JP2002078314A - 電機子ユニット、電磁アクチュエータ、ステージ装置、露光装置及びこれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

電機子ユニット、電磁アクチュエータ、ステージ装置、露光装置及びこれを用いたデバイスの製造方法

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JP2002078314A
JP2002078314A JP2000254316A JP2000254316A JP2002078314A JP 2002078314 A JP2002078314 A JP 2002078314A JP 2000254316 A JP2000254316 A JP 2000254316A JP 2000254316 A JP2000254316 A JP 2000254316A JP 2002078314 A JP2002078314 A JP 2002078314A
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coil
unit
cooling medium
cooling
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Toshihide Kikuchi
俊秀 菊池
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却媒体の圧力を高めたり流路を大きくせず
に、電磁アクチュエータの局所的な温度上昇を抑えて、
高精度の温度管理を可能にする。 【解決手段】 リニアモータ100は、内部にコイル1
12が配置された第1のハウジング111と、内部に冷
却媒体用の第1の流路143が設けられた第2のハウジ
ング140と、第1のハウジング111と第2のハウジ
ング140とを連通する補助冷却装置150とを備え
る。補助冷却装置150の冷却棒151は一端に設けら
れたメッシュ状平板152がコイル112に接続され、
他端に設けられた放熱フィン154が第2のハウジング
140の第1の流路143内に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部にコイルを有
する電機子ユニット、電磁アクチュエータ、これを用い
たステージ装置及び露光装置に関し、特に、半導体製造
工程のように温度管理の厳しい環境で用いられる電機子
ユニット、電磁アクチュエータ、ステージ装置及び露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や液晶表示素子等の製造に使
用される露光装置では、マスク(レチクル等)が載置さ
れるレチクルステージや感光性の基板(ウェハ、ガラス
プレート等)が載置されるウェハステージの駆動装置と
してリニアモータ、ボイスコイルモータ等の電磁アクチ
ュエータが使用されている。
【0003】電磁アクチュエータは、固定子と、この固
定子に対して移動する可動子とからなる。そして、特定
のステージを他のステージ等に対して相対移動させるた
めに、固定子及び可動子の一方が特定のステージに、他
方が他のステージに取り付けられる。ここで、固定子に
コイルが、可動子に永久磁石(発磁体)が配置されるも
のは「ムービングマグネット型アクチュエータ」と称さ
れ、固定子に永久磁石(発磁体)が、可動子にコイルが
配置されるものは「ムービングコイル型アクチュエー
タ」と称されている。
【0004】ところで、露光装置に用いられるステージ
装置では、ステージ位置の検出に干渉計等が用いられる
ため、その温度が一定温度に厳しく管理される。従っ
て、露光装置等に搭載される電磁アクチュエータについ
ても、作動時の発熱(温度上昇)を抑制して、所定の温
度内となるように、厳しくその温度管理をする必要があ
る。
【0005】従来より、電磁アクチュエータの作動時の
発熱(温度上昇)を防いでその温度管理を容易にするた
めに、コイルが収容されたハウジング内に冷却媒体の流
路を形成しておき、この流路に流れる冷却媒体の温度を
温度調節機により制御して、ハウジング内のコイルの温
度の上昇を防ぐようにした電磁アクチュエータ及びその
冷却装置が知られている。
【0006】図14に、従来の冷却装置20を備えたリ
ニアモータ10の全体構成を、図15にリニアモータ1
0の断面を、各々、示す。リニアモータ10の固定子1
1は、コイル11aと、これらを覆うハウジング(外形
が筒状で、断面形状が矩形)11bと、コイル11aを
ハウジング11bに固定するためのコマ部材11cとに
よって構成されている。そして、ハウジング11b内部
の隙間が冷却媒体の流路11dを構成している(図1
5)。尚、ハウジング11bはベース部13に固定され
ている。
【0007】一方、可動子12は、断面がコ字型のヨー
ク12aと、磁石(発磁体)12b,12bとによって
構成されている。かかる構成のリニアモータ10にあっ
ては、冷却媒体が単位時間当たり一定量流れるように、
流路11dの断面積が決定される。又、モータ定数を高
めるために固定子11と可動子12(磁石12b,12
b)との間隔d2が可能な限り近づけられる(図1
5)。
【0008】そして、固定子11のハウジング11bの
両端に、図14に示すように、流入口11eと流出口1
1fが形成され、これら流入口11eと流出口11f
に、冷却装置20側の管路21,22が接続されて、加
圧ポンプ24で加圧された冷却媒体がハウジング11b
内を循環するようになっている。ここで冷却媒体の温度
は温度制御装置25によって、流量は流量制御装置27
によって、各々、制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】斯かる冷却装置20を
備えたリニアモータ10にあっては、流入口11eと流
出口11fが、図14に示すように、横長のハウジング
11bの両側に設けられているため、固定子11の全長
が長いほど、流路11dの下流側(流出口11f近傍;
図中、破線で囲む部分)での冷却媒体の温度が上昇し、
この部分では、充分な冷却能力が得られない。
【0010】流路11dの下流で充分な冷却能力を得る
べく(冷却媒体の流量を増やす)、流路11d自体の断
面積を大きくすることが考えられるが、流路11dの断
面積を大きくするとハウジング11bとコイル11aと
の間隔が広がり、これに伴ってコイル11aと可動子1
2側の磁石12bとの間隔が広がって、モータ定数が低
下することになる。
【0011】又、十分な冷却能力を得るために、ハウジ
ング11b内の冷却媒体の圧力を上昇させて冷却媒体の
流量を増やすことも考えられるが、この場合、図16に
示すように、ハウジング11bが膨らんで、その外壁
が、可動子12側の磁石12bと接触し、リニアモータ
10が不作動になったり、リニアモータ10に損傷や変
形が生じる虞がある。
【0012】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
で、冷却媒体の圧力を高めることなく、しかも冷却媒体
の流路の断面を大きくすることなく、コイルの局所的な
温度上昇を効率よく抑えて、高精度の温度管理を可能に
した電機子ユニット、電磁アクチュエータ、ステージ装
置及び露光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、電機子ユニットが、内部にコイ
ルが配置されたハウジングと、前記ハウジングの壁面を
貫通し、一端が前記コイルに接続され、他端が冷却手段
