチャックに装着に向かう状態を
示す。10はマスクハンド、11はマスクハンド10の
先端の2ケ所に設けられたクランパであり、このクラン
パ11でマスク支持フレーム1のツバの部分を把持す
る。クランパ11は不図示のアクチュエータによって駆
動される。12はマスク搬送ユニットである。
【0017】マスク支持フレーム1のクランプ部分の下
方には、発塵を考慮してマスクメンブレンがないほうが
良い。クランパ11とマスク支持フレーム1の接触部か
らの発塵があっても、搬送中にマスクメンブレン上に発
塵物が付着しないようにするためである。一方、マスク
チャックのクランプ機構8は、X線マスク装着に備え
て、チャックベース6のマスク当接面から退避した状態
にある。
【0018】図2(b)はマスク搬送ユニットで運ばれ
てきたX線マスクがマスクチャックに装着された状態を
示す。マスク支持フレーム1のV溝部4にマウント7の
球状部が3か所でそれぞれ係合し、X線マスクの位置決
めが完了した後、クランプ機構8がマスク支持フレーム
1上の所定の位置まで移動、マスク支持フレーム1を押
え付ける。図2(b)はこの状態を示している。この
後、クランパ11はマスク支持フレーム1を解放して退
避する。又、マスクチャックに保持されているX線マス
クの脱離は上述とは逆の手順によって行なう。
【0019】図2(c)はV溝部4とマウント7との係
合部の拡大図である。本実施例では、チャックベース6
にマウント7として剛球を埋め込み、出っ張り高さを管
理している。V溝部4とマウント7が係合したとき、マ
スク支持フレーム1の下面とチャックベース6の上面と
は接触しない関係にある。又、クランプ機構8の作用す
る力は、マスク支持フレーム1を挟んでマウント7の中
心に作用することが望ましい。そこで、クランプ機構8
の下部に図示するように曲率を持たせ、マウント7の中
心上に作用力が働くようにしている。これにより、マス
ク支持フレーム1に働く力によりマスクパターン歪みは
より発生しにくくなる。又、クランプ機構8の材質は、
発塵の発生を押えるため例えば樹脂などの非金属とする
と好ましい。
【0020】なお、上記実施例の変形例として、マスク
支持フレーム1にV溝部4を円周上90°ピッチで4ケ
所に等間隔に設け、チャックベース6にマウント7を9
0°ピッチに3ケ所設ければ、露光における描画パター
ンの位相を90°、180°変え、同一X線マスクで焼
付可能となる。こうすることによって、例えばX線露光
装置のウエハステージやアライメントシステムを評価す
る時に用いられるバーニアを焼きつけることも容易とな
る。
【0021】以上の本実施例によれば、以下の効果が得
られる。 (1)マスク支持フレームに自然状態で僅かな反りなど
のが存在したとしても、その状態を維持したままマスク
チャックに保持することができるため、マスクメンブレ
ン上の転写パターンに歪みが生じず、良好なパターン転
写精度が得られる。 (2)X線マスクとマスクチャックとが接触する3か所
は円周上に等間隔に配置され且つ同一構造である。よっ
て、熱変動などによってマスク支持フレームが膨張又は
収縮しても、これをV溝部に沿って3か所で均等に逃が
すことができ、パターン転写精度に与える影響を小さく
することができる。 (3)X線マスクのマスク支持フレーム又はマスクチャ
ックのチャック面に、簡単な形状のV溝部を設けるだけ
でよく、加工コスト及び検査コストを低減させることが
できる。
【0022】<実施例2>本発明の第2実施例を説明す
る。図3において、先の実施例と同一の符号は同一の部
材を表わす。図3(a)は第2実施例のX線マスク、図
3(b)はマスクチャックの構成を示している。本実施
例ではV溝部とピンの関係を上記実施例と逆にしてい
る。
【0023】13は位置決め用のピンであり、マスク支
持フレーム1に120°ピッチで3ケ所に設けられ、マ
スク支持フレーム1のツバの両面に頭が突出している。
突出したピン両端は球面状の処理が施されている。ピン
13の材質は発塵の少ない材質(例えばサファイア)が
選択される。
【0024】図3(b)はウエハチャックを示す。14
は先の実施例と同一形状のV溝部で、120ピッチで3
か所に形成され、3つのピン13とそれぞれ係合するも
のである。図3(c)はピン13とV溝部14との係合
部の拡大図である。両者は2点の接触支持で係合して位
置決めされる。クランプ機構8の材質は、ピン13と点
接触に近くなるので樹脂等の比較的柔らかい材質が好ま
しく、ピン13によるクランプ機構8の圧痕部がピン1
3の座となるようにすると良い。又、第1実施例におい
ても、マスク支持フレーム1とマウント7の係合部の対
向面に突起状の部材を設けても同様のことがいえる。第
2の実施例の動作手順は第1実施例と同様であるため説
明は省略する。
【0025】本実施例によれば、チャックベース6に対
してマスク支持フレーム1が直接接触することがなくピ
ン13を介している。したがって、X線マスクの装着時
の発塵を考慮した材料を選択することができる。又、加
工性に関してもマスク支持フレーム1に孔加工を行ない
ピン13を接着固定するだけなので、品質管理が容易で
ある。特にマスク支持フレーム1の材質にSiCなど加
工が難しいものを採用した場合に、加工コストや歩留り
などの点で生産性が大きく向上する。
【0026】<実施例3>次に上記説明したマスク及び
マスクチャックを用いた微小デバイス(半導体装置、薄
膜磁気ヘッド、マイクロマシンなど)製造用の露光装置
の実施例を説明する。図6は本実施例のX線露光装置の
構成を示す図である。図中、SR放射源20から放射さ
れたシートビーム形状のシンクロトロン放射光21を、
凸面ミラー22によって放射光軌道面に対して垂直な方
向に拡大する。凸面ミラー22で反射拡大した放射光
