JPH1079344A - 原版保持装置およびこれを用いた露光装置 - Google Patents

原版保持装置およびこれを用いた露光装置

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JPH1079344A
JPH1079344A JP25381896A JP25381896A JPH1079344A JP H1079344 A JPH1079344 A JP H1079344A JP 25381896 A JP25381896 A JP 25381896A JP 25381896 A JP25381896 A JP 25381896A JP H1079344 A JPH1079344 A JP H1079344A
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Yuji Chiba
裕司 千葉
Shinichi Hara
真一 原
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
    • G03F7/70875Temperature, e.g. temperature control of masks or workpieces via control of stage temperature

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光によるマスクの熱変形を防ぐ。 【解決手段】 露光装置のステージベース10上には保
持枠20が固定され、両者の間に形成された空間部にマ
スクE1 が搬入され、3個のボール21a〜21cとク
ランプユニット11a〜11cによってクランプされ
る。保持枠20は、ペルチェ素子を備えた温度制御ユニ
ット31と冷却ユニット32からなる温度調節装置30
を有し、これによって露光中のマスクE1 を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光装置や
EB描画装置あるいはパターン寸法測定機等において磁
石や真空チャック等を用いることなくマスク等原版を安
定保持できる原版保持装置およびこれを用いた露光装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線等を露光光とする微細化の進んだ半
導体露光装置は、一般的に、図9に示すマスク200等
を用いてウエハ等を露光する。マスク200は、シリコ
ン基板201の少なくとも片面にSiN膜201aを蒸
着したうえで、シリコン基板201の中央部分をバック
エッチングによって除去してSiN膜201aで覆われ
た開口部201bを形成したのち、シリコン基板201
の底面をマスクフレーム202に接着し、開口部201
bのSiN膜(メンブレン)201a上に公知のEB描
画法やメッキ等によって重金属のパターンを形成したも
のである。
【0003】マスクフレーム202は、シリコン基板2
01の剛性を強化するための補強部材であり、パイレッ
クスやSiC等の高剛性材料で製作される。また、マス
ク200がX線マスクであれば、マスクパターンの線幅
は0.15μm以下に微細化されたものとなる。マスク
200を露光装置のマスクステージに固定するには、マ
スク200に垂直に作用する3個のクランプ力によって
マスク200をクランプするいわゆるキネマティックマ
ウント方式が用いられる。
【0004】これは、マスク200のマスクフレーム2
02に3個のボールを当てがい、各ボールとクランプ部
材の間にマスク200のマスクフレーム202を3点支
持するもので、3つのクランプ力によってそれぞれマス
ク200の垂直方向(Z軸方向)の位置を固定するとと
もに、第1のボールをマスクフレーム202に設けられ
た円錐溝202aに係合させることでこの部分をZ軸に
垂直なXY平面内で固定し、第2のボールを円錐溝20
2aに対して放射状にのびるV形溝202bに摺動自在
に係合させることでマスク200の回転位置を固定す
る。第3のボールはマスクフレーム202の平坦部に当
接されて任意の方向に転動自在であり、マスク200を
不必要に拘束することのないように構成される。
【0005】すなわち、3個のボールのそれぞれによる
クランプ力のみを利用して、マスク200のX,Y,Z
軸と、ωX,ωY,ωZ軸の合計6軸方向の位置決めを
行なうように構成されており、このようなキネマティッ
クマスクは、マスクに不必要な拘束力を与えることなく
安定保持できるうえに、磁力や真空吸着力を必要としな
いために、露光装置、EB描画装置およびパータン検査
機等のマスク保持装置をすべて同一構成にして、マスク
の移し変えによる転写パターンの変形を防ぐことができ
る。従って、高精度のX線露光装置等に好適である。
【0006】図10は、露光装置等においてマスク20
0を保持するマスクステージ210を示すもので、マス