に接続された熱伝達手段とを有するものである。ハウジ
ング内のコイルが通電されて発熱したときに、熱伝達手
段によって、その熱を外部に引き出して放出できる。
【0014】又、請求項2の発明は、電機子ユニット
が、内部にコイルが配置された第1のハウジングと、内
部に冷却媒体用の第1の流路が設けられた第2のハウジ
ングと、前記第1のハウジングの壁面と前記第2のハウ
ジングの壁面を貫通し、一端が前記第1のハウジング内
の前記コイルに接続され、他端が前記第2のハウジング
内の前記第1の流路に突出する熱伝達手段とを有するも
のである。第1のハウジング内のコイルに熱伝達手段の
一端が接続されてその熱が第2のハウジング内に伝達さ
れ、この第2のハウジング内でコイルの熱を放出でき
る。
【0015】又、請求項3の発明は、請求項2に記載の
電機子ユニットにおいて、前記熱伝達手段の前記一端に
網状の平板が取り付けられ、前記他端にヒートシンクが
取り付けられたものである。網状の平板により熱伝達手
段とコイルとの接触面の面積を大きく確保され、かつ、
コイルにおける渦電流の発生が抑えられる。又、ヒート
シンクによって効率のよい冷却が行われる。
【0016】又、請求項4の発明は、請求項2又は請求
項3に記載の電機子ユニットにおいて、前記第1のハウ
ジングの内部に、冷却媒体用の第2の流路が設けられて
いるものである。コイルの熱が、第1のハウジング内と
第2のハウジング内で各々放出されるので、冷却効率が
向上する。又、請求項5の発明は、請求項4に記載の電
機子ユニットにおいて、前記網状の平板が前記第1のハ
ウジングの前記第2の流路の下流で前記コイルに接続さ
れたものである。冷却媒体による冷却能力が低下しがち
な第1のハウジングの下流部分でコイルに発生する熱
を、熱伝達手段を用いて集中的に放出できる。
【0017】又、請求項6の発明は、請求項4又は請求
項5に記載の電機子ユニットにおいて、前記第1の流路
と前記第2の流路に、各々、第1の冷却媒体と第2の冷
却媒体が個別に供給されるものである。第1のハウジン
グにはコイルが配置されているため、冷却媒体は、絶縁
性、非浸食性の媒体(例えば、フロリナート(商品
名))を用いなければならないが、第2のハウジングは
これらの要求を満たす必要がなく、安価で冷却効率の高
い冷却媒体(例えば、水)を用いることができる。
【0018】又、請求項7の発明は、電磁アクチュエー
タが、請求項1から請求項6の何れかに記載の電機子ユ
ニットと、発磁体を有し前記電機子ユニットとの間で相
対移動可能な発磁体ユニットとを備え、前記電機子ユニ
ットによって固定子又は可動子が構成され、前記発磁体
ユニットによって可動子又は固定子が構成されたもので
ある。この電磁アクチュエータは、温度管理が容易であ
るため、精密機器の駆動手段として用いることができ
る。
【0019】又、請求項8の発明は、電磁アクチュエー
タが、請求項2から請求項6の何れかに記載の電機子ユ
ニットと、発磁体を有し前記電機子ユニットとの間で相
対移動可能な発磁体ユニットとを備え、前記電機子ユニ
ットによって固定子又は可動子が構成され、前記発磁体
ユニットによって可動子又は固定子が構成され、前記第
1のハウジング及び第2のハウジングに、当該排出され
た冷却媒体の温度を調整して前記第1のハウジング又は
第2のハウジングに供給する温度調整手段が接続された
ものである。この電磁アクチュエータは、温度管理が容
易であるため、精密機器の駆動手段として用いることが
できる。又、高い出力の電磁アクチュエータのコイルを
冷却するに当たって、第1のハウジングと第2のハウジ
ングでコイルからの熱の放出が行われる。
【0020】又、請求項9の発明は、ステージ装置が、
請求項7又は請求項8に記載の電磁アクチュエータをス
テージ部の駆動手段として用いるものである。これによ
り、ステージ装置の温度調整が、確実に行われるので、
ステージ位置を検出する測定装置(例えば、干渉計)
等、温度管理が必要な機器の測定精度が高くなる。又、
請求項10の発明は、露光用光学系を用いて基板上に所
定のパターンを形成する露光装置であって、請求項9に
記載のステージ装置を備えているものである。これによ
り、半導体素子や、液晶表示素子等の製造時の精度が向
上する。
【0021】又、請求項11の発明は、所定のパターン
が形成されたデバイスを製造するに当たり、請求項10
に記載の露光装置を用いて、レチクルの回路パターンを
感光剤が塗布されたウェハに転写する工程を有するもの
である。これにより、微細なパターンが精度よく作製で
きる。
【実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発明の第
1の実施の形態について、図1から図4を参照して説明
する。
【0022】この第1の実施の形態のリニアモータ(電
磁アクチュエータ)100は、ムービングマグネット型
であり、固定子110、可動子120とを備える。リニ
アモータ100の固定子110には、コイル112が配
置されており、リニアモータ100の作動時、熱を発生
するコイル112は、冷却装置200から供給される冷
却媒体(例えば、フロリナート(商品名))によって冷
却される。リニアモータ100の可動子120は、断面
がコ字型のヨーク(支持体)121と、該ヨーク121
の内側に固定された複数の磁石(発磁体)122,…と
からなる。このように構成されたリニアモータ100の
固定子110は、例えば半導体素子等の製造に使用され
る露光装置のウェハステージのべース側に固定され、可
動子120はそのべースに対して移動するXステージ、
又はYステージ側に固定される(図10参照)。
【0023】リニアモータ100の固定子110は、図
2、図3に示すように、内部にコイル112が配置され
た第1のハウジング111と、内部に冷却媒体用の流路
(第1の流路)143が設けられた第2のハウジング
(冷却手段)140と、第1のハウジング111と第2
のハウジング140とを連通する補助冷却装置(熱伝達
手段)150とによって構成されている。尚、第1のハ
ウジング111内にも冷却媒体用の流路(第2の流路)
115が設けられている。又、第1のハウジング111
は、断熱性に優れた樹脂からなるコマ部材113によっ
てベース部130に固定されている。尚、第1のハウジ
ング111、第2のハウジング140は、強度に優れた
非磁性体の材料にて構成される。具体的には、ステンレ
ス、銅、アルミ、又は、黄銅、リン青銅、キュプロニッ
ケル、クロム鋼、アルミニウム黄銅等の銅合金、又は、
マンガン、珪素、マグネシウム、亜鉛等とアルミニウム
との合金等である。
【0024】又、補助冷却装置150は、図2〜図4に
示すように、冷却棒151、網状平板152、放熱フィ
ン154によって構成されている。冷却棒151は、第
1のハウジング111の壁面に形成された孔111hに
挿入されており、冷却棒151の先端に取り付けられた
網状平板152がコイル112に接するようになってい
る。尚、第1のハウジング111の孔111hには樹脂
製の断熱リング155が配置され、第1のハウジング1
11内の冷却媒体が第2のハウジング140側に漏れな
いようになっている。又、断熱リング155によりコイ
ル112から冷却棒151に伝わった熱は、第1のハウ
ジング111に直接伝わらないようになっている。ここ
で断熱リング155の材質としては、その断熱性を考慮
して、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂等が用
いられる。