は、シャッタ23によって照射領域内での露光量が均一
となるように調整し、シャッタ23を経た放射光はX線
マスク24に導かれる。X線マスク24は上記説明した
ようなマウント方式で不図示のマスクチャックに保持さ
れている。X線マスク24に形成されている露光パター
ンを、ステップ&リピート方式やスキャニング方式など
によってウエハ25上に露光転写する。
【0027】次に上記説明した露光装置を利用したデバ
イスの製造方法の実施例を説明する。図7は微小デバイ
ス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CC
D、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフロ
ーを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイス
の回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を
用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを
用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回
路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と
呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて
半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダ
イシング、ボンディング)、パッケージング工程(チッ
プ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステ
ップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、
耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半
導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)され
る。
【0028】図8は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンが形成される。本実施例の製造方法
を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体
デバイスを製造することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、高精度なパターン転写
が可能なマスクならびにマスクチャックを低コストで提
供することができる。又、上記マスクやマスクチャック
を用いた高精度な露光装置やデバイス製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】マスクをマスクチャックに保持する手順を説明
するための図である。
【図3】第1実施例のV溝部と突起部との係合状態を示
す拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成図である。
【図5】第2実施例のV溝部と突起部との係合状態を示
す拡大図である。
【図6】X線露光装置の実施例の全体図である。
【図7】デバイス製造方法のフローを示す図である。
【図8】ウエハプロセスの詳細なフローを示す図であ
る。
【図9】従来の磁気吸着方式のマスクチャックを説明す
る図である。
【図10】従来のキネマティックマウント方式のマスク
チャックを説明する図である。
【符号の説明】
1 マスク支持フレーム 2 マスク基板 3 マスクメンブレン(転写パターン) 4 V溝部 5 ノッチ 6 チャックベース 7 マウント(突起部) 8 押え部材 9 切欠き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用マスクのマスク保持面の少なくと
    も3ケ所に設けたV溝部もしくは突起部と、マスクチャ
    ック保持面の少なくとも3ケ所に設けた突起部もしくは
    V溝部とを係合させて、該3か所でマスクを保持するこ
    とを特徴とするマスク保持方法。
  2. 【請求項2】 露光用マスクにおいて、マスク保持面の
    少なくとも3ケ所にV溝部もしくは突起部を設け、マス
    クをマスクチャックに保持した際、マスクチャック保持
    面の少なくとも3ケ所に設けた突起部もしくはV溝部と
    係合するようにしたことを特徴とするマスク。
  3. 【請求項3】 露光用マスクを保持するマスクチャック
    において、マスクチャック保持面の少なくとも3ケ所に
    突起部もしくはV溝部を設け、マスクをマスクチャック
    に保持した際、マスク保持面の少なくとも3ケ所に設け
    たV溝部もしくは突起部と係合するようにしたことを特
    徴とするマスクチャック。
  4. 【請求項4】 請求項3のマスクチャックと、該マスク
    チャックに保持されたマスクのパターンをウエハに露光
    転写する露光手段を有することを特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の露光装置を用いてデバイスを
    製造する工程を有することを特徴とするデバイス製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5において、露光はX線に
    よって行なう。
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