ク200はクランプ部材221a〜221cを有するマ
スクホルダ220に保持されてマスクステージ210に
搬送され、マスクホルダ220をマスクステージ210
上の保持部材211に固定することでマスク200の位
置決めが行なわれる。マスクホルダ220は、マスクフ
レーム202の円錐溝202aとV形溝202bと所定
の平坦面をそれぞれ、マスクホルダ220から下向きに
突出する3個のボール222とクランプ部材221a〜
221cの間に挟持する。
【0007】このように、キネマティックマウント方式
によってマスク200を保持するマスクホルダ220を
搬送ハンド等によって把持してマスクステージ210に
搬送し、マスクホルダ220をマスクステージ210に
固定することで露光光学系等に対するマスク200の位
置決めが行なわれる。
【0008】ところが、マスクをキネマティックマウン
ト方式によってマスクホルダに固定し、マスクホルダを
マスクステージに固定する方法は、マスクを2重に固定
するものであるため、露光装置等にマスクを供給する工
程が複雑化するのを回避できない。加えて、マスクホル
ダにはマスクを安定保持するための高い剛性が要求さ
れ、従って一般的にマスクホルダが高重量となり、その
結果、マスクを搬送するときの搬送重量が増大し、搬送
装置も大掛かりになる。
【0009】そこで、キネマティックマウント方式のマ
スクをクランプする3個のクランプ部材を露光装置等の
マスクステージに配設して、その上で直接マスクをクラ
ンプするように構成したものも開発されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、キネマティックマウント方式によって
マスクを固定する方法は、クランプ部材がメンブレンに
対して与える拘束力を最小限にとどめることで、マスク
パターンの変形を回避するように工夫されたものである
が、マスクフレームと各クランプ部材の間が点接触であ
るために、X線等による露光中にマスクフレームが昇温
すると、その放熱が不充分となってマスクフレームに熱
歪が発生し、このためにマスクパターンが変形するとい
う未解決の課題がある。
【0011】すなわち、露光中は、露光光のエネルギー
がマスクのメンブレンに吸収されてメンブレンの温度が
上昇する。このように昇温したメンブレンの熱は、マス
クのメンブレン側においてはこれに近接する露光装置の
マスクステージ等に吸収されるが、一部の熱はマスクフ
レームに伝達されてその裏面側を昇温させる。マスクフ
レームの裏面側は、これに点接触する3個のクランプ部
材によってマスクステージ等から持ち上げた状態にある
ために、放熱が不充分となり、熱歪を発生する結果とな
る。
【0012】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、露光光によるマス
ク等原版の昇温を防ぎ、転写ずれのない高精度な露光を
行なうことのできる原版保持装置およびこれを用いた露
光装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の原版保持装置は、露光装置のステージベー
スとの間に原版収容空間を形成する筐体と、該筐体の前
記原版収容空間に搬入された原版をその表面に垂直なク
ランプ力によってクランプするクランプ手段と、前記筐
体の温度を調節する筐体温度調節手段を有することを特
徴とする。
【0014】筐体温度調節手段が、ペルチェ素子を有す
る温度制御ユニットを備えているとよい。
【0015】筐体が、クランプ手段によってクランプさ
れた原版に接触するように構成された少なくとも1個の
伝熱部材を備えているとよい。
【0016】また、原版をその表面に垂直なクランプ力
によってクランプするクランプ手段を備えた原版保持部
材と、該原版保持部材を露光装置のステージベースに固
定する固定手段と、前記原版保持部材の温度を調節する
原版保持部材温度調節手段を有する原版保持装置でもよ
い。
【0017】
【作用】ペルチェ素子等を用いた筐体温度調節手段によ
って筐体を冷却することで、原版収容空間の温度を高精
度で調節し、露光中に原版の温度変化のために転写パタ
ーンが変形するのを防ぐ。これによって露光装置の転写
精度を大幅に改善できる。
【0018】筐体が、クランプ手段によってクランプさ
れた原版に接触するように構成された少なくとも1個の
伝熱部材を備えていれば、原版の放熱等をより一層促進
し、高精度な温度制御を行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0020】図1は第1実施例による原版保持装置を示
すもので、これは、露光手段である光源0から発生され
るX線等の露光光によって基板であるウエハを露光する
露光装置のマスクステージであり、クランプ手段である
3個のクランプユニット11a〜11c(クランプユニ
ット11bは図2に示す)を備えたステージベース10