【0025】又、冷却棒151の他端は、取付時に、図
4に示すように第2のハウジング140側に突出され、
その先端に放熱フィン(ヒートシンク)154が取り付
けられている。ここで冷却棒151、網状平板152
は、非磁性体の材料(例えば、銅、アルミニウム、黄
銅、リン青銅、キュプロニッケル、クロム銅、アルミニ
ウム黄銅等の銅合金、若しくは熱伝導率の低い材料にこ
れらをメッキ処理したもの)によって構成される。そし
て、冷却棒151と網状平板152とは互いに溶接によ
って固定される。この網状平板152は、図3(a)に
示すように、冷却棒151の弾性力によって、コイル1
12を両側から挟み込むようになっており、網状平板1
52とコイル112とが密接される。尚、図3(b)に
示すように、網状平板152とコイル112とを樹脂製
の接着剤(熱伝導率の高い接着剤)156によって接着
してもよい。
【0026】尚、網状平板152は、流出口111b寄
りの位置(流路115の下流)で、コイル112に接続
されているが、これはコイル112は流路115の下流
側ほど、冷却媒体による冷却が不十分になるからであ
る。第1のハウジング111、第2のハウジング140
に冷却媒体を供給する冷却装置200は、第1のハウジ
ング111の流入口111a,第2のハウジング140
の流入口141に接続される管路221(221a,2
21b)と、第1のハウジング111の流出口111
b,第2のハウジング140の流出口142に接続され
る管路222(222a,222b)、リニアモータ1
00上流側に配置された温度調節機223、管路222
のリニアモータ100上流側に配置された加圧ポンプ2
40、更に上流側に配置された制御バルブ260、リザ
ーブタンク265、流量制御装置270等によって構成
されている。
【0027】又、管路221には温度センサ227aが
配置され、第1のハウジング111には温度センサ22
7bが配置されている。温度制御装置250は、温度セ
ンサ227a,227bからの信号に基づいて、温度調
節機223を用いて、管路221内の冷却媒体を所定の
温度(十分な冷却能力が実現できる温度)に調整する。
又、管路221の温度調節機223の上流の制御バルブ
260は、流量制御装置270に接続され、該流量制御
装置270は、管路222に配置された流量センサ22
8からの信号に基づいて、制御バルブ260の開口面積
を制御し、当該冷却媒体の流量を調整する。
【0028】又、管路221,222の圧力センサ22
9a,229bからの、管路221,222内の冷却媒
体の圧力を示す信号は、流量制御装置270に送られ、
圧力差が所望の値でないときには、流量制御装置270
が制御バルブ260の開口面積を調整して、圧力差を一
定値に制御する。尚、図中、符号225,226は、リ
ニアモータ100の着脱用バルブを示す。
【0029】このように固定子110が構成されたリニ
アモータ100にあっては、前述した冷却装置200の
働きによって、温度制御装置250により一定の温度に
制御された冷却媒体が第1のハウジング111、第2の
ハウジング140内の流路115、143を流れる。す
なわち、冷却装置200の作動時、冷却媒体は、図1に
示すリザーブタンク265の底部と連通する管路221
に流れ込み、この管路221の途中に配置された加圧ポ
ンプ240にて加圧され、制御バルブ(圧力調整用バル
ブ)260を通過した後、温度調節機223で所定の温
度にコントロールされ、流入口111aから第1のハウ
ジング111内部に、流入口141から第2のハウジン
グ140の内部に、各々、流入する。
【0030】第1のハウジング111内部に流れ込んだ
冷却媒体は、コイル112の周囲を流れ、通電時(リニ
アモータ100の作動時)にコイル112から発生する
熱を吸収し、昇温される。その後、冷却媒体は、第1の
ハウジング111の流出口111bから排出され、管路
222に流れ込み、管路222を介して、リザーブタン
ク265に戻される。
【0031】一方、第2のハウジング140内部に流れ
込んだ冷却媒体は、該第2のハウジング140内に突出
した補助冷却装置150の冷却棒151、更には、冷却
棒151の先端に設けられた放熱フィン154の周囲を
流れる。このときコイル112から発生した熱は、コイ
ル112に当接された網状平板152、冷却棒151、
放熱フィン154と伝わり、この放熱フィン154が、
冷却媒体によって冷却されて、コイル112の温度上昇
が抑制される。その後、冷却媒体は、第2のハウジング
140の流出口142から排出され、管路222に流れ
込み、管路222を介して、リザーブタンク265に戻
される。
【0032】この冷却装置200では、コイル112の
温度上昇が著しい第1のハウジング111の流出口11
1b近傍において、網状平板152がコイル112に当
接されてその熱が、第2のハウジング140側の放熱フ
ィン154に効率よく伝わるので、冷却不足の箇所や、
発熱の著しい箇所があっても、固定子110内の温度を
一定に調整できる。従って、コイル112を冷却するに
当たって、第1のハウジング111内に冷却媒体を余分
に流す必要がなくなるため、当該冷却媒体の圧力を高め
る必要がなくなり、第1のハウジング111が膨らむ虞
がない。このため、固定子110と、可動子120(磁
石122,122)との間隔d2を最大限、狭めること
ができ、モータ定数を高めることができる。
【0033】又、同じ流量の冷却媒体により、より効果
的に冷却することができるので、リニアモータ100の
推力が大きくなった場合でも、コイル112の発熱を十
分に抑えることができる。又、第1のハウジング111
が膨らむ虞がないため、第1のハウジング111の強度
をあげる必要がなく、壁の厚さを薄くして、その軽量化
も図ることができる。
【0034】尚、この実施の形態では、冷却媒体として
は、コイル112、第1のハウジング111等を腐食さ
せることなく、化学的に不活性であるフロリナート(商
品名)を用いたが、他のフッ素系不活性液体を用いても
よい。フロリナート(商品名)等のフッ素系不活性液体
は、絶縁性があるため、コイル112の表面の絶縁膜に
亀裂等が生じる場合でも、ショートしない。
【0035】又、コイル112の絶縁性が良好な場合に
は、冷却媒体として冷却効率が高い純水を使用すること
も可能である。尚、この実施の形態では、第1のハウジ
ング111と第2のハウジング140を、同じ冷却装置
200からの冷却媒体を流すようにしているが、第1の
ハウジング111の冷却媒体と、第2のハウジング14
0の冷却媒体を異なる冷却装置にて温度管理をしながら
環流させてもよい。
【0036】この場合には、第1のハウジング111の
冷却媒体は、上記コイル112や第1のハウジング11
1等を腐食させることのないようにフロリナート等が用
いられるが、第2のハウジング140の冷却媒体に関し
ては、導電性、腐食性を考慮する必要がなく、水道水等
を用いることができる。尚、この第1の実施の形態で
は、網状平板152が、コイル112の両側に設けられ
ている例をあげて説明したが、コイル112の片面にの
み網状平板152を配置してもよい。この場合には、第
1のハウジング111を薄くすることができ、モータ定
数を高めることができる。
【0037】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図6〜図8を用いて説明する。
この第2の実施の形態のリニアモータ300は、冷却媒
体用の流路(第1の流路)343を有する第2のハウジ
ング330が、リニアモータ300のベース部となって
いる点が、上記した第1の実施の形態のリニアモータ1
00と異なる。
【0038】すなわち、リニアモータ300の固定子3
10は、内部にコイル312が配置された第1のハウジ
ング311と、内部に冷却媒体用の流路(第1の流路)
343が設けられた第2のハウジング(ベース部)33
0と、第1のハウジング311と第2のハウジング(ベ
ース部)330とを連通する補助冷却装置350とによ
って構成されている。尚、第1のハウジング311は、
断熱性に優れた樹脂からなるコマ部材313によって第
2のハウジング(ベース部)330に固定されている。
【0039】この第2の実施の形態の補助冷却装置(熱
伝達手段)350も、冷却棒351、網状平板352、
放熱フィン354によって構成されている。ここで、冷
却棒351は第2のハウジング(ベース部)330の上
面に形成された孔311hに挿入されており、冷却棒3
51の先端に網状平板352が取り付けられている(図
8)。そして、この網状平板352がコイル312に接
するようになっている。
【0040】又、冷却棒351の他端には放熱フィン
(ヒートシンク)354が取り付けられ、この放熱フィ
ン354が第2のハウジング(ベース部)330内に配
置されている。この実施の形態の網状平板352も、溶
接によって冷却棒351に固定される。又、網状平板3
52は、冷却棒351の弾性力によって、コイル312
を両側から挟み込んでこれを固定する。
【0041】補助冷却装置350の網状平板352は、
コイル312の全体に一定間隔で接続されており、コイ
ル312から発生した熱が全体的に、第2のハウジング
(ベース部)330側に伝わるようになっている。尚、
網状平板352を、第1の実施の形態と同じように、第
1のハウジング311の下流側にのみ設けてもよい。
【0042】尚、補助冷却装置350の各部位の材質等
は、第1の実施の形態の補助冷却装置150と略同一で
ある。又、第1のハウジング311、第2のハウジング
330に冷却媒体を供給する冷却装置は、第1の実施の
形態の冷却装置200と同一であり、その詳細な説明は
省略する。冷却装置(図示省略)からの冷却媒体は、流
入口311aから第1のハウジング311内部に、流入
口341から第2のハウジング330の内部に、各々、
流入され、第1のハウジング311内部に流れ込んだ冷
却媒体はコイル312の周囲を流れて冷却し、第2のハ
ウジング330内部に流れ込んだ冷却媒体は、補助冷却
装置350の働きによって、コイル312を間接的に冷
却する。
【0043】このリニアモータ300では、第1のハウ
ジング311のみならず第2のハウジング(ベース部)
330においても、冷却媒体により、コイル312の冷
却が行われるため、リニアモータ300の推力が大きく
なった場合でも、コイル312の発熱を十分に抑えるこ
とができる。又、第1のハウジング311が膨らむ虞が
ないため、第1のハウジング311の強度をあげる必要
がなく、壁の厚さを薄くして、その軽量化も図ることが
できる。
【0044】尚、この第2の実施の形態で用いられる冷
却媒体の条件は、第1の実施の形態と同じであり、その
詳細な説明は省略する。又、この第2の実施の形態で
も、第1のハウジング311と第2のハウジング330
を、同じ冷却装置からの冷却媒体を流すようにしている
が、第1のハウジング311の冷却媒体と、第2のハウ
ジング330の冷却媒体を異なる冷却装置にて温度管理
をしながら環流させてもよい。
【0045】又、この第2の実施の形態でも、網状平板
352をコイル312の片面にのみ配置してもよいのは
当然である。 (第3の実施の形態)次に、本発明の第3の実施の形態
について、図9(a)〜(c)を用いて説明する。
【0046】この第3の実施の形態は、電磁石ユニット
(電磁アクチュエータ)500に本発明を適用したもの
である。電磁石ユニット500は、所謂「E型」であ
り、突起部511Aにコイル512が巻き付けられてい
る。そして、図9(b)、(c)に示すように、第1の
ハウジング511に隣接して第2のハウジング540が
設けられている。
【0047】ここで電磁石ユニット500の第1のハウ
ジング511内には冷却媒体用の流路(第2の流路)5
15が設けられ、第2のハウジング540内には冷却媒
体用の流路(第1の流路)545が設けられている。こ
れら第1のハウジング511、第2のハウジング540
は、共に非磁性体である樹脂(ABS等)にて構成され
る。
【0048】この電磁石ユニット500においても、第
1のハウジング511から第2のハウジング540にか
けて、冷却棒551、放熱フィン554によって構成さ
れた補助冷却装置550が設けられている。電磁石ユニ
ット500では、第1のハウジング511の壁面を貫通
する冷却棒551が、第1のハウジング511内に配置
されたコイル512に接続され、コイル512の熱が第
2のハウジング540内の放熱フィン554側に伝わ
る。
【0049】又、冷却棒551の他端の放熱フィン(ヒ
ートシンク)554が第2のハウジング540内に配置
されて、コイル512が、間接的に冷却される。尚、第
1のハウジング511、第2のハウジング540に冷却
媒体を供給するための冷却装置の構成及び作用は、第1
の実施の形態の冷却装置200と同一であり、その詳細
な説明は省略する。
【0050】冷却装置から第1のハウジング511内に
至った冷却媒体は、流路515を環流してコイル512
を直接的に冷却する。一方で、第2のハウジング540
の内に至った冷却媒体は放熱フィン554を介してコイ
ル512を間接的に冷却する。このように電磁石ユニッ
ト500では、第1のハウジング(コア511A)内部
のみならず第2のハウジング540内部でも、冷却媒体
により、コイル512の冷却が行われるため、電磁石ユ
ニット500の出力が大きくなった場合でも、コイル5
12の発熱を十分に抑えることができる。
【0051】尚、この第3の実施の形態で用いられる冷
却媒体の条件は、第1、第2の実施の形態と同じであ
り、その詳細な説明は省略する。又、この第3の実施の
形態では、第1のハウジング511と第2のハウジング
540に同じ冷却装置からの冷却媒体を流してもよい
し、異なる冷却装置からの冷却媒体を流してもよい。
【0052】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について、図10を用いて説明する。この
第4の実施の形態は、半導体の製造に用いられるステー
ジ装置600に、上記した第1、第2の実施の形態のリ
ニアモータ100,300を用いたものである。ここで
は、リニアモータ100が搭載されたものとして説明す
る。
【0053】この第4の実施の形態では、温度調整の精
度が高く、その移動量制御の精度を高くできるリニアモ
ータ100が、ステージ装置600のXステージ(可動
ステージ)600Xの駆動に用いられている。ここで、
固定子110の第1のハウジング111、第2のハウジ
ング140に設けられた冷却液用の流路115,143
に温度調節用の冷却媒体(例えば、フロリナート)を流
したとき、固定子110から生じる熱が吸収される。
【0054】尚、Yステージ600Yの駆動に用いられ
る2つのリニアモータ620(図10には一方のみ図
示)の構成は、リニアモータ100と同一であり、その
詳細な説明は省略する。これらリニアモータ100,6
20が駆動手段として用いられるステージ装置600
は、その用途は限定されないが、この実施の形態では、
ウェハ(基板)W上にマスク(図示省略)に形成された
パターンを転写する露光装置における、ウェハWの移動