と、各クランプユニット11a〜11cの図示真上に位
置するボール(球状突起)21a〜21cを備えた筐体
である保持枠20を有する。
【0021】ステージベース10と保持枠20の間には
キネマティックマウント方式の原版であるマスクE1
収容するのに充分な原版収容空間である空間部が形成さ
れ、また、保持枠20の一側面には前記空間部に対して
マスクE1 を矢印Aで示す方向に搬出入するための開口
部である開口22が形成されている。
【0022】マスクE1 は、中央の開口に図示しない転
写パターンを有するメンブレン1aを支持するSi基板
(シリコン基板)1と、その外周部を保持するマスクフ
レーム2を有し、マスクフレーム2の図示上面には、前
記ボール21a〜21cをそれぞれ当接自在である円錐
溝2aとV形溝2bと平坦面2cが設けられている。
【0023】各クランプユニット11a〜11cは、前
述のようにステージベース10に支持され、ステージベ
ース10と保持枠20の間の空間部に突出するクランプ
部材12と、これを上下動させるための駆動部(エアー
シリンダ)13を備えており、クランプ部材12を保持
枠20の各ボール21a〜21cに向かって進退させる
ことで、マスクE1 のクランプ動作およびクランプ解除
を行なうように構成されている。
【0024】マスクステージに対するマスクE1 の搬入
および装着(位置決め)は以下のように行なわれる。図
2に示すように、マスクE1 のマスクフレーム2を搬送
ハンドNによって把持し、矢印Aで示すように、保持枠
20の開口22を経てステージベース10と保持枠20
の間の空間部へ挿入し、マスクE1 のマスクフレーム2
の円錐溝2aとV形溝2bと平坦面2cをそれぞれボー
ル21a〜21cの直下に位置させる。続いて、各クラ
ンプユニット11a〜11cの駆動部13を駆動してク
ランプ部材12を上昇させ、各ボール21a〜21cと
の間に垂直に作用するクランプ力によってマスクフレー
ム2をクランプする。このようにして、マスクE1 のマ
スクフレーム2を直接マスクステージに固定する。ま
た、マスクE1 をマスクステージから取り出す作業は、
各クランプユニット11a〜11cの駆動部13を逆駆
動してクランプ部材12を下降させたうえで、矢印Aと
逆向きにマスクE1 を搬出することによって行なわれ
る。
【0025】保持枠20の一端にはペルチェ素子を用い
た温度制御ユニット31と冷却ユニット32からなる筐
体温度調節手段である温度調節装置30が配設されてい
る。温度調節装置30はステージベース10上に支持さ
れ、保持枠20とステージベース10の双方を冷却する
ことで、両者の間の空間部を冷却し、これによって、マ
スクE1 全体の温度を効率良く制御するものである。
【0026】温度調節装置30の温度制御ユニット31
は、保持枠20に取り付けられた図示しないサーミスタ
によって保持枠20の温度をモニタし、その出力に基づ
いてペルチェ素子を制御する。冷却ユニット32はペル
チェ素子の放熱部分に接触してその排熱を、配管32a
を経て給排水される冷却水によって外部へ逃がすように
構成されている。
【0027】このようなペルチェ素子を用いた温度調節
装置は、高精度な温度制御を行なうことができるうえ
に、温度変化に対する応答が早いために、極めて転写精
度の高い露光装置のマスクステージに好適であるが、単
に冷却水を循環させるだけである温度調節装置で充分な
こともある。
【0028】なお、保持枠20は、伝熱が良好で高剛性
であり、かつ熱膨張率の低いSiC等の材料で製作さ
れ、温度制御ユニット31と密着して配設される。ステ
ージベース10は、マスクを収容する空間部を外部の温
度から遮断してその温度を安定化するためのものである
から、その材質は低熱伝導材が望ましい。ただし、保持
枠20との間の熱膨張率の差が小さいものを選ぶ必要が
ある。
【0029】図3に示すように、クランプユニット11
a〜11cによってクランプされたマスクE1 のマスク
フレーム2の上面と保持枠20の下面の間の隙間Dは、
両者の間の伝熱効率を上げるためにできるだけ小さく設
定するのが望ましい。
【0030】また、図4に示すように、保持枠20の下
面に熱伝導の良好な伝熱部材である薄い金属バネ20a
を取り付けてマスクフレーム2に接触させ、これによっ
てマスクフレーム2と保持枠20の間の伝熱効率をより
一層向上させれば、マスクE1 の温度制御をより迅速か
つ効果的に行なうことができる。金属バネ20aは、図
5に示すように、保持枠20の下面に周方向にほぼ等間
隔で複数配設され、クランプユニット11a〜11cに
よってマスクE1 をクランプしたときにマスクフレーム
2の上面に弾力的に押圧されて広い範囲で面接触するよ
うに構成される。
【0031】本実施例によれば、マスクのマスクフレー
ムを直接搬送ハンド等によって把持してマスクステージ
に搬送し、そのままマスクステージの保持枠の開口から
ステージベースと保持枠の間にスライドさせたうえで各