手段として用いられる。
【0055】すなわち、ステージ装置600は、X軸及
びY軸の2軸のX−Yステージ装置であり、ベース部6
02上をX方向(図中矢印Xで示す方向)に駆動される
Xステージ600X、Y方向(矢印Yで示す方向)に駆
動されるYステージ600Y、及び試料台(可動体)6
04を、主たる構成要素としている。ここで試料台60
4は、前記Yステージ600Y上に配置され、この試料
台604にウェハホルダ(図示省略)を介してウェハ
(基板)Wが搭載される。
【0056】このウェハWの上方には、図示省略の照射
部が配置されており、照射部からマスク(共に図示省
略)を介して照射された露光光によって、前記ウェハW
上に予め塗布されたレジスト(図示省略)に、マスク上
の回路パターンが転写される。ステージ装置600にお
けるXステージ600X及びYステージ600Yの移動
量は、各々、試料台604のX方向の端部、Y方向の端
部に固定された移動鏡605X,605Yと、これに対
向するように、ベース部602に各々固定されたレーザ
干渉計606X,606Yとによって計測される。そし
て、主制御装置(図示省略)が、この計測結果を基に、
試料台604をベース部602上の所望の位置に移動制
御する。
【0057】このステージ装置600のXステージ60
0X、Yステージ600Yは、共に、第1、第2の実施
の形態で説明した温度管理に優れた(冷却能力の高い)
リニアモータ100,100,620,620によっ
て、各々、ベース部602上をX方向、Y方向に駆動さ
れる。ここで、2つのリニアモータ100,100の固
定子110,110は、共にベース602上に取付部1
16,116にて固定され、可動子120,120は、
各々、固定板607,607を介してXステージ600
Xに固定されている。
【0058】又、リニアモータ620,620の、各々
の固定子621,621は共にXステージ600Xに固
定され、可動子622,622(一方のみ図示)はYス
テージ600Yに固定されている。各固定子110,1
10,621,621は、その内部の流路115,14
3に流される温度調整用の冷却媒体によって冷却される
が、この冷却媒体は、温度調節機200にて温度調節さ
れる。尚、固定子110,110,621,621と温
度調節機200とは、吐出配管221、配管222等に
よって接続されている。
【0059】又、ステージ装置600には、エアガイド
640と静圧気体軸受け(図示省略)とが設けられて、
エア吹き出し口641、エア吸引口642によって静圧
空気軸受式のステージが構成されている。 (第5の実施の形態)次に、本発明の第5の実施の形態
について、図11を用いて説明する。
【0060】この第5の実施の形態は、上記した第1、
第2の実施の形態のリニアモータ100,300を露光
装置700のレチクル(マスク)ステージ750の駆動
手段として用いたものである。すなわち、この第5の実
施の形態では、第1の実施の形態のリニアモータ100
又は第2の実施の形態のリニアモータ300がレチクル
ステージ750に組み込まれている。
【0061】ここで露光装置700は、いわゆるステッ
プ・アンド・スキャン露光方式の走査型露光装置であ
る。この露光装置700は、図11に示すように、照明
系710と、レチクル(フォトマスク)Rを保持するス
テージ可動部751と、投影光学系PLと、ウェハ(基
板)WをX−Y平面内でX方向−Y方向の2次元方向に
駆動するステージ装置800と、これらを制御する主制
御装置720等を備えている。
【0062】前記照明系710は、光源ユニットから照
射された露光光を、レチクルR上の矩形(あるいは円弧
状)の照明領域IARに均一な照度で照射するものであ
る。又、レチクルステージ750では、ステージ可動部
751がレチクルベース(図示省略)上を所定の走査速
度でガイドレール(図示省略)に沿って移動される。
又、ステージ可動部751の上面にはレチクルRが、例
えば真空吸着により固定される。又、ステージ可動部7
51のレチクルRの下方には、露光光通過穴(図示省
略)が形成されている。
【0063】このステージ可動部751の移動位置は、
反射鏡715、レチクルレーザ干渉計716によって検
出され、ステージ制御系719は、この検出されたステ
ージ可動部751の移動位置に基づく主制御装置720
からの指示に応じて、ステージ可動部751を駆動す
る。又、投影光学系PLは縮小光学系であり、レチクル
ステージ750の下方に配置され、その光軸AX(照明
光学系の光軸IXに一致)の方向がZ軸方向とされる。
ここではテレセントリックな光学配置となるように光軸
AX方向に沿って所定間隔で配置された複数枚のレンズ
エレメントから成る屈折光学系が使用されている。従っ
て、上記照明系710によりレチクルRの照明領域IA
Rが照明されると、レチクルRの照明領域IAR内の回
路パターンの縮小像(部分倒立像)が、ウェハW上の照
明領域IARに共役な露光領域IAに形成される。
【0064】尚、ステージ装置800は、第3の実施の
形態の電磁石ユニット500を用いた平面モータ870
を駆動手段として、テーブル818をX−Y面内で2次
元方向に駆動するものである。すなわち、ステージ装置
800は、ベース部821と、このベース部821の上
面の上方に数μm程度のクリアランスを介して浮上され
るテーブル818と、このテーブル818を移動させる
平面モータ870とを具えている。ここでテーブル81
8には、露光処理時、その上面にウェハ(基板)Wが、
例えば真空吸着によって固定される。
【0065】又、テーブル818には移動鏡827が固
定され、ウェハ干渉計831からレーザビームが照射さ
れて、当該テーブル818のX−Y面内での移動位置が
検出される。このとき得られた移動位置の情報は、ステ
ージ制御系719を介して主制御装置720に送られ
る。そして、ステージ制御系719は、この情報に基づ
く主制御装置720からの指示に従って、平面モータ8
70を作動させ、テーブル818をX−Y面内の所望の
位置に移動させる。
【0066】テーブル818は、平面モータ870を構
成する可動子(図示省略)の上面に、支持機構(図示省
略)によって異なる3点で支持されており、平面モータ
870によって、X方向、Y方向に駆動するのみならず
X−Y面に対して傾斜させたり、Z軸方向(上方)に駆
動させることができる。尚、平面モータ870は、公知
の構成であり、平面モータ870のその他の説明は省略
する。
【0067】尚、図中、符号821はベース部であり、
その内部から生じる熱による温度上昇を防ぐための冷却
媒体が、供給管221、排出管222、温度調節装置2
00の作用によって、循環される。斯かる構成のレチク
ルステージ750を含む露光装置700においては、概
ね、以下の手順で露光処理が行われる。
【0068】先ず、レチクルR、ウェハWがロードさ
れ、次いで、レチクルアラインメント、ベースライン計
測、アラインメント計測等が実行される。アライメント
計測の終了後には、ステップ・アンド・スキャン方式の
露光動作が行われる。露光動作にあたっては、レチクル
干渉計716によるレチクルRの位置情報、ウェハ干渉
計831によるウェハWの位置情報に基づき、主制御装
置720がステージ制御系719に指令を出し、レチク
ルステージ750のリニアモータ100,100及び平
面モータ870によって、レチクルRとウェハWとが同
期して移動し、もって、所望の走査露光が行われる。
【0069】このようにして、1つのショット領域に対
するレチクルパターンの転写が終了すると、テーブル8
18が1ショット領域分だけステッピングされて、次の
ショット領域に対する走査露光が行われる。このステッ
ピングと走査露光とが順次繰り返され、ウェハW上に必
要なショット数のパターンが転写される。ここで、上記
のレチクルステージ750においては、リニアモータ1
00,100の固定子110,110のコイル112に
3相の電流が適宜供給され、その移動量が制御される。
この露光装置700のレチクルステージ750は、リニ
アモータ100の冷却効率が高く、その移動量制御を精
細に行うことができる。
【0070】尚、本発明の第4実施の形態、第5の実施
の形態のステージ装置600、又は露光装置700を用
いた半導体デバイスの製造は、概ね、図12、図13に
示す手順で行われる。すなわち、半導体デバイスは、デ
バイスの機能・性能設計を行うステップ、この設計ステ
ップに基づいたレチクルを製作するステップ、シリコン
材料からウェハを製作するステップ、前述した実施の形
態の露光装置によりレチクルのパターンをウェハに転写
するステップ、デバイス組み立てステップ(ダイシング
工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検
査ステップ等を経て製造される。
【0071】以下、デバイス製造方法について、更に詳
細に説明する。図12には、デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッ
ド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートが示
されている。 この図に示されるように、まず、ステッ
プ1001(設計ステップ)において、デバイスの機能
・性能設計(例えば、半導体テバイスの回路設計等)を
行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。
引き続き、ステップ1002(マスク製作ステップ)に
おいて、設計した回路パターンを形成したマスク(レチ
クル)を製作する。一方、ステップ1003(ウェハ製
造ステップ)において、シリコン等の材料を用いてウェ
ハを製造する。
【0072】次に、ステップ1004(ウェハ処理ステ
ップ)において、ステップ1001〜ステップ1003
で用意したマスク(レチクル)とウェハを使用して、後
述するように、リソグラフィ技術等によってウェハ上に
実際の回路等を形成する。次いで、ステップ1005
(テバイス組立ステップ)において、ステップ1004
で処理されたウェハを用いてテバイス組立を行う。この
ステップ1005には、ダイシング工程、ボンディング
工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程
が必要に応じて含まれる。
【0073】最後に、ステップ1006(検査ステッ
プ)において、ステップ1005で作製されたテバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こう
した工程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷され
る。図13には、半導体テバイスの場合における、上記
ステップ1004の詳細なフロー例が示されている。図
13において、ステップ1011(酸化ステップ)にお
いてはウェハの表面を酸化させる。ステップ1012
(CVDステップ)においてはウェハ表面に酸化絶縁膜
を形成する。ステップ1013(電極形成ステップ)に
おいてはウェハ上に電極を蒸着によって形成する。ステ
ップ1014(イオン打込みステップ)においてはウェ
ハにイオンを打ち込む。
【0074】以上のステップ1011〜ステップ101
4それぞれは、ウェハ処理の各段階の前処理工程を構成
しており、各段階において必要な処理に応じて選択され
て実行される。ウェハプロセスの各段階において、上述
の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工
程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップ
1015(レジスト形成ステップ)において、ウェハに
感光剤を塗布する。引き続き、ステップ1016(露光
ステップ)において、上で説明した露光装置を用いてマ
スクの回路パターンをウェハに転写する。次に、ステッ
プ1017(現像ステップ)においては露光されたウェ
ハを現像し、ステップ1018(エッチングステップ)
において、レジストが残存している部分以外の部分の露
出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップ
1019(レジスト除去ステップ)においてエッチング
が済んで不要となったレジストを取り除く。
【0075】これらの前処理工程と後処理工程とを繰り
返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パターン
が形成される。尚、本発明のリニアモータ100は、実
施の形態で示した露光装置以外の、マスクと基板とを同
期移動してマスクのパターンを露光する走査型の露光装
置(例えば、米国特許第5,473,410号)の駆動
手段としても適用することができる。
【0076】又、本発明のリニアモータ100が用いら
れたステージ装置は、マスクと基板とを静止した状態で
マスクのパターンを露光し、基板を順次ステップ移動さ
せるステップ・アンド・リピート型の露光装置のステー
ジ装置としても適用することができる。又、本発明のリ
ニアモータ100は、投影光学系を用いることなくマス
クと基板とを密接させてマスクのパターンを露光するプ
ロキシミティ露光装置の駆動手段としても適用すること
ができる。
【0077】又、本発明のリニアモータ100が用いら
れた露光装置は、半導体製造用の露光装置に限定される
ことなく、例えば、角型のガラスプレートに液晶表示素
子パターンを露光する液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘ
ッドを製造するための露光装置にも、本発明のリニアモ
ータ100は適用できる。又、第5の実施の形態の露光
装置の光源は、g線(436nm)、i線(365n
m)、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエ
キシマレーザ(193nm)、F2レーザ(157n
m)のみならず、X線や電子線などの荷電粒子線を用い
ることができる。例えば、電子線を用いる場合には電子
銃として、熱電子放射型のランタンヘキサボライド(L
aB6)、タンタル(Ta)を用いることができる。さ
らに、電子線を用いる場合は、マスクを用いる構成とし
てもよいし、マスクを用いずに直接基板上にパターンを
形成する構成としてもよい。
【0078】この場合には、投影光学系として、エキシ
マレーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英
や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F2レー
ザやX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学
系にし(レチクルも反射型タイプのものを用いる)、ま
た、電子線を用いる場合には光学系として電子レンズお
よび偏向器からなる電子光学系を用いればよい。なお、
電子線が通過する光路は真空状態にすることはいうまで