クランプユニットを駆動し、これらによってクランプす
るものであり、従来例のようなマスクホルダを必要とし
ない。従って、マスクをマスクホルダに保持させる作業
を省略することでマスクステージに供給する作業が簡単
化されるうえに、マスクを高重量のマスクホルダととも
に搬送する場合に比べて搬送重量を低減し、搬送装置を
大幅に簡単化かつ小形化できる。
【0032】加えて、温度調節装置によってマスクの温
度を効果的に制御し、露光中のマスクパターンの変形を
防ぐことができる。これによって露光装置の転写精度を
大幅に改善することができる。さらに、温度調節装置に
よってマスクの昇温を防ぐだけでなく、マスクの温度を
積極的に変化させることで、マスクパターンの倍率補正
等を高精度で行なうことも自在である。
【0033】図6は第2実施例による原版保持装置を示
す。これは、マスクE2 をキネマティックマウント方式
の原版保持部材であるマスクホルダ50に保持させてハ
ンド等によって露光装置のステージベース60上に搬送
し、マスクステージ60上の固定手段である保持部材6
1によってマスクホルダ50を固定するもので、マスク
ホルダ50は、マスクE2 のマスクフレーム72の円錐
溝72aとV形溝72bと平坦面72cをそれぞれ、マ
スクホルダ50から下向きに突出する3個のボール51
aとクランプユニット52a〜52cの間にクランプす
る。
【0034】マスクホルダ50は、給排水管50aから
供給される温調流体である冷却水を循環させる図示しな
い温調流体配管手段である内部配管を有し、これによっ
てマスクホルダ50の内側の空間部を冷却し、マスクE
2 の昇温を防ぐ原版保持部材温度調節手段を構成してい
る。
【0035】マスクを収容するマスクホルダの空間部の
温度を制御することで、マスク全体の温度を一定に保
ち、露光中のマスクパターンの熱変形を防ぐものであ
る。またマスクの温度を積極的に変化させることでマス
クパターンの倍率補正を行なうこともできる。
【0036】次に上述した露光装置を利用した半導体デ
バイスの製造方法の実施例を説明する。図7は半導体デ
バイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、
CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造の
フローを示す。ステップS11(回路設計)では半導体
デバイスの回路設計を行なう。ステップS12(マスク
製作)では設計した回路パターンを形成したマスクを製
作する。一方、ステップS13(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いて基板であるウエハを製造する。ス
テップS14(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上
記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術
によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステッ
プS15(組立)は後工程と呼ばれ、ステップS14に
よって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工
程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップS16(検査)ではステップS15で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ17)される。
【0037】図8は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップS21(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップS22(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップS23(電極形成)ではウ
エハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS24
(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステ
ップS25(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布
する。ステップS26(露光)では上記説明した露光装
置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光す
る。ステップS27(現像)では露光したウエハを現像
する。ステップS28(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップS29(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返えし行なうこと