もない。
【0079】又、本発明のリニアモータが駆動手段とし
て適用される露光装置の投影光学系の倍率は、縮小系の
みならず等倍および拡大系であってもよい。又、ウェハ
ステージやレチクルステージに、本発明のリニアモータ
100を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮
上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた
磁気浮上型のどちらを用いてもよい。
【0080】又、本発明のリニアモータが適用されるス
テージとしては、ガイドに沿って移動するタイプに限ら
ず、ガイドを必要としないガイドレスタイプであっても
よい。尚、ウェハステージの移動により発生する反力に
関しては、特開平8−166475号公報にて提案され
ている発明を利用して、フレーム部材を用いて、機械的
に床側(大地)に逃がすようにしてもよい。
【0081】又、レチクルステージの移動により発生す
る反力に関しては、特開平8−330224号公報にて
提案されている発明を利用して、フレーム部材を用い
て、機械的に床側(大地)に逃がすようにしてもよい。
以上に説明した本発明のリニアモータが適用される露光
装置は、特許請求の範囲に挙げた各構成要素を含む各種
サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学
的精度を保つように、組み立てることで製造される。
【0082】これら各種精度を確保するために、この組
み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を
達成するための調整、各種機械系については機械的精度
を達成するための調整、各種電気系については電気的精
度を達成するための調整が行われる。又、各種サブシス
テムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステ
ム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路
の配管接続等が含まれる。
【0083】この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。又、各種サブシステムの
露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行
われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0084】尚、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得る。尚、上記した実施の形態では、電磁アクチュエ
ータの具体例としてリニアモータ、電磁石ユニットをあ
げて説明したが、内部にコイルを有する他の電磁アクチ
ュエータにも、本発明が適用できるのは、勿論である。
【0085】又、各実施の形態では、断熱性の優れた樹
脂からなるコマ部材を用いてコイルをベース部に固定し
たが、補助冷却手段自身によってコイルを固定するよう
にしてもよい。これにより、電機子ユニットの構成部品
を少なくすることが可能である。その際、補助冷却手段
の網状平板とコイルとを熱伝導率の高い接着剤を用いて
接着すると共に、網状平板や冷却棒等の補助冷却手段の
構成部品を非磁性体であって所定の熱伝導率を有する材
料の中からできるだけ剛性の強い材料を選んで用い、コ
イルの固定に必要な強度を確保することが望ましい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電機子ユニットのハウジング内部にコイルが配
置され、ハウジングの壁面を貫通する熱伝達出力の一端
が前記コイルに接続され、他端が冷却手段に接続される
ので、ハウジング内のコイルが通電によって発熱したと
きに、熱伝達手段によって、その熱が外部に引き出され
る。これにより、ハウジングの外部で間接的にコイルを
冷却することができ、冷却手段をハウジング外部に配置
できるので、電機子ユニットの設計自由度が向上する。
又、効率がよく、しかも十分な能力のコイルの冷却が達
成できる。
【0087】又、請求項2の発明によれば、電機子ユニ
ットの第1のハウジングと第2のハウジングを連結する
熱伝達手段の一端が第1のハウジング内のコイルに、他
端が第2のハウジングの第1の流路に突出されているの
で、コイルの熱が、熱伝達手段を介して第2のハウジン
グ内の他端側に伝達される。従って、第2のハウジング
内でコイルの熱を放出できる。この第1のハウジングの
外に設けられた冷却手段は、大きさ等の制限を受けない
ため、電機子ユニットの設計自由度が向上する。又、コ
イルの任意の箇所に熱伝達手段の一端を接続することが
できるので、コイルにおいて仮に局所的に熱が集中的に
発生してもこれを効率よく放出できる。
【0088】又、請求項3の発明によれば、熱伝達手段
の一端に網状の平板が取り付けられているので、熱伝達
手段とコイルとの接触面の面積を大きく確保してコイル
からの熱の伝導を効率よく行うことができる。又、網状
の平板とすることでコイル周囲の磁界の変化による渦電
流の発生を抑えることができる。又、他端にヒートシン
クが取り付けているので、コイルの放熱が一層効率よく
行われる。
【0089】又、請求項4の発明によれば、第1のハウ
ジングの内部に冷却媒体用の第2の流路が設けられてい
るので、第2のハウジングの内部の第1の流路を流れる
冷却媒体による冷却と相まって、冷却能力が著しく向上
する。又、請求項5の発明によれば、網状の平板が第1
のハウジングの下流でコイルに接続されているので、第
1のハウジング内で冷却効率が低下しがちな部分で、発
生した熱を効率よく放出でき、第1のハウジング内を流
す冷却媒体の流量を増やすことなく、全体的にバランス
のとれたコイルの冷却が可能になる。
【0090】又、請求項6の発明によれば、第1の流路
と前記第2の流路に、各々、第1の冷却媒体と第2の冷
却媒体が個別に供給されるので、第1のハウジング内の
コイルに対する影響(耐食性等)を考慮することなく、
第2のハウジングの冷却媒体として、冷却効率の高い冷
却媒体(例えば、水)を選択できる。又、請求項7の発
明によれば、電磁アクチュエータの固定子又は可動子
に、冷却効率のよい電機子ユニットが用いられるので、
電磁アクチュエータの温度管理が容易になり、精密機器
の駆動手段として用いることができる。又、高い出力の
電磁アクチュエータのコイルを冷却するに当たって、少
ない流量の冷却媒体で、効率よく冷却を行うことができ
る。
【0091】又、請求項8の発明によれば、第1のハウ
ジングと第2のハウジングにて、各々、冷却が行われる
ので、電磁アクチュエータにおける電機子ユニットの冷
却効率が向上し、温度管理が容易になる分、精密機器の
駆動手段として好適になる。又、高い出力の電磁アクチ
ュエータのコイルを冷却するに当たって、少ない流量の
冷却媒体で、効率よく冷却を行うことができる。
【0092】又、請求項9の発明によれば、冷却効率の
高い電機子ユニットが用いられた電磁アクチュエータ
が、ステージ部の駆動手段として用いられているので、
ステージ装置の温度調整が、確実に行われるので、ステ
ージ位置を検出する測定装置(例えば、干渉計)等、温
度管理が必要な機器の測定精度が高くなる。又、請求項
10の発明によれば、露光装置の露光対象たる物体が、
精細な動作制御が可能なステージ装置により移動される
ので、半導体素子や、液晶表示素子等の製造時の精度が
向上する。
【0093】又、請求項11の発明によれば、前記露光
装置によって半導体デバイスの所定のパターンが形成さ
れるので、微細なパターンが、精度よく作製でき、その
高集積化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のリニアモータ100及びこ
れに接続された冷却装置200の全体構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施の形態のリニアモータ100の構造
を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態のリニアモータ100の断面
図である。
【図4】第1の実施の形態のリニアモータ100の構造
を示す分解斜視図である。
【図5】第1の実施の形態のリニアモータ100の変形
例を示す側面図である。
【図6】第2の実施の形態のリニアモータ300を示す
側面図である。
【図7】第2の実施の形態のリニアモータ300の構造
を示す斜視図である。
【図8】第2の実施の形態のリニアモータ300の構造
を示す分解斜視図である。
【図9】第3の実施の形態の電磁石ユニット500の構
造を示す図である。
【図10】リニアモータ100が適用されたステージ装
置600を示す斜視図である。
【図11】レチクルステージ750にリニアモータ10
0が用いられた露光装置700の全体構成を示す図であ
る。
【図12】本発明にかかる露光装置を用いた半導体デバ
イスの製造プロセスを示す図である。
【図13】本発明にかかる露光装置を用いた半導体デバ
イスのより具体的な製造プロセスを示す図である。
【図14】従来のリニアモータ10及びこれに接続され
た冷却装置20の全体構成を示す図である。
【図15】従来のリニアモータ10の断面図である。
【図16】冷却媒体の圧力を上げて流量を増加させたと
きのリニアモータ10のハウジング11bの変化を示す
図である。
【符号の説明】
100,300 リニアモータ(電磁アクチュエータ) 110,310 固定子(電機子ユニット) 111,311,511 ハウジング(第1のハウジン
グ) 111a,211a 流入口 111b,211b 流出口 120,320 可動子 140,330,540 第2のハウジング 150,350,550 補助冷却装置 151,351,551 冷却棒 152,352 網状平板 154,354,554 放熱フィン(ヒートシンク) 200 冷却装置 221 管路 222 管路 500 電磁石ユニット(電機子ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 9/22 H02K 41/03 A 41/03 H05K 7/20 F H05K 7/20 M H01L 21/30 503A Fターム(参考) 2F078 CA02 CA08 CB05 CB12 CB16 CC11 CC14 5E322 AA07 AA11 5F046 CC01 CC02 CC17 5H609 BB08 BB24 PP09 QQ04 QQ05 QQ07 QQ10 QQ23 RR01 RR26 RR32 RR37 RR58 RR68 RR74 SS17 SS20 SS21 SS23 5H641 BB06 BB15 BB18 BB19 GG02 GG05 GG07 GG11 GG25 GG26 GG29 HH02 HH03 JA06 JB03 JB04 JB05 JB10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にコイルが配置されたハウジング
    と、 前記ハウジングの壁面を貫通し、一端が前記コイルに接
    続され、他端が冷却手段に接続された熱伝達手段とを有
    することを特徴とする電機子ユニット。
  2. 【請求項2】 内部にコイルが配置された第1のハウジ
    ングと、 内部に冷却媒体用の第1の流路が設けられた第2のハウ
    ジングと、 前記第1のハウジングの壁面と前記第2のハウジングの
    壁面を貫通し、一端が前記第1のハウジング内の前記コ
    イルに接続され、他端が前記第2のハウジング内の前記
    第1の流路に突出する熱伝達手段とを有することを特徴
    とする電機子ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電機子ユニットにおい
    て、 前記熱伝達手段の前記一端には網状の平板が取り付けら
    れ、前記他端にはヒートシンクが取り付けられているこ
    とを特徴とする電機子ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の電機子ユ
    ニットにおいて、 前記第1のハウジングの内部には、冷却媒体用の第2の
    流路が設けられていることを特徴とする電機子ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電機子ユニットにおい
    て、 前記網状の平板は、前記第1のハウジングの前記第2の
    流路の下流で前記コイルに接続されていることを特徴と
    する電機子ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の電機子ユ
    ニットにおいて、 前記第1の流路と前記第2の流路には、各々、第1の冷
    却媒体と第2の冷却媒体が個別に供給されることを特徴
    とする電機子ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の何れかに記載の
    電機子ユニットと、 発磁体を有し前記電機子ユニットとの間で相対移動可能
    な発磁体ユニットとを備え、 前記電機子ユニットによって固定子又は可動子が構成さ
    れ、前記発磁体ユニットによって可動子又は固定子が構
    成されていることを特徴とする電磁アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項6の何れかに記載の
    電機子ユニットと、 発磁体を有し前記電機子ユニットとの間で相対移動可能
    な発磁体ユニットとを備え、 前記電機子ユニットによって固定子又は可動子が構成さ
    れ、前記発磁体ユニットによって可動子又は固定子が構
    成され、 前記第1のハウジング及び第2のハウジングには、当該
    排出された冷却媒体の温度を調整して、前記第1のハウ
    ジング又は第2のハウジングに供給する温度調整手段が
    接続されていることを特徴とする電磁アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の電磁アク
    チュエータが、ステージ部の駆動手段として用いられて
    いることを特徴とするステージ装置。
  10. 【請求項10】 露光用光学系を用いて基板上に所定の
    パターンを形成する露光装置であって、請求項9に記載
    のステージ装置を備えていることを特徴とする露光装
    置。
  11. 【請求項11】 所定のパターンが形成されたデバイス
    を製造するに当たり、 請求項10に記載の露光装置を用いて、レチクルの回路
    パターンを感光剤が塗布されたウェハに転写する工程を
    有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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