によって、ウエハ上に多重に回路たターンが形成され
る。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難し
かった高集積度の半導体デバイスを製造することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0039】露光中のマスク等原版の昇温を防ぎ、露光
装置の転写精度を大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による原版保持装置を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の装置にマスクを搬入する工程を示す説明
図である。
【図3】図1の装置を断面で示すもので、(a)はその
全体を示す断面図、(b)は(a)の円C1 で囲んだ部
分を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図4】第1実施例の一変形例を断面で示すもので、
(a)はその全体を示す断面図、(b)は(a)の円C
2 で囲んだ部分を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図5】図4の装置を保持枠の裏面からみた平面図であ
る。
【図6】第2実施例による原版保持装置を分解して示す
斜視図である。
【図7】半導体デバイスの製造工程を示すフローチャー
トである。
【図8】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【図9】キネマティックマウント方式のマスクを示す説
明図である。
【図10】一従来例による原版保持装置を分解した状態
で示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1a メンブレン 2,72 マスクフレーム 10,60 ステージベース 11a〜11c,52a〜52c クランプユニット 20 保持枠 20a 金属バネ 21a〜21c,51a ボール 30 温度調節装置 31 温度制御ユニット 32 冷却ユニット 50 マスクホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 541S

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光装置のステージベースとの間に原版
    収容空間を形成する筐体と、該筐体の前記原版収容空間
    に搬入された原版をその表面に垂直なクランプ力によっ
    てクランプするクランプ手段と、前記筐体の温度を調節
    する筐体温度調節手段を有する原版保持装置。
  2. 【請求項2】 筐体温度調節手段が、ペルチェ素子を有
    する温度制御ユニットを備えていることを特徴とする請
    求項1記載の原版保持装置。
  3. 【請求項3】 筐体が、原版を原版収容空間の側傍から
    これに搬入するための開口部を有することを特徴とする
    請求項1または2記載の原版保持装置。
  4. 【請求項4】 原版がキネマティックマウント方式のマ
    スクであり、クランプ手段が、ステージベースと筐体に
    それぞれ配設された複数のクランプユニットと複数のボ
    ールを有することを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か1項記載の原版保持装置。
  5. 【請求項5】 筐体が、クランプ手段によってクランプ
    された原版に接触するように構成された少なくとも1個
    の伝熱部材を備えていることを特徴とする請求項1ない
    し4いずれか1項記載の原版保持装置。
  6. 【請求項6】 原版をその表面に垂直なクランプ力によ
    ってクランプするクランプ手段を備えた原版保持部材
    と、該原版保持部材を露光装置のステージベースに固定
    する固定手段と、前記原版保持部材の温度を調節する原
    版保持部材温度調節手段を有する原版保持装置。
  7. 【請求項7】 原版保持部材温度調節手段が、温調流体
    を流動させる温調流体配管手段を備えていることを特徴
    とする請求項6記載の原版保持装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか1項記載の原
    版保持装置と、これに保持された原版を通して照射され
    る露光光によって基板を露光する露光手段を有する露光
    装置。
  9. 【請求項9】 露光光がX線であることを特徴とする請
    求項8記載の露光装置。
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